ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。
いよいよ本作第一部のラスボス、ゴーデスの出現です。
戦闘そのものは駒王側も含めて次回からになります。


それでは本編をどうぞ。


蘇る邪悪

 駒王や仮住居で死闘が続く中、ゴーデス島には遂にクロガネが到着。

 追撃に備えて上空に待機していたレジェンドのネオ・グランゾンを発見し通信を送る。

 

 

「レジェンドの旦那!神衛隊とボルフォッグ!ついでにあと一人追加で到着だ!時間が掛かってすまねぇ!」

 

『気にするな。向かってくるシビトゾイガー共を片っ端から全滅させていたら急に来なくなってな。不謹慎だとは思うが暇で退屈だったところだ』

 

「いや俺もその様子を見てたけどよ、あんだけ一方的にねじ伏せられたら挑む気も失せるだろ」

 

 

 ダブルオーザンライザーによるゲルカドン圧倒も凄かったが、ネオ・グランゾンのそれは正に蹂躙。

 スフィア殲滅からシビトゾイガーの大群を瞬く間に第一波・第二波壊滅、そして魔王獣をも瞬殺……これでまだ全力とは程遠いのだから相手としてはたまったものではない。

 

 

「ともかく……予想以上にド派手な風穴空いてんな……こりゃクロガネが無理に突っ込む必要はねえ。クロガネが地表近くまで移動したら機動部隊は総員出撃!空中戦可能な機体は先行部隊を追い合流し、陸戦型の機体は地表付近で退路確保だ!クソ外道なゴーデスの野郎だ……島ん中でケリがつくとは思えねえからな!」

 

『同感だ。クロガネや陸戦型の機体は俺が守ってやる。地上班は先行部隊を始め突入組の退路確保に専念しろ』

 

「だとよミカ、皆!俺らの事は気にせず大暴れして来い!ただし暴れ過ぎて自爆みたいな感じで生き埋めにだけはなるなよ!」

 

『わかった。あと、レジェンド様』

 

『どうした?』

 

『バルバトスの新しい剣、ありがと。デモンワームブレードだっけ、呼べば出てくるところが気に入った』

 

『そいつは良かった。ゴーデス見つけたらそれで目玉ブチ抜いてやれ』

 

『うん、当然』

 

 

 会話内容は物騒だが相手はゴーデス、慈悲など不要。

 バルバトスの新武装・デモンワームブレードはクロガネ内のバルバトス用ハンガーに常時スタンバイされており、必要に応じて転送されるため普段はウェイトにならない点が特徴で非常に便利。

 グランワームソードと違って母艦からの転送であるため若干のタイムラグはあれど、奇襲にも使う事が可能。

 

 突入組になったのは以下のメンバー。

 

 グラハムのガンダムアメイジングエクシアGF、三日月のネオ・ガンダムバルバトスルプスレクス、竜馬のブラックゲッター、シモンとカミナのグレンラガン、そして巌勝のターンX。

 当初はマリーダも修理完了したペーネロペーで、との意見もあったがいざという時は彼女に他のメンバーを率いてもらう必要があり、性能的な面を考慮してもバンシィの方が良いだろうという事になり地上班に回った。

 

 よってマリーダのバンシィを含む他の機体は先行部隊と突入組の退路確保だけでなく、おそらく真の決戦となるであろう島内部での戦いから戻って来たメンバーを補給に向かわせている間に戦線維持を行うための温存戦力でもある。

 

 

 

 

 

「ヘマしないでよ、カミナ!シモン!」

 

「心配すんなヨーコ!そっちこそメンバー多いからって気ぃ抜いたりすんなよ!いくらバックにあのインチキスペックのネオ・グランゾンを駆る旦那がいるからってな!」

 

「シモン、俺もお前も帰りを待つ者がいる……勝手にくたばるなよ」

 

「分かってるさ、ヴィラル。帰ったら皆で宴会だと聞いてるからな!」

 

「ジェノちゃんのラゼンガンも完璧だ。キタンのガンメンと並んで問題なく前線を張れる」

 

「おやっさんどんだけ万能なんだよ!?」

 

「流石だなコジロー。儂らの出番がなければないで構わんが、そうやすやすと済むような相手ではないか」

 

 

 紅蓮と羅巌、神衛隊の第一分隊と第二分隊が真っ先にスタンバイする。

 そして同時に発進準備を完了させたのはやはりブラックゲッターを駆る竜馬だ。

 

 

「ほう、早いではないか竜馬殿!」

 

「直接見るのは初めてだがマジで性格や声のトーンが全然違うな、巌勝」

 

「今までの借りを返すのだ。多少は荒ぶっていてもよかろう!フハハハハ!!」

 

「ハッ!違いねえ!心なしか俺も昂ぶってきたぜ!!」

 

 

 御大将モードの巌勝と竜馬は揃って戦意高揚しているらしく、正直今の巌勝はゲッターチームに紛れ込んでも違和感ない気がする。

 

 

「三日月、君も突入組に加わるのだな。頼りにさせてもらおう」

 

「あ、乙女座の人。今度シミュレーターで模擬戦付き合ってよ。折角だからバルバトスの新武装とエクシアの剣で打ち合いしたい」

 

「望むところだ。そのために、まずはこの世界を散々掻き回してくれたゴーデスを撃ち倒してからだ」

 

「うん。レジェンド様から新武装でゴーデスの目をブチ抜けって言われたし」

 

 

 こっちもこっちで物騒だった。

 グラハムは苦笑しているが、やる気があるのは良い事だ。

 相手が相手だけにプレッシャーを感じていないか気になったが、その心配は杞憂だったらしい。

 

 

「そういやよ、昭弘……ラフタ、やっと新型機拵えてもらったんだって?」

 

「ああ。何でも色々考えた結果、クロエにヒントをもらったらしい。フリッケライ・ガイストとかいう機体だそうだ。確か……あれだな」

 

「……なんつーか、カラーとかバラバラじゃね?武器とかもクセありそうだしよ。いくらラフタでもあれじゃキツくねーか?」

 

「『継ぎ接ぎだらけの亡霊』……か。どうやら武器付きの両手や両足なんかはレジェンド様の搭乗する予定の機体の試作品をリペイントしたり、他にも使えそうな機体の予備パーツなどを使って急造で組み上げたそうだ。元々上半身は完成していたから、そこだけは救いだったみたいだが。基本的な機体性能は格別高いわけではないらしいが、動力源に特殊なものを使っているおかげで総合的に見ると高性能機……というのが束博士の弁だ」

 

「よく覚えてんな、昭弘……」

 

 

 ラフタの新型機とあって、昭弘はかなり饒舌だった。

 シノとしては『レジェンドが乗る予定の機体』の試作品を流用している辺りに不安を覚えたが。

 

 

「マリーダさん、出力調整こんな感じで大丈夫かな?」

 

「元の出力がどれほどかは見ていないから何とも言えないが、少なくともオーバーロードする事はないだろう」

 

「良かった〜!フォース・レイが拡散ビームって聞いてからどうしようと思ったけど、そういえばクシャトリヤが拡散メガ粒子砲とか持ってなかったかなーって思い出したんだ。本当に助かったよ!」

 

「他の武装はミサイルにマシンキャノン、それに……リボルバー式の杭打ち機?随分と特殊なものだな」

 

「ほら、昭弘のグシオンが重装甲接近戦重視だから、高機動接近戦を考えたらこうなっちゃって……一応、積みたかったビーム兵器は積めたし」

 

 

 少々見た目はアンバランスだが、ラフタ的には気に入っているらしい。

 MSとは違いPTだが、乗ってみれば機体のクセはあれど然程変わらないそうだ。

 

 そして――

 

 

 

 

 

「なーんーでーにゃー!!」

 

「仕方ないだろうが。この機体の操縦形式、最終的なシステムフィッティングはパイロットに合わせる必要があるんだ。それから細かい調整を行って漸く完了、サイズもシステムもその他諸々も手間が掛かるんだから少しは我慢しろ!」

 

「だってだって!いきなり引きずられてクロガネに放り込まれたかと思いきやこれが出来てて、やっと私もとか思ったらまだシステムがにゃんにゃん!」

 

「スパナで頭かち割るぞ」

 

「ごめんなさいイナバチーフ!!」

 

 

 黒歌は機体の各種最終調整をこの場でやる必要があったのでまだお留守番。

 我儘を言ったのでコジローがキレかけたが素直に黒歌が謝って事無きことを得た。

 三日月いわく『キレたおやっさんの一撃はゲンさんのキックに匹敵する』らしい。

 バコさん超スペック過ぎないか。

 

 そしてクロガネが地表近くまで来たと同時に、機動部隊が順次発進していく。

 当然、突入組は優先して発進させ、先行部隊との一刻も早い合流を目指す。

 

 

「先行部隊の3機はどうなってる!?」

 

「広域レーダーに反応はある!3機とも健在だ!」

 

「なら、俺達は急ぐだけだね」

 

「旦那に続いて派手にやったなアイツら!おかげで追っかけんのが楽だぜ!」

 

「たとえ雑兵がいくら出てこようが我らにとってはカトンボに過ぎぬがなぁぁぁ!!」

 

「そういうこった!行くぜマイブラザーズ!!」

 

「「「「「応!!」」」」」

 

 

 カミナの号令で一気に最深部まで突き進む突入組。

 同時に地上班も足元に注意しつつ退路確保の為に分散、即座に離脱可能な状態で待機。

 足元に注意するのは島内部で戦闘中、即ちゴーデスが現れるとすれば地下としか考えられないからだ。

 これはかつて、グレートと共に戦った時にゴーデスの復活の際にそうだった事に加え、ネオ・グランゾンがゴーデス探知した結果次元の狭間や亜空間、雲の中などには探知出来なかった事が理由である。

 

 

『オルガ、海中も探知してみたが反応はない。やはり奴はあの島にいると見てよさそうだ』

 

「やっぱりな、どうする旦那?」

 

『……おそらく、島の最深部にはいないだろうな。というより島そのものにどこか違和感がある』

 

「島にいると見てんのに最深部にはいない?そんじゃ何か?そこら島中を動き回ってるってのか?」

 

『いや、そういう……待て。もしもだ、動き回ってるのが島だとしたら……?』

 

「は?どういう事だ旦那、そりゃまるで……まさか!?」

 

『お前も気付いたか……!突入組は先行部隊と合流次第脱出しろ!もう時間はあまり残っていない!』

 

 

 

 

 

 途中でダブルオーザンライザーと合流し、最深部らしきところで立ち往生していたガンフェニックス、そしてガッツイーグルとも合流出来た突入組はレジェンドからの通信をそこで聞く。

 

 

「どういう事ですかチーフ!?」

 

『どうもこうもない!どうやら奴は俺達が偵察を差し向ける事さえ計算づくだったらしい!』

 

『迂闊でした……!そもそもこの島自体が囮、ゴーデスの本体は別の場所です!』

 

 

 ボルフォッグもレジェンドに続いて通信を入れ、全機の脱出を促す。

 切羽詰まった様子の二人を声を聞き、嘘ではない事を悟った彼らは即座に脱出を図る。

 それと同時に島全体が大きく揺れ、内部も天井が少しずつ崩れていく。

 

 

「急げ!生き埋めになるぞ!」

 

「くっそ……!今までの雑魚も中ボスも全部囮の無駄足かよ畜生!」

 

『いや……無駄足ではない』

 

「レジェンド!?それはどういう事ですか!?」

 

『今はともかく全員無事に脱出する事を考えろ!本当の戦いはそれからだ……!』

 

 

 タイガの質問を一蹴する形で言い切ったレジェンドはそこで一旦通信を切る。

 

 時折落ちて来る岩盤を砕き、回避し……先行部隊と突入組は出口を目指す。

 

 

 

 

 

 ネオ・グランゾンは揺れる島の地表へと降下し、レジェンドとゼットはネオ・グランゾンから降りてレジェンドのブレスレットに機体を収納してレイト達の脱出を待つ。

 マリーダのバンシィを始めとする機動部隊地上班やクロガネも既に準備を終え、いつでも戦闘行動へ移行出来る。

 

 

「ウ……超師匠……」

 

「やはり緊張するか、ゼット」

 

「そりゃしますよ!何せ相手は全宇宙に悪名高い邪悪生命体ゴーデスでございますし!」

 

「まさかとは思ったが探知範囲を拡げてみたら案の定だ。海中ではなくさらに下……海底に潜んでいたとはな。おまけにそこからこの島を動かしてあたかも自分がこの島にいると思わせていた。ここ数日で急にこの島がこんな辺鄙なところに出現したのもそれが理由だ。奴は敢えてこの島を見つけさせたらしい」

 

「おびき寄せて一網打尽!……って感じで?」

 

「おそらくな。だが援軍のスフィアや、手駒のシビトゾイガーやマガバッサー亜種なんかまで壊滅させられたのは予想外だったんだろう。一向に数が減らない事にしびれを切らして島ごとどうにかする気になったってとこか」

 

 

 そんな会話をしているレジェンドとゼットの元へ、島内部から脱出してきたダブルオーザンライザー、ガンフェニックストライカー、ガッツイーグルスペリオルⅢが着陸し、全員が降りてくる。

 レイト、ミライ、アスカはそれぞれのブレスレットに機体を収納し、レジェンドらはいよいよ現れるであろう邪悪生命体に備え――その時が来た。

 

 

 

 

 

 海を劈き、それは姿を現す。

 

 まず最初に現れたのは一本の触手の一部らしきもの……しかし、その大きさたるや想像を絶し戦艦をも凌駕する程。

 続いて明らかになった触手の先端……そこにはゲルカドンやデガンジャ、マガバッサーにマガパンドン、そしてバランガスの頭部が。

 それだけでなく、双脳地獣ブローズや古代怪獣ギガザウルスというかつてグレートとレジェンドが戦った怪獣の頭部までも存在し、ゴーデス細胞と関わりのあった怪獣の頭部が触手の全てにあると同時にゲルカドンとバランガスは二つあった。

 二体に関連するレイナーレとカテレア、二人がそれぞれ堕天使と悪魔という以前とは異なった種族のものが関係しているからなのだろう。

 

 そしていよいよ触手の大元が海底から空中へと浮上していき、その姿を露わにした。

 

 歯ではなく牙が並び、禍々しい闇を纏った超巨大な髑髏。

 そこから伸びていたのが先の複数本の怪獣の頭部付き触手であり、触手も含めた全長は数十kmにも及ぶ、紛うことなき化け物。

 

 

 邪悪生命体ゴーデス(第三形態)。

 

 

 グレートとレジェンドが相対した第二形態よりもさらに醜悪で、強大な力を持った絶対悪が遂に復活を遂げた。

 

 

 

 

 

 あまりにも巨大過ぎる敵にレジェンドや一部を除きウルトラ戦士や神衛隊らも言葉が出ない。

 宇宙でならこれ以上の大きさの敵とも戦った者がそれなりにいるものの地球上で、というのは無い者が殆どだ。

 

 

「これが……ゴーデス……!!」

 

『何だこのバカげた大きさは……!?』

 

「……おそらくはこの世界の影響だろう。堕天使に魔王級の悪魔、ついでに天界にも関係する元教会関係者を吸収する事で三大勢力の力を手にし、火星での戦いから今まで潜伏してそれを蓄えてきた結果が今のゴーデスだ。ハッキリ言って今までやり合った邪悪大怪獣共の比ではないぞ。ここまで来たら残る道は二つのみ……奴が倒れるか、俺達が倒れるかだけだ……!」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

「「「「「おう!!」」」」」

 

 

 ゴーデスを見て何とか声を出していた一誠やドライグも、レジェンドの言葉に他の者達同様力強く返事をする。

 レジェンドを始めとするウルトラ戦士達はそれぞれの変身アイテムを手にし、各々の決意を込めた。

 

 

「レオォォォ!!」

 

「80!!」

 

 

 弟子や教え子、その家族が生きる世界を守らんとする者。

 

 

「…………!!」

 

「メビウゥゥゥス!!」

 

 

 宇宙警備隊として、邪悪生命体の所業を許せぬ者。

 

 

「ダイナァァァ!!」

 

「デェアッ!!」

 

 

 遊撃隊の先達として、後輩達を導かんとする者。

 

 

『覚醒せよ!オーブオリジン!』

 

「オーブカリバー!!」

 

「ジィィィィド!!」

 

『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!

 

 ウルトラマンジード!プリミティブ!』

 

 

 この世界で出会った、新たな友との誓いの為に巨悪へと立ち向かう者。

 

 そして――

 

 

「行くぜ皆!」

 

『ああ!俺達でゴーデスを倒して、リアスを救うんだ!』

 

『今までで一番気合入ってるな、相棒』

 

『ならば我々も茶化すような事は出来ないな!』

 

『タイガ、前回に引き続きお前に譲るんだ。この大勝負で負けたら本気でぶん殴るぞ!』

 

『それは勘弁してくれ!』

 

「やっぱり俺達はこうじゃなきゃな!」

 

『カモン!』

 

「光の勇者!タイガ!」

 

『ハァァァァ!フンッ!』

 

「バディィィィ!ゴォォォォッ!!」

 

『ウルトラマンタイガ!』

 

 

 恋愛と親愛、それぞれの意味で愛する者の為に戦う者。

 

 

「ゼット!アルファエッジで行くぞ!ベータスマッシュへは状況に応じてチェンジする!」

 

『了解でございます!さあレジェンド超師匠、ウルトラメダルをセットして変身しちゃいなさい!』

 

「言葉的に尊敬してるのかそうじゃないのか分からんな!」

 

『ZERO!SEVEN!LEO!』

 

『ご唱和ください我の名を!ウルトラマンゼーット!』

 

「ウルトラマンゼェェェェット!!」

 

『ULTRAMAN−Z!ALPHA−EDGE!』

 

 

 自分が目指すもののため、師と尊ぶ者と共に困難に立ち向かう者。

 

 

 

 

 

「ダアァァァッ!!」

 

「シュワッ!!」

 

「ヘアァッ!!」

 

「ハッ!!」

 

「ジュアッ!!」

 

「シェアッ!!」

 

「ハァッ!!」

 

「ゼアッ!!」

 

「シュアッ!!」

 

「デュアッ!!」

 

 

 

 

 

 レオ、80、グレート、メビウス、ダイナ、ゼロ、オーブ、ジード、そしてタイガ、ゼット。

 集結した総勢13名にも及ぶウルトラ戦士、そのうちの10名がゴーデスとの決戦のためにウルトラマンとしての姿で大地に降り立った。

 

 

「こりゃ壮観だな。大将や旦那がいねえのが悔やまれるぜ」

 

「オルガ、サーガ様はともかくレジェンド様はいるでしょ」

 

「ゼットの中にな。ウルトラマンレジェンドとして顕現してないだろ」

 

「あ、そっか」

 

 

 ゴーデスを前にして平常運転の三日月、正しく鬼メンタルである。

 

 

「宇宙空間ならコーウェンとスティンガーやインベーダー野郎なんかがやたらデカかったが地上じゃ初めてだぜ。真ドラゴンもここまでじゃなかったしな。こんだけウルトラ戦士や機動兵器が揃ってんのにちっとも奴の大きさに届かねえ……!」

 

「頭でっかちとはこの事かァ!!味方に当てさえしなければ的を狙うのに困らんなぁぁぁ!!」

 

「巌勝の言う通りだ!どんだけ相手がデカくても!俺とアニキとグレンラガンのドリルでブチ抜いてやるぜ!!」

 

「そういうこった!勝負ってのはナリじゃなくてノリなんだよ!誰かがそんな事言ってた気がするぜ!!」

 

「確かにな……!俺がお前達と初めてやり合った時、とんでもない発想からそのグレンラガンが生まれたのを目にした俺としては文句無しに同意する!」

 

 

 超次元グレン団の面々もまた闘志を衰えさせたりはしていない。

 

 

「一見強大で圧倒的ですが、必ず何処かに綻びがあるはずです。最後まで諦めない勇気を持てば、突破口は開けます!」

 

 

 ボルフォッグの激励もまた彼らの背中を後押しする。

 それを嘲笑うかのようにゴーデスもまた口を開く。

 

 

『この姿を目にし、力を感じとってなお向かって来るというのか。やはりウルトラ族や光神に与する者達はつくづく愚かな存在だ。だが安心するがいい。そんな愚か者であろうと我は受け入れてやろう。我と一つになるのだ』

 

 

 ゴーデスの傲慢な言葉に真っ先に反論したのはやはりゼロ。

 

 

「ヘッ!今の今まで逃げ腰だった奴が何と言おうが関係ねえ!宇宙の(ワル)は俺達がブッ潰す!!」

 

「「「「「ウン!!」」」」」

 

 

 銀河遊撃隊隊長としてゼロは威風堂々ゴーデスに言い放ち、他のウルトラ戦士達も頷く。

 カミナや三日月らも完全に戦闘態勢であり、ゴーデスの言葉を聞く気は微塵も無い。

 

 

『ならばその身で知るがよい。絶対なる神に仇なす者がどうなるかという事を』

 

『うるせえ髑髏野郎!その面ボコボコにして部長の苦しみをテメーにも味わってもらうからな!』

 

「覚悟しろ、ゴーデス!!」

 

 

 一誠とタイガもゼロに続いて啖呵を切る。

 

 

「へのつっぱりはいらんですよ!勝つのは俺達がウルトラ大連合軍だ!!」

 

『咄嗟に付けたんだろうが、あの巌勝いわく頭でっかちのアイツにはそれぐらいシンプルかつダイレクトな名前の方が覚えやすいかもしれんな。もっとも……覚えたところで奴がそれを言う機会は今回限りだ……!』

 

 

 サラッとゴーデスに毒を吐いてゼットの即席名付けを肯定したレジェンドは号令をかける。

 

 

 

 

 

『総員に告げる。ここでゴーデスとの決着をつけるぞ……!一切の出し惜しみをするな!!』

 

「「「「「ハイ!!」」」」」

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

「「「「「応!!」」」」」

 

 

 今、ゴーデスとの最終決戦が幕を開けた。

 

 

 

〈続く〉




べリュドラより遥かにデカくなりました、ゴーデス。
いやメンバー構成考えるとグレートの時のままじゃ瞬殺されそうなのでパワーアップさせたらエラい事になってしまった……。

そしてラフタの新型機、フリッケライ・ガイスト。
継ぎ接ぎという部分を考えたら鉄血にいてもおかしくない機体ですし、武装はフォース・レイ以外実弾だし。
……なんか昭弘よりレジェンドと合体攻撃しそうな気がする、機体的に。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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