ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
前回が駒王側の話だったので今回はゴーデス側。
ぶっちゃけ当初のプロットよりゴーデス・駒王双方ヤバい事になってます。
コイツ出る予定無かったのに、って奴がポンポンと。
それでは本編をどうぞ。
――私の声が、聞こえますか――
ロスヴァイセの耳には確かにその声が聞こえた。
「え?えええ!?な、何!?」
――落ち着いて下さい。私は貴女の敵ではありません――
「そもそも何処から話しかけてるんですか!?」
――直接貴女の脳内に、です。レジェンド様がその場にいらっしゃらない為、『地球の意志』の力を借りてそちらに転移してる最中なのでこういう形になってしまっていますが――
「転移してる最中?地球の意志??」
京都での出来事同様に連続して分からない事だらけでパンクしそうになるロスヴァイセだったが、何とか気を取り直して一番聞きたかった事をその声の主に問う。
「そもそもどちら様ですか!?」
――私はサイフィス……その機体、サイバスターの守護精霊となる上位精霊であり、精霊王の一柱でもあります――
☆
激動する駒王町から遠く離れたゴーデス島。
そちらでは駒王とは比べ物にならない激戦――総力戦が展開されていた。
「イヤァァァァ!!」
「デヤァァァァ!!」
ドォォォォォン!!
師弟の合体技・レオゼロキックがゴーデスの触手の一つに直撃するも大したダメージにはならず、他の触手から攻撃され地上へと叩き落される。
「グワッ!!」
「ガハッ!!」
「兄さん!ゼロ!」
「メビウス!合体光線だ!」
「ハイ!」
尚も追撃せんとする触手を迎撃すべく、80とメビウスはそれぞれの最も得意とするサクシウム光線とメビュームシュートを触手へと同じタイミングで発射する。
「シュワッ!!」
「ヘアァッ!!」
ドガァァァァン!!
二つの光線が触手に着弾すると爆発し何とかその触手は弾けたものの、今度は別の触手の先端にあったマガパンドンの頭部から放たれた巨大な火炎弾に80とメビウスは吹き飛ばされてしまう。
「「ウアァァァッ!!」」
「ゴーデス!これ以上好きにはさせん!」
「俺達が相手だぜ!」
吹き飛ばされた80とメビウスに入れ替わる様にグレートとダイナが駆け出し、ゴーデス目掛けて飛び上がる。
飛び上がりながら二人は頷き合い、グレートはバーニングプラズマの、ダイナはソルジェント光線のチャージに入り、ゴーデスの本体と思しき髑髏の正面から近距離で発射。
「シュアッ!!」
「ジュワッ!!」
スドォォォォン!!!
チャージして放たれた二つの光線はそのまま無防備なゴーデスの顔面に直撃し、先程の触手の時より遥かに大きな爆発を起こす。
「確実に入った……!」
「倒せはしなくとも今のは効いたはずだぜ!油断せずに一気に畳み掛け……」
『それこそが油断だ。神の裁きを受けるがいい』
ガカァァァァッ!!
「「グアァァァッ!!」」
近距離で直撃したにも関わらず無傷のゴーデスはその双眸を怪しく輝かせ、グレートとダイナに闇のエネルギーを爆発させてレオとゼロのように地上へと落下させた。
「グレートさん!ダイナさん!」
「ガイさん、やっぱり一つずつでも触手からどうにかしていかないと!」
「俺達も手伝います!俺はイッセーの神器のおかげでブーストが効く!」
「レオ大師匠とゼロ師匠、メビウス兄さん達が二人ずつでも駄目ならその倍の四人でなら触手ぐらいはイケるはずでございます!」
「よし……!ジード!タイガ!ゼット!合わせろよ!」
「「「ハイ!!」」」
オーブ指揮の下、ジード、タイガ、ゼットの三人はそれぞれの必殺光線を放つ準備に入る。
その中でもタイガは赤龍帝の籠手を発現させ、一誠はオーブレットをリードしておく。
『オーブレット!コネクトオン!』
『いけるぜ、タイガ!』
「ああ!」
「よし、やるぞ!オーブスプリーム……」
「レッキング……」
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
「ブーステッドスプリーム……」
「ゼスティウム……」
そして、呼吸を合わせ――
「カリバー!!」「バースト!!」
「ブラスター!!」「光線!!」
ズアァァァァァッ!!
同時発射する。
赤龍帝の籠手によって倍加されたスプリームブラスターに共鳴し、他の三つの光線も少なからず威力が上乗せされた状態になり一本の触手の根元に直撃。
そしてその触手は大きな音を立ててゴーデスから千切れ落ちた。
「よしっ!!」
「複数人で一点集中し触手を一本一本排除していけば活路が見えてくる!」
「千里の道も一歩から、でございますね!」
「今回はそこまで時間はかけられないけどな!」
漸く攻撃が効いた事に少しだが希望が見えた。
『浅はかなり、愚か者共め』
ゴーデスの言葉と共に千切れた触手がゴーデス細胞となり再びゴーデスに吸収され、触手が再生を果たす。
驚く一同を気にも留めず、触手先端のゲルカドンの頭部から火炎を放射しオーブら四人にカウンターを炸裂させた。
「「「「ウアァァァッ!!」」」」
爆炎に見舞われながら吹き飛ぶオーブ、ジード、タイガ、ゼット。
総勢10人ものウルトラ戦士が手も足も出ない。
だが、何も戦っているのは彼らだけではない。
「うおおおおっ!!」
「ハアァァァッ!!」
「ぬぅおぉぉぉ!!」
ゴーデスの触手へと飛び乗り、本体へと爆進する三機の機動兵器。
ヴィラルのエンキドゥルガーとロージェノムのラゼンガン、そして先頭を突き進むのが狛治の機体・ガンダムゴッドマスターである。
拳士であるが縁壱の道場で師範代を務めていたこともあり、両手にゴッドデビル・スラッシュを一本ずつ持ち的確に攻撃を捌きながら確実に近付いていく。
それをカバーするように八本の腕を巧みに操り剣を振るうエンキドゥルガーと、素早い動きで格闘を行うラゼンガンが脇を固める。
「やるじゃねえか狛治!」
「久々だからってヴィラルもロージェノムのおっさんも張り切ってんな!俺達も負けてらんねえぞ、シモン!」
「ああ!あの憎たらしいツラに俺とアニキのドリルで風穴を開けてやるぜ!!」
ゴッドマスターの奮闘に続くようにブラックゲッターとグレンラガンも突撃する。
ゲッターブラストキャノンを撃ちつつ接近するブラックゲッターに、胸部のグラサンカッターを手にゴーデスへ斬りかかるグレンラガン。
「狙う必要ないよな。どこに攻撃しても当たるし」
「策士策に溺れるとはまさにこの事ォ!己の強大さを見せたかったようだが逆に的になるだけだったなあ!!」
三日月のバルバトスや巌勝のターンXもまた恐れる事なくゴーデスへと攻撃を仕掛ける。
「攻撃の手を緩めるな!触手が再生するというならばそこへの攻撃は最低限に留め、本体である髑髏部分へ火力を集中させろ!」
「作戦通り地上班は射撃武器にて前衛部隊を援護する事に専念しろ!あの巨体とそこから生み出される攻撃力はモビルスーツが受ければひとたまりもない!下手に前に出ようとはするな!」
「「「「「了解!!」」」」」
グラハムとマリーダの指示によって鉄華団は落ち着いて陣形を整えつつ、ウルトラ戦士や前衛部隊を支援。
正直、焼け石に水にしかならないかもしれないが、やらないよりはマシだろう。
そんな中、ボルフォッグは一人ホログラフィックカムフラージュを使い、姿を晦ましつつ何かを探っていた。
(ゴーデスはともかく、もう一つ別のエネルギー反応がある。エネルギーの流れからして何かが吸収しているような……)
ただでさえ激しい総力戦だというのに、これ以上厄介なモノがあってはいけない。
可能なら自分のみで対処しようとボルフォッグは考えていたのだが、彼が見つけたそれは予想を遥かに上回る代物だった。
(こっ……これは……!?)
クロガネの格納庫では黒歌の機体のセットアップが今尚進められていた。
「モーショントレースはどうだ!?」
「バッチリですよ!おやっさん!」
「よし!いよいよ最終チェックに入るぞ!」
「ど……どうするにゃ!?」
「お前が乗っている状態で起動し、それを確認して起きている各種誤差を修正する事で完了だ」
コジローの言葉を聞いた黒歌はやたら素早い動きでコックピットに入り、習った手順で機体を起動させる。
「起動したにゃ!どんな感じ!?」
「いくつか修正箇所はあるが……すぐに終わる。もう少しだけ辛抱しろよ!」
そう言うとコジローはすぐにプログラムの修正に着手し、目にも止まらぬ速度で作業を進めていく。
(あの反則髑髏相手じゃまともにダメージなんて入らないだろうけど……少しぐらい、負担は減るわよね。待っててね、旦那様!)
迎撃に徹していたゴーデスだったが、ウルトラ大連合の猛攻に対し遂に攻撃へと転じた。
それぞれの触手の先端にあるデガンジャ、バランガス、ギガザウルスの頭から竜巻や冷凍ガスを広範囲に吐き出すだけでなく、マガバッサーの力で周囲にも竜巻を多数発生させる。
地上班のみならず、空中戦を展開していたバルバトスらもゴーデスの急な逆襲に不意をつかれた。
「おわっ!?あっぶねえな!」
「ちっ!これじゃグシオンの装甲でも厳しい!迂闊に仕掛けられないぞ!」
「あたしのフリッケライなんか高機動型だからまともに食らったらアウトなんだけど!」
シノ、昭弘、ラフタが口々に文句を言うが、ゴーデスが気にするわけがなく、マガパンドンの頭から火炎弾を連射してくる。
「「「「「うわあああ!?」」」」」
団員達は何とか回避するも、続け様に火炎弾を放たれて万事休すのところを80が彼らの前に立ち、ウルトラリバウンドミラーによって火炎弾を防ぐ。
「大丈夫か!?」
「ありがとうございます!」
「今のうちに後退して態勢を立て直すんだ!」
「了解です!」
80が周りを見渡すと他のウルトラ戦士も一部を除き神衛隊とチームを組むように立ち回っていた。
そして、ふとゴーデスの本体近くを見ると……
「……!あれは!」
攻撃に転じたことでスキの出来たゴーデスの触手を駆け上がっていたゴッドマスター、エンキドゥルガー、そしてラゼンガンが本体部分へと到達したのだ。
「おおおおおっ!!」
「ヴィラル流!五月雨真空波ァァァ!!」
凄まじい拳撃と斬撃が一点集中で叩き込まれ、タイミングを見計らいラゼンガンが高く飛び上がり、下半身を超巨大なドリルにして2機が集中攻撃した部位へと突撃する。
「狛治とヴィラルが砕いた場所へとこの旋闘術を叩き込めばいくら貴様とて無事ではいられまい!我らが意地と魂、その身に刻めぃ!!」
ズガガガガガァァ!!
『矮小な存在にしてはやるものよ。だが』
ラゼンガンの旋闘術を受けながら何も感じないとばかりにゴーデスは一気にエネルギーを集束・解放し3機を吹き飛ばす。
「「「ぐわあぁぁぁっ!!」」」
「狛治!」
「ヴィラル!ロージェノム!」
「野郎……!ロージェノムの旋闘術を食らってもビクともしねえ!バカげたレベルのタフさだぜ!」
しかし、吹き飛ばされた3機はすぐさま空中で体勢を立て直しつつ地上へと着地し、再び立ち向かっていく。
「細胞に核があるように、奴そのものを巨大なゴーデス細胞と考えればいい!おそらく奴の本体の内部には核に相当するモノがあるはずだ!」
「ならそれをぶっ潰せりゃ戦局は変わるわけだ!」
狛治の言葉に納得したのか、ゼロも共に立ち向かっていくが、それを嘲笑うかのようにゴーデスは告げる。
『悪くはない考えだな。しかしそれは間違いだ。我の内部に核はあれど、それは我を構築している細胞全てに存在しているというだけのこと。即ち今の姿の我を破壊したところで元通りになるだけ……我を討つには我が細胞全ての核を滅さねばならぬ』
「「「「「!!」」」」」
ゴーデスから告げられたのは、ゴーデスを倒すためには数十キロにも及ぶ巨大な身体を構築しているゴーデス細胞全てをどうにかしなければならないということ。
現状の戦力ではあまりに厳しい事であったが、どうするかと悩む者達の中で唯一、タイガ……そして一誠やタイタス、フーマはすぐに攻撃態勢をとる。
『じゃあ細胞全部消し飛ばせるだけのエネルギーがありゃいいんだろ!赤龍帝の籠手で倍加しまくった必殺光線なら!』
『私達のエネルギーも使え!タイガ!』
『俺らの分も含めりゃ、四人分のエネルギーを使って超倍加出来るぜ!』
「ああ!行くぞ、イッセー!タイタス!フーマ!そしてドライグ!!」
『四人分の別々のエネルギー使って倍加するのは初めてなんだがな!これはこれで面白そうだ!』
タイガの中にいる一誠やタイタス、フーマのエネルギーを貰い受け、赤龍帝の籠手で倍加を開始するタイガ。
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
「まだまだァァァ!!」
『俺達のスタミナは残ってるぜぇぇぇ!!』
かつてない倍加を重ねるタイガ達だが、そんな彼らを嘲笑うかのようにゴーデスは言葉を紡ぐ。
『大したエネルギーだ。それだけ凄まじい量ならば少なからず我に影響はあるだろう』
「イッセーが言っただろ!俺達のスタミナはまだ余裕がある!もっと倍加したストリウムブラスターをお前に……」
『だがそれだけのエネルギーなら、
ゴーデスの言葉に不穏なものを感じ取ったタイガらだが、ここで引けばゴーデスの思う壺だと考えた彼らは倍加を続行する。
しかし――
「タイガ先輩危ねえっ!!」
ドォン!!!
「痛っつ……!何するんだ!ゼッ…………!?」
ゼットに突き飛ばされたタイガがゼットを問い詰めようとした時に見たもの、それは――
赤く発行する不気味な物体と、そこから伸びる無数の触手に捕らわれエネルギーを奪われるゼットの姿だった。
「う……があっ……!ぐっ……ううっ……」
「「「「「ゼット!?」」」」」
「あれは何だ!?」
殆どのものが突然現れたそれに驚く中、この場でそれを知るオーブは顔を青ざめさせる。
「バカな……!あれはマガオロチの卵だ!!」
「マガオロチだと!?」
『それって……先輩が倒したっていう魔王獣より上の奴じゃ……!?』
「そうだ……魔王獣を統べる大魔王獣!何故それの卵がここに!?」
『我が細胞によって変異した怪獣のルーツ……それを辿った結果見つけたモノを我が細胞を注入した上でこの島に置いたのだ。この島で貴様らが探知したのは我ではなくこのマガオロチの卵に注入した我の細胞だったというわけだ』
ゴーデスの口から語られた真相に驚愕する一同。
そこへ戻ってきたボルフォッグが補足する形でさらなる事実を告げる。
「奴の言う事は本当です。元々この島はこの位置には無く、別の場所でひっそりと存在していた緑溢れる島だったようです。ですが、知っての通りマガオロチは星の命を吸って成長する存在……ゴーデス細胞の持つエネルギーだけでは足りず、遂には島そのものの生命力を吸い上げ、このように荒れた大地と洞窟のみが残るようになったというわけです」
「まさか、俺達が最深部に行った時に何も無かったのは……!?」
「おそらくはその更に奥深くにマガオロチの卵があり、島のエネルギーを吸い尽くした所で崩落により周囲と隔絶され暫し休眠状態に相当する状態だった、というところでしょう。それが今のタイガ隊員らの発する膨大なエネルギーで覚醒し、それを狙った」
幸か不幸か、あの場で引き返して正解だったという事だ。
最悪、先行部隊と突入組のエネルギーが吸収されていたかもしれない。
しかし結果として今度はタイガが狙われ、そしてそれを庇う形でゼットが捕獲されてしまった。
これを聞いてタイガや一誠は激しく動揺する。
「そ……そんな……!」
『俺達が……調子にのった所為で、ゼットさんが……!』
『一つ教えてやろう。そのマガオロチの卵はそいつからエネルギーを吸収する代わりにあるものを注入している。もうわかるな?』
これを聞いてさらに一同は衝撃を受けた。
先程のゴーデスの言葉から察するに、注入しているもの……それは即ち――
「ゴーデス細胞か!!」
『憎きレジェンドと一体化した若きウルトラマンが怪獣となり、我が手足として貴様らに襲いかかる……最高の展開だとは思わんか?』
「ふっ……ざけんじゃねえぞ!てめえ!!」
ゼロもゴーデスの所業に遂にキレた。
彼だけではない、ウルトラ戦士のみならずその場の全員がゴーデスへの憤りを隠せない。
そんな中、タイガと一誠はますます自責の念に駆られるが、それを払ったのは他ならぬゼット自身だった。
「タイガ……先輩っ……まだスタミナ残ってますよね……!?」
「ゼット!!」
「これでもっ……俺は遊撃隊員です……!グッ……!根性だけはっ……自信があるんで……ウゥッ!何とか……ゴーデス細胞くらいっ……抑え込んでやるでございますよ……!!だから……そっちはっ……任せ…………」
そういうとゼットの目から光が消え、力尽きたように首がガクリとなる。
この瞬間もゼットからエネルギーは吸収されており、命を失ったわけではないだろうが危険な状態に変わりはない。
「『ゼット(さん)(殿)!!』」
「おそらくは仮死状態に近い形で体内のゴーデス細胞を抑え込んでいるのだろう。レジェンドもそこで対抗しているに違いない……!」
心配する一同に対し、グレートは先のゼットの言葉からまだゴーデス細胞と戦っている事を推測する。
そして、ゼットから後押しされたタイガは再び立ち上がり、倍加を再開し更に力を高めだした。
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
「ゼットは俺達に託したんだ……!お前を倒すという思いを!なら俺達はそれに応える!!」
『男が命懸けで託したものを無下にしちまったら、それこそ男が廃るってもんだぜ!!』
『そうだ……一刻も早くゴーデスを倒し、ゼットを救出する!!』
『ゴーデスもマガオロチも両方ブチのめす!そうすりゃ万事解決だ!!』
タイガの中の一誠やタイタス、フーマも残る力を振り絞り倍加を加速させ、その一撃に全てを賭ける。
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
『『『いけえええ!!タイガァァァ!!』』』
「ハイパーブーステッド……ストリウムブラスタァァァァァ!!!」
ズゴアァァァァ!!!
幾重にも倍加し発射されたストリウムブラスターは、赤龍帝の名の如く赤い光線となっており凄まじいスパークを発生させつつゴーデスへと迫る。
『受けて立ってやろう』
ギュガァァァァァ!!!
ゴーデスもまた、その髑髏の口を大きく開き紫色の光線を吐き出して対抗する。
二つの光線はぶつかり合って拮抗し、凄まじい衝撃を周囲へと齎した。
「ぐっ……うううっ……!!」
「あんだけ倍加したってのに押されんのかよ……!皆!俺達も光線でタイガを援護するぞ!!」
「ああ、わかっ……うおあっ!?」
ゼロの指示でタイガを援護しようとするウルトラ戦士達だったが、触手からの攻撃で妨害されそちらの対処で手一杯だ。
しかも砕き、切断した途端に再生するためウルトラ戦士と神衛隊らが揃っていても突破は容易ではない。
そして――
『散れ、未熟なウルトラ族よ』
「ううっ!ぐっ……!うあっ……!」
まるで今までの努力を嘲笑うかのようにゴーデスの光線は威力を爆発的に増加させ――
ゴォアァァァァ!!!
「『うあああああ!!!』」
ハイパーブーステッド・ストリウムブラスターさえも容易く打ち破り、ゴーデスの光線はタイガを直撃し大きく吹き飛ばす。
一度バウンドし、仰向きに倒れたタイガのカラータイマーは激しく点滅しており……
「う……あ……」
『ぐ……う……ぶ……部長……』
「リアス……ごめ……」
タイガは手を伸ばすも、カラータイマーの点滅は止まり――
その目とカラータイマーが光を失い、手は地に落ちた。
「『タイガァァァァァッ!!』」
〈続く〉
はい、正直に言うとマガオロチが出なければゼット(とレジェンド)はこうなりませんでした。
当初のプロットになかったのはコイツです。
代わりにデガンジャとかバランガスとかが複数、量産機よろしくわらわら出る予定でした。
本章もいよいよ佳境。
現在リアルで職場もドタバタしているので少し遅れるかもしれませんが、引き続き本作をよろしくお願いします。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)