ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
やたら長い導入編でしたが、幕間入れるか予定通り主要キャラ紹介書くか考え中。
さすがに現在の全キャラだと相当な数になるから、ホントに主要キャラを一先ず紹介して、という感じになるかな?
もしくは速攻で劇場版エピソードに突入しちゃうか。
それでは本編をどうぞ。
――ファータ・グランデ空域――
騎空艇や戦艦とは違う一つの乗り物が、ポートブリーズを目指して飛行していた。
その乗り物とは――
『体調に異常を感じたらすぐに言ってくれ。近くの島に着陸する』
「ありがとう。今のところ問題ないわ、ダ・ガーン」
そう、ダ・ガーンである。
正しくはダ・ガーンジェット――ダ・ガーンパトカーとアースライナー、そしてアースファイターが合体したもう一つの姿で、パトカーや新幹線、戦闘機がベースとなっているため騎空艇や戦艦ほどではないにしろ乗員人数には困らない。
「すまないな、俺達まで乗せてもらって」
「いえ、ランスロットさんやヴェインさんにはフェードラッへでお世話になりっぱなしで」
「そういうなら、あの吸血植物の一件ではタイガやダ・ガーンに頼りきりに近い形であったし、その後のあの黒い機械人形との一件では……」
そう言いつつランスロットが見た方向には、ヴェインとギャスパー、小猫ともう一人――
「うお!?何か凄い感じの出た!」
「ヴェインさん、それXレアのパラレルですぅ!」
「はい、カードプロテクターです。こうやって入れて、傷が付かないようにするんですよ。流さんもどうぞ」
「ありがと、小猫ちゃん。これでよし、と……彼女にも後で普及しよっと」
「なあ、流は何か気に入ったのあるか?」
「そうだなあ……俺はこれ!スピリットじゃないし元がマスターレアだけどパラレルだって。ウルトラマンタロウ!」
「「「何ですと!?」」」
「うわっ!?ちょっ……どうしたの三人とも!?」
タロウの名が出た瞬間、トライスクワッドが一気に詰め寄ってきた。
そのまま見せて見せてという三人に苦笑しながらもそれを見せている青年こそ前宮流――ウルトラマンオリジン。
一応言っておくが、大変……それこそそっくりさんとして応募したらどちらが本物か分からないほどに、メダルで変身する仮面ヒーローの主人公に似ているが別人である。
明日のパンツにこそ執着していないが、当初はホスト感バリバリな服だったものをリアスが(ライザーを思い出して)嫌悪感全開になるため、何故かエスニックファッションに着替えさせたから尚の事瓜二つになってしまったが、気にしちゃいけない。
性格も最初は服装のせいでチャラい野郎と思われていたが蓋を開けてみればこの通り、社交性抜群。
短期間で馴染んでしまい、今やこうしてヴェインらとバトスピに興じるほどの仲の良さだ。
「あ。そういえば似たようなウルトラセブンってカードも引けたんだった」
「「「「『うおあああああ!!』」」」」
「えええ!?何!?今度はどうしたの!?」
案の定、セブンの名を出した瞬間にトラウマが再燃し始めた一誠とドライグ、トライスクワッド。
詳しく説明すると流のみならずヴェインまで真っ青になる。
「よく生きてたね、それ……」
「駄目だ、俺潰される未来しか考えられねえ」
ここで何故彼らがダ・ガーンジェットでこんなに和気藹々とポートブリーズを目指しているかを説明しよう。
結論から言うと、フェードラッへにて遭遇したアサキムとシュロウガを追うように出現した流、即ちウルトラマンオリジンの戦いは互角のものであったが、フェードラッへに被害を及ばさないようにと無意識のうちに防御に回りがちだったオリジンに対し、距離をとったシュロウガが撤退する形で勝敗は決した。
「以前とは比べ物にならないが、僕にはまだ及ばない。とはいえ、シュロウガがスフィアシステムを解放していない状態であることを差し引いても、ここまでやれるとは目覚ましい成長だ。是非そのまま力をつけて『揺れる天秤』を覚醒まで導いてくれることを願っているよ」
さらにロスヴァイセに対しても、また会おうと一言だけ残して例の如く凄まじいスピードで空の彼方へと消えていったのだ。
その後は前述の服装問題を経て、彼がアサキムを追いながら彼方此方の世界を渡り旅をしてきたことを伝えられ、その理由がアサキムが何かをしたことによって老いず、死ぬこともないまま今も眠り続けている婚約者を目覚めさせるためだという。
ちなみその婚約者、リアスを黒髪にしたようなスタイル抜群の大和撫子。
前宮流……勝ち組である。
そんなわけで、現在共に行動しているロスヴァイセやクロガネにいるクロエをアサキムが狙っていると聞き、同行させてくれるよう頼み込まれ承諾した結果こうして共にポートブリーズを目指しているというわけだ。
最終的な決定権はレジェンドにあるが、まあ大丈夫だろうと。
「そういえばついさっき聞いたんだけど、何かレジェンド様の方にも新しいウルトラマンが加入したそうだよ。確か、トリガーって言ったかな」
「え!?それマジか木場!?」
「うん。何でも生身でもウルトラマンの時でも剣を使うらしくて、すぐ頭に入ってきたんだ」
「それと……他にもメンバー増えてるみたいです。レジェンド様が引き込んだ女の子とか、知り合いの人とか」
狙ったかどうか定かではないが、小猫の一言でビシリと場の雰囲気が冷たくなった。
原因は主にカナエと朱乃で、ロスヴァイセは大人しいフウと違いフリーダムなハクの世話に四苦八苦している。
「えーと……ランスロットさん、ヴェインさん、何でこんなに張り詰めた空気になったんです?」
「いや、俺達も何が何だか……」
「この二人、レジェンド様……今から合流する一番偉い人に想いを寄せてるの。しかも当の本人が無自覚天然ジゴロだから……」
「なるほど、好きな人がモテ過ぎて大変なんだな」
はあ、と溜息を吐くリアスにヴェインは納得したように頷く。
しかしながらモテるという方にばかり目を向けてそれ以上に不憫さが増しているということに気付いてあげないのは如何なものかと思う、オカ研顧問にしてウルトラ兄弟の一人である矢的。
そして――
「……俺、昔と違ってモテねーんだけど」
「スペリオルドラゴンにレジェンド様、そしてサーガ。相手が悪いな、諦めろ」
「お前聖竜騎士じゃなくて実は邪竜騎士じゃねーのか!?」
相変わらず漫才のようなやり取りをしているゼロガンダムとアザゼルであった。
☆
そして、修羅場はやはり一足先にポートブリーズで合流していたクロガネとエリアル・ベースでも発生していた。
「なーんーでーにゃー!!」
「懐かしいのう、何話ぶりじゃ?それ」
「夜一!そんなこと言ってる場合!?レジェンド、また誰かオトしたって!!」
哀れレジェンド、噂が(狙ったわけではないが)事実とはいえあまりに広がる速度が早すぎではなかろうか。
エリアル・ベースではシエテがお約束というかソーンとニオに八つ当たりされ、アルベールは不機嫌なユエルにビリおじ連呼、シミュレーターを設置しに行った束によって何人かが強制参加させられる始末。
「何か最後が一番残酷そうに見えるんだが」
「竜馬様、次はコア・ファイターでバードンを倒して下さい」
「おい難易度極端に上がりすぎだろ!?なんでヴィラ星人の円盤を真イーグル号で倒せからそうなるんだよ!?」
クロエも何だかんだ言って不貞腐れ状態。
そのシミュレーター近くでは『ジムでキングジョーブラックを討て』『ティエレンでアントラーを完封しろ』などという、無茶にも程があるミッションをやらされ(当然クリアできるわけもなく)力尽きた昭弘やシノが倒れている。
「だ……誰があんなのクリア出来るんだ……!?」
「だよな、そう思うだろ……?レジェンド様やアムロ教官ってそれを平然とこなすらしいぜ……」
「「「「「ですよねー……」」」」」
バケモノパイロット二名を常識に当てはめるべきではない、そう再認識させられるハメになった犠牲者たちの心は一つになった。
それから……
「無理無理無理!きゃー!?」
「回避出来ませんー!?」
「もしもーし、大丈夫ですかー?」
「お前さんだけだな、損傷判定出てないのは」
しのぶはシミュレーターにて、セラフォルーとガブリエルを絶賛フルボッコ中のコジローとただ一人まともにやり合えていた。
シミュレーターだとしてもヒュッケバインボクサーとオデュッセウスブラスティアの激突は相当な盛り上がりだったらしい……撃墜直前のセラフォルーとガブリエルは放置で。
「しのぶちゃん凄いのね!」
「うむ!正面から正々堂々と挑んでいるな!感心感心!」
「機体、とやらの相性もあるのだろうが……あちらの御仁、かなり出来るな。甘露寺の言うように胡蝶の操縦も大したものだ」
元柱の三人も熱中しており、パム治郎はお昼寝中。
純粋にレジェンドらの無事を喜べているからなのだろう……しのぶやセラフォルー、ガブリエルはそれ以外にもありそうだが。
☆
そしてヒリュウ改――
レジェンド一行はザンクティンゼルで一泊してからポートブリーズへ向かうことに決めた後、ミツバに集められ惑星レジェンドより持ってきた機体を始め、様々なものの説明を受けていた。
「それから、レジェンド様」
「ん?」
「レジェンド様の専用機の一つであるグランティードという機体もお持ちしたのですが、あれは二人で乗ることによって真価を発揮する機体と聞いたんですけれど」
「ああ、あれか。最後に乗ったのいつ、誰とだっけ……」
んー、と腕組みしながら考えるものの全く思い出せない。
別に記憶障害でも何でもなく単にド忘れしているだけなのでそこまで深刻でもない。
「つーか、アンタと相乗り出来る奴いるのか?」
「そこよね。レジェンド様って変態機動の常習犯だし」
「我ー」
「「え」」
ぴょんぴょん飛び跳ねて自分が乗る、とアピールしてくるオーフィス。
しかし他の面々も黙ってはいなかった。
「わ……私、訓練頑張るから!」
「ああっ!アマリずるいです!えっと、えっと……私も乗ってみたいです!」
「はわ!?ルリアちゃん、それだと乗りたいだけになっちゃいますよ!私も似たようなものですけど……」
「……私も、戦艦よりそっちがいいな」
「「「!!」」」
アズの発言に「また増えた」と衝撃的な表情になるアマリ、ルリア、アーシア。
さらには……
「戦艦よりはそっちの方が動かしやすそうよね」
「なあ団長、それって剣みたいなのあるか!?」
「ん?剣というかランサーだけど剣っぽいというか、テンペストランサーというのがあるが」
「じゃあ私も立候補だ!団長のパートナー役!」
「え、槍なら俺の出番じゃないですか超師匠」
ゼタはまだしもベアトリクスは普通に立候補してくるし、そんな中自己主張してくる唯一の男性たるゼットは空気読め状態だが、変なところでアホの子属性が発揮されているのか気付いていない。
結局レジェンドが出撃する際に選ぶということで話がついたのだが、何名かは不満気味。
「ちぇー……ん?何だあれ。なんか変わったやつあるぞ」
「どれよベア?」
「ほら、あれだよあれ。なんか頭にバッテンが三つくっついたような」
「ホントだ。何か継ぎ接ぎっぽい感じっていうか、補修した感じね」
「あれはヒュッケバイン30ですね。レジェンド様が最初作ってまして、そこから束博士に変わって、最後にスワン社長が開発担当者になったことであちこち合わない箇所が出てるらしくて。結果あんな感じになったそうですよ。ちなみに名前の30の由来ですが、X=10が三つ並んだ頭部に加えて開発担当者が三人かつ一人で十人分を超える作業量の末に開発されたから、という意味からだそうですよ」
ミツバが説明するとゼタとベアトリクスはへえーとその機体――ヒュッケバイン30を眺めていた。
そんな三人……ではなくヒュッケバイン30を、アズも遠くから見つめている。
(あちこち傷だらけ……私と同じね)
「どうした?」
「ひゃうっ!?え、あ……レジェンドさん……」
「またネガティブになってるな?」
そう言うとレジェンドは目にも止まらぬ早さでアズの口に持っていたカロリーメイト(フルーツ味)を突っ込んだ。
「むぐ!?」
「無理に笑えとは言わん。だがそんな表情になるなら一人で悩むのはやめろ」
そのままスポーツドリンクをアズの口に流し込んでいくレジェンドはある意味鬼畜である。
「他の奴に胸の内を吐露するのに抵抗があるなら俺に愚痴ればいい。少しは身近な奴のことを考えてみろ。今までどうだったかは知らんが今は俺やミツバがいるんだぞ」
そう言われると何も言い返せなくなるアズ。
ただ、自分を思ってくれていることは気付いていたので、なんとなく嬉しさと申し訳なさを感じつつ小さく頷く。
「よし。で、何でヒュッケバイン30を持ってきたかはいいとして……どうしてゼルガードまであるんだ?あれは特殊な素質が必要な上、起動及び戦闘可能になるラインがバカ高いって理由でホグワーツに保管してあったはずなんだが」
「これはダンブルドア校長先生が自らお持ちになりましたよ。何でも『きっとこの機体を扱える子が出てくるだろう』って仰ってました」
「何その漠然とした理由」
「レジェンド様が言います?それ」
ミツバが溜息を吐きつつ言うも、レジェンドが気にしたのは別のこと。
そう、サギリと九重の乗る機体である。
「そういや、サギリ。お前と九重の機体はどれだ?確かティラネードだか何だかって機体を開発中だとか言ってたのを覚えてるんだが」
「そっちはサイゾウとか別の課のメンバーに丸な……任せてきたわ」
「オイお前今丸投げって言おうとしただろ」
「気にしない気にしない、私と九重ちゃんが乗るのはこっちのベルゼルートよ」
サギリは別のハンガーを指差し、そこを見ると青くスマートな機体が鎮座している。
「接近戦のことを頭に入れてなさそうな機体だな。あんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫よ、問題ないわ。そもそも逆に接近戦しか頭に入れてないようなアルトを使うレジェンド様に言われたくないわね」
「皆そう言うけどちゃんとネオ・グランゾンは射撃武器あるからな!?」
「確かにそうだけど、あれってどうやっても超威力武器の方が目につくでしょ。射撃というより戦略兵器じゃない」
レジェンド相手にカウンターしまくるサギリ。
『どんな時でも私らしく』をモットーとするキャリアウーマンは相当な手練であった。
こりゃ今何を言ったところで反論されるだけだな、と思ったレジェンドが最後に見たのは先刻説明されたヴァングレイという、千歳とナインの操る機体。
「やっぱりガチガチの武器庫だな、コイツ。装甲が厚かったり火力重視だったりとベルゼルートとは真逆だ。ふむ……空戦可能で高機動なのは一緒だが、機動性はベルゼルートのが上か。コンセプトからしてそれは仕方ないな」
「単機での戦闘も可能ですが、本領発揮はやはり援護や支援かと」
「だろうな。下手に単独で前線に投入するより誰かと組ませた方が輝くタイプだ。サーガのフルセイバーとかな」
「……何でサーガ様とその専用機を引き合いに出したんです?」
何となく理由は分かるものの、とりあえず聞いてみたミツバだったがレジェンドは軽く笑いながら「さあな」と答えるだけ。
まあいいかと思い、大きな用事としては最後に――
「えーっと……ウルトラマンゼットさん?」
「ん?何でございましょう?」
「アムロ大佐から何かの機体データが入ったディスクを預かってるんです。確か……『今までの機体と違って出力が桁違いだから、シミュレーターの方で少しでも慣れておくように』と」
「マジ話でありますか!?」
いきなり身を乗り出したゼットにビクッとしつつ、ミツバはケースに入ったディスクを差し出すと、おそるおそる受け取ったゼットはラベルを確認する。
そこに書かれていたのは『EX-Z DATA INSTALL DISC』……ゼットがデザインしたオリジナルMSのシミュレーター用データが記録保存されていることを示していた。
「イィィィエァアァァァア!!!」
「「「「「!?」」」」」
その場の全員が驚いてゼットを見ると、プラ○ーンのポーズでケースに入ったディスクを掲げていた。
どんだけ嬉しかったのかはポーズ以前に発した声でよく分かるだろう。
「ど……どうしたんだよ青銀の兄ちゃん!?」
「あー……ありゃ喜びがウルトラ天元突破してるんだろ」
「ウルトラ天元突破……!?よく分かんないけど凄そう!」
「例えるなら……そうだな。ジータまでウルトラウーマンになった途端、お前達の父親が涙鼻水垂れ流しで帰ってくるぐらいの衝撃だな」
「クソ親父による衝撃はいらねぇ」
「「「ジータ!?」」」
父親のことになるといつもの愛らしい笑顔から一転、ゲス野郎を見るような表情になるジータに、声こそグランとビィとカタリナだけ発したが全員がドン引きしている。
そこまで嫌なのか父親のこと……と思ったが、レジェンドはサーガを立派に育てたし、ムサシは現在進行形で円満家庭の父親やってるしで尚更ムカつき度が上がったのかもしれない。
それから一通り今後の打ち合わせを済ませ、明日の為にその1・寝るべしを実行しようとした彼らだが、案の定レジェンドには不憫が降りかかった。
「お邪魔します」
「お……お邪魔します……」
「むぅ〜……」
「ぷんすこー」
「……俺が死ぬのは戦場ではなく、自室のベッドで知らぬ間にかもしれない」
どことなく不機嫌なアーシアとオーフィスに、いつもの調子でアズを連れてきたミツバと、枕を抱きかかえつつ恥ずかしげなアズ。
傍から見れば羨ましい限りだが、レジェンドからしてみれば明日にもルリアやアマリらが不機嫌になり、そのご機嫌取りしなければならなくなるためげんなりするだけ。
案の定というか、二人に加えベアトリクスまで加わって翌日出発前に責め立てられ、レジェンドは燃え尽きていた。
「おいレジェンド、生きてんのか」
(燃え尽きたよ……真っ白だ……)
「ヤバいですよ店長!このまま超師匠が消えたら物語が続かな……」
「次回から『ジャグラーが行く!蛇倉苑繁盛サクセスストーリー』にタイトル変更だな。ジャンルは飯テロモノだ」
「店ッ長ォォォォォ!?」
メタ発言で馬鹿騒ぎしつつ、彼らの果てなき旅路が本当の幕を開ける。
数多の世界を見て、彼らは何を思い、どう成長していくのか――今はそれを知るすべは無い。
〈第7章へ続く〉
とある世界――
オーブ連合首長国と呼ばれる国にて――
「ではシモンズ主任、アストレイレッドフレームの運用はそちらにお任せします」
「それは嬉しいのだけど……本当にいいの?貴方の上司の方から賜ったものだと聞いているけれど」
「チーフからは好きにしていいと言われていますので構いませんよ。訓練用の一機を貰っただけですし、僕には『彼女』がいますから」
「そう……なら、ありがたく今後の機体の参考にさせてもらうわ。本当にありがとう、ダイゴさん」
彼女――エリカ・シモンズが頭を下げると、続けて穏やかだが威厳のある人物が前に出る。
「マドカ・ダイゴ殿……我がオーブのために技術的支援やパイロットの育成、誠に感謝する。カガリもそなたによく懐いて、先日までは行ってほしくないと駄々をこねておってな」
「あはは……随分お世話になりましたし、強いて言うなら、あの技術を悪用されるようにだけはしないで下さい。あの機体や、あれに使われている技術はこの世界に危機が迫ったときに使われるべきものです」
「無論だ。そなたの言う怪獣や宇宙からの侵略者がどのような力を持って現れるかは未知数だ。それ故に我らはナチュラルとコーディネイター、連合とZAFTなども別れて戦争をしている場合ではない。互いに手を取り合って未曾有の危機に立ち向かわねばならん」
「はい。一度僕はこの世界を離れますが、今度は仲間達と一緒に戻ってきます。その時は、どうかまた」
「うむ。身体に気をつけてな」
「カガリ様だけじゃなくてあの娘達のことも気にかけてあげて頂戴ね」
「ええ、今度来た時はまた訓練に付き合うと伝えて下さい」
「分かったわ。貴方の機体……マスドライバーである程度まで打ち上げればいいのね?」
「はい、そこからは自力で大気圏離脱出来ますので」
「本当に呆れたスペックだわ……こっちのMSがその出力に到達するまで一体何年かかるのかしら」
「まあ、作ったのチーフですし……では、お二人もお元気で」
そう言って頭を下げ、男性――マドカ・ダイゴは己の愛機へ向かう。
「さ!行こうか『
『ええ、いつでも行けるわ、ダイゴ』
「マドカ・ダイゴ、Gクルーザー発進!!」
オリトラマンの人間態、投稿して下さった設定から『火野映司がウルトラマンに変身する』ような人物になりました。
同じく設定を参考に、見た目も『火野映司(ライザー・フェニックス風ファッション)』→『火野映司(エスニックファッション)※つまりオーズ本編の映司』に。
こんなところでライザーが役に立つとは……!
本作だとダイゴとティガは、性格が大変似ていたため復活した際にティガがダイゴと一体化し自身の(ウルトラマンとしての)力と身体をダイゴに貸してすぐ傍で見守っていたという設定になっております。
デモンゾーアとの最終決戦後(正確にはカミーラ死亡後)に分離し、しばらく惑星レジェンドに身を寄せ、後に銀河遊撃隊に所属することになった、というわけです。
ダイゴ本人ではなくとも、ダイゴと共に過ごした(但しダイゴ側はティガ自身が自分の身体の中にいたことは知りません)記憶があるため、彼に敬意を払う意味も込めて彼の姿を借りています。
ここまで説明すると何故彼の乗る機体に『RENA』がいるのか何となく分かるんじゃないかと。
ちなみにダイゴ(ティガ)の実力、レイトやゼットより上です。第四分隊レベル。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)