ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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本日二度目の投稿です。

まさかな出来事(召喚のみにあらず)の連続になりますので心を色々強くお持ち下さい。


それではどうぞ。


特別編・サーヴァントを呼ぼう!勇治11連編〜爆死王は爆死じゃなくても結局ヤバい〜

「さて、偶然にも師父がこちらへ来たのは予想外だったが良いタイミングだ。これよりレイオニクスによる11連召喚(とは名ばかりの愉悦ガチャ)を始める!」

 

「「「いえーい!」」」

 

「ちょっと待て何か含みあったろ絶対!あとレジェンド、アンタさっきまで眠そうにしてたのに何でそんな元気になってるんだ!?事もあろうにエルキドゥやプーリンまで一緒に騒いで!」

 

「そんなもん、お前のガチャ結果見て愉悦するために決まってんだろ」

 

「レジェンドと同じー」

 

「マイロードと一緒だよ」

 

「ふははははは!大人気ではないか麻婆爆死王!見るがいい、あの麻婆娘とコトミネ(を依代にした輩)もまた白米とレンゲ装備で待ち望んでいるぞ!」

 

 

 取り繕うことなど一切せずにメソポタミア最強チーム+1は愉悦と言い切った。こうなったら止められるのはアーシアくらいなものだが、当の彼女もレジェンドが元気になったことを喜んでいるためそれも不可能。フォウやピカチュウもレジェンドの肩と頭という定位置にスタンバって準備万端。

 

 なお、スレッタやラスプーチンは上記の通りだが、かくいうエリクトやプロスペラは本当に麻婆豆腐が召喚されたりするのか気になっていたりする。当然といえば当然か。

 

 

「私は成功者になって見せる……!必ず!」

 

「成功したのはひかコン呼んだ時だけだろ」

 

「超音波アーツウェポンからの三連麻婆豆腐という大爆死は記憶に新しいぞ、ふはは」

 

「そこの光神に金ぴか王!余はハズレではないと言っておるだろう!?」

 

 

 嫁ネロからの抗議をスルーし、上座に座布団を敷いて胡座をかき扇子片手に指示を出すレジェンド。王様ならぬ御殿様スタイルだ。

 

 

「よし、さっさと聖晶石を纏めて投げ込め勇治。俺達が愉悦する結果を期待するぞ」

 

「なってたまるかそんな事!!」

 

 

 そう言って聖晶石を投げ込む勇治。なお、今回はレジェンドが参加したことでダ・ヴィンチちゃんがロマニから召喚サークルの起動権をぶん取り回転させている。

 

 果たして爆死王の汚名返上なるか――!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ○激辛麻婆豆腐×8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ふふははははははは!!!」」

 

「「ぷっ……ふふふっ……」」

 

「フォウ……(うわあ見事に麻婆ばっかし)」

 

「ぴかーちゅ……(もう呪われてるとしか)」

 

 

 レジェンドとギルガメッシュは大爆笑、エルキドゥとプーリンも笑いを堪える程の勇治の爆死っぷり。残り三回残し、それまでの全部が麻婆豆腐ということでフォウやピカチュウは若干心配している。

 

 そして、出てきた激辛麻婆豆腐は一つだけアムールが食べ、もう一つは罰ゲームなのかジャンヌ・オルタが食べさせられていた。

 

 

「……たまに、本当にたまにならいいかもしれませんね」

 

「アウト!これアウトッ!必要以上に辛いんだけど!?」

 

 

 正反対な反応の二人だが、では残りの麻婆豆腐は?

 

 御安心頂きたい。スレッタとラスプーチンが三つずつ、幸せな表情で貪っているのだから。

 

 

「ん〜♪この辛さと後からくる絶品さが白米とベストマッチです!」

 

「辛さを越えた先にある旨味……やはり麻婆はこうでなくては」

 

「ハッ!?ラスプーチンさん、ここはひとつ……辛ネギを細かく切って加えたらどうでしょう!?」

 

「……!なるほど、麻婆らしさを壊さず更なる辛さを追求するとは……流石だよ、マスター。それにネギは白米にもよく合う。早速試すとしようではないか!」

 

 

 ダメだこの二人。ただでさえ激辛なのに尚も魔改造しようとしている。そんな喜々として麻婆改良に勤しんでいるスレッタとラスプーチンとは裏腹に、勇治は沈んでいた。

 

 

「だ……大丈夫よ!まだ三回分残ってるから!」

 

「そうですわ、マスター!さすがに11連……近年における各種ソーシャルゲームでは最低保証というものがあります。本来三つで一回の召喚が30個で11連なのですからこの召喚も最低保証が存在するハズ――」

 

「以前は今回と同じ三回、全部麻婆豆腐じゃなかったっけ」

 

「「ムジナさぁぁぁん!?」」

 

 

 ミオリネとコヤンスカヤのフォローも虚しく、まさかのトドメをムジナに刺されるとは思わず勇治がドジャァッと倒れた。ギリギリで生きているようだが精神的にボロボロである。

 

 ……と9回目、ここで初めてサーヴァント反応が出た。

 

 

「霊基反応……アーチャーだ!」

 

「!」

 

「まさかアーチャーな慢心王たる我が来たりせぬだろうな……いや、ありえぬか。この【エリア】では我やエルキドゥは師父の呼びかけにしか応えぬ故、別の輩であろう」

 

「この際、格などどうでもいい!まともなサーヴァントであれば!サーヴァントであればァァァ!!」

 

「切羽詰まってんなアイツ」

 

 

 ギルガメッシュやエルキドゥと一緒にピーナッツを食べながら眺めるレジェンド。ちゃんとフォウやピカチュウ向けに割って食べやすくしてあげているのも、この二匹がレジェンドへの好感度を上げる要因だ。器用に片手でパキパキ割っている。

 

 

「フォウフォウ」

 

「ん?アーモンドバニラパフェか。いいな、それ」

 

「うむ、ウルクデリバリーにて注文しておくか」

 

 

 ……やっぱりマーリンは彼らを見習ってフォウくんに優しくすべきでしょう。

 

 そして、今回の勇治の初サーヴァントは一体誰が来るのか――!?

 

 

 

 

 

「有名な英雄かと思った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 残念!アラフィフでした!!

 

「バリツ!!」

 

「アウチッ!?」

 

 

 

 

 

 ……老紳士というか、胡散臭いというか……そんな感じの人物が姿を現した瞬間、ホームズがお得意のバリツを炸裂させ自称アラフィフをふっ飛ばした。

 

 

「あたたた……ホンット変わらないネ!出会い頭にいきなり肉体言語とか君探偵じゃなくて格闘家の方が向いてるんじゃないかな!?」

 

「安心したまえ。私が遭遇時即バリツをやるのは君だけだよ」

 

「安心のあの字も感じないんだけど!?」

 

 

 何やらお互い見知った顔らしい。ホームズの知り合い、ワトソンにしては年齢が離れ過ぎていそうだし、アイリーン・アドラーはそもそも性別が違う。ここでシャーロック・ホームズシリーズ大好き女子のマシュに加え、我夢と共にウルティメイ島及びバビロニア島の図書館によく出入りしているジークフリートが声を上げた。

 

 

「まさか……!ホームズさんの最大のライバルといえば……」

 

「俺も読んでいるから理解したぞ。『犯罪界のナポレオン』と呼ばれ、本人は勿論部下にも優れた人物を有する男――」

 

「「ジェームズ・モリアーティ教授!!」」

 

「あっれェェェ!?真名簡単にバレテーラァァァ!?ここはもっとこう……出し惜しみするところじゃないかナ!?いや知られてるのは嬉しいんだけどネー」

 

 

 何とも掴み所のない、飄々とした人物だったモリアーティ。しかしながらレジェンドやギルガメッシュ、ハマーンらは彼が卓越した頭脳の持ち主であることを一目で看破していた。

 

 

(敵意は無い。そこは間違いないから良しとしよう。となるとやはり『悪は悪を知る』という事で参謀役にするのが妥当かもしれん)

 

(奴の頭脳はホームズにも匹敵する。あれも奴の一面なのだろうが、本気になればウルトラ騎空団の面々をも出し抜けるレベルの者よ)

 

(寝首をかく真似をしないと分かっている点ではシロッコやグレミーと違い信頼出来るか。逆に言えば敵に回すと限りなく厄介だということも確かだな)

 

(ンー……何かあの三人だけ圧が違うんだけど。特にあの黒髪長身の彼はどんな謀略しかけても物理的にも強行突破してきそうな気がする。敵対してる連中に呼ばれなくて良かったよ、いやホント)

 

 

 勇治的にはどうか知らないが、ウルトラ騎空団的には大当たりなサーヴァントだ。

 ……で、あと2回残っている召喚……おそらくモリアーティが最低保証だったのかも知れず、勇治は気力が尽きる直前である。何故か麻婆豆腐のコスプレ(!?)をしだした彼を本気で止めるミオリネとコヤンスカヤ。

 

 

「お願い!正気に戻って勇治!」

 

「何故よりによって麻婆豆腐なんですか!?麻婆豆腐をまた呼ぶ気ですか!?」

 

「コレと似たようなの、昔いたよね。何だっけ……あ、ヤキソバンだ」

 

「ブフォウ!?」

 

「ビカァッ!?」

 

 

 ムジナの一言で今度はフォウくんとピカチュウが腹筋崩壊。二匹とも飲んでた飲み物を盛大に噴射した。鼻からも出した為、若干痛そう。

 

 

「もう私には麻婆しかない……麻婆豆腐しか出ないんだ……」

 

(その言い方ですと最初に呼ばれた私はともかく、嫁セイバーとかアラフィフ教授も麻婆豆腐カテゴリに含まれていると思うのですが……)

 

 

 ……そこ、麻婆セイバーとか四川のアーチャーなんて言ってはいけない。チャイナ服を着たネロとか普通にいそうだし。

 

 そんな、勇治の絶望を。

 

 

 

 

 

 ――どうした、勇治。

 

 「「「「「!?」」」」」

 

 ――オレの知るお前はどんな苦境であろうと、脚を踏ん張りそれに立ち向かう闘志を秘めた男だ。

 

 

 

 

 

 希望へと変える声が。

 

 

 

 

 

「え!?何々、何なの!?」

 

「ま……まさか……!」

 

 ――もし、そんなお前でもどうにもならない状況があるのなら……ちっぽけではあるが、オレも助力させてもらおう。

 

「あああああ!!」

 

「サーガ君、何かユウキがおかしいんだけど」

 

「ユウキ↓の中のユウキ→が反応してるのかもしれない」

 

「何それ?」

 

 

 何故か勇治並に反応してるユウキを怪訝に思ったアカネがサーガに尋ねるも、これまた彼もわけのわからない事を言うだけ。どうでもいいが勇治とユウキ、名前が似ていたからなのかとアカネは一瞬考えたものの……性格やら何やら全然違うので「この案はボツ」と思い直した。

 

 

「霊基反応、ランサー!」

 

「馬鹿な!?マジで狙い撃ったのアイツ!?」

 

「あの爆死王、因果を捻じ曲げたとでも言うのか!?」

 

「マイロードも英雄王もだいぶ大袈裟じゃないかな」

 

 

 

 

 

「サーヴァント、ランサー……召喚に応え参上した。真名をカルナ、宜しく頼む」

 

「「カルナァァアァァアア!!」」

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

「とりあえずユウキうるさい」

 

「あいたっ!?」

 

 

 

 

 

 まさかの狙いサーヴァントであるカルナを召喚した勇治。もう爆死王とは呼ばせない……はともかく、一緒になって絶叫したユウキはアカネにハリセンで叩かれた。

 

 

「来た!来たぞマハーバーラタに登場するアルジュナと並ぶ有名な施しの英雄、カルナ!」

 

「すまないドクター!ぺぺが感動のあまり昇天しそうだ!」

 

「チッ……オラ何幸せそうな顔で逝こうとしてんだテメェ!腹立つからとっとと起きろコラァ!」

 

「あふん!?」

 

 

 こっちはこっちでキリシュタリアいわく『素晴らしい寝顔で逝きかけていた』ぺぺをアシュヴァッターマンが叩き起こす。まあ、彼はインド推しなので仕方ない。

 

 

「エルっち、トモちゃん……あの人っべーわ……!」

 

「言わなくても分かるぜローアイン……!」

 

「何だあの細マッチョの理想形にして外も中もイケメン丸出しなナイスガイ……!」

 

「「「勝てねえ……!」」」

 

 

 何か蛇倉苑の中心人物であるローアインらはガックリ両手両膝を着いて項垂れている。

 

 そして当の本人は……。

 

 

「うう……ぐすっ……」

 

「それ程までに酷いことがあったのか。オレで何とかなるかは分からないが、話を聞かせてくれ」

 

 

 感無量で涙している勇治(マスター)を慰めていた。本来のカルナは言葉足らずで誤解されやすいのだが……彼いわく「とある世界の自分のマスターから『カルナさんは一言少ないから云々』と言われたので、そこを直してみようと思う」ということでしっかり告げるようにした結果、こんな天然さを持ち合わせたイケメンカルナへと華麗に転身してしまったというわけだ。

 

 

「いや歓迎の度合いが私と違い過ぎない?」

 

「君と彼では積んだ善行の数が違うからね」

 

「言うじゃないかホームズ……!こちらも言わせてもらうと最近じゃ君に憧れているとある人物は行く先行く先事件(しかも殆どで殺人が起こる)に遭遇するというじゃないか。つまりそれは君同様に死神レベ「バリツ!!」アウチッ!?そういうところだヨ!!」

 

「はっはっは」

 

 

 笑って誤魔化そうとしているホームズに噛みついていくモリアーティ。

 

 しかし、忘れてはいないだろうか。

 

 

 

 

 

 ――まだあと一回、召喚が残っていることを。

 

 

 

 

 

「……ッ!?何だ!?」

 

「召喚サークル起動……まだ一回残ってたね!そういえば!」

 

「霊基反応……アルターエゴ!?また!?」

 

「だがこの反応は妙だ……!来るぞ!」

 

 

 それは、塗り潰すように染まり――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「殺生院キアラ、お呼ばれしました♪ソワカソワカ」

 

「あああああ!!」

 

「へぶっ!?」

 

「ニャー」「何するのじゃ!?」

 

 

 

 

 

 最後の最後でヤベー奴を呼んだ。勇治はそれを見るなり異常な速度でハクとイーウィヤ、通称グランド猫の二匹を掴み豪速球が如く投げつけ、見事キアラの顔面にクリーンヒット。やられた側と投げられた二匹はたまったものではない。ハクの方はどうか判断に困るが。

 

 

「何という情熱的な歓迎……!私、昂ってまいりました」

 

「な……何かヤバくねーかこの姉ちゃん……」

 

「あれだね、カタリナの『ビィくぅぅぅん!』とヴィーラさんの『お姉様お姉様お姉様』とロゼッタを合わせてそのままにするとこうなる的な」

 

「ヤベー奴とヤベー奴をベースとなる人物に混ぜ合わせるとか何その禁忌」

 

 

 よくよく考えたらウルトラ騎空団はヤベーやつの巣窟なのだがこの際置いておく。

 

 

「キアラシスベシフォウ……!」

 

「オイヤベーのこっちもだぞ!何かあのマスコットがスペースQの動きしだしてる!」

 

「キューってたまに鳴くもんな」

 

「そこじゃねーんだよ!!」

 

「参考までに聞いておこう。何故ここへ来た?」

 

 

 フォウくんが本気でキアラの抹殺に動き始め、てんやわんやになっているウルトラ騎空団でさすがトップというか、レジェンドは冷静にキアラへと尋ねた。

 

 ……が、ぶっちゃけ聞くんじゃなかったとすぐ後悔することになる。

 

 

「ええ、はい。私、レイオニクスについて調べまして。かの遺伝子の大元のレイブラッド星人は全宇宙を支配していたとか」

 

「まあ、一つの世界じゃそんな時代もあったな」

 

「そこで興味を持ちレイオニクスに接触しようと思ったのは良いのですが、何分私その方面に縁が殆ど無く……縁があったのがレイオニクスの中でも頭一つ抜けて優れていたマスターだったので召喚が行われていたことをこれ幸いにと割り込ませて頂きました。ソワカソワカ」

 

「ほう?」

 

「それで、肝心の理由ですが……先のレイブラッド星人が全宇宙を支配していたことに関係しまして。ああ、別に取って代わりたいとかそういうのではないので御安心下さいな」

 

「ここでそんなことを言えば師父に消し飛ばされることぐらい承知で参上したであろう。違うことなど想像に難くない」

 

「ええ、それは勿論。とどのつまり、レイブラッド星人は全宇宙を支配していた。そしてマスターはレイオニクスの中でもトップクラス。即ち……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マスターと『ファイナルッ!フュゥゥゥジョン!!(声の協力・獅子王凱)』してマスターの約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!(声の協力・セイバーアルトリア)』から私のヘブンズホールの奥へと『ゲッタァァァ!ビィィィィィム!!(声の協力・流竜馬)』して頂けたら、きっと全宇宙クラスの気持ち良さが味わえるのではないかと」

 

「「「「「何爆弾発言飛ばしてんだテメェェェェ!?」」」」」

 

 ※良い子の教育に大変不適切な為、有志の方々の熱い叫びへ変換させて頂いております。凱さん、アルトリアさん、竜馬さん、ご協力ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 ……何かもう、ダメだった。何がと言われれば色々ととか全部とか言っていいくらいキアラは色情魔であった。

 

 

「というわけで……ささ、マスター。ベッドへ参りましょう。御安心下さい。相互扶助、ちゃんとお互いが最高に気持ち良くなれるようリードしますので」

 

「うわあああああ!?カルナ、助けてくれェェェ!!」

 

「……というわけだ。キアラ、嫌がる勇治を連れて行くことは許さない」

 

「そうだぞ!それにそういうのは結婚してからすべき……つまり!余なら結婚式からの初夜ということで許される!」

 

「「「許してたまるか!!」」」

 

「素晴らしい!マイボーイの女運は破滅に満ちている!!」

 

「君にもとばっちりがいくだろうがね、モリアーティ」

 

「喧しい!少しでもプラスに思わないとやっていけなさそうだから仕方ないんだヨ!」

 

 

 何やら混沌としてきたのでここらで一つ、レジェンドかギルガメッシュあたりに一喝してもらおうと考える面々であったが――。

 

 

「「……愉悦!」」

 

 

 相変わらず聖杯をグラス扱いして愉悦の祝杯をあげてる光神と王。それにプーリンやエルキドゥまで参加しているので収集がつかない。

 

 ……と思ったのだが、フューチャーピカチュウとクラッシャーフォウくんによるクロスパーフェクションで勇治諸共キアラを撃沈。とりあえず勇治軍団をまとめてウルトラ騎空団医療部に任せておく(押し付ける・放り投げるとも言う)。

 

 

「いやマジで何なんだあの二匹……」

 

「ポケモンにモードチェンジするのとかいるけど、ピカチュウは本来そういうの無いんだよね。やっぱりスペシャルだなぁ、レジェンドさんのピカチュウ」

 

「フォウさん、いつの間にフォームチェンジなんて習得していたんでしょうか……?」

 

「団長さんが育てると成長バグるような何かがあるんじゃないかなぁ…」

 

 

 単に鍛え方がおかしいから成長の度合いや方向性もおかしくなるだけである。そういうレベルではないというのも事実だが。

 

 

 

 

 

 さて、紆余曲折や想定外の召喚はあったがこれで今回の目的は一応完遂。あとはレジェンドが召喚するか否かなのだが……。

 

 

「ん〜……召喚はする気なんだが、11連ってのはなぁ……かといって単発というのもどうかって感じになってて」

 

「一先ず11連分をやっておいて、マイロードが召喚権譲渡したくなったら交代とかはどうだい?そういうのが途中で可能なら、だけど」

 

「ふむ、力業だが俺なら出来なくはないな。それでいくか」

 

(((((出来んのそんなこと!?)))))

 

 

 相変わらずブッ飛んだ事を平然と言い出すレジェンド(とプーリン)である。

 

 そんなわけで、今回の真の締めくくりとしてレジェンドの11連召喚(途中交代アリ)が実施されることになったのだった。

 

 

 

 ――穏便に済まないのはいつものことである。

 

 

 

 次回!

 

 

 「マスターさんみたいな人が堕落すべきっていうか堕落しないといけないんです!だって他の神のやらかしの所為で倒れるとかまるで私じゃないですか!私達はもっと愛されるべきなんですよ!シヴァもパールヴァティーもクソくらえですー!!」

 

 

 愛玩系ビースト降臨!!




新茶、カルナ、そして最大の問題児キアラ参戦!!大丈夫なのか勇治……いや、暴走乱心されてもウルトラ騎空団は武力行使による鎮圧が可能だから個人的な意味で。

次回はいよいよレジェンドの召喚回。
ヤバいぞプーリン以下Fate系ヒロインズ!ある意味レジェンドと一番気が合いそうなのが来ること確定しているぞ!


それではまた次回。

特別編で見てみたいのは?

  • 『それは、星を救う物語』の続き
  • 米花町にホームズとモリアーティ来訪
  • 特殊特異点にAチーム+α送り込み
  • リリなの世界に蛇倉苑メンバー出張

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