ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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「わーいわーい!先行して登場出来ましたー!」

「何ィ!?どういうことだ!ここは我の方が『師父との縁』『戦力』『財力』『魅力』『話のネタ』『AUOキャストオフとSKSキャストオフ夢の共演』その他諸々で登場すべきであろうに!見返してみよ前回の師父の振る舞いを!これはもう我が行くしかない空気ではないか!?」

「落ち着け黄金の!余など殆ど脈無しだぞ!?あの山の翁すらまだ出ておらぬのだ!抑えよ!」

「あ、私も一足先に行ってきま〜す♪」

「「何故だァァァァァ!!」」


――以上、この話投稿時のアンケートに参加されてるサーヴァントの方々(一部)の叫びでした。


特別編・サーヴァントを呼ぼう!オカ研編その2〜ビギナーズラックは上級者も欲しい〜

 

 ――マズい事態が起こった。

 

 レジェンドがプーリンを召喚した結果、ショックのあまり使い物にならない状態になってしまったのである。普通に考えれば当たり枠の彼女だが、生憎それはゲーム内の話であって実際呼び出すと単なるストレス発生源でしかない。

 これを重く見たバーゲストは無礼を承知でハベトロットと談話中のモルガンへと即座に連絡。モルガンのみならずハベトロットもレジェンドが心配であるため現場に急行。

 

 そして彼女らが見たものは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「む?もう良いのか?久々に会ったのだ、満足するまで談笑し合うがいい。こちらは(おれ)がパーフェクトに完遂してやろう!フハハハハハ!!ハァーッハッハッハ!!」

 

「我が夫ー!?」

 

「レジェンド様ー!?」

 

 

 

 

 

 上半身裸で下は光り輝く道着、そして『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』の完全上位互換とも言える『光神の無限秘宝(ジ・インフィニット・プレシャス)』をプーリンへ連発しまくっているレジェンド(尊大モード)。

 案の定モルガンやハベトロットもこんなレジェンドを見たことなど無く、普段のレジェンドとはかけ離れた性格で大暴れする彼に大混乱。

 どうせまたプーリンが何かしでかしたんだろうが、よく見ると部屋の端に皆が震えながら集まっている他、ゼットとマーリンの尻に剣やら槍やら注射器やらメスシリンダーやらがぶっ刺さって気絶している。逃げ出すのはえーよマーリン。

 

 

「一体何が……」

 

「とりあえず、あの女マーリンが変な誂い方をしたらしく、レジェンド様がブチギレてああなりました」

 

「ゼットって奴は単純な巻き添え。マーリンはザマァとしか思わないけどね」

 

「それもこれもイッセーがブリテンの赤き龍なんか呼ぶからいけないんだ」

 

「俺!?いや俺悪くないだろ!?」

 

「ドラゴンなら僕がいるじゃん!オンリーワンでいいじゃないかぁ!」

 

『俺はスルーかよ真っ黒アルビオン!』

 

「うるさいマダオ」

 

『ガーン!?』

 

 

 痴話喧嘩してる一誠とメリュジーヌ(とドライグ)は放っておいて、正直このままでは召喚どころかカルデアが全壊しかねないので、全員でどうにかレジェンドを諌め召喚にこぎつけた。

 

 

「命拾いしたな。例え我が眼前に幾億幾兆幾京の神霊が集結しようとも我から見れば所詮三下が徒党を組んでいる程度に過ぎんということを己が身で理解しただろう。これに懲りたら金輪際バカな真似や言動は控えることだなバカ娘」

 

「だっておかしいじゃないか……乖離剣並の宝具がバンバン飛んでくるんだよ?しかもタイムラグも予備動作も無しで有り得ない軌道を描きながら!」

 

「たわけ!相手に読まれぬ戦術戦法は戦いの常識よ!ブラフもガチも敵に悟られんレベルで切り替えて攻めたてることなど出来て当然!手緩い悪戯ばかりで頭の中まで緩くなったようだな!フハハハハハ!ハハハ!ハァーッハハハハハハ!!ハハハッ……ゲホッゲホッ」

 

「「「「「むせたァァァ!?」」」」」

 

「やっぱキツイわこの喋り方……アイツよくこんなん常時喋ってたなマジで」

 

 

 むせて元の喋り方に戻るレジェンド。やっぱり無理をしていたらしい。

 

 

「あのぴかぴか、金ぴかの縁者じゃねえだろうな」

 

「むしろ彼が英雄王の原点に見えたのですが」

 

「宝具なんてそのまま……いや明らかにこっちの方がヤバそう、というより彼死んでないよね?そもそもあれが宝具とも断定しきれないし。で、結論から言うと……」

 

「「「「「どうやったら倒せんのアレ!!」」」」」

 

「まずダメージ与えることさえ超高難易度だと思うわ。だって先生だもの」

 

 

 召喚されたサーヴァント達の意見をバッサリ切り落とした沙耶はさすがバーヴァン・シーの義妹と言わざるを得ない。容赦の無さはトップクラスだ。

 

 

「んじゃ今日やるメンツの残り片付けんぞー。残りの連中はっと……」

 

 

 小猫、ギャスパー、イリナ、ゼノヴィア、カナエ、タイガ、タイタス、フーマのオカ研組。

 それにゼット、沙耶、ついでに勇治。流やライ、モニカは断固拒否したそうな。おのれリア充め。

 

 

「後半のが多いな、まあいい。そら、さっさと回せ」

 

 

 例によってパチンと指を鳴らしては聖晶石をドッサリと彼らの目の前に出現させるレジェンド。驚くなかれ、その個数のべ30000個。リアルFGOユーザー全員を敵に回しかねない所業を平然とやってのける最高位光神な我らが主人公。逆に言うとそれぐらいしなければピックアップされていようとお目当てをすり抜けてしまうのが確実とも取れる。ぴえん。

 

 ……それはそうとして、本気で泣き震えているプーリンを膝の上に乗せて慰めているあたり少しは心配してくれたらしい。マーリンとはいえ一応別人だし声がアルトリアそっくりだからとかもあるだろう。モルガンやアルトリアがプーリンに嫉妬の炎を燃やしているのはこの際無視。

 

 

「不平等だ!理不尽だ!だったら私にも少しは優しくしてくれてもいいじゃないかぁ!」

 

「うん、黙ってくれないかなクズ野郎♪」

 

「「「「「ドルオタ魔術王キレた!?」」」」」

 

 

 ソロモンが青筋を浮かべて笑顔でクイッと指を動かすとマーリンは拘束状態に。ちょっとは同じ状態のゼットにも触れてあげて。

 なお、指輪に関しては何故かレジェンドが全部持っていたため『ちゃんとオカ研に協力すること』を条件に返還された。どの道、反抗したとしても先のレジェンドの戦闘力的に問答無用で鎮圧されて座に強制送還されるだろうし、ソロモン自身最初からその気もない。

 

 

「気を取り直して回せ!ペドロ!」

 

「私が最初なの!?っていうかそれやめて下さいお願いですからぁ!」

 

 

 もはやソレで弄られるのが定番と化しているイリナが聖晶石を使い召喚サークルを起動。「天使、天使」と祈っているが、悲しいかな『人間(一応)』でなければ呼べない。例外はあるらしいが。

 

 後半第一号、その結果は――

 

 

 

 

 

「患者がいるなら私が殺してでも治します」

 

「「「「「確かに(クリミアの)天使!!」」」」」

 

 

 ナイチンゲール、通称婦長。ある意味修行やら何やらでボロボロになるイリナにうってつけの『天使』が召喚された。というか、ボロボロになるのは元相方であるゼノヴィアの方が多い気がするが……どっちにせよウルトラ騎空団医療部の一員になるだろうし、あの部署も少なからず武闘派(例・医療部長卯ノ花烈)がいるので問題はないだろう。

 

 

「医療関係者が充実するのはいいことだな。次、ドM脳筋」

 

「それは私なのかレジェンド様!?」

 

「巌勝に何度も同じ事で扱かれてるし」

 

 

 妥当だろ、とすっぱり言われて凹むが誰もフォローしない。ドMはともかく脳筋はジャストミートだから。筋『肉』だけに。

 

 そんな彼女の呼び掛けに応じたのは――

 

 

 

 

 

「どもどもー!お呼ばれしました新選組一番隊組長の沖田さんでーっす!もうこれからバッサリバッサリ斬っていきますよー!」

 

「あああああ!?何でそこでお主が来るんじゃあああああ!!」

 

「あれ?ノッブ?ノッブじゃないですかやだー!これじゃ私の活躍シーン減っちゃいそうですし!マスターは主役ポジですか!?ですよね!?」

 

「「「「「師匠にボコられてぐったりするポジションです」」」」」

 

「何ですかその土方さんに折檻される私みたいなポジションー!」

 

「わーっははは!正しくお主にピッタリのマスターではないか!悔しいのう?悔しいのう?」

 

「むっきぃぃぃぃぃ!」

 

「……これ巌勝の胃が心配になってきた」

 

 

 早速ぐだぐだ始まったノッブ(織田信長)とおっきー(沖田総司)。しかし彼女らは知らない。いくらぐだろうとレジェンド一家ではそんなもの当たり前だということを。そして既にそれはウルトラ騎空団全域に広がっていることも。

 

 

「よし、ここで一先ず逆転の一手を投じよう。小猫、ニャンとしても挽回せよ」

 

「やっぱりレジェンド様まだはっちゃけてませんか?」

 

「ニャンのことやら」

 

 

 ……そこはかとなくムカつくのは気の所為だ、うん。とりあえずハズレたらレジェンドに八つ当たりしようと思いつつ、小猫はサークルを起動。

 

 レジェンドが八つ当たりされるかどうかを賭けた運命のサーヴァント――

 

 

 

 

 

「お呼ばれしたからやってきたぞ、ご主人。台所事情はキャットにお任せである」

 

「「「「「猫っぽくて狐っぽいメイド!?」」」」」

 

 

 小猫が呼んだのはタマモキャット。どこぞのミコーンな狐から生まれたというか派生したというか……ともかく、そんな感じのサーヴァント。ちょっと飄々としたところはあるが、変なことを言いつけなければ基本いい子。しかしこれは小猫以上にジャグラーの戦力アップな気がしないでもない。

 

 

「よろしくだぞ、ご主人」

 

「あ、はい。お料理とか教えてもらっても……」

 

「キャットにはお安い御用である。まずはハムエッグから」

 

 

 このコンビは割と問題なさそうだ。

 

 

「戦いも出来るが戦うだけが全てではない、当然だな。次、ギャスパー」

 

「はっ……はいぃ……」

 

「今の君なら大丈夫だ、ギャスパー。自信を持つんだ」

 

 

 リクが諸事情で離れているからか弱気なギャスパーを肩に乗ったバーンが励ます。多分ロボっぽいのか吸血鬼絡みのサーヴァントだろうと皆が推測する。

 

 推測通りとなるか、否か……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は、ローマである」

 

「「「「「……はい?」」」」」

 

「そなたらも、そして……貴方もまた、ローマなり」

 

「「「「「すみません出る作品間違ってませんか!?」」」」」

 

「……ああそうか、ロムルス・クィリヌスか」

 

 

 よりにもよって神祖ロムルスを呼び出した。ローマをミーム化しそうではあるが、とんでもない大当たり。しかも器の広さであれば光神クラスなのでギャスパーにとってありがた過ぎる人物。

 見た目が星座の闘士達が活躍する作品に出てきそうとか既に出てたんじゃないかとかいうツッコミは無しだ。

 

 

「あ……あの、僕は……」

 

「案ずることはない、マスター……ギャスパー・ヴラディ。そなたもローマであり、我が愛し子(ローマ)。なればこそ、私が汝ら(ローマ)を庇護するは当然である」

 

 

 もうローマが何なのか、何がローマなのか分からなくなってきたが、何名かは「おお……ローマ……」とか言い出している。何という無茶苦茶な説得力。

 

 

「オカ研メンバー凄くね?……おいプーリンちょっとは落ち着いたか?」

 

 

 無言でキュッと服を掴んで小さく頷くプーリン。おとなしく、かつしおらしくしてると普通に美少女だな、とレジェンドは思いつつ暫しそのまま膝の上に乗せつつ背中を優しくポンポン叩いてやる。

 ……モルガンとアルトリアのNPゲージが500%をも突破しようとしているが気にしちゃいけない。

 

 

「よし、次はカナエだ。そろそろ大丈夫だろ」

 

「すぅー……はぁー……うん!行きます!可愛い子来ますように!」

 

(あ、レジェンド様同様フラグだこれ)

 

 

 しのぶがいたら確実に拳骨かまされそうな事を口走りつつ、誰かがフラグ判定してしまうほどの願いを聖晶石に込めて召喚サークルを起動するカナエ。

 

 して、その願いは届いたのか――?

 

 

 

 

 

「ジャック・ザ・リッパーだよ。よろしくね、おかあさん」

 

「YESッ!!」

 

 

 カナエ、大歓喜のあまり渾身のガッツポーズ。そこからすかさずジャックを抱き上げ頬擦り。まさかのフラグへし折りとは思わなかったのかオカ研メンバー驚愕である。

 

 

「おかあさん、くすぐったいよ」

 

「私、母親になります」

 

「「「「「何時になくガチな表情!?」」」」」

 

「……ああ、なるほど。そういう類の英霊か。一般常識とかちゃんと教えてやれよ。ついでにしのぶへの釈明も」

 

 

 しのぶがカナエを問い詰める光景が全員の脳裏をよぎる。まず確定だろう。

 ここまではいいとして、次は遂に前代未聞。タイガ達ウルトラマンの英霊召喚だ。

 

 トップバッターはやはりタイガ。一誠が大当たりを引き、リアスに至っては冠位――グランドクラスであった経験もある超大物を呼び出した。否が応でもプレッシャーはかかる。

 

 

「タイガ、頑張って!」

 

「お前ならやれる!お前は凄いやつだ!」

 

「リアス、イッセー……よ、よし!」

 

「カップラーメンのおかわりあります?」

 

「えっ!?るりふぃすさやぴーの新曲新衣装!?生放送見れるかなぁ……最悪アーカイブでも」

 

「「「「「そこ空気読めよ!!」」」」」

 

 

 セイバーアルトリアとソロモンの発言で台無しにされて総ツッコミが入る。あとモルガンとバーヴァン・シー、沙耶が注目されてて嬉しいのは分かるけどうまぴょいダンス踊るのやめなさい。

 

 誰もが気になる結果は――!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ……ふふ……」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「…………」

 

「遂に来たわー!ギルガメッシュはいない!エルキドゥもいない!辛酸なめさせられた誰もいないこの地に!天の女しゅ――」

 

「エルキドゥの仇ィィィィィ!!」

 

「ぼぐふぅっ!?」

 

 

 現れたのは何やら露出の多い美女……なのだが、プーリンを抱き抱えたままレジェンドが尋常ならざる一撃を顔面に叩き込んだ。ついでに女性が出していい声でもなかった気がする。

 

 

「タイガ!これはハズレだハズレ!例外だから引き直してヨシ!」

 

「えええ!?」

 

「ちょっと!いきなり何を……ひいっ!?ま、まさか貴方は……」

 

「あ、鬼灯?すまん、バカ一匹日本地獄に送るから最下層落としてくれ。そう、あのアバズレ。一発で分かるとは流石だな、では頼むぞ。……あばよワガママクソ女神。地獄を楽しみな」

 

 

 怯えるクソ女神(仮)の頭を鷲掴みにし、思いきり地面に叩きつけるとそこからクソ女神(仮)の姿が消えていく。

 

 

「え、待って待って話を――」

 

 

 冷たい笑顔で握り拳から親指を立てそのまま逆さに向けるレジェンドは、ぶっちゃけどこぞの永遠なライダーそっくりだった。終始そんな感じなのでクソ女神(仮)は絶望しながら日本地獄へと叩き落され、タイガの英霊召喚は仕切り直しとなる。

 

 

「あれ、結構凄かったんじゃ……」

 

「男を性的に食うこととワガママの度合いと財産への意地汚さと……まあ、そういうところは凄かった」

 

「「「「「何一つ褒められねー!?」」」」」

 

「姉の方ならなー、可愛いし良い子なんだけど」

 

 

 それはいいからやり直しやり直し、とレジェンドに急かされ再びタイガは聖晶石で召喚サークルを起動させた。

 

 今度こそ、まともなのが来ますように――

 

 

 

 

 

「え……あれ?何かイシュタルが来たような感じがするのだけど……と、とにかくご挨拶ね!冥界の女主人エレシュキガルなのだわ!」

 

「「「「「お姉さんの方来たァァァ!?」」」」」

 

「噂をすれば影とはよく言ったもんだ。ようエレちーお久し」

 

「ヘアァァァッ!?あわわわ……光神レジェンド様御無沙汰してます、はい!」

 

「ウルトラマンに呼び出されてその驚き声とは、やはりあの駄女神とは違うな。様式美を知っている」

 

 

 冥界の女主人たる女神エレシュキガル。先のイレギュラーはともかく、これまたとんでもないものを引っ張って来たタイガ。同時にやはりというか、古代メソポタミアの神々さえ萎縮してしまうレジェンドの凄さも改めて思い知らされた。

 

 

「ま、お前を呼び出したタイガは真面目で純情なルーキーだ。そこは安心しとけ」

 

「えっと……よろしく」

 

「あ、呼び出したウルトラマンってそういう……ええ、宜しく。なら折角だから光の国の話を聞きたいのだわ!何分冥界って暗くて寒いところだし……」

 

「そういうことなら全然OKだ!」

 

 

 順調にコミュ力が育っているタイガなら問題はないだろ、と次に指名されたのはタイタス。

 

 

「ぶっちゃけお前と合いそうなやつ多すぎて何が来るか想像もつかないわ。とりあえず性格に難がなきゃ誰でも良いか」

 

「頼むぞ!私のウルトラマッスルに同調出来る者を!」

 

 

 召喚サークルを起動する時もマッスルポーズを忘れないタイタス。その後ろでマーリンがソロモンの拘束から逃れようとビッタンビッタン跳ねてるのはやたら笑いを誘う。フォウがここにいたら大爆笑待った無し。

 

 ウルトラマッスルに導かれし者は――

 

 

 

 

 

「サーヴァント、ランサー!スパルタ王、レオニダス!ここに推参ッ!!」

 

「「「「「イメージ合いすぎィィィ!!」」」」」

 

「聞いたことがあるぞ!10万の大軍に対し僅か300という極小数で立ち向かったという英傑!筋肉も素晴らしいが頭脳もまた卓越していたという!」

 

「ほう!そういうマスターも私と同類と見受けました!」

 

「名乗ってもらった以上返さねばなるまい!『力の賢者』ウルトラマンタイタス!これからよろしく頼む!」

 

 

 ガチで被りまくりの二人は早くも意気投合。早速二人揃ってスクワットを始める始末。

 残るフーマだが、もうこいつはあいつしかいないだろとレジェンドの中では疾風のごとくマッハで確定してしまった。

 

 最早語るまい、呼び出されたのは――

 

 

 

 

 

「風魔、小太郎。これより主のために粉骨砕身で望む所存です」

 

「「「「「Wフーマ!!」」」」」

 

「そりゃウルトラマンコーガとウルトラマンイーガとかいねーもんなー!やっぱり忍びっつったらフーマだよなー!」

 

「主も『風魔』なんですか!?」

 

「おうよ!ウルトラマンフーマってんだ。宜しくな!」

 

 

 やはり忍者にはトップ意識があるのかこちらも意気投合。ヤバイことに『ザ・ニンジャ師匠』直伝の技を小太郎にまで教えようとしている。超人レスリングのタッグマッチでリングに上がるかもしれない。

 

 ……で、一通りオカ研メンバーは終わったところで残り3名。ゼット、沙耶、そして勇治。勇治絡みで見学者が大変なことになっているが、月王国所属の面々は先代と現女王が揃っていることもあってガチガチだ。

 

 

「次、ゼットいってみ」

 

「俺でございますか!?」

 

「他の二人絶対何かとんでもないの来るもん。だとしたら何が来るか予想出来ないお前からやった方が衝撃も和らぐだろ」

 

「ええぇぇぇ……」

 

 

 イマイチ納得がいかないが、遅かれ早かれやらねばならないのだからと頭を掻きながら聖晶石で召喚サークルを起動。「燃えろ俺の何かァァァ!」と叫びながら腕を動かすゼットを見ながら「寧ろそれギンガが言うべきじゃね?」とレジェンドは思う。

 

 何かを燃やしてゼットが呼び込んだのは――

 

 

 

 

 

「私はガレス!円卓第7席の騎士です!」

 

「「「「「わんこだ……」」」」」

 

「え?わんこ?……あああっ!ま、まさかっ!」

 

「おや、ガレスではないですか。貴女もどうです?カップラーメン」

 

 

 円卓の騎士第7席に座するガレスが呼び出されたのだが、彼女が目にしたのはカップラーメン(2個目)を啜るセイバーアルトリア。ちなみに用意したのはレジェンド。後で一誠の給料から天引きされるらしい。

 

 

「あ、まずはちゃんとマスターに挨拶しなさい。礼を失すれば騎士にあらず」

 

「いやこの場で堂々とカップラーメン2個も平らげてる奴が礼儀云々言っても説得力皆無なんだが」

 

 

 レジェンドのツッコミが容赦なくセイバーアルトリアに炸裂。コイツそのうち騎士王でなく拉麺王と呼ばれる日がくるかもしれないと思いつつ、レジェンドはガレスの行動を見守っている。

 

 

「俺はウルトラマンゼット!目標はゼロ師匠!アムロ師匠!アタル師匠!それから……」

 

「お師匠さん沢山いるんですね!?」

 

「ぶっちゃけゼロ師匠だけはまだ認めてくれないけど……俺はへこたれないぜ!」

 

「ご立派なマスターです!ちなみに私が尊敬する方はアーサー王に、ランスロット卿に……」

 

「お、こっちにもランスロットって名前の人いるぜ!」

 

 

 ゼットの言葉にふふん!と胸を張るメリュジーヌだったが――

 

 

「円卓の騎士じゃないけど白竜騎士団の団長をやってるウルトラ凄い人なんだ!」

 

「騎士団長!しかも白竜騎士団ってカッコいいです!」

 

 

 『ランちゃん』の方だったことでドシャアッとメリュジーヌが崩れ落ちた。哀れ頭ドラゴン娘。

 そんな彼女を心配しつつ、いよいよ本命の片割れ……沙耶の番がやってきた。

 

 

「沙耶が絡む要素は数多いからな。月や超人、趣味や姫……うまぴょい」

 

「最後のは確実に関係ないわ」

 

「おぉうドライな対応。しかし赤く染まった頬が全てを物語っている!」

 

 

 レア映像!とソロモンが自前のPCカメラで録画している傍ら、必死にマーリンは拘束を脱しようと芋虫のように動き――それを見たモルガンが「死になさい」と一撃ブチ込んでまたも黙らせた。粘るなマーリン。

 

 大物な彼女は何を呼び出すのか――!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛と勇気の美少女吸血姫!プリティーアルク!にゃんこに代わってお仕置きよ!」

 

「「「「「……はい?」」」」」

 

「あれ?外しちゃった?」

 

(おいお前、星の触覚だろ。何してんのマジで)

 

【いえ、今表に出ている人格は別と言いますか……】

 

 

 ガチでヤベーやつ呼びやがった。アルクェイド・ブリュンスタッド……アーキタイプ・アース。真祖と呼ばれる吸血鬼。何故沙耶と繋がりがあるか?そりゃ勿論『月姫』シリーズメインヒロインですから。

 

 

「サーヴァント扱いはともかく、ちょっとこいつの責任者んとこに話しつけに行ってくるわ」

 

「へ?あいだだだだだ!!アイアンクローやめて!何これ痛さが尋常じゃないんだけどぉぉぉ!?」

 

 

 パチンと指を鳴らして開いたゲートを悠々と通るレジェンドと、本気で痛がって涙目なアルクェイド。

 とりあえず、プーリンは玉座に座らされたため待っている間はマーリンを弄ることにする。

 

 

「あーあ、みっともない。花の魔術師どころか花の芋虫だね」

 

「へえ?本作じゃ前回特別編まで設定すら出てこなかったぽっと出の新参者が言うじゃないか」

 

「設定があってもマイナス面が圧倒的に多いよりマシだよ。それに私と男の私には明確かつ決定的な差がある!」

 

「決定的な差……!?」

 

「そう!こう見えても私ってば結構純情かつ高望みするタイプでさ。なんと色々な初めてはまだ全て未経験!夢魔の特性的にそりゃあ我慢するのは厳しかったとも!でもいつか相応しい相手が現れてくれるだろうと辛抱強く待ち続けた結果が今日!まさに運命の相手に巡り会えたというわけだ!」

 

 

 何と生娘であることを大々的に暴露したプーリン。それだけ嬉しかったのは良かったのだが、何もこんな場で言うことはなかろうと思う。とはいえ、ビシィとマーリンを指差して言い切った次の台詞は、先の発言がなければ説得力は無かった。

 

 

「それに対して君はあっちこっちで女性を取っ替え引っ替え!まさしく女性の敵にして男性の敵でもあるじゃないか!!」

 

「うぐぅっ!?」

 

 

 ずばーん!という効果音がピッタリな指摘にマーリンは言葉を詰まらせ、モルガンやアルトリアはうんうんと頷いている。ついでにレオスが物陰から「マーリン爆発しろマーリン爆発しろ」と嫉妬の念を飛ばしていることを勇治は目撃したがスルーした。

 

 

「私が関わった者達は立派に育ったみたいだし、これからは私も私の好きなように生きる!というわけで私はより近くで花嫁修業をするべく彼のサーヴァントになったということさ!なに、時間はあるんだ。じっくり愛は育めばいいからね」

 

 

 ……何故か周囲のプーリンへの好感度がここに来て急上昇。すぐさま襲いかかるかと思ったが予想に反しかなりまともであった。逆にマーリンへの好感度は更に下落。いよいよヤバイぞ!味方がヤプールしかいない!

 

 そうしていると、レジェンドがゲートから半身だけひょこっと現れるが、何やらおかしい。

 

 

「ヤベ、引っ掛かって通れないんだけど。たんこぶ引っ込めろよ能天気真祖」

 

「無理だって!?というか指パッチンでゲート広げられるんじゃないの!?」

 

「おま、こんな特大たんこぶの所為で通れないからゲート広げるとかバカ丸出しだろーが!お前が!」

 

「泣くわよ!?」

 

「泣いたら置いてくぞ」

 

「ごめんなさい」

 

 

 コントかよ、と満場一致で思った直後に力技でゲートを通って帰還したレジェンドとアルクェイド。後者の頭にはレジェンドの言うとおり特大のたんこぶが拵えられていた。重くないのかなアレ。

 

 

「いやあ話しつけたのは良いんだけどな。俺の正体知ったらコイツ以外青褪めて一箇所集中砲火で拳骨プラスお説教よ。しかも呼び出した人物の詳細話したら更に倍率ドンでな」

 

「お願い誰か治して頭重い……」

 

 

 そりゃ頭より何倍もでかいたんこぶとかギャグ漫画でも滅多に見ないだろうし、当然だろう。アーシアが治したがこんなんでこの先大丈夫なのかと不安になる一行だったが、まあ沙耶なら何とかするだろうと考えた。さやぴー謎の安心信頼感。

 

 

「よろしく、アルク」

 

「こっちこそね、沙耶!あ、あとそこの子ありがとー!」

 

「い、いえ!」

 

 

 そして……今回最後にして、ある意味一番問題な勇治のターン。何が問題か?見物客の大半が勇治絡みだから。何かあれば絶対騒ぐ。

 

 

「別に私は必要ないんだが……」

 

「ペガサスAの運用とか楽になるかもしれんぞ。あと家計簿つけてくれたり料理用意してくれたり背中流してくれたりあっちの処理――」

 

「おい!アンタ最初から私のサーヴァントは女性が来ると決めつけてないか!?」

 

「他に何が来るってんだリア充バーカ!!」

 

「ブーメランどころか分裂アイスラッガーで返ってきてること認識しろ天然ジゴロ野郎!!」

 

 

 ……何だかんだ言って仲良さそうなモテ男連中。シャディクはその様子を見てけらけら笑っているが、レオスなど極地に達したのかヴァリアブル・サイコ・ライフルをスナイパーのように構えさせたエクストリームガンダムを遠隔操作で配置する始末。もうコイツどうにかしろよ本気で。

 

 

「覚悟決めろよジードみたく運命変えろよ畜生」

 

「後で顔面に失敗作のパイをスパーキングしてやるからな」

 

 

 レジェンド相手にここまで言えるのは彼か沙耶ぐらいだと思う。さすがに本気で喧嘩売ったりはしないだろうが。

 勇治が渋々聖晶石を使い召喚サークルを起動させている時に、ミオリネはハラハラしながら見ているだけなので良しとしよう……だがムジナは『女性サーヴァント断固拒否』の法被を着てバズーカ装備。

 

 

「「「「「いや物騒過ぎるだろ!?」」」」」

 

「警戒はしておくことに越したことないから」

 

「いやお前普段アンニュイ――」

 

 

 ――ムジナバズーカの一撃でオニジャが爆発した。ついでにグエルも巻き添え食らった。

 

 

「「「オニジャァァァ!?」」」

 

「「「グエル(さん)ー!?」」」

 

「何あの人容赦ねえ!?」

 

「もう彼女がサーヴァントでいいんじゃないかな」

 

「おいバカやめろ!彼女は魔力供給の方法の一つが――」

 

「……うん、その手があった。合法的に既成事実作れる方法が」

 

「――そういうことだって知ってるからと言おうとしたのにィィィ!!」

 

 

 もはや一挙一動に馬鹿騒ぎ状態の勇治連合(仮)。当の勇治はさっさと終わらせたい気持ちが勝っている。

 

 そんな彼のもとにやってきたのは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、NFFサービスです♪」

 

「「「「「へ?」」」」」

 

「今回は個人同士の個人的契約とのことで参りました♪」

 

「こ……コヤンスカヤ!?」

 

「ちょ〜っと違いますね。私はタマモヴィッチ・コヤンスカヤにあらず!ひ・か・り・の・コヤンスカヤですわ。ちなみに闇のもいますのよ」

 

 

 勇治の知己のコヤンスカヤと似て異なる『光のコヤンスカヤ』が呼び出された。その際は何処か営業トーク的なものがあったが……それはまあいいとして、格好が……。

 

 

「せめてそのコスプレした峰不二子みたいな格好どうにかしろ」

 

 

 女スパイ的なというか、無駄にスタイルが良いこともあってアザゼルいなくてよかったな的なものになっている。

 

 

「あら、お気に召しません?でしたら、正式にご契約頂けたら特別に!霊基再臨でバージョンアップしますわ」

 

「……まあ、いいか。とりあえずムジナはバズーカしまえ私にも当たる。そしてレオスお前いい加減にしろ」

 

「では、改めましてこちらのご契約書をよくお読みになられてからサインをお願いします♪」

 

「しっかりしてるな……」

 

 

 他のサーヴァントとは一味違うということか、内容も割とちゃんとしたことを簡潔に纏めてあり読みやすかった。これならばと頷き、サインしようとしたときに気付く。そう、気付いたのだ。魔術的な制約でもなく、催眠的なそれでもないあるものに。

 

 

「…………」

 

「あ……あら?」

 

 

 何やら焦り気味な光のコヤンスカヤ。サインをする最後の一枚……のはずが、勇治は気付いたそれを丁寧に『剥がしていく』。つまり複写式の契約書の下に隠されていた物は……

 

 

 

 

 

婚  姻  届

 

 

 

 

 

「「「「「アウトォォォォォ!!」」」」」

 

 

 何やってんだお前と言わんばかりの大絶叫。まともかと思ったらこれである。

 

 

「どういうことだこれは!?サーヴァント契約書じゃなかったのか!?」

 

「勿論、サーヴァント契約書ですわ。こちらはおまけです」

 

「おまけの規模が大き過ぎるわ!!」

 

「だって素敵な雄と番になりたいのは雌としての本能でしょう!!」

 

「何か逆ギレされたんだが!?何だこれ私が悪いのか!?」

 

「そうだ、お前が悪い。さっさと籍入れて幸せになれ」

 

「モテるのに途方もなく独身のアンタが言うな!!」

 

「独身で何が悪いんだリア充テメー!!」

 

「だから自分にスパークレジェンド返ってきてるって理解しろ天然ジゴロ野郎!!」

 

「リア充死すべし慈悲はない!エクストリーム、EXAフェース!!」

 

「どうしようもない私怨にそんなもの使うなバカタレ!!」

 

 

 もはや混沌としてきた初のサーヴァント召喚はノッブと沖田が召喚されたからかぐだぐだで終わった。

 なお、光のコヤンスカヤは婚姻届の部分だけ破棄されてちゃんと契約したらしい。当の本人は諦めていないが。

 

 

「ほーらー!ノッブが召喚されたからぐだぐだになったじゃないですかー!」

 

「煩いぞ沖田ァ!貴様ならぐだぐだにならなかった理由があるのか!?無いじゃろ?無いじゃろ!?」

 

「レジェンド、今回余った聖晶石は……」

 

「モルガンとハベにゃんにプレゼントだ。引っ越しには何かと物入りだろ」

 

「我が夫……!」

 

「レジェンド様ありがとー!」

 

 

 月王国では価値が高い聖晶石を大量に贈られた二人は感動。すぐさま厳重に保管し、このあとウルティメイ島にて行われる『祝!初サーヴァント歓迎会』後に使うことを決めた。

 

 一先ず、これにて一件落着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の拘束が解けてないんだけどなー!誰か気付いてくれないかなー!?」

 

【フォウフォーウ】(やーいやーいボクを空から投げ捨てた罰だネカマーリン。精々ボクの今の充実した生活を見て羨んでろバーカ)※フォウくんテレパシー

 

 

○マシュに抱き抱えられ、セワスチアンにブラッシングされながらエミヤ特製のスイーツを頬ぼるフォウくんの映像。

 

○ジャグラー店長の新作味見係で満足なフォウくんの映像。

 

○ユイシスやアンスリアらエルーン女子とルームランナーで汗を流し健康的カロリー消費を行なうフォウくんの映像。

 

○拾って大事にしてくれてる御礼にと美味しい果実を取ってきたら、半分こしてくれたのでレジェンドの膝の上で一緒に食べるフォウくんの映像。

 

 

「ぬあああああ!!厄災の獣のはずがいつの間にか幸せ振り撒く獣になってるキャスパリィィィグ!!これもあれか!彼の庇護下にあったからか!クラスチェンジか噂のジョブチェンジか!?くっそ羨ましい!というかセイバーなアルトリアは助けてくれても良かったんじゃないかな!?私よりカップラーメンの方が大事だったの!?ねえアルトリアー!!」

 

 

※このあと、今回の参加・見学者全員がウルティメイ島に転移し終わったら無事解放されました。




今回呼ばれた方々

イリナ→婦長
ゼノヴィア→おっきー
小猫→キャット
ギャスパー→ローマ(グランド)
カナエ→ジャックちゃん
タイガ→エレちー ※一回目はカウントしないものとする
タイタス→レオニダス
フーマ→小太郎

ゼット→ガレス
沙耶→アルク(アーキタイプ・アース)
勇治→嫁、ではなくてひかコン


ギャスパーだけグランドクラス召喚してる。すげー。
個人的にタイタスとレオニダスは店長とエミヤに匹敵すると思う。

そしてたった今ウルクから届いた映像を御覧下さい。

『冥界送りどころか日本地獄送りになるイシュタルを一部始終リアルタイムで見て大爆笑するギルガメッシュ王』

次回の特別編は魔境・ウルトラ騎空団にサーヴァント初顔出し。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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