ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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大変お待たせしました。
今回は多分今までで一番短いかも。
というのも、モラシム隊との邂逅とはいえ負けるどころか苦戦する要素全く無いし。

このまま『どう蒼』編まで突っ走るぞー!


それでは本編をどうぞ。


紅に染まる海

 アークエンジェルは今、ようやく紅海に出ていた。

 

 

「少しの時間なら交代でデッキに出ることを許可します。艦内にもそう伝えて」

 

 

 マリューの気遣いにミリアリア達学生組は喜びを露わにする。

 同時にソナーを準備していたキラは、ダイゴとRENAの協力もあり予定より早く完了。

 束の間の休息を取ることにした。

 

 

「そういえば、皆さんはデッキに出ないんですか?」

 

「あー、こっち来る前にアウギュステでバカンスしてたから」

 

「特訓兼ねてレクリエーションしてた俺らはいいんだけどさ……」

 

「竜馬さんなんて人型に変形したスイカと格闘してたし」

 

「いやそれスイカですか!?」

 

「サイコフレーム……いや果汁フレーム? 覚醒して緑色になってたしなー……ホント何だったんだアレ」

 

 

 ちなみに食べたが不味かったらしい。

 勿体無い精神で完食した竜馬は褒められていいと思う。

 とにかく、そういうわけでウルトラ騎空団のメンバーは特に海を直接見たいとかの願望は無いのである。

 

 

「それに海の幸が食べられるわけでもないし」

 

「三日月さんはぶれないですね」

 

「うん。アウギュステじゃ最高級のマグロ食べたから、尚更」

 

「確か巌勝も焼きそば作ってたな……」

 

 

 グラサン&アロハシャツ、焼きそばをプレートで作る巌勝はやけに様になっていたのをサーガは思い出す。

 

 そんなところにカガリがやってきた。

 

 

「お前らどうしたんだ? デッキ行かないのか?」

 

「それ、さっきキラからも言われた。こっち来る前に堪能したからいいんだ」

 

「ふ〜ん……ま、別にいいけどさ」

 

「それに一誠君達は元の世界だとダイブハンガーに住んでたんじゃなかったっけ? あそこに住んでたら海は飽きるほど見たんじゃないかな」

 

「ダイゴさんの言う通りッス。ゴーデスとの決戦にはあそこから先輩方と一緒に出撃したんだよなー」

 

 

 一誠の呟きを皮切りに、彼らは思い出話にシフト。

 キラだけでなくカガリも興味があったのか、彼女もデッキに行かずダイゴの隣で映像記録を見ながら話に参加することにした。

 

 

「こ……こんな機体もあるんですか!?」

 

「モルゲンレーテでも作れないだろ、こんなの」

 

 

 

 

 ザフトの一隻の潜水母艦・クストー、それを統べる隊長のマルコ・モラシムは宇宙のクルーゼから通信を受け取っていた。

 

 

『バルトフェルド隊長戦死の報に私も大変驚いております。地球に足つきを降ろしてしまったのは元より私の失態、複雑な思いです』

 

 

 つらつらとそれっぽい言葉を並べるクルーゼの通信にモラシムは鼻を鳴らす。

 

 

『オペレーション・スピットブレイクで私も近いうちに地球へ落ります。その折りにはどうか、モラシム隊長にもいろいろとお力をお貸し頂きたく思っております』

 

「クルーゼめ……こんな通信を送ってくること自体が下手な挑発だぞ。まぁ、よかろう。乗ってやろうじゃないか。その足つきとやら、インド洋に沈めてやる」

 

 

 自分の部隊に自信有りげなモラシムだったが、かの足つき――アークエンジェルには化け物だらけのウルトラ騎空団が乗っていることを、彼はまだ知らなかった。

 

 

 

 

 兵は神速を尊ぶというか、モラシム隊はアークエンジェルがソナーの使い方であーだこーだと言っている時に奇襲。

 特に機種特定で大気圏内用MSのディンと判明した時、マリュー達は予測出来ていたこととはいえ衝撃的だった。

 

 

「艦長! ストライクは……」

 

「空を飛べなけりゃ泳げもしないってことくらい知ってるわ。でも、何とかしなきゃ……」

 

『ではストライクはアークエンジェルの護衛に。空中戦と水中戦なら俺達が対処出来る』

 

「副団長さん!?」

 

 

 そう、元よりGNドライヴ搭載機は標準で飛行可能。

 沙耶のガンダムXや、果ては一誠の量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改も飛べるのだ。

 リバウやヒュッケバインシリーズがストライクと同じものの、バズーカも持ってきたしチャクラムシューターやリープ・スラッシャーがあるので問題ない。

 そしてネオ・バルバトスとゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSは格闘戦に優れ、水中戦でも問題無く戦える。

 まさに全領域戦闘可能な部隊であった。

 

 

「あ……改めて確認すると凄まじいわね……」

 

『他に地中戦闘や異次元空間戦闘が可能な機体もある』

 

「……敵対した勢力が可哀想に思えてきたわ」

 

 

 全く以て仰る通りである。

 ロドニアで正にそんなことが起きたのを後々知ることになるが、それはさておき。

 

 サーガの指示を受け、ヒュッケバイン二機とリバウはアークエンジェルの艦上から援護。

 ダブルオークアンタ、ガンダムX、量産型Mk-Ⅱ改・タイプGが空中を。

 最後にネオ・バルバトスとMk-Ⅱ・タイプSが水中を担当する。

 ダ・ガーンやランダーズは以前も言ったように立場上参加出来ないが、一誠やタイガがやられないように防御・回避のアドバイスは可能。

 同じ理由でダイゴも不参加、こちらはオーブの特務大使ということもあって尚更仕方ない。

 

 かくして、モラシム隊は一瞬にして絶望のドン底に叩き落されることになる。

 

 

 

 

「どういうことだ! こんなに戦力が充実してるという情報は無いぞ!?」

 

 

 マルコ・モラシムは彼我戦力差に愕然としていた。

 

 まずダブルオークアンタ。

 飛行可能なのはともかく、GNソードビットまで大気圏内で飛ばしてくる上にそれを使って防御もしてくる。

 

 ガンダムXと量産型Mk-Ⅱ改は純粋に強く。

 

 リバウとヒュッケバイン二機、それにランチャーストライカーを装備しバズーカを携帯したストライクのおかげでアークエンジェルの守りも堅い。

 

 何より頼みの綱である水中でさえ、ネオ・バルバトスとMk-Ⅱ・タイプSに蹂躙されている。

 特にネオ・バルバトスのレンチメイスにグーン一機がやられ、レクスネイルで二機目がコックピットをブチ抜かれてからは一気に勢いが落ちた。

 ダイゴがRENAに頼んで相手の潜水母艦にハッキングしてもらい、その様子をまざまざと見せつけたからだ。

 

 空中だけでなくお得意の水中まで上回られ、モラシム隊は屈辱を味わいつつ撤退していった。

 

 ……忘れてはいけない。

 

 ウルトラ騎空団にはまだ合流していないものの、真ゲッター3という水中戦の鬼がいることを。

 

 ついでにウルトラマン達はその気になれば生身で水中戦が可能だということを。

 というかレジェンドやレオなどは人間態で水中戦をし、MSすら破壊出来ることを。

 

 

 

 

 その頃、宇宙では――。

 

 

「パッカード教官!? アズナブル隊にいるのでは……」

 

「隊長からの指示でな。ラル殿の指導で大きく成長した、貴公らの同僚ですらイレギュラーがあったとはいえ足つきを撃墜出来なかったと聞いた。ならば、と私も貴公らと共に降りることになったのだ」

 

「でも、心強いです。これから宜しくお願いします!」

 

「うむ。ところで貴公らは親族や親しい者には会ってきたかな?」

 

「あ、はい。一応……」

 

「僕も両親と過ごして来ました」

 

「それでいい。会える時に会っておかないとどうなるか分からんのが戦争だ。憂いを全く無くす、というのは難しいが少しでも減らしておくようには出来よう」

 

 

 そのいかつい風貌からは想像も出来ないが、ノリス・パッカードはこれから共に戦場に向かう若人二人を気遣う。

 鬼教官として恐れられた彼であるが、よくやった生徒は褒め、努力する生徒には協力を惜しまなかった。

 そんな彼に育てられたアスランとニコルは、赤服として正式にザフトの一員となった今、再び彼から学ぶことになる。

 

 

「教官は降下作戦の経験、あるんですか?」

 

「作戦と呼ぶほどのものでもなかったが、昔にな」

 

 

 ランバ・ラルに鍛えられたイザークとディアッカ、そしてノリス・パッカードに教導されるアスランとニコル。

 

 若い芽は着々と育ちつつあった。

 

 

 

〈続く〉




キラのフレイとの関係がドライなので全カット……!
そりゃ短くもなるわ!

哀れモラシム隊、見せ場の空中戦水中戦ボロ負け。

むしろ最後が全部持ってったんじゃ……。
アスランとニコルもパワーアップ、よりによってテクニシャンな近接のプロのノリス・パッカードの教え。
またアスランが一段と接近戦に強く……。

次回、カガリとアスランが出会……えたらいいな……。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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