ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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勇治の召喚も入れたかったけど彼のも入れたら軽く二万文字超えるため、一先ず投稿します。逆に言えば次回はほぼ愉悦回。
八割方完成してるので残る仕上げを書いたらすぐに次も投稿出来そうです。


○レジェンドさんちのカルデア事情


「トネリコ、来なくて石溶けた」

「申し訳ありません、我が夫……!」

「どうするのモルガン!私の水着バージョンだって控えてるのにぃ!」

「代わりに水着じゃないけどスカディ来ました」

「「!?」」

「ふふん」←ドヤ顔スカディ様

「……だが結果はフェス中かつ無料十連で水着のフェディエル、サーヴァンツ、アリーザに召喚石で水着ケルベロスまで出たグラブルの方が良かったな」

「「「!!」」」


それではどうぞ。


特別編・サーヴァントを呼ぼう!レジェンド関係者+α編〜召喚の二次被害による被害者が一番ヤバい〜

ふははははは!!皆の者、休憩にて多少なりとも英気は養ったな!?『はい』か『イエス』しか認めんがな!我は見ての通り絶好調よ!さあ、引き続き世界中がそれを待っているお楽しみの時間、即ち!召喚(ガチャ)の刻!!

 

 

 開始時に比べて明らかにご機嫌なギルガメッシュに?マークを浮かべる面々だったが……よく見るとエルキドゥやハマーン、デイビットも何やら嬉しそう。まあ、ハマーンはアクシズ関連で合点がいく。残る二人は……喜びのポイントが相方絡みなのか自分のことなのか判断に困るところ。

 

 

「駄目で元々とリクエストしておいたが……まさか本当にキュベレイまであったとは恐れ入る。デイビット、どうやら我らが団長は想像を軽く超えてくるらしい」

 

「ああ、俺もあの人のおかげで変わろうと思えた。それに俺の専用機になるというノイエ・ジール系の発展機……ハマーン自ら案を出してくれるとのことだが」

 

「実はシャア(あのバカ)の専用機としてノイエ・ジールⅡという機体が開発中だったのだがな、知っての通り奴とは袂を分かった為に開発が中断された。……というのを何処から仕入れたのか分からんが団長が知っていたらしく、態々それまで開発完了した状態でアクシズにあったのでな。それをベースにお前の機体へと仕上げようという考えだ」

 

 

 これにはもはやハマーンさえ唖然とするばかりだった。ホント何なんだあの光神。

 

 

「可能な限り要望は聞く。あまり常識外れのことを強請ってくれるなよ」

 

「無論だ。これを見てくれ、まず――」

 

 

 用意周到、デイビットは設計図から完成図までスタンバってました。そこまで乗りたかったのかMA……。

 アムロ同様知らぬ人などいない、かの女帝ハマーン・カーン直々に関与した専用機とあって、同期の立香やキリシュタリアらは物凄く羨ましそうであった。

 

 

「いーなー……デイビットいーなー……」

 

「アクシズといえば可変機・ニュータイプ専用機・MAといずれも有名な機体を開発した万能勢力としてその名を馳せた軍勢だ。加えて戦艦にも耳にしたことがあるものが名を連ねている……これは凄い機体になりそうだぞ……!」

 

 

 一応キリシュタリアは既にR-GUNパワードという専用機持ちなのだが……しかも推してきたのはかの大神ゼウス。というよりオリュンポスやアトランティスの連中が挙ってRシリーズ系列の機体をクルーガー・インダストリーに注文しまくっているとか(カイニスからの情報)。

 

 最近だとオデュッセウスがカタログ片手にR-1かART-1かを悩んでいるらしい。どうなってんだ本作のオリュンポス&アトランティス。

 

 ちなみにアデーレとマカリオスの姉弟、姉のアデーレはカタログにグランゾンが無くお揃いが出来そうにないと少し凹んでいたという。あんなんカタログに載せられてたらそれこそ大問題だろうけど(そもそもRシリーズ関係が載ってる時点でどうかと思うが)。

 

 

「ふはは、専用機はいいぞ。何せ専用なのだからな。つまり!我!!専用ということよ!」

 

「……ちょっと待ってギルガメ」

 

「何だ、師父が召喚を見ながら休むと通信状態にしてるからこちらにやってきたバカトリア」

 

「詳しく説明するなギルガメェ!そういうとこだぞギルガメェ!……で、何で専用機についてそんな力説してるの」

 

「決まっていよう!先程我とエルキドゥが師父より専用機を賜ったからだ!ふはははははは!ははははははは!!」

 

 

 これに会場大騒然。まあ、レジェンドとギルガメッシュにエルキドゥの関係上いつかはやるだろうと思ってはいたが、予想以上に早かった。しかも自分好みの機体だったのか高笑いがいつもより長い。

 

 

「き……聞いてない!そんなの聞いてないぞギルガメェェェェェ!!」

 

「貴様は機動兵器訓練となると途端にサボり魔化するらしいからな!専用機など遥か高嶺の花であろうよ!ふはははははは!!まあお情けで師父が相乗りさせてくれるやも知れぬがな!ハァーッハハハハハ!!」

 

「ふぎぎぎ……!」

 

 

 涙目なキャストリアだが、ギルガメッシュの言っていることは事実なので反論出来ない。杖を握り締めて歯軋りするしかないのである。しかも、エルキドゥが何やら映像を流し始める始末。

 

 それはシミュレーターにて満身創痍ながらもギルガメッシュのフェネクス・タイプGとエルキドゥのサバーニャ・タイプEがアムロ(CPU)のνガンダムを撃破した瞬間の映像。

 

 

「……は……?」

 

 

 モルガンですら固まってしまう程の衝撃映像。良くてファンネル全破壊の戦績だった面々は絶句。純粋に凄いと思ってるのはゼットを始めとした一部のパイロットや、アムロの実力を知らない者ぐらいである。

 

 

「バカな!?あの変態戦闘力のアムロ・レイを撃破しただと!?」

 

「正に死闘であったわ……全武装を破壊したと少しばかり安堵した瞬間に頭部を殴られて破壊されるなど誰が思おうか」

 

「回避運動だけでGNホルスタービット全部とGNライフルビットの大半を誘導破壊されたよ。何あの戦闘用千里眼持ってそうな機動」

 

「うむ。勝率三割とはいえ、あれに一対一かつアルトアイゼン・リーゼで真っ向勝負後に勝利をもぎ取る師父の凄まじさが改めて理解出来たというもの。我達はまだまだこれからよな」

 

 

 ……やはりCPUでもアムロはアムロ、機体性能で圧倒的に勝る二機をトンデモ戦法で追い詰めたようだ。おそらくタイマンであれば撃破されていただろう。というか誰だ変態戦闘力とか言ったのは。

 

 

「そういうわけで我のテンションが高いうちに此度の召喚を済ませるぞ!やっている最中に調子が戻れば師父も11連召喚すると言っていたからな!」

 

「11連……11連……!」

 

「貴様は最後だレイオニクス!思考がヤバいことになっているからな!」

 

「カルナァァァァァ!!」

 

「やかましい!授かりの英雄か貴様!それのオルタがそこにいるというのに!」

 

「……?」

 

 

 オルジュナが矢的に買ってもらった『世界の社会(写真付き)』という教本を手に?マークを飛ばしている。何か呼ばれた気がしたが、明確に呼ばれていないのでまた本の方に集中。

 

 

「ほう、これが今の世界の様子……」

 

「あくまで国の一つで、他の国の文化もまた違いますよ。例えばインドは……このページ」

 

「……中々感慨深いものがあります」

 

 

 ……結構大きいので横からカドックやアナスタシアも覗き込んでいたりする。食文化についても書いてあるため、アナスタシアはラーメン狙いで見ているだけにも思えるが。

 

 

「とにかく!愉悦は最後まで取っておいてやるべきことをやった後に味わうのが良いのだ。よって一番手は貴様だ麻婆娘!」

 

「え!?」

 

 

 何と後半戦一番手はまさかのスレッタ。見学に来ていたグエルやシャディクは「おおっ!?」と声を上げた。なお、ミオリネは不安しか感じない。サーヴァントどころか自分で激辛麻婆豆腐を呼び出しそうな気がする。

 

 

「スレッタ、誰呼ぶんだろ?」

 

「機械に強い英霊か、単純にパイロットとして特別な英霊か……あとは、麻婆関連の……かしら」

 

 

 プロスペラの推測に頷いてしまいそうな月王国の面々。だって今でも炊飯ジャーを手放さず抱えたままだし。

 

 

「えーと、確か……聖晶石を砕いてふりかけにして召喚サークルに――」

 

「違う違う違う!普通に召喚サークルに聖晶石を置くとか投げ込むとかでいいの!砕かなくていいから、そもそも何でふりかけ!?」

 

 

 ロマニ渾身のツッコミ。ギルガメッシュやエルキドゥは「師父に比べてツッコミが甘いな」とか「レジェンドのキレッキレなツッコミが恋しい」とか呟いている。最近はボケに傾倒気味だが、ウルトラ騎空団最強のツッコミストの座は未だ揺るがない。

 

 いまいち釈然としないスレッタであったが、言われたとおりに聖晶石を投げ入れる。そこまでは良かったのだが……今までと異なる反応があった。

 

 

「こ……これは……クラス・アルターエゴ!」

 

「何ィ!?」

 

 

 ギルガメッシュが驚くのも無理はない。別人格(アルターエゴ)……エクストラクラスの中でも珍しいそれだが、スレッタと何の関係が――そう思った時、それは姿を現した。

 

 

 

 

 

「アルターエゴ、グレゴリー・ラスプーチンだ。宜しく、諸君。そして愛すべき麻婆マスター

 

 

 

 

 

 何かどっかで見たことあるような胡散臭い神父が、ニヒルに笑……ったのは大多数相手に、スレッタにはこれ程はないと言う笑顔で言い放った。

 

 そしてそれに対する村正、エミヤ、クー・フーリン、ギルガメッシュの表情がまたとないくらいに物凄く嫌そう。エレシュキガルも思いっきりゲンナリしてるし。

 

 

「村正ー?どしたの?」

 

「いや……アイツを見てたらこう……何か宝具展開したくなってよ」

 

「すまない店長、ちょっと包丁研いでいいだろうか、この場で」

 

「別にいいぜ。しーっかり研いどけよ」

 

 

 村正を心配する立香はいいとして、何かジャグラーはエミヤを後押ししてる。

 

 

「悪ぃなマスター、ちょいと令呪使ってくんねぇか」

 

「クー・フーリンさん?」

 

「何故ここで貴様がアルターエゴで来るのだコトミネェェェェェ!!我は会ったこと無いがな!別の我が会っただけだがな!!何か物凄く嫌なメモリーがフォトンストリームが如く流れ駆け巡っておるのはどういう事だァァァ!?」

 

「イシュタルがいたら更にカオスになってた気がするのだわ……あの既視感バリバリの神父」

 

 

 エレシュキガルが言うように収集がつかなくなってたかもしれない。そんなことは気にせず、とてつもなくフレンドリーにスレッタと交流を始めている言m……ラスプーチン。

 

 

「ラスプーチンさん、もしや貴方も麻婆推進派ですか!?」

 

「勿論だとも。私は麻婆こそ全ての基本だと思っている。言ってみればこの召喚サークルも麻婆さ」

 

「やはり麻婆は最高なんですね!」

 

 

 何か無茶苦茶言ってるし……。スレッタ相手に限り、胡散臭い部分が無くなっているのはマスターだからだけではなく、麻婆も絡んでいるのだろう。ホント何でこんなん呼んでるんだスレッタ。

 

 

「時にマスター、君が炊飯ジャーを抱えてる理由が知りたいのだが……」

 

「はい!これから呼び出されるだろう激辛麻婆豆腐をご飯にかけて食べるためです!」

 

「……素晴らしき麻婆精神。やはり私のマスターは君しか考えられない。どこぞの世界線では異星の使徒とかになってそうな私だが、今ここにいる私はそう……麻婆の伝道師!!」

 

(((((何言ってんのこの人――!?)))))

 

 

 麻婆の食べ過ぎで思考までバグったのか?そう思われてもおかしくないラスプーチン。エミヤやクー・フーリンなど顔が思いっきりひくついてる状態だし。まさか麻婆布教の為にサーヴァント化してきたのではなかろうな……。

 

 

「全く……師父にどう説明したものか……まあ良い、もしも我らを裏切る真似をすれば座に還ることさえ叶わず、座の本体すらも消滅させられると心得ておくがいい」

 

「安心したまえ、ギルガメッシュ。長年探し続けた真の同士が見つかったのだ。そんな愚行を犯す気はない」

 

「それが口先だけでないならよいのだがな……」

 

 

 一先ず丸く収まる……かと思いきや、突如召喚サークルが回り出した。聖晶石や呼符は使っていないのにだ。

 

 

「え!?何で!?」

 

「……なるほど、どうやら+1ボーナスタイミングだったようだな」

 

「「「「「何その特典的な召喚!?」」」」」

 

 

 11連召喚とは別に、単発召喚を特定回数行うと決まったタイミングでもう一回分ボーナス召喚が行われるとかなんとか。たまたまスレッタがそのタイミングに当たったらしい。

 

 

「つまり麻婆豆腐が召喚されるということでしょうか!?」

 

「水よし、玉子スープよし。さあ、来るがいい……至高の麻婆豆腐!!」

 

「「「「「バカかこの二人ィィィ!?」」」」」

 

 

 こんな時でも麻婆への執着を忘れないスレッタとラスプーチン。しかもラスプーチンの手にはちゃんとスレッタに分けてもらった、ほかほかの白米まで丼でスタンバってある。

 

 ……もうダメだこいつら。

 

 

 

 

 

「何マスターを毒しているんですかこのダニ神父」

 

「「「「「……へ?」」」」」

 

「む……」

 

「ルーラー、アムールです。マスターのサーヴァントは私が務めますので、やることやって育児放棄したダニ神父はとっとと座に還りやがれです」

 

 

 

 

 

 今度は物凄くラスプーチンに辛辣な美少女が現れた。ちなみに彼女、本来はカレンという名であるが……一つだけ言っておく!中の人とカレンという名が同じだからといって紅蓮を操縦したりは出来な……どうなんだろう?

 

 

「これはこれは……まさかこうくるとは」

 

「聞こえませんでしたか?性格どころか耳まで悪くなったんですね。マスター、このダニ神父の言葉を真に受け――」

 

「…………」←麻婆豆腐じゃなくて落胆中のスレッたぬき

 

(たっ……たぬき――!?)

 

 

 落ち込むスレッタを心から慰めるラスプーチンに、何か絶句してるアムール[カレン]。何かこの三人だけでコントが出来そうな気がしてきた。

 一応、戦力としてなら二人とも間違いなく当たり枠ではあるのだが、戦力以外の繋がりも大事とするウルトラ騎空団でやっていけるのだろうか……。

 

 兎にも角にもスレッタの英霊召喚は成功。知人のスレッタまで当たりを引いたということでいよいよ勇治の精神がヤバくなってきた。触媒として槍だとかマハーバーラタについて纏めた資料とかまで用意し始めた上、本人自身がカルナのコスプレまでしようとしてコヤンスカヤと嫁ネロに必死で止められている始末。

 

 

「マスター、ステイ!ステイです!普段のクールな貴方は何処へ行ったんですか!?」

 

「落ち着けマスター!余とヴァージン・ロードを歩くのはマスターであってカルナではないのだぞ!」

 

 

 ……ちゃんと止めてるコヤンスカヤはいいとして、嫁ネロはさり気なく願望ダダ漏れである。今の勇治は聞いちゃいないが。

 

 そんな勇治軍団は放っといて、ギルガメッシュが次に指名したのは沙耶。レイトが何を呼ぶかは未知数とはいえ、ぶっ飛びあーぱーのアルクを多少なりとも御せている沙耶ならば余程でない限りどんな英霊が来ても問題無いという希望的観測からだ。万が一、その余程の事が起きてもモルガンがどうにかするだろうし。

 

 

「えー……沙耶のサーヴァント私だけで十分だよー。アルクさんに任せて安心だよ?」

 

「建て前はよい。本心を述べよ」

 

「沙耶との時間減っちゃうじゃん!」

 

「貴様もそっちか!何となく予想は出来ていたがな!そんなものは己の手で掴み取れ!このあーぱーめが!」

 

 

 同性からも大人気さやぴー。この場合、ファーストサーヴァントの可愛いワガママというか……アルクが有能なので一応それが許される。とはいえ女王という立場上、見の安全は第一に優先しなければならない事柄。それくらいアルクも分かっているのだが、頭と心は別問題というわけだ。

 

 沙耶に説得され、しぶしぶ引き下がったアルクだったが……沙耶がゼットに頼み、スペシャルコラボ的な曲を作ってもらいそれに参加という形で落ち着いた。

 

 

「あーぱーではあるが奴もまたウルトラ騎空団の綺麗所代表の一角よな。よし……今代の月の女王よ、召喚す(ガチャ)るがいい」 

 

 

 やっぱりその表現はどうかと……と思いつつも口に出さず沙耶は聖晶石を投げ入れる。何かロマニが新宿のアーチャーならぬ新宿のスイーパーの如きハードボイルドフェイスと化しているのは気の所為だ、多分。

 

 

「アルクは私の傍にいてもらうとして――」

 

「沙耶大好きー!!」

 

 

 遊撃手みたいなのが欲しい、と続ける前に感激したアルクが沙耶へ抱き着いた。やっぱり頼られるのは嬉しいようだ。

 

 果たして沙耶の希望は通るのか――!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……え?あれ?私、座で味噌煮込みうどん食べようとしてたんじゃなかったっけ?ここどこ?」

 

「むっ……ヴィイの瞼を上げるわ」

 

「待てアナスタシア!彼女がうどん発言しただけで敵認定するんじゃない!」

 

「すみません、マスター。うどんとラーメンは相容れないのでしょうか?」

 

「いや、単に一緒に食べるのはオススメしないとか、あとは嗜好の問題だと思いますよ。それぞれに良い所があるので」

 

(矢的教諭が彼のマスターでよかった……もし完全にラーメン派となっていたらここが悲惨な事態になっていたかもしれない……!)

 

 

 呼び出されたのは二刀を有する和風美女。スタイル抜群でさっぱりした性格を感じさせる――うどん好き。

 

 

「貴女が呼びかけに応えてくれたのかしら?」

 

「――!!」

 

「……?」

 

(ヤバ……!クール系だけどちょっとした仕草が可愛い、所謂クーデレ系!?いや、何か私的には仕草が可愛いというより可愛い物好きっぽいオーラを感じるといいますか……)

 

 

 ――付け加えておこう。この召喚された女性、美少年美少女も大好きである。つまりある種のヤベーやつ。

 

 

(ていうかよく見たら周り美少年と美少女のオンパレードじゃない!あ、あの金髪のふわふわした――)

 

『貴様、我が巫女を卑猥な目で見たな?』

 

「ひゃぅいっ!?」

 

 

 アーシアに興味を示した途端、マジンガーZEROがブレストファイヤースタンバイして圧をかけてきた。女性は「あ、死んだ」と一瞬で悟ってしまったが、アーシアと沙耶のおかげでマジンガーZEROの怒りが鎮火。レジェンドがいなく……いや通信で状況は把握してるだろうから、出会ったが最後かもしれない。

 

 

「はふぅ……ありがとうございました!いや何か本気で助かったっていうか……あ、自己紹介がまだだったよね。新免武蔵守藤原玄信(しんめんむさしのかみふじわらのはるのぶ)、長いから武蔵で」

 

 

 

 

 

「新麺・武蔵?その麺の種類はラーメンなの?うどんなの?」

 

「字が違くない!?私はそういう意味での新麺じゃ、間違った新免じゃなくてね!?」

 

「みやもとむさし、略してみやむー」

 

「そうそう、そんな感じで可愛いと……え、何この美少女!」

 

 

 アナスタシアに変な勘違いされ、オーフィスから可愛らしいあだ名を貰ったりしているが、周りは騒然としている。特に日本出身の者は驚愕の視線で武蔵を凝視。当の武蔵はオーフィスを高い高いしつつ頬擦り。なお、何故彼女が宮本武蔵について知っていたかというと……何かの大河ドラマを見ているうちに覚えたらしい。

 

 

「宮本武蔵……!彼女が!?」

 

「ふむ……史実では男のはずだが、剪定事象による平行世界の存在の可能性もあるか。ふはは、師父が絡めば割とどんな事でも当てはまってしまうものよな」

 

「何はともあれ彼女が凄い英霊なのはボクも分かるぞ!二天一流の創始者で佐々木小次郎のライバル!」

 

「うむ!剣術を学ぶ者にとって一度は会ってみたい人物だぞ!よもやよもやだ!まさかこんな形で対面が叶うとは!」

 

(何か悪い意味で姉さんに似てるのよね……)

 

 

 普通に考えれば彼女も当たり枠だが、何というか……しのぶも思っているように『残念美人』な感が否めない。何にせよ戦力としては申し分ないし、ギルガメッシュいわく英霊でも成長するのでステータスアップが必要ならレジェンドやゲンと模擬戦なり特訓なりさせればいいだろう。……そこ、この二人とやり合ったら座に還らされるとか言わない。

 

 

「じゃあ改めてよろしくね!……で、早速で申し訳ないんだけど……私、実は食事中というか食事直前だったのです。何か食べさせてくれると嬉しいな〜なんて……」

 

「さっきジャグラー店長に月見うどん作ってもら――」

 

「うどん!?私の大好物なんだよね、うどん!!」

 

(……ああ、彼女が呼ばれたのってこういうわけだからなのね……)

 

 

 沙耶の好きなものに、うさぎ以外ではうどんがあったりする。ついでに原作で彼女がメインとなる英霊剣豪七番勝負では、一応月も関係しているのでそこもポイントかもしれない。本作で行われることがあるかは疑問だが。

 

 スレッタにせよ沙耶にせよ、一応当たり枠を引けたわけだが残るレイトと勇治は未知数。レジェンドは体調を考えると召喚するかどうかも分からない。

 勇治のキマり具合とそれに伴うギルガメッシュらの愉悦を考慮し、次に召喚を行うのは――。

 

 

「次はいよいよ貴様だ、モロボシ・レイト」

 

「俺か……カプセル怪獣じゃなくてサーヴァントを持つことになるなんざ想像もしなかったぜ」

 

「マスターになれるかどうかは貴様次第よ。仮に呼べても相性の問題や相手方の不況を買えば花道一転茨道へと変わるのだからな」

 

「分かってるよ。せめて話の出来る奴来てくれ……っと」

 

 

 ぐだぐだせず聖晶石をサークルへ投げ入れ、思いの外スムーズに召喚まで進めるレイト。やはり若くとも曲者だらけのニュージェネレーションを束ねる隊長といったところか。

 

 

「霊基パターン……セイバー!?また!?」

 

「この調子では二人目の騎士王が来てしまうとも限らんな……我は何故か全て☆5礼装×11連だったりしたのだがな、ふはは」

 

「いやそれもそれで凄くない!?」

 

「黒聖杯とカレスコを同時に一発最大凸出来たのは正に我が無敵の黄金律の賜物よな。しかし最後に引いた礼装が『アレ』なのは如何なものか……」

 

 

 その『アレ』とやらが気になるが、今はそれよりもレイトが呼び込んだ英霊の方が大事。ロマニは再び召喚サークルに視線を戻す。ダ・ヴィンチちゃんをチラッと見たら「団長さん団長さん」と何やら自作のアルバムをペラペラと捲りながら緩みまくっていた。……後で団長さんに注意喚起しておこう、ロマニはそう思ったという。

 

 して、気になるレイトことウルトラマンゼロのサーヴァントは――!?

 

 

 

 

 

「余はコサラの王、ラーマ!召喚に応じ参上した!」

 

「「「「「おおおおお!?」」」」」

 

「ちょっ……!?マハーバーラタに続いてラーマーヤナの関係者っていうか主役が来たぞ!?ウルトラマンの方々凄くない!?」

 

 

 

 

 

 今回のウルトラマンはインド枠に恵まれているというか、またも大英雄を呼び込んだ。これによりまた勇治の目が死んでしまう。だって彼が呼ぼうとしてるカルナもインド(しかもマハーバーラタ)関係だもの。

 

 しかしながらウルトラマンの面々が呼ぶ英霊が凄い、というロマニの発言は的を得ている。今回だけで80=矢的がオルジュナ、そしてゼロ=レイトがラーマ。

 前回のトライスクワッドは冥界の女主人たる神霊エレシュキガルを始め、スパルタ王レオニダスに有名忍者の風魔小太郎と続き、ゼットも円卓の騎士の一人であるガレスを呼んだ。

 前回と今回双方に参加しているディアナ=沙耶などアルクェイド・ブリュンスタッドに加えて宮本武蔵。前者はアーキタイプ・アースなるヤベー奴だったりする。

 

 極めつけは我らが最高位光神レジェンド。彼が呼んだのは最早言うに及ばずウルトラ騎空団のサーヴァント筆頭・最強最古の英雄王ギルガメッシュ、その無二の親友にして神造兵器エルキドゥ、花の魔術師マーリン(プロトタイプ)=プーリン。しかもギルガメッシュとエルキドゥが本来とは違うクラスの『ウルティメイト』『エルキドゥ』なのだから開いた口が塞がらない。

 ついでにここから更にメンバーが増えそうだからマジで何なんだお前である。

 

 閑話休題。

 

 さて、周囲ではラーマがどういった英雄なのかを詳しい人物らが説明している。特にインド推しのペペロンチーノやそのサーヴァントで同じくインド出典の英雄であるアシュヴァッターマンは彼をよく知っていた。

 オルジュナことアルジュナ・オルタはその凄まじい能力を得るのと引き換えに元々持っていた記憶の大半を失っている為、残念ながらあまり良く知らない。

 

 そしてラーマと言えば忘れてはならぬ存在がいる。ラーヴァナ?違う、ラーマの妻シータだ。同時に、離別の呪いのことも。

 

 

「じゃあ、ラーマさんは……」

 

「うむ。この呪いがある限り余がシータと会うことは叶わん。ただせめて、その気配だけでも感じ取りたいと思うのはほんの少しばかりの我儘だ」

 

「……いいのかよ、それで」

 

「余のためにそう言ってくれているのは嬉しいのだがな、マスター。これは座の本体に刻まれたもの、仕方ないと済ます以外に他は無い」

 

 

 アーシアやレイトの呟きに苦笑しながら応えるラーマだが、悔しさが滲み出ているのは誰の目にも明らかだ。せめて気配だけでも、と言ったが実際は映像越しにでもシータの姿を見たいだろうに呪いの所為でそれすらも許されない。

 

 ――頬杖をつきながら目を伏せていたギルガメッシュが呟いた。

 

 

 

 

 

「くだらんな」

 

 

 

 

 

 いきなり出た侮蔑の言葉に誰もがギョッとする。普段のギルガメッシュが言っているようなものと違う、遊び心など無く本気で吐き捨てた。

 さしものレイトもこれには食って掛かる。

 

 

「おい、いくらアンタでも今のは聞き流せねえ」

 

「ハッ、我とて其奴が本調子ならこうは言わなかったがな。今のラーマなどそこいらの有象無象の凡夫と変わらぬ。ただ単に腕の立つだけの存在などウルトラ騎空団にはそれこそ山のようにいるであろう。それこそ貴様もその一人だろうに」

 

 

 ギルガメッシュの言葉に今度はレイトも黙らされた。愉悦で言っているのではなく、間違いなく王として今の彼は喋っている。

 

 

「叶わぬから『せめて』? 運命故に『仕方がない』? 随分と諦めの良い王になったものだな。シータを取り戻すためにあれやこれやと必死になった貴様は何処へ消えた?」

 

「ッ……それは……」

 

「民のために妻を追放し、善政を敷き国のために尽力し民から絶賛され牙をもがれたか。ならばその姿が全盛期なのも納得よな。だがその全盛期ですら貴様は心の奥底にある感情故にまともな刃を振るえぬ。迷いある貴様の首を斬り飛ばすことなど造作もない者がどれだけいると思っている?無論我もその一人よ」

 

 

 普段ならここらで高笑いの一つもするギルガメッシュが、冷たく見下すだけで褒めもしなければ叱りもしない。

 

 ――彼は、待っているのだ。

 

 ラーマが本心を曝け出すことを。

 

 

「――コサラの王、ラーマよ」

 

「…………」

 

「貴様にとって、(シータ)とは『せめて』『仕方ない』で済ませられるような存在だったのか?」

 

「違うッ!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 ここにきてラーマが大声を出し、ギルガメッシュも遂に笑みを浮かべる。周りはラーマの声に驚いているが、エルキドゥは何やらコソコソと誰かと会話中のようだ。

 

 

「そう思わなくては心が押し潰されそうだった……そう思わなくては頭がおかしくなりそうだった……!」

 

「「「「「…………」」」」」

 

「余は王だ。王である以上、信じてくれる民に情けない姿など見せるわけにはいかん。……だが」

 

 

 ――本当は、国や名声などよりシータが傍にいて欲しかった。

 

 ――信じていた彼女を、民と国のためにと追放せざるを得なかった。それでも、彼女は自分を許してくれた。

 

 ――それから終生後悔し続ける日々。全ては己がやったことだというのに。国の、民のためだと言い訳して。

 

 

「どれだけ称賛を浴びようと、どれだけ栄光を掴もうと()は空っぽも同然だった。隣りにいる筈の、隣にいてほしい人物がいない……何より辛かった!!」

 

 

 涙を流して自らの思いを吐露するラーマに誰もが声を掛けられない。同時に、今この召喚の場に刻一刻と近付く複数の足音に気付いているのもギルガメッシュやエルキドゥなど片手で数えて余る程度しかいない。

 

 

「では貴様の中で最も大事なものは今も変わらぬと。妻がいれば構わぬというのだな?」

 

「勿論だッ!!シータがいてくれるなら僕は名声も国も、力だっていらない!!」

 

「良くぞ言ったコサラの王よ!ならばくれてやる!貴様の望む、妻と生きる『これから』をな!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 それこそ素晴らしい笑顔でとんでもない事を言い放ったギルガメッシュにラーマを含む殆どの者が驚愕した。離別の呪いのことを知っていて何を――そう思った時。

 

 

 

 

 

ドガァァァァァン!!

 

 

「ぶごぉぉぉぉぉ!!」

 

「「「「「!?!?!?」」」」」

 

 

 

 

 

 何かが召喚ルームの扉をブチ破って飛んできた。いや、飛ばされてきた。

 

 

「わあああ!?何!?何が飛んで来たの!?」

 

「なっ……!奴は!!」

 

 

 飛んできたものを見たラーマが驚きの声を上げる。何故ならそれは――。

 

 

「知っていよう、ラーマよ。それこそ貴様ら夫婦に離別の呪いを掛けた元凶……即ちバーリの妻たる猿だ」

 

「「「「「はあ!?」」」」」

 

「「「「「え!?ヴァーリの妻!?」」」」」

 

「ちげーよ!ヴァじゃなくてバだ!いくら何でもアイツが猿を嫁にする訳ねーだろ!……多分」

 

 

 オイ、育ての親(アザゼル)。それはそれとして、何故そんな奴が飛んでくるのか……と思ったが、ちゃんと見直して見るとなんとバーリの妻とやらはそれはもう凄惨な姿であった。身体の彼方此方がありえない方向にへし曲げられ、陥没し……顔などあまりの酷さに見ないようにする者も出るくらいに。よくラーマやギルガメッシュはこれを判別出来たものだ。……が、後者に関してはすぐに理由が判明する。

 

 バーリの妻が吹っ飛んできた方向、煙に包まれた向こう側からゆっくりと近付いてくる足音……その正体は――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだだぞ……とっとと立てエテ公」

 

 

 ○攻撃力・防御力・機動力400倍!

 ○弱体効果反射!

 ○強化効果解除反射!

 ○攻撃時相手の全ステータス大幅ダウン!

 ○攻撃時相手の強化効果全消去!

 ○攻撃時相手に恐怖・呪い・毒・凍結・自壊・光神罰のマイナスステータスを付与!

 ○上記全効果は解除・抵抗不可!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブチギレジェンドだった。

 

 

「「「「「ぎゃあああああ!?」」」」」

 

「何かとんでもないステータスアップかかってるのだわー!?」

 

 

 エレシュキガルの言う通り、何かもう『バーリの妻絶対殺すマン』になっているレジェンド。その後ろには苦笑したプーリンもついて来ている。

 

 

「やあ皆、見ての通りマイロードがご機嫌斜めでね。良い感じに眠れそうだったところに『彼女』が偶然召喚されてしまい、マイロードのお腹の上に勢いよく落ちてしまったんだ。で、彼女が呪いに掛かっているということで呪いを無理矢理実体化させてボコボコにした結果がアレなんだよ」

 

「「「「「あの人、またとんでもないことやらかしてたー!!」」」」」

 

 

 呪いを強制的に実体化させてフルボッコにするという、呪術関係者が理不尽さに号泣しそうな事を平然と行うレジェンド。

 今もフォウくん・ピカチュウ・ハク・パム治郎による『ウッウッウマウマー』な鳴き声ハーモニーをBGMにリズミカルマウントボコしを行っている。可愛らしい鳴き声はいいとして殴る度に出ちゃいけない音やモノが出ているのはヤバい。

 

 

「……もういいか、連れて行け」

 

「レッドファイッ!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「レッドヘル!!」

 

 

 ……何かレジェンドが指パッチンしたら赤い通り魔がやってきて、ヤバい状態になってたバーリの妻を日本地獄へと投げ落とした。自身もそれを追って日本地獄へと帰っていく。

 

 この僅かな時間でとてつもないものを見た気がする。

 

 

「ふう……」

 

「……ハッ!?バーリの妻が呪いの形……まさか……!?」

 

「フォーウ!」

 

「ピカ!」

 

 

 フォウくんとピカチュウが何か――いや、誰かに気付き物陰に隠れているその人物をくいくいと引っ張り出す。服を軽く噛んでその人物を引っ張るフォウくんと、頭も(物理的に)使って押し出すピカチュウは見ていて和む。

 

 

「あ……待って、そんなに押さないで引っ張らないで……」

 

「フォウフォウ、キュー!」

 

「ピカピッ、チュー!」

 

 

 ウルトラ騎空団の誇る二匹によって姿を現したのは、ラーマによく似た雰囲気の美少女。フェルグスはほう、と顎に手を当てて笑うがマスターのアザゼルは「またかよ……」とレジェンドを血涙流し見ている……が、そもそもレジェンドは彼女を召喚したわけではない。

 

 その姿を見たラーマは、震えながらも希望を手にしたかのように声を絞り出す。

 

 

「……シータ……!」

 

「ラーマ……?」

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

 

 まさかの夫婦再会に一気に場が騒然とした。レジェンドの不憫が起こした奇跡、というのはどうかと思うが……ぶっちゃけ今回はどちらかと言うとバーリの妻の方が不憫だった気がする。主にレジェンドに目をつけられたという点で。

 

 

(夢か!?いや、夢じゃない……あの王らしき人物は言った、『これから』と……シータが、本当にシータが目の前にいるんだ!!)

 

(本当にラーマなの……?でも、魔術師さんが言ってた……『こんなレベルの呪いなんてマイロードには無意味さ』って。じゃあ、本当の本当に……)

 

 

 皆が見守る中、一歩一歩近付き互いの手を取りその存在が確かなものだと確信するラーマーヤナ夫妻。

 立香とぺぺはもはや感涙一歩手前、キリシュタリアはこの間指を逝かせたイイねボタンを取り出し連打用意。

 

 

「シータッ!!」

 

「ラーマ……!ずっと、ずっと会いたかった……っ……!」

 

「僕もだ……!彼処で笑っている王が言ってくれたんだ、妻と生きるこれからをくれる……って!」

 

 

 ラーマが涙を流しながらも笑顔を見せ、ギルガメッシュの方を向けば……玉座に座ったまま、未だ眠そうに目をぐしぐしと擦っているレジェンドをエルキドゥらと共に労っている彼の姿があった。無論、笑顔だ。

 

 

 

 

 

「しかし凄まじいバフだったものよ。これでイシュタルが相手だったらどうなるか想像して我の腹筋大激痛よ。ふはははは!!」

 

「すっごく……寝不足です」

 

「はいはーい。レジェンド、たまにはエルキドゥさん抱き枕とかどう?」

 

 

 

 

 

 シータもまた、最初はレジェンドの正体を聞かされとんでもない人物に大変な無礼を行ってしまったと謝罪したが「悪いのはこのエテ公の呪い、というかエテ公そのものなのでお前は悪くない」と言われ……レジェンドはバーリの妻をボコりつつここまで連れてきてくれた。

 

 

「よう、折角感動の再会してるとこに口を挟んで悪いな」

 

「貴方は……?」

 

「余を呼んでくれたマスターだよ、シータ」

 

 

 ラーマの召喚にはシータも含まれてしまう……今回の事故(被害者・レジェンド&エテ公)はレイトがラーマを呼んだことで起きたもの。偶然とはいえ、彼もまた二人の再会に一役買ったことになる。

 

 

「レジェンドとギルガメッシュがさ、このままだとシータ……でよかったんだよな?」

 

「はい」

 

「そっちがはぐれ扱いになっちまう、って言うんだよ。だから誰かしらマスターになるのが色々安心らしくてな……で、俺がお前ら夫婦のマスターになるのが一番だって言われてさ」

 

 

 ここまで言われれば嫌でも理解出来る。つまりシータもラーマと共にレイトのサーヴァントにならないかと言うこと。別々のマスターを得るよりもより夫婦の時間が取れるということでもある。これはかの最上位光神と究極英雄王からの温情だ。

 

 

「まあ、二人次第になるんだけどよ」

 

「いや……願ってもないことだ!ありがたく受けさせて欲しい!」

 

「はい、私からもお願いします。えっと……」

 

「なら改めて自己紹介するぜ!俺はモロボシ・レイト!その正体は、銀河遊撃隊隊長にしてニュージェネレーションのリーダー、ウルトラマンゼロ!たった今からお前達夫婦のマスターだ!宜しくな!」

 

「ああ!このラーマ、シータと共にマスターの手助けになることを誓おう!」

 

「ラーマと一緒に、これから宜しくお願いいたします」

 

 

 英雄たるセブンの息子・ゼロのサーヴァントとして、正式にラーマとシータの夫妻が契約。立香は涙腺崩壊で済んでいるが、ぺぺは何かもう顔がヤバいことになっていた。そしてキリシュタリアは案の定イイねボタン連打からの突き指、アーシアによる治療までがセットで行われている。

 

 

「今日最大級の感動がごごにあっだよおおおおお!」

 

「ったく……ホラ、顔ふけ。涙と鼻水で酷ェ顔になってんぞ」

 

「もう私尊さでキャパオーバーっていうか色々オーバーしてね顔がヤバさでオーバーしてて何かもう尊さオーバーでこれ何ていうかもうね言葉に出来ないって言うのが正しいのよねェェェ!!」

 

「何言ってんのか分かんねェっつーの。聞いててイラついたぜ」

 

「いや何度もすまないアーシアさん!尊いものを見ると私の身体は心よろしく折れやすくなるらしい!」

 

「い、いえ!治って良かったです!」

 

「なあ、お前レジェンド様の巫女だろ。コイツたまには放っといてもいいんだぞ」

 

「カイニス、酷くないかい!?」

 

 

 三者三様、各々のサーヴァントに呆れ返られる始末。しかし、そこかしこから聞こえる笑い声にラーマとシータも漸く涙を止め、笑えることに心から感謝する。

 

 

「あ、二人とも重ね重ね悪いんだけどよ。一応二人も銀河遊撃隊所属になるからこの書類書いてくれないか?書き方教えるから」

 

「うむ、分かったぞ。ウルトラ騎空団……とやらの方はよいのか?」

 

「おう。こっちはギルドっつーか義勇軍つーか……まあ、手間いらずだから。あ、記入するのはこっちの夫婦欄な」

 

「あ……ふふっ、お気遣いありがとうございます、マスター」

 

 

 こちらもマスターとサーヴァントとして上手くやっていけそうで何より。

 

 

 

 

 

 ――そして、いよいよ(ある意味)メインイベントが始まる――。

 

 次回!『月影爆死!』召喚スタンバイ!

 

 

「してたまるかぁぁぁぁぁ!!」




今回の召喚、インド英雄多くね?

案の定スレッタに応えたのは御存知麻婆神父!と娘。もうこれ依代っていうか本体だよねコレ。

今ここに幕が上がる。うどん派武蔵ちゃんVSラーメン派アナスタシアちゃん!ファイッ!
尚、そば派の彼は呼ばれるか不明。アヅラン・ザラがそば派の可能性が無きにもあらず。……字が違う?そんなバカな。

ラマシタは正義。何処ぞのエテ公は犠牲になったのだ……主に自業自得だけど(ブチギレジェンドのこととか)。

いよいよ次回!あのソワカソワカがやってくる!さあ皆で叫ぼう!

 愉 悦 ! ! !


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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