ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。
今回で一旦C.E.での話はお休み、いよいよ次回から新章『どうして空は蒼いのか』編へと突入します。

今回は次回からシリアス多めになる予定なので、ギャグ多め回は暫くお預け(ただし特別編は平常運転)ということでギャグ成分を少し入れました。


それでは本編をどうぞ。


『空』へ

「ただいま、オルガ」

 

「帰ったか、ミカ。聞いてるぜ、相当大冒険だったらしいじゃねーか」

 

「うん。ケバブ美味かったな」

 

「ハハハ! ミカにとっちゃそっちの意味で大冒険だな! しかし無事で何よりだ。おやっさんやカミナ達には顔出したか?」

 

「それはこれから。オルガもそろそろ休憩時間だろうから、食事がてら一緒にと思って誘いに来た」

 

「お、嬉しいね。それじゃ行くとするか」

 

 

 

 

 

「お願いゼットさん! 今日だけ! 今日だけでいいから!」

 

「いや、治療兼ねてるんで……」

 

「?」

 

「ステラちゃん抱き枕に「……姉さん……?」ヒッ!?」

 

「ちょっとお話しましょうか……。あ、ゼットさんはステラちゃんのことお願いしますね」

 

「ラジャー!」

 

「ちょ……しのぶ……! ああっ! モスちゃん行かないで!」

 

「キュウ!」

 

「わあ……!」

 

(あっさり仮の主人よりステラ取ったなコイツ)

 

 

 

 

 

「……なあ、ミゲル」

 

「何だ、ラスティ」

 

「医務室のベッドに寝てる奴多くね?」

 

「……そうだな」

 

「しかも魘されてね? 何なんだよ『サンダーボルトでフルアーマー』って……しかも追い回されたとか、寝言が物騒で仕方ねーよ」

 

 

 

 

 

「あ! サーガ様! おかえりー!!」

 

「ユウキ、アカネもただいま」

 

「おかえりー。こっちも大変だったんだよ、アメノミハシラ然りケムール人然り。それよりバトラ出たんでしょ!? ゴジラ・モスラ・バトラの三大怪獣海上大決戦の記録映像、ダブルオークアンタに残ってる!?」

 

「そう言うと思って既に持ってきてある」

 

「やったー!」

 

 

 

 

 

「あぁ〜……勝手知ったるヒリュウ改。そしてそこの食堂で堪能する特盛いくら丼。そして隣にはオーフィスとアーシア……締めにいて安心任せて安心のマジンガーZERO。勝ったな。もうコレ俺の常勝フォーメーションだろ」

 

「んむ?」

 

「な……何か勝負とかしてたんですか?」

 

『気にするな巫女よ。勝ち組というだけだ』

 

 

 

 

 

 ――ウルトラ騎空団所属の各艦艇内では、レジェンドを始め長らく留守にしていたメンバーが誰一人欠けることなく帰還し、しかもペガサスA側にて六名もの新入団員が加わったことで盛り上がっていた。

 

 

「まさかお前らが来てくれるとはな。新型まで引っさげて来やがって」

 

「もうすぐネオゲッターも転送されてくるだろうから。メンバー候補、見つけた? 竜馬さん」

 

「お前ら二人がそれぞれ乗ってくれりゃ一番良いんだがよ」

 

「いえ、私達じゃ操縦はともかく合体の方が……」

 

「だよねぇ……父さんとかアムロさんならやれそうだけど」

 

「贅沢にも程があんだろそのメンバー」

 

 

 竜馬(ゲッター枠)・レジェンド(マジンガー枠)・アムロ(ガンダム枠)でパイロットが構成されたゲッターロボとか敵にとってどんな悪夢だ。

 

 

「νゲッターロボZとか出来そう」

 

「フィン・ファンネル飛ばしながらブレストファイヤーとゲッタービーム同時発射、おまけにゲッタートマホークとビームサーベル持ったロケットパンチも飛んでくるのね」

 

「何だそのヤベー機体」

 

 

 モニカが言った機体を想像し、ライと竜馬は顔色が真っ青になる。

 というかその機体のパイロットの一人は竜馬なのだが……。

 

 

「ま、冗談はさておき……なかなか良い奴は見つけたぜ。こないだのケムール人の事件の時にな。下手な奴よりよっぽど度胸はあるし、若くて仕込み甲斐もある」

 

「へえ……」

 

「なんて子なんですか?」

 

「シン・アスカっていう、銀河遊撃隊のとこと同姓同名の奴だ。まだ13かそこらだってのに肝の座った啖呵を切りやがった。おまけに初めてのデカいトラブル体験してるってのにトリガーから剣借りて振り回してよ、一緒に捕まった家族のために俺達と並んで大暴れ。おまけで捕まってたボンクラの玉をシンの妹がぶっ叩いて爆笑しちまったぜ。兄妹揃って大したもんだ」

 

 

 あの事件の後日、それを聞いたミナも大笑いしたそうな。

 いわく、「セイラン家の嫡男はいざという時に頼れない」と広まったらしく親子揃って肩身が狭くなっているとか。

 

 

「特別にウチに出入りが許可されてるんでシミュレーターやグラン達の冒険譚に夢中だ。留学って名目でウチで面倒見れないかレジェンド様に頼みたいところではあるんだが……」

 

「んー……父さんだったらテスト結果次第では許可してくれるんじゃないかな。生身での戦闘にせよ、機動兵器の扱いにせよ、これから学んでいけばいいんだし」

 

「あとは彼のご家族や通ってる学校にも話を通さないと……一応、ウルトラ騎空団の拠点は空の世界ってところで、こちらには出張扱いでしょ? 時間の流れが違う上にだいぶややこしいとか何とかでその辺の問題も――」

 

 

 あれやこれやと話し込む三人だったが、後に偶然通りかかったレジェンドにそれを聞かれ……翌日、シンが来た時にテストをしてみることに落ち着いた。

 

 

 

 ――レジェンド達の帰還から翌日。

 

 ウルトラ騎空団の機動兵器操縦認定テストはMS・PT・特機の三種類で行われ、操縦技術と同時に機種適性・戦闘傾向なども検査される。

 大まかな機種は前述の三種であるが、テストの過程でMA・AM・魔装機など様々な機種への適性が判明することもあるため、より細分化されることになるのだ。

 

 特に魔装機系統はその傾向が強く、機体によって加護を受けている精霊が違うので、その相性次第で操者に選ばれることも夢ではない。

 また特機も動力やシステム、武装が文字通り特殊であるため人を選ぶ。

 

 とはいえ、ウルトラ騎空団……それも機体を所持していない者にとって専用機を手に出来る可能性が出てくる資格というのはこの上ない憧れである。

 特にウルトラ騎空団において空の世界出身者で初のパイロットor操者となったジークフリートとパーシヴァルは羨望の的だ。

 

 そして此度のテスト、アークエンジェルのクルーも見学を許可されたのでほぼ全員が押し掛ける事態となってしまった。

 無論、モルゲンレーテのエリカ・シモンズやアサギら通称三人娘、キサカにトダカ、遂にはミナやウズミまでやって来る始末。

 ちゃんとカガリもついてきている。

 

 

「さて、団長からの指名で今回は俺が監督官を務めさせてもらう。とはいえ俺もまだまだ新米だ。お前達の動きから学ぶこともあるだろう、宜しく頼む」

 

「ジークフリートさん!? ってことは……あのグルンガスト零式とやり合うハメになるのかよ!?」

 

「あくまで一通りテストが終わってから、総合判断するためにだがな。俺との模擬戦は殆どオマケのようなものさ」

 

「「「「「そのオマケで色々へし折られそうなんですが」」」」」

 

 

 ヴェインを始め、ジークフリートの凄さを知るメンバーは早くも絶望しているが、その中においてもシンは緊張こそすれ闘志が萎えることは無かった。

 

 

(気負わずやるだけやってみろ、って竜馬さんやレイトさんは言ってくれたけど……)

 

「ハロー、ガチガチだな少年。うちの団員に見ない顔だから竜馬が言ってたシン・アスカとやらか」

 

「!」

 

 

 いつの間にかシンの背後に立って声を掛けてきたのは、シンより20cm以上背の高い男性。

 しかし、それ以上にその人物から放たれている圧倒的存在感に、シンは何故自分の名が知られているのか尋ねようにも上手く言葉を出せない。

 

 

「あ……あの……」

 

「そういや自己紹介がまだだったな。いつの間にか騎空団発足してただけじゃなく、団長にされて騎空団名まで勝手に決められてたウルトラ騎空団団長のレジェンドだ。ヨロシクね」

 

「え!? だ、団長! し……失礼しました! 俺……あ、いや僕、じゃなくて私は!」

 

「別にそんなへりくだらないで構わん。寧ろ素の方が取り繕っていない分、好印象だぞ」

 

 

 まさか初対面なのに団長であるレジェンドが直々に声がけしてくるとは思わず、シンは緊張しっぱなし。

 これがレジェンドではなくダイゴなら「この人がグランさんの言っていた……」で済んだのだろうが。

 

 

「ま、気楽にやりなさい。別に成績悪くてもペナルティがあるわけじゃないし、気を張り詰めてやると反ってミスしやすくなるからな」

 

「は、はい!」

 

「よしよし、それじゃ俺から一つ助言してあげよう。このウルトラ騎空団には個性的なのが多いから『合理的なのは大事だが自分自身を忘れるな』。他者の猿真似よりも自分らしさを出していけ」

 

 

 それじゃなー、とレジェンドは何時入り込んだのか引っ付いていたオーフィスを肩車しつつ片手をヒラヒラさせながら退場して行った。

 実はアークエンジェルのみならず、オーブにいたウルトラ騎空団やモルゲンレーテにもレジェンドが赤い彗星――シャア・アズナブルと宇宙にて二戦一勝一分けしたという情報は既に大きく広まっている。

 予想外の気さくさを見せたレジェンドに、ウルトラ騎空団のメンバー以外がアレコレ話している。

 

 ぶっちゃけ、ある程度知ってるキラ達は彼が肩車したオーフィスのことでだが。

 

 

「団長さんが肩車してたあの子、もしかして娘さん?」

 

「いやそうじゃねーんだけど、何ていうか……」

 

(あんなナリでも俺らとは比べ物にならないほど年上です、なんて言っても信じられないよな……)

 

(レジェンドの年齢を考えれば娘扱いも強ち間違いじゃないんだが……)

 

 

 なお、オーフィス本人はレジェンドのお嫁さんを自称してることも再度言っておこう。

 

 

 

 

 

 そして始まった認定テスト。

 

 参加者が選んだ様々な機体が各所のモニターに映し出され、シミュレーター内の様子を――。

 

 

『さあ始まりました、ウルトラ騎空団機動兵器操縦技術認定テスト! 実況は俺、ウルトラマンゼットが担当させてもらうでございますよ!』

 

「「「「「いや何してんのアイツ!?」」」」」

 

 

 以前日本地獄でもやったことがあるゼットが実況。

 隣にはお菓子とジュースを用意したステラもいたりする。

 

 

『そして解説には超師匠直属組織の機動部隊隊長の獅子王凱さんと! 神衛隊一番隊『紅蓮』参謀の継国巌勝さんをお呼びしています!』

 

『宜しく頼むぜ!』

 

『凱殿は特機、私はMSが主流だ。PTはゼット殿も含めて三人で見極める。あとゼノヴィア、情けない結果だったら訓練のレベルを引き上げるぞ』

 

『おおっと巌勝さん、早くも弟子に発破をかけております!』

 

『やるな! 彼女の機体の動きが格段に良くなった! ただ逆を言えば、ああ言われなかったらここまで動けないんじゃないかって点で安定性がちょっと不安だ』

 

『そして凱さん上げて落としたー! さわやかな顔してえげつない!』

 

 

 ゼットの実況が面白く大人気なのはウルトラ騎空団で周知の事実。

 いきなり冷静に解説した凱のテンションの落差に命は笑いを堪えている。

 

 

『そしてゼロガンダム殿の弟子である紫藤イリナ。近〜中距離は悪くないが、遠距離は苦手でそこからの踏み込みも少し遅い。遠距離攻撃をするのが苦手なのはいいとして、そこをカバーするための踏み込みが遅いのはいかんな』

 

『ああ。せめて重装甲かバリア、コーティングとかされている機体ならともかく、今回は機体選びでミスした感があるな。かといってレジェンド様のアルトアイゼン・リーゼのような急加速する機体を選べばいいってわけじゃない。挙動を見る限り本人も理解してそうだから、今後に期待だ!』

 

『こちらは落ち着いて解説して頂きました、ありがとうございます! まあ遊び半分で超師匠の機体に乗ってゲロインデビューされるのもアレですし』

 

 

 ここであちこち大爆笑。

 予測不可能な一言を入れてくるゼット、これが人気の理由の一つ。

 

 

『さて次は……む? 良い動きをする機体があるな』

 

『お、これか。癖自体はイリナに似た感じだが、思い切った踏み込みは良い感じだ! 惜しむらくは選んだ機体の近接武装がバルカンとビームサーベルだけだったことか。このパイロットは特機向きの気がするぜ!』

 

『お二人から高評価な参加者は……シン・アスカ! 本日のテストは体験ということで勧められて参加したそうです! これウチの騎空団からの参加メンバーよか輝いてね?』

 

 

 ゼットのクリティカルヒットな発言で騎空団メンバーの何人かがミスアクション。

 しかもゼット自身が努力型エースパイロットな技量なので、文句を言えるのは彼と同等以上の腕を持つ者かつ努力家でなければならない。

 

 

「へえ……アイツ、エクシアとかいけんじゃね?」

 

「あとはR-1とか……あ、アレって念動力ないと真価発揮出来ないんだっけ」

 

「早いな、もうPTコースに入った。PTは多くの機体に『ウェポンセレクト』があるから機体性能と基本武装の兼ね合いも考えて選ばないと」

 

「オーソドックスに量産型ゲシュペンストMk-Ⅱか。選択した武装は……ビームソードとM950マシンガン、バースト・レールガン。成程、ジェット・マグナムも含めた近接戦闘にEN、中〜遠距離に実弾武装で固めた選択だな。堅実で悪くない」

 

 

 レイトにタイガ、そしてガイにサーガ……専用機持ちのウルトラマンからもシンは高評価されている。

 特にMSコースで貯めたポイントを使い、消費ポイントが少なく伸び代が大きいM950マシンガンを強化していたのも良い。

 

 

『弾数は十分……! これなら!』

 

『レールガンで牽制後、マシンガンをばら撒きながら接近しつつ撃ちもらしに突撃! お得意の接近戦で撃破という戦法! どうですか解説の御二方!?』

 

『オーソドックスだが効果的だ。しっかりマシンガンを強化していたから出来た、正しい選択の結果といえる』

 

『自分の得意なレンジに持ち込むのは基本だからな。ジェット・マグナム以外にビームソードを持ち込むことで戦い方に幅を持たせたのはポイント高いぜ!』

 

 

 巌勝と凱の解説を聞き、三人娘はメモを取りつつ真剣に見ている。

 なにせコーディネイターとはいえ自分達より年下で、少し前まで一般人だった少年が見事な操縦技術・判断能力をみせているのだ。

 これは単に『コーディネイターだから』では済ませられない、そもそもC.E.の機体とウルトラ騎空団で使われている機体は規格が違うのだから。

 

 

『さあ! 他の参加者がPTコースにやっと突入する中、注目のシン・アスカは最後の特機コースに突入! ウェポンセレクトも不可能で如何に己に合った機体を選択するかで勝負が決まる特機コース! 選んだのは……まさかのブラックゲッターだ!!』

 

「フッ……見る目があるじゃねえか」

 

「竜馬さんの自作だもんね、ブラックゲッター。でも確かにいいよな、あの拳のトゲ。遠慮なくぶん殴れそう」

 

「性格とか、アイツがやってる戦法はスーパーロボット向けだろ。良い選択だと思うぜ」

 

 

 実はシンのシミュレーターでの特訓のコーチをしたのは竜馬であるため、教え子が自分の機体を選んだことに彼は気を良くした。

 三日月とオルガも(前者は物騒な理由だが……)シンの選択を肯定している。

 

 

 

 

 シンを激励してその場を離れたレジェンドだが……実はヒリュウ改のブリッジにてオーフィスだけでなくミツバや八坂、九重も一緒にテストを見つつ評価していたりする。

 

 ウルトラ騎空団の操縦認定テストにおいて合格基準は、全項目B以上かつ半分がA-以上と中々に厳しい。

 ただし、評価項目S-以上一つにつき他の評価項目一つの基準が緩和されることになっている。

 つまり全項目中S-以上が一つあれば、C+が一つだけあっても他の項目が基準を満たしている場合は合格になるということだ。

 

 

「あの子、頑張ってますね」

 

「ふむ……あの歳で学習能力や判断能力も悪くない。今後更に化けるやもしれんのう」

 

「光神様、今の評価点はどんな感じなのじゃ?」

 

「あのシンという少年が断トツだな。竜馬のスパルタ特訓に音を上げず食らいついたというが……成程、事実らしい。ん?」

 

 

 そのままシン以外の参加者の総評価に移ろうとした時、緊急通信のコール音が鳴る。

 

 

「緊急通信!? どこから!?」

 

「……エリアルベース……じゃと?」

 

 

 ミツバが驚くも、八坂が通信先を見て怪訝に思う。

 あちらには巨大戦向けの戦力は少ないものの、ガイアとアグルという遊撃隊有数のベテラン勢がおり、かつパーシヴァルが火の魔装機神グランヴェールの操者として選ばれている。

 おまけに生身の戦闘力ならば世界柄こちら側に来ている面子より充実しているぐらいだ。

 

 そのエリアルベースから通信ということは余程の事態だろうと、レジェンドは応答のために画面を開く。

 

 

「こちらヒリュウ改。どうした?」

 

『……ッ! 団長か!? 言伝する手間が省けた!』

 

「パーシヴァル? 何だ、いきなり……おい、その怪我は――」

 

『単刀直入に言う! 我夢と藤宮が……ガイアとアグルがやられた!!

 

「「「!!」」」

 

「……何?」

 

 

 あまりに衝撃的な報告にミツバら三人は驚愕するもオーフィスはよく分かっておらず、レジェンドは話が話だけに思わず眉を顰めたが、パーシヴァルが軽い冗談こそ言うも真剣な表情……それこそ切羽詰まっているといえる表情で嘘を言うような性格ではないと知っているため――。

 

 

「パーシヴァル、少し待て。 ……ウルトラ騎空団、並びに今現在ヒリュウ改とクロガネにいる者に告げる。これは団長命令であり、光神勅命だ。直ちに緊急ミーティングを開くため、各艦内のモニターがある場所へ速やかに移動せよ。おそらく事態は一刻を争う、即座に行動に移せ!!」

 

 

 そう告げるとレジェンドは軽く溜息を吐いた。

 認定テストは中止になるだろうが、ぶっちゃけシン以外はあと一歩及ばなかったので『次回は頑張りましょう』で済ませられる。

 

 

「テスト中だったがやむを得まい。少ししたら全員集まるはずだ。少しばかり部外者がいるが、一応味方だから気にするな」

 

『すまん、面倒をかける……くそっ……大役を任されたのにこのザマとは、自分に腹が立つ……!』

 

「その様子を見るにお前とあとの二人が揃っていてもこうなったんだろう。それを責めはせん。逆にお前だけでも無事戻って来れたことを僥倖と思うべきだ。情報をもとに今後の方針を決められる」

 

 

 ガイアとアグル、この二人がいてもグランヴェール(パーシヴァル)を逃がすことが精一杯だという事実。

 それが判明しただけでも大きな収穫だ。

 

 そして、レジェンドの様子から只事ではないと察したウルトラ騎空団のメンバーはそう時間を経てずに集合する。

 

 

 

 

 ウルトラ騎空団の各艦艇の艦内モニターをリンクさせ、リモートによるミーティングを出来るようにしてから判明したのはパーシヴァルが負傷し、グランヴェールが中破していること。

 

 

「パーさん!? どうしたんだよその怪我は!?」

 

『言われるだろうとは思っていたが、そう大声を出すな。傷に響く……だが安心しろ。見た目ほど酷くはない』

 

 

 元々グランヴェールは魔装機神中最大の火力を誇るものの、反面防御力が低いため何らかの攻撃をまともに食らったのだろう。

 そうであれば十分納得なのだが……。

 

 

「グランヴェールは防御力こそ低いが機動力まで低くはない。それに射程も長いためポジショニングにも幅がある。加えてパーシヴァルも技量でいうなら空の世界出身だが高い方だ」

 

「カタログスペックを見たが、さすがに軽く一発貰っただけならそうはならないだろう。まともに食らった、というのが問題だが……」

 

「……加えてその場にガイアとアグルがいたという点も考慮し、その状況でも直撃を貰ったというのが相手の実力を表している」

 

「そうだ! あの二人は!?」

 

『……それはこれを見たほうが早いだろう』

 

 

 レジェンドとサーガが情報を冷静に分析しているが、ヴェインが……いや、他の者達が気になったのはグランヴェールを中破させるほどの相手にあの二人が黙っているわけが無い。

 そして今この場にいない二人はどうしているのか。

 もしや一度パーシヴァルと共に撤退し、既に策を考えている最中なのでは。

 

 その希望は無惨にも打ち砕かれた。

 

 パーシヴァルが操作し、映し出された画面には――。

 

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブロンズ像にされたガイアとアグルの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ……何だよこれは!」

 

「あの二人が揃っていてやられただと……!?」

 

「チーフ、セブン兄さん! これは!!」

 

「ああ……あの二人を相手にこんな事を出来るのは奴しかいない」

 

「……ヒッポリト星人の同族か」

 

 

 ヒッポリト星人――地獄星人の異名を持つ実力者で過去にはタロウの特訓のためにエネルギー不足だったとはいえ結果的にウルトラの父を戦闘不能にしたこともある。

 今ウルトラ騎空団にいるメンバーでヒッポリト星人の同族と戦闘経験があるのはレジェンドやサーガを除くとセブンとメビウス、それにオーブ。

 ティガとダイナ、それにガイアは別世界のダイゴ・アスカ・我夢が一時的に変身した、遊撃隊メンバーとは違う存在なので除外。

 キングの『エリア』ではベリアルの配下故にゼロも戦ったことがあるが、こちら側ではそもそもベリアルが味方に復帰したため、遭遇すらしていない。

 

 上記の理由からこの場において実際にヒッポリト星人の恐ろしさを知るのは、通信先のパーシヴァルを含めてたった六人しかいないのだ。

 

 

「ガイアとアグルに仕掛けた奴がどうなのかはまだハッキリしないが、少なくとも奴らは皆狡猾だ。セブンが戦った時も、ケンを含めマンからエースまで一度は戦闘不能に追い込んでいる」

 

「っ……親父も!?」

 

「爺ちゃんまで!?」

 

「そ……それってかなりヤバい奴なんじゃ!?」

 

「ブロンズ像にされたガイアとアグルを救出すること事態は然程難しくない。ブロンズ像になった原因のヒッポリトタールを洗い流し、エネルギーを与えれば済む話だ。問題は今、ブロンズ像にされたガイアとアグルを餌に他のウルトラ戦士達を誘き寄せ、同じようにブロンズ像化される危険があることだ」

 

 

 映像から目を離さずに告げるレジェンドに、誰もが黙り込む。

 

 ……と、そこへ珍しい乱入者がやってくる。

 

 

『深刻な事態にお取り込み中のところすまない。私からもいいかな?』

 

「アルルメイヤ?」

 

『ああ団長、無事で何より。そちらでも色々と予測不能な事態に直面したと聞いたが、こうしてモニター越しとはいえ再び顔を見られたのを嬉しく思うよ』

 

「……まさか、いよいよ起こったか」

 

『やはり君も気付いたのだね。そう、予てから君に相談していた『あの夢』が正に現実になってしまった』

 

 

 ただでさえガイアとアグルのことで頭を悩ませているところに、ウルトラ騎空団きっての占い師であるアルルメイヤが何やら重い内容の話を持ってきたらしい。

 元々レジェンドには相談済みだったようだが。

 

 

『私達の世界では島々が空に浮いているのは既に周知の事実だが――』

 

「「「「「島が空に浮いてる!?」」」」」

 

「……そういやこっち側出身の連中には一部にしか説明してなかったっけ」

 

『まあ、それはそれとしてだ。島が空にあるのは浮力が関係しているのは知っているね? ……その浮力を失い、島が落ちる現象が起きている』

 

「「「「「!?」」」」」

 

『幸いにも現状、大きな島は影響を受けていないが……そのこのままだと最悪な事態になるかもしれない。それに既に浮力の消失で島が落下していることは、少なくともファータ・グランデ空域中に広まっていて住民達がパニックに陥っているところもある』

 

 

 浮力の消失による島の落下――そして空の底には『赤き地平』が広がっており、空の世界では空の底に落ちる=死と同義なのだ。

 今のところ目立った被害こそないものの、この現象が大きなものになっていけば取り返しのつかないことになる。

 アルルメイヤはこれを予知夢で見たため、ダメ元でレジェンドに相談したところ……彼は与太話と突っ返したりせず真摯に聞いてくれた。

 

 

『一応許可を貰ってからの方がいいんじゃないかと思ったけれど、危険と思われる島に住んでいた住民をエリアルベースに乗せて別の島に避難させたりしているところなんだ。事後承諾になって申し訳ない』

 

「構わんさ。パーシヴァル……お前達が遭遇したのをヒッポリト星人と仮定して、それはいつだ」

 

『浮力消失現象が起き始めて間もなくだ。妙な反応がある島を確認して、此度の事件の原因があるんじゃないかと我夢、藤宮と護衛の俺で向かい、調査している最中にやられた。護衛であるはずの俺だけが、おめおめと逃げ帰ったというわけさ』

 

 

 空の世界では時間の流れが独特で、かつレジェンド効果(仮)により他の世界とは時間経過に特殊な差異がある。

 こちら側での情報も空の世界側と共有しておく必要もあるし、二つの事件に関連性があると睨んだレジェンドだが、生憎とC.E.の方も無視出来ない事態が起きている始末。

 

 

「……総力を挙げて解決へと臨みたいところだが、片方ばかりに注力出来ん状態だ。仕方ないが部隊を分けるしかあるまい」

 

「じゃあ俺達鉄華団がクロガネ共々こっちに残るぜ。規格が違うとはいえこっちも主力はMSだ。それに狛治のゴッドマスターもあるし、生身なら狛治と慶蔵師範の二人でどうにかなっちまうしな」

 

「慶蔵師範、予想以上に強かったんだけど。何あれMSの関節を飛び蹴りで粉砕するとか、ガンダムファイター?」

 

「いや弟子の狛治はガンダムファイターだし……」

 

「なら俺も残ろう。怪獣や宇宙人が現れた時に対抗する戦力が必要だ。それにシルバーブルーメの件もある。まだ奴は地球に降りて以来、それらしきものが発見された報告すら無い」

 

 

 部隊分けの案で悩むかと思われたが、オルガ率いる鉄華団がC.E.側に残ってくれることになり、加えてゲンもゴッドガンダム共々残留してくれるらしい。

 ゲンの方はシルバーブルーメのことが大半を占めているだろうが、意見としては真っ当である。

 

 

「ゲン……今のお前なら、安心して任せることが出来る。頼んだぞ」

 

「はい!」

 

 

 時を越え、見送る者と見送られる者が逆になった事……即ち立派に成長したゲン=レオの肩を叩き、決意を秘めた笑顔で返す彼に同じく笑顔で頷き返したダン=セブン。

 

 他には意外にも束とクロエが残ることになった。

 ミナの乗機であるゴールドフレーム天津神の武装外骨格的なものを作りたいことと、現状では同機の整備が束しか出来ないという理由からで、クロエはその補助。

 ぶっちゃけ前半のが大半だろうが、束にとっては久々に出来た友人のために何かしてやりたいのだろうと思い、レジェンドは承諾。

 

 代わりにバコさんことイナバ・コジローが同行することになった。

 本人も納得し、ついでと言っては何だが「ヘビちゃんの飯が食えるだけでお釣りがくる」とジャグラーと共に笑ってたとか。

 

 そして――。

 

 

 

 

「……というわけで俺達は『こちら側では』少し留守にする。時間の差異に関して認識・計測出来るのは俺ぐらいだし、どれくらい掛かるかは分からんが」

 

「そう、ですか……」

 

 

 レジェンドは自らシンを連れてアスカ一家のもとへ赴き、事情を説明していた。

 

 

「それに伴い、中断してしまったが認定テストにて今回最優秀とも言える結果を出した彼をそのまま放り出すというのも違うと考えた結果……ウルトラ騎空団に『留学』という形はどうかと提案させて頂きに伺った」

 

「「「「!」」」」

 

「既に彼の母校には許可を貰ってあり、本人の希望及び家族の承諾があればすぐに受け入れることは出来る。とはいえあくまで提案であって、断ったからとそちらのデメリットになることはない。そもそも、これから向かうのはこの世界とはかけ離れたファンタジーな世界だ。ある意味こちらの戦争より危険な『戦い』が待っている。むしろ断る方が正解かもしれん」

 

 

 レジェンドが言っていることは誇張でもなんでもなく、シン自身もグラン達から冒険譚を聞いているため嘘だと思うわけがない。

 何よりアスカ一家は先のケムール人とブラコ星人の一件では中心人物と言っても過言ではない存在。

 あんな連中と日常的に戦っているというレジェンドが、真剣な表情で嘘を吐いているなどとは考えられなかった。

 

 

「準備が出来次第、俺達は『空の世界』へと渡る。あまり時間はないことを覚えておいてくれ。一応クロガネとそのクルーはこちらに残るが、そこにいるメンバーに最終決定権がないことも伝えておく」

 

 

 ではな、と立ち上がり背を向けて去ろうとするレジェンドに――。

 

 

「待ってください!」

 

「ん?」

 

「お……俺、ウルトラ騎空団に留学を希望します!」

 

「「シン!?」」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「あまり時間はないと言ったが、この場ですぐ決める必要はないんだぞ。準備諸々含めて出立は早くて明日だ」

 

 

 そう言ったレジェンドだが、彼を見つめるシンの目には明確な決意の炎があった。

 

 

「『合理的なのは大事だが自分自身を忘れるな』」

 

「む……」

 

「確かに危険かもしれないけど……辞退するのがベストなのかもしれないけど! 俺はチャレンジ出来る機会があるなら逃したくない! お願いします!!」

 

 

 認定テストの前に声を掛けた時の言葉を憶えていたのかそのまま返され、自分の意見と共にしっかり頭を下げて頼んできたシンにレジェンドは軽く溜息を吐く。

 

 

「……と、息子さんはやる気だがどうする?」

 

「シンがここまで決めているなら親として無理矢理引き留める気はありません」

 

「この子を……宜しくお願い致します」

 

「ならば賜った。ちなみにお嬢さんの意見は?」

 

「お兄ちゃん、お土産いっぱいね!」

 

「マユ、別に俺は遊びに行くわけじゃ……」

 

「アウギュステ……は帰る直前だな。冷凍するとはいえ生物だし。あとは何かあったか……? シェロカルテに聞いてみるか」

 

 

 ある意味図太い神経の妹に、シンは軽く注意しようと思った直後……レジェンドが真面目にお土産について考え出したことに驚いた。

 こうした姿勢が団員達に慕われるのだと、間もなくシンも知ることになる。

 

 

「さて、ならばすぐに準備してこい。その間にこちらは母校に連絡をしておく」

 

「はい!」

 

 

 元気よく返事して部屋に駆け足で戻るシンを見送り、レジェンドはシンの母校へ連絡。

 先の事件でシンが表彰されていたことを知る校長は、シンを母校の代表として快く送り出すと言ってくれた。

 

 まだ見ぬ明日を夢見て、少年は彼方へ続く道にその一歩を踏み出す。

 

 

 

 

 一方、アークエンジェルのクルーにはサーガが説明を行っていた。

 

 

「当然のことだが、アークエンジェルやストライク、スカイグラスパーは同行させられない。そもそもアークエンジェルは修理が必要で、ストライクやスカイグラスパーは連合の物だからな」

 

「そう……ですよね」

 

 

 キラが目に見えて落胆するが、納得は出来る。

 オーブに到着した際にダイゴとの別れは覚悟しておいたものの、少しでも長く一緒にいられればと思っていたが彼は元々ウルトラ騎空団所属だ。

 正確には銀河遊撃隊として出向しているのだが……何にせよ、そちらに有事があればそちらを優先しなければならない。

 

 

「だが、アークエンジェルのクルーを同行させられないわけではない」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「その気があるのならウルトラ騎空団に一時出向ということでヒリュウ改に乗艦することを、先輩が許可している」

 

「本当ですか!?」

 

 

 やはりというか、真っ先に食いついたのはキラだ。

 しかしモルゲンレーテが彼の技術協力を願っている以上、彼を行かせることは……。

 

 

「言い忘れていたが、キラは技術協力を打診されていたな。『条件』として何かしら付けても構わないと、モルゲンレーテの主任は言っていたぞ」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「サーガさん、確か『こちら側』ではそう時間が掛からないんですよね?」

 

「ああ。さっきのような通信だけが例外だ」

 

「じゃあ、僕は『空の世界で今回起きている件が一旦解決したら協力する』と伝えてください」

 

 

 迷いなく、淀みもなく即座に言い放ったキラにマリューらは驚く。

 ……しかし、ここでそれに反対意見を述べれば間違いなくキラは協力に対して『NO』と言うだろうし、再び持っていた除隊許可証を持ち出してくる可能性がある。

 それに協力しないというわけではなく、空の世界側に長く滞在してもこちら側に帰ればそう時間は経っていないとのこと。

 加えてストライクやスカイグラスパーを持ち出すわけでもないし、出向先がまさかのザフトとかでもない。

 大人しくキラを送り出した方がいいことは火を見るより明らかだ。

 

 

「異論は無いようだな。ではキラのその条件を伝えておく。キラは勿論だが、他にも同行したい者は明日までにヒリュウ改、もしくはペガサスAに乗艦しておくように。双方の艦長には話を通してあるから、乗艦する場合は挨拶しておけ」

 

「お願いします」

 

「ああ、今度は俺がペガサスA側に乗艦することになる。ダイゴやミゲル、ラスティもそちら側だ。それではまた明日」

 

 

 サーガがアークエンジェルのブリッジを後にすると、別の意味でまた騒がしくなる。

 

 

「空の世界ねぇ……興味のほどは? 艦長とか少佐って立場は抜きにして」

 

「それは、ありますけど……艦長が任務とかじゃないのに艦を留守にするのはまずいでしょう?」

 

「いやだから立場抜きで……ってまあいいか。で、お前さん達はどうするんだ? 坊主と一緒に空の世界に行くか、待つか。とはいえ、情報通りなら然程待たなくても良さそうなんだけど」

 

「あ、え……っと……」

 

「どうしよう……?」

 

 

 ムウの問い掛けにマリューは名残惜しそうに、トールやミリアリアらはまだ少し悩んでいる。

 ナタルは……同行しないだろうが、実はマードック以下整備班は行く気満々であった。

 どうやらウルトラ騎空団にトンデモ機体が多く興味が湧いたこと、加えてそれらを整備するコジローの技術を間近でみたいことが理由らしい。

 あと同じコジローの名前がマードックには理由の一つとか。

 

 そこでまさかの人物が声を掛けた。

 

 

「もし行きたいというなら行ってくるといい。アークエンジェルには私が残る」

 

「「「コープマン中佐!?」」」

 

 

 そう、アドバイザーとして同乗していたコープマンである。

 

 

「今や元艦長だが、これでも戦艦の運用に関してはラミアス少佐よりも経験がある。それに階級で言えば私が一番上だ。ここで不完全燃焼して後々まで尾を引くより、スッキリさせた方が今後のためだろう。悩むぐらいなら行ってきたまえ」

 

 

 そう告げて目を閉じ笑みを浮かべたコープマンにムウは勢いよく敬礼し――。

 

 

「ハッ! アークエンジェル所属ムウ・ラ・フラガ少佐、ウルトラ騎空団に出向し見聞を広め技術的研鑽を積んでまいります! では自分は準備がありますので、失礼させて頂きます! よし、行くぞ坊主!」

 

「いきなり元気になりましたね、フラガ少佐」

 

「何のことだ〜? それより遅刻厳禁! あちらさんに迷惑をかけないように時間前行動は基本だぞ! ほら、走れ走れ!」

 

 

 やはりというか、何だかんだ言ってムウも行きたかったらしい。

 リアルファンタジーな世界と言われたら心に響くものがあったのだろう、バラージの件もサーガ共々置いてけぼりだったし。

 

 結局そんなキラやムウの姿を見て、出向を決めたのはナタルやフレイ(いたのかお前)ら一部のクルー以外の全員。

 結構な大所帯だが……。

 

 余談だが、コープマンも少しだけ休みが欲しいと思っていたので渡りに船だった。

 餞別としてウルトラ騎空団から彼宛てに上等な嗜好品が贈られたのは彼だけの秘密である。

 

 

 

 

 空の世界に起きた未曾有の危機。

 

 C.E.で生まれ育った者達は今、ウルトラ騎空団と共にその危機を救わんと旅立つ。

 

 その旅で得るものは、果たして――。

 

 

 

〈第11章へ続く〉




以前アンケートした『アークエンジェルを空の世界に同行させるかどうか』で同行希望が圧倒的に多かったのですが、同行させないにも少し票がありましたので、『アークエンジェルのクルー(一部除く)のみを同行させる』という形を取らせていただきました。

そして立役者はまさかのコープマン!!
正直我ながら本来ほぼモブ扱いな彼がこんな大役をやってくれるとは思いませんでした。
余談ですが、彼って実は少佐じゃなくて大佐と言われてますが階級章云々も後付け設定かも分からないし、本作だと今は中佐……『実は昇進してて大佐になったけど、艦や部隊がほぼ全滅したため責任を取るかたちで降格した』とか理由が付けられるし、そのままでいきます。

で、空の世界の事件説明はやっぱりアルルメイヤ。
SEED作品でルナマリアを演じた坂本真綾さんが演じられてるキャラです。温メイヤ。

ところでシンの旅立ちに際し、今回あるフレーズが出てきたのに気付かれたでしょうか?
それを踏まえて、今後の彼の活躍にご期待ください。

さて、ところでちびライオンは……?


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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