ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。

グラブルのイベントを元に描いてるのでどうしても1話に収めようとすると本作メンバーかなり長くなるため、今章は前後編になることが多くなると思います。

今回からギャグ成分少々でシリアスメインになっていく予定です。
所々でガス抜きしつつ、真面目なストーリー展開をしていきますのでよろしくお願いします。


それでは本編をどうぞ。


光(前編)

 二つの問題の一つ、浮力消失現象の原因と解決策を求めてウルトラ騎空団は各地へと分散して調査を始めている。

 

 そのうち、レジェンド率いるメンバーは大図書館『叡智の殿堂』にて書物を読み漁っていた。

 案の定というべきか、手掛かりになりそうな書物は難しい単語だらけだったりするのでダウンする者も出てきた。

 

 

「うひぃ……オイラもう駄目だぁ!」

 

「はわぁ……頭が爆発ですぅ……」

 

「あうう……聖書とかなら何となくわかりますけど……」

 

「お空の書物はウルトラ難しいぜ……」

 

 

 上から順に、ビィ、ルリア、アーシア、ゼット。

 他にも本を開いたままぐったりしている一誠とタイガや、何冊か読んでキャパオーバーしてしまい、机に突っ伏しているアズ。

 全く分からなくて宇宙猫状態の杏寿郎とパム治郎などなど、ある意味戦闘よりキツい作業なのが見てわかる。

 

 

「どうにか言葉や文字はわかるようになりましたけど、そこからがスタートですね……」

 

「ダイゴさんでしたっけ。あの人、団長と同じくらい読みまくってますけど」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

 

 しのぶの呟きを聞いたシンの指差した方に全員が目を向けると、団員であり叡智の殿堂の司書でもあるエルーンの女性・アルシャと、好奇心旺盛なヒューマンの少年・ヨハンがあんぐりしながら見ている中……。

 

 

「そもそも俺の星にも浮遊大陸はあるが原理が同じとは限らんからな……ええい、伝説の武器なんぞどうでもいい! 俺の秘宝殿にはそんなもの腐るほどあるし、何ならそれより遥かに強力なものが大海の如く転がってるっつーの! 次!」

 

「えー昔の文化……個人的に興味はあるけど今必要じゃない。こっちの本は……お、研究! ってフェロモンの出し方!? 違う違う、せめて浮力に触れててくれよ! こっちは――」

 

 

 物凄い早さで次々と本を読み漁るレジェンドとダイゴの姿。

 レジェンドは勿論だがダイゴ=ティガも知識と読解力があった為、恐るべき速度で調べ進めていた。

 

 

「す……すごい! 二人とも尋常じゃない早さで読み進めてる!」

 

「キラのタイピングみたいな早さだな……」

 

「あれで頭に入ってるあたり、あの二人がどんだけバケモンかよく分かる」

 

「おい、飽きたオーフィスがレジェンドの首にぶら下がってんぞ。つかレジェンド、今さり気なくとんでもない発言してなかったか?」

 

 

 レイトが伝説の武器云々にツッコむと、突如レジェンドとダイゴの動きが止まる。

 まさか自分の所為かとレイトが冷や汗を垂らすが、別にそうではなかったようで二人は口を開く。

 

 

「元素の均衡……何、そんな複雑化してんのか。この世界の浮力って」

 

「元々浮力はあったみたいですけど、ある時を境に安定したみたいですね。やっぱり四大元素か……」

 

「「「「「あの速度で理解してたの!?」」」」」

 

 

 一斉にツッコまれるも、レジェンドとダイゴは『当然でしょ、何言ってるの?』とでも言いたげな表情。

 

 

「それはそれとして、だ。ルリア、何か星晶獣の気配がどうとか言ってたろ」

 

「え、あ……はい!」

 

「それとこの情報を合わせて考えると……四大元素に関係する星晶獣がいる、という結論に至る」

 

「なぁなぁ、そもそもその四大元素ってのと浮力がどういう関係があるんだ?」

 

 

 ビィの質問は割と全員が気になっていたことだ。

 それを説明するため、ダイゴが一枚の紙に円を描き、更にその中に十を書いて上下左右のスペースが均等になっているところを見せる。

 

 

「ちょうどこのスペースに四大元素……つまり、魔装機神と同じく地水火風を一つずつスペースに分ける。空の世界では地ではなく土らしいけど、今はそこは気にしなくていい」

 

「ふむふむ」

 

「今この状態は均衡してるね。これがほんの少しずれる程度なら多少心配はあってもまだ大丈夫。だけど、ずれがこんな風に大きくなってくると……」

 

「あ……何だかバランスが悪く……」

 

「そう。これを食べ物が乗ったお皿、それから中心に何かを置いて考えてみて。そのお皿を島と思うんだ」

 

「えっと、四つのうち一つが少なくって、残ってる部分が重くなって斜めに……ああっ!」

 

「もう分かったよね、中心にあったものが落ちていく。つまりこの世界の浮力とは、四大元素に支えられてる感じなんだ」

 

 

 さすがというか、ダイゴの説明は分かりやすかったらしくレジェンド以外が「おおー!」と驚きと共に拍手喝采する。

 そうなるともう一つ疑問が出てきた。

 

 

「でもよ、一つ抜けたら他の三つでカバーすりゃいいんじゃねえの?」

 

「四大元素は相互反応や相性などはあれど代替が効かん。分かりやすく言えば、人が生きていく上で水が必要不可欠だが……水分補給の代わりに風だけ吸ってて生命維持が出来るか、ということだ。極論ではあるが」

 

「なんとなくわかったかも……」

 

 

 フーマの疑問にレジェンドも噛み砕いて説明。

 

 

「それに……仮に代替出来たとして、すぐにやることも不可能だ。四つのうちの一つ、それも全空規模で無くなったりしたら性質以前に範囲自体が馬鹿にならんからな。どうにか安定させられたとしてもそうなるまでに起きる被害の方が圧倒的に大きい。とてもじゃないがその方法はお勧め出来んぞ」

 

 

 そう言うとレジェンドは立ち上がってアルシャを見る。

 真剣な表情を向けられてドキッとするアルシャだが、そんな彼女の心情など知る由もなくレジェンドは次の調べる目標を定めた。

 

 

「星晶獣自体、個体云々以前にまだ謎が多い。今度は浮力ではなく星晶獣についての書物を徹底的に調べるぞ、特に四大元素絡みのな。アルシャ、その手の本がある場所に案内してくれ」

 

「は、はい! こちらです!」

 

「あ、私も手伝います!」

 

 

 アルシャに続くレジェンドをルリアは追い掛ける。

 どうやら星晶獣に関しては自分の出番だと思っているのか、積極的に動いているようだった。

 もうかつてエルステ帝国に捕らわれていた頃の彼女ではなく、恩人であるレジェンドを始め周りの影響を受けつつ立派に成長しているルリアを見て、世話係だったカタリナは少しばかり寂しさを感じつつも嬉しく思う。

 

 

 

 

 その後、四大元素と星晶獣の関係について様々な書物を読み漁るレジェンド達だったが、結局それ以上の糸口は掴めぬまま夜を迎えてしまった。

 元々理解が難しい内容だったりしたので、先刻限界だった面々は色々悲惨なことになっている。

 

 ゼットはステラに冷えピタ貼付され、アーシアは読む本全てが聖書に見え始め、一誠とタイガは目の光が消えている始末。

 先程宇宙猫状態だった杏寿郎とパム治郎など、杏寿郎が床に倒れてパム治郎を持ち上げ毛並みの向きを確認している異常事態じみた精神状態に。

 

 

「おい煉獄! 正気に戻れ!」

 

「伊黒さん伊黒さん! こうなったらお館様を呼ぶしか……」

 

「えい」

 

「パムー?」

 

「む!? 俺は今、何をしていた!?」

 

 

 小芭内と蜜璃がレジェンドを呼びに行こうとしたところ、オーフィスが杏寿郎からパム治郎を取り上げたら元に戻った。

 それを確認し、オーフィスはパム治郎を適当なテーブルに置いてレジェンドのところへ行ってしまう。

 

 彼らがそんな状態なのだから当然あちら側も……。

 

 

「ふぃ〜……あぁ、もう日が暮れちまったのか……」

 

「はうぅ〜……おでこ熱いです、目が霞んでます……」

 

「レジェンドさんとダイゴさん、まだまだ元気ね……」

 

「……カロリーフレンドのフルーツ味食べたい」

 

 

 上からビィ、ルリア、アマリ、アズ。

 近くではレジェンドとダイゴが相変わらず爆速で読み進めていた。

 

 

「あ、あの……もう閉館時間ですし、私が他の書架も今晩中に探しておきますから……」

 

「いや、もう一通り調べた」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

「ここにはこれ以上、あまり有益な情報が見当たらん。他に心当たりのある……おい、ヨハンはどうした」

 

 

 とんでもないことを口にしたレジェンドにあんぐりするアルシャを始めとした一行だが、別の場所を当たろうとしたレジェンドは先程まで一緒にいたはずのヨハンだけがそこにいないことに気付く。

 

 すると……。

 

 

「うわぁぁぁ!」

 

 

 ヨハンの悲鳴が聞こえ……。

 

 

「あははははっ!」

 

 

 然程間を置かずに今度は笑い声が聞こえてきた。

 

 

「何なんだ一体……」

 

「ウルトラワライタケでも食べたとか?」

 

「そんなもんが叡智の殿堂に生えてたらそっちの方が大問題だわ馬鹿たれ」

 

「うん……? この響き、まるで地面から……あーっ! ま、まさか、地下の秘密書庫に!?」

 

「まだ探してない場所があったのか。行くぞ」

 

「え、団長さん!? ま、待ってくださいぃ!」

 

 

 引き止めるアルシャを意に返さず、レジェンドはその秘密書庫と呼ばれる場所に向かう。

 そこでは当然の如くヨハンが目を輝かせる程の史料が現存していたらしく、カタリナも彼を連れ戻そうとするも今度はレジェンドが読み出してしまった。

 

 

「ああっ!? 駄目です団長さん!」

 

「……空の世界の歴史以外で目ぼしいものはなさそうだな。惑星レジェンドにある俺の家の書斎にはこれ以上のものが無数にある。欲しいのは秘術だの何だのではなくこの空の世界にて史的価値のあるものだ」

 

「いやここにある書物よりすごいのが無数にある団長さんのご自宅の書斎ってなんですか!?」

 

「超師匠の書斎ってか、もう別世界というか。天然自然の大迷宮? 大図書館? 表すのがウルトラ難しいぜ。マジで何なの彼処」

 

 

 ゼットの言葉にものすごく行きたくなったアルシャだが、今はそれどころではなく。

 

 

「そ、それはそれとして! ここの本はワケアリなものばかりで……閲覧には国王様の許可が必要なんです」

 

「許可なら既にもらっている」

 

「え?」

 

「「「「「は?」」」」」

 

「アルシャやヨハンはエリアルベース側にいたから知らんだろうが、モネラ星人の一件で現地班だった俺達はえらく顔が広くなってな。ここの国王には事前に理由を話しておいたところ、持ち出さずその場で読むのならば何処の書物も読んでくれて構わないと許可をくれたんだ。許可証もある」

 

「先に言ってくださいよ!?」

 

 

 まさかのレジェンドの発言に、涙ながらに文句を言うアルシャの台詞は正直全員が思ったこと。

 ……何故かお詫びに後日デートする約束をさせられたレジェンドは、腑に落ちない表情をしていた。

 仕事関係ではないのか、と……最高位光神もまた、無自覚ワーカーホリックである。

 

 

「はぁ……でもおかしいなぁ。厳重に施錠していたはずなのに……」

 

「ははは。僕は古代遺跡を巡る民俗学者ですよ。ただの厳重な施錠なんて朝飯前です」

 

「俺もやろうと思えば、無理に施錠を解かずすり抜けられるし」

 

「おいおい……他の民俗学者に怒られるぞ、お前……っていうかレジェンドはそれ、そもそも鍵の意味ねーじゃねーか!!」

 

 

 ヨハンの言い分はどうかと思うが、レジェンドの言い分はさすがに通らない気がする。

 結界でも張っとけ、というのだろうが彼ならそれすら難なく超えてくるだろうし。

 

 そんな中、ルリアがある紙束に興味というか反応を示した。

 最初はヨハンが取ろうとしたものの、許可をもらっているのは団長さんだからとレジェンドに取ってもらうことにした……ついでに背的にも。

 

 

「紙が変色しているものの然程古くはなさそうだな。保存状態が良好だったとは思えんが」

 

「ですね。何か特別な…………ッ!?」

 

「レジェンド、ヨハンさん……? その紙は一体何なんですか?」

 

 

 突然何かを見つけたかのように動きを止めた二人に対して、ルリアは少し心配そうに声を掛けるが……。

 

 

「だ、大発見です……! 体裁は日記か備忘録か……ああ、筆に星晶獣の体液を……」

 

「これがここにあったのはおそらくこの文体故か。書き方が特殊な上にこの変色具合、重要な文献と判断されたんだろう。正しくその通りだったわけだがな」

 

「ええ、僕もそう思います。特にこの部分が……」

 

「むう……二人で納得していないで、我々にも説明してもらいたいのだが」

 

 

 タイタスに言われてレジェンドとヨハンは「あ」と溢しつつ揃って振り向く。

 熱中しすぎて忘れてたなこいつら。

 

 

「この図、記号、挿絵……まさに四大元素についての記載ですよ。識者のみ知る星の民の紋章も加えてね」

 

「四大元素だと! それに星の民ということは……」

 

「ビンゴだ。ありがたいことに俺達の知りたかった情報がしっかり収められている」

 

 

 それに沸き立つ一誠達。

 ビィが何と書いてあるか催促してくるが、ヨハンはその手稿が特殊なようで難航しており……。

 

 

「俺が読める。ヨハン、アルシャ。お前達は重要な部分だけでもメモを取れ。俺は完全記憶と暗記が出来るが、それではいざという時に俺がその場にいなかったりすれば無意味だからな」

 

「これを、あたかも当然なように読めるとは……さすが団長さん! お願いします!」

 

「わ、わかりました!」

 

 

 ちなみに実はダイゴも読めたりする。

 超古代出身は伊達ではないのだ。

 

 

 

 

 

 ――そうしてレジェンドはその手稿を解読して読み進め、同時に解説を始めた。

 

 

「原初の星晶獣……?」

 

「世界を管理する存在だってぇ……!?」

 

「ん……? 原初の星晶獣ってフレーズ、どっかで聞かなかったか?」

 

「うーん……何処かで聞いたような……」

 

 

 一誠らはまだ悩んでいるが、とある人物と戦い――相手側は殆ど顔出しみたいなものだったが――その時に相手がそう告げている。

 

 

「世界を管理……超師匠みたいな?」

 

「規模も役割も次元が違い過ぎるが、概ねそんなもんだ」

 

 

 レジェンド達光神の役割をダウンサイジングし、かつ細分化したような存在、例えるならそんなところだろう。

 尤も、レジェンド達の立場がとんでもないのでダウンサイジングの比率もまたとんでもなく小さくなったわけだが。

 そしてヨハンが続ける。

 

 

「覇空戦争より遥か昔……約二千年前でしょうか。星の民による占領時代の出来事です。一定の侵略を完了した星の民は、空の世界を完璧に管理するため、自律型の管理機構を造ったそうです。その被造物こそ、原初の星晶獣達。元素ひとつに至るまで完璧に司るもの」

 

「私達の知る星晶獣より、遥かに高位の存在のようですね……」

 

「だが所詮一世界の一部分を、後から造られた奴が元からあるものに勝手に割り込んで支配したようなものだ。傍から見たら御大層に見えるが、俺達光神からしてみればそう大したことでもない」

 

「いや、それは団長さんやサーガさんが例外中の例外なので……」

 

「チートを容易く捻り潰すようなアンタとは比べたらどんな相手も可哀想だろ」

 

 

 アルシャとレイトの言葉にうんうんと頷く一誠達だが、それだけの能力を有して始めて光神としての正式なスタートラインに立てるのだ。

 ただし、二人の言った通りレジェンド達はそもそもこの『エリア』のトップ3なので例外なのは同意出来る。

 

 

「だが、原初の星晶獣……? そんな話、一度も聞いた事がないぞ」

 

「俺達はその単語ぐらいだったら何か聞いた事があったような、無かったような……」

 

「一誠さん達が聞いたかどうかは別として、こちらでの理由は不明ですが……その大半は覇空戦争より以前に、痕跡ごと姿を消したみたいです」

 

 

 未だに何処で聞いたか悩んでいる一誠やトライスクワッドらを尻目に、ビィは誰もが気になっていることを聞いた。

 

 

「じゃあ、その原初の〜……原初獣はもういないってことなのか?」

 

「あはは、原初獣……あ、でも四体は生き残っているかと……」

 

「四体? あ、四大元素……!」

 

 

 アルシャの言葉からルリアも漸く答えを導き出す。

 

 

「この手稿は現代語なので、数十年以内に書かれた物ですが……こんな記載がありました。原初の星晶獣の中でも、特定の一群は『天司』と呼ばれ……更に四大元素を司る者達は、皆一様に美しい羽を携えており、『四大天司』と呼び習わされていた。四大天司は大気に同化する形で、今なお全空に普遍的に存在している――」

 

「あーっ!!」

 

 

 ヨハンの話を聞き、一誠が突然大声を上げた。

 レジェンドを除く全員が驚き、一誠の方を向く。

 

 

「ど……どうしました!?」

 

「原初の星晶獣だけじゃモヤモヤしてたけど天司ってので思い出した! リクさんの親父さんじゃない方……あのベリアルって奴が堕天司とか自分のこと原初の星晶獣とか言ってたんだよ!」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「何だって……!? じゃあもしかして奴が四大――」

 

「いや、それはねえな」

 

 

 そう言って口を出したのはアザゼル。

 しかもいつものような軽い感じではなく、その表情は真剣そのもの。

 

 

「奴が堕天司って名乗ったのなら奴は四大天司って奴じゃねえ。確か俺らの世界と空の世界とじゃ天使と天司で『し』違いらしいが……今の話を聞けば役割こそ違うものの俺達の知ってる天使と似たようなもんだ」

 

「つまり……?」

 

「四大天司がどんな姿かまでは分からんが、名前はおそらくこっちの四大天使と同じ……即ちミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルだろうぜ。ついでにだが、幸いにもこっちに今ガブリエルがいるから何か分かるんじゃねえか?」

 

 

 珍しく冴えていたアザゼルの案に、一誠らはハッとしてガブリエルを見る。

 現在天使の羽は隠しているため一見すると超ナイスバディなゆるふわ金髪美女だが、そんな彼女も天界の重鎮なのだ。

 

 

「そ、そう言われても〜……」

 

「っていうかアザゼル、今役割違うって自分で言ったじゃん。バカなの?」

 

「何でお前はそんな攻撃的なんだよセラフォルー!」

 

「だって隙あらばガブちゃんの胸揉もうとしてるし」

 

 

 ……セラフォルーの一言で上がっていたアザゼルの評価がまた下落した。

 かつてなら一誠は味方してくれただろうが、矢的やゲンと出会い真っ当な倫理観を持つようになった彼がそんなことを肯定するはずが無い。

 

 

「……悪用されないよう、骨はゼロに還してやる」

 

「こえーこと言うんじゃねーよ!?」

 

 

 もはや悪友と呼べる関係になりつつあるゼロガンダムの一言に、アザゼルは恐怖を感じつつツッコんだ。

 

 そんな中、先程から無言なレジェンドは手稿のある一文を見続けていた。

 文はこう記されている。

 

 

 

 

 

 ――四大天司はそれぞれ一つずつ、未知の力を持つ石を守護している、と。

 

 

 

〈続く〉




ベリアルが原初の星晶獣で天司と名乗ったのは、それこそコカビエルとの戦いの最中というものすごく前……それこそ第一部でようやくオカ研とレジェンド達が合流した辺りです。
そこからは超弩級の出来事だらけなので忘れててもおかしくないですね。

軽いネタバレになりますが、タイガ、タイタスと続いたら……本章ではつまりそういうことが起きます。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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