ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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大変お待たせしました、本編更新です。
サブタイトル、『勇』とどちらにするか悩みましたが、そちらは本編次回に回すことにしました。

今回はいよいよギャスパーが本当の意味で立ち上がる回なので、比較的短めに。

そして降臨するブチギレジェンド……!


それでは本編をどうぞ。


覚

 三人を追うレジェンド一行。

 

 彼らが向かった洞窟は地面も壁も凄まじい損壊の跡があり、事情を聞いたリアス達は三人の身を案じるて歩を進めるも……。

 

 

「なんだあ、こりゃあ……!? どこもかしこもボロボロだぜ……!」

 

「四大天司同士が争ったとすれば、この壊滅的な状況も納得ですが〜……」

 

「なんだ、結局あいつらそんなもんか」

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

 レジェンドのつまらなそうな声に、ビィやシェロカルテだけでなく全員が彼を見る。

 

 

「お前ら、昔ジェントとシックルがやり合った時の事を知ってるか? 宇宙空間での戦闘でな、ジェントが間にある星一つごとシックルをぶった斬ろうとして、シックルはそれを平然と受け止めたんだ。それに比べたらこの程度、レオとゼロが本気で訓練すれば毎回こうなるぞ」

 

「ぅおおおい!? スケール違い過ぎんだろ!?」

 

「レオ大師匠とゼロ師匠がガチ組手したらこうなるんでございますか!?」

 

「正確にはもっと酷い。おそらく必殺キックの激突で天井が崩落してるだろうな」

 

 

 やはり二人もレジェンドの弟子である。

 人間態でありながら旧魔王の一人をフルボッコにするようなゲンと、かつてケンとベリアルがさせられた怪獣惑星に無理矢理人間態にされ叩き落とされるサバイバル修行も根性でクリアしたレイト。

 ノアやキングの『エリア』では考えられないスペックとなった二人は常軌を逸していた。

 

 

「何にせよ、見た目ほど深刻ではないだろう。そもそもジェントという決戦存在が同行した時点で無事なのはほぼ確定。懸念としては怪我や疲労がどんだけってことぐらいか」

 

「あ、安心していいと思うんだけど……何か釈然としないっていうか……」

 

 

☆

 

 

 途中でスタンが使っていた剣が落ちており、さらにスタンの悲鳴が聞こえたのだが……原因は何故かスタンがミカエルに抱きしめられたまま頭を撫でられているという、理解に困る状況だった。

 ついでに祐斗とジェントは持ってきていたスポーツドリンクを飲んでいる。

 

 当然、スタンとアリーザの関係上、アリーザが嫉妬でスタンを問い詰めるのは予想出来たのだが、ここにはもう一つとんでもない問題が残っていた。

 

 ミカエルにラファエルと会ったことを話したところ、ラファエルは個体主義な上に秘密主義らしく、同格の彼女でも思慮を読めないとのこと。

 それだけならばまだよかった。

 

 案の定、その後……。

 

 

「妾とて人間などに関わる気は無い。この事態は我々、天司の問題――がッ!?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「やはり漏れなく天司はそのスタンスか。もういい、貴様ら四大天司とやらにはほとほと愛想が尽きた。所詮、元からあったものに勝手に同化して、司った気になった結果がこの始末だ。そのくせ貴様らの身内争いで空の世界が未曾有の危機に陥っているというのに『天司の問題』? 巫山戯るのも大概にしろ、この役立たず共が」

 

 

 ミカエルの発言がレジェンドの逆鱗に触れ、いつの間にかミカエルの首を片手で絞めながら持ち上げていた。

 レジェンドの言葉の節々から、彼の怒りが並々ならぬものなのは言わずとも理解出来る。

 数え切れぬ程の防衛隊に属し、人間と共に戦ってきたレジェンドにとって人間軽視の発言は地雷どころではないのだ。

 

 そしてレジェンドの今の握力は、人間態の上に制限してるにも関わらず20万トンを超える。

 キングやノアのエリアにて、何らかの条件で降臨する彼の分身体はウルトラマン時で20万トン、人間換算で200キロ相当(これでもとんでもないが)。

 だがオリジナルで最高位光神たる彼は上述の通り現在で20万トン超……冗談ではない。

 

 

「が……ごっ……」

 

「だ、団長落ち着いてくれ!」

 

「スタン、俺は落ち着いている。怒りのあまり一周回って頭の中がクリアになったらしいんでな。この役立たず共を元素から強制分離させ、文字通り核を含めて今度こそ本当に元素に還元してバランスをとってやれば今起きている現象も収まるかもしれん。 ……ああ、そうだなそうしよう。何故今まで気付かなかったのか」

 

「……ッ!?」

 

 

 相手が女性だろうが、レジェンドはこうと決めたら一切合切容赦しない。

 メキメキといよいよもってミカエルの首からヤバい音が聞こえ出し、ジェントとマジンガーZERO以外が慌ててレジェンドの全身に組み付き、説得とミカエルからの引き剥がしにかかる。

 

 

「レジェンドだめ! だめです!」

 

「気持ちは分かるけど怒りを収めてください!」

 

「超師匠ステイ! ステイでございます!!」

 

「せめて、せめて事情だけでも聞いてから!」

 

 

 ルリアにタイガ、ゼットとアマリが中心になって必死に*1説得し、どうにか怒りを小さくしたレジェンドはミカエルを離した。

 

 ……が。

 

 

「ふん!!」

 

「ぶべっ!!」

 

 

 一度ここまでキレたレジェンドがただで済ませるわけもなく、ミカエルに見事な顔面ストレートをブチ込んだ。

 彼女はその端正な顔が変形する程のダメージをたった一撃で食らい、ピクピクと痙攣している。

 

 

「ルリア達の手前、この程度で済ませてやったが……今度そんな発言をしてみろ。パンを尻に挟んで、右手の指を鼻の穴に入れて、左手でボクシングをしながら『いのちをだいじに』と叫ばせてやる。レジェンドキネシスも使用して強制実行だ」

 

「「「「「待ってそれ尊厳失うってレベルじゃないから!!」」」」」

 

 

 どっかで聞いたような呪いの儀式を、見目麗しい女性(天司)に強制的にやらせるという、あまりにも無慈悲な警告。

 やっぱりジェントとマジンガーZERO以外は止めに入ったが、この一人と一機はレジェンド派である。

 実行手伝いはせずとも、止めることもしないのだ。

 

 無論、痛みで痙攣していたミカエルも聞いていたので、想像して真っ青になっていた。

 

 

「ウ……超師匠……」

 

「どうしたゼット」

 

「俺、鼻が無いんでやろうにも出来ません!! どうすれば!?」

 

「 ア ホ だ ろ お 前 」

 

 

 明らかに普通に考えたらやる奴なんぞいないだろう事を、早速やろうとしていたゼット。

 これには満場一致でレジェンドに同意――。

 

 

「『いのちをだいじに』?」

 

「「「「「ステラァァァァァ!?」」」」」

 

「オイお前がやろうとするからステラが真似しかけてるだろうが! どうすんだ、あのビジュアルでそんな事させられんぞ!?」

 

「ウルトラすいません」

 

「仕方ない、ここはアザゼルを人身御供に」

 

「ふざけんな邪竜騎士! 俺の尊厳が死ぬ!」

 

「まあオッサンのそんなシーン、罰ゲームでも見たくねーわ」

 

「女性がやってるのを見るのも、それはそれで嫌だろ」

 

「パムパムム〜」

 

「うむ! パム治郎ならば癒し効果があるな! パンが無いのは……しまった! パム治郎も鼻が無い!!」

 

「いや無くて助かったんじゃないの!?」

 

 

 内容はアレだが、ゼットとステラのおかげでピリピリした空気が和らいだ。

 

 ――だが、ここに来たもう一つの問題が解決していない。

 

 

「で、ギャスパーは何処だ?」

 

「「「「「え? …………あっ!」」」」」

 

「あーあ、このバカ天司のおかげで俺以外が目的忘れてたよ。どーしてくれんだコラ」

 

「いやソレはさすがにミカエル?さん関係無いッスよね!?」

 

「関係なくはないと思うがな。とりあえず責任取って揉ませろ」

 

「いい加減にしろスケベ総督」

 

「アッ――!?」

 

 

 レジェンドの(冤罪気味な)悪態に一誠がツッコんでいる最中、ブスリという音と共にアザゼルが悲鳴を上げてブッ倒れる。

 ゼロガンダムが剣で尻を思いきり刺したらしい。

 ついでに電撃も少し流しておいたそうだ。

 

 未だ痙攣したままのミカエルを引きずって、レジェンド一行はギャスパーを探しに向かうのだった。

 なお、引きずり役はオーフィス。

 彼女なら遠慮なくやるからである。

 

 ……ご褒美として、レジェンドとの添い寝権を主張されたので了承したものの……大抵オーフィスは彼の寝床に潜り込んでいるのでご褒美にはならないとでは、と思うだろうが気にしてはいけない。

 

 

☆

 

 

 件のギャスパーとバーンだが……。

 

 

「暑いね、バーン……」

 

「フレイメルはその特性から鍛冶が盛んな島と聞いた。この暑さもまた鍛冶に適した理由の一つなのだろう」

 

「……ところで僕達、変わった気配を感じたからリク兄さんと別れてこっちに来たんだけど」

 

「……ああ」

 

「「……何もないし、ただ暑いだけ……」」

 

 

 比較的レジェンド一行らと近い場所にいたものの、何やら溶岩が流れる洞窟の、そこそこ広い空間で困っていた。

 

 ――つまり、迷子である。

 

 お互い砕けた口調になり、信頼関係が構築されたのは喜ばしい事だが……。

 

 

「これなら無理に僕達だけ先行しない方がよかったんじゃ……」

 

「確かに……」

 

 

 ギャスパーも、そして彼の肩に腰掛けたバーンも、自分達の浅はかな考えに自己嫌悪に陥っている。

 

 

「とりあえず、戻ろう。あまりここにいても君の体調不良の原因になるだけだ」

 

「そうだね……此方は異常無しだった、って思えば気持ちだけでも楽になるかな」

 

「ああ、逆に何も無かったという事が収穫だ」

 

 

 そう言ってギャスパーとバーンは来た道を戻ろうとするが――。

 

 

「あれ……?」

 

「溶岩で道が無くなっている。いや……それ以前にあれほど遠かったか?」

 

 

 この空間に来た時の道が溶岩で塞がれていた。

 更に出入り口との距離も変化しており、しかもここに来てから特に変わった事態など起きていなかった。

 これは明らかな異変である。

 

 そして、その異変の元凶。

 

 

「……! 下がるんだ、ギャスパー!」

 

「バーン? ……うわっ!?」

 

 

 溶岩の流れが変わり、その中からゆっくりと異形の存在が姿を現す。

 

 漆黒の体躯、そしてその全身に血管の如く駆け巡る溶岩。

 かつて熊襲の国で守護神とされた、溶岩の怪人。

 

 ――その名を、クマソガミ。

 

 

「な……!?」

 

「気配の正体はコイツか……!」

 

 

 クマソガミは低い唸り声を上げながら獲物たる二人を見下ろす。

 このクマソガミは熊襲の国で守護神と崇め祀られていた個体と基本的な部分は同じものの、大きく異なる部分がたった一つだけある。

 

 ――異様に大きいのだ。

 

 熊襲の国のクマソガミの大きさは4m……大型の『鬼』とほぼ同じくらいであった。

 だが、今二人の眼前にいるクマソガミは22m程。

 熊襲の国の個体より5倍以上巨大……一般的なMSより大きい。

 

 そんなものが何故空の世界のフレイメルにいるのかという、ザンボラーにも通ずる疑問はさておき、ギャスパーとバーンでは明らかに分が悪い。

 ただでさえ洞窟内の熱気で体力が減らされ、相手も溶岩の怪物。

 

 そして体格差。

 

 大きさとは、単純に武器にもなる。

 戦場の環境も手助けになったら、それこそ下手な装備よりも凶悪に。

 

 

「ギャスパー!」

 

「う……うん! ブレイブ、チャージッ!」

 

 

 ギャスパーの『勇気』を受けて巨大化したバーンだったが、その大きさは10m……クマソガミとの差は未だ倍以上もあった。

 

 

(多少はマシになったが、これでもこれだけの差か……! しかし、私がやるしかない。ギャスパーも戦えるとはいえ、基本はサポートタイプの上に体格差は今の私よりもある。無理はさせられない!)

 

 

 そう決意したバーンは、怯むことなく眼前の巨体にバーンマグナムで射撃するが、効いた様子は無い。

 続くバーンサンダーは受けた直後に少し硬直したものの、やはり効いていないようだった。

 

 

「くっ……!(やはり攻撃力不足は否めないか……)」

 

「バーン! 僕も影を使っ――」

 

 

 ギャスパーがバーンを援護しようとした瞬間、クマソガミは左手を弓に、右手を三本の矢に変化させ、ギャスパーに撃ち出す。

 咄嗟に避けるもその大きさ故に発生する衝撃は大きく、ギャスパーは吹っ飛んでしまう。

 

 

「うわぁっ!?」

 

「ギャスパー! ぐうっ!?」

 

 

 バーンの意識がギャスパーに向いた直後、クマソガミは両手を戻し左手でバーンの頭部を掴み、恐るべき膂力で持ち上げる。

 

 

「グゥゥゥゥゥ……」

 

「うっ……ぐぁっ……!」

 

「バ……バーン……」

 

 

 そしてクマソガミは右手を長い爪に変え、掴んだままのバーンへ引き裂くような一撃を食らわせた。

 それにより、掴まれていたバーンもダメージと衝撃で吹き飛ばされた。

 

 

「ぐわあぁぁぁぁぁッ!!」

 

「バーンッ!!」

 

 

 バーンの身体が轟音を立てて大地に叩きつけられる。

 その胸部には痛々しい爪跡が刻まれていた。

 

 

「うう……」

 

「ど……どうしよう、どうすれば……こんな時にリク兄さんやイッセー先輩が……ッ!」

 

 

 一方的な展開……そして相棒であるバーンの危機に、ギャスパーは従来の気弱さが出ようとしていたが、そこでハッとなる。

 

 

(これじゃ、以前の僕に逆戻りだ……何もかも怖がって、誰かに頼るだけだった本当に弱かった僕に。今の僕の味方はバーンだけ……そうじゃない。バーンにとっても、今の味方は僕だけ。バーンが頼れるのは僕だけなんだ!)

 

(……! ギャスパーの『勇気』が驚くべき勢いで輝きを増している……! 今の私では勝ち目は無いも同然だったが、今の『勇気』を持つギャスパーの力を合わせれば戦局を覆せるかもしれない! 私達二人ならば、やれるはずだ!)

 

 

 ――二人は気が付いた。

 

 ギャスパーは誰かを頼ろうとするように、自分もまた誰かに頼られる立場にいることを。

 

 バーンは自分がやるしかない、そう思って自分一人で背負い過ぎていたことを。

 

 

「ギャスパー、私にこの状況を打破する方法がある!」

 

「やっぱりあるんだね、バーン! 僕は何をすればいい!?」

 

 

 以前のギャスパーならここで「ホント!?」で終わっていただろう。

 だが、今の彼は自分にもやれる事があるのだと、本能的に察してバーンに尋ねた。

 

 

(なんという眩い『勇気』……! そうだ、私は彼のこの輝きを待っていた! 信じるぞ、君の『勇気』と決意を!)

 

 

 バーンもまた、今や不利な現状を臆することはない。

 危機的状態の今を『二人で』打ち破るという方法は確実だと、魂が告げている。

 

 

「一度私は通常……いや日常モードに戻る。それからもう一度、ブレイブチャージと共に合体コードを告げてほしい」

 

「合体コード……!」

 

「ああ、ブレイブチャージの後に『バーンガーン』と。今の君ならきっと、そのバーンブレスも合体コードに反応してくれるはずだ。そうする事で私はバーンガーンになれる! ただし、それでも私だけでは全力を出す事が出来ない」

 

「それは、つまり――」

 

「今一度言わせてほしい。ギャスパー、私と共に戦ってくれ!」

 

「最初からそのつもりだよ、バーン!」

 

 

 二人の思いは確かに通じ合った。

 

 そこへゆっくりと近づいて来ていたクマソガミが長爪を思い切り振り下ろすが、バーンは即座にギャスパーの肩に乗れるサイズに戻り、ギャスパーはバーンを抱えて間一髪クマソガミの一撃をクマソガミの足元に飛び込んで回避する。

 そのまま前転して走り抜け、十分に距離を取った。

 

 

「やるじゃないか、ギャスパー!」

 

「まさか逃げてた頃の経験が役立つとは思わなかった!」

 

 

 そうして笑い合う二人にもはや恐怖は無い。

 

 ――そこへ、振動や反応を察知してレジェンド一行が遂に到着した。

 

 

「ギャスパー! って何だありゃあああああ!?」

 

「クマソガミだと……? ザンボラーといい、今回フレイメルに嫌なサプライズが多過ぎるな」

 

「レジェンドはあれが何か知ってるんですか!?」

 

「むう、あれが炎のマグマッスルというやつか……!」

 

「……ただの溶岩ボディじゃね?」

 

「フーマさん、声に元気がありません……」

 

 

 単にツッコミ疲れだと思う。

 天司関係でレジェンドにツッコまざるを得ない状況だし。

 

 

「リク兄さん!? イッセー先輩に部長達も……!」

 

「待ってて! 今何とかしてそっちに――」

 

「いえ、リク兄さん達こそ待っててください!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「コイツを倒します。僕と、バーンで!」

 

「ああ。見ていてほしい、私達の本当の初陣と……勝利を!」

 

 

 ギャスパーの自信に満ちた笑顔、そしてギャスパーの型に乗ったバーンのサムズアップ。

 一体彼らに何があったのか、レジェンド達に知る術はないが――。

 

 

「何を言っている……! 人間の身であのような、妾も見たことの無い怪物に敵うはず――」

 

「「黙れ」」

 

「げう!?」

 

 

 今度はレジェンドだけでなく、リクもガチでミカエルの脳天に一撃。

 せっかく復活したのにぞんざいな扱いだが、またも人間軽視の発言をしたので是非もなし。

 

 

「あれは空元気や破れかぶれの類ではないな。いざとなった場合のみ、俺達が出張ればいいが――」

 

「きっと、そうはならないでしょうね」

 

 

 ミカエルを離したオーフィスをいつものように肩車しつつ、レジェンドは腕組みしつつ右手を顎に当て笑みを浮かべ、隣に立つダイゴもスパークレンスをいつでも出せるよう準備しているものの手は離している。

 

 彼らだけではない。

 部長であり主でもあるリアスを始めとする面々も、不思議と今のギャスパーとバーンには不安を感じず、何かをしてくれるという期待があった。

 

 この場において、マイナス意識を持っているのは天司であるミカエルだけで、天使であるガブリエルは小さく「頑張って」と声に出しているくらいだ。

 

 皆の信頼を背に、ギャスパーとバーンは決意の眼差しで迫りくるクマソガミを見据える。

 

 

「行くよ、バーン!」

 

「ああ、ギャスパー!」

 

 

 ……今――真に目覚めた、勇気。

 

 

 

〈続く〉

*1:
間違いではない。ブチギレジェンド相手だと対処を誤れば自分が死ぬ。




えー、とりあえず言っておきますと作者的には天司は然程嫌いではないんです。
レジェンドの考え的に人間軽視が許せないのでミカエルもあんな扱いになってしまいましたが。

そして唐突に出てくる『プラプラ様の呪い』!
あれはマリューさんと同じ声の天司にやらせるもんじゃない……いやステラにやらせるもんでもないけどね!

今回の敵・クマソガミ、知る人ぞ知るあの特撮映画に出た奴です。
本作でも既に海神ムーバが出てますしね。
ここまで揃ってれば、タルタロスが空の世界で呼び寄せた『月にぶつかる』モノが何かお分かりでしょう。

ギャスパーとバーン、遂に最大の見せ場!


それではまた次回。

以下のメンバーではどこがお気に入り?

  • 獅子王夫妻らもいるGGG(+アベル)
  • 超魔改造シンとセフィロス達
  • ザックスとエアリスもいるFFⅦ組
  • にゃんこ達もてんこ盛り蛇倉苑
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