ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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いよいよ今回はサーヴァント召喚!
……と思ったのですがぐだぐだしたので次回まわしになってしまいました。スイマセン。

まあ、やたら長い前フリだったと思って頂ければ……。


 ○レジェンドさんちのカルデア事情


「師父とカーマが荒れておるな」

「イベント用の概念礼装、☆5どころか☆3あと一枚が来る前にパールヴァティーが来て宝具レベル5になっちゃったからね」

「それですよ! おかしいですー!!」

「せめてそこは俺との縁的に千代女だろ……! アンドロメダ来たが失ったもの(※聖晶石)が多過ぎる!」

「うむ、それよな(ゲームでは全くセイバーアルトリアを引けず記録更新中)」

「というかそもそもバレンタインPUに私が入ってないんですけど!?」

「僕は来月来るかなー?」

「……あ、そういや☆5なぎこが来たんだった。パールヴァティーの件ですっかり忘れてたわアイツ」


それではどうぞ。


特別編・サーヴァントを呼……ぶ前に今回は下準備しよう

 戦艦アイデア発案会から幾日かが経った。

 

 空の世界は年月は過ぎるがサザエさん時空的な力により歳は食わないが一部のメンバーだけ歳を微妙に重ねる場合があるというか……まあ兎にも角にも長編モノにおいて発揮されるご都合主義の集大成的なアレが作用しているので、本作にはありがたいということを改めてお伝えさせて頂こう。

 

 先日採用された、

 

 ○ゼット案 ラー・アーガマ級一番艦『ラー・アーガマ』(ギルガメッシュ命名)

 

 ○エレシュキガル案 『宇宙戦艦ウルトリアⅡ』

 

 ○ルリア案『巨竜戦艦バハムート』

 

 この三隻は運用方法がそれぞれ異なる為、燕がキラやラクスを始めとした人物らの協力を受けつつほぼ独力で建造中(!?)な随伴艦一番艦『マクロス・クォーターSEED』が完成してから着手することになり、先にクルーや配属機体を選別し建造計画を立てておく結果となった。

 

 ラー・アーガマはマクロス・クォーターSEEDと並び随伴艦の中核を担う予定であり、艦自体も大型であるため早めに建造開始する手筈に。

 ウルトリアⅡはレジェンドからの初代ウルトリアの資料提供を元にギルガメッシュがテコ入れし、全体的な性能及び外見のアップグレードを行うので二番目に。

 バハムートは約200m前後の小型〜中型の高速遊撃艦を目指して徐々に進めていくためラー・アーガマと建造自体は同時期から開始し、ゆっくり進歩させていく方向に。これは艦の大きさが三隻(マクロス・クォーターSEED含めると四隻)中、最も小さいことを利点とした故である。

 

 他にも良識派のアポロンゼストから幾つか案が上がっており、そちらは惑星レジェンドやネオ・アクシズを始めとした惑星レジェンド星系の護衛を主目的として開発を進めることになった。

 

 

 

 

 さて、そういうわけでスーパーアサシンメカニックな燕ちゃんの方を見てみよう。

 

 エターナルの改造も含めて八割ほど完成させていた。どういう腕と速度してるんだこのお嬢。マクロス・クォーターSEEDの本艦やガンシップ等の四艦分は彼女が、新たに組み込むことになったエターナルのOS等の各種設定はキラが担当。そりゃもう二人とも素晴らしい笑顔で作業中。差し入れ係のラクスと喋りつつ、食事しながら作業を進める二人はマジスペックおかしい。

 

 

「良かった〜……エターナルをキラが担当してくれて。そのエターナルにクォーター他を合わせなきゃならないから、こっちだけでかなり手間掛かるんだよー。あ、ラクス麦茶ありがとー!」

 

「はい、どういたしまして。それでどんな感じですの?」

 

「うん、後はシミュレーターにリンクさせて強攻形態への変形や駆動状況を確認してから正式に追加クルーを選定ってところかな」

 

「変形? 戦艦が変形するんですの!?」

 

「うん、マクロスって名前が付いてる戦艦はほぼ例外無く変形するよ」

 

 

 バトル7など名前にマクロスが含まれない艦はあるが、概ねマクロス級は変形すると思って間違いない。それに組み込まれたため、エターナルも変形する戦艦に仲間入りというわけだ。

 

 

「変形後のエターナルは背面ブースター二基の間隔を調整して、その間に収まる感じにしたよ。このおかげで主砲やミサイル、対空砲なんかはそのまま使えて背後からの攻撃に備えられる。それからミーティアユニットは移動して襟元に。そのままでも艦の武装として使えるし、フリーダムとジャスティスが出撃しても分離させられる仕様だから問題無し!」

 

「あとはこれが上手く動けば本当の完成だね」

 

「あ、それについて少し相談が……」

 

「どしたの?」

 

「いえ、ピンポイントバリアがやはり少なからずエネルギーを消耗する原因になってしまうとお聞きしまして、私なりに改良案を考えてみたのです」

 

 

 ほほう、と燕もキラも期待の眼差しでラクスを見る。

 

 果たしてその案とは――?

 

 

「実は、レジェンド様に直接お願いして分けてもらう予定だったのですが生憎お忙しいみたいで……代わりにギルガメッシュ様にお願いしたらレジェンド様に掛け合って下さり、無事承諾頂けましたの!

 

 

 

 

 

 超合金ニューZα!!

 

「「ラクス凄くない!?」」

 

「さすがに今後バージョンアップする場合の追加分までは無理でしたが、量的に問題無いはずですわ」

 

「超合金ニューZαってことはレジェンド様だけじゃなくて……あのマジンガーZEROもよく納得させられたね……?」

 

「はい! アーシアさんにあの方のボディクリーニングをしてもらえるようお願いしましたら快く引き受けて下さいましたの! そうしたら『まあ、新しいマジンガーを作るわけでもないし別に構わんだろう』って仰って頂いて」

 

 

 原初にして終焉の魔神・マジンガーZERO、アーシア絡みで懐柔されていた。恐るべしピンクの歌姫。

 

 

「装甲に色々と手を施すよりも、いっそ装甲を凄いものに変えたほうが手っ取り早いしハズレも無いのでは、という結論になりましたのでそのようにしてみましたわ」

 

「うん、シンプルだけど合理的だよね」

 

「しかもそれ余程じゃなきゃ破損しないし、これをあっさり溶解させられるのってそのマジンガーZEROぐらいだし……いやネオ・グランゾンもアレ色々ぶっ飛んでるからやれるんだけど」

 

 

 とどのつまり単純に滅茶苦茶硬い装甲なのである。コーティングだの何だのするのではなく、一気に地力を上げてしまおうという『ひたすら強化して殴れ』な脳筋戦法ならぬ脳筋防御。

 まあ確かにラクスの言う通り、下手な技術を使って予期せぬ出来事に遭遇するよか堅実なわけで。

 

 何にせよ、ラクスの協力によりクォーターSEEDは予定を遥かに上回る強度を得たのであった。

 

 

 

 

 ――そしてそれからすぐ、立香や沙耶とそのサーヴァント達が特殊特異点より帰還。

 

 しかし、沙耶はともかく普段なら立香は「ただいまー!」と笑顔で言ってくるはずなのにそれが無く、しかもマスターである沙耶と正反対で賑やかなアルクや武蔵すら傍から見ても沈んでいるのが分かる。

 

 

「お疲れ様、立香! 本当なら慰労会の一つもやりたいところだが、タイミングが合わず私達の方はこれからマナリア魔法学園まで行かないといけなくてね! 教えるにしても惑星轟とか簡単に『さあ、皆もレッツ惑星轟!』なんてやれるわけじゃないからどうしようかと――」

 

「…………」

 

「――立香、どうしたんだい?」

 

「え? あ! キリシュタリア、お疲れ様ー」

 

「ああ、お疲れ様。珍しいな、君が心ここにあらずなんて」

 

「あー……んー……ちょっとね」

 

 

 普段はゼウスら同様、中々に愉快なキリシュタリアだが立香の様子を見誤るような彼ではない。彼は自身の過去の事から周りの事には敏感なのだ。

 

 

「ふむ……私も言いたくなさそうなところを突っ込んで聞くのはマナー違反だと思うし、下手に聞いてアドバイスが出来ず君をまた悩ませる結果になったりするのも嫌だから無理には聞かないよ。ただ、今回は君『だけ』の問題ではなさそうだ」

 

「……!」

 

「しかし先程言ったように私達も時間が押している。そんなわけだから解決に関しては我らが王様と光神様にお願いするとしよう。『困った時はとりあえず任せておけばハズレ無し』と言われるような二人だからまず悪い結果にはならないさ。例えば村正がいきなりキャストオフするとかね!」

 

「やるわけねえだろうが! つかそりゃお前さんだろ!? 儂ァあのVDMキャストオフを忘れてねえぞ!!」

 

「ははははは! ではまた再会した時にいつもの立香に戻っていることを願いつつ行ってきますだ! 折角シエテ団長代理のおかげでスペースペンドラゴンに乗れるんだから、定刻遅れでカイニスによるトライデント空中吊るしは御勘弁さ!」

 

 

 猛スピードで手を振りながらジョブチェンジしつつ走り去るキリシュタリア。何とも器用な御仁である。

 そんな彼の姿に少しだけ気が楽になったのか、立香は軽く息を吐いた。

 

 

「……ありがと、キリシュタリア」

 

「あのぐらいのテンションじゃなきゃ、お前さんを戻せなかったってことかい……ま、気にすんなとは言わねえが、アレはお前さんが悪いわけじゃねえ。そもそも世界としての根源が歪なんだよ」

 

「うん……納得出来ないけど、納得しないと次の一歩が踏み出せないよね」

 

「おう。それにこいつは儂の感だが、まだ終わっちゃいねえ。別のドス黒いモンがあのセフィーロには――」

 

『ピンポンパンポーン♪ 毎度お馴染み『イシュタルくたばれ』なエルキドゥラジオ〜♪』

 

「「はぁ!?」」

 

 

 シリアスを一撃一瞬でブチ壊す緑の恐怖。ワイアール星人にも劣らぬインパクトある放送を行うはいつの間に放送室ジャックをしたのかエルキドゥ。

 実はそれをガラス越しに見ているレジェンドとギルガメッシュが腹筋大崩壊しているが、それを知るのはその場にいる当事者三名のみ。

 

 

『これから約一時間後、レジェンドが前回の召喚時に残した六回分の召喚を行いまーす。それに伴い、立香・村正ペアと沙耶・アルクェイド・武蔵トリオは『魔法騎士』三人を元の世界から拉致してくるようにー♪』

 

「せめて言い方をオブラートに包んでエルキドゥさーん!!」

 

「しかし、どういうことだそりゃ……?」

 

『ちなみに拒否した場合、オーフィスによる無限殺しが男女関係無く炸裂しまーす』

 

「「おいィィィィィ!?」」

 

 

 最初の発言は言い方の問題や疑問が残る内容だったが、二言目は直訳すれば『黙って言うこと聞けやカンチョーブチ込むぞオラァ』という身も蓋もない脅迫である。なお、エルキドゥの隣でオーフィスがソレの素振りをしているのも御愛嬌。見れないけど。

 

 ……というか。

 

 

「「セフィーロ(あっち)行ったメンバーの5分の4は女性なんだけどォォォォォ!!」」

 

 

 問題無い、やる側も女性だから。多分。

 

 

 

 

 ――バビロニア島・首都ウルク――

 

 

「待ったか!? 待ったな!! 召喚(ガチャ)の時間だ、ふはははは!!」

 

 

 例の如くギルガメッシュのガチャ発言で始まる英霊召喚。極稀に麻婆豆腐を召喚する奴とかいるけど気にしない。気にしちゃいけない。

 

 

「さて、此度の召喚はまず触媒が無ければ話にならん。エルキドゥの放送を聞いていたなら分かるだろうが、先日帰ってきた二組を再度『あの世界の地球』へ向かわせた。もう間もなく戻るであろう、少しばかり待つがいい」

 

「ああ、予め言っておくが六枠中三枠は既に決まっている。一枠は予てから決めていた奴を、それから二枠は連中が帰ってきてから説明しつつ呼び出すことにしてあると言っておこう。だからもう少しだけ待っていろ」

 

 

 割と真面目な開幕、相変わらずモルガンやスカディが玉座と共にスタンバイしていたりする――いやここ空の世界のウルクなんだけど――のはともかくとして放送した側はというと。

 

 

「お、セイバーアルトリア出た。ギル、何かとトレードしないか?」

 

「何ィ!? ならば水着カーマはどうだ師父よ!」

 

「意義無し! 未開封品が良いよなやっぱし」

 

「ふははははは! 金箔押しは我が一番似合うとはいえ光り輝くセイバーのカードは良いものよ! 感謝するぞ師父!」

 

 

 レジェンド達に召喚されたサーヴァントをイラストにしたカードウエハースを貪りながら、付属のプラスチックカードをトレードしていた。お前らマジで何やってんだ。

 

 

「いや惑星レジェンドの絵師に頼んでみたらこれまたエクセレントなイラストばかりで。かなりの種類とレアリティがあるから目当てのカード当てるの一苦労でなー」

 

「うむ、この時ほどイシュタルが呼ばれていなくて良かったと思った時は無いな。描かされる絵師が不憫でならぬところだったわ」

 

「あ、巫女服のセイバーアルトリア当たったよギルー」

 

「馬鹿な!? セイバーの巫女服姿だと!?」

 

 

 ……一応もう一度言っておくがカードである。セイバーアルトリア本人は今も持ち込んだ蛇倉苑の弁当を平らげている真っ最中。

 ついでにシークレットレアはサーヴァントじゃないが浮き輪装備のフォウくんとゴーグル&サーフボード持ちのピカチュウ……夏仕様のマスコットによるツーショットカード。ハベトロットが引き当てていたりする。

 

 

「聞きました? やっぱりあの二人を除けば私がマスターさんに相応しいということですよね!」

 

「いやいや、カードの元の持ち主は英雄王だろう? それは早計というものさ」

 

「あ、そういえばマスターは最初に当てたのが私のカードだったって……」

 

「え、どういうことですかそれ。ここはメインヒロインなスーパー武将景虎ちゃんの札を当てるのが普通ですよね。胸ですかそんなに胸が良いんですか私だってありますよ!」

 

「中の人効果ではござらんか? そもそもお主がメインヒロインと決まってはござらぬが」

 

「それ、貴女が言う? 私は終身雇用契約を結んでるから、一歩リード。機動兵器操縦も頑張ってるし」

 

 

 あんな台詞を聞けばレジェンドサーヴァンツも騒ぐわけで、ワイワイガヤガヤし始めたところで立香や沙耶達が帰ってきた。指示通り、三人の魔法騎士を連れて。

 

 

「ただいまー」

 

「敢えてときめき路線を狙ってるのが良いんだよコレは。何でもかんでもセクシー系にすれば良いってわけじゃないというところがミソなんだよ」

 

「まさしくその通りよ。キチッと巫女服を着こなしたセイバーが頬を赤らめて微笑む姿は実に可憐ではないか。同じ服をバカトリアが着てもこうはならぬよな」

 

「いきなり私を比較対象に出すなギルガメェ! そういうとこだぞギルガメェェェ!!」

 

「……何この状況」

 

 

 沙耶がそう零すのも無理はないというか……いや、後ろでウエハースをバリバリ食べて「あ、私当たったー!」と喜んでるアルクェイドを見てやれ。原因をしっかり手にしてるあーぱーを。

 

 

「一誠、僕を当ててよね!」

 

「何を言ってるのかしらこのポンコツドラゴンは。【エリア】違いや平行世界ならいざ知らず貴女達は月星人でしょ」

 

「だ……だってフォウとかピカチュウが入ってるって」

 

「それはマスコット枠かつシークレットだからなんだぜメリュジーヌ。レジェンド様がそう言ってたよー。ちなみに僕が持ってるコレのことね」

 

「何で僕じゃないのシークレット!?」

 

「……いや、そしたらバーゲストとかバーヴァン・シーだって入れなきゃだし、そうなってくるとモルガンとかアルトリアが入ってないとって話になって際限無く増えるからじゃない?」

 

 

 ハベにゃん、まさに正論。マシュ的に言うと「にゃんこさんは沢山の種類がいるから一種類だけとかいけません!」ということである。

 

 

「ところで私はどっち名義で入ってます? マスターとの運命的出会いを果たした景虎ちゃんか、馴染み深くてパワーアップ&ドラマティックイベントが起こりそうな謙信ちゃんか」

 

「それを言ったら私も気になる。雑賀孫一か、蛍か」

 

「武蔵がフルネームで収録されてたら笑うよね」

 

「はーい、そこ! なんか私の名前が聞こえたので詳細情報を求めます!」

 

「隣でバリバリやってるのがアルクェイド名義かアーキタイプ・アース名義かって感じだよ」

 

「「!?」」

 

 

 プーリンに言われて沙耶と武蔵が急いで見てみれば、言われた通りウエハースをバリバリ食べてるアルクェイド。てか二人して今頃気付いたんかい。

 

 しかし、そんなことより光を始め、海と風も絶句している。

 

 

「景虎で謙信って……まさか上杉謙信!?」

 

「雑賀孫一とも聞こえましたが……」

 

 

 ――だが、それはほんの始まりに過ぎなかった。

 

 

「儂、どんな衣装のカードあるかなー? どんな衣装でも似合っちゃうから悩んじゃっただろうなー! 是非もないよネ!」

 

「え、ノッブ水着着たらどうなるか分かって言ってます? ほら、目立つ大事な部分が実に貧相で」

 

「なんじゃと沖田ァ! 揺らせばいいってもんじゃないじゃろうが! 究極英雄王も言ってたモン!」

 

「あまりになくて貧乏侍ならぬ貧相侍・織田信長とか言われても仕方ないじゃないですか!」

 

「抜かすでないわ何でも『ゴフッ』な沖田総司め! お主なんぞ結局吐血で締められて変わり映えせんくせに!」

 

 

 ギャーギャー、もといぐだぐだし始めた第六天魔王・信長と新選組最強格・沖田。

 

 

「え……? え……!? 沖田総司と織田信長!? いや女なのは武蔵で慣れたからいいけど、この二人があたかも長年連れ添った相方よろしく喧嘩してるって何!?」

 

「ちょっと待って下さい。オルタに私服姿があって私の私服姿が収録されてないと聞いたんですが。お姉ちゃんを仲間外れとか許しませんよ!」

 

「だから誰がお姉ちゃんだっての! 誰よこんなんを聖女呼ばわりして聖女ジャンヌ・ダルクとか言い出したのは!? よく分かんないシスコン拗らせた何かじゃない!!」

 

「こちらは聖処女のジャンヌ・ダルク……? でももう片方の方も……」

 

 

 例の如く姉を名乗る不審者なジャンヌとそれを否定するジャンヌ・オルタ。

 

 

「あら、キリシュタリアが留守なのは分かってたけど、カドックも帰ってないしデイビットも来てないのね」

 

「特殊特異点で一悶着あって帰れないんだとよ。で、あっちの三人は新造艦に絡んだ打ち合わせなんだと。ったく、たまたまいた俺をメッセンジャーにしやがって……イライラするぜ」

 

「あ、立香じゃない。丁度いいわ、今度訓練に付き合いなさい。項羽様と再会した時、胸を張っていられるよう私も自分磨きしておくから」

 

(我が主……立香殿と立ち会っても彼女の素の実力は軽く英霊級なので本気を出されたらマズいのでは……?)

 

 

 ※その後ぐっちゃんパイセンは、案の定レジェンドに師事して片翼の天使ばりに動きまくる剣豪立香にボコボコにされました。決め手は真祖なのを逆手に取ってバイオガの毒ダメージで延々と苦しめたこと……さすがにパイセン泣いちゃった。

 

 

「あの人……項羽と仰っていましたがもしや虞美人では……?」

 

「あっちの人は分からないけど、もしかして立香や村正さんと同じ感じ?」

 

 

 アシュヴァッターマンは名前を呼ばれていなかったし、何か連想させる単語も言ってなかったから仕方ない。マスターとサーヴァントが何かは立香や沙耶から聞かされていたから知っていた為、ぺぺとアシュヴァッターマンやヒナコと蘭陵王の関係もそれと推測出来た海と風。

 

 ……ところで、肝心の光は?

 

 

「わー……沙耶さんの母上に姉上、美人さんだ!」

 

「お? お前分かってんな。しかも赤がイメージカラー……センスあるじゃん。ふんふん……身長的に絶対高いヒールが似合うわね。仕込めば化けそう」

 

「淀みなく澄んだ心……この娘のようなものばかりであれば妖精國も……いや、クソ虫がいる時点でダメですね」

 

 

 嘘偽り無くモルガンとバーヴァン・シーを褒めていた。バーヴァン・シーはそんな光をプロデュースしようとし、モルガンは過去を思い返してはオベロンを下げつつさり気なく光の頭を撫でている。

 

 

「……そろそろ召喚を始めては?」

 

「「「「「あっ」」」」」

 

 

 沙耶によって全員が気付かされ、立香や沙耶らは魔法騎士の三人と共にレジェンドやギルガメッシュの前に立つ。尚、光とモルガンは双方少し名残惜しそうだったが気にしない。

 

 

「さて、貴様らが立香や沙耶と協力関係にあった魔法騎士とやらか」

 

「そういう貴方は?」

 

「フッ……随分肝の据わった娘よ。よかろう、名乗ってやる。我は空の世界のウルク、引いてはこのバビロニア島を統べる人類最古にして最強の究極英雄王! ギルガメッシュである!! ふははははは!!」

 

「ギルガメッシュぅ!? 何かとんでもない大物が出てきたんだけどぉぉぉ!?」

 

「ふははははは! 実に良いリアクションだ青い娘! 大物過ぎてごめんなさいね!」

 

 

 盛大に驚く海に気を良くしたギルガメッシュは高らかに笑う。ちなみにレジェンドは聞かれなかったのでエルキドゥとデッキ構築中。他の者に見られようが関係無い、彼らを気にしなかったのが悪い。

 

 

「あの……そちらのお二人は……?」

 

「我が師父と無二の友……って師父にエルキドゥ! いくら気にされなかったとはいえガチャる時間にデッキ構築はやめんか!?」

 

「だってこのままだと何千文字か消費しそうだしさ〜」

 

「折角新パック出たんだから開封して中身確認もしたいだろ。発売日だけ知っててカードリストは知らないよう気をつけるの大変だったんだぞ〜」

 

「師父の方はまだしもメタいわエルキドゥ!」

 

 

 二人揃ってぶーたれるレジェンドとエルキドゥ。レジェンドはともかくエルキドゥはしっかり紹介されれば驚かれただろうに……案の定、海と風は仰天している。

 

 

「やはりとは思いましたが……! でもギルガメッシュ王に師父がいたという話は聞いたことがありま……海さん?」

 

「何あのサラッサラな長髪……ちょっと見ただけで分かるきめ細やかな肌……ま、負けた……」

 

「海ちゃん!?」

 

 

 こっちはこっちでガクリと膝を付いた。ちなみにエルキドゥは風呂に入る場合、一人かレジェンド又はギルガメッシュとしか入らない。そもそも必要無いのではとか言わないように。

 

 

「改めてお聞きしますが、そちらの方は……」

 

「え? 風ちゃん会ってるでしょ?あと光ちゃんと海ちゃんも」

 

「「「え?」」」

 

 

 立香の発言にポカンとする三人。しかし彼女らには全く記憶がない。その様子に立香の方が困惑するが、溜め息を吐いた沙耶が助け舟を出した。

 

 

「……ジョブチェンジ」

 

「「「へ?」」」

 

「……あ」

 

「長い銀髪で黒マント……黒コートでもいいけど、そんな人物がマテリアプレゼントクエストとか言って勝負を仕掛けてきた時があったでしょ? あれが先生……あの人よ」

 

「「「えええええ!?」」」

 

 

 今日一番驚愕したんじゃないかと思う程叫んだ三人。いや別人だろと思わずにはいられないが、レジェンドが忍者にジョブチェンジした時ほどではないと思う。

 

 

「いやそれは無いでしょ!? 全ッ然面影ないんですけど!?」

 

「え? 声とか」

 

「そこだけ!?」

 

「刀も使ってるよ。しかも長いやつ」

 

「凄く長かったよね!」

 

「違う光そうじゃないから!?」

 

 

 なるほどあの三人の中で青いのがツッコミか、とレジェンドやギルガメッシュは心の中で納得した。

 それはともかくとして、埒が明かないからとレジェンドは立香に刀を抜けと告げ、意図を察した立香が刀を抜けば即座に斬り合いが始まる。

 立香と同じ動きだというのにその速度は比べるべくもなく速く、時折一振りしたかと思えば実は何十回も振られていたなど、かつて戦った時と同じ状況が再現された。

 

 

「え……ウソ……ホントに……?」

 

「先生はジョブチェンジすると見た目が全く別人になるジョブにしかなれないらしいのよ。ならなくても大して変わらないから、気分で変えるだけって言ってたわ」

 

「変装みたいなものなんですね……」

 

「だーもう団長強過ぎ! 少しは手加減して下さいっ!!」

 

「えー……これ以上の手加減ってやたら難易度上がるんだけど」

 

 

 面倒くさそうに言った後、レジェンドは振るっていた正宗・神打を仕舞い――。

 

 

「ふん!!」

 

「ぎゃふん!?」

 

 

 立香の背後に回ってジャーマン・スープレックスを叩き込んだ。派手な音がしたので結構容赦なくかましたらしい。

 

 

「いつまでもぐだぐだでは話が進まん。只でさえ信長・沖田・景虎とぐだぐだジェットストリームが揃っているというのに」

 

「団長ー! ぐだぐだはノッブが――」

 

「水着でジェットパック装備してたお前が一番ジェットストリームしてるんだが」

 

「ぐはぁっ!?」

 

「うはははは! ザマァないのう沖田! ねえどんな気持ち? ねえどんな気持ち?」

 

「ぐだぐだの大元はお前だろ」

 

「おぐふ!?」

 

 

 精神的ダメージを与え次々と偉人を撃破していくレジェンドに戦慄する魔法騎士三人。彼女らを一方的に打ち負かせられる人物は誰がいたか考えると……。

 

 

「ああ、師父は貴様らが思い浮かべるであろう連中とは違うぞ。師父は神のさらに上に座する光神、それもその連中の最上位に君臨する存在よ。大方オーディンやら伊邪那岐やらを想像したのだろうが全くの筋違いというもの。神と光神は似て異なるものだぞ」

 

「光神……!? そんな、そういった方々がいるとはどんな書物にも……」

 

「それが一般的に『賢い』と呼ばれる者達の限界よな。この世の全ての歴史が書物に記されたものだけだと思うか? 書物に記されし者が当時心の内に秘めた思いや隠しておきたい事柄を余すところ無く記したものでもあると? あるわけがなかろう、我の宝物庫にも無いわそんなもの。仮にあったとして見る価値もないものや興味さえ持てぬ雑種共の内心を見て何が面白い」

 

 

 レジェンドの事に驚いていた風をギルガメッシュは容赦なく黙らせる。その圧倒的な威圧感は先程までの愉快な彼とは違う、正に人類最古の王と呼ぶに相応しいものだった。

 

 

「歴史の真実などそれこそ表舞台と裏舞台双方を知り、双方に参加せねば分からぬだろう。師父も冒険に関して『やろうと思えば何でも知れる自分だが、やりたいとは思わない。知ってしまったら面白くも何とも無くなるだろう?』とよく言うが正しくその通り。見知らぬ土地を駆け、宝物を手にし、己の知らぬ知識を得て新たなる地へと旅立つ、それが冒険の醍醐味よ。心も歴史も何もかもが同じ、知らぬことを知るから意味があるのだ」

 

「知っていることを何度も繰り返したって『当に知っているわたわけ!!』とかギルは言いそうだもん」

 

「ふははははは! 一字一句違わず言いそうだぞ友よ! まあ何にせよ、書物に書かれていることが全てと思うなということだ。貴様がその目で見たセフィーロの事、貴様の住む国、住む世界に記されておったのか?」

 

「……そうですね。百聞は一見に如かず、とも仰いますし。読んだ知識だけでなく、この目で見たことも大切にしようと思います」

 

 

 ギルガメッシュの目を見て穏やかな、しかししっかりと己の感じたことを告げた風にギルガメッシュも満足気に頷く。

 

 

「うむ、それでよい。よくあるであろう。『タイムスリップして壁画に描かれている人物と出会ったらイメージが粉砕された』的なサブカルチャーが。我も『アルスターの勇士と言われていたが蓋を開けてみれば「ランサーが死んだ!」「この人でなし!」の狗だった』と気付かされた時は宇宙猫になったものよ」

 

「おい金ぴか! テメェ意味が分かってねえ嬢ちゃんに変なことを吹き込んでんじゃねぇ!!」

 

「ふはははは! この頭脳明晰な娘がサブカルチャーを知らぬはずがなかろう! その短角的な頭に少しばかり知識を分けてもらったらどうだ?」

 

「んだとコラァ!? セイバーのマスターがセイバーに好かれてるからってちょっとしたことでセイバーセイバー喚くテメェに言われたかねぇよ!!」

 

「何ィ!? 貴様言ってはならん事を言ったな!? 師父、予定変更だ! 残る三枠のうち二枠はスカサハとメイヴを呼び出すぞ! 精々追い回されるがいい!」

 

「テメッ……! やっていいことと悪いことがあんだろうが!? それにあの二人のことだぞ! 確実にお前のマスターであるぴかぴかが狙われるぞ(勇士&性的な意味で)!?」

 

「バカめ! 武の面でも夜の面でも師父が負けると思うのか? 武は元よりソッチの方も溜めに溜めたモノを発散するだけで連中は即座に堕ちるであろうな!!」

 

 

 ……何かレジェンド本人の知らないところで物凄い下世話な話題になっている。しかもレジェンドスキーな女性陣がモロに反応して……やはりここぞとばかりに不憫な主人公であった。

 

 

「つーかよ……何時になったら召喚を始めんだ?」

 

「ここまでぐだぐだになったら次話に持ち越しで今回は何も知らない魔法騎士三人にウルトラ騎空団の事や英霊召喚のあれこれ教えて終いにするぞ。もう一万文字軽く超えてるし」

 

「「「「「すいませんレジェンド様メタ発言すぎます!!」」」」」

 

 

 村正の疑問に答えたレジェンドは何か虚無っていた。とりあえず魔法騎士の三人は彼の名がレジェンドだということと、とんでもない立場と実力者だということ……そして途轍もなく不憫であることを知った。最後のは知らなくても良かっただろうが……。

 

 しかも説明はサーガやロマニに放り投げ、自身はランチタイムとか言って――。

 

 

「お待たせしました! 迅速丁寧美味しくにゃんこ! 蛇倉苑のお弁当お持ち致しました!!」

 

「にゃおー」

 

「「「何アレ!?」」」

 

 

 蛇倉苑に出前頼む始末。そして例によって大狂乱のネコライオンに乗って弁当配達に来たマシュにビビる光達。というか何だそのキャッチフレーズ……改めキャットフレーズ。にゃんこ。

 

 

「何あの生き物!? 鳴き声的に猫……いや猫? うん猫……でも首も足も長さおかしくない!?」

 

「それに鬣のような、いえ確かにあれもネコ科ではありますが……というより白目で表情も変わらないようなのですが!?」

 

 

 海だけでなく、風も初めて見る謎のナマモノに大混乱。これがフォウやピカチュウならそこまで騒がなかっただろうが、生態系がまるで理解不能なにゃんこである。

 ゲッターもビックリなトンデモ進化をするので予測不能でもあるのだ。

 

 ちなみにウシネコ→ネコキリン→ネコライオンと進化する。生物から生物なのでそこ『だけ』は理解出来る。そこだけだが。

 

 

「この子、何て種類なの?」

 

「にゃんこさんです!!」

 

「ああ、にゃんこだな」

 

「うん、にゃんこだよね」

 

「うむ、にゃんこよな」

 

((にゃんこって何ー!?))

 

 

 ハッキリ言い切ったマシュに同意するメソポタミア最強チーム。二人に比べて相変わらず光は適応力が高かった。いや、単に動物好きなのかもしれない。犬飼ってるし。

 

 

 

 

 

「また……またダメだった!! カガリ、俺に何が足りないんだ!? 俺がバルキリーに乗るためには、何が!?」

 

「だからバルキリーでキックするなよ」

 

「ガトー大佐やデイビットさんはパンチしてるぞ!?」

 

「いやキックじゃないし、元々そういうのを想定した機体だって」

 

「キラなんてスーパーシュベルトゲベールとかいうとんでもない武器が付いたパックあるんだぞ!?」

 

「それは燕に言え! 私はバルキリー云々以前に技術とか詳しくないんだから!」

 

 

 

 

 

「今度は何……? 痴話喧嘩、じゃないわよね」

 

「えぇと……バルキリーがどうとか」

 

「気にしなくていいよ。アレいつものことだから」

 

 

 海と風のアスラン(とカガリ)を見る目にエルキドゥは軽く言っておいた。今日見た中では比較的マシな方だとは思う……アレでマシだというのはどうかとは思うけど。

 

 

「さて、召喚の準備も整った……が、ぐだぐだしたおかげで今や昼飯時よ。メインディッシュが届いたところで昼食といこうではないか。召喚は食後の休憩が終わってから行うものとする! あ、我のは黄金のカツ丼だ」

 

「俺は旨辛玉子丼、確保確保。エルキドゥはうな丼だったな」

 

「アスランも新作の『ゲキレツアタック! 激辛麻婆丼ファイナルカメンアタックフォームライドSP』でいいよね」

 

「!?」

 

 

 ……なんか途轍もなくヤバ過ぎるものを勝手に選ばれたアスランは顔面蒼白。ついでにカガリも。

 元凶のエルキドゥはニコニコ、同じものを食べているスレッタとラスプーチンはもはや歓喜の表情。

 

 いや、それテイクアウト品なのにゴポゴポとマグマが煮え滾ってるような音してるんですけど……。

 

 

「ラスプーチンさん! いよいよ私達も本気になる時が来ました! 上着をキャストオフです!!」

 

「うむ、生半可な覚悟でこれの旨味は感じれまい。今こそ全てを解き放つ時!!」

 

 

 バッと勢い良く上着を脱いで投げるスレッタとラスプーチン。スポブラと健康的な肌のスレッタ、神父なのにやたら鍛えられた肉体のラスプーチン……スレッタはもう少し恥じらいを持つべきではなかろうか。

 

 ……そこ、色気なんて無いとか言うな。

 

 大量の汗をかきながらも実に美味しそうに食べる二人とは裏腹に、アスランは一口食べただけで他者に聞こえるほど凄まじい効果音を口の中で響かせて卒倒。ソレはもはや兵器だった。

 

 

「アスラーン!?」

 

「ああ……カガリ……青いツナギのいい男が見える……」

 

「ってそれ地獄のセイバーって奴だろ!? 今すぐ戻れアスラン!! 掘られるぞ!?」

 

((地獄のセイバー!? 掘られる!?))

 

 

 もう何が起きるか分からないウルトラ騎空団に若干恐怖を覚えた二人は、共にセフィーロを旅して救った二組のマスターとサーヴァントに助けを求めるべく見てみたのだが――。

 

 

「村正は何ネギ派ー? やっぱり納豆には小ネギだと思うんだよね!」

 

「悪くねぇが納豆には長ネギだろ。あれの歯応えと白米が納豆を引き立てんだよ」

 

「えー、長ネギはお味噌汁が美味しいじゃん。程よく柔らかくなってさあ」

 

「そいつは同意だ。ただし長ネギに加えてワカメと豆腐を忘れちゃいけねえ」

 

 

 ……立香と村正は和食談義しながら昼食中。

 

 そしてもう片方も……。

 

 

「な……何のこれしき……!」

 

「お母様、光神様の好物だからって無理して納豆食べなくても……」

 

「あれは慣れないとキツいぞ〜。ボクも最初は苦手だったし」

 

「え!? ハベにゃん食べれるの!?」

 

「うん! 卵醤油ダレをかけて食べると美味しいんだよ!」

 

「あ、分かる〜! 辛子入れると更に美味いのよね〜!」

 

「メリュジーヌとバーゲストは……?」

 

「あの二人は鼻がいいから匂いで倒されるらしいわ」

 

「も……申し訳ありません陛下……どうもこの匂いに慣れないといいますか……」

 

「僕最強だし! 実は全然平気だし!」

 

 

 むしろこっちの方が納豆談義酷かった。ちなみに痩せ我慢してるメリュジーヌは……。

 

 

「ナラクエフォーウ!!」

 

「へぶう!? ……きゅう……」

 

 

 フォウくんに見抜かれ顔面にパック納豆を叩きつけられて気絶した。なお、フォウくんとピカチュウは普通に食べる。

 

 

(何か可愛らしいまともな小動物が出てきたと思ったのにー!!)

 

(あの子は猫なのでしょうか? それともにゃんこ? それより……)

 

 

 メリュジーヌを撃破した後、マイギター(鬼灯協力の下、イシュタルからぶん取った賠償金で再度購入)をチューニングし始めるフォウくん。しかもチューニングを終えたらそれを弾きながら「POWER TO THE DREAM」を歌い出す始末。

 

 

((えええええ!? 歌もギターも上手い!?))

 

 

 しかもよく見たらサングラスを掛けたピカチュウがドラム、ハクがベースを演そ……ちょっと待て、ハク?

 

 

「ニャー」

 

((本物の猫ォォォォォ!?))

 

 ※忘れがちですがハクは猫の姿をしたロスヴァイセの使い魔の片割れです。

 

 

 ピカチュウはまだしもハクは完全に予想外だったのか噴き出す者が続出した。マジでマスコットすら規格外過ぎだろウルトラ騎空団。

 

 いくら異世界転移を経験したとはいえ、ウルトラ騎空団の尋常ではないぶっ飛び具合に海と風は圧倒されまくり。幸いにも光は割と順応出来ているが……。

 

 

 

 この後の召喚でのさらなる衝撃に彼女らは耐えることが出来るのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「酷いじゃないか私を放っといて英霊召喚だなんて! おっと君達が噂の魔法騎士だね! 私はミステリアスな花の――」

 

「そりゃー」

 

「ア゛ ッ ―― ! !」

 

 

 マーリンの脳内に弾ける宇宙開闢の光。尻に巻き起こるビッグバン。周囲に響く轟爆音。

 

 オーフィスの無限殺しがマーリンに炸裂したのである。

 

 エルキドゥの放送にあった通り、もしあの五人が光達を連れてこれなかった場合マジでやる気でいたオーフィスだが、しっかり連れてきた為にその機会が無くなってしまった。

 そこへマーリンがやってきて魔法騎士の三人に対しナンパするかのような自己紹介をし始めたので、オーフィスは『止めなければならない』という何か第六感的な使命感に駆られ……まあ、ぶっちゃけ結論から言うと『ブチ込んでも問題無い標的がカモネギの如くやってきたからやった』。彼女は後悔も反省もしていない。

 

 この後、オーフィスはモルガンやダブルアルトリア、オベロンにも可愛がられ褒められて御満悦だった。

 

 あと、マーリンはトドメにエルキドゥに腐ったネギ突っ込まれてた(用意したのはプーリン)。

 

 

 

 

 

 ――も一つ、おまけ――

 

 

「モルガン」

 

「我が夫、何か?」

 

「食後のデザートに()()()()のバターケーキでも食わないか? 無論バーヴァン・シーや沙耶、ハベにゃん達も一緒に」

 

「!!」

 

 

 モルガンのレジェンド好き好きレベルが50に上がった。

 ※通常上限10,最大上限(本来なら)15。




沙耶と村正、二人に軌道修正してもらったのに結局未召喚のまま終わるとか正にぐだぐだでした。ぐだぐだイベ関連でメイン張ったキャラが三人もいればこうなるか。

英霊もだけど、なんとしてもバルキリーに乗りたい蹴り癖男やファイヤーでボンバーなウルトラけもの、容赦無くぶっ挿す無限の龍神とかウルトラ騎空団は名物多すぎ問題。

ちなみに50はレジェンドに因んだ数字です。ウルトラシリーズファンなら一発で分かるかと。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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