ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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大変遅くなりました。しかも特別編ですが。
本編はもう前後編どころか前中後編の三本立てにして中編を投稿してしまおうか考えてます。
デなきゃ下手したら二万文字超えになるかもだし。

あと、最近AI生成に手を出し始めました。Pixivにて同名で投稿してるので見つけたら気分次第で見て頂ければ。

そんなこんなでイメージしやすく最近特別編で猛威を振るってる燕ちゃんを作ってみたので後書きか作者の挿絵ページにて公開します。興味があれば是非。


 ○レジェンドさんちのカルデア事情


「コラボ召喚大爆死!!」

「……うん、ドラコーも来なかったしね」

「代わりにイリヤが呼符一枚で来ました、二枚目が」

「オーフィスといい、レジェンドの周りってロリ多いよね」

「しかしッ! それ以上に……」

「それ以上に?」

「プーリンが来てくれたので良しとするっ!!」

「長かったけど、漸くお邪魔出来たよマイロード」

「あとなんだっけ、アレ……」

「何てことだっ……蘭陵王の中の人が……劇場版カガリの声をやっていたなんて!!」

「あーそうだ、あそこでアスランが叫んでる奴の二枚目も手に入ったんだった」


それではどうぞ。


特別編・宴、盛り上がる〜シミュレーターで色々やってみよう~

 宴の場に持ち込まれた大規模多目的シミュレーター内では現在、激戦が繰り広げられている。

 

 

 

 

 

 セフィロスとシンを中心としたメンバーを迎え撃つのは、ジャグラーを筆頭とする元ソルジャー・クラス1st勢+α。

 

 やはりと言うべきか、一番の見どころは真面目に取り組んでいるセフィロス&シン師弟。

 セフィロスはジェネシスを相手取り凄まじい剣と魔法の応酬を展開し、シンはジャグラー相手に必死に食らいついていた。

 

 更にジェネシスはバハムート・烈を召喚し、レジェンド直伝の連携攻撃を仕掛ける。

 

 

「師父! 何だあの金色のバハムートは!? 我らとの旅路では使っておらぬぞ! というか我も欲しい!」

 

「バハムート・烈だ。固有技名はエクサフレアだったか。あの時はまだ連携戦闘が十分じゃないとジェネシス自身が使わなかったからだな。マテリアは成長しきって分裂してるだろうから、くれるように頼んでみたらどうだ?」

 

 

 一方、シンとジャグラーはその体格差や外見から、さながら主人公とラスボスの最終決戦の如く純粋な剣戟バトル。

 魔法では決定打を与えられないと踏んだシンは、無駄なリソースを一切省き剣術一本に絞って挑む。勝つ事よりも『何か』を得るべく果敢に格上のジャグラーへと立ち向かう姿は正しく主人公であった。

 

 

「やっぱり強えな店長!」

 

「だがあの坊主も大したもんだ。ヘビちゃんの連撃を紙一重で回避しながら攻撃してる。しかもまるで恐怖していないみたいだしな」

 

「マジですかいバコさん!?」

 

「怖がってたらそれこそ付け入られて真っ二つだもんねえ、店長ブレード」

 

「店長ブレード……?」

 

 

 コジローとマードック、更に束とクロエはシンとジャグラーを絶讃。手加減しているとはいえジャグラーはその匙加減も絶妙で、突破出来なくはないが簡単にそれをさせはしないという見事なもの。

 シンがそれを見つけ出して攻略出来るか否か、そこに鍵がある。

 

 

 

 

 

 ジェネシスと双璧を成すアンジール、対するは大柄な男性――元ソルジャー・P0(パッシブゼロ)の一人であるグレン・ロズブローク。

 どちらも世界によっては過酷な運命の末に……といった結末を迎える彼らだが、今この場にいる彼らにとってはあくまで並行世界の己達の出来事に過ぎない。

 

 ストリームグレイブとバスターソードがその外見に違わず重厚な音を立ててぶつかり合い、その重さを物ともせず使い手たる二人は機敏に動く。

 

 

「アンジール……だっけ、あっちはともかくあの金髪はサーヴァントばりに振り回してない?」

 

「あれは相当使い込んでいるな、あの武器種を。振るう時こそ両手だが、持ち運ぶことは片腕だけで成している」

 

「ふふん、僕ならあれを二刀流出来るよ。だって僕最強だし」

 

「じゃあ私が光神様に頼んで思い切り振り下ろしてもらうから、ちゃんと受け止めろよな」

 

「無理だよ! レジェンド様が斧剣本気で振ったら僕真っ二つじゃん!」

 

「お前が言っているのはそういうことだぞメリュジーヌ……」

 

 

 種族云々を頭からすっぽ抜けさせていたメリュジーヌに対し、バーヴァン・シーとバーゲストは頭を抑えながら『コイツ時々凄いバカ』と思わざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 残る八人は各四人ずつのチーム戦。

 

 セイバーアルトリアことアルトリア・ペンドラゴンと激突するはクラウド・ストライフ。

 彼の世界にてアンジールからザックスを経て受け継がれたバスターソードは(レジェンドがあれこれして生存していた)ザックスへと返し、今はアルテマウェポンを使用。

 ぶつかりあう伝説の聖剣と究極の兵器は正に圧巻。

 

 

『なかなか一撃も決まらないとは……やりますね、マーリンチョコボ……!』

 

『そちらもな、食い尽くしアホ毛……!』

 

 

 ……この互いの呼び方でなければ。

 

 

『いい加減倒れて下さい自称姉! レジェンドのパートナーたる私の前でアピールするなんて妖精歴……妖精歴……ともかく妖精歴全年ぐらい早いんですよ!』

 

『自称姉じゃなくてお姉ちゃんです! マスターと一緒に御布団でレジェンド様をサンドイッチしたこともあるんですから、全然早くありません!』

 

 

 こちらのアルトリア・アヴァロンとジャンヌ・ダルクはレジェンド絡みで死闘を繰り広げている。万が一にとついてきたザックスが置いてけぼりにされる程に。

 

 

『……俺もあっちに行った方がよかったかなあ……』

 

 

 そうザックスが零して見た方向には、ウルトラセブンXとそれに対抗する二人――グレンと同期のマット・ウィンザードにルティア・リン。

 ……正直、あのウルトラセブンX相手に真っ向勝負して二人だけで奮闘している時点で相当なものである。

 

 

『デュワッ!!』

 

『やはり見切られたか……! マット、そっちはどう!?』

 

『ギガンティックシールドは張れたが、あまり持ちそうにない! だが何としてもセフィロスとシン、グレンが決着をつけてこちらに来るまで保たせるぞ!』

 

 

 彼らは自分達の仲間の勝利を信じ、耐え抜こうとしている。ゲンや矢的らウルトラ戦士達はその行動に敬意を払い、心の中でエールを送った。

 無論、彼らの相手をしているセブンXも。

 

 ……Wアルトリアやクラウドとジャンヌはこの二人を見習うべきだと、ザックスは己にとっても先輩であるマットとルティアを見ながら思うのだった……。

 

 

 

 

 結果から言うと、セフィロス達とジャグラー達の対決はシンが満身創痍の状態で到達したリミット技『デスティニーリバース』をジャグラーに炸裂させたことで、シンの成長を実感・満足したジャグラーのサレンダー(降参)宣言によりセフィロス達の勝利に終わった。

 

 約束通りの賞品に加え、シンが遂にリミット技を修得したとあってセフィロス達チーム・クレシェントは大喜び。

 

 

「よくやったな、シン。これでお前の実力が実際の戦闘でも十分通用することが証明された。今後はクエストをこなしていけば直接指名がくるかもしれないぞ」

 

「ほ……本当ですか!?」

 

「普通の技とは違う、リミット技ってのは言わば必殺技だからな。つまり起死回生、逆転の一手があるってことは大きなセールスポイントなんだよ」

 

 

 セフィロスに続けてグレンが語る。無論彼らもリミット技を有しており、闘いの中で閃く事もあるらしい。

 

 

「しかし凄え技だったな! 『デスティニーリバース』……運命をひっくり返す、ってトコか! 不利な状況をひっくり返すにはピッタリな名前だぜ!」

 

「あ、いや……そういう名前由来の人がいて……」

 

「ウルトラマンジード、朝倉リクだな」

 

 

 ちなみにこの会話が偶然聞こえたリクやギャスパーはかなり嬉しそうにしていたという。

 

 ……で、一応負けたジャグラー側はというとジャグラー自身は先述の通り満足しているので問題は無い。

 ジェネシスやアンジールも自身らが望む闘いが出来たので各々の趣味と合う面子のところで宴を楽しんでいる。

 ウルトラセブンXことモロボシ・ダンはマットやルティアを称賛しつつ、二人に手伝ってもらい新しいトレーニングメニューを考案中。

 

 ――となると、あとの三人は――?

 

 

 

 

 

「何かザックス、今回良いとこなかったね」

 

「いやいやあの状況でどうしろと?」

 

「落ち着けジャンぬがあああああ!?」

 

「私はエ・ア・リ・ス!! さっきからクラウド間違えすぎ!!」

 

「ううう……レジェンド様とのお食事デートが……」

 

「ほら、ジャンヌさんはこっち!」

 

「ああ、胸の大き――」

 

「ふんっ!!」

 

「ごふ!?」

 

 

 名前を間違えてしまい、エアリスに思いっきり頬を引っ張られたクラウドは予想外の痛みに絶叫。

 当のジャンヌは涙目で落ち込んでいる……何故かこの面子に混ざって。

 

 余計なことを言ったザックスはエアリスからボディブローをもらった。いいのが入った。

 

 

「ふう……負けたクラウドとザックスは罰としてコスプレね!」

 

「ちょい待ち! あれは俺達が負けたんじゃなくて店長の判断で……」

 

「言い訳しないの。じゃあクラウドはマーリンさんのコスプレね、プーリンのにしないだけマシと思って……ほら着替えた着替えた!」

 

「うん、私と同じ格好は勘弁してほしいよね。マイロードの近くに私と同じ格好したクラウドがいたら禁術の一つも発動させるところさ」

 

「フォウくんが必殺光線撃ってくるかもだけど我慢してね」

 

 

 プーリンと、後からやってきたエルキドゥの台詞に恐怖しかない。何なんだ必殺光線って……と思いつつ、クラウドは仕方なく着替えたものの――。

 

 

「マーリンチョコボフォーウ!!」

 

「いだだだだだ!! こいつ、やめろって!!」

 

「ツンツンフォーウ!!」

 

 

 光線こそ撃たれなかったが、髪の毛をグイグイ引っ張られて涙目になるクラウド。

 加えてフォウくんのツンツン発言にエアリスやティファも吹き出してしまう。

 

 

「ぷっ……と、ところでエルキドゥ。この子、誰が飼ってるの?」

 

「昔はグランドクソ野郎、今はレジェンドだよ。ちなみにそのグランドクソ野郎がフォウくんを捨てたときはね、ゴニョゴニョ……」

 

「……それは流石に酷すぎると思う」

 

「だよねー、綺麗なものを見る前に綺麗なお星様になっちゃうとこだったんだ。ちなみにクラウドと声が似てる」

 

「「ああ、だから……」」

 

 

 一頻りクラウドを弄ったフォウはクラウドから離れてレジェンドの所へしゅたたーと向かっていく。

 そんな彼にいち早く気付き、レジェンドと先輩であるピカチュウはスイーツをスタンバイ。

 主とマスコットが揃ってバニラアイスを頬張る光景は実に微笑ましい。

 

 そんなとき、ギルガメッシュからまさかの朗報が知らされた。

 

 

「せっかくあのバトルの興奮が残っておるのだ。今こそ『それは、星を救う物語』の続編、そのトレーラー映像を流すとしようではないか! ふははははは!!」

 

「「「「「うおおおお!?」」」」」

 

「あ! もしかして噂の、私達の旅の記録映像!?」

 

「大変だったけど、良い思い出だよね」

 

「つーかよ、マジであの人間スノボは度肝抜かれたぜ……」

 

「しかもクラウドのスノボより速かったよね」

 

 

 ……何か後半が凄まじく気になるが……兎にも角にも、団員のみならずウルティメイ島・バビロニア島の住民も期待を込めて今か今かと待っている。

 

 いよいよ、トレーラー映像が映し出された。

 

 

 

 

 最初の場面は強い雨の降る中、クラウドとセフィロスに加えて神羅兵……そしてレジェンドがトラックに揺られながら移動しているシーン。

 

 

「あ、これもしかしてクラウドの回想?」

 

「あっちの先生、髪がかなり長いな……それに何か雰囲気が全然違うし」

 

「あちらの俺は母さんと再会出来ず、神羅を抜けてもいないからな」

 

 

 襲いかかってきたドラゴンを軽々と討ち倒すセフィロスと、無数のモンスターを一瞬で全滅させるレジェンド。

 

 

『セフィロスの強さは普通じゃない。どんな伝説より……凄かった。ただ一人を除いて』

 

「これはマイロードのことだね」

 

「今はギルガメッシュも追加されてるんじゃない?」

 

 

『ちょっと背伸びパンツを手に入れた!』 

 

 

「「「「「どんなの!?」」」」」

 

「何で食いつくのー!!」

 

「まあ、年頃の女の子は持っててもおかしくな――」

 

「ザックス、正座」

 

「すんませんっしたー!!」

 

 

 燃えるニブルヘイム、炎の中に消えるセフィロス、そして……ニブル魔晄炉の奥に安置されたジェノバ。

 

 

「うえええ……あのジェノバグロい……」

 

「よく見るとアレ、頭の中のモノが……」

 

「「「「「うぎゃあああああ!!」」」」」

 

 

 チョコボに乗って湿地帯を抜け、タークスらとミスリルマインにて再度邂逅。そしてジュノンにて運搬船に潜入し――いよいよセフィロスと遭遇、ジェノバBARTHとの闘い。

 

 

『何か……レジェンドばかり狙ってない?』

 

『みたいだな。だがそれは俺達にとって好機だ!』

 

「え、それどういうこと?」

 

「ニブル魔晄炉の中までレジェンドは入ってないし……」

 

 

 そしてコスタ・デル・ソルにて。

 

 

『貴様のその濁りきった目に光をくれてやろう! ゆくぞ! A・U・O――』

 

『『あ』』

 

『キャスト・オフ!!』

 

『ぎぃやぁぁあああああ!!』

 

「さすがです、ギルガメッシュ王。クソ親父ざまぁ」

 

「アレが先生と血縁とか思いたくないですね」

 

「安心しろ、シン。俺もその気持ちだ」

 

 

 更にゴールドソーサーでは。

 

 

『ふははははは!! 中々良い趣味をしているではないか! あの像はともかくな! 我らの散財を見るがいい!!』

 

『双六と並んでゲームマスターと呼ばれた俺を舐めるなよ……! ここのゲーセンの記録をぶっちぎりでNo.1総なめにしてくれる!!』

 

『……この二人にゴールドソーサー買収されるんじゃない?』

 

「うん、あの二人をあそこで野放しにしたらゴールドソーサーは――」

 

「100%二人の所有物になるよね……」

 

 

 ※実際ゴールドソーサー自体買取済。園長は引き続きディオに任せた。

 

 バギーに乗り、ゴンガガとコスモキャニオンを経てニブルヘイムとニブル山を越え――ロケット村でタイニーブロンコを入手し、偶然にもウータイへ。

 

 

『あーっ! マテリアが無い!』

 

『え、俺のはあるけど。マスターマテリア三種に『全て全体化』他色々』

 

『『『『『えっ』』』』』

 

『つまり貴様らの管理不行き届きだ、たわけめ』

 

 

 宴の場で目を逸らすユフィと、ジト目のクラウド一行。

 

 ……で、ウータイにて降臨するはオカマ化したコルネオ。

 

 

『さあ! やっちゃいなさいラプスちゃん!』クネクネ

 

『野郎、あの時始末しときゃよかった!』

 

『ウルトラキモいでございますな!』

 

「「「「「うん、二人に完全同意!」」」」」

 

 

 紆余曲折の末にキーストーンを入手し、古代種の神殿に行く前にゴールドソーサーで一泊。

 

 即ちレジェンドとプーリンの観覧車デート。

 

 

「「「「「あああああ!!」」」」」

 

「何か皆両膝付いて両手握りこぶしで絶叫してるね、マイロード」

 

「でもトレーラー映像で多少なりとも流しとかんと後が怖いし」

 

「我が夫、私とも二人きりで乗りましょう」

 

「ダメー! 絶対モルガン観覧車の中で何かする気でしょ! ロマンティクスとか!」

 

 

 古代種の神殿――そしてケット・シー(一号機)と引き換えに黒マテリアを確保。

 

 

「あああああ!! にゃんこさぁぁぁん!!」

 

「……何かボク、見知らぬ女の子にめっちゃ泣かれてるんですが……」

 

 

 そこから場面は一気にアイシクルロッジへ飛ぶ。

 つまり雪原を突っ切る――レジェンドとギルガメッシュをスノーボードにして軽快に滑り、時折アクロバットをキメるゼットとエルキドゥ。ちなみにクラウドはその光景を唖然として見ていたため、段差に躓き雪原に顔面ダイブ。

 

 案の定宴の場は拍手喝采ならぬ爆笑喝采。

 

 

「あははははは!!」

 

「景虎、笑い過ぎ……っ……」

 

「くははははは! 何がどうしたらああなるんだよ金ぴか!!」

 

「しかも白目をむいて気絶して……ぶふっ……!」

 

「景虎と孫一はまだしも、狗に贋作者ァ!! 貴様らも一度やられてみればよいわ!!」

 

「つーかゼット、お前俺らウルトラマンも頭下げなきゃいけないレジェンド相手に何してんだァ!!」

 

「非常に良い滑り心地でございました」

 

「いや違うだろォォォォォ!!」

 

 

 ギルガメッシュとレイトの怒号が響き渡る。なお、ゼットの発言にまた何名かが吹いた。

 

 そこから断崖絶壁をロッククライミングしていくクラウド達……とエルキドゥとゼットに抱えられて空を飛ぶギルガメッシュとガレス。

 更にレジェンドがプーリンをしっかり抱きかかえながら断崖絶壁を垂直に歩いているという珍妙な光景。

 

 

『どうなってるんだソレ!?』

 

『やれば出来る』

 

『『『『『出来るかあああああ!!』』』』』

 

「…………ねえ立香、貴女のとこの団長ってホント何者? 光神とかそーじゃなくてこう……」

 

「んー……チートラマンの最上位?」

 

 

 遂に明かされるクラウドの秘密、そして『メテオ』の発動――竜巻の迷宮の崩壊とウェポンの覚醒。

 

 

「何アレ怪獣!?」

 

「見たことないタイプ。あの赤いのは個人的に好み」

 

「黒い奴イカしてんな!」

 

 

 アカネやムジナらにはウェポンが怪獣にしか見えない……というか大抵は怪獣と勘違いされる外見なので仕方ない。

 

 ハイウインドに乗せられ竜巻の迷宮改め――北の大空洞から避難するティファ達。

 

 

『待って! クラウドが! レジェンド達が!!』

 

「えええ!? ちょっと待っ……団長や究極英雄王まだあそこなの!?」

 

「どうなったんだ!? どうなったんだよ!?」

 

 

 そしてトレーラー映像もラストシーン。

 

 ビンタ対決で勝利を収めたティファ、そしてエアリス。敗北したスカーレットは二人を始末せんと連れてきた兵達に指示を出す。

 

 絶体絶命の危機に、白い羽が一枚舞い落ちて――。

 

 

『『え……?』』

 

 

 羽に続いて二人を庇うように舞い降りたるは、真なる『英雄』――。

 当然の如く、シンはガン見している。

 

 

『この世界でもそのケバい厚化粧は健在のようだな、スカーレット』

 

『お……お前は……!!』

 

 

 銃弾が何発も放たれるが、一瞬でそれら全てを真っ二つにしつつ神羅兵全員を峰打ちで気絶させ、スカーレットだけは片手片足骨折という結構な重体に。

 

 

『砲の先へ走って下さい』

 

『え?』

 

『早く。こいつらが戻らないことで増援がここへ向かって来ないとも限りません』

 

 

 英雄の言葉に戸惑いながらも従う二人。彼女らの前にその雄姿を見せる飛空艇ハイウインド。

 そこにはバレットだけでなく、ザックスの姿も。

 

 

「ありゃあ騎空艇か!?」

 

「似たようなもんだな。飛空艇ハイウインド、これからの叙事詩を彩る『翼』だ」

 

 

 無事に逃げられた二人だが、彼女らを逃がすために英雄が一人残されていると告げた直後――。

 

 

『ふははははは!!』

 

『この笑い声は……!』

 

『そう、我だよ! 究極英雄王ギルガメッシュ一行、勢揃いで合流というわけだ!』

 

 

 高笑いと共に黄金の専用飛空艇・Gラグナロクで颯爽登場するギルガメッシュ。

 しかも、英雄――セフィロス救出のために縄梯子を降ろす面々にはグレンやアンジール、ジェネシスらが結集しておりスカーレットは驚愕する。

 

 

『バカな……! お前達は皆――』

 

『この世界の俺達がどうなっていようが、俺達には関係のない事だ』

 

『一つだけ教えてやる。今の俺達に『劣化』の期待なんてしない方がいい』

 

 

 アンジールとジェネシスにそう告げられ、グレン自ら縄梯子に掴まりつつセフィロスの手を掴み、ゼットらも一緒になって縄梯子を引き上げると同時に急速離脱。

 ハイウインドと合流し、メテオが迫る星を救うべく新たな仲間を加え――新たな旅に出る一行。

 

 当面の目的は、クラウドの捜索。

 

 ジュノンから離れていく二機の飛空艇をバックに『coming soon』の文字とBGM『Ride On』が流れ、トレーラー映像は終了。

 

 

 

 

 映像終盤はシンだけでなく、るりふぃすさやぴーも釘付け状態だった今回のトレーラー映像。

 本来であればあの時点で既に故人であるはずのザックスとエアリス、アンジールが生存しており……ジェネシスもいる。そして極めつけは『FIRST SOLDIER』と称されるセフィロス班――現在チーム・クレシェントの参戦。

 

 数ある物語の一つの終わりを知る者達からすれば先が気になって仕方ない、知らない者達も道中に何があったのか詳しく観たいであろう『星を救う物語』の続き……。

 

 もはや「一刻も早く上映を」と望む声が一気に宴の場を覆い尽くした。

 

 

「すっごい壮大な物語なんだ! 観たい観たい! ってあれ続編って言ってたような……」

 

「あれね、皆と出会う前に第一回が上映されたんだよ」

 

「ええーっ!?」

 

「クライマックスは凄かったよねー! 団長達が高層ビルのガラスを車とバイクでブチ破って脱出、ハイウェイをハイスピードチェイスするとことか!」

 

「あのオリジナル・ゼファーという召喚獣が変形するシーンも凄かった!」

 

 

 聞けば聞くほど光が残念がっている……それにエメロードも。

 だがそんな彼女らへのケアもギルガメッシュは忘れない。

 

 

「フッ……そう落胆せずともよい。第二章上映前に第一章をリバイバル上映するつもりよ。前々から要望があったのだ、我らの叙事詩を繰り返し観たいとな!」

 

「この騎空団や島には当時いなかった者がかなりいるから、それに配慮したわけだ。他の特殊特異点での活躍も順次映像化していくから期待しとけ。勿論、お前達が再び向かうセフィーロでの活躍もな」

 

「責任重大!」

 

「これで尚更情けねえ格好は出来なくなっちまったな」

 

 

 そういう立香と村正の表情は明るい。少なくともレジェンドは彼女らの『活躍』を期待している。

 リバイバル上映の件で安心したのか、光はセフィロスとシンに話を聞いていた。

 

 ……その時、シミュレーターを使った広報が突如始まる。といってもレジェンドやギルガメッシュは事前に申請を受けており、内容を見て快く許可したのだが。

 

 そして、その内容とは――。

 

 

 

 

 ――C.E.71、大晦日。

 

 オーブ連合首長国が血に染まる……。

 

 

「……これ、マシュの声じゃね?」

 

「何か物々しいけど……」

 

「っていうかオーブなのか!?」

 

 ※ウズミ&ミナ以下公認設定。

 

 

 ――経済低迷、政治不信……弱体化し続けるオーブに突如として現れた『にゃんこ軍団』。

 

 

「「「!!」」」

 

「「「「「にゃんこ軍団!?」」」」」

 

 

 ジェネシス・ダーント・シュテルが凄まじく反応し、他の者はいきなりのにゃんこ軍団発言に驚く。

 

 

 ――狂瀾怒濤……冷酷無残……支離滅裂……。

 

 

「あれか? にゃんこって実は相当ヤバい――」

 

 

 ――食物連鎖……商売繁盛……匍匐前進……。

 

 

「「「「「どうしてそうなった!?」」」」」

 

「百歩譲って食物連鎖は分かるがどうしてそこで商売繁盛とか匍匐前進になるんだ!?」

 

 

 ――四文字熟語っぽいものを並べてみたが、奴らの進軍を止めることは出来ない。

 

 

「ただ四文字熟語並べただけかよ!?」

 

 

 ――そういえば、『にゃんこ』と『ジャイ子』は響きが似てなくもない。ただし、どちらの鍋も見たくはないものだ。

 

 

「にゃんこを知っている身としては前者は納得なのだけれど……」

 

「『ジャイ子鍋』って何だよその恐怖の食い物」

 

 

 ――にゃんこを丁寧に言うと『おにゃんこ』となる。そこで『おんにゃのこ』と空耳した人は、多分ケモナーだろう。

 

 

「…………」

 

「あ、男の私が目を逸らした」

 

「ケモナーだったんだ、あのグランドロクデナシ」

 

 

 ――この前、手紙を書こうとして書き始めたはいいが……書いているうちに、何故か蛇倉苑の広告と化していて自分でも混乱したのを思い出した。

 

 

「よし、それでこそウチの看板娘だ」

 

「身体に染み付いちゃってるのねー、蛇倉苑の看板娘生活が」

 

 

 ――そもそも、手紙を書く相手が近場にしかいないのに……どうして書こうと思ったのか分からない。

 

 

「……やべ、何か涙出てきた」

 

「つまり遠くには知り合いが誰も――」

 

「アザゼルお前ちょっと黙れデリカシー無しめ」

 

 

 ――子供の頃は大きくなったら何になりたいとか考える余裕もなくて、寿命も限られていたから夢とか持っていなかった気がする。

 

 

「ゴメンねマシュ! ホントゴメンね! いやボクが始めたことじゃないけどゴメンねえええええ!!」

 

「これ私達の心にザクザクくるんだけど! このダ・ヴィンチちゃんに精神的ダメージを与えるなんて、マシュも強くなったね! ごふっ!?」

 

「……クルーゼの奴が知ったら勧誘しそうだぜ、あの嬢ちゃん……」

 

 

 ――まぁ、少しの間でいいから髪を伸ばしてみたいというのは……今でもやれるならやってみたいと思ってる。

 

 

「ロングのマシュだと……!?」

 

「絶対可愛いよね!」

 

 

 ――お金があれば、愛なんていらない?

 

 はい いいえ

 

 

「イシュタルは絶対『はい』を選びそうだよね」

 

「まあ、金か宝石かの違いぐらいであろう」

 

 

 ――どちらが正しいのかなんて、正直分からないけれど……ただ一つだけ言いたいことは、『にゃんこ軍団』はそんなに悪い方々ではありませんよ♪

 

 ってことです! にゃんこー!!

 

 

「「「「「最後の最後ではっちゃけたー!?」」」」」

 

「「「にゃんこォォォォォ!!」」」

 

 

 ガチで叫ぶジェネシス・ダーント・シュテルのにゃんこ三銃士。

 

 次の瞬間、映像は燃え盛る街と赤い目が光る黒いシルエットから、やけに明るい町並みとネコを始めにゃんこ軍団のシーンへと一転。

 BGMもシリアス感溢れる緊迫したものから、軽快かつ元気が出るような曲へと変化した。

 

 

「見ろ! あれが俺の推しのかさじぞうだ! あの可愛らしさの中に秘めた勇ましさが分かるか!」

 

「かさじぞうってそういう……いや待て、背負った地蔵が銃で攻撃するって何だ!?」

 

 

 ジェネシスが興奮気味に映像を指差して説明するが、セフィロスはあまりに珍妙な光景に困惑している。

 

 続いて映ったのはネコあらし。荒らしではなく嵐の方である。荒らしでも間違いないが。

 

 

「おお……遂に猫は大いなる天災さえも手中に収めたというのか!!」

 

「え、束さん呼んだ?」

 

「……あれ、楽しそうです」

 

「クーちゃん!?」

 

 

 ダーントは感動にうち震えているが、束としてはネコあらしよろしくクロエが傘を片手に両手を広げ、クルクルと回転しながら竜巻と共に進んでいく光景を思い浮かべて戦慄する。

 

 ネコあらしの次はツルの恩返し……からの、銀河戦士コスモ。

 

 

「「「「「いや何でだよ!?」」」」」

 

「よく分かんねえけどアムロが詳しそうな気がする!」

 

「くそっ! ブライト艦長がいないのが痛い!」

 

「これレイトやサーガあたりがよく知ってそうなんだが!?」

 

「知らねーよ! あれ……でもなんかこう……」

 

「コスモは更に進化すると青と金がメインカラーになりますよ」

 

「本当か、シュテル!?」

 

 

 さすがネタに事欠かないコスモ。つーか名前からしてアレだろコイツ。

 しかもゼットが何故か攻撃モーションを完璧にコピーして披露……そして子供達に大ウケ。

 

 そして予想外……ネコセイバーやアーチャーネコ、ネコ言峰&ネコギルガメッシュなどまで登場。

 

 

「何ィィィィィ!? ネコセイバーだと!? よし、アレは我のペットにするぞ! ふははははは! 今のうちにネコカンを買い漁らねばならんな!」

 

「俺ら蛇倉苑はアーチャーネコ取りに行くぞ! ウチの専属マスコット枠追加だ!」

 

「嬉しさ半分、恥ずかしさ半分なのだが……」

 

「……あのネコ達は何故にダニ神父と英雄王に憧れたのでしょうか? マジカル八極拳ですかね?」

 

 

 最後に登場したのは超サプライズ、タイガネコにクラウドネコ……トドメにイッセーネコ。

 

 

「「タッ……タイガネコオオオオオ!?」」

 

「何アレ可愛い!!」

 

「イッセーネコ……!?」

 

「私の姿のにゃんこもいますし、セットでゲットですね」

 

「うん、僕の口座の貯金下ろしてこよっと」

 

「「「お……俺ェェェェェ!?」」」

 

 

 ――キモカワにゃんこが大活躍!

 

 『にゃんこ大戦争』! 光神感謝祭にて侵略開始です!!

 

 

 

 

 マシュのナレーションで締め括られ、あまりに予想外過ぎて人気爆発。

 さすがにネコレジェンドは強過ぎるからか、それともレジェンドステージ的な兼ね合いもあるからか出なかったが……それでも他のにゃんこがインパクトデカ過ぎである。

 

 

「ふう……」

 

 

 マシュは何かやり遂げた満足気な表情でシミュレーターから出てきた。

 

 最後の最後で爆弾発言を加えて。

 

 

「あ、他にもティガネコとかトリガーネコ、それにカルナネコなんかも出ますので!」

 

「「「「やったあああああ!!」」」」

 

 

 キラ・グラン・シン・勇治が大絶叫。この調子だとまだまだ増えそう……恐るべしにゃんこ軍団。

 MSやバルキリーに乗ったにゃんこが出るのもそう遠くない気がしてきたぞ。

 

 

 

 

 ――そして、次に映し出されたのはPBN――プラモバトル・ネクサスオンラインの映像。

 ウルトラ騎空団の団員達が作ってプレイした時の映像を、作品紹介しつつ公開するのだ。

 

 この企画はエルキドゥの発案。レジェンドとギルガメッシュが首を縦に振らないわけがなかった。

 

 真っ先に映ったのは、レジェンドのフルスクラッチ作品『紛れてフルアーマーサンダーボルトしてそうなグランゾン』。

 見た目的に重力下では動きづらそうだが、無重力下では圧倒的殲滅力を持っていること間違いなしなヤバい奴。

 

 

「おい誰だあんなバケモン作った奴は!?」

 

「レジェンド様しかいないよね、アレ……」

 

「……」

 

「姉さん?」

 

「ふぇっ!? な……なに、マカリオス?」

 

 ※アデーレが作ったのは『高機動型グランゾン』。

 

 

 次のプラモはガンプラ、フェネクス・タイプGと複合戦闘兵装・ゴージャスミーティア。

 例の如くギルガメッシュ作で、フェネクスはMGで発売開始されたものの初回生産限定版だが……ゴージャスミーティアはまさかのフルスクラッチ。

 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)も使えるようになる力作だ。

 

 

「ふははははは! 見よ、あの黄金に輝くミーティアを! 我が財による弾幕とミーティアからの弾幕、その中心に座するは我が愛機フェネクス! 頬杖を付き弾幕を超えてくる勇者を持つのが王というものよな!」

 

「ミーティアだけならまだしも、王の財宝でバビってくるところが難易度ヤバいだろ。コレ突破してもギルのフェネクスのサイコシャードないし虹色の翼が控えてるからな」

 

「もしかするとエア構えたフェネクスがエヌマスタンバってるかもね」

 

「ゲーム内だけに遠慮なく放てるのは良い! 現実では威力があり過ぎてそうそう抜けんし」

 

 

 レジェンド、ギルガメッシュと続けば当然次はエルキドゥ。

 よりによってアームドベース・オーキスをサバーニャ・タイプE専用にアレンジ&フルスクラッチで装備していた。

 

 

「こっちは純粋に火力特化してきやがった!」

 

「いや火力特化どころじゃないんだけど!?」

 

「大型ビームサーベルぶっ刺して〜♪ 至近距離〜で全発射〜♪」

 

「おい何かヤベー戦法の歌を歌い始めたぞ、あのウルクの最終兵器!」

 

 

 ヤベーもん続きだし、ここいらで正統派のを……と期待した時――やはりあのウルトラマンがやってくれた。

 

 RX-78-2-RS ガンダムRS(リターンズ)

 

 そう、愛機を除けば初代ガンダムを愛してやまないゼットのフルスクラッチによる初代ガンダムの正統派アップグレード作品である。

 初代ガンダムを意識し、全体的なフォルムをνガンダムに近付けつつも変形機構や大出力武器、サイコミュ兵器は一切持たないという玄人仕様。

 武装は機体自体にはバルカン砲とビームサーベルのみ、携行武装にビームライフルやハイパーバズーカ、ビームジャベリンにハイパーハンマー、そしてシールドがある。

 さらに180mmキャノン砲やマシンガン、コンバットナイフなどの装備もあり、状況に合わせた武器の選択が可能。

 

 おまけにゼットの技量の高さも相俟って、ガンプラの完成度も合わさり連戦連勝中。

 

 

「こりゃ凄いもん出てきたな!」

 

「私達でいうなら、VF-1S型の後継機ではなく枝分かれした発展機というところかしら」

 

「クローディアの言う通り、VF-1からVF-2と行かずVF-1-Rというような一つのカテゴリ化した感じか。ああいうタイプは手強いぞ」

 

 

 フォッカー夫妻はゼットのガンダムRSを絶讃。

 ステラやガレスも目を輝かせて映像に釘付け状態だ。

 

 そんな中、続いて紹介されたのはキュベレイとサザビーの中間のような漆黒の機体。

 

 デイビット渾身の一作、キュベレイ・シャドウ。

 キュベレイの完成された流麗なフォルムとは敢えて違う形にしたそれは、肩を小さく武骨な感じにし、全体的にZZガンダムに近い……寧ろそれと戦うために作られたような機体となっている。

 

 

「ほう……」

 

「並のパイロットでは扱えない、という感じが出ているな。無論、相手側から見ても並の機体とパイロットでは太刀打ち出来無さそうだ」

 

 

 ハマーンとガトーも興味深く観察し、特にハマーンは本気で開発しようか検討中。パイロットは勿論デイビット、彼をおいて他にはいない。

 

 ……そして、次の作品は凄まじくブッ飛んでいた。

 

 

 

 

 

 デカレンジャーロボ、なんと完全変形合体。

 

 

 

 

 

 ちなみにプラモ製作者はまさかのドギー。他にもデカバイクロボやデカベースロボ、デカウイングロボまでフルスクラッチで作った超凄腕ビルダー。いずれも完全変形合体だから尚更ヤバい。

 しかもスーパーデカレンジャーロボにも合体するわ、オリジナル形態としてそれにデカウイングロボも合体したファイナルデカレンジャーロボなんてものまで製作したからもう頭S.P.D.である。

 

 

「なんか凄いロボ出たー!!」

 

「あれ完璧に再現出来るのレジェくんかスーちゃんぐらいだと思ったんだけど違うっぽいね。だとしたら……」

 

「社長の旦那の、ボスしかいないわ。その三人以外じゃ完全変形合体とかどっかしら綻びが出るのに、それもなさそうだもの」

 

「つーかあんなん同時操作して無双するとか腕前もヤベーな……」

 

「……! もしかしてザガートの魔神も魔法騎士達の魔神と合体出来るのでは!?」

 

「エメロード……それはその、私の肩身が狭いことになるというか……」

 

 

 なにせJC三人に成人男性一人が混ざるとか凄く気まずい。村正が立香や沙耶達に混じってたって?

 気にしちゃいけない。

 

 その後も色々な力作が映し出され、最後にロマニが作った……何か勇気爆発な合体ロボで締められた。

 

 

「ロマニ、君が作った……何だっけ?」

 

「合体前がブレイバーン、合体後がバーンブレイバーンさ!」

 

「あー、うん。とりあえずギャスパー君の肩で微妙な顔をしてるバーンに気を遣おうか」

 

 

 

 

 シミュレーターを一旦休ませるということで、次の出し物でシミュレーター映像は一先ず休憩。

 

 そこにぶっ込んできたのは、長らくユウキが束に頼んで開発してもらっていたフルダイブVRゲーム『アルヴヘイム・オンラインUL』。

 

 

「え!? 出来たの!?」

 

「うん。一先ずは完成、これからどんどん拡張していくからねー」

 

「やったあああ!! ありがとう束博士ー!!」

 

「アカネちゃんにもお礼言ってね。高難度クエスト『魔王獣討伐戦』はアカネちゃんの協力あっての実装だから」

 

「余程じゃないとソロじゃクリア出来なくしてるからね〜」

 

 

 壮大なフィールドを始め、惑星レジェンドの技術を集めて制作されたフルダイブVRゲームとあって見る者全てを圧倒するスケールと完成度。

 

 

「何これ自由に空飛べるの!?」

 

「どの種族選択しても飛べるんだ! すげー!」

 

「あ、本人の能力そのまま反映してプレイも出来るんだ。その場合のみ、飛行は本人の能力如何によって可不可が決まるって」

 

「そりゃそうか。けどまあ飛べりゃ強いってわけじゃねえからな」

 

「このゲームに関してはこちら側の開発者を除けばユウキに一日の長がある。内容はともかく、基本的な事は彼女に聞くといいだろう」

 

 

 そのユウキだが、嬉しさのあまりアカネとサーガをハグしてる真っ最中。

 かつての世界で彼女の精一杯生きた証であるアルヴヘイム・オンライン……それがこうして形を変えてまたプレイ出来るのはさぞ心に響いたはず。

 

 流れで表示されたのは現在実装済みのクエストの数々。

 モンスター討伐から素材の入手など、現時点でも多種多様だが目を引くのは高難度クエスト。

 先の『魔王獣討伐戦』ではマガパンドンやマガゼットンといった魔王獣らが出現し、倒すことで参加者全員が報酬を手に入れられる。

 

 

「変身は不可能……ってマジかー。確かにレジェンドとかそういうレベルじゃないとソロ出来ねーわこんなん」

 

「俺達は巨大化出来ないってことかな? やっぱり連携上手くなんないと駄目か……よし」

 

「え……それってつまり、僕はアルビオン形態になれないの!?」

 

「竜の姿になれないだけでしょ。レイトさんやタイガはあまりがっかりしてないわよ」

 

「おおとり師範なんて空を走れそうですし」

 

「「「「「それもどうなの!?」」」」」

 

 

 朱乃の衝撃的発言にツッコミ殺到。

 出来るとは言ってないが、逆に出来ないとも言われてないわけで……。

 

 

「妖精……そうですか。ならばかつての妖精國出身の私達が無様を晒すわけにはいきません。アルヴヘイム・オンラインUL……即ち我が夫や我が娘に良いところを見せるチャンスということです」

 

「あー……モルガンやバーヴァン・シー達はいいんだけど、えっと……ボクもなのかな」

 

 

 ――そろそろ映像が終わる、という時にとんでもないものが流れた。

 

 

 

 

 

 ロケットランチャーを片手に猛スピードで突っ走るラスプーチンと、同じくレールガン片手に超スピードで爆走するスレッタ。

 

 

 

 

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

「ぶううううう!?」

 

「「す……スレッタあああ!?」」

 

 

 驚きの声に紛れてアムールが思いっきりジュースを吹き出し、エリクトとプロスペラは目が飛び出そう。

 なお、ミオリネは見た瞬間ブッ倒れて勇治とコヤンスカヤに介抱されている。これは仕方ない。

 

 

「何でロケラン……!?」

 

「いやそれ以上にあいつと同じ速度で走れるあのタヌキはどーなってんだ!?」

 

(速度の件、ダニ神父の方はスルーなんですか……)

 

「忘れそうになるけど、レールガンって重いのよ……それを持っててもあの速度出せるって、どれだけ実力隠してたのあの子……」

 

 

 スレッタヌキ、想像以上にとんでもないことをやらかしていた。

 後日判明した事だが、ラスプーチンの最推しマスターとなった彼女は既にマジカル八極拳を習得していたらしい。

 

 また一人、ヤベーマスターが出来上がってしまったのだった……。

 そこ、元からとか言わないように。

 

 

 

 

「次はいよいよ俺の本領発揮といかせて頂くでござるでしょう。究極英雄王の度肝を抜くサプライズも用意してあるので、お覚悟の程を宜しく」

 

「ほう……その気迫、余程のものであると見た。貴様のプロデューサーとしての手腕は我も理解している。ならばこそ期待してやろう! そんじょそこらの凡夫にあらず、敏腕プロデューサーゼットの名が飾りでないことを我に示すがいい!!」

 

 

 次の催し物……即ちカラオケ大会。

 

 どうやらゼットに何か秘策があるらしいが果たして……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

 アウラ・マハ・ハイバル以下ファウンデーション王国はウルトラ騎空団に関する資料をかき集めていた……のだが。

 

 

「何なのじゃこの『にゃんこ』とかいう猫に似た別の何かは!? しかもスペックが可笑しいではないか!」

 

「母上!」

 

「何じゃオルフェ!」

 

「空間が歪んだかと思えば、こちらに異常な速さで走ってくる人間が二人います!」

 

「はあ!?」

 

「いち早く発見したシュラが追いかけていますが、とても追いつけそうにないと!」

 

「ま……まさか、そ奴らの狙いは妾達――」

 

「如何にも」

 

「「!?」」

 

 

 突如部屋に響いた声は二人のものにあらず。

 声のした方向を向くと、そこにいたのは……。

 

 

 

 

 

「こんにちは! 私達は『麻婆豆腐推進同好会』です!」

 

「麻婆豆腐の素晴らしさをあらゆる世界のあらゆる場所へ布教している者だ」

 

 

 何でここにいるんだお前ら。

 

 

 

 

 

「ま……麻婆豆腐推進同好会!?」

 

「何だそのバカげた集団は!?」

 

 

 ――オルフェがそう言った瞬間――。

 

 

「麻婆豆腐を」

 

「バカにしないでいただきたい」

 

 

 超極辛麻婆豆腐を二人の顔面にスパーキング!

 

 

「「ぎゃあああああああ!!!!」」

 

「まだです! ここからですよ、真の麻婆豆腐の美味しさを知るのは!」

 

「君達二人がこの国のツートップだな。ではじっくりと私達の麻婆豆腐講座を受けてもらおう」

 

 

 ――この後、二人は麻婆豆腐講座という地獄の時間を味わうことになる。

 

 なお、追い掛けていたシュラを始めとする近衛師団やイングリッドも超極辛麻婆豆腐を顔面スパーキングされてノックアウト済であった。




 機動戦士ガンダム 水星の麻婆

 ファウンデーションは犠牲になったのだ……(しかもラスプーチン=言峰神父のおかげでこの表現もあながち間違いじゃない)。
 ちなみにシュラ達はハンカチの代わりに顔面に麻婆豆腐が皿ごと被さった状態で発見されました。

 本作において、FFⅦ本編に彼らも同行し共に戦いました。例の一つとしてザックスはシドの代わりにクラウド復活までハイウインド側のリーダーを務め、コンドルフォート防衛にレジェンド率いるウルトラ騎空団の一員としてFS組とアンジール&ジェネシスが出撃したり。
 神羅オワタな展開待ったなしでした。

さらりと勇気を爆発させたロマニ。


それではまた次回。

そして完成した八雲燕ちゃんはこちら。

【挿絵表示】

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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