ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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今回の特別編、シリアスがほぼ息してないギャグとほのぼのな正月版になります。

いや正月から二週間近く経ってますけどね!
実はこれ、三が日には完成してたんですが、足したり減らしたり本編上げたりしているうちにタイミング外してしまったというか……スイマセンでした。


 ○レジェンドさんちのカルデア事情


「トーネーリコートーネーリコー」(株式会社ガンダム的な歌)

「何言ってんのレジェンド」

「福袋召喚、狙ってたトネリコ来ました」

「!?」

「我が夫の呼び掛けに応えずして何が妻でしょうか。周年での汚名返上です」

「で、狙ってないのにヤマトタケルが呼符二枚で来てしまった」

「「!?」」

「そしてティアマトPUで大爆死しました。ティアマトお前バビロニア編で覚悟しとけ」

「「「!?」」」※ティアマトのみ涙目


それではどうぞ。


特別編・超集合!究極ウルトラ大正月

「「「正月なんざクソ食らえだバカヤロー!!」」」

 

「「「「「またこのパターンかー!!」」」」」

 

「「「「「またって何ィィィィィ!?」」」」」

 

 

 例によってレジェンドとサーガ、Uスペリオルドラゴンの【レジェンドエリア】トップ3はまた大噴火した。

 

 しかも、今回は最悪なことに――。

 

 

「そうですよサボりの口実になるような行事なんて無くなればいいんですよバカー!!」

 

 

 カーマのようにレジェンド達と同調する者がウルトラ騎空団や他の光神(真面目勢)から出てくる始末。

 

 正直バレンタイン黙示録の比ではないスケールの緊急事態……【レジェンドエリア】は未曾有の危機に陥った。

 

 

 

 

 事の始まりは新年の朝に遡る。

 

 

あけましておめでとう!! 今年も破天荒かつ何でもありでいくぞ! ふははははは! それはそれとして貴様らにお年玉を恵んでやろう!! 大奮発な我に最大限の敬意を払うがいい! ふふははははははははは!!」

 

 

 年明け早々ギルガメッシュの高笑いを聞かされるハメになったウルトラ騎空団の面々であったが、指パッチンでポチ袋(しかもやたらデカくて分厚い)がほぼ全団員に配られたので文句は言わない。

 

 

「おおう太っ腹! もうこれは儂の敦盛で返礼するしかないんじゃない?」

 

「土方さん残念ですねー。呼ばれてたらこれで沢庵買い放題だったでしょうに。あれ? マヨネーズでしたっけ?」

 

「さすがマスターがマイベストサーヴァントと豪語するだけありますね! え・ち・ご・の・塩で有名な無敵の景虎ちゃんがトップサーヴァントじゃないのはこのお年玉で譲歩しましょう! サーヴァント枠のメインヒロインは私でしょうし!」

 

「ちょっと待ってネコ軍神。それは私達マイロードの先輩サーヴァントに対する挑戦状かな?」

 

「最近ルーラー☆5になって調子こいてません? 私なんかアサシンとアヴェンジャーの両方で☆5ですよ」

 

「甘いですねカーマ。私、アルトリア・ペンドラゴンは常に☆5ですが?」

 

「え? オルタとか☆4混じってますよね貴女」

 

「オルタと本人は別です! そう、お姉ちゃんとオルタが別人であるように!!」

 

「全くもってその通りよね。けどアンタは私の姉じゃないって何度も言ってるでしょうが!!」

 

 

 前回はいなかったメンバーが大勢いるのに加え――。

 

 

「ゼウスです。書き初めは『SRX』『バンプレイオス』と書きました。うむ、我ながら力作」

 

「そこは『大神』『雷霆』にすべきだったのでは!?」

 

「せめて漢字にしろよ! 何でアルファベットか横文字なんだよ!? テメェは一番書き初めに合いそうな単語持ってんじゃねえか!!」

 

「私は常にグローバルを心掛けている。というのは建前で、ホントは『天上天下念動爆砕剣』とか『天上天下一撃必殺砲』を書きたかったんだけど文字数の多さに断念したんだなコレが」

 

「あの顔がダセェロボの必殺技かよォォォ!!」

 

 

 カイニスがキレのあるツッコミを炸裂させる程に愉快なトップのオリュンポス&アトランティス勢。

 

 

「…………」

 

「オルトリンデ、ヒルド……スルーズは何故真っ白になっているのだ?」

 

「いえ、何でも『ギャルゲー福袋』なるものを買ったそうですが……」

 

「どうも難易度がやたら高いのだとか鬱展開の連続だとかでハズレだったらしく……」

 

「「意地でもクリアした結果、ああなりました」」

 

「一応クリアまでしっかりやったのだな……」

 

 

 最近ギャルゲーマーとして定着しつつあるスルーズに起こった惨劇(殆ど自業自得)を憐れむ北欧勢。

 

 そして……。

 

 

「さて、月王国の者達。正月にまずすべきことは分かっていますね?」

 

「挨拶!」

 

「当たり前のことですがそれが出てくるのは良いですね、アルクェイド」

 

「月見うどん!」

 

「それは貴女が年越しそば代わりに食べていたでしょう、武蔵」

 

「……年明け早々の書類整理……」

 

「ヤプール、それからは目を離しなさい」

 

「皆分かってないね。月王国最つよ妖精騎士にして無敵のつよつよドラゴンな僕には一発で分かっちゃったよ。つまり恋人同士の――」

 

「姫 始 め で す」

 

「「「「「ぶうううううっ!?」」」」」

 

 

 頭我が夫我が娘が大半を占めるモルガンを中心とした月王国の面々。つーか新年早々何ぶっこいてんだこの先代女王!

 

 

「しかし姫始め、というのは王女たる我が娘バーヴァン・シーの方が相応しいですし……むう、女王始めもどちらかと言えば今は我が娘沙耶の方が良い気がします。やはり我が夫とならば『妻始め』と呼ぶのが良いでしょう」

 

「えー……恋人同士なら恋始めでも良いじゃない」

 

「甘いですね、メリュジーヌ。恋始めでは『恋を始めたばかりの初心者』から抜け出せないと思われかねません。だからそのように赤龍帝から恋愛対象として見られているか微妙な扱いなのです」

 

「そんなことないもんんん!!」

 

 

 一撃でメリュジーヌを泣かせたモルガンはやはり沙耶の養母であった。振袖姿でえぐえぐしているメリュジーヌを慰める沙耶であったが、ふとモルガンが辺りを困った表情で見回していることに気付く。

 

 

「お母様?」

 

「沙耶……我が夫は何処です? 究極英雄王がこの場の中心となるのは構いません。我が夫を師父と呼ぶ彼もカリスマ持ちなのは言うに及ばず、血の繋がりは無くともしっかり我が夫からそういったものを受け継いだのでしょう。ならばと思い彼らしく一歩引いて見守っているかと探してみてもその姿は見えず……」

 

 

 落胆するモルガンだったが、彼女の言葉を聞いてかつて『バレンタイン黙示録』を経験した団員達に戦慄が走った。

 一度騎空団壊滅どころか【エリア】レベルの大事になりかけた経験のある彼らはすぐさま行動を開始する。

 

 

「総員! レジェンド様とサーガ様、それからこちらへ来ているだろうスペリオルドラゴン様を緊急捜索! 書類仕事をしていたら有無を言わさず強制終了させて連れ出すように!」

 

「え? え?」

 

「もしかして何かのイベントか?」

 

 

 切羽詰まった様子のミツバの号令で先輩団員達が本気で動き出す光景に立香とキリシュタリアは混乱する。しかしながらとりあえずは従っておこうと村正やカイニスを引き連れて捜索に参加。

 

 

「あの、ゼットプロデューサー。これは一体……?」

 

「ぶっちゃけ言うと超師匠ら三人が大暴走する前兆でござりんす」

 

「「「「「……は?」」」」」

 

 

 オフェリアの質問に答えたゼットの声色は至極まともであり、近くにいたペペロンチーノやアシュヴァッターマン、デイビットにハマーンとガトーなどが間抜けな声を出した。

 

 

「何で正月にいないぐらいで団長達が暴走するのよ。世界の終わりでもなし」

 

「いや……前回はバレンタインが全【エリア】から消える寸前までいった上、ウルトラ騎空団の殆どが戦闘不能になり暫くまともに活動出来ないレベルにまでなった」

 

 

 通り掛かったゲンにより、ヒナコの発言はあっさり覆される。実際、スペリオルドラゴンすらバルバドロまで持ち出して敵に回ったぐらいだから相当であり、下手したら日本地獄にいる鬼灯すらシン・ゴジラと共にあちら側に付く可能性まであったのだ。

 

 

「その時はアーシアちゃんのおかげでどうにかなったのだけれど……時と場合によってはそれが出来ない、もしくは通じない状態だったらどうしようかと……」

 

「確かにあの団長が相手では、オカ研一の暴走女と名高い胡蝶カナエでも太刀打ち不可能だな……!」

 

「ちょっと待ってカドック君!? 物凄く不名誉な二つ名が聞こえたんだけど!?」

 

「そうよカドック、オカ研一のシスコン親バカに変更してあげなさい」

 

「悪化してるわアナスタシアちゃーん!!」

 

 

 この状況でもいつも通りのアナスタシアは炬燵から動かない。だってぬくぬくなんだもの。ちなみににゃんこも炬燵にて丸くなっている……そこ、最初から丸い奴がいるとか言わないにゃー。

 

 

「ともかく、レジェンド様が怒ると大変なのはメソポタミア時代から理解しているのだわ! エルキドゥが犠牲になった時なんてほぼ全神の権能を一時剥奪して地上に叩き落としたぐらいだったんだから!」

 

「だよねー! こっちもその時はマジンガーZEROに乗って超極悪ルナティックデスハード状態だったから納得!」

 

「一刻も早くレジェンドを仕事から離さないと……! 父さんや爺ちゃんも本気になったレジェンドだけは相手にしたくないって震えてたし!」

 

「つーわけでセイバーも手伝ってくれよ! 平和に飯を食いたいならな!!」

 

「無論です。今の私はエクスカリバー持ちの機体に乗りたい新生騎士王、団長の機嫌を損ねる真似はしたくありませんから」

 

 

 ウルトラ騎空団古株の一誠・タイガ・ジータに加え、メソポタミア時代にイシュタルの我儘の結果エルキドゥが土に還った時を思い出したエレシュキガル(ぶっちゃけ被害がなかった神は彼女くらい)もブチギレジェンドの真のヤバさは百も承知。最近一誠もセイバーアルトリアの扱いに慣れてきたのか上手く誘導し、戦力に加える。

 

 そんな感じで先輩団員がその時のヤバさを語り後輩団員や参加者もメンバーに加えつつ、三人を捜索し漸く見つけたものの時既に遅し。

 

 一足先に発見したカーマが最愛のマスターであるレジェンドの置かれていた惨状に悲しみ、それによってやってきた面々が次々とレジェンド側についてしまい……。

 

 冒頭に至ったわけである。

 

 

 

 

 あの時に比べて大幅に団員も増え、目に見える程戦力的に増強されたウルトラ騎空団だが……それでもレジェンド達【レジェンドエリア】トップ3にはまるで勝てるビジョンが見えない。それこそゴジラ達カプセル怪獣を総動員してもだ。

 

 

「そもそも真面目にやってる側が被害を被るのは祭り事があるからなんですよ。だったらそんなもの無くしてしまえばいいんです」

 

 

 幼女モードから美少女モードをすっ飛ばして美女モード(第三再臨)になっているカーマは相当マジになっている。何というか、水着を着るとアヴェンジャーになる理由がこんな所で判明したような気がしないでもない。

 

 

「で……何でそっちにおるのだ、カルナは!?」

 

「「「「「はあ!?」」」」」

 

「勇治のためだ。勇治は日夜、己に出来ることを精一杯やっている。それは正当に評価されるべきであり、勇治自身がどう思おうと他者が蔑ろにしていいわけではない」

 

 

 嫁ネロの発言により、まさかのカルナが敵(?)に回っているのは本気で驚いたがマスターである勇治を思いやっての行動であるため納得出来なくもない。キアラのように我欲全開ならコヤンスカヤあたりが容赦無く撃沈させただろうが。

 

 

「フォーウ! マーリンペットノセワホウキフザケロフォーウ!!」

 

「いやちょっと待ったキャスパリーグ!? それは死ぬ! ウルトラギロチンとかどれだけ殺意込めてるんだソレ!?」

 

 

 この間のバカンス時に来たエースに直接教わったらしいギロチン技をマーリンにブチ込もうとするウルトラけもの、フォウくん。ついでにピカチュウも八つ裂き光輪の構えだ。

 

 

「例によって我が夫の傍らに立つか、アルトリア。よろしい、そうであれば遠慮無くロンゴミニアドを叩き込んでやれるというもの」

 

「生憎ですがそうは行きませんよ、モルガン。今の私はレジェンドとのお正月デートをサボり光神に邪魔されて怒りに震える『レジェンドだけの剣』アルトリア・アヴァロン。私の持つウルティメイトカリバーンはエクスカリバーやロンゴミニアドより更に上位に座する剣だと、その身に教えてあげます」

 

 

 ……何か宿命の対決っぽいけど思いっきり私情丸出しの激突になりそうなモルガンとキャストリア。ただし……アルトリア、サボり云々はお前が言うな的意見があることを心に留めておくように。

 

 そして最難関たる三名。

 

 Uスペリオルドラゴンはそのままだからまだいい。いやそれでも強さが別次元過ぎて良くはないが、二人よりはマシだ。

 

 次にレジェンド。よもやよもや『身勝手の極意”兆”』状態。完成された身勝手の極意でないだけマシ……と言いたいが、元々防御が異常に分厚過ぎるレジェンドがそんな形態になろうものならまず勝てない。

 戦いは攻めるより守る方が難しい、とよく聞くがレジェンド相手には余程綿密に練られた策や技すら容易に防いで逆に勝敗を決してしまうレベルであり、安易に攻めたが最後となるケースが殆どである。

 

 最後に、何故最後なのかと疑問に思われるだろうサーガ。よりによってビースト状態。ただでさえハイパーゼットン(イマーゴ)を倒せる必殺パンチを持つサーガが本能解放とも言えるビーストになってしまったことで、もはや普通のパンチ=通常時のサーガマキシマムというあたおか状態になってしまっていた。当たれば死ぬ。

 

 

「レジェンドもヤベーけどサーガの何アレ!?」

 

「あ……あれは噂に聞くマーリンを冗談抜きで殺しかけた形態・ビースト!!」

 

「ホントに今回は私も死ぬかもしれない! あっちもそうだし、さっきからキャスパリーグが何かウルトラギロチンよりヤバそうな技を放つタイミングを狙ってる気配がするんだが!?」

 

「ギロチンショットだね、おそらく。バイバイ男の私」

 

「あまりに薄情過ぎないか女の私!」

 

 

 マイロードの敵は私の敵なプーリンもあっさりマーリンを見捨てた。彼女も(偶然だったが)デートの邪魔をされたり歳のことでドヤ顔されたりと色々あったのでそんな扱いをされても仕方ないだろう。

 

 かくして、レジェンド派という史上最強の敵を相手にウルトラ騎空団+その他同盟は立ち向かうことになった。

 

 

 

 

 

 ……のだが……。

 

 

 

 

 

「「「「「無理無理無理無理!! 勝てるかこんなのー!!」」」」」

 

 

 瞬く間に大ピンチであった。

 

 キャストリアの対粛正防御によって初撃を防がれ、お返しとばかりにカルナの砲撃でまず多くがダウンした。恐るべし施しの英雄、その砲撃は施さないで下さい。彼に関しては勇治のサーヴァント勢が対処中。キアラは数名の味方からも狙われ真っ先に脱落。

 

 その後、カーマによってアザゼルが攻められ「そんな格好をしてる方が悪い」とゲスい反撃をしようと考えていたアザゼルだが、レジェンド直伝の股間ブレイクカーマストライクでアザゼルのムスコが文字通り大打撃を受け、オカ研の司令塔の一人が脱落。残る司令塔の一人である矢的を狙うもオルジュナが防御に入り現在戦闘中。オカ研、引いてはウルトラ騎空団のサーヴァント最強クラスのオルジュナ相手に互角な今日のカーマは一味違う。

 

 フォウくんは問答無用でギロチンショットをマーリンに放ち、マーリンは間一髪回避したもののピカチュウのムーンサルトキックを例の如く股間にダイレクトアタックされ倒された。現在、ウルトラ騎空団のグランド猫&マシュWithにゃんこ軍団と激突中。マスコットが一番派手にやり合ってないかコレ。

 

 キャストリアはモルガンのみならずセイバーアルトリア(エクスカリバー発言で火が着いた)も同時に相手取り、デートおじゃんの怒りパワーでまさかの二人を圧倒。妖精騎士勢の加勢で一時持ち直すも、一誠にいいトコ見せようと突撃してきたメリュジーヌを彼女すら超える機動力でカウンター、一撃で沈めてしまった。何だこの魔術師詐欺の超闘士。

 

 Uスペリオルドラゴンにはゼロガンダムを中心とした剣士勢が大戦……もとい対戦。しかし初手閃光斬で大半を戦闘不能にし、ゼロガンダムを相手取りつつ恐ろしい勢いで他の団員を倒していくUスペリオルドラゴンはやはり危険な相手。イリナも少しは粘ったが敢え無く倒れた。

 

 レジェンドには十天衆・十賢者・六龍にウルトラ戦士が総動員して対抗するも、ものの数分と持たず九割が戦闘不能。そもそも元祖防御カウンター型チートラマンな彼相手に生半可な攻撃は命取りでしかない。というか、レジェンド相手に通じる攻撃のハードルが異常に高過ぎて対処不可能が正しい。

 

 で、問題のサーガには残る全戦力を投入した。だがこの状態であれば攻撃性能だけならレジェンドをも上回るため、レジェンドと同じ様に九割方戦闘不能。ゼウス達も最悪真体(アリスィア)を起動させねばと思った直後にやられる始末。尚、スルーズだけは一番やりたかったギャルゲーを顔面に全力投擲され虚しく気絶。頑張れスルーズ。

 

 ……と、散々な状態であった。

 

 

「ヤバいヤバいヤバい……! 想像の何十倍もヤバかった!」

 

「まずいぞ! 立香と村正が戦闘不能になった!」

 

「こっちはサーガにジータがやられた! ってか実質サーガマキシマムされたのに戦闘不能になるだけって凄いな彼女!?」

 

 

 次々とやられていく団員達に残ったメンバーは焦りを隠せない。拮抗してるのはカルナを相手している勇治組と、フォウくん&ピカチュウを相手しているグランド猫&マシュWithにゃんこ軍団……おい、前者はともかく後半おかしくね?

 

 だが、ここで奇跡の一手が投じられた。

 

 

 

 

 

「ハッハッハ! たまには一人で遊……視察に来たぞ、レジェンド!」

 

「む……? 取り込み中だったか?」

 

 

 

 

 

 一人はとある人物の姿をモデルにした、人間態のノア。そしてもう一人、何か以前凄い立場にいた人をモデルにした、人間態のキング。

 

 この二人がとんでもないタイミングでやってきたのだ。

 

 

「あれ……もしかしてノア様!? ……と、誰?」

 

「ウルトラマンキングだ。しかしレジェンドとサーガ、それとあれはスペリオルドラゴン……だったか。どうやら暴走しているようだな」

 

「ふむ……でなければ私達がやるしかあるまい。そういうレベルだ」

 

 

 おお!と周りが予想外の援軍に感激しているが、何故三人がこんな状態になっているか事情を知らない二人はまず近くにいたカドックに理由を聞いてみたところ……。

 

 

「どうやら他の光神達の正月サボりのとばっちりを食らったらしく、だったら正月を無くしてしまえばいいと考えたようなんだ」

 

「「…………あ」」

 

「え?」

 

 

 何だ今の間は。そうカドックが言いかけたところ、二人の姿に気付いたレジェンドとサーガは急に動きを止めて懐から何かの用紙を取り出した。ただし形態はそのまま、いつでも動けるようになっている辺りまだ油断ならない。

 

 

「「…………」」

 

「どうしたんだ? 急に何かを見出したぞ?」

 

「あの二人と用紙を何度も交互に見てる……?」

 

 

 直接戦闘には力不足だからと邪魔にならないよう隠れていたアズが言うように、レジェンドとサーガは書類とノア&キングを交互に見ることを繰り返している。

 

 ……そこで偶然にも今回は同席していた、レジェンドの婚約者たる立場の女傑――ロンド・ミナ・サハクは察した。

 

 

「成程、合点がいったぞ」

 

「な……!? 本当か、ミナの姐さん!」

 

「ああ。おそらくはあの二人もレジェンドらに仕事を押し付けた面々の一人、いや二人なのだろう」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「考えてみるがいい。そもそも、レジェンドと同じ位に存在するならば仕事量も多少の差異はあれど同等のはず。しかし、それを知らないレジェンドではないだろうし、招待しているのならば予定は空けておくだろう。他の【エリア】の光神がどうなのかは分からんが、それを差し引いても基本は同じ仕事量・仕事の質ならば下の者に投げてもどうにもならん。つまり、あの二人と同格……最高位である同じ光神のレジェンドにしかそんな事をやれる相手がいない。いたとしてもそこのサーガとUスペリオルドラゴンだけだ」

 

 

 詳しく説明してくれたミナの言葉を手っ取り早く解読すると『自分達の仕事は部下達に出来ないから丸投げ出来ない。あ、そうだ! さり気なくレジェンドに送っとこう!』みたいなノリだったというわけだ。しかも図星だったのかノアとキングからとんでもない量の汗が流れ出ている。

 

 

「レジェンドは自分に回ってきた仕事は嫌なものであろうと愚痴を言いながらでもしっかり終わらせる性格だ。ところが今回は自分の【エリア】の他の光神のものも同時に送られてきた結果、こうして爆発してしまったのだろう」

 

「いや……そういうわけではなくてな」

 

「部下達に便乗して我々もたまには羽目を外してみようかと――」

 

 

 そうノアとキングがそう言った直後、二人の頭が途轍もない威圧感と共に掴まれた。ビクッとするノアとキングにさらなる追い打ちが掛けられる。

 

 

 

 

 

「たまにはだァ……? 年がら年中羽目外しまくってる奴らが何ほざいてんだコルァ」

 

「俺達が日々どれだけ苦労してるか分かって言ってるんだろうな……?」

 

 

 

 

 

 ノアの頭を掴むのはいつの間にか完全な身勝手の極意へと変身していたレジェンド、そしてキングの頭を掴む目の血走り具合と顔に浮かぶ青筋の多さがヤバいビーストなサーガ。二人共口だけは笑っているが、雰囲気と空いているもう片方の手が危険なことになっている。

 その様相に互角のバトルをしていたモルガンとキャストリアさえ涙目で抱き合う始末。ついでにグランド猫の一匹、ハクだけは欠伸して丸くなった。メンタル最強だろコイツ。

 

 

「待て! まずは相互理解を――」

 

「こういう時こそ対話の重要性をだな――」

 

「「死 に さ ら せ」」

 

「「ぎゃあああああぁぁぁ!!」」

 

 

 かくしてレジェンドとサーガ、Uスペリオルドラゴンの三人を中心とした史上最大の事件はレジェンド以外の最高位光神二名の尊い犠牲によって終結したのであった。自業自得とも言う。

 

 

 

 

 あの後、レジェンドはノアとキングをそれぞれの【エリア】まで返ぴ……強制送還し、サーガとUスペリオルドラゴンは残っていた書類を各光神の元まで送り返した。『提出が間に合わなければ神格及び能力全剥奪、後にバイオレンスな世界に一生命体として叩き落とす』とまで付け加えて。

 無論、真面目に働いている光神並びに光神候補にはしっかりと休んで英気を養うようお達しをしておいた。

 

 他の光神の所為とはいえ暴れたのは事実だったため、レジェンド達三人が協力して今回の騒ぎで被害を受けたもの全てを治療・回復・修繕等瞬く間に終わらせ、宴会再開。

 

 

「最初からそうやって突っ返していいんだよ、父さん」

 

「そうです。確かに部下の不始末は上司の責任と言われることがありますが、基本的に各々だけで完結出来る仕事が殆どの光神職務をレジェンド様が肩代わりする必要ないんですよ?」

 

「だがな……あんなもん見せられると早く処理しなければならんと考えてしまうというか」

 

「あー……父さんいつも膨大な量の仕事捌いてるから感覚麻痺してない?」

 

 

 養子であるライとその彼女から婚約者に昇格したモニカに苦笑されながら、二人が予め準備しておいてくれた雑煮を食べるレジェンド。

 さしもの二人も相手が相手だけに分が悪いと思ったため、有志を募ってレジェンド達の怒りが収まった時のことを考え料理を作っていたのである。

 

 

「では、改めて新年ということで!」

 

「私とマスターから一言言わせてもらいたい」

 

「え゛……マスターとダニ神父で何言う気ですか」

 

「「正月には麻婆を食え!!」」

 

「予想通りの台詞ありがとうございましたっていうかアーサーに強制麻婆はやめ――」

 

「オゥァァァァアアア!!」

 

「遅かったー!!」

 

 

 のんびりした団欒も束の間、スレッタとラスプーチンによりいつも通りアーサーが激辛麻婆豆腐を食わされ撃沈。これを皮切りにいつもの馬鹿騒ぎへと発展する。

 

 

「さて……我が夫も元通りになったところで、姫始めです。早速ですが寝室に行きましょう、我が夫」

 

「だから私と新年初デートだと言っているでしょう、モルガン。貴女はハベトロットを吸っていて下さい」

 

「何で唐突にボクが出るの!?」

 

「ん? ああ、姫始めはしないといかんな」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 レジェンドの爆弾発言にモルガンはぱぁっと笑顔になり、キャストリアは真っ青、他の者も有り得ないといった表情になる。

 

 だが、レジェンドはそういう意味で言ったわけではない。

 

 

「新年始めの釜飯だ、豪華にいくぞ! ジャグラー、イクラドカ盛りのイクラ丼、激盛りだ!!」

 

「任せろ。新年一発目の注文は派手に受けてやるぜ」

 

「「「「「…………はい?」」」」」

 

「おう、儂もいいかい店長」

 

「あいよ村正、何に……お前ら何固まってんだ」

 

「え……いや、姫始めって……」

 

 

 キャストリアがそう言うと、レジェンドは頭にハテナマークを飛ばしながら村正と一緒になって説明する。

 

 

「だから姫始めだろ?」

 

「新年迎えて最初に釜で炊いた飯を食うことだろうが。なあ団長?」

 

「だよな? ちなみに村正は何頼んだ?」

 

「そりゃ勿論カツ丼だ。この団と蛇倉苑の常勝も願ってな」

 

「嬉しい事言ってくれるなオイ。ジャグラー、飯の後に一杯俺の奢りで村正に」

 

「よしきた。俺のとっておきを開けてやる」

 

「おお! 悪ぃなお二人さん、ありがたく頂戴するぜ」

 

「「「「「…………」」」」」

 

 

 そう、姫始めとは何もアッチの事だけではない。村正が説明したような意味もあるのだ。そもそも本来は割と食欲旺盛なレジェンドが平然と言うこと自体、何かあると考えるべきだろう。ついでに何やかんやでこの三人、仲が良い。

 

 ……で、案の定キャストリアがモルガンを煽り始める。

 

 

「おや? もしやかつて女王の立場にあった貴女がまさか姫始めを一つの意味でしか捉えてなかったと?」

 

「黙れアルトリア。それはお前もだろう」

 

「私は知ってましたよ、ご飯大好きですので」

 

「真っ青になっていたことをこの私が見逃すとでも?」

 

「……やりますか?」

 

「受けて立ってやろう、ティンタジェルの猪」

 

 

 ――大喧嘩勃発。二人共魔術師なのに剣と槍で殴り合いしている……魔術師とは何なのか。

 

 

「おいおい、せっかく収まったのに花が散っちまうぜ。ここは一つ『よいではないか、よいではないか』で帯をクルクル回して外すっていうやつをだな」

 

「とおー」

 

 

 ブスリ。

 

 

「ギャアアアアア!?」

 

 

 アザゼルのオッサン的な発言にどうしてくれようかと思っていた一部女性陣だが、件のアザゼルはオーフィスによる千年殺しならぬ無限殺しを後ろの穴に炸裂させられ、戦闘不能。実際はブスリどころかラスボス大爆発的な効果音だった。

 

 

「ててててーてーてーてっててー」

 

「何か勝利のファンファーレ的な事を言ってるんだけどこの娘」

 

「地獄のセイバーにやられるよりマシだとおもうけどね、私は。しかし彼の意見も――」

 

「そうか、俺のをお望みか」

 

「「「「「え゛」」」」」

 

 

 マーリンを始め、数名がギギギ……と首を後ろに向けると青いツナギならぬ青い和服を来たイイ男が何故かベンチに座ってマーリンを見ていた。そう……彼こそ日本地獄が誇る獄卒の一人にして、かつてマーリンがサーヴァントとして呼んだこともある地獄のセイバー・阿部高和である。

 

 

「!!!!!」

 

「そこまで言われちゃ俺も意地を見せなきゃいけないな。さて」

 

「うわあああああ!!」

 

「おっと鬼ごっこがお望みかい? 受けて立とうじゃないか」

 

 

 そう言うと地獄のセイバーは常識外れの速度で逃げたマーリンを追い始めた。さすが曲者だらけの罪人すら恐れる地獄のセイバーと地獄のアサシン……その片割れ。とりあえず誰かが決定的瞬間を見ずに済むことを祈ろう。

 

 

「まあ、アレだよな。ここは流が1000回記念パンツならぬ賀正パンツ履いて祝うしかねえな」

 

「何それ!? しかもピンポイントで俺がやらないといけないの!?」

 

「お前見た目も性格も火野映司だろ! 大金星な婚約者がいること除けば殆どオーズだろ!」

 

「オーズじゃなくてオリジンだから俺! あれ、ジョブにはあったっけ……」

 

 

 レイトも若干暴走気味だがまだ正気は保っている。ただし流に変なことを言い出して場の空気に飲まれつつあるのは少々マズい気もするが。

 

 

「最近良いところ無いわね、メリュ子」

 

「そんなことないもん! 相手が揃いも揃って異常なスペックだったりなってたりするだけだもん!!」

 

「確かに彼女の言うことも一理あります。今日のキャスターな私はおかしな強さでした」

 

「ほら、そんなものぷるるんさせてないで冷静に考えなよ」

 

「……その申し訳程度なモノを絶壁にしてあげようかしら」

 

「やってみなよ。僕最強だし」

 

「じゃあ私は最『胸』ね」

 

「ぷんすこぉぉぉおおおおお!!」

 

 

 互いに煽り合った結果、リアスとメリュジーヌも激突。スペック的にはメリュジーヌの方が圧倒的に上なのだが、逆に冷静さを失いかけているためリアスにも勝機はある。勝機があって正気がないとはこれ如何に。

 

 例によって爆心地にいる一誠も巻き込まれたのは言うまでもない。

 

 

「いや今回の俺マジで何も悪くねえよな!? 何も言ってないしやってないしさあ!?」

 

 

 

 

 

 ――一方、エレちゃん冥界――

 

 

「今日って何か特番あったっけ?」

 

「うーん……何もないね」

 

「じゃあタイガ達ウルトラマンの過去の記録を観てみたいのだわ!」

 

「あ、それいい! タイガ、オススメとかある?」

 

「そうだなぁ……ドラマ性だとセブンさん、父さんのは割とコミカルさが出てるから見やすいと言えば見やすいかも」

 

 

 徹ガンならぬ徹ウルすることにした三人。正直本作で一番ほのぼのしていて、見てて安心なタイガ・ジータ・エレシュキガルであった。

 

 ちなみに懲りずに逃げてきたイシュタルは三人のもとへ辿り着く前に『ルーゴくん』にぶっ飛ばされて日本地獄へ逆戻りだったとか。

 

 

「何アレあんなのまでいるなんて何なのよあの冥界……」

 

「脱走常習犯のお前に正月なんてあると思ったか。キビキビ働け駄女神」

 

 

 

 

 

 ――さらに、ネオ・アクシズ――

 

 

「はい、またアスランの負け」

 

「うおあああああ!!」

 

「アスラァン! 俺以外に負けるなと何度言えば――」

 

「イザークもダイゴさんに負けてんじゃん。ミラーフォースで全滅とか始めて見たぜ、俺」

 

「ぐっ……!」

 

 

 ネオ・アクシズのモウサにて建設された特設宴会場で、そこに所属しているメンバーやキラ達はデュエルモンスターズに興じていた。無論、先刻の大騒動後はデイビットやガトーも戻っている。

 

 

「何かアスランって最近よく絶叫してるよね。歌いながら戦う作品でも見たの? ほら、レヴィちゃんとか景虎さんによく似た声の青いのとか、ユウキちゃんや沖田さんによく似た声の黄色とか出てくるアレ」

 

「そういえばリアス様似の方もいらっしゃいましたわね。竜馬様やカタリナ様に似た声の方も出てらっしゃいますし……あ! キラと似た声の方も!」

 

「……なあ、燕もラクスも何の話してるんだ……?」

 

「んー? えっと……フォウくんがファイヤーバルキリーに乗って歌いながら戦場を飛び回ったらパワーアップしそうな子達だらけのバトルアニメ」

 

 

 一応、他にもミモネやティコ、カナエに似てる声もいたのだが……黙っておくことにしよう。

 

 

 

 

 

 彼方此方の場が混沌としてきたので、食後はギルガメッシュやエルキドゥの所まで逃げてきたレジェンド。今は彼特製のスイーツをへばり付いてきたフォウくんやピカチュウとも一緒に満喫している。

 

 

「ふはは、真冬に炬燵にてジェラートを食すとは何たる贅沢か。我らには冬だろうが夏だろうが好きな愉しみ方が出来るということよな」

 

「よし、これバターケーキに合わせよう。カロリーの暴力しようぜ」

 

「やるやる。ナッツとかどんどん付けよう」

 

「フォーウフォーウ(生クリームほしーい)」

 

「ぴっかちゅ(クッキーそぼろ付けてー)」

 

 

 先程まで熾烈な激戦を繰り広げていたとは思えない、ユルすぎるメソポタミア最強チーム+α。

 超速で完成させたバターケーキに上記の物をトッピングし、出来上がったメソポタミア最強チーム専用バターケーキ『カロリーの暴力』を堪能する三人と二匹。

 

 ふと思い出したようにレジェンドが提案した。

 

 

「そういや、今は問題なさそうに見えるが後々看過出来なくなる特殊特異点がいくつかあったぞ」

 

「ほう? 師父よ、それはつまり我らの叙事詩にまた新たなページが加わるということで相違ないな?」

 

「今度はどんなとこー?」

 

「んー……一つは恒星レムにある惑星オールドラントという所だな。音素がどうたらこうたら……あれだ、嫁ネロは絶対連れて行くな的な」

 

「アレの超音波が何かの間違いで大増幅されようものなら天変地異、下手すれば惑星崩壊が起こりかねんというわけか……」

 

 

 つまりファイヤーバルキリーに乗せてはいけません、割と本気で。もしサウンドブースターが装備出来ようものなら悪夢的な意味でデカルチャーしてしまう。

 

 

「他は?」

 

「個人的に気になるのはやたら範囲が狭いこの米花町を中心とした平行世界の地球の一つなんだよな。どうやら犯罪、それも殺人事件がやたら起きるらしい」

 

「何その魔境」

 

「フォウキュー……(ここも似たようなもんだけどね)」

 

「ぴかっぴー……(レジェンドに影響されたのか不憫になる人が増えてるし)」

 

 

 ついでに主にアザゼルボイスの名(迷)探偵が解決してるとか……いや大丈夫なのかその世界。人口減りまくってたりしないのか。

 

 

「あと……いやこれ異聞帯じゃね? 三国志の登場人物が揃いも揃って女になって、おまけに貂蝉と卑弥呼がムキムキマッチョって何その悪夢」

 

「どれどれ…………我は見なかった。何も見なかった」

 

「異聞帯どころじゃないよねビジュアルがさ」

 

「フォッ……(ごふっ……)」

 

「ピッ……(がはっ……)」

 

「ギルとフォウとピカチュウがやられたんだけど。この外見別の意味で殺意高過ぎだろ」

 

 

 ついでにその世界、確実にレジェンドやギルは美味しく頂かれそうになって逆に頂いてしまいそうな気もする。そしてアーシア達も黙っておられず……修羅場待ったなし。

 

 

「とりあえず最後のは放っておくぞ。一番危険度が低いし」

 

「他の二つが結構危ないね。ていうかギル達まだ復活しないけど大丈夫かな?」

 

「見せたあれらはミルたんと同種の存在だからこのダメージも仕方がないか」

 

 

 とりあえずアーシアにフォウとピカチュウを預かってもらい、ギルを部屋まで運んだ後は自分も部屋に戻るレジェンド。エルキドゥはまた宴会場で馬鹿騒ぎに参加するらしい。

 

 

「はてさて、今年はどんな年になるのやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………で、お二人さんは何故に俺のベッドでスタンバイしてるのかね?」

 

 

 寝間着姿のモルガンとアルトリア・アヴァロンがいつの間にかレジェンドの部屋で添い寝スタンバイしてた。もう次元の隙間にでも部屋作るしかないんじゃないかと思うばかりのプライバシー侵害っぷり。

 

 

「だって……姫始め出来ないから……」

 

「あれじゃデートどころじゃなくなって……」

 

 

 二人して両手の人差し指をちょんちょんと突き合わせながら頬を赤らめて上目遣いとか反則である。レジェンドが理性の化け物とか呼ばれるレベルの鉄壁精神で助かった。

 

 

「やれやれ……寝正月になるが、それでもいいなら好きにしろ」

 

 

 何だかんだでレジェンドは二人に甘い。先の大騒動でもほぼ中心的存在だった三人は、ほんの少しばかり静かな正月を過ごすべく穏やかに寝息を立てるのだった。

 

 余談だが、一度目を覚ましたレジェンドはいつの間にか二人以外にアーシアやプーリンらレジェンドサーヴァンツ、オーフィス・スカーサハ・ティアマットのドラゴン三娘などがレジェンドの部屋で挙って寝ており……。

 

 

「……まあいいや。二度寝しよ」

 

 

 現実逃避して宣言通り寝正月にすることになった。

 

 今年も彼らの旅路に幸あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「ハァ……ハァ……ここまでくれば……」

 

「レッドファイ!!」

 

「!?」

 

 

 地獄のセイバーから逃げられたと思ったマーリンは、地獄のアサシン・レッドマンに遭遇。本気で命からがら逃げおおせたとか。




今更ですがSEED FREEDOMの予告で「闇に堕ちろ、キラ・ヤマト」の台詞を聞いた時、本作のキラだったら……

『闇堕ちするがダイゴの言葉で覚醒し、ダイゴ=ティガと一体化してグリッターティガフリーダムとなり無双、ハッピーエンド』

しか浮かばなかった。

それはそれとして次回の特別編は、召喚したいけどいくつか同時進行で書いてるのあるからどうしようか考え中。劇場版もあるし本編進めようかなとも。


それではまた次回。

しかしアスラン、全然バルキリーに乗せてもらえなさそうで草。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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