ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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久しぶりに鯖呼ぼシリーズです。
何人か名前出てないのも出るけど、FGOやってる人なら分かるんじゃないでしょうか。


 ◯レジェンドさんちのカルデア事情


「モルガン、冠位戴冠おめでとう!」

「あちらではグランドバーサーカー、ではこちらではグランド正妻ですね」

「ちょっと待てぇ! バーサーカーはまだしも正妻は認めないぞモルガンー!!」

「正妻はアテシじゃない?」

「にゃんこォ!!」←メタルネコ投擲マシュ

「あべしっ!?」


 ※なお一誠は清姫、キラはゴールデン、クラウドは頼光をグランドにした(キラ以外は半ば圧力に屈した結果)。


それではどうぞ。


特別編・サーヴァントを呼ぼう!〜レジェンドが呼ぶやつはだいたいヤバい〜

 キラがゴールデンこと坂田金時、クラウドが源頼光をそれぞれのサーヴァントとして召喚し、勇治軍団がマジで軍団と化していた&当たり大当たりを連発しまくり加えて修羅場度もますます上がったということで――。

 

 

「俺も期待し過ぎずにやっとくかー」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 またもや我らが主人公レジェンドが爆弾発言をサラッと言ってのけた。

 

 

「団長さんがやるとなれば私がやらないといけないだろう! てなわけでロマニチェンジ!」

 

「あーはいはい、じゃあ一旦宜しくレオナルド。ボクもスイーツ休憩にさせてもらうよ」

 

 

 こうなると何をしても止まらないと分かったロマニは、買っておいたプリン・ア・ラ・モードを持って彼のマスターであるリアス達のところへ行って小休止モードに。

 リアスのみならずグレモリー一家が揃っており、ちょっとばかりサボり癖はあるもののやる事はしっかりやる彼は魔術王ソロモンであることを驚かれたものの、割とアッサリ一家に馴染んでいる。

 

 

「お疲れ様、ロマニ。またすぐ仕事でしょうけど」

 

「団長さんの召喚が終わればまたボクの出番だからね。最近のレオナルド、何かバニーとか巫女とかそういう服まで買ってるらしいし。あとデンジャラス・ビーストだっけ、あの服着てポーズとってたとか……ついでに先代陛下も」

 

「なんと! それはつまり『デンジャラス・ビーストを身に纏ったセクシーリーアたん』もアリということかなロマニ殿!」

 

「サーゼクス様」

 

「え? あ、待ってほしいルミナシアその縄は一体すいませんごめんなさい謝罪しますんでその縛り方はアーッ!!」

 

 

 とりあえずヤバい縛り方をされていたので、夫をシバく嫁には程々にしておくよう頼んだリアスとロマニだったが……今度は一誠がデンジャラス・ビーストなリアスを妄想して真っ赤なバラを鼻血で作り上げてしまった。

 

 

「「「「「イッセェェェェェ!?」」」」」

 

「たゆんたゆんで露出しまくり……コイツぁデンジャラスですぜ部長……」

 

「むしろ貴方の出血量の方がデンジャラスなのだけど! しっかりしてイッセー!」

 

『よし相棒! セイバーやノーパン剣豪ドラゴンで妄想してみろ! ナイチチで威力が低いどころか冷めるかもしれん!!』

 

「ちょっと待てマダオドラゴン」

 

「ナイチチって何? 身体すらないノーナシドラゴンの分際で」

 

 

 ドライグの発言で頭に血管浮かび上がらせたセイバーアルトリアとメリュジーヌ。

 清姫は年齢的に考えても豊かなので除外されたようだが……今は彼が生命的に除外されそう。

 

 

 

 

 

「あっちは騒がしいね」

 

「バカ騒ぎはウルトラ騎空団の定番よ、ふはは。しかして師父よ、目星はつけてあるのか? 先日の特異点であの二人のマスターになったばかりであろうに」

 

「あの子らはプリテンダーだから、やっぱりバーサーカーフェス的なものに期待してバーサーカーが欲しい。出来れば意思疎通可能な」

 

「簡単そうで難易度高くない? クラス的に」

 

 

 まあそうかも、とレジェンドは思いつつダ・ヴィンチちゃんが今か今かと期待して待っている召喚システムに聖晶石を投げ入れる。

 間髪入れずにシステムを起動させたダ・ヴィンチちゃんのタイミングは神がかっていた。

 

 

「お、虹回転」

 

「クラス確認、ルーラーだね!」

 

「残念、バーサーカーじゃなかったか」

 

「ランダム召喚なぞそんなものよ。虹回転であるからにはハズレではなかろう。イシュタルも確かアーチャーであった……そういえば慢心王な不完全我もアーチャーではないか! 今度出てきたら無理矢理クラス改変してくれる!」

 

 

 レジェンドがクラスを聞いて軽く残念がるが、それよりも何故かギルガメッシュが憤っている。

 自分の言葉で何か気付いたようだが、放って置くとしよう。

 

 ――そして呼び出されたのは――。

 

 

 

 

 

「んぁ? もう何〜……あ」

 

「「「「「……」」」」」

 

「!!!!」←姉なるものor姉を名乗る不審者

 

 

 

 

 

 めっちゃだらけてるジャンヌそっくりな少女。

 ただしよく見ると背中に翼が生えている。

 

 

「……ジャンヌだね」

 

「……ジャンヌだな」

 

「いや、コイツはジャンヌのガワだけで中身違うぞ。そもそもジャンヌは暴走したりするもののこんなだらけきってはいない」

 

 

 そんなことを言うメソポタミア最強チームに対し。

 

 

(ヤバいヤバいヤバい! 主どころか大主の中の大主に呼ばれちゃったよ! しかもガン見されてる、怠惰な私ガン見されてるー!! どうしよう……もう言い逃れ出来ないし、ていうか言い訳も面倒だし……)

 

 

 新ジャンヌ(仮)はめっちゃ焦っていた。

 しかしながら弁明すら面倒くさがっているのはどうかと思うが……。

 

 ――ガシッ!

 

 

「え?」

 

「お姉ちゃんですよー!!」

 

「ふぎゃあああああ!?」

 

 

 突如肩を掴まれたと思ったら、振り向くと笑顔のそっくりさんが視界いっぱいに映り……新ジャンヌ(仮)は絶叫してレジェンドの背に隠れてしまう。

 先程までの怠惰っぷりからは想像も出来ない速さだった。

 

 

「拒絶された!?」

 

「いきなり見ず知らずの相手が肩を掴みながら『お姉ちゃんだ』なんて言ったら誰だってそんな反応するでしょうが! アンタ、こと妹って話題になると一気にポンコツ化するわね!」

 

 

 ジャンヌ・オルタにバシンと思いっきり頭を引っ叩かれ「痛っ!」と涙目で頭を押さえるジャンヌ。

 聖女より常識的な魔女とは如何に。

 

 

「つーかお前、見た目ジャンヌだけど中身メタトロンだろ。他にも混じってるようだが大体そうだ」

 

「「「「「は?」」」」」

 

「やっぱりバレてたー!」

 

(だから私が出た方がいいと先程から言っているのです。代わりなさい怠惰の私、代わらないなら分離してでも出ますよ)

 

「出たら出たで絶対大主に擦り寄るじゃん! 色欲全開おっぴろげになるじゃん!」

 

(それが何か? 大主の性欲を受け止めるのも、大主の子を成すのも私達の務めです。何ら問題はありませんが)

 

「ダメー! 今は私のターン! というかずっと私のターン!!」

 

(認めません、それは有罪です。個人的に大主の寵愛は私が多く受けたい)

 

「どっかの人類裁決法廷で裁判長してたからって私情丸出しの越権行為だぞ『私』ー!!」

 

 

 何やら一人で喚いている新ジャンヌ(仮)改めメタトロン・ジャンヌ。

 レジェンドにはうっすらと二人分、別々のメタトロン・ジャンヌが見えているので納得しているが、他の面子……特にイリナと、偶然来ていたハイD世界のミカエルは口をあんぐり開けて固まっている。

 

 

「メッ……メメメ、メタトロンって……」

 

「せ、世界は違いますが紛うことなきメタトロンのようですね、彼女……」

 

「「「「「はあああああ!?」」」」」

 

 

 思いっきり動揺しているイリナに、ミカエルも汗を流しながらメタトロン・ジャンヌを肯定。

 そうなるとハイD世界出身メンバーが一気に騒ぎ出す。

 ……それ以外は「ああ、またこの光神様やっちまったよ」程度にしか思っていないのが大半だったりする。

 是非もないよネ。

 

 

「何でそんなの呼べるのよ!?」

 

「たぶん団長さんが神より高位の存在である光神で、しかもその最上位に座することが原因じゃないかなぁ。光神からしてみれば一世界の神とか下請け業者の一社員程度でしかないだろうから、その下にいる天使とか呼び放題なんじゃ……」

 

「それマジかいロマニ殿!?」

 

「サーゼクス様、微妙にキャラ崩壊してます」

 

「いやあ、つい今し方までルミナシアに縛られて骨がちょっと崩壊気味にいやすいませんアホなボケ方でしただからこれ以上はやめてくださいルミナシアさぁぁぁん!!」

 

 

 リアスとロマニのやり取りはともかく、再びサーゼクスは妻のルミナシアに滅茶苦茶な縛り方をされて悶絶。

 

 

「ルミナシアさんの縛り方じゃねーけど、確かに滅茶苦茶だな」

 

「全く、あの人はいつもそうですね。ボドルザー基幹艦隊との最終決戦などいい例です」←カップラーメン爆食い

 

「まあ、レジェンド様だからで片付いちゃうんだけど」←ハンバーガー爆食い

 

「お前らは俺の財布を滅茶苦茶にしてるよな!!」

 

『正に財産食い潰しだな、大将!』

 

「楽しそうに言うなよビッグランダー!!」

 

『しかも上手い。美味な食べ物だけに』

 

『おい相棒! 珍しくダ・ガーンまで乗ってきたぞ!?』

 

 

 ボケとツッコミの応酬、これぞ駒王学園オカルト研究部……と言っていいのだろうか?

 約一名、部員でないノーパン剣豪ドラゴンが混じっているが気にしてはいけない。

 

 

「あのー……その……あうう……」

 

 

 レジェンドに醜態を見せてしまったメタトロン・ジャンヌは涙目で両手の人差し指をぐるぐるぐにぐにと忙しなく動かしているが、肝心のマスターであるレジェンドは彼女を腕組みして見下ろしたまま何も言わない。

 

 

(やっぱり怒ってる? 怒ってるぅ!?)

 

(だから私が出るべきだったと言っているでしょう! ああ……絶対に送還される……せっかく大主に呼ばれたのに……)

 

「(二人揃って面白いので)採用」

 

「え?」

 

「やることちゃんとやれば暇な時は好きなだけ怠惰してよし。俺の仕事のサポートしたりすれば一緒に怠惰も出来る可能性あるぞ」

 

「やるー! 大主(マスター)やっぱり分かってる! 大好きー!!」

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 レジェンドの事だから結局採用するんだろう、とはほぼ全員が考えていたので採用自体は驚かなかったものの……メタトロン・ジャンヌ――長いので今後はメタトロンorメタジャンorトロンヌと呼称する――の爆弾発言でレジェンドスキー達に衝撃が走った。

 

 

「ちなみにマスターの怠惰はどんなの?」

 

「ふっ……徹底的に防音・空調管理された部屋の中で一人ぬくぬくと惰眠を貪る! いつも仕事漬けだし寝て曜日だっていいじゃない」

 

「いいねー。低反発枕とふかふか毛布は必需品だよね」

 

「あとアレな、寝てても手の届く位置に飲み物。こぼれ落ちないタイプがいい」

 

「一口おやつもいいよー。ほら、煎餅とかだと食べカス落ちて掃除面倒だし」

 

 

 何だかんだ言ってちゃんと理解のあるレジェンドに、メタジャンは早速ベッタリ。

 後にギルガメッシュやエルキドゥも参戦し、四人揃って怠惰談義に。

 

 

「怠惰といえばやはり我ら特製バターケーキ『カロリーの暴力』よ! 後の至福タイムを考えればそれを作る労力や時間も些事であろう!」

 

「夏場にエアコンの効いた部屋で駄弁りつつそれを食べるのがいいんだよね。そのために特大サイズで作るんだ。あとは食べながら映画鑑賞したりゲームしたり」

 

「麻雀はどう? 私も結構やるし」

 

「なら後で雀卓引っ張り出してくるか。俺の国士無双を見せてやる」

 

「気をつけるがいいメタジャン。師父は金が掛からぬ遊戯であっても伝説級の腕と運を発揮してくる。単純に遊ぶだけでも、例えばポーカーでは毎度毎度スペードのロイヤルストレートフラッシュやファイブカードを連発してくるからたまったものではないぞ」

 

 

 何かが掛かっている賭け事ならばレジェンドと並ぶギルガメッシュだが、勝っても負けてもただ勝敗が決まるだけな遊戯においてレジェンドは彼の何歩先も行く。

 伊達に親友の一人・武藤双六と共に二大ゲームマスターと呼ばれていたわけではないのだ。

 

 

「結局は楽しんだ者勝ちだからね」

 

「ま、そうさな。財の損得無くばそれが道理か」

 

「てなわけで一人目(と二人目)は大当たり、と。オラどうだ元・爆死王、こっちは怠惰に理解ある可愛い大天使だぞこの野郎」

 

「私を見て爆死王と言うな修羅場王!」

 

「やべ、ちょっと修羅場王とかカッコいいとか思っちまった……!」

 

 

 シャルルマーニュがもの凄いことを口走ったが、せめてそれは『修羅王』と修羅『場』じゃない場合に言って欲しかった。

 というか爆死王にはツッコまないのか。

 

 

「よし、このノリとテンションが途切れないうちに次行くぞ」

 

 

 意気揚々とレジェンドは次の召喚の分の聖晶石を投げ入れ、またもドンピシャのタイミングでダ・ヴィンチちゃんがシステムを起動。

 

 

「霊基反応……おっ、セイバー!」

 

「何!? セイバーだと!?」

 

「え? 来ちゃう? ギルの求めるセイバー」

 

「ふははははは!! 我が無理でも師父の呼び掛けには応えざるを得んということか!! それでも構わん!! 師父のサーヴァント=我先輩、つまり我も敬われる立場!! 即ち先達としてアレコレ教えているうちに親密度上昇からのセイバールート解放の目処が立つということよ!! さあ来るがいい、セイバー!!」

 

 

 もうセイバーなアルトリアが来ると思ってマックスエクステンション状態の究極英雄王。

 なお確かに先輩だが、レジェンドのファーストサーヴァントはプーリンであることを忘れてはいけない。

 

 ……で、肝心の呼び出したセイバーだが。

 

 

「貴方が私を呼んでくれたのね」

 

「お?」

 

「ぬがあああああ!!」

 

 

 ギルガメッシュの目当ての人物ではなかったものの。

 

 

 

 

 

 

「……あら。どうしようかしら、『私』がいなくて私がいる……困ったわね」

 

「ふむ、大体理解した。だが俺がいて俺が呼んだ以上、少なくとも今ここにいるお前は『お前』でも『他のお前』でもなく、お前自身の物語を紡げる。出来なかったこと、やりたかったこと。それを好きなだけやればいい。そのための俺でもある」

 

「そう……きっとこれが『私』とは違う運命なのね。ということは、貴方が私にとっての『運命の人』なのかしら」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「人間に見えるけど光神だからなー俺」

 

「じゃあ運命の男性、ね。ふふ、物語のヒロインになった気分」

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 めっちゃバックボーンとんでもなさそうな、刀を持った着物の大和撫子が召喚された。しかもレジェンドと距離が近い。

 

 

「あ、そういえば自己紹介がまだだったわ。でもこのままこの名前を使っていいのかしら。一応名乗っておくと「両儀式」というのだけど」

 

「両儀式……日本人みたいだから、式さん?」

 

「いいえ、それは彼女の名前。私は「両儀式」なの」

 

「「「「「???」」」」」

 

「ごめんなさい、分かりにくいわよね」

 

 

 彼女自身も説明が難しいようで、とある女性の中にいる幽霊みたいなものだったと語る。

 だった、というのはどうやら彼女は『並行同位体』らしく、レジェンドに調べてもらったところ……『彼女』の方は相変わらずその女性の中で眠り続けているそうで、簡単に説明するとかなり特殊な二重人格だという。

 

 ちなみにその時にその女性が既婚者で子持ちとも判明し、今の姿はその女性の全盛期の姿だとも分かった。

 ……円卓のヒトヅマニア共がいなくてよかったとはセイバーアルトリアの後の弁。

 そもそも既婚者なのはその女性であって眠り続けている『彼女』や眼前の「両儀式」ではないのだが。

 

 

「本来なら私はこうして出て来ていいものではないのだけど……彼がいてくれた、彼が呼んでくれたからこうしていられるの。この身体も彼の……光気? それで構築されたものだから」

 

「つまり?」

 

「私と彼、とても相性が良いみたい。この身体の元が彼の光気だから当然といえば当然ね」

 

 

 たおやかな貴人、という言葉がピッタリな仕草なのだが……ここでギルガメッシュが遂に暴露した。

 

 

 

 

 

「成程理解した。師父がいいと言っている以上、素性はどうでもいいが貴様……『根源』に接続出来るな?」

 

「ええ。尤も、それでも彼にはまるで及ばないわ」

 

「その理由は師父だからで事足りる。そも、スケールが違い過ぎるのだ」

 

「「「「「オイちょっと待てェェェェェ!!」」」」」

 

 

 

 

 

 何か魔術師(一部除く)にとって聞き捨てならない話が飛び出していた。

 『根源』接続という魔術師が目指すものに到達してるとか、それが出来てなおレジェンドにまるで及ばないとか。

 

 

「それはそれとして、やっぱり名前は両儀式で通そうかしら。それとも別の案はある? 式だけというのはナシで」

 

「んー……セイバーと合わせて剣式でどうだ? 華やかさは無いかもしれんが、両儀式や刀で刀式より呼びやすいし。あとは安直だが空の世界に因んで空とか」

 

「じゃあマスターの貴方限定で空呼び、他の人からは剣式でお願い。差別化というか、その方が特別感あるもの」

 

「決定でよいな、師父に剣式よ」

 

「いやいやいやいや! 何でそこ何事もなかったかのようにほのぼのしているんですか!? 根源ですよ根源!! 私達魔術師の目指すべき到達点に至っているとかサラッと爆弾発言しておいて!!」

 

「「「?」」」

 

「揃って首を傾げないで下さーい!!」

 

 

 涙ながらに訴えるシオンだったが――。

 

 

「ぶっちゃけどうでも良くない?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 そう言ったのは(一応)時計塔に所属している立香。

 マイサーヴァントの村正と煎餅を齧りつつ、光ら魔法騎士組&セフィーロ組と『光は誰を呼ぶのか』談義で盛り上がってた彼女の発言もまたとんでもないものだった。

 

 

「何言ってるんですか! 貴女も魔術師でしょう!?」

 

「へっぽこなんで」

 

「代わりにお前さんはバリバリ剣士の才能あるけどな。ま、儂ァ魔術なんてサッパリで、根源てのがどんな大それたモンかてんで知らねえが……聞いたところでどうにかなるモンでもねえだろ。それにそこのお嬢さんに何かしようもんなら団長が黙っちゃいねえはずだ。そっちのが大問題にならぁな」

 

 

 あっけらかんと言い放った立香と、正論ぶつけてくる村正にシオン以下気になっていた魔術師達は口をつぐむ。

 確かにレジェンドの怒りを買ってしまえば時計塔の総力どころか、彼ら基準の魔法使いを総動員しても簡単に消滅させられてしまうだろう。

 しかも剣式は見るからに魔術師ではなく、クラスが表す通りセイバー……剣士である。

 魔術師観点で話をしてもあまり参考にならない気がする……そもそも話してくれるかも分からないが。

 

 何より根源接続が可能とあらば、むしろこっちに武力行使しても簡単に返り討ちに遭いそうなものだ。

 ついでに、まだ語ってはいないが彼女は死を視るという最高クラスの魔眼たる『直死の魔眼』の持ち主。

 

 つまり二重の意味でヤバい女性なのである。

 こんなんレジェンドとか究極英雄王なギルガメッシュじゃなきゃまともに御せんわな。

 

 

「貴方達も剣士で、そちらの方はかつセイバーのサーヴァントなのね。これからよろしくお願いするわ」

 

「よろしくお願いしまーす!」

 

「ほう、いい業物使ってんなアンタ。あとでちょいと見せちゃくれねえか? セイバーつっても本職は刀工でな、マスターのも素材集めてもらって儂が拵えたもんなんだ」

 

「私の村正は超凄いのだ!」

 

 

 早速仲良くなってるコミュ強立香。

 剣式も立香のみならず村正や魔法騎士三人、特に光は剣道をしてるのもあって和気藹々と話している。

 

 

「根源とかどうでもいいけど、私達三人の特徴を上手いことブレンドしたような人物だって方が衝撃的よ私」

 

「風ちゃんの賢さと海ちゃんの綺麗さと私の剣道だね!」

 

(光さんのは純粋さのような気がしますけど、言わない方が良い気がしますね)

 

「つうかよ、今思ったんだが魔術がどうこうってんならクレフとかザガートのが適任だろ。根源関係なくそっちに聞けばいいだろうに。異世界の魔法なんざそうそう関わる機会ねえぞ。マテリア貰って使ってる儂らが言うのも何だが」

 

 

 村正がまたも痛恨の一撃を繰り出し、立香と海が「それだ!」と同調。

 ついでに偶に来てみただけなのに流れ弾食らったクレフは茶を噴き出し、ザガートはエメロードと談笑中で眼中に無し。

 

 なお、剣式は立香達に見せてもらったマテリアに興味津々。

 それを元々使っていたクラウド達、特にセフィロスは刀を使うとあって意気投合。

 中の人効果というか、たまにシンに稽古をつけてあげることにまでなっていた。

 彼女も彼女で割とコミュ力高いのではないだろうか。

 

 

「ともかく聞くだけ無駄だぞ。そういうもんは自分で叶えてこそだろ」

 

「道理よな。デコイ達が暮らす世界で島々を巡り大いなる遺産を求めた時も、僅かな情報を頼りに自らの足で赴き調べたものよ。だがそれこそが冒険の醍醐味。結果のみならず過程も楽しむのが我らメソポタミア最強チーム、いやウルトラ騎空団よ」

 

 

 ここまでこの二人に言われてはさすがに引き下がる他無い。

 

 それはそれとして、レジェンドのところに戻ってきた剣式だが……何故か、ウサ耳が付いていた。

 しかもピコピコ動く。

 変なところに根源パワーを使ったらしい。

 

 

「どうかしら……?」

 

 

 クリティカルヒット。

 めっちゃいい笑顔でレジェンドとピカチュウとフォウくんがサムズアップ。

 

 案を出したのはさやぴーである。

 

 

「フォウ、フォーウ(この破壊力が首切りバニーか……)」

 

「ピカピッ、チュー(身長差からレジェンドを見上げる形になってるのがポイント高いね。おまけに少し赤面、アーシアと並んで清楚系ヒロインの風格……)」

 

 

 お前は何を言っているんだ的なウルトラ騎空団のマスコット枠の発言。

 

 そんなとき、レジェンドに何かがくっついた――。

 

 

「ねーマスター、怠惰しようよー。召喚なら怠惰しながらでも出来るよー。究極英雄王やそこの新顔セイバーもしようよー。エルキドゥはもうしてるしー」

 

 

 トロンヌである。

 いや新顔はお前もだろとかはこの際ナシ。

 エルキドゥが駄弁っているのはいつものこと。

 

 しかし怠惰しながら召喚とかはさすがに……。

 

 

「よしポテチ食おうポテチ」

 

「当然バター醤油であろう!」

 

「ギル、ここは王道ののりしおだよ」

 

「コンソメでよくない?」

 

「間を取ってうすしおはどうかしら」

 

 

 ノリノリであった。

 しかもプーリンやカーマらも参加しようとする始末。

 

 こんな光景にゴルドルフやシオンは唖然とし、オルガマリーは……メンタル強化されたのか、『魔術を何らかの形でMS・MAに利用出来ないか』でハマーンと談義している。

 

 まだまだ続く今回の召喚、とりあえず……初体験なゴルドルフとシオンは胃薬が必要らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

 ◯英霊の『座』

 

 

 「ふんふんふーん♪ 荷物がかなり多くなったから準備に手間取ったけど、おかげで用意は万全! ギルっちとエルゥはもう行ってるんだし、あとはアテシが行けば真・メソポタミア最強チームがようやく全員集合! 待っててダーリン今行く……ん?」

 

 

 ――召喚ゲートの前に『尺の都合でもうちょっと待ってね』と立て札――

 

 

「……何かめっちゃメタい事情じゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――もひとつおまけ――

 

 

「確かに渡したから。それじゃ」

 

「失礼しまーす!」

 

 

 

 

 

「……ヴェルドラよりすげーな、あのドラゴン」

 

「なっ!? あのくらい我でも……」

 

「んじゃホワイトボード出して」

 

「…………」

 

「そういや、ペンパイのトコのトラがブレ先の養女の一人と結婚したんだっけ。今度結婚祝い包まないと……あ、ペンパイのお嫁さんもそうだった。縁凄いなぁ」

 

「あのね、悟さん……私達の結婚祝いに彼女達が持ってきたっていう別荘なんだけど……」

 

「シズさん、何か問題あった?」

 

「……以前テンペスト公国の皆で見た『天空の城ラピュタ』のラピュタだったの。島とか何もない海の遥か天空に設置してあるって……」

 

「…………はい?」

 

 

 後日、リムル夫妻の別荘たるテンペスト・ラピュタはテンペスト公国の新しい観光名所になったとか。

 

 

「だからレジェンド様、お祝いのスケールヤバすぎだって!」

 

 

 余談だが、後日ペンギンが日本地獄にてガンバスターで白澤へスーパーイナズマキックをぶち込んでいる間に……トラとノイントの結婚祝いとして、エルキドゥがメタジャン共々新居として共同アパート『グラナート二号館』を届けたらしい。

 元上司が消滅間際の悪足掻きで例の如く社宅を燃やしたため、大変感謝されたそうな。

 

 

「見た目は普通の共同アパートなのに全部屋エアコン完備の防音完璧、管理人室は一番大きいけどそれでも二部屋分。電気ガス水道は独自のものを使用し、災害時も各種防護措置によりグラナート二号館だけで問題無く生活可能。各部屋への入口も大きめに作られているからゾウ達も安心して通れる……至れり尽くせりとまではいかずとも、プライバシーは守れるし食事は自己で取っても皆で取ってもいい。社宅には最適だな」

 

 

 なお一応ということで家賃を取ることにしたものの、元々トラは常識的なので妻のノイントと相談の末に決めた金額はかなり良心価格になった。

 おまけに職場のすぐ近くに設置してもらったため、朝の時間に余裕が出たこともおおきなプラスだという。

 

 

「いやマジで某企業復活するならレジェンド様が会長兼社長やってくれないかと思う。部下の朝の時間まで気にかけてくれるとか最高だろ……!」

 

 

 ……ちなみにブレーザー&ヘスティア夫妻の結婚祝いには噴水付きの庭や大樹の植えられた中庭もある大豪邸をマイホームとしてプレゼントされたとか。

 ファミリア関係で集まったり、南雲ハジメの出張工房なんかもあるらしい。

 

 当然だが、ヘスティアはこれを貰った瞬間ブッ倒れた。




メタトロン・ジャンヌに「両儀式」……単純にどちらもヤベーやつ(力や存在が)。
ゴッフとシオンはオルガマリーを見習いましょう。
主に精神面で。

現状、ハッキリしていないのは、

◯プリテンダーの二人
◯何か座で準備している一人

ですが、話していた内容でもうバレバレの気がします。

ペンギン、あの見た目でなんつーモン持ってんだ!!


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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