ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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本編が一段落したので、特別編のサーヴァント絡みもとりあえず一段落させました。

これで次回更新内容の幅がだいぶ広まった気がします。
……更新速度が上がるかは別として。

そして今回、また1人増えます。


 ◯レジェンドさんちの……?


「……よし!」

「ダーリンどしたの?」

「今アズレンにて本作におけるブレーザーの嫁がコラボで加入させられるからそれを達成した」

「へ? あー……よくじゃが丸くん連名で送ってくれるあの女神ね」

「しかし単発で回して出た太公望、全く育成してない。ライダー戴冠戦終わってアサシン戴冠戦のど真ん中で出られてもなぁ……うち、グランドハベにゃんだし」

「アサシンは?」

「カーマ。元々その気だったし、かくいううちのアサシンガールズ全員ぶっ込んで周回中。スタメンに今回出てくるあの娘とカーマがいる」

(だから最近カーマがやたらテンション高かったんだ……)


 それではどうぞ。


特別編・サーヴァント歓迎会!〜結局ヤベーやつだらけ〜

 英霊召喚から準備を経ていざ歓迎会。

 当然の如くレジェンドが空間ぶち抜いて各場所を一時的に繋げ、特設会場を作り上げたのはもはやウルトラ騎空団にとっていつものこと。

 

 そしてその中心となったのは……。

 

 

 

 

 ――バビロニア島――

 

 

「「「「「何でフェニックスネスト出来てんの!?」」」」」

 

「「「「「やたら広範囲だった『建設中』ってこれかー!!」」」」」

 

 

 いつの間にか建造・完成してたフェニックスネストと、とーってもイイ笑顔でサムズアップしてるレジェンド。

 ちなみに上記のツッコミは上がCREW GUYSの面々(ただしサコミズ除く)、下がウルトラ騎空団団員達である。

 

 

「これ、チーフが中心となって――」

 

「俺一人でエナドリ飲みながら作った。製作時間三十分」

 

「「「「「建設中の意味は!?」」」」」

 

 

 もはやレジェンドは放置ゲー宜しく、放っといたら何か作ってそうな気がするがこの際それは置いておこう。

 むしろ三十分でよくこんなもん作れたな。

 

 しかしさすがサコミズ率いるCREW GUYS、切り替えも早く勝手知ってる我が家のように入っていく。

 彼らに着いてきた面々も彼らを追い、慌てて中に入るとCREW GUYSは懐かしげに内部を見渡している。

 

 

「再現度すっげえな……さすがチーフというか。何か色々追加されてるけど」

 

「え!? サウナとかあるの!? 自動エステサロンまで……って内部容量的におかしくない!?」

 

「たぶんチーフのもつ圧縮空間技術だな。まあ、昔も生活棟に食堂・コンビニ・書店・レンタルビデオ店に理髪店もあったし、サウナとか自動エステサロンとか増えても別にいいだろ」

 

「「「「「順応早すぎです隊長ォォォ!!」」」」」

 

 

 どうやらレジェンドは生活棟にあった施設+αを新造フェニックスネストにそのままブチ込んだらしい。

 目の前にあるコンビニに何の躊躇もなく入ったサコミズが買ってきたのは耳かき棒。

 

 

「やっぱりコレがないとな」

 

「え、隊長支払いは……」

 

「以前と同じ隊員証の提示で済むぞ。ついでにチーフがとんでもない大金をそれぞれに入金してくれてるから使ってみるといい」

 

「やっぱりチーフ、半端ないですね……」

 

「何ならショッピングモール寄ってくか?」

 

 

 エフェメロスにイプシロン、空やリリス、メタジャン二人にも服とか色々買ってやらんといけないし……とレジェンドが言いながらフェニックスネスト内に新設されたショッピングモールに寄り道。

 怠惰ンヌをおぶりながら服屋に入っていくレジェンドのなんとシュールな姿よ。

 

 

「……ちなみにチーフがおぶってるあの美少女、誰?」

 

「怠惰な方のメタトロン。メタトロン・ジャンヌって名前から通称は怠惰ンヌ……になってた」

 

「もう驚かねーぞ。アレの正体が実はヤプールでしたとかじゃない限り」

 

「そのヤプールの一人、月王国で重鎮やってるよ。胃薬必需品な苦労人」

 

「そっちの方が訳わかんねーよ!?」

 

 

 着いてきたモルガンとかメリュジーヌが顔を背けてる。

 彼女らのやらかしでヤプールが胃薬服用する原因になっているのは割と有名(そして沙耶の仕事も増える)。

 

 

 

 

「いや何でここのディレクションルーム使うの!?」

 

「レクリエーションルームでよか……ありましたっけ、レクリエーションルーム……」

 

「なかったような……」

 

「名前似てるしいいんじゃない?」

 

「意味は全く違うけどな!?」

 

 

 マリナとテッペイの疑問に対する怠惰ンヌの意見にリュウの見事なツッコミが入った。

 さすがレジェンドの正体を知ってなおチーフとして受け入れ戦い続けたチームはツッコミも一流だ。

 

 

「『りゅう』だけに?」

 

「清楚な装いで妙なとこに反応するなこの美人さん!?」

 

 

 「両儀式」や怠惰ンヌが加わってまたレジェンド一家のボケの比率が上がったからか、ツッコミが一人や二人増えた程度じゃどうしようもなかったが。

 

 

「んじゃまー、適当な席につけ。他のとこは準備済ませてるから早く始めてやらんと」

 

「そういえば、このディレクションルーム広くなってますね」

 

「結構多人数出入りするだろうから念には念を入れて」

 

「っていうか、等身大のウルトラマンが普通に着席してることに驚きと感動が入り混じってるんですけど!!」

 

 

 言わずもがな、トライスクワッドである。

 ゼットの方は子供達を連れてウルティメイ島の団員用ホテル側。

 

 

「ちなみにそいつタロウの息子でメビウスの弟弟子ポジションだぞ」

 

「「「「「ウソォォォ!?」」」」」

 

「あ、どうも。ウルトラマンタイガです」

 

「え……えーと……そのサーヴァントのエレシュキガルなのだわ。私とタイガはこのあと、私の冥界にある私の宮殿側に移動するけど……一応ご挨拶に」

 

「これはご丁寧にどうも」

 

「「「「「だから隊長適応早すぎィ!!」」」」」

 

 

 エレシュキガルが冥界の女神だとは聖杯の知識で知っているが、それを差し引いてもサコミズの順応具合は半端ではない。

 

 しかも――。

 

 

「あれ? 彼女の左手、薬指に……」

 

「指輪!? ……まさか」

 

「こ、これは久遠の指輪っていって、その……えぇっと……」

 

 

 もじもじエレちゃんかわヨ……は置いておき、そんな彼女がチラチラタイガを見て、当のタイガも恥ずかしそうに己の後頭部をさすっている……これ即ち。

 

 

「「「「「え……えええええ!?」」」」」

 

「そういやジータとアンキなエレちゃんも嵌めてたな。ちょい一夫多妻許可証発行してくるから、サコミズあと任せた」

 

「任されました。というわけで全員着席!」

 

「「「「「ほんっと隊長とチーフがタッグを組んだら止められないんですがー!!」」」」」

 

「しかしさすが究極英雄王、玉座御持参ですか」

 

「王たるもの常にその威光を振るえん様では格好も臣下に示しもつかぬということよ。ふはは」

 

 

 いや普通の王は玉座を常に展開出来るとか無理なんですが……とは言えない。

 モルガンもレジェンドが離脱したことに不満気だが玉座出してるし。

 

 

「こっちも当たり前のように出してるー!?」

 

「いつものことですが?」

 

 

 

 

 ――そして、レジェンドから任されたという理由で歓迎会が始まってからそう時間を経てずにレジェンドが一夫多妻許可証を片手に帰ってきた。

 

 

「ただいまー」

 

 

 ……もう片手は、何故かおにぎりを食べている美少女剣客と手を繋いで。

 

 

「「「「「この短時間に何があったの!?」」」」」

 

「いや実はな……」

 

 

 レジェンドいわく、許可証発行してから麻婆豆腐を食べたくなったものの、どこもキッチンは使っていそうなので召喚しようと考えたとのこと。

 で、麻婆豆腐を召喚出来たものの……何故か一緒にそれを食べていた美少女ごと召喚してしまったらしい。

 

 

「「「「「何だそりゃあああああ!?」」」」」

 

「俺にもわからん」

 

「ていうか麻婆豆腐食べたいからってホイホイ召喚しようとしないで!?」

 

「あれ……?」

 

 

 確かにレジェンドのやらかしではあるが、偏にそうと言い切れないのも事実な此度の案件。

 正しくロマニの言う通りだが、ミライはその少女に既視感があった。

 

 

「どうしたミライ、何か気になることでも?」

 

「隊長……僕、もしかしたら彼女と何処かで会ったかも知れません。ただ直接会話したわけじゃないことだけはハッキリ分かるんですが……」

 

「んー……確かに見た目美少女だしなぁ。アイドルにこんな感じの子……いましたっけ、チーフ?」

 

「あの頃かー。俺あちこち飛び回ってて携帯よりモールス信号使ってたくらいだし、あの世界の当時のアイドルなんてサコミズ以上に分からんぞ」

 

「「「「「いや防衛チームに所属してて何でそんな年代物使ってたんだアンタ!?」」」」」

 

「「「「「ていうかモールス信号使えんの!?」」」」」

 

 

 また一つ、レジェンドの謎が増えてしまった。

 ちなみにフォッカー夫妻はレジェンドがモールス信号を使えることは知っている。

 伊達に元軍属ではないということだ。

 

 

「そういやクラスと真名聞いてなかったな」

 

「んぐっ……そうだった、ごめんなさい。私はセイバー……じゃなくて何故かアサシン。真名――」

 

 

 彼女が真名を告げようとした時、ドタドタと忙しない足音が幾つも響き――。

 

 

「ハァ……ハァ……! 大丈夫ですマスター! まだ始まってこふっ!?」

 

「むしろ沖田さんが終わりそうになってるが!? 沖田さんの方が大丈夫か!?」

 

「全く、お酒が飲み尽くされてたらどうする気だったんです? 言っておきますが打首獄門じゃ済ましませんよ」

 

「お主二言目にはすーぐ酒酒じゃのー。お主のマスターである団長が『酒臭いメス猫なんざ抱きたくない』なんて言ったらどうする気なんかのおおおおお!? いきなり槍を突き刺そうとするでないわこのランサー詐欺のバーサーカーめが!!」

 

「にゃー!! にゃー!!」

 

 

 よりによってぐだぐだトリオとゼノヴィアが迷っていたらしく、やっとこさ到着したらしい。

 何でもコンビニで景虎が酒選び出して時間くってはぐれたとか。

 

 

「……あ」

 

「おや、新が……あああああ!!」

 

「よく見たら景虎に似てるな。隠し子?」

 

「にゃー!」

 

「おいコイツさっきから泣きながらにゃーしか言わないんだけど」

 

 

 ノッブこと信長に何か言われたらしくレジェンドに泣きながら引っ付いてにゃーにゃー言う景虎はさておき……何故かまだレジェンドの手を握っている彼女が景虎に似ているかもさておき!

 そんな彼女を見て沖田が叫んだまま硬直している。

 

 

「え、何? 二人とも知り合い?」

 

「貴女は河上彦斎!! 何でここに、っていうか何で団長と手を繋いでるんですか!?」

 

「……まだ私が真名名乗っていないのにバラすなんてマナー違反。さすが新選組、剣術以外ズボラ」

 

「それ沖田さんどころか新選組に喧嘩売ってますよねそうですよね斬っていいですよね斬りますから団長は離れてください」

 

「マスター、私から離れないで。たぶん、あっちはマスターが私から離れたら(マスターに)斬りかかってくる」

 

(つってもお前ががっしり俺の腕を抱え込んで離さないからどうしようもないんだが。景虎も引っ付いたままだし)

 

 

 何でディレクションルームに帰ってきたらこんな事に巻き込まれにゃならんのだ、と思っているレジェンドと一触即発状態の沖田に河上彦斎と言われた少女。

 締めにレジェンドの腰に抱きつき未だにゃーにゃー泣いてる景虎と、それを見つつ「何これどんな状況?」なノッブ。

 そしてサコミズら元からディレクションルームにいた面々。

 

 ……と、ここにきて。

 

 

「あーっ!!」

 

「うおっ!? 何だよミライ!」

 

「思い出しました! 彼女……かどうかは分かりませんけど、別の世界のマン兄さん達がいた世界にいました!」

 

「マジか!?」

 

「で、何処で見たの!?」

 

「はい、彼女なんですが、和風メイドっぽい服装で……」

 

「「「「「いや何で!?」」」」」

 

 

 ミライの記憶からようやく情報が引っ張り出された。

 何だそりゃ的な内容であったが、その後の情報が大問題だったのだ。

 

 

 

 

 

「チーフと瓜二つの男性と夫婦で喫茶店やってたんです!!

 

「マジでかァァァァァ!?」

 

 

 

 

 

 またも衝撃の事実。

 今日何度目だコレ、と思われるだろうがレジェンド絡みなら納得である。

 

 

「え、ダーリン再婚してたの!?」

 

「いやお前と死別して以来独身だぞ俺は!」

 

「はい、僕が見かけた男性からはチーフの気配全然感じませんでしたから、他人の空似で間違いないかと」

 

「じゃあ親族?」

 

「親族でそこまで瓜二つなら確実に血縁だろうが生憎と俺にそんなのはいないし、いるとしたら妻だったリリスだけだ」

 

 

 ライとかは養子だし、と付け加えたものの今までに自分以外の妻はいないと言われたリリスはウルトラハッピー状態で聞いてない。

 

 

「心配しないで。その私(?)も私じゃない、並行世界の私だから。 ……でも、それはつまり貴方と私は運命の赤い糸で結ばれてるってこと。将来は夫婦二人で喫茶店というのも私の夢の一つ」

 

「何か今日運命の人多くね?」

 

「私にとっても運命の人よ?」

 

 

 いつの間にか髪を伸ばした剣式がレジェンドの空いている片腕を抱え込んで少しむくれている。

 なお、髪を伸ばした理由は『あの子との違いを外見で表したい』ということらしい。

 

 

「ともかくそのサーヴァントは危険です。即刻退去させるのが吉です!」

 

「いや別に俺ならどうとでも出来るし――」

 

「断る。何でか人理とか抑止力とか世界の強制力がすごく弱体化したから、何処かに現界しようとしたところにようやく運命の人に巡り会えたのに退去なんて絶対しない。夫婦で喫茶店経営して子宝たくさん、この願いは譲れないから」

 

「おいサーガ、お前のいる会場にゼノヴィア共々沖田引き取ってくんない? 彦斎の方は俺がってか俺じゃなきゃ無理そうだから引き受けるし」 

 

『分かった。少し待っててくれ、先輩』

 

 

 なるべく早くな、と通信でサーガに伝えたレジェンドだが……いつの間にか「怠惰ー」や「マスターのお兄さーん!」なんかもくっついてエライことになっている。

 

 そして……。

 

 

「そもそも恋も、それに関する未来も夢見ない内輪揉め人斬りサークルの女に私をどうこう言う資格はない。ちゃんと恋愛してから出直して」

 

「ぐはぁッ!!」

 

「沖田さーん!?」

 

 

 彦斎の口撃がクリティカルヒットしたようで、沖田は白目を剥いて吐血した。

 その拍子に後ろへ倒れた際、静観してた信長に頭が激突しノッブ大ダメージ。

 

 

「あだぁっ!? 何さらす沖田いきなり頭突きとは!」

 

「ふ……ふふ……所詮私は人斬りで恋知らぬ乙女なんですよノッブ……」

 

「恋知らぬとか言う割に乙女自称してるし、もうわけわからんのじゃが!? いや何でそんなにダメージ受けとるんじゃ」

 

「というわけでこれから末永く宜しく、マスター。あと私、一夫多妻容認派だから」

 

「こっちはこっちで何か話進めてるし。儂置いてけぼり? 天下の織田信長じゃぞ?」

 

 

 ……結局最後はぐだぐだしてサーガがゼノヴィアと沖田を連れてサーガ組のところへ戻っていき、彦斎を加え歓迎会が再開される。

 

 あと麻婆豆腐が想像を超えて辛かったので、辛いものが苦手な彦斎はレジェンドに冷水をおねだりして飲ませてもらった。

 苦手なのに何故食ったし。

 

 

 

 

「寿命の問題って、辛いですよね……」

 

「そうなのよ! あの頃もどんだけ悩んだか! やっぱり貴方話が分かるわね」

 

 

 ミライとヒナコ(もしくはぐっちゃんパイセン)はお互い望んだ相手と再会出来たからかすっかり意気投合。

 サコミズも項羽と、自分がゾフィーと再会した時のことを感慨深く話して絆アップ中。

 リュウを始めとした他のCREW GUYSも初対面のウルトラ戦士達と親交を深めている。

 

 

 

 

 

 一方、美女・美少女包囲網を受けていたレジェンドはというと。

 

 

「今度ブレーザーやペンギンがこっちのサーヴァントらと交流会したいんだと」

 

「いつの間に召喚しておったのだ」

 

「何でも俺らが特殊特異点でアレコレしてる時に月王国でやらせてもらったんだと。概ね問題は無いんだが、あっちにモードレッドとかブーディカがいるらしいからなー。ローマ系サーヴァントとか円卓絡みの面々と顔合わせしないように配慮せにゃならん」

 

「あと月王国先代女王のモルガンだっけ、確か別の世界のモルガンがモードレッドの母親なんでしょ? ダーリン、そこら辺もヤバくない?」

 

「それな。ぶっちゃけ月王国のモルガンと円卓のモードレッドは、月王国のモルガンが偶然妖精國時代に別世界のモルガンの記憶を受け取っただけで何も関係ないんだけど」

 

 

 向こうはそうは思わんだろうなー、とレジェンドは腕組みしながら溜息を吐く。

 

 それから先程まで引っ付いていた彦斎らだが、各々パーティー料理に夢中で怠惰ンヌだけがそのままくっついて怠惰している。

 あと裁判長も。

 

 

 

 

 

「「バカなァァァァァ!!」」

 

「やかましい」

 

「叫びたくもなるだろう! エミヤだけだと思ったらまさかの美少女二人組を擬似サーヴァントとして呼んでいたなんて!」

 

「あんまりじゃねーかァァァ!!」

 

「しょんぼり……」

 

 

 普通に気落ちしているフェルグスはいいとして、ギャーギャー喚くマーリンとアザゼルにジャグラーの怒りメーターが上昇中。

 おまけに一緒に食事を兼ねて次の新メニューを共に考えていたエミヤの額にも青筋が浮かんでいる。

 

 

「……マスター、いざとなったら腕ずくで黙らせるべきだと思うのだが」

 

「だな。ひびきと千鍵にも迷惑だろうし」

 

 

 かなり物騒な主従だったが――。

 

 

「「「にゃんこー!!」」」

 

「「ぶべら!?」」

 

 

 マシュとひびちか(ただし千鍵はやけくそ気味)が乗った大狂乱のネコライオンに突撃されマーリンとアザゼルが吹っ飛んでダウン。

 何でかフェルグスは見逃された。

 

 

「あ、店長! 今何か轢いた気がするんですが……」

 

「いや、よくやったマシュにひびちか」

 

「御礼と言っては何だが、今度の新デザートの試食は君達にお願いしよう」

 

「ホントですか!? やったねチカちゃん!」

 

「いやそれはいいんだが、確かに今二人ほど――」

 

「「ああ、いつの間にかどっか行ったな」」

 

 

 息が合いすぎなジャグラーとエミヤに千鍵は何も言えなくなった。

 とりあえずマシュとひびきに倣って自分もネコライオンにネコカンをあげることにする。

 

 後日、広報担当のサギリによるPRで彼女らのことは一気に広まったそうな。

 

 

「それでお前はどんなマイホームがいいんだガイィ? ベッドは当然ダブルベッドだろ? ん?」

 

「それよか何でお前二人も女子高生呼んでんだ!」

 

「いいだろ、ウェイトレスだ。マシュとステラに続く看板娘、二人で一セット」

 

「なら私とトラマカスキも一セットです、ね?」

 

 

 隙あらば現れるガイの嫁(予定)兼マイホーム・テノチティトラン。

 とはいえ、彼女は実力も見た目も良いのでいよいよもってガイも勝ち組入りである。

 彼女はバニーもいけるぞ!

 

 ……そういう問題ではない気もするが、気にしてはいけない。

 

 

 

 

 

「是非この特訓はやるべきだ! まだまだ未熟だった頃の私のマスターもしっかりやり遂げられた! ということはお前達が出来ぬわけがないということ!」

 

「アホか師匠! アンタのマスターの顔色見たか!? トラウマ刺激されてスンッてなってんぞ!!」

 

「……最近はジープではなく、魔改造ガンタンクやフルアーマーなMSを使ってくるんだ……なあ、皆」

 

「「「「「……うっす……」」」」」

 

(((((うわあ……)))))

 

 

 どうやらこちらはスカサハがゲンの迫ってくるジープを真正面から飛び越えるという特訓を気に入ったらしく、意図せず胸を大きく揺らしながら推薦している。

 眼福なのだろうが、話の内容を理解すればそんなものは一時の気慰めにすらならない。

 一番いいところまで行ったゲンですら、コックピットハッチを開けたら重装備のダンに撃破されたぐらいだからその難度は推して知るべし。

 

 

「ジープなら追い回されるだけだからまだ良かった……今は武装で攻撃してくる上に空まで飛ぶし重装甲だし、そもそも大きさが段違いで飛び越えるどころかやっとの思いでコックピットに辿り着いて開いても隊長自ら攻撃してくるから手に負えないんだ……」

 

(パワーアップした特訓内容もだが、ジープ特訓がマシとか相当精神にキテるだろこれ。いや肉体的にも一般人にゃヤバすぎなんだが)

 

 

 ゲンの言葉にレイト達は力なく首肯するばかり。

 あの特訓を『まだ良かった』と称してるあたりゲンもかなり感覚が麻痺しているように見えるが。

 

 ……しかし忘れてはいないだろうか。

 

 その特訓の究極形というべきものを考案したレジェンドは、容赦なくラスボスクラスの怪獣までいる惑星にわざわざケンやベリアルを人間態して叩き落としたことを

 一応レイト=ゼロは少しマイルドにしたものであったが、それでも鬼畜の所業。

 

 ただし、考案者であるレジェンドは人間態のまま平然とそのラスボスクラスの怪獣をブチのめして調理し、食ったこともある正真正銘の化け物(チートラマン)、ちゃんと自分が出来ているため『誰にも出来ない特訓』ではないのが尚更タチが悪い。

 

 実を言うとプラズマ怪獣のハンティングで、オカ研メンバーの祐斗やクー・フーリンは割と慣れていたりするのだが……それを口にしたらまたスカサハが無理難題ふっかけてきそうなので黙っておいた。

 

 今度あのぴかぴかに頼んで師匠もその惑星に放り込んでもらおうか、などと考えているクー・フーリンなのであったとさ。

 

 

 

 

 

「エドモン父様はコーヒーだけでいいの?」

 

「ああ、十分だ。ところで渡辺綱はどうした」

 

「あっちで鬼討組の人達に勧誘されてる」

 

「逸話を知れば納得、といったところか。彼らと相まみえた鬼と、今現れている『鬼』は性質が異なるが……」

 

 

 そう言いながらコーヒーを飲む巌窟王。

 試しに光も少しだけ飲んでみたが……。

 

 

「……苦いね」

 

「ブラックだからな。お前は無理せずミルクと砂糖を入れて飲むといい」

 

 

 やっぱりまだ光には早かったようだ。

 比較的落ち着いている二人だったが、反対に……というべきか勇治軍団はかなり騒がしい。

 確かにあちらは一気にサーヴァントが増えたから仕方がない(しかも賑やか系多し)。

 

 

「お前もあちらに混ざってきてもいいんだぞ」

 

「ううん、ここがいいんだ」

 

「……そうか」

 

 

 その後、光に強請られて巌窟王はかつて自分がシャトー・ディフに投獄された時のことを話したが……彼の勿体ぶった話し方や盛り上げ方が光にかなり効果的だったようで、彼女は終始ワクワクしながら聞いていたという。

 

 

 

 

 

「さあさあマスター! 母が腕を振るいましたよ! 遠慮なくお代わりして下さいね!」

 

「い……いつの間に……」

 

「金時と金時のマスターもお食べなさい。 一家団欒、友や想い人と囲む食卓は大事にするのです」

 

「お、おう! ……すまねえな、大将にお二人さん。頼光サン、こっち方面じゃ言い出したら聞かねえから」

 

「いえ。たまにはいいですよね、こういうの」

 

 

 サッと消えてサッと作ってきた料理を出して勧める頼光にクラウドは若干引き気味。

 同じく勧められたキラと金時、ラクスに燕は割と早く慣れてしまった。

 

 問題は割烹着姿のアンジールの方だったりする。

 

 

「「「「「いや何してんのアンタ!?」」」」」

 

「アップルパイを作っていた」

 

「さも当然なように答えないでくれよ!! ソルジャーの誇り云々言ってたアンタは何処行ったんだ!?」

 

「そんなものはシナモンと一緒にアップルパイに入れてオーブンで焼いてしまったな」

 

「オオオォォイ!? どんだけアップルパイ好きなんだよ!? いや、待てよ……オーブンで一緒に焼いたってことはアップルパイ食べれば元に戻るのか?」

 

 

 何かもう色々ありすぎて、思考がおかしくなりつつあるザックス。

 ちなみに彼のツッコミはレジェンド仕込なのでかなりキレがある……つまりソルジャー組は彼がツッコミとして機能しないとカオス待ったなしというわけだ。

 

 

「それよりセフィロス達は何処に行ったんだ? 何かどの会場にもいないような――」

 

「今日は朝早くから仕事&鍛錬、明日は早朝からクエストに出発するって早退したらしいよ?」

 

「マジかよ!? ちゃっかり逃げてんじゃねーか!! つーことはシンも!?」

 

「うん、というか彼のデビュークエストみたいだし」

 

「……それじゃ、仕方ないよな……」

 

 

 何だかんだ言って、後輩の面倒見が良いザックスはエアリスの発言に黙らざるを得なかった。

 

 いや、黙ったらカオス度が進行するのでツッコミを止めるな、ザックスよ。

 

 

「やかましいわ地の文!!」

 

 

 

 

 

「さてマスター、ムーン・ドバイで大きくなった私を見てムラムラしてませんでした? まだムラムラは解消出来てないでしょうし、そろそろ宇宙をも支配するレイブラッド『ピー』を私の中にくださってもいいのでは――」

 

 

 ――ドオォォォン!! 

 

 

「純な子や小さな子もいる場で何て発言をしてるんですかこの淫乱菩薩!!」

 

「マイボーイ、日に日にコヤン君のバズーカ制裁が苛烈になってきてると思うのは気の所為かナー?」

 

「気の所為ならキアラのシモい暴走はなかったことになる」

 

「……気の所為なら良かったよネ……」

 

「全くだ……」

 

 

 溜息を吐く勇治とモリアーティ(あとひかコン)。

 キアラ的には勇治と結ばれてレイ(以下略)で常に気持ちよくなりたいようだが、ますます強固になっている防波堤(別方面暴走群ともいう)に阻まれ実現出来ていない。

 

 

「……いやアレ、本当にどうやってムーンキャンサーになってたんでしょうかね。クラスチェンジしなくても癌みたいなものでしょ、あのスケベ菩薩」

 

「知りません☆」

 

「うわ腹立つ! 私を元にしてるけど腹立つ!!」

 

「それは自分の力不足が腹立たしいということか。オレにも経験がある」

 

「カルナさんは真剣に考えすぎなんですよ!」

 

 

 BBドバイのテヘペロに苛立つBB(元祖)。

 カルナが何故かうんうん頷いているが、元来高潔な精神を持つ彼は単に曲解してるだけのような気がする。

 

 なお、シャルルマーニュ一行やアルターエゴ一同は思いのほか仲良くやっているので心配ない。

 

 

「そういやカズラドロップだっけ? アレどうなってんのかな」

 

「サーヴァントですし退去したんじゃないですか? 首を物理的にすっ飛ばされたわけですし」

 

「俺ら男の象徴をすっ飛ばされるのと同じか」

 

「ローランお前気が付いたらドヤ顔で脱いでんじゃねーっての!」

 

「ねぇねぇシャルル、僕は?」

 

「アストルフォは脱ごうとすると色々な奴が反応するのでやめなさい」

 

「ちぇー」

 

 

 地獄のセイバーとか、モロに狙ってきそう。

 それより……。

 

 

「焼きそばパン!」

 

「プレミアムロールケーキ! 勇治!」

 

「私は食べ物じゃない!」

 

「え、勇治スキーにとっては食べ物でしょ? 性的に」

 

「はくのんの精神キアラに侵食されてないかコレ!? オイ待てムジナ、ジョブ・ジューンブライドのまま私のズボンに手を掛けるな! 他の怪獣使い同盟はどうし……気絶して三段積みだと!?」

 

 

 頭真っピンクなはくのんをどうしよう?

 ついでにムジナを止めようとして倒された三人に合掌。

 

 

 

 

 

 一周回ってレジェンドがマスターとなった新サーヴァント達だが……。

 

 

「プリンが、無い……」

 

「……おにぎり、品切れ……」

 

「お姉ちゃんと冥土さんがものすごく絶望してる! って人斬りさんいつの間に冥土さんになったの?」

 

「いやイプシロンも姉同様プリン無くて彦斎の呼び方が酷くなってない? とロン繋がりの私が言ってみる」

 

「お団子はあるわ。みたらしでよければどうぞ」

 

 

 どうやら色々食べているうちに、楽しみとして後回しにしていたプリン(エフェメロス)とおにぎり(彦斎)が品切れになってしまい、落胆しながら戻ってきた。

 ついでにその頃にはレジェンドまで何処かに消えており、二人に加えて新たに増えた残りのサーヴァント(ただしリリス除く)も不満気。

 

 

「怠惰ァァァ!」

 

「やめなさい怠惰の私。もはや鳴き声みたいになってますよ」

 

「それはそうとマスターのお兄さん何処に行ったんだろ? 知ってる? 究極英雄王さん」

 

「ふはは、真っ先に我に聞くとはよく見ている娘よ。安心するがいい、単にバターケーキを作りに行っただけよ。エルキドゥもおらぬだろう。あやつは師父が作るバターケーキとあらば即座に手伝うからな」

 

 

 怠惰ンヌを諌める裁判長の傍ら、イプシロンがギルガメッシュに尋ねた結果がレジェンドは料理中とのこと。

 それを聞いたエフェメロスと彦斎は『知ってたら頼めたのに』と悔しそうだった。

 

 そしてリリスも含め戻ってきた三人。

 

 

「ただいまー」

 

「むっ! エルキドゥ、さてはつまみ食いしてきたな!? 言い訳はするなよ、口元のカスタードクリームが何よりの証拠よ!」

 

「うん、隠す必要も無いからね。しっかり味見してきたよ、『アップルカスタードクリーム』」

 

「アテシの自信作ー♪ あと協力してくれたアンジールにもあげたよん」

 

「「「「「まさかの!?」」」」」

 

 

 林檎あるところアンジールあり、と言っても過言ではなくなってきた気がする。

 彼らがバターケーキを作っている隣で、貰ったカスタードクリームを使い鼻唄を歌いながらアップルパイを追加で焼くエプロン姿のアンジールなど誰が想像出来ようか。

 

 

「待たせたな、お前達。メソポタミア最強チームならお約束、無礼講なれば『カロリーの暴力』だ! 好きなトッピングを好きなだけ使用し、思うがまま貪るがいい!!」

 

「ふははははは!! 皆がアップルカスタードを狙う中、我は王道のカスタードをふんだんに使わせてもらうとしよう、王だけに! 加えてショコラクリームとウルクストロベリーもたんまりとな! ふふはははは!!」

 

「私はこの塩!! キャラメルクリームにしましょう! あ、マスター何でもいいのでお酒あります?」

 

「塩を強調しすぎじゃないですかネコ軍神」

 

「カーマ、早く取らないと無くなる。というわけで私はバニラアイス。ちょっと贅沢」

 

「孫一殿、ちょっとと言いつつドカ盛りでござるな……拙者とコルデー殿は控えめに――」

 

「え?」←バニラクリームてんこ盛りなシャルロット

 

「!?」

 

(さて、お二人は何を――ッ!?)

 

「わぁ……! ザガート凄いです!」←林檎やメロン、ウルクストロベリーなどフルーツポンチ状態

 

「エメロードの方もなかなかだ」←バニラ・チョコ・ストロベリーアイス三段重ね

 

(((((何ィィィィィ!?)))))

 

「ふははははは!! やるではないかザガートにエメロード! それでこそカロリーの暴力というものよ!」

 

 

 予想外の二人が豪快なトッピングしていることに驚きつつ、その輪に加わらなかったエフェメロスの達のもとへレジェンドとプーリン、リリスが何かの乗ったカートを押しながらやってくる。

 

 

「バターケーキは好みじゃなかった……というわけではなさそうだな。今食べたいものは違ったというところか」

 

「……そうよ。私が食べたかっ――!?」

 

「そう思って普通のプリンと焼きプリンの二種類を持ってきた。あとはバターケーキより種類は減るが、プリン用のトッピングも」

 

 

 そう、トレーの一つには大量のプリンと焼きプリン、それに対応したトッピング各種。

 

 

「あと飯の方が良い場合に備えて、本格メニューではないが様々な具材のおにぎり」

 

「!!」

 

 

 同じくトレーの一つには大量のおにぎり(レジェンドセレクトのハズレなしランダム具材)。

 

 

「更に酒以外のドリンク色々。専用のトッピングとしてアイスとかもある」

 

「怠惰用ドリンク!?」

 

「怠惰用というわけではないでしょう」

 

 

 クリームソーダとか作れるようにトッピング付きのドリンクサーバー。

 

 

「締めにあっさりめが食べたくなった時のための和菓子セレクション。部屋へのお持ち帰りも可能だ」

 

「あら、こんなに……」

 

 

 保存も効く饅頭などの和菓子が詰め合わせ状態で大トリを飾る。

 

 その一角だけでお茶会出来そうなレベルの種類と量が揃えられていた。

 

 

「新入りの歓迎会なのにダーリンが放ったらかすわけないっしょ〜? あ、一応アテシも新入りだっけ」

 

「楽しみにしていたプリンを食われた時の怒りは俺も理解出来る。ちなみに俺はまた脱走してきたイシュタルにまたプリン・ア・ラ・モード食われた。あの駄女神め」

 

「懲りないねぇ、彼女も……」

 

 

 ぶちのめす、と決意の炎を燃やすレジェンドに同情するプーリン。

 さしものリリスもイシュタルに同情……するはずがなく、御愁傷様〜と思いながらリリン達にバターケーキを分けていた。

 

 

「これ……私達のために、わざわざ……?」

 

「んー、それもあるが……何か握りたくなったから寿司より握り飯作った」

 

「ふふ……何それ」

 

 

 彼女らを代表して彦斎がレジェンドに尋ねると、レジェンドはおにぎりを作る仕草をしながらあっけらかんと答え、その様子に彦斎も笑みを零す。

 既にメロイプ姉妹はプリンをトッピングして食べるのに夢中、怠惰ンヌはジョッキに注いだメロンソーダにアイスとウエハースブチ込んでてコーラフロート作ってた裁判長に対抗し、剣式はお団子とお茶でのんびり……かと思ったら空き皿の数が半端ない。

 

 数人だけなのに賑やかな声が聞こえたことで他所からも少しずつ集まってきた。

 

 

「ああっ! 彦斎、貴女だけなんでおにぎり独り占めしてるんですか!」

 

「これはマスターが私にくれたものだもの。 ……うん、これ以上ないくらい愛情を感じる」

 

「う……ううう……! マスター! マスターのマスターに私達もおねだりしましょう!」

 

「いやサーガ様にねだるとかユウキ先輩やアカネ先輩、それに師範から怒られそうな――」

 

「それよりマスターがゲシュタルト崩壊してない?」

 

「メロちゃんイプちゃん、我もプリン欲しい」

 

「……仕方ないわね、普通のと焼いてるの一つずつだけよ」

 

「わーい」

 

「お姉ちゃんがお世話に来ましたよー!」

 

「このバカ姉、じゃなかった姉バカ聖女力強っ!? アンタ筋力Bじゃなかったの!? 私のが筋力高かったはずだけど!? 何で私が引き摺られてるのよ!?」

 

「これです!」←お姉ちゃん時・筋力A+++

 

「はあ!?」

 

「た……怠惰ー」←現実逃避

 

「な、待ちなさい怠惰の私! 意識をしっかり持ちなさい!」

 

「やだー!」

 

「賑やかね。あの子の中で眠っていた頃はこんなことを経験出来なかったから、何か新鮮だわ」

 

 

 剣式が彼方此方で起きる喧騒を眺めつつ笑う。

 

 別の方へ目を向ければ。

 

 

「何かミライ、変わったよな」

 

「成長したってこと? そりゃそう……」

 

「いやそっちじゃなくて……」

 

「「「「?」」」」

 

 

 リュウが指差した方向にマリナ達が目を向けると、かつてない真剣な表情でカレーの入った鍋をかき混ぜるミライの姿

 しかもスパイスの種類が尋常ではなく、ストップウォッチまで用意して量すら完璧に測っていた。

 

 さすがウルトラマン最強のカレー好き。

 

 

「あれはスパイスを完全に熟知した、正に熟練のカレー作りの目だ。どうやらミライは我々が知らぬ間に驚くべき成長を遂げていたらしい」

 

「「「「「とんでもなく大仰な説明しないで下さい隊長」」」」」

 

 

 所謂ゲンドウポーズで今のミライを評したサコミズに隊員一同冷静なツッコミ。

 

 なお、そうして完成したカレーはCREW GUYS全員が感動するくらい美味かったという。

 

 

 

 

 ――英霊の座――

 

 

「あ……あああ……! スパイスの質や量までこだわった、カレーを愛する者なら一度は食べたい伝説の『メビウスカレー』……! 何で、何で私は見ていることしか出来ないんですか! 隣の怪生物はこれ見よがしにカレー食べてるし!!」

 

「ぬぁ?」

 

「事象の地平に行ってください!!」

 

「人の心ォ!!」

 

 

 

 

「俺のヒートライオォォォ!!」

 

「やったー! お姉ちゃん、マスターのお兄さん! 私勝ったよー! サイバー・エンド・ドラゴンもお疲れ様!」

 

「パワー・ボンドだけで良かったろ……そこからリミッター解除いらなかっただろ……」

 

「イッセーしっかりして! 何かもうテンプレ台詞出てたからまさかとは思ったけど!」

 

 

 何故か始まっていたデュエルでイプシロンが一誠をオーバーキル。

 誰だあの娘にサイバー流仕込んだの。

 

 ちなみにタイタスもエースモンスターである『マスターモンク』を「グォレンダァ!」で他のモンスター共々撃破、敗北した。

 

 

「そういや一誠が負けた以上、ここいらでメリュジーヌが乱入してきそうなもんだが」

 

「あっちで裁判長の『どんな気持ちですか?(時械神)』デッキに惨敗してたわよ」

 

「その前は剣式のブラック・パラディンでコテンパンにされてたし」

 

「後者なんてドラゴン族特効だろ。何で挑んだつよつよドラゴン(自称)……」

 

 

 メロイプ姉妹にメリュジーヌの現状を聞き、額を押さえるレジェンドだが……裁判長と剣式にそんなデッキ組ませた本人であるレジェンドも大概である。

 

 この事を惑星レジェンドにある友人の店の副店長に伝えたら「今度新弾のカートンを持っていった時に是非デュエルさせてくれ、レジェンドじーちゃん!」と嬉々として言われてしまった。

 ……まさかとは思うが、オリジナルの三幻神突っ込んだデッキで来ないか不安である。

 

 

 

 ――この後、大規模特殊特異点が発生してレジェンドや一誠ら何故かデュエル組に、その副店長も加えて大所帯で特殊特異点修復に奔走することになり……帰るときには「全速前進DA!!」に「城之内ファイヤー!!」を始め色々増えてしまうことを誰も予測出来ていなかった。

 出来てたまるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「声的に私が活躍出来そうな大規模特殊特異点! ならば私の実力を示すことで同行許可されるかもしれない!」

 

 

 そう意気込むマーリンだったが……。

 

 

「殺れ、『竜儀巧(ドライトロン)―メテオニス=DAD』」

 

「それはあんまりじゃないかなあああ!?」

 

 

 挑んだ勇治の機嫌が悪かったからか、使用してたデッキの切り札(攻守5000の儀式モンスター)のダイレクトアタックでブチのめされた。

 

 そもそも、ウルトラ騎空団にはそこで声的に活躍出来そうなのは多い。

 ゼットなんて相棒キャラどころか主役張ったぞ、マーリン。




安定のマイペースサコミズw
こんなんレジェンドとセットになったら半端なブレーキ役じゃ止められんわ。

ハーレム作ってる連中が多い本作中、一番平和なタイガ。
バディの一誠はしょっちゅうカリバーされてるのに。
レジェンドや勇治なんて振り回されてるのに。

本作の超ウルトラ8兄弟時空、別世界のレジェンド(のそっくりさん)は変身しないけどFGO河上彦斎(のそっくりさん)と子沢山幸せ夫婦で喫茶店経営してました。
お隣さんはジャグラー(のそっくりさん)夫妻の弁当屋なので家族で付き合いがあったとか。冥土抜刀!

最後のは新シリーズ、とかいうわけではないので、詳しくやるとしたらダイジェストになります。

ちなみにそこの店長はご存知の副店長の祖父でレジェンドの親友の一人。
副店長も幼い頃から面倒を見てもらったのでもう一人の祖父といった感じで懐いてて尊敬してます。
なお、副店長はATM。AIBOはサーヴァントとして来るか……?


ではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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