ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
ある程度スッキリしたので本編いけそうなのですが、また仕事が忙しくなりそう……しかも個人的にキツい夏なのでどうにかモチベーションある時に書かんとしばらくダウンするだろうし。
自分のプレイしてるゲーム、何故に夏から秋にかけて周年が多いんだ。
○レジェンドさんちの……
「誰に着せ替え買ってやろうかな……」
「アズレンか! アズールレーンなのかー!!」
「師父よ、そこはセイバー(※レナウン)に買ってやるのはどうだ?」
「あいつに着せ替えあったっけ……?」
「ギルガメも推すなー!!」
「やかましいわバカトリアめが! 我の秘書艦は初めてから常にセイバー(※レナウン!)よ!!」
「ちなみギル、もしケッコン衣装追加されたらどうする?」
「調整して間近で見れるようにするのみよ! 最近ではLive2Dではケッコンしていると結婚指輪までしているからな! リトルもいるのだ、そろそろケッコン衣装が出ても良いではないかー!!」
「うがーっ!!」
※この後、偶然聞きつけたモルガンとスカディ、プーリンらがハベにゃん作のケッコン衣装を持参して突撃してきた。ちゃっかりハベにゃんも混ざってたのは御愛嬌。
それではどうぞ。
「卯ノ花、師父はどうだ!?」
「非常に危険な状態です。何故こんな……」
「卯ノ花殿、俺達に出来ることはないか!? お館様がこんなことになっているというのに、何もせずにはいられん!」
「あう、あうあうあう……レジェンド様……」
「大丈夫ですよマスター、お姉ちゃんも全力を尽くしますから」
「我が夫、我が夫……!」
「レジェンドさん、貴方は何故そこまで……
ポーション・ハイポーション・エクスポーション・エーテル・エーテルターボ・エリクサー・ラストエリクサー・オールポーション・エリクシールハーフ・エリクシール・クリアハーブ・黄金の果実etcをちゃんぽんしてまで仕事しようとしたんですか!?」
――セフィロスの言ったように、レジェンドは自分に必要だろうものを全て取り込みまくり……溜まりに溜まった(大多数から押し付けられたやつ、自分のじゃない)仕事を超速で終わらせ、盛大に虹を吐いてブッ倒れた。
虹が出来たわけではなく、ガチで虹を吐いたのだこの最高位光神。
あまりの様相にギルガメッシュ、卯ノ花、杏寿郎、アーシア、ジャンヌにモルガン……そして締めのセフィロスの指示により、他の者も総動員して急遽ウルティメイ島の別荘にレジェンドを運び込むことになるのであった。
☆
「これで一先ず安し――」
「がぼっ!!」
「「「「「――んじゃなかったー!!」」」」」
白目を剥いて無意識に咳をしつつ、定期的に虹を吐くレジェンドの様子は明らかに異常。
そりゃあんだけ複数の回復アイテムを一気に服用すれば副作用的なもので虹を吐くようになってしまう――。
「わけねーだろ!!」
ロイ・フォッカー渾身のツッコミ。
現在レジェンドは気を失ったまま、心配するカーマとプーリンに支えられながら上半身を起こされ、同じく心配する千代女・コルデー・蛍の三人に背中をトントンされてまだ体内に残留しているだろう回復薬を少しずつバケツに吐き出させられていた。
ザガートとエメロードは、効果があるか定かではないが協力してレジェンドへ痛みを和らげる魔法を掛けておく。
ここにいない景虎とエルキドゥとイノーバは鬼灯協力のもと、やらかした光神連中を折檻の為に日本地獄へ出向中。
エルキドゥは「ついでにイシュタルも暫く地上に出られなくしとくね☆」と青筋をいくつも浮かべた笑顔で、そしてイノーバなど「我らが大主に異常な量の仕事の押し付け……あいつらマジで死ね」と暴走一歩手前な殺気マシマシで呟く程。
なお、景虎はいつも通り……レジェンドというブレーキがいなくなったから止められるか不安だし他の面子も止めてくれるか分からないけど。
ピカチュウとフォウくんはレジェンドの癒やし担当。
マーリンのちょっかいからご主人を守るのもこの子達のお仕事です。
「本来ならば面会謝絶で絶対安静……なのですが、見ての通り今のレジェンド様は相当危険な状態です。峠は脱したとはいえ、レジェンド様自身の存在の在り方や特性のお陰で死なない……つまり延々と地獄の苦痛を味わっていることになります。その結果として苦痛と怒りのあまり暴走しないとも限りません」
「ええい、光神というが神より怠惰な馬鹿者が大半ではないか! 最近はファミリアとやらを持っていたという神ヘスティアの旦那やブラック企業で鍛えたというペンギン、そしてそれぞれの部下が有能だから一安心だと師父が言っていたが……他のダメ光神の無能ぶりに拍車がかかっているぞ!!」
「すまない……いざという時はちゃんとやる奴らなんだが、どうも『いざという時』の範囲が狭いらしい。あと根本的にダメな奴は大抵ダメ光神が採用した連中だ」
サーガも師として父として育ててくれたレジェンドや、本気で彼を尊敬し力になろうとしている光神や光神候補は大切だ。
……が、近年無能が増えてきたので一度大粛正を実行せねばならないとスペドラ共々思い始めている。
正直、とんでもなく多くとも最初から仕事の量が判明している方がレジェンドやサーガとしてはやりやすい。
急に変な増え方しないし、ペース配分も考えられるし。
「Uスペリオルドラゴン様は?」
「今回の書類で目立っていた名前の光神達を強制召集し、最後通告を行なったそうだ。しかも『今後一度でも父上に仕事を押し付けた場合、光神格永久剥奪並びに一般人転生。尚且転生特典無し、鍛えても普通よりほんの少し上の能力までしか育たないようにする』とまで言ったという。あいつも相当腹を据えかねていたらしい」
なにせUスペリオルカイザーの姿で威圧しまくりながら怒気全開で語気を強めながら告げたとか。
反省の色があまり見えない者もいたので、神剣一閃……普段は絶対やらない彼が、見せしめとして一光神のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を斬り飛ばして消滅させた。
何この【レジェンドエリア】トップ3、揃いも揃って股間への攻撃に容赦が無いんですが。
「何にせよ、ウルトラ騎空団は暫し師父抜きで回すしかあるまい。それから師父のサーヴァントや卯ノ花達は師父の看病並びに監視だ」
「え、監視?」
「うむ。もし師父が意識を取り戻したとして、また仕事しだすのは目に見えて明らか。しかし過労死した経験もある我と違い、師父は過労死はなく極度の過労苦になるということが判明している以上、下手に仕事をさせて元の木阿弥など笑えん」
このワーカーホリックぶりはぶっちゃけ他の仕事をしない光神が原因なわけだが……兎にも角にも、今回ばかりはどんな手を使ってでもレジェンドを休ませなければならない。
レジェンドを一人にすると確実にまた仕事しだす為、レジェンドが心を許している面子で看病し仕事する暇を与えないようする意味で監視というわけだ。
かくして、レジェンド抜きでウルトラ騎空団を運営することになったのだが……。
彼らは知る。
レジェンドが普段どれだけハードワークで、それでいてあんなに平然と出来ていたのがおかしいということを。
☆
――団長代理・シエテ――
「シエテさ〜ん! こっちの依頼もお願いします〜!」
「はいはいお任せ……って何この量!? レジェンドちゃんいつもこんなの捌いてたの!?」
「すみません〜……レジェンドさんが動けないということで、ウルトラ騎空団指名の依頼は制限させてもらっているんですが……」
シェロカルテの申し訳無さそうな感じからして、これでもかなり減った方のようだ。
シエテは顔を真っ青にしつつ引き攣らせ、どうやってこの量を消化するか必至に考える。
(そういえばレジェンドちゃん、一晩で複数かつ距離あるマフィアをまとめて潰したとかそんなことしてたよね……つまりレジェンドちゃん一人でこれ以上の依頼の大半解決しちゃってたってこと!?)
恐ろしいことに気が付いてしまったシエテ団長代理。
『涯ての力』を使っても捌き切れない量を常日頃から当たり前のようにこなしているレジェンド。
もうこの時点で色々ダメだった。
「……ってなわけで、皆で協力してこれをどうにかしようと思ってさ」
「「「「「分厚さ半端ないんだけど!?」」」」」
「いや、レジェンドちゃんはこの五倍を一人でこなしてたらしいよ。ホントどうなってんの彼……」
「影分身をフル活用、遠隔で終わらせられそうなのは遠隔で、マルチタスク全開の超光速同時進行でやってたみたい。いやー、束さんもビックリだよこれ。プログラムの打ち込みでこの量の五倍なら私もチョチョイのちょいだけどさ、護衛・調達・配達・捕獲・建築・解体・設計・殲滅なんかも一人でやってたんだよ」
「最後だけ滅茶苦茶物騒なんですが!?」
むしろ殲滅を一人でってどんなクエストだ。
とはいえ、今あるものはしっかり騎空団全体で協力すれば全然終わらせられる量だったりする。
「……でも、いつもレジェンドさんが頑張ってくれてたから、私達はあんなに余裕があったんだよね」
「「「「「あ……」」」」」
アズが零したその一言で皆が気付く。
言われてみれば自分達がバカンスしたいだとか言った時もぶつくさ言いつつレジェンドは了承してくれていた。
自分は仕事、と集まり自体にはあまり参加しなかったがこの量を陰ながら一人で捌き続けていたならば納得。
更にここであるもの達が声を上げた。
「ヤプール、ウルトラ騎空団の催しに参加した者達へ依頼解決に助力するよう打診しなさい。そもそも我が月王国、我が夫の尽力あってこそ成立したようなもの。だというのに此度我が夫が倒れた一端は私達にもあるなど、恥さらしもいいところです」
「ゼウスです。ここは一つオリュンポス組が本気を出すところだと思うので、月王国同様催し物参加経験がある者はウルトラ騎空団のお手伝いに参加。エウロペとアデーレはレジェンド様の看病お願いね」
「「「え、私達は!?」」」
「アフロディーテとデメテルとポルクスはお手伝い組。特にポルクスはカストロのブレーキ役もあるから」
「そんなーっ!!」
「ふむ……私の立ち位置は北欧の母。我が伴侶たるレジェンドはお父さん的ポジション……して、母は子や夫の看病をよくすると聞く。つまり私は我が伴侶の看病をしなければならぬということだ。ワルキューレ達、騎空団の手助けはお前達に任す」
「「「えええええ!? 私達もレジェンド様の看病したいです!!」」」
そう、レジェンドと関わりのあるウルトラ騎空団協力者が自ら名乗り出てくれたのだ。
結構な数がレジェンドの看病をしたいと言っていたが、そこらへんは卯ノ花達に任せればいいだろう。
いよいよ本格的にレジェンド抜きでの騎空団活動が始まった。
――書類整理班――
「いや待ってライ君モニカさん早い早い早い!?」
「「え?」」
「その『これぐらい普通でしょ?』みたいな顔やめて!? 当たり前にそんな速度出してるけど明らかに他の皆と三倍以上早いからね!?」
カルデアではドクターという立場だったからという理由で書類整理班に回されたロマニ、及び他のメンバーは元々書類整理の機会が多かったライとモニカ(レジェンドのことを聞いて休暇を貰い、米花町からすっ飛んできた)の作業速度に唖然。
「いやまあ、僕もモニカも立場上書類整理しないとダメだったから。それでも父さんは異常だと思うけど」
「私も。しかもラウンズ時代は他のラウンズにも回さなきゃいけない書類とかもあって凄く面倒だったの。極秘資料とかで直接手渡しだから、態々その人のいる国まで飛ばないといけなかったりするし……」
「ライ君はまあ分かるけど、モニカさん随分とブラックな職場だったんだ!?」
モニカいわく「華やかだと思われてるラウンズだけど、余程じゃないと後々後悔する」とのこと。
故に彼女もライ同様レジェンドの状態を見過ごせなかった。
二人揃って『虹って吐けるものなんだ』と思ってしまったのは秘密。
他にも、とある縁でライとモニカの専属サポーターとなった元ファウンデーション王国のイングリット・トラドール。
彼女が程よいタイミングで書類を回してくれるため、実にスムーズに仕事が進む。
「ライ君いいなあ……両手に華じゃないか」
「そういうロマニさんはソロモン時代ハーレム作ってたじゃないですか」
「でもボクの方はボク自身じゃなくて『ソロモン』として見られてただけで、本当にボクを見てくれてたのは一人だけだったからさ」
「一人でも本当に自分を見てくれてる――それって幸せなことだと思いますよ」
そうだね、と柔らかく笑うロマニ。
もはや千里眼による未来視をして、一人で準備し立ち向かう必要はない。
ソロモンであっても『ソロモン王である必要』はないのだから。
「っと、漸く一段落つきそうだ。とりあえず一度休憩にしようか」
「そう言うと思って紅茶と茶菓子の用意も済ませておきました」
「「「「「天使かっ!!」」」」」
「え?」
絶妙なタイミングで出されたそれに、ロマニ含む書類整理班は涙する。
オルフェの一番で在りたかった頃はあまり気にしなかったイングリットだが、バビロニア島に来てからは他者からの感謝が心地良いものと再認識出来た。
少し前にオルフェから連絡が来て、あちらも新しい場所で楽しくやってるらしい。
自分そっくりの彼女が出来たと聞いたときには顎が外れかけたものだが、名前がイングリット・『ハイバル』と知らされてから並行世界の自分なのだろうと確信。
だからといって別にどうしようとも思わないし、末永くお幸せにと願うだけだが。
直属の上司がペンギンとか言われ度肝を抜かれたものの、こちらもこちらでにゃんこやらポケモンやらがいたのですぐ持ち直せた。
そういえば、彼らにとっての上司な光神が無能かつモラハラ気質なのでペンギン達と一緒に近々逆襲してやると言っていたようなことをイングリットは思い出す。
「もしかしたら……」
「ん? イングリット、どうかしたの?」
「ライ、エルキドゥさん達の連絡先分かる? 家族が働いてるところと、今回の件で連携がとれるかもしれな――」
「はいこれ、ギル兄さんとエルキドゥさんの連絡先」
「「「「「早ッ!?」」」」」
レジェンドが絡むと知るなり、すぐさまイングリットに連絡先を開示したライ。
どうやらレジェンドの家族思いは良い感じに伝染しているようだ。
『む、貴様は噂の新顔か。ライあたりから聞いたか、我に直接連絡してくるとは中々の胆力よ。良い、何用か聞いてやろう』
「ありがとうございます、ギルガメッシュ王。要件なのですが――」
『――ふははははは!! 成程そう来たか! 良かろう、エルキドゥにはこちらから伝えておく! ペンギンとその部下については我も聞き及んでいる。幸いエルキドゥ以外の二人がやたら荒ぶっていてな、景虎はともかくイノーバめにはいいガス抜きとなるであろう。貴様の家族へも即刻連絡してやるがいい』
連絡したギルガメッシュもノリノリでゴーサイン。
この後、こっそり持ち出してきていたブラックナイトスコード カルラを(アウラのくしゃみで吹っ飛んで他のブラックナイトスコード諸共一度ブッ壊れた為)改修した『ナイト・アストレイ カルラフレーム』で出撃したオルフェ&ペンギン(イングリットの代わりに相乗り)を中心に『無能モラハラ連中に天誅! 光神下剋上連盟』の大規模クーデターが勃発。
レジェンド達に仕事を押し付けていた連中を根こそぎ神格剥奪して下界に叩き落としたそうな。
――クエスト班・討伐――
「あんな見た目だけど強敵だ! 油断するなよ、ダ・ガーン!」
「無論、全力で望ませてもらう!」
一誠に変身してもらい巨大化したタイガとダ・ガーンXが揃って相対しているのはゲンことレオも戦ったことがあるロボット怪獣・ガメロット。
空の世界にも宇宙にサーリン星があるのかは不明だが、突如飛来したそれを迎え撃つべく一誠とトライスクワッド、並びにそのサーヴァントや関係者が今回の件に抜擢された。
「せめてアレに飛行能力さえ無ければ私の冥界に落としてどうにでも出来るのだけれど……」
「タイガの言うように見た目からは判断しかねますが……装甲も思ったより厚そうです。私の宝具でも抜けるかどうか……」
「ふふん、ならここは僕の出番だね。僕最強だし」
「装甲を抜けなくてぽ〜んと飛んでいく気がします」
エレシュキガルとセイバーアルトリアまでならまともな意見であったが……メリュジーヌと清姫の会話でシリアスが何処か行きそう。
「ぬうう! 私の肉を持ってしても少しの時間稼ぎさえ出来ないとは、恐るべきパワー!」
「かなり頑丈な鎖を使ったのですが、ああも簡単に引き千切られるとは思いませんでした。僕達にとっては分が悪いタイプの相手です」
小太郎はいいとしてレオニダスは……と思うだろうが、彼もちゃんと仕事をした結果があの台詞なのである。
飛来したガメロットを高台の森に隠れて様子見し、一般人に危害を加えようとしたガメロットの腕を小太郎の用意した鎖で縛りレオニダスが引っ張ることで食い止めようとしたのだ。
一瞬止められたもののすぐに引き千切られてしまったが、その一瞬でタイタスとフーマが一般人を抱えて離脱。
彼らはしっかりと役目を果たしていたので、これはむしろ褒められるべき功績だろう。
実際、レオニダスも小太郎もそれぞれのマスターから称賛されている。
「小太郎殿、先の鎖かそれに似た道具はまだありますか?」
「はい、もう一つだけですが」
「エレシュキガル殿、アルトリア殿! 御二方の御助力が必要です! どうかマスター達のためにも!」
「お任せなのだわ!」
「それで、私達は何を? ……あと、あの二人は」
「仲良く喧嘩してる……という表現は些か意味不明かもですが、とりあえず放置しておくのがベストでしょう」
レオニダスも他のメンバーも、メリュジーヌと清姫はスルーすることに。
結果だが……タイガとダ・ガーンXによるブーステッド・ストリウムブラスターとブレストアースバスターの合わせ技でトドメをさして勝利した。
その過程で、エレシュキガルが冥界に落とす準備を済ませた後にタイミングを見計らって再度レオニダスが小太郎の用意した鎖でガメロットの動きを止め、そのスキにエレシュキガルが冥界へとガメロットを落とし――アルトリアのエクスカリバーにてガメロットの腹部のコンピュータを破壊し大幅に弱体化させたのだ。
ついでに何故か清姫の炎を受けたメリュジーヌがダメ押しでガメロットの腹部を貫通。
正しく参加した全員が一体となって成功させた討伐となった。
「レオニダス! ナイスバルク!」
「マスターも、ナイスバルクでしたぞ!」
「なあ小太郎、今度忍具の作り方教えてくんね?」
「勿論です。代わりと言ってはなんですが……光刃手裏剣のコツなんかをご教授頂けたらと」
「おかげで助かったよ。やっぱり冥界はエレシュキガルの独擅場だな!」
「そ……そんなに褒められるのは慣れてないから……あうあう……」
トライスクワッドはほのぼので良い感じ。
一誠ラバーズ側も今回は一致団結したのだから多少は――。
「レオニダスから声をかけられたのは私ですし、一番最初にそこを狙ったのも私です。つまりMVPは私ということですね」
「何言ってるの? 確かに直撃して破壊はしたけど僕なんか貫通だよ貫通。ダメージMVPは僕だから」
「そのダメージは私の炎あってのものだと思いますが。いざとなればアルトリアさんの方に付与することも出来たし、妻とは内助の功を優先するもの。夫であるますたぁの出番を食ってまでやるべきではないのでは?」
「「「むううう!!」」」
――駄目だった。
(日に日にレジェンド様の気苦労が分かっていく……そりゃハードワーク+毎日修羅場じゃ虹だって吐いちまうよな)
吐きません。吐けません。普通は無理です。
一誠は並行世界で「ハーレム王に、俺はなる!」とか言ってるだろう別の自分に「じゃあ毎日嫉妬やとばっちりでガチの攻撃受け続けてみろよ」と言いたいと思う。
世の中には「皆! 俺のために争わないでくれ!」なんて言葉一つで止まるハーレムの争いの方が超激レアなのだと、未だ眼前で言い争っている三人を見ながら途方に暮れる一誠であった。
あと、結局巻き込まれて最後にカリバーされるのもお約束。
――クエスト班・採取――
「姉様、こっちは済ませたわ」
「オッケー、やっぱり早いわね沙耶」
「こちらも完了だ。しかし……ガウェイン元団長、申し訳ありません。手伝って頂いて」
「気にするな。俺もウルトラ騎空団の一員である以上、動かなければならないのは当然だ。それに俺自身にとって、長らく団長達を困らせていたことへの罪滅ぼしでもある」
現在、とある森で月王国の面々とウルトラ騎空団の団員が協力して各種素材や依頼品の採取を行っている。
意外にもスレッタとラスプーチンも真面目に……と思ったら『新種のスパイスの原料になるものが見つかるかも!』などとやっぱり麻婆絡みであったことにアムールが落胆していた。
「ふむ……次は……あちらですね。出番ですよ、ティンタジェルの猪」
「その呼び方はやめてもらえますか脳内レジェンド真っピンク女王」
「我が夫のことを想い続けることの何がいけないと? ああ、お前は我が夫よりも食べ物の方が大事だから仕方ないということか。パートナーの座が私に変わるのも時間の問題だな」
「愛の重さでレジェンドに迷惑がかかっていることに気付いていないんですか? 大切だからこそ一歩引いて後ろからフォローするんです。レジェンドのパートナーの座が貴女になったとして、その頃にはレジェンドが私のダーリンになってますよ」
「……いいだろう、白黒ハッキリさせてやる」
「……上等です、泣かせてあげますよ」
だから何でレジェンドというブレーキがいないのにこの二人を一緒に組ませたんだよ。
更に問題は続く。
月王国というからにはコイツを忘れてはならない。
「いや〜なかなか見つからないものだね。結構腰にくるよ」
「ったく……腰を痛めるのはこう、夜の運動をしたときとかになりたいよな」
何やら匍匐前進してるマーリン……と、アザゼル。
アザゼルお前なんでこっちにいるんだ。
そして二人のその先には――。
スカート履いている沙耶とバーヴァン・シー。
もうお分かりだろう、この二人が何をしようとしているのか。
((もうちょっと……もうちょっとだ……!))
正直フォウくんが見たらブチギレること間違い無しの光景。
アザゼルもそうなのだが……彼がここにいるということはサーヴァントであるフェルグスもいるはず。
そんな彼は何をしているかというと……。
「力仕事なら任せてもらおう。ここは俺の『男らしさ』をアピールする場面だからな」
ニッと笑い丸太を幾つも両肩に担いで悠々と歩くフェルグス。
下心はあれど、健全かつ立派な魅せ方でよろしい。
現に男女問わずフェルグスを尊敬の眼差しで見ているものがそこそこいる。
(今こそ女王陛下の下着を――!)
(赤い嬢ちゃんの下着はどんなに過激な――!)
マーリンとアザゼル、欲望に忠実な二人の魔の手がモルガンの愛娘たる沙耶とバーヴァン・シーに迫る――!
ぶすり。
何かがマーリンとアザゼルの尻にぶっ刺さった。
「いや、すまんな武蔵。何やら俺の前に怪しげなケツがあったから曲者だと思って剣をぶっ刺してしまった」
「いえいえー、ゼロガンダムさんと同じように私の目の前にも不穏な空気を醸し出してる尻があったので刀をドスッといっちゃって」
「「ア゛ッ――!!」」
片やアザゼルのブレーキ役(?)なゼロガンダム、片や沙耶のサーヴァントな武蔵。
お仕置きとしてものの見事にアザゼルとマーリンは二人の剣と刀をぶっ刺されたわけである。
さらに――。
「我が娘二人に狼藉を働こうとしたスケベ共は案の定貴様らか」
「丁度いいので私達のストレス解消に付き合ってもらいます。もちろん、下世話な話ではなくガチバトルですよ」
「ちょ……ちょっと待ってくれ、弁解もだが今ケツが……!」
「先代女王陛下、キャスターなアルトリア……ここは穏便にいこう……さすがにこの状態では……」
ドスゥッ!!
「「ぎゃあああああああ!!」」
森に断末魔の叫びが二つ、木霊する。
なお、フェルグスは少しずつ株を上げていた。
☆
――レジェンド看病班――
「漸く落ち着きましたね」
「エルキドゥやイノーバは良しとして、あのネコ軍神……ちゃんと仕事してくるんでしょうか。マスターさんに仕事押し付けて遊び呆けてるバカ共を野放しにするようでしたら禁酒令出しますよ、私」
レジェンドが規則正しい寝息を立て始めたのを確認してアデーレは一安心した。
その隣でカーマがお仕置き係としてエルキドゥやイノーバと共に日本地獄へ行ってる景虎を懸念する。
「フォウフォウ」
「ピーカ」
専用の冷えピタをレジェンドの額に貼るフォウと、汗を拭くピカチュウ……先程森で尻を連続でぶっ刺されていた二人は二匹を見習うべきだと思う。
しかし、やはりレジェンドが目を覚ました時に仕事を求めて暴走しないかが一番の問題。
連中は溜めに溜めたものを押し付けてくるから尚の事。
「……送ってきたら燃やしちゃおっか」
「アマリ!?」
「さ、さすがにそれはマズいと思う……」
普段は常識的なだけに、キレかけているアマリの発言にルリアやアズは勿論、一緒に看病しているエウロペやスカディも引くぐらい真実味があった。
一応、光神というとんでもない立場の仕事だから内容的にはヤバいっちゃヤバいのだが……ぶっちゃけ連中の仕事がおざなり過ぎて、レジェンドが全部把握してしまっているので実はアマリが燃やしても然程困らなかったりする。
「ここまでくれば、あとは自然と回復するでしょう。私としのぶさん、それから御門先生のうちの一人と、それ以外に二人……三人一組でローテーションにします。レジェンド様が目を覚ましたとき、多くの者に囲まれているとそれはそれで逆に自分を責めてしまいそうですし」
「フォウくんとピカチュウは別枠だからね」
涼子の付け足しに二匹は嬉しそうな声を上げ、残るメンバーでローテーションを組み看病を再開。
そして数時間後、夕食前――。
「う……」
「……! 皆さん、レジェンド様が!」
アーシアの声に反応し、一通りローテーションを終えて再度出番待ちだったメンバーが一斉に押し掛けてきた……が、卯ノ花の無言の笑顔で制止。
理由は彼女が言ったとおりである。
「俺は……」
「レジェンド様、御自分がどういう状況か理解出来ますか?」
「卯ノ花……ああ、どうも栄養がありそうなモノを片っ端から取り込んでブッ倒れたのまでは覚えているが……」
「ふぅ……記憶障害を患ったりは無さそうで何よりです。では、体に異常を感じますか?」
「……少々気怠い」
「今まであまり寝ていなかったのに長く寝たからでしょう。光気等は十分に補充出来てるはずですから、じきにそれも無くなります」
「すまん、迷惑をかけた」
「ええ、物凄く」
にっこりと笑う卯ノ花に、さすがのレジェンドも今回ばかりは反論出来なかった。
だが彼女がそう思うのは彼が倒れたからではない。
「何度も何度も仕事をし過ぎと忠告していました。貴方の仕事の溜めすぎであれば自業自得ですが、そうではないし立場上看過できないものであることも分かります。しかし、貴方がそこまでしてやる必要も無いのですよ」
「言ってもやらんなら俺がやるしかあるまい。【エリア】全土を把握出来ているのは俺だけだ」
「ええ、それも重々承知しています。ですからやらかした連中にはそれこそ自業自得な目にあってもらい、その穴をレジェンド様だけでなく真面目な方々で分配すれば良いのです。それに、その方々にこなしてもらっている間にレジェンド様が新たに光神候補から見繕えばより時間を短縮出来るやもしれませんし」
早い話、悪質な無能をクビにして有能な新規を入れてしまおうというわけである。
「幸いエルキドゥさん率いるメンバーが報復に動いているようですから都合がいいのでは?」
「え、何してんのあの子」
ちなみに現在、エルキドゥ達は一仕事終えて鬼灯も交えたお疲れ様の会をやっている真っ最中。
イングリッドのウルフォンにはジョッキコーラ片手に笑顔でサムズアップするオルフェとエルキドゥ、ペンギンに鬼灯の写真が送られていたりする。
「……ま、いい加減俺もリミットブレイクしそうだったし丁度いいタイミングか。後で予めリストアップしてた神格剥奪候補と新光神候補をまとめた書類を各所に送っておく」
「それがよろしいかと。ご夕食は食べれそうですか?」
「むしろ食わんとヤバそうだ」
「それは結構。リハビリ、というほど寝てはいませんが……別荘の台所をお借りして料理していますので」
「ああ、自分で歩いて行くさ。ピカチュウにフォウ、おいで」
「ピッカァ!」
「フォーウ!」
主の復活とお呼びに元気良く返事し、それぞれの定位置へとスタンバイするピカチュウとフォウくん。
病み上がりだから、と時折アーシアやシャルロットに支えられつつ別荘のリビングに到着すると……。
「漸く目覚めたか、師父よ。そら、今日は久々に我が腕を振るったメソポタミア料理だ。エルキドゥ達はあちらで祝勝会ゆえ、いるのは我らぐらいなものだが」
「おいふぃい、ギル」
「一人で先に食べるなオーフィス! 今いるメンバーで頂きますしてからにせよ!」
「うー……」
「やれやれ……ならデザートはあとで俺が作るか。カロリーの暴力したかったところだし」
結局賑やかになってしまう光景に苦笑しつつ、レジェンドは己の為に色々してくれた彼らへ感謝する。
助け助けられ、彼らの絆はまた一つ強くなるのであった。
――おまけ――
シュラ・サーペンタインは今、訓練で一方的にボコられていた。
「心を読むだけで何でも対応出来るとでも思ったのか!! 先が見えても己が反応出来なければ意味が無いと知れ!!」
「う……うう……」
そう、おおとりゲンに扱かれているのである。
(これでアコードどころかコーディネイターでさえないナチュラルだと……!? ならば、奴の闇を――)
○ジープに追いかけ回されるゲン
○素手で滝を切れと言われるゲン
○泡スプレーで視界を塞がれるレオ
○ブニョにバラバラにされるレオ
○レジェンドに弟子諸共瞬殺されるレオ
――ets
「!?!?!?」
「む、俺の記憶の一部でも視えたか?」
(な……何をしているんだコイツは!? いやむしろ何をさせられていたんだ!? これに比べたら私のしていたことはおままごとにすぎなかったではないか……)
壮絶通り過ぎて絶望しないのが不思議なくらいなゲンに、シュラは己の小ささを恥じて真摯に訓練するようになったとか。
――も一つおまけ――
――ペガサスA――
「ハイ遅いやり直し! レーダーだけじゃなくて視認もすること! そっちは艦の状況確認がおざなり! さっき駄目っていったばかりでしょ!」
「「「「は……はいぃ……」」」」
シュラ以外の親衛隊は『艦長の勇治に強制的に全部やらされたおかげでワンマンクルー化した』流に戦艦の動かし方を徹底的に仕込まれていた。
一度反逆しようとしたが、ジョブ・タジャドルコンボになった流に容赦なくボコられ(忘れがちだが、彼はウルトラマンオリジンである)鎮圧された上……よりによって伝説の超月星人化した勇治(レイオニクス態覚醒済)にまで制裁を受けて気力を根刮ぎへし折られたとか。
なお『闇に堕ちろ』攻撃は……最悪な事にあの魔性菩薩にやってしまい、無意味どころかアコード一同壊れる寸前になったらしい。ソワカソワカ。
レジェンド、虹を吐く(サザエさんエピソード風)。
多くのキャラが活躍した今回、遂にレジェンド『だけが』轟沈しました。今までは誰かしら一緒にダウンしてましたが今回は彼だけです。
遂に明確に登場、本作のアコード達!
イングリット(原作におけるレジェンド枠=即ち不憫)が一番幸せっぽい。
オルフェもノリが良くなって新職場で頑張ってます。
シュラ→ゲンに分からされる。慢心を捨てて真面目に努力中。ちなみに一誠にもボコられた。
グリフィン他親衛隊→ペガサスAのブリッジクルー兼パイロットとして就職。超万能有能クルーな流に厳しくコーチされている真っ最中。一度反抗したらタジャドルと超ムーンブロリー3にブチのめされた。
アウラ→麻婆。
割と本気でアウラはレジェンドに美味しく頂かれないと救われなさそうに思えてきた。
「だからのじゃロリは九重とフォリア、あと母港組で間に合ってます」byレジェンド
【今回のMVP】
○レオニダス→人命救助・作戦立案・怪獣討伐援護
○ゼロガンダム→アザゼル妨害
○武蔵→マーリン妨害
次の特別編はどうしようか……。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)