ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
久々にスパロボ対戦の特別編をお送りします。
ギャグやらシリアスやら色々ありますが、最後の最後でとんでもないことになりました。
途中もナニコレ的なものはありますけど。
それではどうぞ。
悪鬼滅殺と特別チームに超遠距離からトランザムライザーソードによって先制したサーガの駆るダブルオークアンタフルセイバー。
当然回避されてしまったが、元々それは想定済みなのか焦ったりする様子は無い。
「予想通り外れたな。目標が戦艦クラスならともかく良くて特機クラスの大きさだと距離的に厳しかったか」
「え〜っと……ひい、ふう、みい……あれ?7機しかいないんだけど。あと一機、スーパーメカゴジラは?」
「到着していなかったか、もしくは別働隊かだな。レオとメビウスは?」
「猫鳥チームとクロエちゃん達のところにゲンさんは突撃していったみたい。格闘系スーパーロボット多いからね、あの2チーム。ミライさんは……あ、煉獄さん達ののとこに突っ込んでる。ほら、あそこ」
「いざという時は量子ワープを使って駆けつけるか……ジード、グルンガストチームはどうしてる?」
「こっちに向かって来てるね。間もなく会敵するよ」
「総合的なパワーはこの機体やその試作3号機よりも上だろう。向こうを上回る機動性を軸に戦術を組み立てて迎え撃つ」
超闘士の二つ名を持つグルンガストシリーズ4機が迫ろうと動じないサーガとリク。
2対4という不利な状況になるだろうがそれさえ大した問題ではないようだ。
「牽制は任せた。俺とクアンタは接敵後、敵陣に飛び込んで撹乱する」
「オーライ。じゃ、マイクロミサイルスタンバイ……と。爆導索も準備しとこ」
☆
そして単騎突撃したミライは――
「はわわわ!?何かすごい速度でこっちに来ます!」
「はわわわ!?何か三日月さんのバルバトスに似てます!」
「ルリアちゃんとアーシアちゃんのはわわコンビ良いわね〜」
「姉さんそんなこと言ってる場合じゃないわよ!煉獄さん、あの機体は……!」
「うむ!確かミライ殿が乗っているはずだ!」
当然の如く察知されていた。
だが、ブースターを吹かして高速で接近するガンダムバエルに迷いも何も感じない。
「距離1200……1000……700……!速いっ!!」
「伊黒君に蜜璃ちゃん、弾幕!」
「言われずとも……ッ!」
ハルートが高速移動しつつ、GNシザービットを始め遠距離から攻撃を仕掛けるが……
「ええーっ!?嘘嘘嘘!?全然当たらない!」
「「「!?」」」
「あの攻撃を全部回避してなお速度を落とさずに接近してくるの……!?」
「ニャニャ〜」
主がまだ使い物にならないと感じたハクによりロスヴァイセの手を動かされ、サイバスターは後退する。
それと同時に遂にミライが駆るバエルが残る6機と接触した。
バエルは二振りのバエルソードを携え恐るべき速度でヴァルシオーネRに斬りかかる。
咄嗟にディバイン・アームを抜き防御するが、圧倒的な連撃を受け一回り小さいバエルに押されていく。
(攻撃速度が尋常じゃないし、乱撃に見えて一太刀一太刀が的確に打ち込まれてる……!操縦方法がトレースするタイプじゃなきゃ反応しきれなかった!)
初めて手合わせするミライの技量とバエルの性能にカナエも戦慄する。
「はわわ……!カナエさんが一方的に……」
「一体何なんだ、あの機体は……!?」
小芭内がそう零したとき――
「バエルだ!アグニカ・カイエルの魂!」
「「「「「ミライさん(殿)!?」」」」」
何かバエルを使ったせいか、どこかのファリドが乗り移ってんじゃないのかと思うような台詞を叫ぶミライに全員が焦る。
やっぱり阿頼耶識がマズかったんじゃないのか、ソレ……。
しかし、悪鬼滅殺チームが見たものはそれだけではなかった。
「んん……?煉獄さん、伊黒さん、甘露寺さん、あと姉さん」
「どうした胡蝶!?」
「いや、何となく何が言いたいのか分かるが……」
「やっぱりしのぶちゃんも?」
「お願いだから助けて皆ー!!」
ガチでバエルに追い詰められてるカナエはさておき、このメンバーに見えていたものは――
(((((冨岡(君)(さん)ー!?)))))
あろうことかいつもの鬼殺隊の制服と羽織姿でコックピットに座りバエルを操る冨岡義勇(の幻影)である。
変な汗がだらだら流れてくる元鬼殺隊の柱達。
兎にも角にもヴァルシオーネRが攻撃を仕掛けてみたのだが……
――バエルを持つ
やっぱりどこかのファリドさん(通称バエリストM)の台詞を喋る義勇(の幻影)が見える始末。
「何ですかあれ何で冨岡さんの幻影があんな明確に見えるんですか【エリア】っていうのが違うのに化けて出てるんですかそんなだから皆に嫌われるんですよ」
「しのぶちゃん落ち着いて深呼吸深呼吸!深呼吸して爆血……あれ?何か違うようなこれでもいいような」
「しっかりするんだ甘露寺!こういう時は蛇倉苑の数を数え……何故俺は店の数を数えようとしてるんだ……?」
「うむ!昨日おかわりした丼物の数は十杯だ!何を言い出してるのか俺も分からん!!」
「最近だと丼にすっぽり収まった『丼猫』なる癒やしのカテゴリが……ってきゃー!?」
「バエリュームブレード!!」
そんな機能無かったはずなのにどういうわけかバエルソードの刀身がビームに包まれてメビュームブレードよろしくヴァルシオーネRに炸裂し、ディバイン・アームが叩き折られ吹っ飛ばされる。
珍妙な光景のおかげで混乱しまくりのしのぶ達は反応するのが遅れてしまっていた。
「カ、カナエさん!?」
「ルリア、他のチームの心配してる場合じゃないわ!あの近接戦闘力はゼルガードじゃ対処出来ない!」
「多分、このデュラクシールでも持ちそうにないです……」
「ロスヴァイセさんのサイバスターは!?」
「ニャー」
「駄目ニャ、凹んでいるロスヴァイセの頭にハクが乗っかってバシバシ叩いてるけど、だばだば涙流してて使い物にならないニャ」
「うん知ってた!ちょっとでも期待した少し前の私を叩きたい!」
「はわわ……ア、アマリまで泣き出しちゃいました!」
ハクが優秀→ロスヴァイセが凹んで使えない→アマリも絶望するという、ハクのおかげで間接的にアマリにまでダメージが入ってしまい、変なところで戦力ダウン。
したがって、まともに戦えそうなのは基本前線型ではないアーシアのみ。
機体はボスキャラレベルなのだが。
……と、そこへ地響きを轟かせ、特別チーム最後の一機が姿を現した。
全身銀色の人工ダイヤモンドミラーコーティングを施され、その大きさは身長120メートル、体重は15万トンを超えるまさに巨体。
対ゴジラ用に生み出された機動兵器メカゴジラと支援戦闘機ガルーダが合体し誕生した、あのゴジラを一度は戦闘不能にまで追い込んだ決戦兵器スーパーメカゴジラ。
満を持して堂々の参戦である。
「やっと動かせたー」
「最初から複数人搭乗を前提にしてあると面倒だな……」
「で、何でオーフィスがメインなんですか!?私とか、次点でスカーサハがメインじゃないと不公平ですよ!ただでさえ出番が少ないのに!特に私!」
「そこ、メタ発言は謹んで下さい!私を除けば彼女が最も適正があっただけのことです」
『つーかお前らオレ様をメカオレ様に乗せてることに疑問を感じろよ畜生。何だって昔第二の脳をぶっ壊されたり逆襲してボコったりしたコイツにオレ様が乗んなきゃならねーんだよ』
マスコット用座席に腕組みして座りつつ不機嫌なゴジラ以外はまあやる気である。
実を言うと一番このスーパーメカゴジラについて知ってるのはグレイフィアよりゴジラの方なのだが、彼基準で考えてしまうため参考にならなかったとか。
「とりあえずあの場を制しておるのはミライのようだな」
「何か別の存在が見える……気がする」
「きっとあれです!普段は何事も『興味ないね』とか言いながら大人のお店に入るときは『行くぜ!』とか気合入りまくりの人が乗り移ってるんですよ!」
『いや分からねーよ。何言ってんのお前』
それはオーフィスの大好きなRPGの主人公。
例によって義勇と声が似ているのだが中の人が同じとか言ってはいけない。
最強チームの一人、ヒビノミライVSドラゴン三娘withグレイフィア&ゴジラ……いよいよ開戦。
そして――
「ニャニャニャニャニャニャ」
ばしばしばしばしばしばし
「うう……やめてくださいハク……痛いです……」
涙目のロスヴァイセはハクから絶賛脳天猫叩きされ中。
☆
その頃、猫と不死鳥チームはアザゼルと愉快な仲間たちチームに遭遇、戦闘開始。
……なんか後者のチーム名めんどくせーな。
「オイ心の声漏れてんぞォォォォォ!?」
「仕方ないにゃ。人望うっすいのにそんなチーム名付けるから」
「あれがクロエであれば可愛く思えたのかもしれんのにのぅ」
「うるせーよダブル黒猫!虚空の彼方にぶっ飛ばしてやるからな!」
『ちょっとちょっとー!それ束さんの台詞ー!』
チーム名を貶されて怒りと悲しみがダブルで襲ってくるが、生憎と彼のチームにそれを理解してくれるチームメイトはいない。
「黒歌!このアースゲインとアンタのソウルゲインはよく似ているッ!つまり!拳で語り合えるってことだ!」
「いや、まあ……ソウルゲインの攻撃方法は拳と肘に限定されてるし」
「さあ!俺と拳で語り合おう!!」
「うあー……ゼットってば何でこんな熱血一辺倒なフェザーと仲いいにゃ……?」
げんなりする黒歌と相対してるのはゼットを良き友良きライバルと見ている拳士・フェザー。
声的にウルトラマンオタクでどこぞの電光超人に協力してそうな気もするがそんなことはない。
「おい!テメェ一人で俺らより機動兵器ってのの稼働時間が長いアイツに勝てると思ってんのか!?仮に勝てたとしてもレジェンドっていう規格外との戦いだって控えてんだよ!」
「ああ!分かってるさランドル!だからこそこの一戦を大事にしないといけないな!」
「全ッ然分かってねえ……!」
そう言って苛立つのは拳撃戦闘主体のフェザーに対して蹴撃、つまりキック技主体のランドル。
ひたすら熱血な猪突猛進傾向にあるフェザーと違い、彼は落ち着いて物事を考えられる。
(ゼットなら言えばしっかり理解してくれるってのにコイツは……!あのマジンガーZEROってのはどう見てもヤバいだろうが!対策考えてどうにかなるレベルじゃないとは思うが、無いよりマシにはなるかもしれねぇ……いや、実際マシになるか?レジェンド、勝手にこんなのに巻き込まれてキレてんじゃねーか?)
ご名答である。
現在進行形でレジェンドはあるヤバいことを始めている。
まだあっちから攻めてこないだけで。
「チッ……こうなりゃやるだけやって俺一人でも対策立てるしかねぇか。待てよ?クロエの方は話通じるかもしれねぇな」
ここまでアザゼルへ相談する気配無し。
確かにクロエとアザゼルでは色々と差があるとはいえ(いつの間にか決まっていた)リーダーへの信頼が無さすぎな気もするが。
しかし、そこへ――
「ランドル様!避けて下さい!!」
「ん?」
「ダアァァァァァ!!」
ドオォォォォォン!!
「うおおおおお!?」
「あ……あの掛け声ってまさか……」
「一番会いたくない奴が攻めてきおったか……!」
間一髪回避したヴァイローズ、そして奇襲をかけてきた者の正体を知る黒歌と夜一は戦慄する。
砂煙が晴れるとそこには信じられない程のクレーターが出来ており、ギピィィィィィンとツインアイを光らせるゴッドガンダムが存在していた。
そう、
「い゛い゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「最悪じゃあああああ!!」
黒歌が凄まじい声で泣き喚き、夜一すら絶叫する始末。
忘れられているかもしれないが、この二人はゲンに大敗した経験があるのだ。
「都合良く格闘戦型の機体が集まる所に出くわしたようだな。レイトがいないのは残念だが良しとするか」
「あ……あの方はイッセー様の……!」
「はい、お師匠さんのゲン師範、ウルトラマンレオです。レイヴェルさん達も参加したレーティングゲーム前の修行期間の最初の日にカナエ先輩含めた私達オカルト研究部を一方的に叩きのめした超人です。剣を真正面から鉄拳でへし折り、雷に撃たれたらそれを纏って突撃してきて、イッセー先輩のブーストかけた一撃をノーガードで顔面に受けても無傷かつカウンターで逆に一撃ノックアウト。さらにカナエ先輩の型をパンチ一発で突き破ったかと思えば色々慣性の法則を無視した動きまでやらかす意味不明な超戦力でした」
「「「「何それおかしい!!」」」」
レイヴェルどころか聞いていたランドルやアザゼル、クロエさえハモる事態に。
これを奇策の連続とはいえあっさり打ち破ったモロボシダンことセブンは一体何なのか……。
だが、やはりゼット並みに空気の読めない奴はいた。
「やっぱり来たか、おおとりゲン!ゼットがよく言っていたアンタとは一度やり合ってみたかった!俺と拳で語り合おう!!」
(((((マジでバカだー!!)))))
「真っ直ぐで淀みなき闘志だ。いいだろう、受けて立つぞフェザー君!!」
やべえ、フェザー死んだ、もといリタイア確定だと満場一致で確信してしまう。
ゴッドガンダムの倍以上の大きさのアースゲインだが、ぶっちゃけゲンが乗ってる時点でそんな差はハンデにならない。
というか的が小さいから逆にアースゲインの方が不利ですらある。
『おい束、こっちは準備出来たぞ』
『あらC.C.さん、何をされてたんです?』
『何でも束が観客をより引き込むためにだと。対応させるの一手間かかってな、あとでレジェンドにピザ作らせなければ割に合わん』
『そーゆーわけなのだよ、れっちゃん!しーちゃんご苦労さま!てことで、ミュージック出力GO!』
そう束が言うと、ゲンのゴッドガンダムとフェザーのアースゲインが戦闘開始する瞬間、シミュレーター内外に突然BGMが流れ始める。
今流れ出したのは『熱き魂』(スーパーロボット大戦64より)。
「な、何にゃ!?」
「ゲームじゃ妙に盛り上がるバトル何かの時にかかりそうな曲だな……ハッ!?」
アザゼルがその意図に気付くが、もはや相手しか見ておらず雑音をシャットアウトしているゲンとフェザーには聞こえていない。
そう、ぶっちゃけ大した意味などない、単に視聴者が盛り上がれるように束が用意しただけなのである。
もう一つ、小猫とレイヴェルの駆るフェアリオン……あれの真価を発揮した武装を臨場感たっぷりに味わうにはやはり音楽が必要。
どこの絶唱とか超時空要塞だとツッコミ入れるのは野暮だぞ!
それはともかく――
「うおおおおお!!」
「イヤアァァァ!!」
アースゲインの拳とゴッドガンダムの蹴りがぶつかり合い、その衝撃で互いに後退る。
ゴッドガンダムに比べ、アースゲインはより後方へ下げられた。
「なるほど!アンタはランドルと同じで蹴りが得意なんだな!」
「ああ、バリエーションには自信がある。しかし一撃打ち込み合って戦意を喪失したり怯んだりしない相手は久しぶりだ。そのことに敬意を払い、俺も本気で相手させてもらおう!!」
「うおおおお!!燃えてきたぜぇぇぇぇぇ!!」
勇ましいBGMをバックに、MFとスーパーロボットのサイズ差を感じさせない凄まじい激闘が幕を開けた。
「虎閃掌ぉぉぉ!!」
「片手だけでシューティングビームか!やるな!」
(なんか片手で青龍麟ぶっ放したにゃ!?何あのソウルゲインのそっくり機!!)
「ならばエース兄さん直伝の技を見せてやろう!この機体の名を頂くのならば……ガンダムナイフ!ダアァァァ!!」
「拳さえ切り裂きそうな一撃か!なら俺は肘だ!竜王双撃ィィィ!!」
(何でソウルゲインが舞朱雀とか麒麟で使う肘の刃をエネルギーで発生させてるにゃ!?どーなってんのアレ!?)
ゴッドガンダムの手刀とアースゲインのビームエッジが何故か刃物同士をぶつけたような音を立てて激突し、初撃同様互いに吹っ飛ぶがすぐに体勢を立て直し次の技を仕掛けようとする。
なんかシミュレーターとはいえゲンとまともにやり合ってんですけどこの熱血漢。
もう黒歌は宇宙猫状態だ、確かに猫だが。
「……ひょっとしたら今総攻撃すりゃあれに勝てんじゃねえのか?」
「確かにランドル様がそう思われるのも無理はありませんが、白熱してるお二人を妨害したら激昂されて手に負えなくなる可能性が濃厚です」
「まあ、そりゃそうだな。あのバカもそうだし、ゲンの方も同じ脚技使いとしてはしっかり決着をつけさせてやりたい気持ちもある。手出しはしないでおいてやるとするか」
「はい、その方が無難かと。相手チームはそもそもゲン様の実力を直接体験されている方が殆どですし、もし私達がお二人を狙ったとして、お二人でなく私達を後ろから狙い撃ちしてくることも十分に考えられます」
「らしいな。じゃ、俺達は他の連中の相手を――」
クロエとランドルは猫と不死鳥チームにターゲットを絞ることを決めたのだが、よりによってあの男がやらかした。
「準備完了、よし……下がれ、フェザー!」
「「「「!?」」」」
「アキシオン・バスター発射!!」
アザゼルのR-GUNリヴァーレが戦闘中の2機目掛けて(正確にはゴッドガンダムを狙ったのだろうが)最強武装のアキシオン・バスターをぶっ放した。
威力の高さは元より広範囲に及ぶそれは一歩間違えれば味方も巻き込むことになりかねない。
ゴーデス島へ突入したとき、未完成状態だったネオ・グランゾンの出力を周囲に気遣って常時調節しながら戦闘を行ったレジェンドとは違い、シミュレーターだからと遠慮なく出力上げてぶち込んだアザゼルの差がこれである。
「テメェ!なんてことしやがる!!」
「へ?いや、アイツの機体は操縦系統がトレースタイプだろ?今までのアイツの動きを見てりゃ俺が撃っても問題なく回避出来るのが分かるレベルだったぜ」
「普通ならそっちを言うけどな!今回はそういう意味じゃねえよ!」
「じゃあ何だ?正直放っておいても負けるのは目に見えてたんだ。ここはプライドなんざ捨てて勝ちにいくべきだろ?」
「……あの方々にそのような理論が通じるとでもおっしゃいますか?結果があの様子ですが」
「あの様子ってどん……」
クロエとランドルの二人がかりで責められつつも飄々としていたアザゼルだったが、煙が晴れたそこに立っていたのは金色のオーラを纏うアースゲインとハイパーモードで明鏡止水状態……即ち金色に輝くゴッドガンダム。
恋雪や慶蔵と一緒に観戦していた狛治が固まってしまうその光景は、間近で見ていたアザゼルなど真っ青通り越して真っ白になっていた。
「なあ……」
「知るか。テメェのケツくらいテメェで拭きやがれ」
「ランドル様、とりあえず離脱して猫と不死鳥チームへの対策を考えましょう。2対4では策なしに突撃しても余程の実力が無い限り返り討ちが関の山です」
「そうだな。アイツはどうせゲンと決着をつけるまでこっちに来ないだろうし」
既にアザゼルが頭数に入っていない。
フェザーに関してはゲンを乱入させずに食い止めていると思えばいいだろう、とランドルは思いクロエと共にその場を離脱。
「オイちょっ!?待っ……」
「アザゼル!俺達は正々堂々と己の拳で語り合っていたんだ!!」
「シミュレーターとはいえ久々に高揚していた気分をよくも台無しにしてくれたな……!!」
「待て待て待て!いいか?これは勝負であって訓練とか修行ってわけじゃなくてだな……」
「問答!」「無用!」
「「鉄拳制裁!!」」
「ぎゃあああああ!?」
ドゴォォォォォン!!
R-GUNリヴァーレ大破。
アザゼル、リタイア。
原因・自業自得。
「よし!仕切り直しだ!今度こそ最後まで拳で語り合おう!」
「望むところだ!ガンダム……いや、騎空士ファイトォ!レディー……」
「「ゴォォォォォ!!」」
☆
「なーんかもちっといいトコの一つも見せてくんないかねー堕天使総督」
「束さん、気長に待ちましょう。……あら、巌勝さんどうされました?」
「いや……先程からレジェンド様とマジンガーZEROの動きが妙というか……」
実況の束もアザゼルの自爆まがいの撃墜に冷めているのか頬杖をついて見ており、卯ノ花がそれを諌めていると巌勝が何かに気付く。
束と卯ノ花がそれを見たあと、束が血相を変えてシステムチェックすると……
「……やっばーい……」
「束さん?」
「れっちゃん、みっくん……」
「どうした、束殿」
「…………レジェくん、予想より怒ってるよ。外部から援軍引き込んだみたい。それもとびっきりヤバいやつ」
「「……は?」」
☆
「ふっふっふ……いつから俺のチームが俺とマジンガーZEROしかいないと錯覚していた?」
『生憎我らは勝ちにいくと決めたら、それはもう本気で勝ちにいくからな。シミュレーターだろうが手加減などブレストファイヤーで焼き尽くしてしまったぞ』
不敵に笑う一人と一機だが、周りにはさらに3機、今までは存在していなかった機体がいる。
「参加しておいて何だけどよ、俺が途中参加していいのか?」
「気にするな。あとで俺が黙らせる」
「私以外に適任がいたと思うのだが……」
『原点にして頂点とはよく言うだろう』
「HAHAHA!まさか私が先行登場とは私自身も予想してなかったよ!いやマジで」
「「「『確かに予想外だったぞ』」」」
【ボスキャラ】改め――
【究極を超える戦士たち】
・マジンガーZERO(レジェンド)
・ガンダムTR-6 サイコ・インレ(ベリアル)
・∀ガンダム(黒歴史)(ウルトラマン)
・ラハ・エクスティム(オールマイト)
……どーすんのコイツら。
いやホント最後の連中、ジージェネとかならMAP兵器が固定ダメージだから何とかなるかもだけど、スパロボだと必中使わないとまず当たらないし、硬すぎてダメージ入らないし、そもそも削ってもHP回復持ってたりとか分離して仕切り直しとかされたりとかでまず詰みそうなメンバーなんですが。
しかもターン制限あるよねコレ。
いよいよ参加チームが勝てるビジョン浮かばなくなってきた。
次回は本編を更新する予定です。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)