ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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今回は怪獣総進撃を始め、キャメロットやバビロニアでも活躍する彼らを登場させるためにこちらを更新です。

「人間は皆頑張っているんだよ」な彼率いるチーム(メンバー足りなかったり来歴微妙に違ったりするけど)が彼女(もしくは彼)と共に世界を救うためにはここでしっかり登場させておかないと。

例によってウルトラ騎空団に染まる前にはっちゃけてますけどね、彼は!


それではどうぞ。


特別編・皆で過去を振り返ろう!〜次回に備えて〜

 一先ず鑑賞会を終えて宴会準備が進められる中、レジェンドはプーリンとアルトリア、そして頭にフォウを乗せて乗艇港にいた。そろそろ来るであろう、プーリンに続き召喚した『マイ・ベスト・サーヴァント達』を自ら出迎えるためだ。

 

 

「そういえば彼らは誰を連れてくるのかな?」

 

「カルデアの新しいマスター候補生、並びに月王国へ留学している魔術師だ。マスター候補生とは言っても既に英霊召喚は済ませてあると言っていたな」

 

「何か緊張してきたな〜……良い人でありますように!」

 

「フォーウ(先輩一緒だって言うからついてきたけど、どうも嫌な予感がする)」

 

 

 久しぶりにレジェンド直々のブラッシングを受けているフォウはいい感じに緩くなっている。そんな光景を微笑ましく見ていたその時、遂にあの声が木霊した!

 

 

 

 

 

ふはははははははは!!究!極!!英雄王ギルガメッシュ!!いよいよウルティメイ島に足を付けたぞ!やはりあれよな、クラス・ウルティメイトの我としては惑星レジェンドは勿論だがここに来なければならぬ。クラス・ウルティメイト、ウルティメイ島に立つ……ふふははははははは!!」

 

「いつもの三割増しぐらい機嫌いいね、ギル」

 

「当然よ!何故ならば迎えには――」

 

「待っていたぞ、ギルゥゥゥ!!」

 

「師父自ら来るというのだからな!!お前もいるのだ、遂に時も次元も超えてメソポタミア最強チームが復活した祝いも兼ねているとあればハイテンションにもなろう!!」

 

 

 

 

 

 ふははははは!と上機嫌に笑うギルガメッシュと、姿を見るなり瞬間移動ばりの速度で駆け寄りエルキドゥを高い高いするレジェンド。三人共見事な心からの笑顔である。

 

 

「呼べてからすぐに準備とかで構ってやれなんだ、思いっきり馬鹿騒ぎするぞ!!」

 

「そういえば師父よ、前にあのアバズレめが召喚されようとしたそうだが」

 

「ギル、エルキドゥ……これを見ろ」

 

 

 二人がレジェンドの持つ専用ウルフォンの画面を見せると――タイガに呼ばれたもののレジェンドによって日本地獄送りされるイシュタルがしっかり記録されていた。

 

 

ふふははははははは!!何だこれは!強制送還どころか地獄へ強制転移か!欲を出してこちらに来ようとしなければこんな目に合わなかったであろうに!あのたわけめ!!ふははははは!!腹が痛い!これから宴会だというのに会場到着前に笑い死ぬ!!」

 

「今度イシュタルに会ったら僕もやろうかな。地獄を楽しみなって」

 

「しかもあの後ちゃんとエレちー来たし。いや姉妹でマトモさ全ッ然違うわホント」

 

「フォウ(だってねぇ……タカピーなんちゃってお嬢様もどきと、冥界で一人孤独でも頑張る女神じゃ違い過ぎるもんね)」

 

 

 会場ではエレシュキガルが「へくちっ」と可愛らしいくしゃみをしているが、そんなことは露知らず彼らの会話は弾んでいく。

 

 

「そういやギルにエルキドゥ、お前達と一緒に来たのは何処だ?」

 

「うむ、さっさとそちらも紹介を済ませてしまうとするか。よし、藤丸r「マーリン!?」ええい!我が話しているところに無理矢理入ってくるどこぞの魔術師ボイスのセイバーめ!貴様は少し節度というものを覚えよ!……マーリンだと?」

 

「ほら、私のことだよ究極英雄王。マイロードの召喚サーヴァント第一号、マーリン」

 

「ああ、そうであったな。貴様とあのグランドトラブルメーカーである奴は同じ名前なのだ、反応してしまうのを許せ」

 

「レディ・アヴァロンとかプロトマーリンとか色々呼び方あるし、俺はプーリンって呼んでるぞ」

 

「そっちのが何か可愛いね」

 

「やったよマイロード!究極英雄王の無二の友に認められた!」

 

「フォウフォウ、キュー(何か並行世界のプーリンはマジでグランドクソ野郎よりグランドクソ女郎してそうだけど、このプーリンってガチ乙女なんだよね)」

 

 

 マーリン♂ボイスのセイバーのことなどマッハで忘れるレジェンド直接関係組。彼は泣いていい。

 

 

「私には何かないの究極英雄王!?」

 

「キャスターかアヴァロンかどちらかに絞れ。もはや貴様のテンションであればどちらの姿でも扱いは変わらぬだろうよ」

 

「辛辣ゥ!そういうとこだぞギルガメェ!!」

 

「合わせ単語に使うならまだしも名前を呼ぶときにその区切りを使うでないわバカトリアめ!」

 

「うわーん!レジェンドー!ギルガメにバカトリアって言われたァー!」

 

「何ィ!?おのれェェェ!師父を頼るなど卑怯にも程があろう!」

 

 

 このままでは収まりが着かないだろう事態にマスター候補生&留学生&サーヴァントはどうすべきか悩んでいる……と、そこで動いたのが何処かの世界線ではヤベーやつより遥かにヤベーやつと化したが本作だと(たぶん)ちゃんとしてるだろう我らがヒロイン藤丸立香ちゃんだ!

 

 

「あの〜……」

 

「ぐぬぅぅぅぅぅ!!む、そうであったな。我とあろうものがつい爆熱してしまったわ」

 

(爆熱!?確かに右手が真っ赤に燃えている!)

 

「早いとこ紹介したほうがいいね。尺の問題もあるし」

 

「「「「「尺!?」」」」」

 

「ふははははは!!自重など座に置いてきた如き発言だぞ友よ!しかし事実であることに間違いはないな!前置きはここまでというか我らの空気に飲まれ、他の連中が置き去りにされそうだから話題変更するぞ師父!」

 

「はいよー。どんとこい」

 

(((((軽っ!?)))))

 

 

 既に飲まれつつあることを気にせず、ギルガメッシュは連れてきた面々をざっと紹介する。

 

 まず留学生組。藤丸立香を筆頭に、キリシュタリア・ヴォーダイム、デイビット・ゼム・ヴォイド、スカンジナビア・ペペロンチーノ、カドック・ゼムルプスにオフェリア・ファムルソローネ、芥ヒナコ。何か一人いない気がするのは気の所為だ。

 

 次にマスター候補生、これは勇治の知り合いだという沙条綾香のみ。どうやら幼馴染みとのこと。これを聞いたレジェンドがギルガメッシュと一緒に愉悦案件だと顔を見合わせていた。

 

 最後に彼らのサーヴァント。どこかで見たことのあるような風貌の千子村正、レジェンドを見るなり急いで頭を下げたカイニス、皇女のアナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ、闘志全開のアシュヴァッターマン、粉砕玉砕大喝采とか言いそうなシグルド、締めに仮面付きの蘭陵王、以上が留学生組のサーヴァント。デイビットに限りまだ召喚していないのだが、『ゲームのキャラは英霊に含まれるのだろうか』などと考えていて一向に決まらないらしい。

 そして、沙条綾香のサーヴァントはまさかのアーサー・ペンドラゴン……と、ついてきたギルガメッシュ。双方『プロトタイプ』なるカテゴリらしく、プーリンと似たようなものだという。

 

 

「オーケー、なんとなく覚えた」

 

「なんとなくなのかよ……」

 

「少なくとも貴様は割と覚えられやすい部類だろうよ。あの贋作者はどんな顔をするのやら。そらバカトリア、『そういうとこだぞ村正ァ!』と言ってやるがいい」

 

「そういうとこだぞギルガメェ!」

 

「我ではないわ!む、そういえば旧型の我もいたな」

 

「誰が旧型か!究極などと尊大極まりない二つ名を自称しおって!」

 

「究極なのだから極まって当然だたわけ!ふははははは!やはり旧型よな!さっさと頭の中をアップデートせよと言うのだ!」

 

 

 ギルガメッシュ(UR)とプロトギルの口論対決はどうやらクラス・ウルティメイトの方に分があるようだ。無駄にボキャブラリーがあるというか、最古に生きたとは思えないほど現代の横文字を使いこなしている。

 

 

「しかしまた個性的なメンツだこと。ま、これぐらいじゃないとウルトラ騎空団(うち)じゃ埋もれるからな。人間だけでもヒューマン、ドラフ、エルーン、ハーヴィン。さらに悪魔や天使、堕天使に妖怪。ウルトラマンは元より子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥と――」

 

「「「「「いや何なのその多種族文化!?」」」」」

 

「実に楽しそうなところじゃないか!」

 

「よし、目指せ友達百人!」

 

 

 何かキリシュタリアと立香は期待に満ち溢れていた。なんともメンタル強い二人である。

 ただ、レジェンドはある一人を見ながら思考を張り巡らせていた。

 

 

(しかし沙条綾香、ねえ……いつだったか何処かで沙条愛歌って奴が『王子様云々だからその力を頂戴』とか言ってきたのを返り討ちにして根源との接続を強制永久切断、全能を使用不可にしてやったっけ。あれの縁者じゃなかろうな)

 

 

 どうやらレジェンドの力を奪おうとした不届きかつ不敬な輩がいたらしい。ちなみにその後、フォウのドフォーウシュートで更にお仕置きされたそうな。全能頼りだった少女はとんでもない挫折と絶望を経験し、ビースト反省室に引きこもり中だとか。後にソワカソワカもアブソリュートレジェンドを顔面に叩き込まれて放り込まれた。それを話したら何故か勇治に感謝されたが。

 

 まあ、それはさておき。

 

 案内された場所はご存知ウルティメイ島にあるレジェンドの別荘。他の施設に比べて圧倒的に大きく、圧倒的に輝きまくっている。顎が外れんばかりに驚愕している面々を余所に、エルキドゥが何かを思い出して袖の中をごそごそとすると一つのボールを取り出した。

 

 

「レジェンド。はい、これ」

 

「ん?」

 

「早く出してあげて。ほら、あの子この中あまり好きじゃないみたいだし」

 

「おお!態々惑星レジェンドまで行ってくれたのか!」

 

「我が興味を持ったから寄ったまでよ。まとめ役とやらは後継ぎしてあるらしいぞ。我には何を言っているか分からぬがな!ふははははは!」

 

 

 多分訳したのはエルキドゥだろう。ギルガメッシュの発言で全てに納得したレジェンドはそのボールを受け取り、すぐさまそれを投げると中から光が飛び出たかと思えば一瞬で形を変え、黄色い毛並みとつぶらな瞳の愛らしい生き物になる。

 

 

「ぴかちゅ!」

 

「フォー!?(ピカチュウ先輩!?ピカチュウ先輩じゃないですかー!?)」

 

 

 そう、レジェンドのベストパートナーポケモンにしてフォウに各種技の仕上げを教授した先輩もしくは師匠とも言うべき存在、ピカチュウ。ウルトラ騎空団に合流するため、彼らと共にやってきたのだ。

 

 

「おーおー久しぶりだなー!毛並み、目の感じ、電気袋……よしよし、調子は良好。元気そうで何よりだぞー」

 

「ぴ〜……」

 

「わあ!何その子可愛い!触っていいですか!?」

 

 

 立香は即座に反応、レジェンドは「ピカチュウが嫌がらなければ」と条件付きで許可し、ピカチュウもそれに応えたので遠慮なく撫でる。

 

 

「おおぅすべすべ……!そしてもちぷになこの感触……!」

 

「ファー……(ボクのもふもふとは違う、触って初めて分かる感触はハートをガッチリキャッチ……!さすが先輩)」

 

 

 満足した立香は御礼を言いつつピカチュウをレジェンドに返すと、ピカチュウは肩に乗りフォウはレジェンドの頭上に戻る。

 

 

「ピッカァ(ありがとね、フォウくん)」

 

「フォウ!(いえいえ!)」

 

 

 仲が良さそうで何より。

 

 

「よし!ではいくぞ!メソポタミア最強チームの凱旋である!」

 

「ギルとエルキドゥには説明してあるが色々ぶっ飛んでるからな。気を強く持てよ、魂抜けるかもしれん」

 

 

 思いきり物騒なことを言われるが、そもそも眼前のレジェンドが(究極)英雄王・神造兵器・花の魔術師という大御所を従えている時点である程度予想出来ている。

 

 だが、実際は予想の遥か上を行った。

 

 ……サーヴァントより、以前からいた団員が。

 

 

 

 

 ――留学生の一人である芥ヒナコ。彼女の正体は虞美人という、英霊に近い精霊とでも言うような存在だ。

 

 彼女は先のことから色々あって人間嫌い……なのは立香らのおかげで大分緩和したのだが、どうやら境遇によるプライドは高いままらしい。しかし、それもレジェンドの規格外(の一端にすぎない)を見せつけられて徐々に崩れつつある。

 

 

(いきなり英雄王が高笑いしながら迎えに来たのは度肝を抜かれたし、まさか他にもあんなの二人を連れてるとは思ってなかったけど、さすがに他のまでああだってことはないでしょ)

 

 

 そして――

 

 

 

「ふははははは!愉しんでいるか皆の者!究極英雄王ギルガメッシュ!友と師父、魔術師に守護者と獣二匹を連れて凱旋よ!主役集結で更に盛り上がるがよいわ!ふははははは!!」

 

 

 

 会場に到着するなり堂々と言い放つギルガメッシュを余所に、ヒナコだけでなく殆どの者は絶句する。理由は様々だが、やはりそうそうたる面々だった……こともそうだが一番はその光景である。

 

 

 

 

 

「そう!アルクちゃんもモルガン陛下も御上手でございますよ!ダ・ヴィンチちゃんはもう少し!」

 

「やったー!沙耶、プロデューサーに褒められた!」

 

「これでエキストラ出演は完璧ですね」

 

「私は頭脳労働派だから二人ほど簡単にはいかないよ」

 

 

 るりふぃすさやぴーの新曲『すーぱー☆あふぇくしょん』の振り付けをゼットから学んでいるアルク、モルガン、ダ・ヴィンチちゃん。

 

 

「ソロモン式ドルオタ魔術の真髄!分身サイリウム乱れ振りを見せてやるぅ!」

 

「ならば私は魔王式魔力活用法!サイリウム限界突破発光を披露しようじゃないか!」

 

 

 ソロモンの姿で分身しサイリウムを振るロマニと魔力を使ってまでサイリウムの輝きを増加させるサーゼクス。

 

 

「やはりこの騎空団には素晴らしい肉の持ち主が沢山おりますな!この褌というのも実に素晴らしい!」

 

「そうだろう!分かってくれて何よりだレオニダス殿!」

 

 

 ジン、オイゲン、ソリッズの三羽烏に加え、カミナやキタン、更にはロージェノムにマスターのタイタスや杏寿郎と共に褌姿で腕組み仁王立ちしつつポージングするレオニダス。

 

 

「すみませんお代わりお願いします同じ量で!!」

 

「嘘だろオイ!?」

 

「うぅ……僕は一杯で限界だよぅ……」

 

『当たり前だあの腹ペコ王の腹がおかしいんだ張り合うな!!』

 

 

 目を輝かせながら『カツ丼戦士の頂盛り』の二杯目に突入しようとしてるセイバーアルトリア、それに驚く一誠と一杯でダウンしたメリュジーヌ、ツッコミを入れるドライグ。

 

 他にも各所で珍妙な光景が繰り広げられており、開いた口が塞がらないとは正にこのことと言わんばかりの立香達。キリシュタリアらも覚悟を決めていたとはいえ、あまりに予想外過ぎて何が何やら混乱している。

 

 

「ふははははは!相変わらずカオスではないか!よかろう!ならば今こそアレをやるしかあるまい!」

 

「……!ギル、まさかアレをやるのかい!?やっちゃうのかい!?」

 

「当然よ!この場で我らに視線を集めるにはアレが最適解だ!師父との夢のWバージョンは又の機会に取っておくがな!」

 

 

 エルキドゥが驚きながらも笑い、レジェンドはWバージョンという発言で何をやるか想像出来てしまったので、アーシアやオーフィスなど一部の者に暫く目を塞ぐよう言って回る。

 

 そして――

 

 

「おーし、準備オッケー。ギル、ド派手にいくがいい!」

 

「うむ!然らばこの場にいる者共よ!刮目してみるがいい!!A・U・O(英雄王)――

 

 

 ――ここで感の鋭い者は気が付いた。敵意や殺意などは皆無といえど、ギルガメッシュが何やらとんでもないことをやろうとしていると。

 

 たが、もう遅い。

 

 

 

 

 

「――キャスト・オフ!!」

 

 

 

 

 

 弾ける鎧(というか元々上半身裸だが)とハジけた究極英雄王。グリッターティガの輝きにも並ぶ、黄金に輝く股間の乖離剣。

 

 

「「「「「ぎゃあああああ!?」」」」」

 

 

 まあ、当然こうなる。老若男女関係なく響く大絶叫のハーモニー。レジェンドとエルキドゥは二人してポテチを食いながら傍観。オフェリアとヒナコ、綾香は顔を真っ赤にして失神し、ペペロンチーノやカドックも混乱。

 何故か立香は「ほほう」とガン見して村正に頭を引っ叩かれ、キリシュタリアとデイビットなど『WDM(ヴォーダイム)キャストオフ』『SVD(ゼム・ヴォイド)キャストオフ』を披露しなければなどと考えて脱ぎ始めていた。こいつらも結構大概である。

 

 

「ふははははは!漸くこちらに気を向けたか!しかしこの最高水準のダイヤにも勝る我が裸体を披露すればこうなるは必然よな!ふははははは!此度は無礼講、遠慮せずその眼に焼き付けるが良い!存分に拝謁することを許す!」

 

「なあエルキドゥ、ギルの股間の乖離剣昔より輝いてないか?」

 

「あれだよ、クラス・ウルティメイトになったからあっちの輝きもバージョンアップしたんだと思うよ」

 

「「「「「おいそこの二人組ィィィィィ!!」」」」」

 

 

 いつの間にかサングラスを掛けているレジェンドとエルキドゥに総ツッコミが入るが、最高位光神と別名ウルクのカミソリは気にするわけもなし。

 

 

「さすがは最強最古の英雄王……!デイビット!ここは現代に生まれし者達の代表として私達もやるしかない!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「こちらはいつでもキャストオフ出来る。あとはタイミングだけだ」

 

「「「「「!!??」」」」」

 

 

 何言ってんだお前らはというツッコミをする間もなく、キャストオフしようとした二人はカイニスとカドックの脳天蹴りによってどうにか食い止められた。

 

 

「ふぅ……や、やるじゃねえかテメェ……!」

 

「そちらもさすがの反応速度だよ……!これ以上は僕らの品性が――」

 

「だってカドックがキャストオフするんだもの。ほら、早くしなさい。ゼムルプスキャストオフを見せる時よ」

 

「脱ぐわけ無いだろ!!何を言ってるんだ君は!?」

 

 

 二人を止めても今度はアナスタシアによってカドック自身が脱がされそうになるという珍事件も発生。しかし忘れていないだろうか。

 

 まだギルガメッシュはキャストオフの真っ最中だということを。

 

 

「いいから服着ろギルガメェ!そういうとこだぞギルガメェェェ!!」

 

「ふはは、そう言うなバカトリア。貴様とて師父がキャストオフしたならば瞬きもせず直視していたであろう?」

 

「へう!?」

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 レジェンドのキャストオフ、という衝撃発言に反応するレジェンドラバーズの面々。だが今眼前にあるのはギルガメッシュのキャストオフだ。何という誘導行為。

 

 

「うわあ、結構な人数反応したね。レジェンド大丈夫?一緒に寝てあげようか?」

 

「気持ちはありがたいがそうすると後が怖いのよ、この場合。強制キャストオフされかねないからな」

 

「フォーウ(そこどうですかピカ先輩)」

 

「ピッカ(うん、あの目は肉食獣の目だね。カウンターされそうだけど)」

 

 

 そんな二人と二匹の予想を超え、ここで新たな衝撃を巻き起こすはプーリンことプロトマーリン。

 

 

「ならここは私が一肌脱ごうじゃないか」

 

「「「「「……へ?」」」」」

 

「「「「「何ッ!?」」」」」

 

「ほう?ならば見せてみよプーリンとやら!」

 

「望むところさ!見ててねマイロード!」

 

 

 しっかりアピールは忘れないが、あたふたする女性陣とガン見し始める殆どの男性陣(+立香)。

 

 

「それではお立ち会い!P・M・N(プロトマーリン)――」

 

 

 止めようとする女性陣と、ガッツポーズな男性陣。

 

 

「――水着開放(キャスト・オフ)!」

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

 確かに予想外、健全なフリフリ多数の水着姿にチェンジして日傘を装備したプーリン。やはりTPOやCEROを守ったことは評価せねばなるまい。

 

 

「チクショオォォォアアアァァァ!!」

 

「何でだよぉぉぉっ!!」

 

「ぬもんちゅがーッ!!」

 

「「「「「最後の誰だよ!?」」」」」

 

 

 男性陣の落胆ぶりは見ていていたたまれない……事はなく。継続されているギルガメッシュのキャストオフをどうすべきかの方が大事なので放置された。

 

 ……結局、それから三十分ほどキャストオフし続けたギルガメッシュが満足したことでゴールデンタイムは無事終了。それに連なってプーリンのレジェンドへのアピールタイムも終わった。

 

 ついでにエルキドゥいわく尺的にも立香達の紹介は次回に持ち越しとなったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

 ちなみにクリプター最後の一人、ベリル・ガットだが……彼はとある世界にいた。

 

 そこで――

 

 

「さて、ベリルさん。準備は良いですか?」

 

「あ……ああ。宜しくな、Dr.ジャッカル……」

 

「クス……そんなに怯えなくても大丈夫ですよ。今回は味方同士ですから。何もしてこなければ私も何もしませんよ。何も……ね」

 

(何でこんな固有結界とか平然とスパスパ斬る、神霊クラスでも太刀打ち出来なさそうなヤベーやつが俺の相方なんだよォォォォォ!!絶対俺を消しに掛かってるだろ!!絶対そうだろ!!)

 

 

 かつてレジェンドが初代奪還屋(ゲットバッカーズ)の一人として活躍した世界にて、最強(最凶)最悪の運び屋、赤屍蔵人とコンビを組まされ仕事の真っ最中。

 『いつ斬られているかも分からない』『いつ死んでいてもおかしくない』状況に置かれたベリル・ガットは、悪い意味で医者に縁があるのだろう。

 

 

「しかし……レジェンドさんは何時になったらこちらに来訪されるのでしょうか。彼に勝つという目標は彼がいなければどうにもならないというのに」

 

 

 一方的に蹂躙された呪術王(ブードゥーキング)にとっては喜ばしい事なのでしょうが、と続けた赤屍だが、ベリルからしてみればまた何かヤバい名前が出てきて早くも泣きそうである。

 

 

(コイツが目標にしてるレジェンドってどんな化け物だよ!?つーか何だその呪術王(ブードゥーキング)って!?明らかに最高位の英霊にいそうなんだけど!!)

 

 

 かくして、今日もまたベリルは恐怖と共に仕事へと向かう。その世界、並みのサーヴァントではまともな戦いにならないような連中ばかりだと彼が気付くのは、もう少し後のことである。




藤丸立香、Aチーム、そしてまさかの沙条綾香がサーヴァント引き連れ参入!
立香とキリシュタリアは案の定ウルトラ騎空団にいてもおかしくない連中でした。

キャストオフが分からなければ動画検索してみよう、『AUOキャストオフ』!なお我が家の英雄王は最初から第3再臨状態。だってウルティメイトだから上半身に鎧がなくても『後から装備する』ので平気なんだもの。

よし、これでいつでもキャメロット・バビロニア・怪獣総進撃は執筆開始出来るぞ。地盤は整った。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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