ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お久しぶりです。仕事がまた環境激変に加え、最近眠るというか気絶に近い感じになっている上、本編の展開は思い描けているんですが、そこにいくまでどんな会話や物語にしようか若干スランプ気味だったので特別編の方の更新になりました。本編お待ちの方には申し訳ないです。

――最近のレジェンドさんちのカルデア事情――

「新宿のわんわんが立て続けに来てしまい宝具レベル5になってしまった。これは呼べということか。呼べということなのか」

「……」←一向にわんわんが来ないさやぴー

「私は何かディルムッド声の馬が来たぞ……」←人語を喋る馬を呼んだ勇治

「じぃじきたー」←何故か11連一回で山の翁五枚抜きしたオーフィス

「「「!?」」」


特別編・プロモーションビデオを作ろう!撮影篇

 空の世界にて、皆が依頼に出ている間にオカ研の顧問として矢的がリアスから受け取った各部員達のレポートに目を通していた時――。

 

 

「丁度良かった。矢的教諭、少しいいだろうか?」

 

「ん?カドック君とアナスタシアさんか」

 

「ちゃんと私も呼んでくれるのね。皇女ポイントプラス10よ」

 

「一体何のポイントだそれは。というか普通に君より歳上だからな?少しは敬えよ……人格的にも見習うべき人物なんだぞ」

 

 

 相変わらずのアナスタシアに溜め息を吐くカドック。この二人が矢的を訪ねてきたことからそれは始まった。

 

 

 

 

 

「――なるほど。君達が在籍しているところへの、現状報告を含めた自分達の成長具合のPRか」

 

「ああ。こちらの世界の魔術師として、やはりサーヴァント召喚は外せない。それを踏まえた上で僕達が留学時からどれだけ成長出来たかを示さなければならないから、助言を貰いたいんだ。畑違いなのは分かっているんだが、まともに相談出来そうなのが限られてて……」

 

 

 カドックからの頼み事――それは時計塔へ提出する資料制作のアドバイスだった。単純なレポートだけなら問題は無い。既に書き終えている。

 

 しかし、どうやら彼らの担当講師であるロード・エルメロイII世がさらなる成果を要求されたらしく、申し訳無さそうに言ってきたらしい。紙の資料ではなく、映像記録のようなものが欲しいとのこと。

 

 ぶっちゃけ、頼んできたのが他の人物ならカドックもここまで本気にはならない。かのロード・エルメロイⅡ世が数少ないカドックの(心労)理解者でもあるからだ。

 

 

「ただ、バカ正直に記録映像を送り付けても偏見で思考が凝り固まった連中が多い時計塔を納得させられるとも思えない。何だかんだ屁理屈を言って否定してくるだろうからな」

 

「それはまた……結構難しいな」

 

 

 そうなんだ、とカドックは溜め息を吐く。何せエルメロイのようなタイプが希少で、それ故に彼のところへ問題児が多く配属されたりするぐらいである。ちなみに彼の清涼剤は純真な弟子の存在だとか。

 

 

「キリシュタリアは惑星轟を本気で放とうとか言い出すし、ヒナコは我関せず、オフェリアはるりふぃすさやぴーと一緒にライブ……ぺぺとデイビッドは割と真剣に考えてくれているんだが、立香なんてマスターとサーヴァント総出で『WAになっておどろう』をやろうなんて言い出すし」

 

「立香のはサーヴァントやマスターによってはかなりシュールな絵面になるわね」

 

「全くだよ……それはむしろ僕達留学生組よりオカルト研究部のサーヴァントの方がノリノリでやりそうだっていうのに。信長とか沖田とか」

 

「ああ、確かに……」

 

 

 そしてぐだくだになるのが目に見えている。ジャックやジャンヌとかも参加するだろうし、結果ジャックを溺愛しているカナエとかも参加して……と芋づる式に増えていくだろう……が、それのどこが成長具合の証明になるのやら。

 

 

「そういえば確か、基本サーヴァントはマスター一人につき一体で間違いなかったかな?」

 

「その認識で間違いはない、矢的教諭」

 

「その理論でいくとチーフやモルガン先代女王陛下は相当な特例と言えるわけか。チーフ率いるウルトラ騎空団に参加し、モルガン陛下の御息女である沙耶女王の治める月王国へ留学している、という事実を考えれば指導者側は文句無し……」

 

 

 しかも、レジェンドに至ってはかの最強最古の英雄王ギルガメッシュにその無二の友たる神造兵器エルキドゥ、花の魔術師マーリン(♀)と正しく錚々たる面子。

 モルガンの方も、レオナルド・ダ・ヴィンチに始まりシャーロック・ホームズやキャプテン・ネモ(&ネモシリーズ)と有名所。

 ついでにギルガメッシュ(とエルキドゥ)が本来のクラスではなくエクストラクラス、更に最上級でグランドクラス以上ともあれば矢的の言うように指導者側はこれとない逸材。時計塔にも有無を言わさず納得させられる。

 

 ……納得しなければ、時計塔へ財と秘宝が全方位から雨霰と降り注ぐだけだから。

 

 

「あのメンバーを敵に回すという愚行は時計塔もやらかさないとは思うが……」

 

「それだけじゃないわ。沙耶の呼び出した彼女も最高ランクと呼んで差し支えない存在よ」

 

 

 アルクェイド・ブリュンスタッド――アーキタイプ・アース。星の触角。星の代弁者。彼女は言うなればダ・ガーンやウルトラマンガイア、アグルらと同質の存在。星の最高傑作と呼んでも間違いではない彼女を呼んだ沙耶も規格外。

 

 

「まあ、月王国は留学先としては相当な倍率で、要因は先代陛下が神代の天才魔術師、かつ月王国に英霊召喚システム・フェイトがあるフィニス・カルデアが存在することなんだが……」

 

「他には何処があるんだい?」

 

「目ぼしいところだと、北欧やオリュンポスあたりかな。前者はスカサハ=スカディが、後者はゼウスが治めている。尤も、後者はうちの団長にボコボコにされたらしいけど」

 

「チーフだしなぁ……」

 

「前者は当初から理解があったからまだマシだ。最近はモルガン先代陛下と水着やら料理やらで対決してるって聞いたんだが……」

 

「そこですぐに『団長の取り合い』と出てこないようではまだまだね、カドック」

 

 

 アナスタシアがそう言うが、カドックは口に出すと面倒なことになりかねないので、そのまま黙っていただけである。

 

 

「う〜ん……やはり僕達だけではどうも手詰まりみたいだね」

 

「しかし、ラミアス艦長はそういった方面に疎いし、ウーノもどちらかといえば武芸家か商人。他にまともな意見が出せそうなのは……」

 

 

 真っ先にその二人が挙がるのはその信頼故か、同族意識(苦労人)からか。

 

 

 

 

 ――バビロニア島・ウルク――

 

 

「それで、結局のところ俺達を頼ったわけか」

 

「うむ、慧眼よな」

 

 

 やはりここで頼るのは我らがチートラマン、レジェンド。実際、レジェンドはやることこそ色々ぶっ飛んではいるものの真剣さや努力ぶりが見られる者を無下に扱ったりはしないのだ。ただしイシュタルは除く。

 

 

「カドック、発表会?」

 

「まあ、似たようなものだよ」

 

 

 最近一緒にいられなかった反動か、オーフィスがレジェンドの膝の上でカドックに尋ねる。彼女の表現も強ち間違いではなく、彼らの送る資料は時計塔全体に公開されるためオーフィスの言った『発表会』もある意味的を得ているというわけだ。

 

 

「そもそもそやつらが何を持って成果と認めるかが不明瞭だな。どうせ少しでも気に入らねば失格だの不合格だのと言ってくることは容易に想像がつく」

 

「魔術師って、そういうところが個人個人で大きく異なるんだよ。例えるなら相手を直接攻撃して攻めたてる魔術と、直接攻撃はしないけど大きく戦局を左右出来る魔術、どちらを有益とするのかとかね」

 

 

 ギルガメッシュが下らなそうに吐き捨てると、レジェンドに自分考案の施設をおねだりすべく隣りに座っていたプーリンも続ける。

 

 

「で、どうしようか。もういっそ、そのロード・エルメロイだっけ?その人や見込みのある人物だけこっちに異動させて時計塔そのものを木っ端微塵にしちゃう?」

 

「「「「「それはやり過ぎィィィィィ!!」」」」」

 

 

 ウルクのカミソリは伊達ではなく、そして過激だった。ツッコミを入れたレジェンド達であったが、実はレジェンドとギルガメッシュ、プーリンに限り同意しそうになったのは黙っておく。

 

 

「よく考えたら見もせず破棄されたりすることだって全く無いとは言えないんだよな」

 

 

 レジェンドの発言でカドックも気付かされる。エルメロイはそんなことしないだろうが、他の者がどうするかは未知数。悩めば悩むほど問題ばかり出てきて建設的意見が出ない中、ギルガメッシュがニヤリと笑う。

 

 

「ならばここは逆転の発送でいくぞ」

 

「逆転の……?」

 

「見ようとさえしない可能性があるならそれを潰す。即ち――」

 

 

 ギルガメッシュは堂々と言い放った。

 

 

「見たいと思わせれば良いだけよ!これより我らプロデュースによる、ウルトラ騎空団所属のマスター&サーヴァントのプロモーションビデオ『Fate/Ultimate Order』の制作開始といこうではないか!!ふははははは――!!」

 

 

 ――かくして、ウルトラ騎空団総出(協力・月王国)というアホみたいなスケールでプロモーションビデオの制作が急遽決定したのである。

 

 

 

 

「そういうわけで『るりふぃすさやぴー』の新曲をそのPVに使うことも同時決定した」

 

「物凄い急でございますな!?まあ、形としては一先ず完成しているし、ライブでなければ問題ないでありんすよ」

 

「新曲の用意からレコーディング、それを踏まえた上でレッスンのスケジュール管理……実に有能ではないか。あのアバズレ邪神も此奴に育成させれば……いや、アレは土台からして無理であったな……」

 

 

 レッスン中のるりふぃすさやぴーとゼットの元へ、レジェンドやギルガメッシュが訪ねてきたと思えばいきなりこの事を開帳。しかしそこはレジェンドと一体化しているゼット、もう慣れたものであっさり対応。これにはギルガメッシュもニッコリ。

 

 

「アバズレ邪神……エレちーさんの妹というイシュタルの事でございますかね」

 

「うむ。理解が早くてよい。ちなみに……」

 

「究極英雄王の考え通りほぼ無理であります。ぶっちゃけ、素材は良くても中身がプライドと欲だけで大半形成されてるような性格なのでレッスンによる更正は不可能でございますよ」

 

 

 ゼットからもダメ出し食らったイシュタル。何故ここまでゼットが言い切るかというと、かくいう振り付けなどは例え自分が悪く言われようともルリア、オーフィス、沙耶が可愛く思われればいい、とゼット自らやってみて試行錯誤の末に完成させているからだ。

 ハッキリ言って、ことアイドル絡みではレジェンドさえ上回るのではないかと思うような本腰の入れよう。

 

 

「まあ、それは今回置いといて」

 

 

 荷物を右から左に動かすジェスチャーをするゼットと、相変わらずそれを真似するオーフィス。ほっこりさせてくれたところで改めて本題に入る。

 

 

「それで、ライブでなければとはどういうことだ?」

 

「いやそんな深刻な問題でなくてですね。単にこの曲はPVとかそういうので流してもらうとか、そんな感じで作ったから振り付けとか満足出来てな――」

 

「「御誂え向きではないか!!」」

 

 

 レジェンドとギルガメッシュがハモった。

 

 

「PV前提だと!?ウルトラマンゼット、貴様どれだけ優秀なのだ!ふははははは!!まさにタイムリーというやつよな!良い!実に良いぞ!!」

 

「良くやった、ゼット。お前がプロデューサーナンバーワンだ」

 

「えー……っと、とりあえず3曲あるんで皆さんが聴いてみて『これだ!』的なやつで。ただ、どれもオススメなんで俺からは何とも言えんですたい」

 

「ここにきて更に複数曲存在とは……そして極めつけは『どれもオススメ』と言い放つその気概よ。余程曲とその三人に自信があると見える。貶めているわけではないぞ?その逆だ。我らのPV、慢心にならぬ程度の自信を持って送り出さねば納得がいかんからな。期待に胸をふくらませつつ試聴といこうではないか!ふははははは!!」

 

 

 ギルガメッシュがヘッドホンを装着し、それに倣ってレジェンドもヘッドホンを着けて試聴開始。目を閉じて微動だにしない二人に若干不安になる三人だが、ゼットは失敗したとは思っていない。途中、シグルドを連れたオフェリアが訪問してきたが、黙って聴き入る二人は気にもとめていなかった。

 

 ――そして――

 

 

「「…………」」

 

「レジェンドー、ギルー、どうだったー?」

 

「どきどき……!」

 

 

 オーフィスが尋ね、ルリアも緊張気味、沙耶だけいつもの調子に戻ったらしい。いつの間にかアルクがくっついているが、それはそれだ。

 

 二人の裁定や如何に――?

 

 

 

 

 

「「満!!点!!」」

 

 

 

 

 

 完璧レベルにであった。喜ぶルリアと、それに釣られるオーフィス。沙耶はホッと胸を撫で下ろす。

 

 

「ギルはどうよ?この三つだと『逆光』がPV向けな気がしないでもないが、個人的に『躍動』を使いたい気持ちもある」

 

「落ち着いて見せるのなら『色彩』一択であろうが、我らの活躍や威光を全面に押し出すならばやはりその二択になるか」

 

「……そういやPV向けといえば以前収録して未公開のやつがあったっけ」

 

「「即刻聴かせよ!!」」

 

 

 ――再度試聴中――

 

 

「ぬあああああ!!また推し曲が増えたぞ!!どうするマジで!!」

 

「こうなればマスターとサーヴァントで別々に一つずつ、シメに一つで合計三つ作ってしまうのはどうだ師父よ!?」

 

「この『この惑星で、ただ一つだけ』を含めて四つからか……!しかしそうなると残る一曲の分も作りたくなる!……ハッ!?マスコット枠か!!」

 

「その手があったか!いや、そこは突き詰めてマスコット+マスターやサーヴァントではない団員でゆくぞ!そうすれば最後の締め括りは遠慮なく全力でやれるというもの!ふははははは!!良い!ノッてきた!早速この4曲用に撮影といくぞ!」

 

 

 レジェンドとギルガメッシュのやる気に火を点けたるりふぃすさやぴーの新曲でPVのテーマソングは決定。ついでに未発表曲含めてオフェリアやシグルドも聴かせてもらっていた。あと、このことを聞いたロマニとモルガンがちょっとむくれたのは言うに及ばず。

 

 

 

 

 ○マスター組 監督・レジェンド

  曲『この惑星で、ただ一つだけ』

 

 

「いいかお前ら!確かに英霊は凄い人物だらけだろうがマスターがそれに劣っているという訳ではない!マスターの無様な姿はそのまま召喚されたサーヴァントも無様なものとなる!その逆もまた然り!」

 

「えーと、つまり……?」

 

「なるほど!それぞれサーヴァントに相応しいマスターだって見せつければいいわけなんですね、団長!」

 

「その通りだ藤丸立香!そう、オカルト研究部だけでなく、お前達留学組・月王国組も空の世界にて『ジョブチェンジ』を会得し、サーヴァントと共に前線で戦える能力を手に入れた!まあ、元々戦えた奴もいるけど」

 

 

 レジェンドの招集で集まったマスター組。カドックの相談を受けて行われたそれによって、今回の目的及び方法が伝えられ、すぐさま撮影準備に入る。

 

 

「ジョブチェンジ……確かに僕達が成長したと証明出来る明確な方法の一つだ」

 

 

 己の持つ反骨精神を良い意味で向上心へと繋げたカドックはまさかの最上級クラスのジョブ『マナダイバー』を会得。留学組の中では最も早い。

 

 

「えええええ!?カドック何それ!?私、村正と合わせる為に侍ジョブ極めてやっと剣豪になったばかりなんだよ!?」

 

「そっちはエクストラの方だからまず方向性が違うだろ」

 

「しかし凄いな!私はまだエクストラのクラス1だ!ジョブは、そう!カイニスに合わせてドラムマスター!!」

 

「「「「「合ってねえええええ!!」」」」」

 

 

 ねじり鉢巻き、法被、そして褌でバチを握りしめたキリシュタリア。何処からともなくトライデントが飛んできたが、さて誰のものやら。

 なお、もう一人の静かなる問だ……天才は?

 

 

「ナイスファイト」

 

「「「「「いやどちら様!?」」」」」

 

「俺だ」

 

 

 デイビット・ゼム・ヴォイド、彼はまさかのレスラー。先日召喚したハマーン・カーンとはまるで合わせる気がないのかと思いきや……。

 

 

「ハマーンは基本指揮官タイプだ。ならばいざというときの護衛が必要だろう」

 

(サーヴァントの方が護衛すべきじゃねーの?)

 

 

 一誠の考えは至極当然である。護られっぱなしはどうかと思う、なら納得しなくもないが。立香とカドックはしっかり考えてジョブチェンジしたあたり、あの世界の魔術師は最初から有能なほど変なのだろうか?

 

 

「そういえば先生はジョブチェンジ……いらなかったわね」

 

 

 沙耶は以前バーヴァン・シーと共にジョブチェンジしたウォーロック。魔女らしく、と姉がリファインしてくれたヒール高めのブーツがよく似合う。ちなみにモルガンもレジェンド同様にそのまま。二人共スペックがおかしいのだ。

 

 

「ところで、アーシア?」

 

「はい?」

 

「何でジャンヌと同じ衣装なのかしら……?」

 

 

 リアスがアーシアに尋ねたように、今の彼女の服装はジャンヌ(第三再臨)と同じ。彼女程ではないが胸も十分あるし。

 

 

「あの……何か『お姉ちゃんとお揃いにしましょう!金髪!聖女!ここまできたらやらねばなりません!』と仰られて、あれよあれよとこんな感じに」

 

「カナエの暴走と似た感じなのね」

 

「私の暴走って何!?」

 

 

 姉化が進行しつつあるジャンヌに不安を覚えつつ、こういう場ではすぐ帰りたそうにする勇治の様子を見ると――。

 

 

「何でまたこの格好(ジョブ・ソルジャークラス1st)させられてるんだ……」

 

 

 ――バスターソード背負わされていた。似合っているから何も言わないが、ぶっちゃけ基本的に科学者スタイルな彼とは正反対のジョブだということを忘れてはいけない。ちなみに実行犯はレジェンドとエルキドゥ。

 この二人によって綾香もジョブ『花売りの古代種』にされたことで軽く一悶着あったのだが……よりによってあのメソポタミア最強チーム(+花の魔術師♀)は愉悦しただけであった。

 

 

「木場はあのレーティングゲームの時と同じ衣装なんだな」

 

「クー・フーリンさんと肩を並べるならこの方が都合良いからね」

 

「へー……ゼノヴィアが沖田さんと同じ衣装……」

 

「そういうイリナは……ナース服じゃないのか」

 

「違うわよ!?デカい注射器で戦えとか言う気!?お注射天使じゃないんだから……先生に騎士らしく見繕ってもらったのよ」

 

 

 様々なジョブや衣装が目につく中、タイガやゼットらウルトラマンは変わらぬ姿で準備中。カドックが近くにいたトライスクワッドに声を掛けてみる。

 

 

「君達はそのままなんだな」

 

「俺達は存在自体がジョブみたいなものだし、これだけいると被りとかもあるから今回はジョブチェンジ見送りだって」

 

「多様性アピールとしては申し分なく思うのだが」

 

「俺らはデフォルトの見た目である程度分かるしな。あとは動きで魅せればいいってことだよ」

 

 

 一通り準備を終えたところで、彼らの撮影が開始される。なお、後に至極まともな各々の機動兵器に乗っての撮影が待っていることを彼らはまだ知らない。

 

 

 

 

 ○サーヴァント組 監督・ギルガメッシュ

  曲『逆光』

 

 

「さて貴様らに言っておく。此度の撮影の出来、我らのみの評価にあらず貴様らのマスターの評価にも直結する。無様を晒せばそれは貴様らと縁を結んだマスターをも貶めることになるということを常に頭に入れておけ」

 

「いつものようにぐだぐだ出来んぞ、シャキッとせい沖田」

 

「そのままノッブに返しますよ。ノッブはどういうわけかぐだぐだ結界を張るのが得意ですからね」

 

「何じゃと沖田ァ!そういうお主こそ撮影中いざというときにゴフゥッ!とかやりそうなんじゃが!」

 

「不可抗力ですぅー!沖田さん大真面目なんですぅー!!」

 

「――とまぁ、こうなるとマスターもこんな感じなんだなと思われるから気をつけてね♪」

 

 

 エルキドゥによって失敗例にされてしまった信長と沖田。微笑ましい光景ではあるのだが。

 

 

「それでどうするのですか?模擬戦では代わり映えしないといいますか……」

 

「フッ、良い質問だセイバー。その通り、模擬戦ではいつもとやっていることが変わらんし宝具も使用制限がかかりかなり地味になる。そこで我や狗が活躍しているプラズマ怪獣のハンティングよ!サイズによる迫力!相手が相手だけに我らも躊躇う必要なく力を振るえ、かつ見栄えも抜群!さらにガネーも稼げ戦利品も手に入るという充実した方法である!ふははははは――!!」

 

「なら狙うのは大物だろうな!?」

 

「然り!まずは以前も口にしたグランドキングからよ!ウルトラ6兄弟を同時に相手取った奴と同種との戦い、さぞ見応えのあるものになるであろう!」

 

 

 クー・フーリンやギルガメッシュ、エルキドゥ(とタイガから聞いていたエレシュキガル)はグランドキングがどんな存在なのか分かっているが、他のサーヴァントは何となくでしか理解していない。ついでに言うとプラズマ怪獣の場合はそのグランドキング、果ては某邪神よりも上の奴がゴロゴロいたりするので注意。

 

 

「グッ!?グググ、グランドキング!?ギルガメッシュ、本当に大丈夫なの!?タイガから聞いた話だととんでもない怪獣よ!?」

 

「案ずるなエレシュキガル。アレより今貴様の冥界にいる冥神獣の方が強力だ。恐るるに足らず!」

 

「そ、それならちょっとは安心なのだわ……」

 

 

 クー・フーリンは内心「冥界にアレより強い奴が普通にいんのかよ……」と驚いている。他は「それって安心なのか」とか「そこを治めてるエレシュキガルってどんだけ凄いんだ」という声がちらほら。

 

 

「えー……私も戦うのかい?もっとこう、私の強みである技術的なとこを見せるのは?ホームズやネモ船長だってそうだろ?」

 

「私はバリツがあるからね。いやバリツが通じる相手かどうかの問題はあるが」

 

「僕は折角だから戦艦が使えたらと思ってるんだけど」

 

「選り好みが常々出来るわけではないということよ!ネモの希望に関しては後半やることになっている!それを期待し暫し堪えるがよい!」

 

 

 ギルガメッシュの言葉で何やらやる気が出たネモ。ホームズは仕方ないと思っているが、ダ・ヴィンチちゃんは「もう先代陛下と一緒に団長さんへ夜這いかけちゃおうかな」とかヤバい思考になりつつある。またレジェンドの安息が脅かされそうだ。そもそもあるのか疑問だが。

 

 

「テーマソングがるりふぃすさやぴーの新曲だとぅ!?だとすればボクがやらねば誰がやる!」

 

「ド……ドクターが何時になくやる気に満ちています!」

 

「私もやるぞー!というわけで皆の出番取っちゃっても恨まないでね!沙耶のためでもあるから!」

 

 

 ドルオタとあーぱー吸血姫が揃ってやる気を出しているが、魔術王と真祖が本気になったらこの面子だとギルガメッシュやロムルスぐらいしかどうにか出来ない気がする。

 

 

「ところで皆、一つ問題が出来たんだ」

 

「どうしました、プーリン殿」

 

「頭脳と肉で解決可能な案件ですかな!?」

 

 

 小太郎とレオニダスがプーリンに聞くと、彼女は溜め息を吐きながら――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「男の私がサーヴァントじゃないのにここにいるんだけど」

 

「話の途中だが私さ!!」

 

 

 

 

 

「何している貴様ァァァァァ!!貴様はバカトリアがメガホン取っているチームだろうが!さっさと持ち場へ戻れたわけ!!」

 

「いやだってあっち数が本当に多いんだ。みんな大好き花のお兄さんである私が埋もれてしまうのはよくないだろう?」

 

「いや別に」

 

「ローマである」

 

「どうでもいい」

 

「頭の病気ですか?仕方ありません。ドクター卯ノ花とドクター御門を呼んで診察、場合によっては開頭手術の必要がありますね」

 

「辛辣過ぎない!?あとロムルスに関してはどういう意味合いなのか誰か教えてくれないかな!?」

 

 

 突然現れたマーリンに関して殆どが無関心、又は厳しい目を向けている。救いの神なヤプールやアーシアも居らずマーリン♂大ピンチ。いつものことだけど。

 

 

「あ」

 

「え?」

 

 

 エルキドゥが何かに気付いて声を出し、マーリンが反応すると――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピッカァァァ!!(こんなとこで何してんのー!!)」※ムーンサルトキック(メタルピカチュウver)

 

「マーリンニゲルナフォーウ!!(この欲深クソ野郎ー!!)」※ウルトラフォウくんキック(メタルフォウくんver)

 

 

 

 

 

「ぐはあああああ!!」

 

「「「「「ダブルメタル!?」」」」」

 

「うむ、我がウルクに作られた施設のアイテムを有効活用した見事な連携技よな」

 

「よく生きてるよね男の私」

 

 

 気絶・痙攣してるマーリンをフォウが仕方なく引き摺って戻っていき、ピカチュウが「ごめんなさい」と言うかのように鳴きながらペコペコ頭を下げている。当然、ピカチュウやフォウは悪くないのでエルキドゥに撫でられながら労られ、二匹分のフルーツミックスを貰い撤収。

 

 

「あれに育てられたセイバーの苦労が分かるというもの……同時に師父に育てられたあやつの優秀さもな」

 

「フォウくんの待遇や扱いとかね」

 

「うちの夢魔がすみませんでした」

 

 

 腹ペコ王アルトリア、主にマーリンの所為で苦労人。

 

 

「ところで究極英雄王、後半にと言ったけれど……」

 

「今回の場合、後半とは二つの意味を持つ。一つは我らの行うサーヴァント編の終盤、貴様のルナティックボーダーとハマーンのサダラーン改にて敵の大艦隊を蹂躪するシーンのことだ」

 

 

 ここで驚愕の声が上がる。無論、その中にはネモの声もあったのだが、当事者の一人であるハマーン(ネオ・ジオン衣装)は別段問題無さそうなのも意外であった。

 

 

「おいおいおい、いくら何でも厳しいんじゃねぇのかい?英雄王さんよ」

 

「竜殺しの当方がワイバーン軍団を蹂躪するのとは勝手が違うように思えるが」

 

「フ……そうだな、普通ならばそう思うだろう村正にシグルド。しかし、それを可能とする手段がある!そう!宝具だ!!」

 

「宝具だぁ?ネモの奴の宝具はそこまでの……」

 

「いや、ネモ船長の方じゃない。可能性があるなら彼女の宝具だ!僕達はまだ彼女の宝具について何も聞かされていない!」

 

 

 アーサー(プロトタイプ)、通称プーサーが気付く。宇宙世紀の英雄もしくは反英雄たるハマーンの宝具は普通の英霊に察することなど、現界し宇宙世紀のことを学ばなければほぼ不可能。

 

 

「御名答だ。私の宝具『再起せよ、栄光あるジオンの兵よ(リターンズ・オブ・ネオ・ジオン)』はグリプス戦役から第一次ネオ・ジオン抗争終結まで、私が治めていたアクシズ並びにネオ・ジオンの戦艦を含む機動兵器……グレミー派のものも合わせて全種多数召喚する対軍宝具なのでな」

 

「「「「「はあ!?」」」」」

 

「ふははははは!!驚くのも当然よな!火力は勿論の事、スケールがもはや段違いなのだ!我も見てみたが一人だけの軍隊(ワンマンアーミー)とは正にこの事かと思ったものよ!まるで宇宙戦争であったわ!!」

 

 

 そう、ハマーンの宝具は自身が参加した大きな戦争、その時のアクシズとネオ・ジオン戦力全部を引っくるめて宝具化したというべき超戦力。クィン・マンサやゲーマルク、サイコガンダムMk-Ⅱなどの大火力の機体やグワダンにサダラーンといった巨大戦艦まで無人操作かつ無数に出現させられるのだ。これもハマーンがアクシズの摂政に始まり、ネオ・ジオンのトップとなり、そしてかのジュドー・アーシタとの一騎打ちまで生存していたことに由来する。

 

 

「私はお前達のように身体的な戦闘力や神秘に優れているというわけではない。故に宝具の面で多少なりとも光らねばならん」

 

「いや、ニュータイプとかサイコフィールドも儂らにとっては宇宙級神秘なんじゃが?意識だけでビーム撃つ小型兵器を山程操るって何なのお主」

 

「個人的にMSの操縦技術が最高クラス、しかも艦隊指揮も出来るってどっちかだけでもお釣りが来ると思うんだ」

 

 

 ノッブやロマニ(今はソロモン状態)にべた褒めされ、ハマーンも悪い気はしない。シャアが言ったなら「何を今更」と鼻で笑うだろうが。

 

 

「そういうわけでそちらは私達で問題はあるまい。逆にそれ以外の場合、私はキュベレイ抜きでは話にならん」

 

「謙遜の必要などなかろう。真のカリスマはいるだけで空気が変わるものよ。ふはは」

 

 

 レジェンド達に続き、ギルガメッシュらもいよいよ撮影に入るのだった。

 

 

「そういえば主は?」

 

「彼女ならマスター側に入れといたよ。ほら、彼女も一応留学生という立場だし、虞美人としてこっちにいるのを公表するのは色々と面倒になるだろうから」

 

「そうでしたか。お気遣い感謝いたします、エルキドゥ殿」

 

 

 頭を下げる蘭陵王にいやいや、と穏やかに返答したエルキドゥだったが――。

 

 

 

 

 

 ――呪血尸解嘆歌(エターナル・ラメント)ォォォ!

 

 ――何でこっちにいるのに虞美人モードなんだお前はァァァ!!

 

 ――パイセン、こっちマスター!マスターサイドだよ!

 

 ――何のためにジョブチェンジしたんだ芥ヒナコ!!

 

 

 

 

 

「「…………」」

 

 

 敢えて言おう。マスターとしての彼女はポンコツ又はあーぱーであったと

 

 

「……主が団長殿に御迷惑をお掛けして申し訳ございません」

 

「君も大変だね」

 

「相変わらずカドックはツッコミが似合うわ」

 

 

 再度先程と同じ動作でやり取りをする蘭陵王とエルキドゥに、さりげなく会話に混ざるアナスタシア。今回のことは、主人がダメな分サーヴァントがまともな例として後々語り継がれたとかなんとか。

 

 

 

 

 ○ウルトラ騎空団組 監督・キャストリア

  曲『色彩』

 

 

「さて、私達の場合はマスコットも含めて非常に数が多く、全員が出演するのはまず不可能です。よって、留学先である月王国組は当然として、ウルトラ騎空団の重役を預かる者やウルトラマンの方々、並びに彼らと一定以上の関わりの深さの人物を優先して出演させることにします」

 

「「「「「えー!!」」」」」

 

 

 不満の声が上がるが、アルトリア(アヴァロンモード)の案はこれでもかなり譲歩したものである。何せ空の世界出身者だけで百人を軽く超えるウルトラ騎空団、そこへレジェンド一家や神衛隊(サーガ含む)に宇宙警備隊や銀河遊撃隊、三大勢力関係者その他も加えると膨大な数に及ぶ。

 

 

「……ミオリネさん……」

 

「どうしたのスレッ……」

 

 

 スレッたぬき、再び。

 

 

「「「「「…………」」」」」

 

「私がこの格好である理由は何なんですかー!?」

 

「バトルシーンも撮るからです」

 

「むしろ身体能力を考えると私よりウルトラ騎空団に属してる動物達の方が凄そうなんですが!!」

 

 

 例として、棒術使う猫とか魔法使う猫とか光線を撃つウルトラけものとかその師匠で合体技を単独発動出来る電気鼠とか。確かにスレッタの言う通りだ。何だここ。

 

 

「せめて……せめてパイロットスーツにして下さい……!」

 

「ま……まあ、スレッタ以上の武闘派の方々も大勢いるし」

 

「ああ。そちらは私達に任せておきなさい、ミオリネ・レンブラン」

 

 

 バーゲストが自信満々に答えるが、その視線の先にいたのは空の世界のガウェイン。出演で一足早く抜擢された彼は、シエテを始めジークフリートやウーノらと綿密な打ち合わせの真っ最中。

 

 

「騎士は騎士で纏めるにしても、最終的な人数によってはバラけた方が印象に残るかもしれん」

 

「だよねぇ。十天衆は全員揃ってた方がアピールポイントになりそうなんだけど」

 

「単独活躍のシーンは短く、しかしインパクトを重視して――」

 

「何も戦闘シーンに限定しなくても良さそうだね。曲名のように様々な分野を幅広くやってみるのもいいだろう」

 

 

 あのシエテも真面目に打ち合わせに参加。団長代理という立場な以上、下手を打てばウルトラ騎空団全体の面子に関わるとあっては本気にならざるを得ない。十天衆の大半は常日頃からそうあってほしいと願っているわけだが、今は置いておく。

 

 

「で、私らは別にいいけどさ。アレどうすんだよ」

 

「アレ?」

 

 

 アルトリアが小首を傾げると、バーヴァン・シーは溜め息を吐きながらある方向を指さした。

 

 そこには――。

 

 

 

 

 

「やーだー……イッセーいないしやる気でないー……あとよろしくー……」

 

 

 

 

 

 一応、武装はしているもののうつ伏せになって動こうとしないメリュジーヌ。ぶっちゃけティアマットのチキンぶりとは別のベクトルでダメドラゴンである。なお、オーフィスはアマリやルリアといった面々が構っているのでちゃんとやる気十分。

 

 

「……あれで妖精騎士最強だから気が抜けるよな」

 

 

 そこへズルズルとマーリンを引き摺りながらフォウとピカチュウが戻ってきた。ここまで引き摺られたのでマーリンは既にボロ雑巾のようだ。

 

 

「フォーウ……フォウフォーウ……(疲れたー……コイツ無駄に重ーい……)」

 

「ぴかーちゅ……(きっとこれ欲望の重さだよ……)」

 

 

 一仕事終えた二匹はぐったりしている。しかもピカチュウの意見はある意味ドンピシャ。

 

 だが、世の中はそんな彼らを待ってくれない。

 

 マーリンとは別の女好きが、よりによって彼らの組にいるのだから。

 

 

「やっぱりよ、水着シーンは不可欠だと思わねぇか?」

 

「それ言ったらオメェ……入浴シーンだろ?」

 

 

 何か声どころか性格も似てる、アザゼルとソリッズ。ついでにそれを肯定してる何名か。組織のPVに何を求めてるんだこの連中は。

 

 

「フォウ……」

 

「あー、あんなの気にしなくていいからね☆」

 

 

 くたくたのフォウを労るセラフォルーだが、今回のPVはウルトラ騎空団全体並びにその関係者及び各所の風評に関わってくる。ピカチュウ共々、今のご主人様であるレジェンドに恥をかかせてはならないと再び奮起したフォウ。

 

 

「ピッカ!(フォウくん、今こそ僕達との修行で手に入れたあの力を試す時だ!)」

 

「フォウ!(ハイ!ピカ先輩!いくぞグランドスケベの同類共!)」

 

「え?」

 

 

 ピカチュウがフォウに何らかの指示を出したのは分かるが、何を言ったかまでは……と考えていると何かを察したしのぶが脱兎の如くその場から逃走。責任感の強いしのぶのこと、何の考えもなく逃げ出すとは思えない。

 

 そして次の瞬間――。

 

 

 

 

 

「キョダイマックスフォーウ!」

 

 

 

 

 

 真・ウルトラけもの降臨。なんとフォウくんキョダイマックス化。もふもふ度3割増しで大きさ20m以上になったフォウがそこにいた。

 

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

「う〜ん……あいたたた……さすがにやりすぎじゃないかなキャスパリー――」

 

 

 目覚めたマーリンの眼前には、巨山の如く聳え立つキョダイマックスフォウくん。既にその前足は大きく振り上げられている。

 

 

「ドフォーウ!?」

 

「ドスケベシスベシフォーウ!」

 

「「「ぎゃああああああ!!」」」

 

 

 ズズゥゥゥン!!と地響きを上げ、大地ごと叩き潰されるアザゼルとソリッズ、ついでにマーリン。とりあえず当面の平穏は保たれた。

 

 

 ――おい落ち着け沙耶!

 

 ――貴女の出番はこれからです、行ってはなりません……!

 

 ――離して、先生にお母様。あのふわもふは味わわなければならない使命があるの……!

 

 

 ……何か何処ぞの女王が有り得ないパワーを発揮しているようだが気にしてはいけない。そして逃げたはずのしのぶは予想外の光景に逃走先で気絶したらしく、パム治郎が自身を強化してやっとこさ運んできた。マスコット達超有能。

 

 フォウの活躍で(マスコットに負けたくないと)メリュジーヌもやる気を出して復活。一先ず撮影は開始された。顧問に関しては矢的がいるのでさしたる問題でもなかったという。というか最初からアザゼルを顧問枠では出さない予定だったとか。

 

 

 

 

 ○全員集合編 監督・レジェンド一家

  曲『躍動』

 

 

「いよいよラスト!豪華大盤振る舞いだ!」

 

「マスターとサーヴァント、さらに団員関係者総出で行われる撮影よ!精々我や師父に負けぬよう存在感を出すが良いわ!ふははははは!!」

 

「ねえ、後であの特大フォウくんモフらせてくれないかな?バターケーキ作ってあげるから」

 

「フォーウ!」

 

「あれってピカチュウも出来るんだ……」

 

「というかこの子が教えたみたいですけどね、アレ」

 

 

 待ってましたと言わんばかりの大盛り上がり。

 

 タイタスとレオニダス、復活したソリッズも含めた三羽烏が中心となったウルトラ騎空団筋肉隊。

 

 一誠にタイガ、セイバーアルトリア、グランやキラとダイゴらに代表される主役組。

 

 ジャグラーとエミヤを筆頭にマシュら主要スタッフ集結の蛇倉苑。

 

 そして剣豪ジョブの立香を見てテンションマックスになった村正を始めとした留学生とそのサーヴァント達。

 

 未だにジョブを解除させてもらえない勇治に肉食獣宜しく飛び付いていく光のコヤンスカヤとムジナ、何とか止めようとしてる玉藻の前ジョブなミオリネと花売りジョブの綾香。

 

 結局オーズジョブにされて素顔が映らない……のはともかく何故か単独で永遠なタカクジャクコンドルのコンボを発現させてる流。

 

 レオスを中心に狙われているが知ったことかとイチャつきを見せつけまくっているライとモニカのカップル。

 

 キョダイマックスフォウくんをモフれなくて意気消沈してる沙耶を慰める月王国組。何かやけに陽気な神様もいたらしい。一体何ルカンなんだ……。

 

 後学のためにと休暇を利用し単独でクルーガー・インダストリーを訪問してるアポロンゼストや基本的に別行動してる九極天を除き、出演した全員が和気藹々とした撮影となった。

 

 

「あとはこれを俺らで総確認・総編集してまずは身内に公開。問題無ければ複製して時計塔へ叩きつけてやるとしようか。原本?そりゃ作った俺らのものだろう」

 

「ふ……問題児呼ばわりされていた奴らが我らの一員として多大な成果を示している、良い皮肉となろう。柔軟性なくば真に成功者とはなれぬということを、凝り固まった思想ごと映像によって粉砕してくれる!」

 

 

 ふはははははー!と変わらぬ高笑いを上げるギルガメッシュと早速最後の仕上げを始めるレジェンド。

 

 「楽しみに待て、後日!」と強く言われ、他の者は期待しつつその日を待つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――余談だが、アザゼルもマーリンも出演出来たのは4作合計で各七秒程度だったという。人数的に仕方ないが、レジェンドやギルガメッシュは出演したマスターorサーヴァント編だけでそれ以上だとは言うまでもない。

 

 それから……ウルトラけものと電気鼠の出演時間もアザゼルとマーリンを上回ったそうだ。




祝・キョダイマックスフォウくん!!実はこれ、後のバビロニア編にて活躍するためのものだったりするんですが、詳細はその時に。

さすが矢的先生、カドック君も尊敬する本作屈指の良識人。というか特別暴走したりしない上に実力もあって人望も出番もあるのって彼くらいじゃなかろうか?
レオはバグったし、メビウスはカレー軍曹、ゼットはウルトラ戦士以外の分野で急成長……ティガはデッキが鬼畜なだけでマジな方か。むしろキラやグランがヤバい。

そしてもう一つ祝わねばなるまい。

祝!ハマーン様登場!!
アンケート結果通り、デイビッドが呼びました。宝具が明らかに『防御無視+防御ダウン・敵全体に超強力な攻撃・味方の全ステータス大幅アップ(オーバーチャージで効果アップ)※全ての効果永続』なヤベーやつ。カリスマ女帝は伊達ではない。

一応、ホームズやネモ船長も初登場。

今回は全てFGOの曲で作られましたが、皆様は本作の面々だとどんな曲でPR映像をイメージされますか?


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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