ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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本編が砂漠編決戦前ということで筆休めがてら久々に特別編です。

文字通り、思い出話として昔のキャストリアやモルガン達、他にもレジェンドの友人達のことが出てきます。


 ――レジェンドさんちのカルデア事情――


「スペースエレちゃんがアタランテ連れて二十二連で来てくれたぞ! エレちゃん可愛いヤッター!」

「「うおおおおお!!」」←十一連で宝具レベル5+アペンド全開け分確保したタイガ&ジータ

「お前らそのエレシュキガル絡みの超運なんなの? そしてまさかの――」

「まさかの?」

「水着セイバーアルトリア確保。あ、アレはアーチャーだったっけ」

「(ちーん)」←真っ白究極英雄王

「んで、デスティニー召喚と福袋召喚ではそれぞれ上杉謙信とモルガンが来てくれました」 

「やりましたよマスター! 私はピックアップも控えてますから、絶対に回して下さいね!」

「やはりトネリコ時代より今の私こそ我が夫に相応しいということが分かりましたね」

「あとひびちかも加入してるぞ。特別編で呼んだら来そうなんだが」※ヒント→『店長』


それではどうぞ。


特別編・たくさんの、おもいで

 ――頭にたんこぶ作って正座している元・楽園の妖精ズ。

 

 二人の前の椅子に座ってウエハース食いながらとんでもない圧をかけている最高位光神。

 

 ついでにそれを面白がって見ている究極英雄王と無二の友、マイロード一筋な花のお姉さん他レジェンドサーヴァンツ。

 

 一体何がどうしてこうなった。

 

 

 

 

 

「別荘とはいえ家主である俺がいる中、よくもまあ堂々と俺の部屋から色々と物色したもんだな」

 

「いえ、あの……我が夫? 持ち出すつもりはなく我が夫の部屋で調べようと――」

 

「たんこぶ増やすか?」

 

「ごめんなさい我が夫痛いのヤです」

 

 

 手加減しているとはいえ、レジェンドの拳骨で痛い程度とか……言い方は可愛いなこの先代女王。

 

 

「スイートパートナーがいるのに全然何もしないから、もしやいかがわしい本でもあるんじゃないかと考えて――」

 

「お前の方が頭ン中でいかがわしいこと考えてんだろーが」

 

「墓穴を掘るとはさすがバカトリアよな」

 

「さらりと会話に混ざって罵倒するなギルガメェ!」

 

 

 吠えるキャストリアだが正にその通りなので仕方ない。

 

 

「そもそも二人揃って何でマイロードの部屋に勝手に入ったんだい? そんなことしなくても、マイロードなら自分の同席を条件に入れてくれると思うけど」

 

「もしや門外不出の秘酒があったり!?」

 

「また禁酒令出されますよネコ軍神」

 

「しかしそれで戦えないだけならまだしも、泣きながらへばり付かれるのは勘弁してほしいのでござるが……」

 

 

 プーリンの意見は尤もだし、景虎がレジェンドに禁酒令出されたとき暫く使い物にならなかったことをカーマと千代女は思い出し遠い目をする。

 お手伝い中だったシャルロットや、機動兵器訓練を頑張っていた蛍は知らないようだが。

 

 

「同性のザガートやイノーバは勿論だが、ロイですら勝手に入らん俺の部屋に侵入する度胸は大したもんなんだがなぁ。とりあえず二人ともピカチュウとフォウに叩かれる刑な」

 

 

 可愛らしい刑罰というか、それ刑罰なの?

 

 ……なんて思ってる方々はいないだろうか。

 忘れるなかれ、あの二匹はレジェンドのペットで別次元の実力者だということを。

 

 

「ピッカァ!」

 

「へぶう!?」

 

「フォウッ!」

 

「いだあっ!?」

 

 

 ぺちんとかぷにっとか可愛らしいものではなく、バチィンとかベシィッとか凄まじい音を立てて炸裂した二匹の『はたく』。

 モルガンとキャストリアのほっぺたに見事な痕が付きました。

 

 

 

 

 

「しかし貴様ら、師父の持ち物など逆に『本気で探せば無い物が無い』ということぐらい我を見れば分かるだろうに」

 

「それでも気になるんだもん」

 

「……………………プッ」

 

「今笑ったなギルガメェ!! 堪えてるの丸分かりだぞギルガメェェェ!!」

 

「ふははははは!! そんなにくっきり肉球の痕を付けたまま吠えられてもギャグにしかならんわ!! ふははははは!!」

 

 

 相変わらずなギルガメッシュとキャストリアのやり取りは兎も角、正直なところプーリン以下レジェンドサーヴァンツは彼がどんなものを持っているのか気になっていた。

 

 ――で、それを聞き付けて――。

 

 

 

 

 

「第一回! レジェくんの持ち物チェック〜!!」

 

 

スパァァァン!!

 

 

「はぅあっ!?」

 

「何やらかしてんだバカ者」

 

 

 我らが天災兎・篠ノ之束が招集を掛けてみたら想像を遥かに超える人数が集まってしまった。

 これはレジェンドが青筋浮かべて引っ叩いても仕方ないだろう。

 何より本人不許可なわけで。

 

 

「そんなこと言わないでよ団長〜」

 

「そーそー、見せてくれたらなんと! ろせちゃんの身体を好きに出来るんだよ!!

 

「「「「「!?」」」」」

 

「「「「「何ィ!?」」」」」

 

「わ、私はそんなこと一言も言ってませんっ!!」

 

 

 立香はまだいい、おねだりレベルだ。

 だが束のロスヴァイセを好き放題発言は大問題(しかもこっちも本人無許可)。

 そしてやっぱり男女揃って食いついた。

 

 

「何故だ!? そんな美女の身体を好き放題なんて羨まけしからん! ならアヴァロンを自由探索させてあげるから彼女を――」

 

「マーリン最低」

 

「色々と教わりましたが全部リセットしたい気持ちに苛まれます」

 

「恥を知れ俗物」

 

「先代女王よ、それは私の台詞だ……私も同じ気持ちなので別に構わんが」

 

 

 マーリンフルボッコ。

 Wアルトリアにモルガン、果てはハマーンにまで侮蔑の視線を投げ掛けられた。

 

 

「イッセーはどう? 僕を好き放題出来るって言われたら――」

 

「いや別にそんなクネられても」

 

「何で!?」

 

 

 メリュジーヌは涙目で抗議するも、ぶっちゃけ一誠が迫られて興奮しそうな女性ランキング(彼周辺(イッセーハーレム)限定)では一位からリアス、ナイチンゲール、同列三位にイリナとまさかの清姫が入る。

 悲しいかなメリュジーヌどころかセイバーアルトリアすらトップ3に入っていない。

 しかも四位にはレイヴェルがいたりするのだが……。

 

 ……スタイルの関係か?

 

 後でエクスカリバーをブチ込まれたのは言うまでもない。

 

 

「とりあえずロスヴァイセの人権保護のために少しばかり開示してやるか。てかこういうときにハクとフウの出番だろ。使い魔どうした使い魔」

 

「……ハクが昼寝の為に行方不明でフウが探しに行ってます……」

 

「どんだけマイペースなんだあのグランド猫」

 

 

 

 

 

「これは?」

 

「フォウ用の自転車」

 

「「「「「何で乗れるの!?」」」」」

 

「お前らな、フォウは今いるメンツでファイヤーバルキリーを俺以外に歌いながら動かせる唯一の存在だぞ」

 

 

 初っ端から訳の分からんモノが出てきた。

 まあ、ぶっちゃけ直接走った方が早いフォウくんだが、たまに気分転換で乗りたいときもあるらしい。

 

 

「……これ、魔導書?」

 

「ああ、オリジン・ストレージデバイス『煌虹の魔導書』だ。早い話が夜天の魔導書や、ディアーチェの持つ紫天の書の原典と思えばいい」

 

「つまり?」

 

「それらの魔導書とは比べ物にならない禁忌の魔術や魔法なんかが記録されてる。ちなみに今現在も自動更新中」

 

(((((物凄く見たい……!!)))))

 

 

 何かヤベーもんを平然と出してくるこのチートラマン。

 だが、これにはちゃんとした理由があったのだ。

 

 

「やめとけやめとけ、文字通り記されてるだけだから読めたところで使えんぞ。効果が高いのは下準備だの何だのが面倒なのも多いし」

 

「そうなんだー」

 

「とか言いつつさり気なく開くなよアルトリア」

 

「…………」

 

「師父よ、どうやらバカトリアも気付いたらしい」

 

「だなー」

 

「普通に読めないんですけどー!」

 

 

 そう、読めない上に手間暇かかるし労力と見合ってないのである。

 効果そのものは絶大なものもあるのだが、レジェンドが付けたオプションのおかげで奪われたとしてもまず解読出来ない。

 

 

「まーそれ解読出来るの俺以外じゃノアやキング、あとはサーガ……いやアイツ魔法関連あんまし得意じゃないから厳しいか? 光神かつ俺に近しいレベルで、しかも相当長生きしてないと覚えてないような頃の文字に超古代ウルトラサインまで混じらせた暗号で記されるようになってるからなー、はっはっは」

 

「「「「「ごめんなさいもう頭パンパンです」」」」」

 

 

 そんなん一目見て解読出来る上にポンポン発動出来る三大最高位光神はマジ頭おかしい。

 

 

 

 

 

 そんなとき、()()を偶然見つけたレジェンドは短く嫌そうな声を上げた。

 

 

「げ」

 

「「「「「何かものっそい嫌そうな声と顔!!」」」」」

 

「実際嫌な思い出しか無いんだよコレ。あーそうだったコレ直して秘宝殿の奥にぶん投げといたんだよ。クソ、そんなことせず処分しとくべきだったこんなもん」

 

「いや、でもこれ……とんでもなく光ってるし凄そうですよ?」

 

「そりゃこれ俺が一誠達の世界のオーディンにくれてやった、原初(オリジナル)のグングニルだもんよ」

 

 

 ……途轍もない爆弾発言が飛び出した。

 

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

「も……もしかして京都で仰られた『手に入れたオーディン様が調子に乗ってレジェンド様をそれで狙い、結果槍側が消滅しオーディン様に厳罰が下された』というグングニルですか!?」

 

「何回聞いても何やってんだそっちのオーディンとしか思えないエピソードなんだけど!」

 

「そーそーソレな。別に俺にゃ効かんけど、こんな曰く付きの武器なんざ持ってたくないんだけどさー。そこら辺にポイ捨てするわけにもいかんだろこんなん」

 

「そんなとんでもないものを、ポイ捨て出来たら即座にしそうなアンタの頭ン中が理解出来ねーよ……」

 

 

 神器コレクター兼研究家なアザゼルすら額を抑える程、頭が痛くなる発言をするレジェンド。

 そういやこの光神、黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)も似たような経緯で消滅させた(というか相手の自業自得)事があったっけ。

 

 

「しかし作って直したのに完全消滅とかなー……勿体無いという貧乏性なトコがあるというか……あ、そうだ。モルガン魔槍貸して」

 

「は、はい……」

 

「いやそんなビクつかんでも」

 

 

 目に涙を浮かべておずおずとレジェンドに自分の魔槍を差し出すモルガン。

 ちゃっかり「お母様可愛過ぎかよ」とバーヴァン・シーと沙耶がその様子を録画していたがそれは置いとくとして。

 

 レジェンドが両手に持った魔槍とオリジナルのグングニルを粒子化し、混ぜ合わせる。

 

 

「えーと、これをアレしてここをソレしてこんな感じでこーなって……カラーリングどうすっかなー」

 

「え? え? 何してるのあれ」

 

「ふむ……」

 

「……こんなとこか。モルガンの愛用武器種が槍で良かったわー、親和性が高かったおかげで融合再構築も楽だったし」

 

「は?」

 

「出来たぞー、名付けて神造兵器『ラグナロク』だ」

 

 

 とんでもないものでとんでもないことを仕出かしやがったこの最高位光神。

 

 

「「「「「ちょっと待ったあああああ!?」」」」」

 

「あのまま廃棄消滅させるの勿体無いし、何だったらとやってしまったが力作だ。使い心地は保証するし、何なら試運転でもしてみるといい。丁度良い試し先がいるだろう? 日本地獄に」

 

「あ……あの、我が夫……これは……?」

 

「トラウマってもんでもないが俺が持ってても嫌な気持ちになるし、作った我ながら武具としては超一級品だ。どうせなら有効活用してくれそうな者に使ってほしくてな。常に最適なルーンを魔力消費無しで自動発動、素のスペックも桁外れ。触媒代わりにもなるし、俺とモルガン以外の他はどちらかが自分の意志で認めない限り持つことすら不可能。俺は万が一の時のためだから基本モルガンのオンリーワンアイテムだぞ、伝説レアだ伝説レア」

 

 

 ふっふーんと鼻高々なレジェンドと、差し出されたそれにぷるぷると震えながら手を伸ばすモルガン。

 

 

「おまけに貞操守護のための各種防壁も自動展開。これで嫌らしいスケベ思考の奴らの思惑も完全にシャットアウトだ。そういうのはやっぱり相思相愛の仲になった奴同士でやるべきだろ、うん」

 

 

 モルガンがちゃんと握り締めたのを確認してレジェンドは手を離し――もう一度、モルガンの手を外から優しく押さえた。

 

 ……ハッキリ言って、モルガンの心は限界である。

 

 

「よし、大丈夫だ。これの元の片方に散々文句言ってた俺が言うのもなんだが、大切にしてくれよ。全【エリア】探しても他に無いからな」

 

 

 

 

 

 ――モルガン、限界突破。

 

 

 

 

 

「我が夫ーッ!!」

 

「ぬお!?」

 

「我が夫我が夫我が夫我が夫」

 

 

 生まれ変わった魔槍改め神造兵器を握り締めたままレジェンドに抱き着いて、ぐりぐりと頭を擦り付けるモルガン。

 凄く柔らかくて良い匂いがするがそこはレジェンド、日に日に耐性が強化されているのか理性を失わない。

 

 

「沙耶、シャッターチャンスシャッターチャンス!」

 

「心配しないで姉様。手動式シャッターに加えてもう片方では動画も撮ってるわ」

 

「お母様は可愛過ぎで妹は有能過ぎかよ。勝ち組過ぎだろ私」

 

「そう言いながらお母様と先生の服を爆速でデザインしつつ、細部まで丁寧に書ける姉様は真のプロファッションデザイナーよ」

 

 

 大丈夫かこの月王国王家一家。

 バーゲストもドン引きなこの状況……メリュ子、アレは駄目だ同類だから。

 ……沙耶が召喚したアルクと武蔵もある意味あっち側だから布陣は(良いか悪いかは別問題だが)完璧。

 

 

「うぅぅぅうがあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 当然、そんな光景を自称レジェンドのスイートパートナーであるキャストリアが黙って見ていられるはずもなく……そんなんだから魔猪の氏族とか呼ばれるんだと言われんばかりのロケット頭突き&すてみタックルでレジェンドに突撃。

 

 

「がふっ!?」

 

「神造兵器貰って良い気にならないでよモルガン! 私とレジェンドは一緒にウルティメイトカリバーン造ったんだからね!!」

 

「確かにそうでしょうが、私が作ったものと我が夫の作ったものが一つになるということは即ち……私と我が夫が愛のいとな――」

 

「言わせないぞモルガン! その先は絶対言わせないぞー!!」

 

 

 お前ら自分の主張よりレジェンドの身を案じろよと大体の団員が考える中、軌道修正すべくロマニが何か無いのかと皆の興味を持ちそうなものを探していると……。

 

 

「あ、これもしかしてアルバムかな?」

 

「「「「「!」」」」」

 

「どれどれ……あれ? 団長さんがいるのはいいとして……」

 

「あー! これ私とレジェンドが旅してたときのやつ! モルガンと敵対してたときの!」

 

 

 そうそうこの服だったーと懐かしがりながら言うキャストリアに対して、モルガンは何やら複雑な表情。

 せっかくレジェンドから専用の武具をもらったばかりなのに、そのレジェンドと訳アリとはいえ敵対していた頃の事を思い出してしまったのだが……。

 

 

「我ながら、我が夫と敵対してよく生きていたものです」

 

「だよねー。レジェンドが本気になったら、魔術だろうが魔法だろうが厄災だろうがお構い無しでボコボコじゃん。精神的にも物理的にも」

 

「……で、そこにボコられた最強(笑)がいるわけで」

 

「あんなに強いなんて聞いてなかったもん!! おかしいもんあの強さ!! 間違ってるもんんんんん!!」

 

 

 キャストリアとバーヴァン・シーの言葉でそれぞれモルガンとメリュジーヌが凹みまくった。

 特にメリュジーヌなどギャン泣き状態で、沙耶が宥めている始末。

 

 

「神秘の格が違う、だっけ? レジェンドは全【エリア】含めても未だ一番全容が明らかにならないくらい、存在してるだけで神秘なんだけど〜?」

 

「今日のアルトリア凄く意地悪ー!! 全部モルガン先代陛下の所為だー!!」

 

「な……!? わ、私は悪くありません。ぷいっ」

 

 

 事の始まりはモルガンとキャストリアだが、レジェンドがモルガンに神造兵器を作ってあげたのが一応原因であるためモルガンは間違ってないのだが……。

 

 

「あら? これは……レジェンド様と束博士、それからダンブルドア校長に東方不敗老師……凄い面々が揃ってますねー」

 

「ところで……このオッドアイで五歳くらいの可愛らしい娘は誰だ? レジェンドは苦笑気味だけど、束博士はニコニコしてるしダンブルドア校長と東方不敗老師は孫でも見るような優しい目をしてるし」

 

「こっちは……」

 

「「「「「…………やっぱり美女と美少女に囲まれてんじゃねーか団長ォォォォォ!!」」」」」

 

 

 その写真、外部協力者(と言いつつ無理矢理宿舎に入れられた)としてイヤイヤ参加させられた『機動六課』でのものだ。

 ぶっちゃけ、当時気苦労を分かってくれたのはレジェンド達を師として敬愛するクロノ・ハラオウン一家(なおテスタロッサ家でもあるフェイトは除く。彼女はレジェンドに気苦労掛ける側)やユーノ・スクライア以下無限書庫一同、そして高町家大黒柱及び長男。

 

 その腹いせと言わんばかりに束・ダンブルドア・東方不敗と結託して時空管理局全体の超大規模改革を実行し、その結果……管理局のトップを含む上層部から一般職員に至るまで優秀だろうが腐れ外道は一切排除。

 

 当然反感を持つ輩がレジェンド達に闇討ち毒殺以下色々やってくるが、そんなものでコイツらに傷が付けられりゃ苦労なんざしない。

 逆襲を逆襲プラス蹂躙で返され、逃げても逃げても狙ったように現れては一方的にフルボッコ、そして『敢えて逃がしてまた追ってフルボッコ』を繰り返し連中の戦意は完璧に挫かれトラウマすら植え付けられた。

 

 その副次的効果というか、次元犯罪者連中も知らず知らずのうちにその標的になっていた(レジェンドいわく、似たような感じがしたからやったとか)ため自首者が多数出頭し犯罪が一気に減ったという。

 

 

「いやあスカッとしたねえ、あれは」

 

「クロノ達からは『おかげで休みも取りやすくなって家族と過ごせる時間が多くなりました』と御礼の品が届いたもんなー」

 

 

 多次元規模で展開していた組織をたった四人でどうにかしてしまったレジェンド達……ぶっ飛び具合がまた一つ明らかになった瞬間である。

 

 

「ん? こっちはレジェンドさんにキャストリア、それからジャグラーとバコさんに加えて、そこのモルガン先代陛下とお抱えの面々が写ってる」

 

「よりによって何でお前がそれ見つけんだよガイ……!」

 

「前述の四人はめっちゃノリノリで笑顔だけど、先代陛下達はなんか困惑気味だね」

 

「あー、それは月王国を建国するに至って俺の治める惑星レジェンドの暮らしを暫く体験させる為に一時滞在させてたんだよ。アルトリアはあっさり馴染んだけど、モルガン達は……まあ、周囲の九割以上がクズ妖精ばかりだったし、加えて俺が一般人と親しげに話したりするのも驚いてたから馴染むまでかなり掛かったぞ」

 

「ジャグラー店長が出してくれた特盛うな重、すっごく美味しかったな〜」

 

 

 確かに写真のキャストリアは腕組み仁王立ちで笑うジャグラーと、ジョッキレモンサワーで乾杯しつつカメラ目線でサムズアップしているレジェンドやコジローとは裏腹に、一心不乱でうな重をかき込んでいる。

 しかもしっかり箸を使えているのもポイントだ。

 

 

「そういや、箸使うの慣れてなかったモルガンに助けて的な視線を送られてスプーン頼んだのも懐かしい」

 

「あ……あの時はまだ、その……」

 

「私はあの頃もう豆腐すら箸で掴めましたけどー?」

 

「アルトリア、煽るな煽るな」

 

 

 ドヤ顔のキャストリア……どやキャスとでも言おうか。

 そんなキャストリアに当時を思い出してむぅーと唸るモルガン……と、妖精騎士やウッドワス。

 ぶっちゃけ、箸の扱いは常日頃から慣れ親しんでいないとかなり難しいので仕方ない。

 

 ちなみに――。

 

 

「私はウッドワスがマナーとして教えてくれたから、三日程で使えるようになったわ」

 

「大変努力されましたからな、陛下は」

 

 

 この通り、次女の沙耶はあっさり修得していた。

 箸の修得順はキャストリアと沙耶を除くとウッドワスが最速、次いでバーゲスト(体格上合う箸が少なく、慣れに時間が掛かった)、バーヴァン・シー(魔道具と思ったら急に慣れてきた)、オベロン(モルガンにだけは負けたくない根性)、モルガン(実はレジェンドに手取り足取り教えてもらいたくてわざと練習してなかった)&メリュジーヌ(食べられるならスプーンフォークナイフでも良くない?)。

 

 ……最後の二人ェ……。

 

 

「あとダンブルドアの魔力や魔法に腰抜かしたり」

 

「我が夫、かの人物の側近すら当時の私数百人分の魔力を持っているという異次元の領域だったんですよ?」

 

「そして東方不敗に挑んでフルボッコされるメリュ子」

 

「開始早々ダークネスフィンガーで頭握り潰されそうになってたよね」

 

「年々おかしいパワーアップしてるんだもんあのおじーちゃん!! 僕最強なのに!!」

 

 

 レジェンドの右腕たる鬼灯に次いで九極天では古参の二名、ダンブルドアと東方不敗。

 ……鬼灯含めて現在進行形でなおレベルアップし続けているヤベーやつらである。

 

 写真の一つには、座り込んでわんわん泣いているメリュジーヌにちょっと困っている東方不敗という中々珍しいものがあった。

 

 

「そういやモルガン、あの時は卯ノ花がいなかったからモスラが九極天の一角だったけど……平気な顔してたよな。一応虫っぽい守護神なのに」

 

「彼女だけは不思議と問題無かったのですが……とある世界で見掛けたクモンガは駄目です!! 絶対に駄目、駄目ったら駄目ですから!!」

 

「……ゴキグモン」

 

「いやあああああ!!」

 

 

 悲鳴を上げるモルガンだが、その後それらの映像を見せられた女性陣の多くもモルガン宜しく叫んだ。

 ついでにレジェンドだけじゃなく、米花町で活躍中のウルトラQの面々も別の洋館で遭遇した大蜘蛛タランチュラのことを話したら……。

 

 

「…………きゅう」

 

「「お母様ーッ!?」」

 

 

 モルガンは遂に失神した。

 というか、アレは虫嫌いじゃなくとも生理的にキツいのではなかろうか。

 

 

「てゆーかカドック達はよく平気だったねソレ!?」

 

「流石にラミアス艦長にはキツかったようだ」

 

「あまり早く動かなかっただけマシだったわ……」

 

「参考までに聞くけど、どうやって始末――」

 

「私が宝具を撃ちました」

 

「「「「「あ、なら死ぬわ確かに」」」」」

 

 

 オルジュナの一言で一気にタランチュラへの同情が集まった。

 容赦無いマハー・プララヤが炸裂し、跡形も無く消し飛んだらしい……ついでに洋館も。

 コナン達がいなくてよかったなホント(正体バレと巻き添え被害の二重の意味で)。

 

 

「……おおとり師範が素足で鋼鉄のマシンの刃へし折ってる写真あるんですけど……」

 

「「「「「……はい……?」」」」」

 

「あ、これカネドラスとの再戦に向けて特訓してた時のやつですねチーフ」

 

「そーそー、そんでこの時に真剣白刃取りを会得したんだっけお前」

 

「この頃からヤバかったのかおおとり師範……!」

 

 

 ちなみにセブンことダンも、松葉杖をついた状態にも関わらずそれを使って人間サイズの宇宙人(しかも接近戦得意)を撃退したことがある。

 

 やっぱりセブン一門やべえ。

 

 

「つかぬ事を聞くが、我が伴侶であるレジェンドは如何ほど?」

 

「スカディ女王、チーフなら二代目ツルク星人に背後から斬られた」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「と思ったら斬りかかった二代目ツルク星人の刃がチーフの筋肉によるノーガードダメージ全反射で腕ごとへし折れ、激痛でのたうち回っているところをチーフにデコピンされて上半身丸ごと吹き飛び爆死したぞ」

 

「さすがは最高位光神……! その筋肉はあるだけで相手に深手を与えるというのか!?」

 

「プラニウムスパルタすらをも遥かに超え、ナイスバルクならぬレジェンダリーバルクですな……!」

 

 

 ついでに人間態。

 ツルク星人(二代目)は挑んだ相手が悪かった。

 

 

「あ、リク兄さんが凄い黄金のカップ持ってますぅ!」

 

「これリクがホウエンリーグのチャンピオンになった時のやつだな。ほら、カイリューいるだろ」

 

「懐かしいなー。レジェンドさんはさっさと全地方制覇して永劫殿堂入り扱いになっちゃってたから、もっぱらコンテストとかそっち方面の参加でリーグは僕と父さんの担当だったよね」

 

「そういうが、レッキングバーストぶっ放すカイリューやトリプルデスシウム光線吐きまくるサザンドラなんて誰も対処出来なかっただろ。おかげでカトレアやナンジャモなんか負けてすぐ俺に泣きついてきたし」

 

 

 ついでにあらゆるポケモンリーグで四天王+チャンピオンをピカチュウのみで瞬殺しまくったレジェンドは『覚悟無く喧嘩売る奴はポケモントレーナーやめろ』とまで噂されている。

 

 そんな彼が可愛がったのは次世代のポケモンマスターとして期待しているマサラタウンのサトシとピカチュウ。

 よりによって初代ポケモンマスターのレジェンドもその後継と称されるサトシもピカチュウをパートナーにしている所為で、ポケモンマスターになるにはピカチュウをパートナーにしなければならない的な噂が出来てしまった。

 

 

「……ちなみに父さんのサザンドラの特性は?」

 

「え、知らんのかリク。あいつの特性は『ブッ殺す』だ。相手のタイプ・特性・持ち物・特殊効果ガン無視でダメージ通して瀕死にしてくるぞ。いわゆる『HP1で耐える』とかもブチ抜くから、ザラキーマってニックネームも納得なんだよアイツのサザンドラ。三対一でやり合って一撃で三体同時戦闘不能とか当たり前だ」

 

「「「「「名前も性能もやべえええ!!」」」」」

 

 

 夢特性どころかオンリーワン特性。

 対抗出来たのはレジェンドのピカチュウのみだったりする。

 マジで何なのあの電気鼠。

 

 

「こっちの写真は……レジェンド含めて大人ばっかりにゃ」

 

「ああ……それは波児やデルと一緒にキャッツアイで撮ったものだ」

 

「ぽーる? 出る?」

 

「王波児とデル・カイザー、そして俺で初代ゲットバッカーズ。ちなみに変わってなければ今は三代目、片方はデルの息子の与作……あ、間違った蛮と銀次のコンビのはず」

 

「「「「「与作!?」」」」」

 

「波児が蛮を与作って名付けようとして赤ん坊の蛮に蹴られたんだよ。あの時は笑った笑った」

 

 

 その時の光景を思い出してはっはっはと笑うレジェンド。

 まあ、それはいいとして波児は現在喫茶店『Honky Tonk』のマスターだと聞いていたキャストリアが疑問に思う。

 

 

「あれ? レジェンド、その波児って人が経営してる喫茶店の名前違うよね。もしかしてキャッツアイって……いかがわしいお店なの……?」

 

「アルトリア、お前すぐそっちに持っていくのやめろ。キャッツアイも立派な喫茶店だ。俺達の顔馴染みがやっていてな、ほらこっちが伊集院隼人――通称ファルコンもしくは海坊主」

 

「あだ名に差が有りすぎ!!」

 

「で、こっちがそのパートナーの美樹」

 

「「畜生また美女か!!」」

 

 

 アザゼルとマーリンは台パンしているが、直後にとんでもないものを見せられることになる。

 

 

「「!?」」

 

「あ、気付いたんだコイツに」

 

「バ……バカな! 何だこの大きさは!?」

 

「俺らのモノと明らかにサイズが違い過ぎる……!」

 

「どこに注目してんだオメーら」

 

 

 そこに写っていたのは冴羽獠と槇村香……後者はハンマーを振りかぶっているが、前者はキリッとした表情である部分がひっじょぉおおお〜に『もっこり』している。

 というかそこにばかり目を向けている二人も十分アレだと思うが。

 

 

「いやさぁ、コイツ凄腕なんだけどキアラばりにスケベ思考でな。正直ウルトラ騎空団の面子とか見たら確実にこうなるぞ。何かする前に香が叩き潰すだろうけど」

 

「ブレーキ役がいるのは安心だ。見た感じだいぶ過剰な気がしなくもないが……」

 

「それぐらいしないと止まんないんだよコイツは」

 

 

 呆れ気味に言うレジェンドに、キアラをよく知る勇治は納得せざるを得なかった。

 コヤンスカヤもバズーカ持ち出すくらいだし。

 

 

「では私も手を出されぬよう、我が夫共々挨拶に出向かなければ」

 

「あ、モルガン復活した」

 

「……アイツって人妻だろうとお構い無しじゃなかったっけ?」

 

 

 モルガン相手だとむしろ、獠の股間のもっこりが槍でぶっ刺されないかの方を危惧すべき気がする。

 何にせよレジェンドが止めるだろうから心配無用。

 

 

「こうしてみると会えてないレジェンドの知り合い、まだまだ多いね」

 

「そういう意味でなら沙耶と勇治も似たようなもんだろ」

 

「アンタは知り合い一人一人のキャラが濃すぎるんだ」

 

「……勇治、それを貴方が言うの?」

 

 

 ワーカーホリックなムーンブロリーとか濃すぎにも程がある。

 沙耶も沙耶で色々とアレだが、他にもマイティー火野映司とかもう仮面被ってねーなとかアサシンメカニックバーサーカーとか米花町の人外スペック共と単騎でやり合えるレジェンドの養子とかいるからまだマシ……でもないか。

 

 これからも縁は結ばれ、世代を超えて紡がれていく。

 

 彼らにとって、心の絆は永遠のものであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「ようファルコン! レジェンドから良い豆が送られてきたんだが、そっちはどうだ?」

 

「波児か。そろそろ来るだろうと思っていたが、そっちにも届いたようだな」

 

「ああ。あいつは俺らと一緒の初代GBだが、同時に太客でもあるからな。ツケを溜める後輩達とは大違いだ。なあ……蛮、銀次?」

 

「げっ! 何でお前がこっちに来てんだよ!?」

 

「すみません波児さん! 必ず払いますか御勘弁を〜!」

 

「つか海坊主! お前、俺や蛮と銀次に対する扱いとアイツに対する扱いが月とスッポンの差じゃねーか!」

 

「フン! 本職の商売敵のお前と、波児の店同様ツケを溜める蛮に銀次。いつもニコニコ現金払いの太客であり差し入れもしてくれるレジェンド。扱いが違うのは当然だ」

 

「おお、そういやレジェンドのところで比較的最近九極天に加わった卯ノ花烈って女性いるだろ。こないだこっちに来た彼女に手を出そうとして股間を刀の鞘で打ち上げられたらしいな、獠」

 

「うぐ……! それが香のハンマー並に強烈な一撃だったおかげで暫くもっこり出来なかったんだよ」

 

「「潰れていれば良かったのに」」

 

「あんだとぉ!?」

 

「……よし銀次、ずらかるぞ」

 

「蛮ちゃん、もう食い逃げ――」

 

「そうはさせんぞ、蛮」

 

「んな!? 親父ィ!?」

 

「蛮ちゃんのお父さんー!?」

 

 

 ――その後、遅れてきた香も交えて獠・蛮・銀次への大説教会が喫茶店キャッツアイで開催された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――も一つおまけ――

 

 

 その日の夜の女子会にて。

 

 

「……で、束さんとダンブルドア校長と東方不敗老師といっしょに写ってたオッドアイの女の子は誰なの?」

 

「ん〜? ふふふ〜クーちゃんと一緒」

 

「もしかして、生まれが特殊な――」

 

「「「「「……ん……?」」」」」

 

 

 クロエ→生まれが特殊→束とレジェンドに助けられる→束の助手ポジに→彼女は二人を慕う→時々彼女は二人のことをそれぞれ――。

 

 

「もー可愛くてねー。クーちゃんはお母様呼びだけど、ヴィーちゃんは『束ママ』って――」

 

「……我が夫に頼んで会いに行きます。しっかり『モルガンママ』と教えておかねば」

 

「待てモルガンー! だったら私は『アルトリアママ』だぞー!」

 

「妖精の私、それだと私まで母親扱いされます」

 

「……私だとマが三連続してややこしいですね」

 

「私は景虎ママでしょうか、それとも謙信ママ?」

 

「そーいえば……かげちゃんってフェーちゃんと声似てるもんねー。そうすると、なのちゃんフェーちゃんに対抗出来ていい感じ? はやちゃんだけママじゃなかったからエレちゃんはまだ早いかなー」

 

「まっ……!? そそそ、そもそも私はまだタイガとの子供を授かってないしママは早くて当然だから別におかしくないというか!」

 

「エレちゃんエレちゃん、それもうダイレクトに『私、タイガとの子供作ります』発言してるのとあんま変わらないよ」

 

「なのだわー!?」

 

 

 

 

 

「……私達がナノハ達に似てることは言わなくていいんでしょうか」

 

「きっと分かんないし、またお兄ちゃんが変な誤解されそうだから言わなくていいよシュテるん」

 

「珍しくレヴィが尤もなことを言っておるが、確かにその通りだな。進んで兄上に迷惑を掛けるなど言語道断よ」

 

「すぅ……すぅ……」

 

 

 盛り上がる女子会から離れて、思いっきり関係者な紫天一家はユーリに倣いさっさとお休みするのでしたとさ。




初代GBの二人は勿論の事、あちら側は海坊主や香に冴子からの信頼度も高いレジェンド。
特にマスター二人は知人+差し入れ+売上貢献してくれるから当然といえば当然なんですが。
逆にツケを肩代わりさせようとしてくる獠や蛮には塩対応(銀次のみ本気で泣きながら頼んでくるし、ちゃんと頭を下げてお礼も言うので時と場合による)。

今度特別編でモルガン達やジャグラーの惑星レジェンド生活時代の頃の話でも執筆しようか検討中。
今度は東方不敗に泣かされるメリュ子。

リリカルの男性陣とは基本仲良しです、レジェンドとダンブルドアと東方不敗。
元々DG細胞すら跳ね除けてたのに健康体+比べ物にならんパワーアップなぞしたら毒如きでどうにか出来るわけないだろ!

……実は米花町組とGB&CH組で『グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』やりたいとか思ってます。
CITY HUNTERのTVスペシャルで一番好きな上、何度も見返したから大体の内容も覚えてるし。
あれのエリカ見たカドック達はどう思うだろうか……ファスティバ姐さんに近いけど。
ただ、マリューが獠のターゲットになりアキレウスとムウにぶっ飛ばされるのは簡単に予想出来る。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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