ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お久しぶりです。一ヶ月以上更新出来なくてすいませんでした。
新たに先月末で退職者が出て余裕がほとんどない状態になってしまいまして……。
本編の方も七割ほど完成し、あとはクライマックス部分を書けば本当の完成なんですが二通りのルートのどちらにしようか悩んでる最中です。
何とか今月中には上げたいところなんですが……。

今回の特別編は初のキャラ視点で、本作の過去の出来事になります。


 ◯レジェンドさんちのカルデア事情


「☆5交換でエルキドゥ取ったどー!!」

「わーい」

「これでメソポタミア最強チームが揃ったわけだな! ふははははは!! イシュタル? 奴など配布で十分よ」

「何ですってこの金ぴかー!!」

「だってエレちゃんもスペースエレちゃんもいるし」

「ギルもアーチャーとキャスター揃ってて、キャスターの方は霊衣開放もしてるしね」

「うぐぐぐ……!」

「しかもエルキドゥQuick重視、あと蛍とスカディでQuickパーティ組めるな。超耐久エルキドゥとクリティカルぶん殴り蛍をスカディでサポート、しかもどっちも単体宝具だからエネミー一体だったら有利過ぎんだろコレ」

「しかも双方共にアペンドで対バーサーカーを持っていたな。ちっ、イシュタル貴様何故バーサーカーではないのだ。明らかに行いがバーサーカーであろうが!!」

「うっさいわね! 慢心王なあんたも似たようなもんでしょうが!!」

「色々言われてるけどアペンド4きて更に輝くようになったな、蛍」


それではどうぞ。


キャストリア特別編・走り続けるあなたへ

 え? 私がレジェンドと出会った頃?

 

 恥ずかしいなー、せめてそっちはざっくばらんで惑星レジェンドに行ってからにしてもいい?

 

 ざっくばらんだけど要所は押さえなきゃね。

 

 

 

 

 私、アルトリア・キャスターが出会ったのはまだ妖精國にいた頃。

 楽園から遣わされた妖精としてティンタジェルに流れ着いたけど、旅立つ前はホント扱いが酷かった。

 妖精眼のおかげで建前と本音が視えて最悪だったから旅立った後も『使命とか嫌だなあ』とかしか思わなかったし。

 旅した後だから言えるけど『もう反省とか無理じゃん。するわけないじゃん、ここの妖精が』って思っちゃった。オベロンの気持ち少し分かっちゃったね、うん。

 

 思えば旅始めて割とすぐに出会ったなぁ、レジェンドと。

 

 

『レジェンドはどうして妖精國に来たの?』

 

『んー? 崩落の阻止とか……まあ、そっちはどうにでもなるんだが……』

 

 

 ……確かにオベロンのやらかしとかどうにでもなるよね、実際あっさり解決したし。

 

 でもデラシオンが私達の世界の地球の全生命をリセットするとか、最初は訳が分からなかった。

 

 やっと全部終わって、妖精國は結果として無くなったからモルガン陛下――モルガン達が途方に暮れてたのをレジェンドがオベロン引き摺りつつ説得(※物理有り)、一先ず惑星レジェンドへ……って時にグローカー軍団が送り込まれてくるんだもん。

 

 しかも御丁寧に対魔術仕様でさ!

 勝てるわけ無いじゃん、あんなの!

 

 当時の妖精國で生き残ってたのはレジェンドと私を除けば、モルガンとウッドワス、バゲ子……バーゲストにバーヴァン・シーにメリュジーヌ、それからオベロン――オベロン・ヴォーティガーンだけ。

 魔術はもちろん、単純に硬いし強いしでレジェンド以外じゃ最弱のグローカーボーンさえ全員でどうにか倒せたぐらい。

 

 こんなんに手をその場で横薙ぎしただけでまとめて木っ端微塵にしたレジェンドってマジ何なんだお前としか思わないよね。それも人間態のままで。

 

 それはそれとしてデラシオンがリセットを決めた理由、もう納得しかない。

 

 だって聖剣作成のサボりから始まり、獣神ケルヌンノスの毒殺、その従者たる楽園の巫女バラバラ事件、氏族間の戦争やら厄災に大厄災、私だけじゃなくて……えーと……トネリコって言えばいいのかヴィヴィアンって言えばいいのか……あーもうモルガンでいいや、モルガンも色々あったし、トドメがオベロン。

 

 厄しか無いよね、私達の世界のブリテン!!

 

 イヴァン雷帝のトコとかスカディ女王のトコとかは比較的まともに纏まってるらしいし、アトランティスとオリュンポスもレジェンドがトップにお仕置きして良い方向になったとか聞いたけど、妖精國ブリテンは民度からして終わってた。

 

 たぶん、デラシオンはブリテンの妖精が私達の世界の地球に充満することを危惧してリセットを敢行したんだと思う。

 ってかデラシオンがリセット決めた原因がブリテンだとか、はじまりのろくにんだけじゃなくて今に至るまでのブリテンの妖精も本気で反省しろコラー!!

 

 ……ごめん、熱くなっちゃった。

 

 それで何とかグローカーボーン達を倒したらグローカールークになってまた合体復活するし、限界だったけどどうにか倒して満身創痍な状態だったのにここでグローカーマザーがグローカービショップに変形だよ!

 モルガンすら絶望してたね、あれ。

 そんなグローカービショップさえレジェンドのパンチ一発で爆散したけど。

 どーなってんのアレ。

 

 さすがに皆がやったー! ……ってなってたらアレは量産型で母艦的なものだってレジェンドから聞かされて、もう私含めて膝から崩れ落ちた。

 おまけにギガエンドラとかいうグローカービショップなんかとは比べ物にならない超ド級の兵器が宇宙空間から狙ってて、それが放つ一撃で地球の全生命はリセットされるなんてさ。

 どうしようないじゃん、私達は宇宙行けないし行っても息できないし……ギガエンドラ、壊せないし。

 

 もう絶望一色で、ホントに何も出来なくなったとき……レジェンドが肩を竦めて息を吐いた。

 

 

『ちょっくらギガエンドラ壊してデラシオンを説得してくるわ』

 

 

 ……これには『何言ってんだコイツ』としか皆思わなかったんだけど、ここで漸くレジェンドが何者かってことと本来の姿を目にしたんだよね。

 

 バゲ子の厄災モードよりデカくて、メリュジーヌが霞むくらいの速さで宇宙までかっ飛んで、ギガエンドラが発射したっていう光線を吸収してケルヌンノス級の惑星兵器を一発でドカン。

 

 それから現れたらしいデラシオンと話し合って、妖精國が滅びたことや私達が生き残って力を合わせて戦ったことまで説明しつつ説得したら引き下がってくれたらしい。

 らしい、ばっかだけどその場にいなかったんだから仕方ないよね。

 

 もうとびっきりの奇跡だった。

 

 その後はやっとこさ惑星レジェンドに連れて行ってもらって、暫くの同棲……同居生活が始まったんだ。

 

 

 

 

 

 あ! 言い忘れてたけど、私は本当なら星の内海……アヴァロンにある宙の炉で星に還って聖剣になるはずだった。

 でもレジェンドとの旅路を振り返ってたら最後はやっぱり還りたくなくなっちゃって、こんなの嫌だ思ってたらレジェンドが来てくれた!

 

 

『この程度の熱さなど、ウルトラタワーの中に比べれば水風呂もいいところだ』

 

 

 何でもウルトラタワーの中って、鍛え抜かれたウルトラ戦士六人が合体して漸く一分いられるぐらいなんだって。どんだけー!?

 

 そして私のイメージをレジェンドが形にして、完成したのがエクスカリバーを遥かに超える『ウルティメイトカリバーン』。

 レジェンドいわく『王ではなく、存在そのものを選定する聖剣』で、早い話がレジェンドとか一部を除いて私の意思一つで何でも斬れるってとんでもないもの。

 悪用ダメ、絶対。

 

 同時に私もアヴァロンモードを会得してちょっぴり大人になりました。

 なれるようになりました、が正しいのかな?

 

 とりあえず妖精國絡みの前置きはこんなところ。

 小さなことから大きなことまで事細かに全部話したら一日じゃ足りないから。

 

 それじゃあ、惑星レジェンドで私が……じゃなかった私達がどんな暮らしをしていたか、だったよね!

 

 

 

 

 私達が惑星レジェンドで初めて行ったところはクリスタルシティじゃなくてアクアエデンだったんだ。

 

 『食は世界を救う』がレジェンドの銘だって。

 ホントその通りだと思う。

 

 そこでバコさんやジャグラー店長と初めて会って……。

 

 

 

 

 

「うっま! これヤバうま! ムグムグ」

 

「良い食べっぷりだな、嬢ちゃん」

 

「だってお世辞無しに美味しいんだもん! ねえねえレジェンド、おかわり頼んでいい!?」

 

「おー頼め頼め食いだめしとけ」

 

「わーい!」

 

 

 いや店長の作るごはん掛け値なしの美味しさだったんだよ!

 ブリテンと比べたら店長に失礼です、うな丼最高。

 

 

「つかレジェンド、アンタあっちじゃ何食ってたんだよ。あの娘の食いっぷり見てたら不安になるぜ」

 

「洋食しかなかったからなー。加えてアイツ、昔の境遇がアレだったし」

 

「あー……」

 

「何より俺はパンより米派だから、飯屋行っても米食が無いことに腹立って自炊に切り替えたんだよ。アルトリアにも食わせたらどハマリしてな」

 

 

 そうです、お米にハマりましたアルトリア・キャスターです。

 一番好きなのはおにぎり!

 お手軽に作れて具材も豊富、遠出・旅行・冒険のお供!

 でも炒飯やちらし寿司、五目御飯もいいよね!

 

 ……ふと見たところ、モルガン達の食が全く進んでない。

 で、よ〜く注視したら私……分かっちゃったんだよね。

 別にモルガン達は丼物が嫌いとかそういうんじゃない、そう……私達と違って箸が使えなかったんだ!

 

 

「何だ、慣れないもんだから箸をつけにくいのか? アレルギーでもあったとか」

 

「レジェンド、違う違う。アレ見てアレ」

 

「ん? あ〜、ジャグラー。モルガン達にカトラリー出してやってくれ」

 

「ああ、そういうことかよ。気が利かないで悪かったな」

 

「い……いえ」

 

 

 そこで店長が用意してくれたスプーンとかフォークで漸く食べ始めたんだけど、ここで私は確信した。

 

 

「魔術ではボロ負けだったけど、食生活ではモルガンに勝った……!」

 

「ッ……!」

 

 

 あの時はスカッとしたね!

 そこから猛スピードで箸の使い方をマスターしたのはウッドワスと、次にバゲ子。

 まあ、あの二人はね。

 当のモルガンはレジェンドに丁寧な指導されるのが目的になってマスターしたのはメリュジーヌ共々一番最後だったけど!

 もっと早くマスター出来ただろコノヤロー!!

 

 え、メリュジーヌ?

 アレは頭ドラゴンだから仕方ないよ。

 

 

 

 

 

 最初の日はアクアエデンの最高級ホテルに泊まったっけ。

 モルガン達は高いところの方がいい、ってレジェンドにねだって最上階にしてもらってたけど……甘い、チョコレートケーキより全然甘い。

 アクアエデンについて調べたならやっぱり下にすべきでしょ……ってなわけで私とレジェンドは海中にあって海中を眺められる部屋。

 もちろん相部屋だったよ、『そういうこと』はしてないけどね。

 

 

「ふかふかベッドで久しぶりのお休みだー!」

 

「待て待て、晩飯がまだだぞ。ここはビュッフェスタイルだから好きなものを取って食べれるが、一品を一人で食い占めたりするなよ」

 

「さすがにそんなことしないってば。何が出るのかなー」

 

「寿司とかうどん、蕎麦なんかが出るそうだ。まあ、アクアエデンは海上都市だから海鮮物が多いのは当然として、地理的に貿易が盛んで色んなものが取引されてる関係から割と何でも出てくるぞ」

 

 

 後々聞いたけどアクアエデンってサーガさんの拠点だったんだね。

 あの食事が食べ放題って天国ですか?

 ちなみにその時の晩ごはん、お寿司沢山食べました!

 モルガン達は手掴みで食べることに驚いてたけど『箸で食べてもいいらしいよ、でもモルガン達まだ箸使えないよね』って言ったらメリュジーヌは即手掴みで食べて御満悦だった。

 ウッドワスはわかめと豆腐のお味噌汁が気に入ったようでおかわりしてたなぁ。

 

 それで部屋に戻るとき、偶然目にしたそれの衝撃……!

 

 

「お、ちょい飯自販機置いてら。なんか夜食用に買ってくか」

 

「え……何これ?」

 

「硬貨か紙幣を入れる・ボタンを押す・商品が出てくるという3ステップから成る自動販売機、その食品版だ。買ってから温めてくれてその後に取り出せるようになる。ちょっと値が張るが、こういうのはドカ食いするんじゃなくて意外なツマミ感覚で買うんだよ」

 

「わー! 魔術みたい……!? 焼きおにぎりが売ってるぅぅぅ!? レジェンド欲しい私これ欲しい!」

 

「分かったからちょっと待ってろ」

 

 

 がこんって音がして何かういーんって温めてるのを待ってる間、今度は温かいのと冷たいのを選べる飲み物の自動販売機も見つけたんだ。

 こっちも……と思ったらモルガンとバーヴァン・シーがレジェンドに先におねだりしてた。

 ……それ以上にオベロンが先にねだってメロンソーダ飲んでたことにビビったけど。

 

 

「アルトリアに散々先を越されるだけでも腹立たしいというのに、クソ虫にまで……!」

 

「元・女王様がアルトリアばっか見てるからだろ。俺は悪くないからな」

 

 

 一触即発とか勘弁してよ、とか思ってたらレジェンドが圧掛けて黙らせてた。

 ちゃっかりバーヴァン・シーは先に買ってもらってた……ってそういえばあの子って割と早くレジェンドと打ち解けてモルガンに対してと同じくらい甘えてような……まあいいや。

 

 焼きおにぎりはお部屋で食べました。

 二個だけだったけど美味しかったです。

 レンチンちょい飯ってすげぇ。

 

 翌日の朝食はブリテンでも割と見かけたのがそこそこあったので、モルガン達はここぞとばかりにそれを食べてた。

 私? もちろんご飯と大根のお味噌汁、お新香に納豆!!

 

 

「ちょ……アルトリア、それ何ですの……!?」

 

「鼻が曲がるッ……!」

 

「納豆のこと? あー、バゲ子とウッドワスは種族的にキツ……何かメリュジーヌも効いてない?」

 

「強烈な匂いがするんだけど……!」

 

「そういうものだから」

 

 

 レジェンドに教えてもらったネギ・辛子・醤油を合わせてかき混ぜて、ご飯に乗せたらトドメに生卵どーん!

 モルガンやバーヴァン・シーが引いてるけど、レジェンドもこれやってるからな?

 

 

「……少し持ち帰りたいんだけど」

 

「あ、ブランカにだな。待ってろ、頼んでくる」

 

 

 何だかんだでオベロン、やっぱりブランカには優しいよね。

 

 

 

 

 

 それからチェックアウト。

 で、クリスタルシティのある中央大陸まで船での長旅になるし買い溜めしておこうってなって、皆レジェンドからお小遣い貰ったんだけど……額がおかしい。

 こんなんモルガン達は見慣れてても……と思ったらモルガン達も目が点になってた。

 そりゃあ、お小遣いで億の桁とか頭おかしいと思うよね。

 

 ついでに私はその時、コンビニの凄さと偉大さを知った。

 

 

「ふんふんふーん♪」

 

「あの額で買うものがそこらでも買える食べ物かよ」

 

「別にいいじゃん、オベロンもメロン系の飲み物だし」

 

「あいつらみたく爆買いなんて出来ないだろ」

 

 

 オベロンと私の視線の先には着替えを買ったバゲ子……はいいとして、ヒールいくつかとファッション誌を買ったバーヴァン・シーや生活用品を大量に購入してるウッドワスもまあ納得。

 メリュジーヌも服……なんだけどもう着替えてた。

 『Arts&Buster』って何アレ?

 

 モルガンなんだけど、レジェンドを引っ張って魔導書関係を片っ端から買ってた。

 レジェンドを荷物持ちにしないだけマシなのかな。

 思えばこの頃からモルガンって少しずつレジェンドにアピールしてたっけ……。

 

 船旅ではほとんど皆ダウンしちゃってたね、船酔いってやべえ。

 意外にもバゲ子とウッドワスが早く慣れて看病に回ってた。

 ……モルガンが青い顔しながらレジェンドの部屋に来て「気分が悪いので横にならせて下さい」とか言ってきたのに唖然とした。

 自分の部屋で休めばいいのに無理して来るなよ。

 

 何で知ってるかって? 相部屋だったもん!

 

 

 

 

 

 船旅を終えたら物見遊山で行くってしばらく歩いたんだけど、途中の街に寄ったレストランがヤバかった。

 『虹の実』とか『金色イクラ』とか凄いの、もうホント凄かったの!

 『宝石の肉(ジュエルミート)』なんかウッドワスが「もし肉が問題なく食べれるようになったら真っ先に食べるんだ……」とか言ってたなあ……メリュジーヌが遠慮なく頬張ってたのはちょっとイラッとしたね。

 

 レジェンドだけVIP用メニューだったよ。

 『GOD』とか『竜王デロウス出汁の野菜スープ』とか名前だけでもとんでもないやつ。

 神や竜の王が食材って何!?

 

 

 

 

 

 クリスタルシティに着いたらもう圧倒されっぱなし。

 眩いっていうか、常にキラキラしてて妖精國より半端なかった。

 しかもレジェンドの自宅の光神殿ってそれだけでキャメロット並なんじゃない?

 本来のサイズがサイズだから、そうなるのも仕方ないんだろうけどね。

 っていうか地下の一部だっていう地底図書館とか何なのアレ!?

 

 あ、グレイフィアさんとはレジェンドの家で初めて会ったよ。

 その頃でも相当強くて妖精騎士三人がボコられてウッドワスさえ圧倒したし。

 レジェンドの光気パワーすげえ。

 

 ……その後に鬼灯さん、東方不敗老師にダンブルドア校長っていうそれ以上の化け物と出会ったんだけどさ……。

 

 

 

 

 

 もちろんこの後も色々なことがあったんだけど、そろそろご飯だから続きはまた今度ね!

 

 

 

 

 ――そして、今の私は――。

 

 

 

 

 

「コラー! FP足りないぞ使い過ぎだギルガメェェェ!」

 

「我は主役だからな! ふははははは!」

 

「むしろキノピオだろ! 良くてキノコ勇者だろ!!」

 

「ならばあの踊りをせねばならんな! 鍛え抜かれた我の体幹EXを見るがいい!」

 

「ギルはランプの女神ぶっ飛ばしてランプごと宝物庫に入れそうだよね〜」

 

 

 レジェンドが新しく作ってくれたリアル体感型ゲーム『スーパーマリオRPG』やってます。

 つかギルガメ踊り上手っ!?

 

 

 

 

 

「まだだ……まだ終わらんよ……! まだ本来の書類仕事が残っている……!!」

 

「いやマイロード少しでいいから休もう!?」

 

「そうですよマスターさん! 別に即日終わらせなきゃいけないものは終わらせてるじゃないですか!」

 

「ふ、プーリンもカーマも安心しろ。ここに俺専用のエナドリ2リットルがある」

 

「お館様、お気を確かに!?」

 

「そ、それはそんなにがぶ飲みするようなモノじゃ……!」

 

「千代女にシャルロット、前回と違い変なブレンドはしてないから問題は無い。最高位光神の仕事、俺がやらなきゃ誰がやる!!」

 

 

 いや確かにその通りなんだけども、2リットルペットボトルに入ったエナドリ飲んでまでやることなの!?

 相変わらずレジェンドは仕事を一定量こなさないと休めなさそうです。

 なんというか、性格的に。

 

 

 

 

 

「陛下!? レジェンド様を真似してやらずとも!」

 

「大丈夫よ、ウッドワス。先生みたいな飲み方も無茶もしないから」

 

「では――「たった600ml、一気飲みするだけよ」――十分無茶です陛下!?」

 

「私は長らく妖精國ブリテン並びに月王国ルナ・ブリテンを統べた女王モルガンの娘にして、天才ファッションデザイナーであるバーヴァン・シーの妹。これぐらいで弱音なんて吐いていられない……たとえ完徹してる理由が、リコリコでマーリンがたきな達をナンパしてお母様が宝具ぶっ放した事後処理だったとしても!!」

 

「また奴かマーリンー!!」

 

「落ち着くのだウッドワス! 確かにマーリンが発端だろうが喫茶店に被害を出したのは先代陛下だぞ! 認めたくないが『ああ……やっぱり』とも思ってしまうけれど!!」

 

 

 ウッドワスはヤプールと一緒に現陛下の沙耶をサポート中……っていうかマーリンもモルガンも何やってんだ!!

 

 

 

 

 

「また貴女なのメリュ子! 勝手に部屋に入って!」

 

「イッセーの部屋でしょ? 君が真っ裸で寝てるほうが問題だと思うけど」

 

「確かにそれはそうですね。そういうことならファースト・サーヴァントである私がいるべきです。護衛として実力的にも問題無いかと」

 

「でもますたぁは胸があったほうが良いですよね? 私ならそこそこあって、しかもサーヴァントですし。私が添い寝係に適任だと思います」

 

「……いいわよ、決戦ね」

 

「今日こそ、その無駄にぷるんぷるんさせてるモノを切開してあげる。僕、最強だから」

 

「エクスカリバーの最大出力をぶち込んであげますよ。私、セイバーな騎士王ですので」

 

「皆様まとめて焼いて差し上げますね。私、正妻ですし」

 

「……あの、俺の意思は……?」

 

 

 うん、その言葉は尤もだと思う。

 彼もレジェンド程ではないけど不憫が板についてきたね……メリュジーヌ、ぶっちゃけ最強発言する度に痛い目見てる気がするよ。

 

 

 

 

 

 バゲ子……は別にいいよね!

 だって一番勝ち組じゃん、空の世界のガウェインと婚約までしてガウェインのお姉さんのフロレンスにも公認されたじゃん!!

 ある意味恋愛で一番報われないとか言われてたあのバゲ子が一番ゴールインに近いとか何だそれ!?

 

 ちくしょー今に見てろ幸せドッグバゲ子ー!

 

 

「……? 何か妙な視線を感じたような……」

 

 

 

 

 

「ハベトロット、バーヴァン・シー……花嫁衣装のデザインと製作を依頼したいのですが」

 

「「!!」」

 

「どうしました?」

 

「もちろん構わないぜー! で、花嫁は誰だ!?」

 

「私です」

 

「「へあっ!?」」

 

「お母様!? あああ、相手は誰なの!? 光神様はもういいの!?」

 

「……? 何を言うのだ、バーヴァン・シー。私の夫となるのは我が夫に他ならないだろう? それ以外なら夫は不要、ましてや男女の営みなどする気も無い」

 

「「……」」

 

「モルガン、一応聞いておくけど……レジェンド様の返事は聞いたの?」

 

「…………まだです。ですので、予約です」

 

「「「……………」」」

 

「ま、まあそうよね! 限定品は予約しておかないと!」

 

「そ、そうだよなー! こう見えてもボクってば忙しいし、早めに言ってくれるのは助かるぜー! ……頑張れ、モルガン」

 

「感謝します、二人とも」

 

 

 何言ってんだモルガン!!

 

 一部生々しい表現もあったぞ男女の営みとかなんとか!

 ……まあレジェンド一筋ってところは褒められるし、レジェンドが大多数を娶るのは私も納得してるところだけど!!

 

 あ、こっち見たなモルガン! 負けないぞモルガン!! 一番は私だから譲らないぞモルガンー!!

 

 

(望むところです、アルトリア。私の目下のライバルはお前とアーシア・アルジェントですから)

 

 

 あ、何で体感型ゲーム中なのに外見れたか気になるよね?

 モルガンはほら、ちょい見て水鏡的なものでこっち除いてて私が気づいたんだけど。

 

 今、戦闘不能なんだよ私!

 

 主にギルガメの所為で!

 FP使い過ぎで回復出来なかったの、私の回復技FP消費多いのに!!

 

 

 

 

 

 ――そんなこんなで、私も皆も本質は変わらないけど色々変わりました。

 

 もちろん、本質以外にも変わらなかったものはあるけど。

 

 モルガンやバーヴァン・シーに家族が増えて。

 

 バーゲストやメリュジーヌが運命の人に出会えて。

 

 ウッドワスに良き同僚や友人が出来て。

 

 オベロンも共感する人が現れて。

 

 そして私には。

 

 

 

 

 

「く……! あのときバカトリアが倒れねば……」

 

「原因はお前だギルガメー!!」

 

「それより何で私がクッパ大魔王枠なんですか! ここはマスターのメインヒロインとしてピーチ姫枠でしょう!?」

 

「私は満足、うん」

 

「まあどっちもどっちだとは思ったがな、槍振り回して『殺せー!』などと言うピーチ姫はおるまい」

 

「ハイマットフルバーストするピーチ姫もいませんよ! せめてコルデーだったら納得出来たのに……!」

 

「てかジャッキーとかクリスタラーも出るの?」

 

「ジャッキー枠におおとり師範、クリスタラー枠に元セフィロス班ことチーム・クレシェント(クリスタラーポジがセフィロス)が設定されてるって」

 

「勝てるかそんなもん!!」

 

「やる前から諦めるなバカトリア!」

 

「私以外に支援回復出来る奴がいないパーティで私を囮にするような連中が、あの面子に勝てるわけ無いだろー!!」

 

 

 うーんと、腐れ縁?

 それからとんでもない数の恋のライバルが出来ました。

 

 ただ、『変わったけど変わらないもの』もあって。

 

 

「おーいアルトリア、仕事終わったから試しにアルヴヘイム・オンラインULやってみるぞー」

 

「レジェンドもやるの!? やるやる、フルダイブVRゲーム!!」

 

「俺らは種族設定せずそのままでいいよな」

 

「うん!」

 

 

 それは大好きな彼のことが、あのときよりもっともっと大好きになったこと!

 

 

「サーガとユウキが待っててくれてるから始めたら合流するぞ。お、コンビ的に前衛後衛で分けられるし悪くないな」

 

「あっちの二人はガチ接近戦だもんね」

 

「こっちは割と全領域万能型だけどな」

 

 

 

 

 ここではない何処かの、私ではない『私』へ。

 

 諦めず、投げ出さず。

 

 上辺だけでも強がって、歩き出してみて。

 

 いつかあなたは、あなただけの星を見つけられるから。

 

 私の手を取って、歩いてくれるひとがいる。

 

 だからきっと、あなたにもそんなひとが出来るはず。

 

 たとえどんなに辛くても、必ず希望はあなたと共にある。

 

 私自身がその証。

 

 

 

 

 

 どうか、私の願いと想いが。

 

 今も走っている『私』に届きますように――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「アルトリア」

 

「なぁに?」

 

「束やユウキに聞いたらこのアルヴヘイム・オンラインUL、結婚システムあるそうだ」

 

「ぶううううう!!」

 

「互いの親密度とかそういう条件をいくつもクリアする必要があるらしいが、どうも俺とアルトリアは全条件を満たしてるとか」

 

「へ……へえー」

 

「…………するか、ゲームの中だけど」

 

「する、絶対する」

 

 

 後日モルガン他超大勢に嫉妬されたけど、このくらいは良いよね。

 現実(リアル)でも負けないぞー!




 本作のキャストリアはゲームのキャストリアと違い英霊ではなく月星人(+妖精)なので、本作のアルトリア・アヴァロンは『アルトリア・キャスターをエミュレートした』わけではなく、本当に『ちょっぴり大人になったアルトリア・キャスター』というか大人っぽく振る舞っているキャストリアなのです。

とどのつまり、まんまキャストリアです。

その他モルガンらもかなりアヴァロン・ル・フェと違いますが、やっぱり全部説明するととんでもなく長くなるので、全体で原作との違いをいくつか。


◯マシュがいないから彼女が関わる場面が大幅に変更。

◯ハベトロットとエスターも女王歴ではとある事情でいなかったのでそこも大幅に変更、特にハベトロットはマシュ関連もあるため。

◯異星の神が居らず村正も当然不在。よって彼の分もレジェンドが働くことになった。

◯やっぱりコヤンスカヤもいないので彼女絡みも他が動かざるを得ない。

◯ノウム・カルデアが存在しないので基本レジェンドが全被り。過労死待った無しだった。オベロンも同情するレベル。


 ざっと見てもこんだけあります。

 そして魔法少女になりたい回のキャストリアの脳内配役にあった真のラスボス、デラシオンでした。
 あんなんじゃデラシオンもリセットしようとするだろ妖精國……崩壊編のマンチェスターとか正にそれだぞ。

 アンケートにあるモルガンの過去話は今回のモルガン視点+出来事になります。

 次回は本編を更新……したいなぁ。


それではまた次回。










 ◯ベリル・ガット

 あの世界に存在しなかったことで本人もあの世界の地球も救われた。原作をプレイすれば分かるが、この人物の行いだけでデラシオンがリセット決めてもおかしくないレベルの非道行為を多数やっており、もし存在していたらレジェンド到着前にリセット実行され妖精國どころかロシアや北欧、オリュンポスすら跡形もなく消し飛ばされていた。
 仮にそうでなくてもレジェンドに徹底して制裁される未来以外は思い浮かばない。

 Dr.ジャッカルこと赤羽蔵人のコンビ相手になってよかったね!

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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