ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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最近本編を更新し続けてたので息抜きに特別編更新しました。

リゾート島の開拓、それに参加出来なかった面々が織り成す新たな島開拓のお話第一弾です。シリアスなしの頭空っぽにして読めるものなので、色々殺伐としていた本編とは違うほぼギャグ一直線。

発端はやっぱり彼らです。


それではどうぞ。


特別編・リゾート島を増やそう←え?

「我も!島開拓を!したいッッッ!!」

 

 

 究極英雄王の一言に場は騒然とした。ちなみに格好はいつもの全盛期スタイル。死を知らずエルキドゥと共に野を駆け覇を競い、やらかしを高笑いで流そうとしたら師父(レジェンド)にぶん殴られ冥界と現世を行ったり来たり繰り返していたあの頃の姿。

 

 

「今もの凄く地の文にこき下ろされたような気がするがそんなことはどうでもよい!繰り返し言うが我も島開拓をしたい!いいや、やる!!」

 

「そうは言うけどさ、一応ウルティメイ島って決定権は団長さんにあるんだよね。その団長さんは了承してるのかい?」

 

「我が頼むのだ問題なかろう!」

 

「……それがまかり通りそうだから怖いんだよなあ……」

 

 

 ロマニはプリンアラモードをつつきながら嘆息するが、かくいう彼も島開拓とやらは興味がある。何故って?アイドルステージを作りたいからに決まっているだろう。

 

 とはいえ既にある程度主要な娯楽施設は完備されているし、マニアックなものもいくつか存在している以上そこから何をどうやって作ろうかという問題になってくる。島の面積的なこともあって無計画に施設を増やしたりは出来ないのだ。

 

 

「私は今のままで十分ですね。美味しい食べ物があるお店が沢山ありますし」

 

「もっきゅもっきゅと可愛らしく食事をしている貴様は満足であろうなセイバー!だがウルトラ騎空団に所属している者、もしくはしておらずとも関係深い者共の中には当時島開拓に不在ないし不参加だった者も多い!そういう連中にとっては自分もまた望む施設を作りたいと思うのは至極当然であろう!バカトリア!」

 

「いきなり私を名指しで言うなっていうかバカトリアって言うなギルガメェ!そういうとこだぞギルガメェェェ!!」

 

 

 がおー!と効果音が付きそうなくらいギルガメッシュに噛み付くキャストリア。そんな二人をセイバーアルトリアはクレープに食らいつきながらのんびり見守っている。

 

 

「だが究極英雄王の言うことも一理ある!今や私達もウルトラ騎空団の一員、島開拓に参加したいというのは真っ当な要望ではないだろうか!?」

 

「テメェがやりたいだけだろキリシュタリア」

 

「応ともさ!!」

 

「ちょっとは隠せよ!?」

 

 

 相変わらずコントじみたやり取りをするキリシュタリアとカイニス。ここで意外な返事をしたのがアナスタシア。

 

 

「別に私はやりたいと思わないわ」

 

「へ?アナスタシア、どうして?」

 

「それはね立香……カドックを弄るのは何処だって出来るからよ」

 

「そうかそうだよなちょっとだけ夢見た僕がバカだった!!君はそういう性格だったな畜生!!」

 

 

 ――アナスタシアは平常運転であった。ちょっとカドックが可哀想に思えなくもないが、まあいつも通りなのでいいだろう。

 

 結局多数決……というか究極英雄王のノリと勢いでレジェンドへと直談判することに決定。

 

 ちなみに当のレジェンドはというと……

 

 

 

 

 

「いい加減にしてくれないかい?男の私。せっかく私が正々堂々と今日のデート権を獲得出来たのに何でしつこく邪魔してくるのかな」

 

「単に町でお嬢さん方と楽しくお喋りしようと思ったら君だっただけなんだって!ホラ、キャスパリーグも言ってくれ!」

 

「フォーウ?フォウフォウ、キュー(え?ただオマエが見境無しだっただけなのに何でボクがフォローしなきゃいけないのさ。ボク達はアーシアのピュアフォースを感じるのに忙しいんだ)」

 

「ぴかっちゅ(要は女性かつ見た目良ければ誰でもいいんだね、このグランドクソ野郎)」

 

「つーか何で俺までマーリンのやらかしに巻き込まれなきゃいけないわけ?どうにかしろよ光神様」

 

「フォウとピカチュウを抱きかかえてるアーシアとか絵になるなオイ」

 

「はうぅっ……」

 

「ホンットにアンタって巫女とやらの事になるとやたら頭湧くよな!?」

 

『当然だろう燃やすぞ貴様』

 

 

 プーリンとデート中、ナンパしに街に出ていたマーリン(と付き合わされたオベロン)と、マジンガーZERO護衛の下でピカチュウやフォウとお出かけ中のアーシアと遭遇。カオスフィールド生成不可避。

 

 

 

 

「……で、帰って早々俺はその直談判を食らってるわけか」

 

「うむ。どうにかならぬか師父よ」

 

(((((せめてこんな大規模な頼み事するときくらい腕組みタメ口はやめろよ)))))

 

 

 ソファーに寝転がり、腹の上にプーリンが座った状態のレジェンドに先刻(半ば強制的に)決めたことを相談するギルガメッシュ以下数十名。……多いなオイ。

 

 

「どうにかねぇ……大半の施設は出来上がってるからな〜……被りとか無いようにしたいし」

 

「では『私と我が夫のメモリアル記念館』なら被りはまずあり得ませんしどうでしょう?あとそこを退けプーリン。羨ましい」

 

「それってまさに自己満足じゃないかな?あとモルガン、君は私の2.5倍以上重いよね。マイロードの負担になるだろうからそれは聞けないな」

 

「殺す」

 

「おい待てモルガン魔槍構えるな俺に刺さる!それにプーリンも煽るな今だと被害は全部俺に来る!結論から言うと俺が割を食うだけだろうが!!」

 

 

 不憫がここでも炸裂するレジェンド。言っておくがモルガンの身長やスタイルを考えれば体重そのものは理想的だと思われる。プーリンが規格外なだけで。

 

 それはそれとして、どうしたもんかとレジェンドは目を瞑ってこめかみをトントンと人差し指で突きながら考える。何処からか「ポクポクチーン♪」という効果音が聞こえ、レジェンドが導き出した答えは想像を絶するものであった。

 

 

 

 

 

「島自体、作ってしまおうか」

 

「「「「「……はい?」」」」」

 

 

 

 

 レジェンドが辿り着いた答えとは『新しく島そのものを創造し、それを開拓する』というぶっ飛んだ発想。さすがギルガメッシュ育ての親にして師匠、やることのスケールが違う。

 

 

「んー……ベースは古代メソポタミア、大地が理想的だ。湖とかは……アウギュステのお株を奪うわけにもいかんから程々に。ティグリスとユーフラテスも付けるか、当然だな。無論杉の森も作って――」

 

 

 自らの光気を利用して新しく島を創り上げていくレジェンドに顎が外れんばかりの驚きを隠せない。ギルガメッシュやエルキドゥは自分達の故郷が大切な人物によって再現されていくことにご満悦。

 

 

「ふははははは!見事も見事、完璧ではないか師父よ!メソポタミアの大地が今再び遠く離れた異世界にて息を吹き返し、新たな歴史を刻もうなど我ですら考えなかったわ!ふははははは!」

 

「ちゃんとあの森も作ってくれたんだ。よし、僕はあそこを担当しようっと」

 

「おーう諸君らよ。島製作ついでに施設のガワ作ってやるから、島の方仕上げてるうちに要望まとめとけ。各種施設の発展とかPR活動は自分達でやれよ、そこまで面倒は見れん」

 

「「「「「……!はーい!」」」」」

 

 

 レジェンドによって現実世界へ引っ張り戻され、彼らは各々の要望をまとめることにする。そんな中、既にギルガメッシュだけは完成していたらしく施設案を提示してきた。

 

 

「我は無論、これよ!」

 

 

 ○城塞都市ウルク、ジグラット、大型全天候プール『わくわくざぶーん』

 

 

「「「「「いやちょっとは遠慮しろよ!?」」」」」

 

「たわけ!最初の労力無くしてその後の成功などあるものか!」

 

「むしろ最初の労力はあのぴかぴかがやるんだろうが!テメェは一体何をする気だよ!?」

 

「決まっておろうが狗!民草の呼び込みや育成、各種追加施設の建設・増設・増築から始まり!空の世界各所へのPR活動やコネクションの構築などは我の職務よ!我が治めしウルク、この空の世界においてもそれは唯一無二の栄華を極める都市と知らしめてくれる!ふははははは!!」

 

 

 のっけからとんでもないものを希望してきたギルガメッシュにドン引きの面々。クー・フーリンがツッコミを入れるも割と真面目なカウンター発言で返されて黙らざるを得ない。残るはレジェンド自身がアウト発言を言うしかないわけだが……。

 

 

「わくわくざぶーん何処置くよ?」

 

「うむ、ジグラットのすぐ近くにな」

 

「「「「「オイィィィィィ!?」」」」」

 

 

 やる気満々だった。ここで彼らも気付く、レジェンドも古代メソポタミア最強チームの一人だったと。ギルガメッシュと共に図面を見ながら改築案を提示し合い、落とし所を見つけてはすぐさま建造。恐ろしい勢いで空の世界にウルクが創り上げられていく。

 

 

「いやこれはちょっと予想外だったなー」

 

「いやレオナルド、これそういうレベルかい!?一晩で高層ビルが出来上がるよりぶっ飛んでるんだけど!?」

 

「何を言います?我が夫が主導なのです、この程度造作もないでしょう」

 

「あれぇぇぇ!?先代陛下も当然みたく仰られてるんですけどおかしいのボクの方!?」

 

 

 困惑しているロマニ。安心するんだ、君が正しい。王とか天才とか兵器とか光神とか周りが……いやロマニはソロモンで魔術王だった。

 

 最終的には彼も戸惑いつつ参加し、ウルティメイ島属島『バビロニア島』として新たな島は成立。

 

 では改めて、バビロニア島の施設や都市を見てみよう。

 

 

 

 

 ○首都・城塞都市ウルク、王の聖塔ジグラット、大型全天候プール『わくわくざぶーん』

 

 

「ふははははは!見るがいい、師父に友よ!既に移住希望者が我が宝物庫の如く溢れかえっておるぞ!」

 

「「「「「えええええ!?」」」」」

 

「ふっ、レジェンド式お引越しサービスや究極☆英雄王職業斡旋サービスも功を奏したか。掴みは上々、滑り出しも文句無し、ここからだ」

 

「僕達は結構留守にすると思うから、ちゃんと僕達がいなくても機能するように武官文官両方育てないとね」

 

 

 恐るべし英雄王カリスマというか、暴君ではなく慢心もないギルガメッシュはここまで人を惹きつけるのかと言わんばかりの大盛況。理由は様々だが、文字通りウルクの民にならんとする精神の持ち主ばかりが集まったようでギルガメッシュは大満足。

 

 

「我がウルクの民にならんとするその精神、我自らが汲んでやらねば王たる我の名が廃るというものよ!皆並ぶがよい!我が直々に面談し、適した希望の仕事を割り振ってやろう!師父が我の望みを叶えてくれたように、我もそうしてくれるわ!ふははははは――!!」

 

 

 そう言うや否や、ジグラットの玉座に腰掛け次々と人々の仕事を割り振っていくギルガメッシュ。ノリノリな彼によって瞬く間にウルクは空の世界で有数の富裕都市となり、同時に王とその師父や友の名声は爆発的に広まった。

 

「ウルクには偉大かつ寛大な王がいる」

「都市神(イシュタルにあらず)が凄すぎる」

「最終兵器が常に稼働して民と国を守っている」

 

 などなど、彼らだと分かる噂もちらほら聞こえてきたくらいである。

 

 

「僕、最終兵器だって。神造兵器より強そうじゃない?」

 

「空のウルクは俺が都市神なのか」

 

「あの邪神めと違って師父は人間と共にあるのでな。神代の頃は神が民に紛れて街を遊歩したりもあったのだ、師父の在り方は正しくそれではないか。ふはは」

 

 

 ギルガメッシュの鶴の一声で空のウルクはレジェンドを都市神に。ウルティメイ島の属島であるのだから、そこの最終決定権保有者であるレジェンドがそうなるのも別段間違ってはいない。メソポタミアのウルクではないし、シドゥリ自身もレジェンドには最大限の敬意を持って接していたので問題ないだろう。

 あるとすれば万というか億が一イシュタルが来た時、絶望したり暴れたりしないかという点だが、もし暴れようものならレジェンドを始めとしたチート軍団に鎮圧されるだけだ。

 

 

「あ、そうだ。ギル、エルキドゥ、それにお前達もついて来い。ジグラットの一角に面白いものを設置した」

 

「「「「「……?」」」」」

 

 

 

 

 

 ○スーパーマリオ64な各種ステージに行けるスペース(レジェンドによるおまけ設備)

 

 

「ふははははは!!我の甲羅ライディングテクニックを見るがいい!!」

 

「これ、イシュタルにイタズラするとき便利だね」←透明エルキドゥ

 

「フォウ!」←はねフォウくん(帽子の代わりに背中に可愛らしい羽根が生える)

 

「ピッカァ」←メタルピカチュウ

 

「「「「「最後ちょっと怖い!!」」」」」

 

「そのウサギを捕まえろォォォ!」

 

「!!」←さやぴー超速反応

 

「なるほど、これが噂の人間砲弾というわけですね――」←大砲で発射され空の彼方へ飛んでは落ちていくモルガン

 

「お母様ー!?」

 

「何このペンギン!最強種の僕より早いとか腹立つなぁ!」

 

(ワンワン……もう少し、もう少しだけ可愛いらしいフォルムにはならなかったのでしょうか……!?)

 

「ウォーターランド、即ち私のキャストオフ(※水着)が輝くステージというわけだね!」

 

「レインボークルーズやだー!ファンタジックっぽいけど全然そんなことないアスレチックだったよー!!」

 

 

 運動不足解消用に設置したものだったが、楽しそうで何より。尚、キャストリアはレジェンドに救助された。

 

 

 ○月王国(ルナ・ブリテン)大使館

 

 

「ふむ、まあウルトラ騎空団に属しているというわけではないし、これがあるのも納得よな」

 

「そうでしょう、そうでしょう。やはり究極英雄王は聡明でよろしい。私とバーヴァン・シーや沙耶のようですね」

 

「あれ?もう色々運び込んでるんだ」

 

「箪笥の中には何があるのかな〜?」

 

「あっ……アルトリア、プーリン!二人共止め――」

 

 

 過激な勝負下着を見つけた!

 

 

「へうっ!?」

 

「うわあ……これ絶対マイロードとのホニャララな日に着けるやつだよね」

 

「〜〜っ!お仕置きです!!」

 

「「うわあああああ!?」」

 

 

 魔槍を振り回しながら二人を追いかけていくモルガンを尻目に、他にも見てみる者がいたり。

 

 

「確かにこれまた過激じゃのー。殆ど紐じゃない?突風で飛ばされそうじゃし、正しく風と共に去りぬ的なアレ?でも去ったらダメだよネ!」

 

「ノッブまさか自分も似合うとか思ってません?ノッブのマスターさんやモルガン先代陛下ならともかく、体格がへなちょこなノッブだとなんかこう『コレジャナイがっかり感』がとんでもないことになりますね〜」

 

「なんじゃと沖田ァ!そういうお主に勝負下着は後300年早いわ!晒布と褌で十分じゃろ!」

 

「それなら敢えて下着を着けずに私は薄着物一つで色っぽくしますよーだ!」

 

 

 ぐだぐだファイトレディーゴーな状態へシフトしたノッブとおっきー。まあ朱乃やモルガンが着たら即ルパンダイブするのが大多数な物だったが、人のプライベートなものを勝手に見ておきながらギャースカ言うのはどうかと思う。プライバシーの侵害である。

 

 

「時に究極英雄王、光神様はどんな下着を好むか分かりますか?」

 

「たわけ!そんなことを我に聞くな!一糸まとわぬ姿を晒して『私を食べて』でも何でもすればよかろう!」

 

「私はそういうの大歓迎だからね!きっと光神様も好きなんじゃないかな?」

 

「フォーウ!フォウフォウ!(自分を基準に言うなグランドスケベめ!オマエをそういう状態にしてやろうか!)」

 

「ぴっぴか、ぴかちゅ(ギルさんも女の子にそういう後半のセリフ言っちゃだめだよ)」

 

 

 ジャンヌの問いに投げやりな返答をしたギルガメッシュを諌めるピカチュウは良しとして、フォウはマーリンをひん剥こうとしている。要らないファンサービスを見せられる前に次に行くとしよう。

 

 

「要らないファンサービス!?」

 

「フォウフォウ、プフー」

 

 

 ○出会茶屋『花の都』

 

 

「フォーウ!!(パリに喧嘩売ってんのかテメー!!)」

 

「ごはあっ!!」

 

「凄まじい一撃です!イッセーが兄と慕うアスカの変身するウルトラマンダイナのストロングタイプが如き鉄拳がマーリンの横っ面に見事ヒットしました!」

 

「ふむ、セイバーは実況もイケるようだな」

 

 

 マーリンの発案した施設を律儀に作ったレジェンドには申し訳ないが、とフォウは思いつつマーリンにキャスパンチをブチ込んだ。ついでに何故かセイバーアルトリアもちょっと嬉しそうだったりする。

 

 

「待て、待つんだキャスパリーグ!コレは少子化が進む現代にこそ必要な施設だぞ!男と女、この世に生まれ落ちた二つの性……互いに惹かれ合う特性を十二分に利用した画期的な施設は必ずや現状を打破し未来を輝かしいものにしてくれる筈だ!」

 

「フォーウ、フォフォウ?(それで、その心は?)」

 

「私も色々な女の子達と仲良くなれてウルトラハッピー!」

 

「ぴっぴかちゅー!!(結局欲望丸出しかー!!)」※コスモミラクルボルテッカー発動

 

「ちょっ……!?何そのZワザならぬトンデモワザうわあああああ!!」

 

 

 何か合体しないと使えなさそうな技を単独で発動しマーリンを中心に大爆発させるという離れ業を披露したレジェンドのピカチュウ、略してレジェピカ。フォウくんが尊敬の眼差しで見ている!

 

 

「まあ、放っておいてもいつの間にか復活してくるであろう。次を見に行くぞ!にしてもさすが師父の使い魔よな……」

 

 

 ○スペシャル工房(ウルク出張所)

 

 

「各種プリズムやアイテム交換には是非御贔屓を〜」

 

「なあ、ガネーを使って武器を強化したりは出来ねぇのか?」

 

「う〜ん、それはちょっと……」

 

「仕方ねえ、カネゴンに頼むか」

 

「ガーン!?」

 

 

 実を言うと、クー・フーリン自身も最初はまさかゲイ・ボルクを物理的に強化出来る奴がいることに本気でビビったのだが、今や彼もカネゴン・ア・キンドの店はよく利用するようになっている。そんな彼の落胆以上にダ・ヴィンチちゃんは自分より技術力のある者の存在にショックを受けていた。多分、会ったら外見的なことにも衝撃を受けると思われる。

 

 

「ちなみにハンターランクは如何様だ、狗」

 

「あ?そりゃマスターやジェントの旦那と狩りまくってんだから途中参加だがそれなりだよ。ほれ」

 

「何ィ!?おのれ狗の分際でブラックカードとは生意気な!ドーベルマンだとでも言う気か貴様!」

 

「うるせえよ!?大体テメェの関係者なあのぴかぴかはプラチナカードだったじゃねえか!しかもオーダーメイドの特注品!アレ最低でも旦那とか他の七星剣じゃねえと発注出来ないやつだろうが!何で持ってんだあのチートラマン!?」

 

「当然であろう!ハンターとしても最上位に君臨する師父がただのカードで満足すると思ったか!プラズマスパークよろしくカードも輝いて然るべきだということよ!」

 

 

 ○ハンターズギルドへの転送ポート

 

 

「あれよな、『御都合主義は時として最強』というようにサザエさん時空は便利だということの証明となったか」

 

「ま、ハンターとしちゃあサーヴァントの中じゃ俺は先輩だからな。色々教えてやるぜ」

 

「ほう?ではグランドキングをソロ討伐してみよ狗!」

 

「いきなり無茶振りしてくんじゃねえよ金ぴか!?」

 

「たわけ!我と友は師父に連れられ初狩早々プラズマキラーザウルスとやり合う羽目になったわ!無論我らの完勝、初にして大捕物であったがな!ふははははは!!」←実はプラチナカード所持

 

「「「「「何ィィィィィ!?」」」」」

 

 

 そう、ギルガメッシュとエルキドゥはレジェンドや七星剣に次いで早く最高ランクのハンターになったことで一躍有名になっていたりする。しかも討伐したのがしたものだけに彼らの所持ガネーは桁がおかしいことになっているのだ。

 

 

「ねえカネゴン、何かイタズラ系アイテムで良いのない?」

 

「んーと、こういうのは如何ガネ?」

 

 

 ○蛇倉苑・ウルク支店

 

 

「ヤッホー、マシュ。今ウルクでウチのPR活動してるのよ。王様も食べてかない?今なら開店一番乗りだし、今日は特別にジャグも来てるのよ」

 

「一番だと!?ならば入らぬわけがなかろう!ウルクにおいて我は常にNo.1であるのだからな!ふははははは!」

 

「よう、来たな英雄王。例のスペシャルメニュー、ウルク支店限定で載せてるぜ。マシュも食ってけ、俺の奢りだ」

 

「あ、ありがとうございます店長!先輩もお疲れ様です!」

 

 

 やはりウルトラ騎空団と言えば蛇倉苑。ウルティメイ島の属島とあればこの店が立たぬ訳がない。レジェンドの縁者たるギルガメッシュが治めるウルクなら尚更だ。

 

 

「よし、では行くぞ!『黄金のカツ丼・ギルガメスペシャル』を注文する!ウルクでの客第一号たる我を見事満足させてみるがいい!」

 

「任せな。俺の本気を見せてやるぜ、最強最古の英雄王。古今無双の丼物王の実力!その胃で味わいな!」

 

「ふははははは!丼物王ときたか!よかろう!いかなる料理が出てこようが我が残さず完食してくれるわ――!!」

 

 

 ――食後――

 

 

「店長……いや、丼物王よ。アレは我専用メニューとする!!アレを味わって良いのは我が共に来店し認めた者のみが食すことを赦される逸品よ!実に美味だったぞ!ふふははははは!!」

 

 

 ギルガメッシュ御満悦。余程気に入ったらしく専用メニュー化までしてしまった。ちなみに専用メニューは蛇倉苑の入口横にて貼り出されており、ウルク支店初の専用メニューであるギルガメスペシャルは金の箔押しで真っ先に貼り出された。

 

 

「何このレアカード感」

 

「ふははははは!金箔とはニクいことをするではないか丼物王!それでこそ我が専用メニューというものよ!」

 

「ずるいぞギルガメェ!職権濫用じゃないのかそういうとこだぞギルガメェ!!」

 

「たわけバカトリア!我は丼物王の出した条件を全てクリアした後に注文を出しておいたのだ!よって正規条件を満たした特殊召喚だということ!何ら問題は無いわ!」

 

「剣ドラな私には優しくしてるのに、私には全然優しくない!いいもんレジェンドに慰めてもらうから!ばーかばーか!」

 

「ぬうう!バカトリアの分際で我をバカ呼ばわりとは!」

 

「あはははは、二人とも兄妹みたいだね」

 

「う〜ん……ということは私とマイロードが結婚したら二人が私の子供になるのかー……」

 

「おいプーリン!仮に貴様と師父が番になったとして、断じて母とは呼ばんぞ!そしてこれを妹など絶対に認めん!」

 

「プーリンにもギルガメにも断固として反論するよ私は!お母さんともお兄さんとも絶対呼ばないもんね!」

 

「よかろう!呼ばずとも良いがどちらが格上かだけはその身にしかと刻んでくれる!」

 

「ふふん!生憎私はサーヴァントじゃないし特別な星持ちだし、何より完全完璧ダメージカットの対粛正防御というレア中のレアな能力がある!レジェンドに怒られたければエヌマでも何でもどーぞ?」

 

「ぐぬううううう!!おのれおのれおのれェェェ!!」

 

 

 たった四人(ほぼ二人)で会話が長々と成立してしまうレジェンド関係者。他の面々が置いてけぼりになる前に、一番話が分かりそうなエルキドゥに断って彼らは逆に彼らを置いてけぼりにして別のところへ向かった。

 

 ……実はエルキドゥが一番話が分からない(故意)タイプだと、彼らは知る由もない。

 

 

 ○ハベにゃん工房出張所(ハベトロットがウルクにて寝泊まりする所)

 

 

「ついさっき完成したところだぞ、ハベにゃん」

 

「あ、レジェンド様!だからいなかったんだ!」

 

「まあな。何というか……あの四人がいないのは」

 

「ギルガメッシュとアルトリアが言い合いになりまして、プーリンが油を注いだ形に」

 

「エルキドゥは……駄目だ、あいつは面白がって傍観するか、燃え盛る火へ油を注いだ後に薪を焚べるようなことをして悪化させかねん」

 

 

 このハベにゃん工房はレジェンド直々に建設したらしく、やたら豪勢であった。常に最良の状態を維持する術が全体に施され、長期間留守にしても全く新築新品のまま。布団はふかふか、機材も錆びないし材料も傷まないといたれりつくせり。キッチンなどもハベにゃん仕様になってるので自炊も可能。浴場も大きめ。

 

 

「わあ!すごいすごい!これならフルパフォーマンスで仕事が出来るぞー!」

 

「当然だろう?劣悪な環境で満足のいく仕事なぞ出来るものか。一流の職人を活かすのは一流の職場環境だ。それにはオンオフ双方において整える必要があるからな」

 

「そんな頑張り屋さんのレジェンド様に御褒美!ボクを吸っていいのだわ!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 これはハベ吸い――ハベにゃんセラピーの一種らしく、様々な疲労回復の効果があるとかなんとか。とはいえ異性がやるのは少しマズくないかと思う。当然だがレジェンドはそこらへんしっかりしていた。

 

 

「いやさすがに男の俺がやるのはいかんだろう」

 

(((((是非ともアザゼルやマーリンに見習ってもらいたい立派なお返事です!!)))))

 

 ※代わりにモルガンがハベ吸いしました

 

 

 ○ふれあい動物園 園長・光のコヤンスカヤ

 

 

「本当はカジノでもお願いしようと思いましたが、万が一にもマスターを破産させるのは不本意ですし、光神様や英雄王が来た場合確実に潰れそうですし」

 

「とはいえ、まともな施設だ。よくやったコヤンスカヤ」

 

「まあ、ウルトラ騎空団やそれ絡みならあの子達に酷いことしないでしょうし……!?」

 

「どうし……」

 

 

 ※ホッキョクウサギの群れに囲まれて幸せそうに寝転んでるさやぴー

 

 

(((((女王陛下――!?)))))

 

「バーヴァン・シー、カメラです。最高水準のものを、早く……!!」

 

「大丈夫よお母様、こんなこともあろうかと沙耶と出掛ける時は常に携帯済み!」

 

「よく判断しました。では早速……」

 

 

 親バカとシスコンが大福の如きもこもこに包まれる沙耶を激写。自分達に害はないと分かっているからか、ホッキョクウサギ達は動揺していない。

 

 

「そういえば現女王は兎好きでしたわね……」

 

「沙耶にとってあれは天国だろ。勇治もあれ、人間は選り好みするが動物は種類関係なく可愛がってるぞ。偶にハクとか撫でながら読書してるし」

 

「マスターが動物好きなのはいいとして、あの猫に関してはあまり騒いだり悪戯したりしないからなのでは……?」

 

 

 ○???

 

 

「何だ?ここ……」

 

「何かの研究施設みたいだけど」

 

「ならばここは騎士王として、僕が先陣を切ろう」

 

(私も騎士王なのですが……)

 

「……ん?」

 

 

 正体不明の施設の前で悩む面々の前にアーサー・ペンドラゴン(プロトタイプ)――通称プーサーが仁王立ちする。セイバーアルトリアは内心彼の言った称号にツッコミをいれたが、レジェンドはその施設の入口横……少しだけ離れた所にあったインターホンと、そこに貼られていた『研究中・用事があるときは乱暴にノックせずこれを押すように』という紙を発見する。丁寧な字で書かれた筆跡に、この施設が誰のものか気付いたのはレジェンドと綾香。

 

 

「あの、団長さん……」

 

「みなまで言うな、大体わかる」

 

 

 そんな二人の心情などいざ知らず、プーサーは何かあった時のために聖剣を手に強くノックした。

 

 

「頼もう!!」

 

「あ、ダメ!!」

 

「む?どうした綾香よ。セイバーがやっていることに間違いでもあったのか?」

 

「間違いどころか地雷踏みまくってるぞアイツ」

 

「我が夫、それは……あっ」

 

「気付いたか、モルガン……」

 

 

 ここまでヒントが出ればモルガンも分かってしまう。何故なら彼女も一応、『彼』の関係者と言えるからだ。あと沙耶も。

 

 そして、轟音を立てて入口の扉が開く――。

 

 

「さあ、鬼が出るか蛇が出るか……」

 

 

 出てきたものは――。

 

 

「…………」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 

 

 

 ムーンブロリー(月影勇治・激情態)。

 

 

 

 

 

「な……な……!?」

 

「ィエッ!!」

 

「うわあっ!?」

 

 

 月出身の悪魔はプーサーの胸ぐらを掴み施設の中へ力任せに引きずり込むと、扉が勢いよく閉まり……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふぉあああああぁぁぁぁぁ!!

(声の出演︙コウ・ウラキ(友情出演))

 

 

 

 

 

 何かプーサーじゃない断末魔の叫びが聞こえ、一部の者以外は戦慄する。

 

 そんな中、レジェンドは――。

 

 

「あの調子じゃ今日はこれ以上無理だな」

 

 

 プーサーの心配ではなく、施設巡りの時間を気にしていた。他の者がいないことに漸く気付いたギルガメッシュらが追いかけて来て合流したので、彼はこう告げる。

 

 

「夕飯何処で食うべ?」

 

「私はラーメン屋がいいわ」

 

 

 くいくいとレジェンドの裾を引っ張るアナスタシアは、さながら父におねだりする娘のようだったとマスターのカドックは語る。

 

 レジェンドの調べでラーメン博物館的な施設があることが分かったため、そこへ向かうことにした一行。ちょっとした問題があるとすれば……。

 

 

「我もいく。レジェンドとご飯」

 

 

 ……いつの間にかいたオーフィスが、レジェンドに肩車される形でくっついていたぐらいだ。とはいえ彼女に関してはキリシュタリアを始め、ぺぺやオフェリア、シグルドなどが微笑ましく見ていたり、立香が「抱っこさせてー」とぴょんぴょんレジェンドの近くを飛び跳ねたりした程度なので可愛いもの。

 

 もっと深刻な問題は――。

 

 

 

 

 

「何なんだぁ?今のは……」

 

「そんなバカな!?聖剣の一撃だというのに何故無傷――」

 

「まずはお前から麻婆祭りにしてやる」

 

「え!?麻婆!?誰か!誰かーッ!?」

 

「フハハハハハ!!」

 

 

 

 

 

「フォウ……(麻婆祭り……白米があったらレジェンド相手じゃ御褒美にしかならないよね、ピカ先輩)」

 

「ピッカァ……(だよね、フォウくん。でも僕達は今からいくラーメン屋へ期待で胸を膨らませておこうか)」

 

 

 フォーウ、と了解の返事をして共にレジェンドの元へ駆け出すマスコット二匹。ムーンブロリー(繰り返すが月影勇治・激情態)にしばかれ続けるプーサーを誰も助けようとしないことが、自業自得とはいえ一番の問題であった。

 

 

「強く生きよ、セイバー。相手が相手だけに助ける気は毛頭ないがな」

 

 

 (一応)恋敵の安否を気遣っていたプロトギルだが、自身が真に認めた恋のライバル(勇治)の暴走モードが相手かつ、少なくとも食事の間は綾香の隣を独占出来ることから割とあっさり見捨てていた。是非も無し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「くっそぅ!復活に時間がかかって皆を見失ってしまった!今何処に(ピロン♪)……ん?」

 

 

 マーリンが花のお兄さん専用スマホ(仮)を見ると――。

 

 ○貸し切りにしたラーメン屋にてプーリンやキャストリアと共にラーメンを啜るピカチュウ、モルガンに抱っこされつつ餃子を頬張るフォウくん

 

 メッセージ∶美味しいご飯を皆と一緒に。お前には分けてやんない。 フォウ

 

 

「キャスパリィィィィィグッ!!」




ラーメン屋関係は「拉麺好き好きアナスタシアさん」から。

皆のお父さんなレジェンドはまたぶっ飛んだことをやらかしました。空飛ぶ島(デカい)を作るのは当たり前、某ゲームの『絵の中に飛び込むとステージがある』を完全再現、国や都市まで作る……比較的常識的なのはハベにゃん工房だけじゃね?

キャスパンチ→元ネタはデスフェイサーをぶち抜いたダイナの『ダイナックル』
コスモミラクルボルテッカー→元ネタはメビウスインフィニティーの『コスモミラクルアタック』

どっちも劇場版の敵を倒した技……これ上級サーヴァントでも太刀打ち出来るかどうか。

本編次話も7割程完成してるので、そちらもそう遅くならず更新出来ると思います。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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