ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
可能な限りご希望に沿えるよう頑張るので更新は気長かつ生暖かく見守っていて下さい。
今回はちょっと詰め込み気味になってしまいました。
姫島一家を救ったグリッター仮面(仮)の日、そしてオーフィスが家族となった日から少し経ったある日、キングからあるウルトラサインが届いた。
―『お前の惑星』に住む者たちに此度の事を伝えたところ、そちらに行きたいという者が
「レジェンド、お出かけ?我も行く」
「まあ、ある意味お出かけで間違いないが……別にいいか。他の世界で保護し、惑星レジェンドで暮らしている者たちの中でこっちに来たいというやつがいてな。了承するにしても断るにしても、俺が言って話を聞かなければ始まらない」
惑星レジェンド―いわゆるキングが一人で住んでいるキング星と同じ、レジェンド専用の惑星と呼べるものだ。
特徴としては地球と似ているが、レジェンド以外の住人は皆レジェンドが平行世界を含む他の世界や宇宙において何らかの理由があり保護した者たちである。
もちろん怪獣超獣宇宙人、妖怪や人外に果てはロボットまで平等な立場で豊か暮らす、ある種の理想郷。
「キングから三人、という事は聞いているが心当たりは……そういえば昔暴れている赤いのと白いのを制裁しに来た時、レイブラッドの奴が大軍勢で仕掛けてきたな。全滅させたけど」
「赤いのと白いの……ドライグとアルビオン?」
「あーそんな名前だったな確か。それで、悪魔天使堕天使が散り散りになったから一緒に連れて来てた『ウルトラ六兄弟』に各陣営の保護を頼んだんだ。で、その時にはぐれていた女性の悪魔?を一人だけ保護してな。治療も兼ねて惑星レジェンドに連れて行ったんだよ。そうだ、名前は確か……グレイフィアと言ったな」
かつて起きたトラブル。この世界の戦争中に現れた『二天龍』の激突。そしてこの世界でレイオニクスを生み出そうとした究極生命体レイブラッド星人による侵攻。
前者だけでも相当なのだが、後者はそれどころの話ではない。怪獣や超獣はたった一体でも三大勢力が総力を結集して挑まなければならないというのに、そんなものが何万という大軍勢で現れたのだ。
二天龍であるドライグとアルビオンも急遽停戦して立ち向かったが、この二頭の相手が悪かった。
ドライグは、倍加攻撃を行おうとしたが暴君怪獣タイラントによって捕獲され徹底的に痛めつけられた。
アルビオンは、宇宙恐竜ゼットンの火球を半減させようとしたが一兆度を半減させても五千億度にしかならず瀕死の大火傷を負わされた。
それぞれがかつてウルトラ兄弟をも撃ち倒した程の実力を持ち、怪獣たちの中でも有名な存在。勝てる可能性がなかった訳でもないが、様々な要素が必要であり絶望的だったのだ。
そこに現れたのがこの【エリア】のウルトラ六兄弟を引き連れたウルトラマンレジェンドであり、彼らの登場によって戦局は『決した』。ウルトラ六兄弟が三大勢力を保護し、退避させながら戦闘しつつ、レジェンドはレイブラッド軍団のおよそ九割にも及ぶ相手を瞬く間に殲滅し、首魁たるレイブラッド星人に重傷を与えて撃退。
これが後の世、現在三大勢力に『レイブラッド事変』と称される大事件の顛末である。
この戦いにおいてマンとエースが天使、ゾフィーとジャックが堕天使を、そしてセブンとタロウが悪魔を保護しそれぞれが少しの間だが各陣営と親交を深めた。
一つ例を挙げると現魔王の一人、サーゼクスはタロウと友人関係になり、前述のグレイフィア双子の妹ルミナシアとの間に出来た子供であるミリキャス、そして実の妹リアスに常々タロウから直接聞いた、彼の地球での活躍を話して聞かせるらしい。リアスがオカ研の部長になった頃もである。
「この世界出身の彼女はいいとして、他の二人は誰だ?いまいち検討がつかん」
残る二名は誰なのか悩んでいるレジェンドの隣で、オーフィスはこの間の買い物で手に入れたリュックにせっせとお菓子を詰め込んでいる。かなりの大きいサイズの物なのだがパンパンになっておりどれだけ詰め込んだのやら。
「レジェンド。我、準備出来た」
「お菓子のな」
ドヤ顔のオーフィスに対して呆れ気味に言うとレジェンドだがこればかりは仕方ない。ドラゴンという種族だからか単純にオーフィスだからなのかは知らないが、彼女はよく食べるのだ。最もどれだけ食べても体型が変わらないのはレジェンドも一緒なのだが。
☆
次元を軽々と超え、惑星レジェンドへと里帰りしたレジェンドとオーフィス(は初訪問だが)。
初めてウルトラマンとしてのレジェンドの姿を見たオーフィスの目がキラキラしていたのは中々珍しかったので良しとしよう。
ゴッドスペースにあった惑星ジェネシス同様、レジェンドが住まう中央都市である『クリスタルシティ』は光の国と同じような建造物で占められており、その中でも一際巨大な建物がこの星でのレジェンドの住居である。
ウルトラマンとしての元々のサイズを基準に建てたので、人間サイズ用の飛行リフトや各部屋への転送装置も後付で建造されており違うサイズで暮らす上でもあまり不便はない。
「お帰りなさいませ、レジェンド様」
「わざわざ出迎えに来てくれたのか。すまんな、グレイフィア」
「本来ならキング様とノア様もいらっしゃるはずだったのですが、急用が入ってしまったと」
「キングはウルトラ長老の一人としての責務もあるからな。メッセージも直接通信ではなくウルトラサインだった。ノアの方はスペースビーストが偶発的に発生でもしたか?」
「いえ、その……ノアイージス、という部位の調子が悪かったらしく、無理矢理動かしたらぎっくり翼になったのでその治療の為にと」
「何だぎっくり翼って!?」
どんな時でも話題に事欠かないノア様であった。
グレイフィアもさすがに頭が痛いようで額を抑えながら溜息を吐いている。と、オーフィスがレジェンドの肩から飛び降りてグレイフィアの乗っている飛行リフトに乗っかってきた。
「我、オーフィス。はじめまして?」
あまり挨拶した事がなかったからか、レジェンドに教わったとおりに挨拶しながらこてん、と首を傾げる様子は大変可愛らしい。
「はい、初めましてオーフィス様。グレイフィア・ルキフグスと申します」
「よし、偉いぞオーフィス。ちゃんと挨拶出来るようになったな」
一応帰る前にオーフィスの素性を知らせていたが、割とすぐ納得出来たという。まあ、普段からとんでもない人物が訪れているし、この惑星は多種族文明とも言えるものだからおかしくはないかもしれない。
「おいレジェンド、帰ってきた気配があるのにいつまで経っても奥まで来ないからこっちまで来てみたが……」
「ふむ、そちらが吾の同胞とも言える龍神とやらか」
奥の方から更に二人の少女が現れた。
一人は緑色の長髪でスラリとしたスタイルが目を引く少女、もう一人はフード付きのどこかファンタジーな服を纏った銀髪の少女。後者の方はどうやらフードの下に猫や犬のような耳があるようだが。
「
「挨拶など食事しながらでも出来るだろう。私はお前が帰って来るというから……昨日の昼から何も食べずに待っていたんだぞ?
お前のピザを」
「ピザをかよこの野郎」
彼女もある意味オーフィスと同じだった。
「まあ食事しながらでも良いであろう。同胞はピザに興味津々らしいからな。それに吾も食べたくなった」
「レジェンド、我もピザというの食べてみたい」
グレイフィア以外の三人に押し切られ、仕方無くピザを焼く事にしたレジェンド。人間体になりながら「そういえば人間体での名前はまだ教えてなかったな」とか考えながら調理に取り掛かるのだった。
「出来たぞグレイフィア、トリプルピザ娘」
「何だその妙な呼び方は」
「むぅ……吾はピザばかり食べているわけではないぞ」
「はむはむ……んっぐ。我、おかわり」
「「「早っ!?」」」
呼び方に反論するC.C.とスカーサハ。その間にオーフィスはすでに一枚平らげていた。どうやら気に入ったらしくレジェンド、グレイフィア、スカーサハがハモる程の速さでぺろりと。
「ほう……中々いい食べっぷりだ」
「ん、レジェンドがこれチーズって教えてくれた。とっぴんぐ?野菜も美味しかった。だから我、チーズと野菜たくさんのピザを所望する」
「分かってるじゃないかオーフィスとやら。おいレジェンド、私の分も合わせて二枚追加だ」
「ちょっとは家主を労れお前ら。全く……」
仕方無くまた用意に行くレジェンドは苦労人でお父さんポジションに定着しつつある。その分ストレスが爆発した時が恐ろしいが。
「レジェンド様、私もお手伝いを」
「気持ちだけ受け取っておく、グレイフィア。それに女同士の方が話も弾むだろう。今後の事も含めてな」
「……!わかりました」
一礼して三人に元へ戻って行くグレイフィアを見送り、レジェンドは再びピザ作りに突入した。
「……任せたぞ、三人共」
レジェンドの言った話とは即ち「本当にあの世界へ同行するかどうか」という事だ。かのレイブラッド事変の折、レイブラッド軍団による犠牲者は二天龍を除けば、実は魔王たちとあの世界の神、そしてその周りにいた者たちくらいだ。グレイフィアは指示を受けて魔王の護衛をしていた為、レイブラッドの攻撃に魔王共々巻き込まれたのだ。にも関わらず重傷を負っても生存出来ていたのは僥倖という他ない。
ほぼ戦場の中心にいたグレイフィアは向こうでは戦死扱いされているだろう。ましてやあの時からだいぶ時が経っているのだ。もはや生きているとは思われていまい。
「だから今更帰ってもどうしようもない、と」
「……はい。私自身がこちらでの生活に慣れてしまいましたから」
「難儀よな。片や身内の死を悲しみ、片や生きている事を伝えられず悩み、どちらも苦しい事に変わりは無いか」
「……?」
C.C.にグレイフィア、スカーサハは真剣に話しているがオーフィスは持って来たお菓子を頬張りながら首を傾げている。
「何故、悩む?」
「それは向こうに帰ったとしても……」
「そこに帰らなければならない?」
「え?」
「帰る場所、自分で決められる。我も少し前まで、次元の狭間に帰りたかった」
「「「……」」」
「でもレジェンドが言ってくれた。レジェンドが我の帰る場所になってくれるって。だからもう、我の帰る場所はレジェンドのところ。ずっと一緒」
かつて、帰る場所の事で色々悩んだオーフィスだから言える。自分で決めたからここに居ると。まだ一ヶ月も経たないというのに既に二人の絆が出来つつある事に三人は驚きつつも納得した。
「ふっ……本当、その通りだよ」
「思い返してみれば吾らもそうであったな」
C.C.とスカーサハこと真龍ディアドラ。今ここで暮らしている二人もそれぞれの存在する平行世界の一つからここに保護された者だった。
片や『コード』研究の為に捕らわれていたところを偶然レジェンドに救出されたC.C.。元は間違えてその世界へ送られたタチの悪い『転生者』を再度冥府へ連れ戻すか、もしくはその場で地獄に問答無用で叩き落とす目的で来たのだが、彼女をレジェンドが救出した事で転生者側の思惑から思いっきり外れるから大丈夫、とその世界を任せている神から言われたのでそのまま連れて帰ってきた。ちなみに転生者に関してはハナっから地獄にブチ込む気でいたらしい。レジェンドは外道に容赦ないのである。
片や空の世界の一つ、アイルスト王国の守護を担っていたスカーサハこと真龍ディアドラ。彼女がいた平行世界ではアイルストが災厄に見舞われ、島民のみならず魔物や動物も全てを島外へ逃がし、力尽きて島共々『空の底』へ墜ちたはずだったが彼女のみが惑星レジェンドに偶発的に転移されてきた。
そんな事もありレジェンドに治療され真龍ゆえの驚異の回復力で傷を完治させたディアドラは、スカーサハと名を変えかつて自分が加護を授けていた王家の種族『エルーン』の姿を取り生活している。真龍モードにはいつでも戻れるらしい。
なお、エルーン種族は簡単に言うとケモミミ族(たまに尻尾がある者もいる)と思ってくれればいい。あとは体温調節が苦手なのか大半の人の服装は背中部分ががん開き状態である。
「あまりにお人好しかと思えば完全に敵とみなした途端容赦がまるで無くなる。一概に温厚とか優しいとは言えんが、少なくとも一緒にいて退屈はまず無いな」
「あやつが持って来る土産話はどれも興味深いものばかりでな。そろそろ吾も一緒に見て回ろうかと思ってたところだ」
「……そうですね。私も私の帰るべき場所は自分で決めましょう」
「我、グレイフィアの帰る場所知りたい。レジェンドと遊びに行く」
「オーフィス様、それに関しては不要ですよ。何故なら」
グレイフィアが言いかけた時にレジェンドがピザを焼き上げて戻って来た。ヤケクソ気味にかなり作ったらしく、結構な量と種類がテーブルに置かれた。
「レパートリーと量の合わせ技だ……食い切れるものならば食ってみろ……!」
「外見と声のせいで何処ぞの分の悪い賭けが嫌いじゃないパイロットにしか見えぬ台詞だな」
「私を見くびるなよ。以前ピザ屋巡りで全店全メニュー制覇したからな」
「我、満足。いただきます」
物凄い勢いで平らげていくC.C.とオーフィスを「もうどうでもいいや」と諦めの目で見るレジェンドは、自身の隣で微笑むグレイフィアに声をかける。
「答え、決まったか」
「はい。オーフィス様、先程の言葉の続きですが」
「んむ?」
「せめて少しは飲み込まぬか。ハムスターではなくドラゴンであろうに」
スカーサハの言葉に同意しつつ、グレイフィアが出した答え。
「今の私が帰る場所はオーフィス様と同じ、レジェンド様の隣ですから」
「む。宣戦布告?」
「一夫多妻というのがありますよ」
「ならいい。みんな一緒」
「今日はもうツッコまんぞ。さすがに疲れた」
こうして新たに三人が駒王町へと来る事になった。そして帰った後、訳ありはぐれ悪魔を保護し、幼いシスター見習いをウルトラマンとして救う事になる。
〈続く〉
次回はダイジェストっぽくなるかな?
早く原作入りたいけどヒロインたちもちゃんと絡ませてあげたい。
銀河遊撃隊の面々も出したい。
ゼロ「スペシウム砲……発射ァァァァァ!!!」
ジード「ゼロのテンションが変だよ父さん!?」
ベリアル「列伝のアレか。マイスターの血が騒ぐんだろ、たぶん」
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
-
真ゲッタードラゴン(大決戦版)
-
真・ゲッター1(スパロボα仕様)