ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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 読んで下さってる皆様本当にありがとうございます。

ダイジェストっぽくなるどころかどんどん長くなってしまってる……アーシア出せなかった

とりあえずあと二話ぐらいで原作いけ……るのか?コレ


レジェンド、黒猫を拾う

 レジェンド一家は現在活動している世界へ戻って来た。隣町で美味いピザ屋があると聞いたのを思い出したオーフィスとそれに同調したC.C.に駄々をこねられた一行はそこで食事をしてから駒王町に戻る事にした。

 そして食後、駒王町に戻って最初に目にしたものは、何で今まで気付かなかったのかと思うほど目立つ

 

 

 

自分(ウルトラマンレジェンド)の銅像だった。しかも街のど真ん中に。

 

 

 

腰に握り拳の、いわゆる『ウルトラマン立ち』のポーズで堂々と。

 

 

「……え?何コレ俺全く知らなかったんだけど」

 

「うん、レジェンド。細部まで再現度高い」

 

「お膝元らしいな。こういうのまであるのか」

 

「ふむ。レジェンドマント、とやらは着けてないのか」

 

「喜ばしい反面、この像に何かあれば罰当たりな……」

 

 呆然の一名、関心してるの三名、懸念してるの一名。

台座には『遙か太古よりこの地を見守りし光神様』と像の名前が記されている。しかも像も台座も錆や傷なども無く綺麗な状態だ。

 

 

「よーし仮住居の方はどーなったかなー出来てるといいなーああ住所駒王になってるけど正式な住居は海の上にあるからあー」

 

「レジェンド、何か変になってる」

 

「まあ公衆の目に付くところに堂々と自分の像が立っているからな。私でも恥ずかしい」

 

「海の上にある住処だと……!?早く向かおうぞ!」

 

「あ、こちらレジェンド様のメイドのグレイフィアと申します。ジェント様ですか?実はレジェンド様がご自身の像を初めて目にしてから気分が優れないようで……代わりに私が進歩状況の確認を。ええ、はい……」

 

 冷静なグレイフィアのおかげで他のメンバーが混乱したりマイペースでいてもやるべき事は出来ている。事前にグレイフィアにレジェンドが説明していた事もあるが。

 

 

 

 

 漸く正気に戻ったレジェンドの案内で仮住居のある場所までのんびり歩いて行く一行。基本女性ばかりなので物要りだろうと買い物を済ませながら向かっている。

そんな中でやはり気になったのは……

 

 

「ダイブハンガーという海上海底にまで届いている巨大基地!中も凄いのか!」

 

「ん。我、はしゃぎ過ぎて壁に頭から突っ込んだ」

 

「……もはや何でも有りだな。それがここでの本来の住居とは」

 

「ちなみに職場的なところとして文字通り山の中を改造して秘密基地もあると」

 

 

 この二つの場所の話題になる。

 

 

「一時ガソリンスタンドも考えたがな」

 

「何で?」

 

「ゼアスの手助けした時にいた防衛チーム、ガソリンスタンドが秘密基地だったんだよ。個人のロッカーに立ってコスチューム装着、ガソリンスタンドの看板から戦闘機が発進したり、スタンドが浮上して戦艦の発進口が現れたりとぶっちゃけ技術力はトップクラスだったな」

 

「どんなガソリンスタンドだそれは」

 

 

 ちなみに技術力は凄いのだが戦果はあまり良くなかったりする。スカイシャークに至っては相手への調査不足による自爆とも言える撃墜され方だったのだが。

 

 

「ついでに二代目の、ではあるが隊長がセブンだったな。名前は変えていたみたいだが」

 

「……はい?セブンというとあの大戦でタロウというウルトラマンと共に悪魔勢を保護した、あの?」

 

「ああ、その時は黙っていてほしいと言われたが。次にあった時は……確か牧場?だったぞ」

 

 

 ※ちなみにセブンが防衛チームMydeの隊長をやっていたのは本作独自の設定です。実際は中の人が同じだけなのでご注意を。

 

 

 そんな話をしていると草むらから黒猫が飛び出してきた。というより飛ばされてきた、の方が正しい。

レジェンドがあまり衝撃を与えないように抱えて状態を確認すると……

 

 

「……傷だらけだがそれ以上に衰弱している。脱水症状を起こしかけているな。確か水買ってただろう。自力で飲めるか分からんがとにかく……」

 

「その黒猫を渡して貰おうか、人間」

 

 

 黒猫の飛んできた方向と同じ草むらから黒ずくめの連中が大勢、威圧しながら現れた。ぶっちゃけ、相手が相手だけにまるで効果は無い。

 

 

「変態、たくさん出た」

 

『誰が変態だ小娘ェ!!!』

 

「動物虐待に幼女恐喝、変態よりタチが悪いな」

 

「集団暴行とは見下げた奴らよの。下衆め」

 

「駆逐決定でよろしいですね」

 

「おいさっきオーフィスに小娘って言ったなお前ら

 

 

 

 

ちょっと成層圏まで顔貸しな

 

 

それはセブンの息子の名(迷)言だ。

 

 この時点で黒猫を襲っていた理由が判明する事なく、少々お怒りのレジェンドとその家族によってフルボッコにされた変態(仮)黒ずくめ団だが、『悪魔』という事だけ分かったので空間ブチ破って直接冥界に投げ帰した(物理)。

 

 とりあえずその場で応急処置しつつ水をやったところどうにか飲んでくれたので、グレイフィアが抱きかかえながら仮住居まで連れて行く事にする。仮住居の方では既にジェントが待っており先程の出来事を話すと

 

 

「私たちも職場として使う秘密基地側のスターゲートは本邸とは別の離れを建築して、そこに移動させました。貴方達の真の家であるダイブハンガー側のスターゲートはそのままその住居の中にありますよ。プライベートも関わりますから。それ以外は概ね要望通りです、報告は以上。

 では、早いところ秘密基地の方へ行きましょうか。医療設備だけでなく他の医者も居た方がいいでしょう」

 

 

と口早に現状を報告し終えたら秘密基地側の治療室に連絡してくれた。やはりデキるハンターリーダーである。

 

 その後、秘密基地の治療室にて怪我の治療を行い、栄養失調を補う点滴はダイブハンガーへ移動してそちらで行う事にした。さすがに大荷物をずっと持ちながらは移動し辛いし、何より食品もある。というかレジェンドがいつの間にか全部持たされてた。

 

 

 

 

 ダイブハンガーへ移動……というか帰って来たレジェンド一家は荷物を各保管庫に仕舞った後、とりあえずオーフィスに三人を案内してもらう事にした。何かあってもグレイフィアがいるから大丈夫だろう。オーフィス自身もここの生活に慣れてきてるし。

 

 一人別れたレジェンドはダイブハンガーの医療スペースに向かい、そこで黒猫に点滴を施し一休みする事にした。ここ最近衝撃的な事ばかり起こって精神的にキていたからだ。

 

 

「こっちのベッドで仮眠とるか……こいつも安心仕切ってるのか寝息立ててるし、近くにいれば寝てても気付けるしな。よっと……」

 

 

 黒猫の寝ているところの隣のベッドで、せめて夢の中までノアがトンデモ行動しない事を祈りながら、レジェンドは軽く眠りについた。

 

 

 

 

(ん……んん……?ここ、どこにゃ?)

 

 

 レジェンド一家が助けた黒猫―SS級はぐれ悪魔である黒歌は追手から逃げるのも限界になりつつあり、手痛い一撃をくらい吹っ飛んだ辺りから記憶があやふやであった。ただ、よくわからないが自分でも安心感があったので吹っ飛んだ先の流れに身を任せたのだが……

 

 

「ちょっと成層圏まで顔貸しな」

 

 

最後に聞こえた台詞が果てしなく物騒だったのは覚えている。

 

 

(成層圏って確か宇宙に近かったような……もしかしてここ宇宙だったりするにゃ!?)

 

 

 不安になった黒歌は急いで体を起こすが、周りには機械や薬品などが置かれており、自分は小動物用のベッドで点滴までされていたのを理解する。

 

 

(な、なんか見た事ない機械がいっぱい……あのクソ元主の所にもこんなの無かった)

 

「やめろ、セブン!それは駄目だァァァ!!」

 

「んにゃ!?」

 

 

いきなり大声がした方を向いてみると一人の男性―もちろんレジェンド―が何やら魘されている。

 

 

「ジープに飽き足らず恐竜戦車に跨ってレオを追い掛け回すな!今度こそトラウマどころじゃなくなるぞォォォ!!」

 

(恐竜戦車って何!?それに跨ってるセブンって悪魔から英雄とか呼ばれた巨人じゃ……というかどんな夢見てるにゃ!?)

 

 

現在、レジェンドの夢の中ではレオがおおとりゲンのまま腕組みしたセブンの跨った恐竜戦車にジープよろしく追い回されていた。しかし、夢の中と言えどレジェンドは失念している。

 

自分は弟子のケンやベリアルにはそれがお遊戯にしか見えない程鬼畜な修行を行っていた事を。

 

 黒歌は戦々恐々としながらも自分を助けてくれたのが彼(一家)と理解したのだが、置かれている立場を考えてこっそり抜け出そうとした。……が。

 

 

「どこに行こうというのかのう、黒猫よ」

 

「!?」

 

「そもそもここは海の上ぞ。何よりお主はこのダイブハンガーとやらの構造をろくに知らぬであろう」

 

 

 他の三人と一緒に行ったはずのスカーサハがそこにいた。これにはさすがに黒歌も警戒したのだが、平然と首根っこを掴まれてベッドに戻された。

 

 

「何、吾もその者も別に取って食おうなどとは考えぬ。それよりも()()姿()のままで良いのか?」

 

「!?……知っていたのね」

 

「伊達に真龍として長生きしておらぬ。一度は力尽きたがな」

 

「真龍……ドラゴン!?」

 

「この世界の出身ではないがな。ドラゴンならもう一人おるが、今頃食堂でピザを平らげてるだろうな。あれだけ食べて飽きもせずに……余程気に入ったようだ」

 

 

ピザを食べまくるドラゴンって何だと思いつつも妖怪としての姿に戻る黒歌。スカーサハは別段驚きもせず自分もフードを脱ぐ。現れた耳に一瞬驚くが気にしない事にした。

 

 

「自己紹介がまだであったな。吾はスカーサハ。真龍としての名はディアドラだが、こちらの姿の時はスカーサハと呼ぶがよい」

 

「私は黒歌にゃ。その……はぐれ、悪魔」

 

「だからオーフィス寝ぼけてハネジロー食べようとするんじゃありませんんんん!!」

 

「「にゃあああああ(ぬおおおおお)!?」」

 

 

 また今度の夢はどんな内容なのか思いっきり叫びながら起きたレジェンドは周りを見渡してスカーサハを見つけると、漸く今までのが夢だと安堵した。

 

 

「ふう……夢ではノアが普通で良かったと思えばセブンの暴走やオーフィスのフードファイト見る事になるとは。コレ疲れ増してんじゃないのか?」

 

「お主……そろそろ本格的に休み取らねば壊れかねんぞ」

 

「私もそう思うにゃ。寝てたはずなのに疲れが顔に出てるし」

 

「だよな……いっちょ踏ん張って一気に問題解決して暫く皆で休暇にしようか。

 

 

 

ところでおたく誰よ黒猫ちゃん」

 

「いや猫って気付いてるにゃ!?しかも今更!?」

 

「こやつにお主の常識は通じぬぞ。諦めて正直に話してしまえ」

 

「んにゃぅ……」

 

 

 仕方無く観念した黒歌は自身の事を話した。自分が妖怪の猫魈である事、妹の安全の為に悪魔になった事、そして約束を違えた主に怒り殺めた事、それが原因ではぐれ悪魔として追われ続けた事。

 それをレジェンドとスカーサハは一字一句逃さず聞いていた。

 

 

「妹は……白音だけは何とか逃がせた。追われてるのは私、だから白音は安全なところまで連れて行って、それから私が離れれば、あとは」

 

「自分がどうにか逃げ切るか(ズズズ…)返り討ちにしてやれば妹は標的にならずますます自分だけを狙うだろうと(ズルズル)。あ、ヤベ調味油入れ忘れてた」

 

「別の料理に使えるかもしれぬぞ。後で調味油使ったレシピの検索でもしてみるか」

 

「いや真面目に聞いてるにゃ!?」

 

 

 カップラーメン(ジードのおすすめ)食いながら。

 

「安心しろちゃんと聞いてるから。要するに自分がここに居ると危険だから出ていきます、探さないで下さい的なアレだろ。生憎とこちとら日々ストレスという史上最強の敵と戦ってるんだ。今更面倒が一つや二つ増えようが変わらんよ」

 

「だけど!」

 

「手っ取り早く解決するのが悪魔じゃなくなればいい、ってのがあるな。そうなれば連中がどうこう言ってきたら『女妖怪の姉妹を攫って不埒な事をしようとした奴に対して正当防衛を行った』だけだと突っぱねられる」

 

「まあ、最悪武力行使で突破出来るからのう、吾らは」

 

「で、でもどうやって……悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は一度使われたら……「確保ォォォ!!」にゃああ!?」

 

 

 スカーサハに左側、レジェンドに右側をいきなり半羽交い締め状態にされ、じたばたもがく黒歌。すると突然暖かさを感じる光がレジェンドの掌から黒歌の手を介して身体の隅々まで浸透していく。

 

 

「なに……これ」

 

「フューチャーフォースという技だ」

 

 

フューチャーフォース。レジェンドにとって息子とも呼べる二人のウルトラマンのひとり、コスモスがフューチャーモードとなった時に使用した技で、グローカービショップと戦っていたジャスティスを自身のエネルギーを分け与えて回復させた事がある。

 

 

「本来はエネルギーを分け与える技だが、少しアレンジしてみた。ぶっちゃけるとコズミューム光線の要素を取り入れた」

 

「こ……こず?何?」

 

「とどのつまり『悪いものだけ破壊する』ってやつだ。お前と一つになっていたその駒とやらを完全分解・性質変化・さらに元素還元を行って悪魔から妖怪に戻した上で穏便に体外へ排出させたのさ。確か悪魔は羽が出せるんだったな。やってみ?」

 

「うん……ん……?あれ?んんんんん!」

 

 

 何度やっても只々力んでるだけで羽が出る気配が全くない。

 

 

「え……嘘、本当に……?悪魔じゃなくなったの?」

 

「だな。これで悪魔として追跡される事は無くなった。さーて後はそのバカ主(故)の悪行でも暴いて現魔王らに黒歌のはぐれ認定解除も含めて叩きつけますかね。セブンやタロウが泣くぞ本当に」

 

「むしろそなたの行動で泣かされる気がしないでもないが」

 

「そういえばスカーサハって『お主』と『そなた』ってどうやって使い分けしてるんだ?」

 

「む?気分次第だ」

 

 

 何気なく会話してた二人に対して黒歌は暫く呆然としていたが感極まってレジェンドに泣きながら抱きついてきた。

 

 

「ありがっ……ひっぐ……ありがと……!ホントに……ありがどうぅぅぅ!!」

 

「気にするな。簡単に解決する問題だっただけだ」

 

「簡単なのはお主だからだろうな……さて、これでそなたは自由ぞ。好きなところへ行き、好きに生きるがよい」

 

「ぐすっ……うん……不束者ですがよろしくお願いにゃん」

 

「「は?」」

 

「だって助けられた恩もそうだけど……顔良し!性格良し!何か凄い住処で財力よし!不思議な力も文句無し!」

 

「え、何この娘いきなり力説しだしたんだけど」

 

「私、ずっと夢だったにゃ。強い人の子供産むって」

 

「オイィィィ!?なんか別のベクトルでおかしくなってんだけど!?初対面相手に何言っちゃってんのこの娘!」

 

 

 その初対面相手に何かと世話焼いたのは何処の誰だ。

と、そこにさらなるウルトラダイナマイトが炸裂した。

 

 

「……レジェンドは我の夫。それは我の権利」

 

「聞き捨てならんな猫娘。それとオーフィス」

 

「……お二人共、お行儀悪いですよ」

 

 

いつの間にか食堂に居たであろう三人がいた。オーフィスとC.C.は一人一つピザの乗った皿を持ってピザ食べながらだが。まともなのはグレイフィアぐらいか。

 

 

「……」

 

「おいどうした、スカーサハ?」

 

「そなたらに、ドラゴンファイトを申し込む!!」

 

「スカーサハまで壊れたァァァ!?」

 

 某ファイターよろしく指を指して決めながら高らかに勝負を申し込んでいた。

 

 

 今まで一人苦しんでいた黒歌は、こうして苦しみから解き放たれ新しい家族も得た。そして後に、妹とも無事和解できるのだが……

 

 

「え!?レジェンドってあの光神様!?だったらますます……「リアタルマァァァ!!!」にゃああ!?」

 

 

 とりあえず今はこのドラゴンファイト(仮)を無事やり過ごす事を考えるべきだろう。

 

 

 

〈続く〉




という訳で黒歌、レジェンド一家入りです。

にしてもアンケートはノア様サーガさんの二強かぁ
二人を連れてくるとしたらせめてそれぞれ一人は相手居た方がいいよなー……誰がいいんだろ?

ご意見お待ちしてます。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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