ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
予想以上にアンケートでノア&サーガのツートップが参戦要望多いので、久しぶりにちょっと出演していただきました。
いずれサーガ・F・セイエイ(仮)も顔出し出演します。ノア出すなら人間体どうしよ?
レジェンドがオカ研メンバーと初邂逅を果たした頃、レジェンドより【エリア】を任されているサーガは惑星ジェネシスに居た。
かつての記憶を持ったゴーデスやスフィア、根源的破滅招来体の尖兵まで一度に出現したと報告があった為、それらが他の世界に影響を及ばせてないか調査しているからだ。
惑星ジェネシスはどの【エリア】にも属さぬゴッドスペースの中心部であるがゆえ、情報が万遍なく入ってくるのでこれ程適した場所はない。
「……他の世界には連中による被害はない。やはり先輩のいる世界に集中している。今は」
顎に手を当てつつサーガはある結論に至った。
「直接挑んで連中が先輩に勝てる可能性はたとえ他の勢力がさらに現れて手を組んだとしてもまず不可能。先輩が本気を出せばその瞬間片が付く。だとすればそもそも奴らの狙いは先輩ではない……まず先輩を中心に事態を考えていたところから見直さなければいけないか」
サーガはレジェンドが後継者と推す程の逸材である。最もサーガ自身はレジェンドと肩を並べて活動する事を望んでいるが。そんな彼は非常事態であろうと冷静な態度を崩さなかった。
「先輩達がいるあの世界……あそこ自体に何かがあるのか?根源的破滅招来体はともかくゴーデスとスフィアは目的が似通っている以上、普通に考えれば組んだところで衝突するのは目に見えている。だとすればそうせざるを得ない何かが存在すると考えるのが妥当だろうが……現状判明している事だけではあまり確証が持てない」
色々考えていたが事が大きいにも関わらず情報が少な過ぎるのだ。どうしたものかと再考した末、サーガは決意した。
「時間を見つけて一度、先輩のいる世界に行ってみるか。ここであれこれ考えるより現場で直接感じる方が良い筈だ。推測が外れれば振り出しに戻るが疑問の一つは無くなる。事件の大きさから見れば小さい事だろうが何事も一歩一歩が大切だ」
レジェンドのいる世界へと赴く事にしたサーガ。そしてもう一つの懸念は……
「やっぱりプレイ動画の配信だろう。縛りプレイで改造なし、この状態でクリアすればいける!」
「待てノア、まずは配信する上でアバター的な物を作らねば。やはり人外か亜人でいくか、それともイケメン系でいくか」
「……」
この状況でVtuberになろうとしている
悲しいかな、サーガではレジェンドのようなキレのある鋭いツッコミは出来ない。貴重な真面目枠潰してまで出来ても困るが。
サーガは改めてレジェンドが二人を上手く御せていた事を実感した。同時に『この二人を相手にし続ければ精神がやられても仕方がない』という結論にも至る。
何を言っても無駄だろうから、せめて見た目と声が合わないゲテモノVtuberにならない事を祈った―
「よし!『双子のケモ耳美少女メイド』!これで行くぞ!」
「うむ!これなら良いだろう!」
「良いわけあるか!!!」
真っ先に希望を叩き潰され爆発したサーガによる渾身のサーガマキシマムが二人の顔面に炸裂した。
☆
そんな二人に振り回されサーガからの尊敬と同情を一身に受ける
「はわう!?」ドンッ
「何だ?」
後ろから何かにぶつかられた。というか倒れて来たという方が正しい。
「ご、ごめんなさい!躓いて、その……貴方に倒れ込む形になってしまって……」
「いや、気にするな。これでも日々鍛えているからな。そちらは大丈夫か?」
どうやらシスターのようだが躓いて転びそうなところを運良くレジェンドの背中に倒れ込む形で難を逃れたらしい。
大層申し訳なさそうにしているがわざとではないし、そもそもレジェンドを盾扱いしてくる同僚もいるしで別にどうも思わない。
「あ、はい。お陰様で……きゃ!」
「……ん?」
急に突風が吹き彼女のヴェールが飛ばされてしまった。普段ならレジェンドが顔は隠すのにそのスペックは隠そうとせず即座にあり得ない動きでキャッチして彼女に返すだろうが、シスターを見て固まっている。
ヴェールが飛ばされて束ねられていたブロンドヘアーが露になった彼女は控えめに言っても美少女だ。しかしレジェンドの目を引いたのはそこではない。その髪と顔を合わせて見た時、レジェンドは彼女にどこが既視感を感じた。
(この娘は……何処かで会ったか?似たような誰かを見た気がするが……こんな感じの血縁者がいそうな奴は誰かいたか?駄目だ思い出せん)
「あの、どうかされましたか?」
「すまない、個人的な問題だ。しかしこの辺りでは見かけん顔だな。旅行か何かか?パッと見この国の者ではないようだが」
「あ、いえ……実は私、この町の教会に赴任する事になったんですけど迷ってしまいまして。それに、その……私まだこの国の言葉があまり分からなくて、あの……」
「道も満足に聞けなかった、と」
「はい、そうなんです……」
しょぼんとするシスターだったが、この町はレジェンドのお膝元。分からない事など精々個人のプライベートぐらいだろう。やろうと思えばやれるけど。
ついでに何故言葉が通じるかと言えば純粋にレジェンドの覚えている言語数も天文学的な数になるから、で済む。伊達に【エリア】の頂点に立っている訳ではないのだ。
そんなレジェンドはここは一つ地元民として案内してあげようと思いつつも、今の会話の中である一つの事を思い出す。
「この町の教会、と言ったな」
「はい、先日この町の教会へ行くようにと言われまして。元々ここには来たかったんです。あの方が最初にご光臨なされた地、と知ったので」
(そもそもこの町の教会は既に廃墟となって機能していないはずだが……ん?光臨?)
教会について考えようとしたが、レジェンドはその後に続いた言葉が気になった。
「あの方?最初?」
「光神様です。世界中に伝わる、ある御伽話に出て来られるお方なんですよ」
その本人、目の前にいるんですけど。こないだ廃工場でギアコップ(仮)としてやらかしてましたけど。
さらにシスターは、他の者なら笑いかねないがレジェンドにとってはグリッター化したノアを見たような衝撃の事実を口にした。
「私、ずっと昔に光神様と会った事があるんです!忘れもしないあの凄い台風の日、巨大なクラゲさんから私達を助けてくれました。それだけじゃなくて、壊れかけた教会も、怪我を負った人も、皆あっという間に治してくださったんですよ」
キラキラした目で
(……ああ、あの時の少女か。立派になったものだ)
「それでその時、お言葉と一緒にこの輝石を下さったんです。色々辛い事もありましたけど……これを見ると不思議とまた頑張れるようになるんです。光神様がすぐ近くで見守ってくれてる感じがして」
「……そうか」
いつの頃かペンダントにした輝石を握り締め、顔を赤らめながら話すシスターにレジェンドは優しく微笑んだ。
(……コスモス。お前がムサシに輝石を渡し、時を経て再会した時の気持ちが今なら良く分かる)
ただしムサシの場合は友情だったが、彼女は明らかに恋愛のそれなのだが、周りは恋のダイレクトアタックかましてくる相手ばかりなのでレジェンドはそういう純情に気付いていない。さすがにこれはレジェンドが悪いとは言えない。良くも悪くもオーフィスを筆頭とするレジェンドラバーズ(命名・ノア&キング)が強烈過ぎた。
「まあ、ここで会ったのもなにかの縁だ。場所さえ教えてくれれば俺が案内しよう」
「本当ですか!?ありがとうございます!えっと……地図は……ありました。こちらです」
「ふむ……(やはりあの廃墟の位置だな)……とりあえず行ってみるか?正直ガッカリするだろうが」
「え?」
「百聞は一見に敷かずと言う。自分の目で見た方が早いだろうな。ああ、今更だが自己紹介がまだだったな。俺は
「私はアーシア・アルジェントです。姓ってファミリーネームの事ですよね。光神様と一緒で素敵です!」
めっちゃ本人です、と言い難い。
ともかくレジェンド自身もゴーデスに関する情報が手に入るかもしれないので、一応気にはなっていたのだ。
二人は一緒にその教会だと言う廃墟に向かっていたが、その途中ある一人の老人が木陰で辛そうにしていた。
「ん?おい、
「あたた……おや?レ……光神さんかい。いやね、ちょいと足踏み外してな。儂も鍛えてたんだが流石にこの歳になってくるとなぁ……」
家撮と呼ばれた老人、その名の通り正体は宇宙でも高齢の種族である『ケットル星人』である。御年なんと20万歳を超えている……が、その目の前にいるのは歳が存在するのかさえ分からないウルトラマンである。少なくとも習得している言語数同様、天文学的な数値の歳なのはハッキリしているが。
ともあれレジェンドはアーシアがいるにも関わらずいつも通りフューチャーフォースで治療する。
「え……!?」
「いつもすまねえな光神さん。もしあそこを増築したりするなら呼んでくれ。いつまでも借りばっかじゃ申し訳たたねぇや」
「その時は頼む。ああ、ギルドにもたまには顔出してやってくれ」
「あいよ、それじゃまたな」
そういやサンダービートスターもそろそろ狩りに行くか、とレジェンドが思い出しているとアーシアが少々興奮気味に聞いてきた。
「ゼロさんも癒やしの力を使えるんですか!?」
「いや俺のは正確に言うと技……『も』?」
「はい。私も使えるんです。光神様縁の地で、同じ力が使えて光神様と一緒の字のファミリーネームを持ったゼロさんと出会えた事、きっと光神様のお導きですね!」
「……そういうものか?」
「はい、きっとです!」
妙に嬉しそうなアーシアである。レジェンドはいまいち理解出来ないが、同じように女性なら分かるのかもしれない。
そんな感じで談笑しつつ、目的の場所に到着した。
「本当にここで間違いないのか?」
「はい、ここで合ってます」
(単なる廃墟ではないな。拠点か何か、か……だが、この感じは……)
「ゼロさん、ここまでありがとうございました。あの、お時間があればお礼をしたいのですが……」
「いや、それには及ばん。こちらとしても気にはなっていたのでな。ついでに、あまり帰りが遅くても家族が心配して騒ぎかねん」
「そ、そうですか……」
再びしょぼんとするアーシア。どうやらこの短時間でレジェンドは相当気に入られたらしい。
「まあ、この町に住んでるんだ。その内また会えるだろうさ」
「……はい!それじゃ、私は挨拶がありますので」
「……そうだ、アーシア。ちょっといいか」
「?」
レジェンドが手をかざすとアーシアからは見えない様に輝石が一瞬強く輝いた。
(これでいい。彼女への『加護』は相当強力に出来た)
「ゼロさん?」
「急に呼び止めてすまないな。何、この言葉を改めて送ろうと思ったが、次に会えた時に取っておこう」
「よく分かりませんけど、またお会いしましょうね。絶対ですよ?」
「ああ、約束だ」
アーシアはレジェンドの姿が見えなくなるまで見送ってくれた。そんなレジェンドは彼女が近く、何らかの騒動に巻き込まれるだろう事を予測し以前渡した輝石に授けた加護を強化したのである。
「何もなければいいが……それは無理そうだな。彼女が人間である事を考えれば彼女の癒やしの力は
そしてこの予測は数日後、現実となる。
その時さらに起こる衝撃的な出来事は、かねてよりレジェンドが警戒していた事態であった。
〈続く〉
「なるほどVtuberになるならまずは形から入れ……つまりコスプレしてみろという事か」
「どうやら我々が思っていた以上に深いようだな、ノア」
「本気で駆逐するぞお前ら」
サーガマジギレ五秒前。
今回はアーシア登場回となりました。
ケットル星人はレオに出てきた宇宙人です。ウルトラの父より歳上なんですよねアレ。
次がかなり難産だな……なんとか頑張ります。
最初の方ダイジェストっぽく端折るかもしれません。
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