ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました、今度こそアーシア転入です。
次回より80以外のウルトラマンもいよいよ地球へと降り立ちます。

ちなみに活動報告にてレギュラー昇格した神トラマンのヒロインに関しても書いてあるので、良ければご一読下さい。

ついでにカプセル怪獣、誰にどいつを持たせるかも色々思案中なので、ご意見があると助かります(切実)。


レジェンドのお悩み相談室、アーシアの転入

「で、俺の力というか知恵の方を借りたいと」

 

『ああ……情けねえが師匠が呼んでくれたコスモスとジャスティス、加えて遂にティガまで投入したが全員撃沈した』

 

「オイ待てその三人でも無理だと?どういう神経してんだそいつ」

 

『度の超えたポジティブ野郎なんだよ……悪く言えばぶっちぎりの能天気だ』

 

「悪くも何も能天気一択だろ」

 

 

 アーシアとのダイブハンガー探険はしばらくかかる(スカーサハ談)らしくレジェンドは先にベリアルとゼロに通信を送っていた。どことなく安心したような、もしくはやつれてるようにも見える。

 

 

「ノアやキングの悪ふざけ(注・本人達は真面目らしい)とはまた違って面倒だな」

 

『『ちょっと待てその二人日常的に悪ふざけしてんのか!?』』

 

「被害者はトップが俺、次点でサーガだ。基本的にそれ以外に被害は出ない」

 

『『何でこっちの【エリア】に集中してんだよ!?』』

 

 

ニ超神の悪ふざけの被害がお互いには行かずピンポイントでレジェンド&サーガというこの【エリア】の統括主とその後輩というトップ2にのみ降り掛かるアホな事態に見事なツッコミをハモりながら入れる遊撃隊のトップ2。かつて激しい激戦を繰り広げたとは思えない程のコンビネーションだ。寧ろぶつかり合ったからか。ともあれ仲が良くて結構である。

 

 

「しかしあの二人と違って完全な善意だからな、方向性は間違っている気がするが……だとすると、だ……ふむ……二人とも、『ウルトラゼットライザー』は光の国から届いているか?確か二つ分、幾つかのウルトラメダルと一緒に送られる手筈になっていたが」

 

『いや、まだだ。火星での一件もあってそれの対策も平行して行なっているから調整が遅れてるとヒカリから連絡があった』

 

「そうか、ある意味今回は好都合だ。ゼロ、お前80同様の常駐任務受けれるか」

 

『え!?いや、どうなんだろ……どうだ?ベリアル』

 

『なる程、そういう事か。お前にその気があるなら俺は了承するぜ。こうなりゃ荒療治でいくしかねぇって事だよ』

 

『荒療治……?まさか!』

 

「そのまさかだ。ゼット(そいつ)を今の戦場にぶち込んでやればいい。そこで踏ん張ればそのまま預かり、駄目なら遊撃隊か警備隊へ送還して修行の積み直しだ」

 

 

 レジェンドの出した案、それはゼットを地球へと降ろし直接今起きているゴーデスの侵略を始めとした事案に対処させるという、当初の目的と正反対のものだった。ベリアルは何かしら勘付いているがゼロはまだ分かっていない。

 

 

『踏ん張るったって相手はグレート先輩でも苦戦したあのゴーデスだぞ!?今のあいつじゃ確実に奴を引きずり出す前にくたばるのは目に見えてる!』

 

「落ち着けゼロ。その為のウルトラゼットライザーとウルトラメダル、そして()()()()()()()だ」

 

『へ?』

 

「まずはそいつの定期赴任だが、その二つが揃ってからだ。それまでは絶対に来させるな。ゼロの言った通りになるのは確実だからな。次にゼロの常駐赴任に関してだが以前からベリアルやケンと相談はしていた」

 

『黙っててすまねえな。だが、遊撃隊からも常駐赴任を出す案は以前から出てた。光の国から警備隊屈指の実力者であるウルトラ兄弟の一人が来ているのにこっちからは出さない訳にもいかねえだろ』

 

『まあ、そりゃな。でも何で俺なんだよ?確か今レジェンド達が住んでるのってティガが居た基地そっくりに作ったやつだろ。ティガの方が向いてるんじゃないのか?』

 

「それも考えたが、俺も何かと留守にしがちな上これからこちらでの戦いが激しくなる事を見据えると、俺が不在の間、そして今後赴任してくるウルトラ戦士達の先頭に立って引っ張れる人材でなければならない」

 

 

そこで白羽の矢が立ったのが若くして数々の激戦を乗り越えて隊長となったゼロだ。加えてレジェンドの直弟子の一人でもあり、遊撃隊でもニュージェネレーションは彼直属の部下に当たる。本人の自覚は無いだろうが指導力も高い。

 

 

「そういう意味でゼロが常駐赴任として地球に降りていれば、既に地球にいる80と合わせて後続のフォローも問題無い。そのゼットに加えてもう一人誰かを一緒に定期赴任させれば何とかなるだろう。警備隊側も二人との事だからな」

 

『つまり遊撃隊(こっち)地球側(あっち)の準備を整えてフォロー万全の状態であいつを降ろすわけさ』

 

『そういう訳か。そこまでしっかり決められてんなら俺は文句無いぜ』

 

「そしてもう一つ、お前が常駐赴任にもってこいなのは……」

 

『?』

 

「色気より食い気もしくは修行なお前ならウチの家族に手を出す心配が無いからだ」

 

『『私情丸出しじゃねえか!!』』

 

 

最後の理由は思いっきりレジェンドの個人的な事情だった。まあ、レジェンド以外は女性だし仕方ないね。

 

 

「とりあえず当面の所はこの案でいいな?最後に聞きたいんだが警備隊側は誰を送るといっていた?俺は一人しか知らされていないが二人来るらしい」

 

『グレイフィアには伝えたんだけどよ、一人はメビウスだってよ。グレート先輩が諸事情で遅れるからって』

 

「ああメビウスか。もう一人は」

 

『もう一人ってあと一人は?』

 

「え?レオだけど

 

『『!?』』

 

 

とんでもないビッグネームだった。

 

 

『嘘だろぉぉぉ!?師匠(レオ)!?え、ちょっと待って獅子の瞳ぃぃぃ!!』

 

『おい、落ち着けゼロ!そりゃ俺も初耳だが気をしっかり持て!!』

 

「予定取消は期待するなよ。あいつダイブハンガー(俺の家)に訓練施設もあるって言ったら喜んで『毎日入り浸らせて頂きます!』とそりゃあもう綺麗なお辞儀で宣言されたからな」

 

 

ゼロもそうだがいずれ地球へ降りるゼットが不憫に思えてきた。間違いなく過酷なレオによる修行と下手すりゃあの世へ旅立つレジェンドによる強化特訓プランが待ち構えている。事実、ケンとベリアル、ゼロは本気で死を目前に感じたのは数え切れない。

レジェンド本人はそれより別次元にヤバい修行を軽々とこなしていたので文句の言いようがなかったのだが。

 

 

「とにかくゼロは早めに準備済ませて降りて来い。こっちは今からアーシアに学園生活を送るかどうか、送るならその上での注意事項なんかも教えなければならん」

 

『こうなりゃありったけのアイテム持って降りるしかねえな。ダイブハンガーってのの近くまで行った方がいいのか?それとも駒王の仮住居の方か?』

 

「ダイブハンガーの方だ。そっちは認識阻害や結界の他に色々仕掛けてるんでな。見つかる心配も無い」

 

『わかった、んじゃ持つモン持ったらすぐ行く。ベリアル、こっちは任せたぜ』

 

『おう、行ってこい。ゼットの奴は俺らがしっかり監督してから送り出すからよ』

 

「じゃ、通信切るぞ」

 

 

その言葉と同時にレジェンドは通信を終えた時、タイミングよくダイブハンガー探険隊が戻って来た。というかオーフィスらに連れられてアーシアがGUTS隊作戦指令室に来たという方が正しい。まさに特撮ものの基地そのままな場所を見回ったからか、アーシアは隅々まで目を輝かせながら見渡している。

 

 

「ここ、作戦指令室。レジェンドが腰掛けてるのが隊長席」

 

「アーシアお疲れ様、どうだった我が家探険は」

 

「はい!凄く楽しかったです!皆さんとも仲良くなれましたし」

 

「あの短時間でか?アーシアが良い子だから納得といえば納得か、確かに」

 

 

ニコニコと笑顔のアーシア。この娘はまず嘘は言っていない。ダイブハンガーに満足して家族の者と仲良く出来たのなら御の字だ。問題なのは……

 

 

「アーシア、レジェンドに察してちゃんは御法度にゃ。サラッと流されてそこで終了。攻める時は勢いに乗って一気に押し切るにゃ」

 

「よいかアーシアよ。まずはダイレクトに言葉攻めじゃ。そこから動揺した隙を狙って抱き着き、押し倒す!そしてそうなったらお楽しみタイムとしゃれこめ!無論儂らも参加するから安心せい!」

 

「お前ら純粋なアーシアに何教えてんだこの発情ツインズゥゥゥ!!」

 

 

強烈な一撃が黒歌と夜一の脳天に炸裂した。

 

 

 

 

 その日の夕方、カナエに加えて涼子も早めに帰宅し、食事も済ませ一部を除き大衆用プライベートルームの一室、即ちリビングに相当する部屋でレジェンド一家は寛いでいる。アーシアも寛いでいるところ、レジェンドと涼子から先程の駒王学園転入について話したところ行きたい、と元気良く答えた。この事に喜んだのが涼子同様引っ越しに立ち会えなかったカナエだ。

 

 

「……とまあ、注意事項はこんなところだな。理解できたか?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「向こうで何か分からない事があったらカナエか涼子、あとは矢的猛に聞くといい。矢的も俺の関係者だから詳しく言っても問題ないぞ」

 

「矢的猛さんと言うのはアーシアちゃんの担任の先生よ。レジェンドさんとは旧知の仲……っていうより上司と部下?ちょっと説明が難しいわね」

 

「心配しないで。凄く良い先生よ。私のクラスの担任だったらな〜なんて思った時もあるの。困った時も全力で相談に乗ってくれて、今や駒王学園人気教師トップ3に名を連ねる熱血先生なの」

 

「え?矢的の奴そこまで人気出てたの?ああそうそう……カナエ、そろそろグレモリー眷属らと本格的に接触していいぞ。徐々にこちらの事も明かしていく。矢的から連絡があったが、ゴーデスの事が知られた以上は勢力関係なく力を合わせて立ち向かう必要がある。敵は奴だけではないからな」

 

「はい。ここ数日はリアス達を避けてましたし……アーシアちゃんの転入と合わせて矢的先生にも相談してみます。あちらも何か考えがあるようで」

 

 

 アーシアの転入のタイミングでカナエ、矢的も含めてリアス達オカルト研究部と接触し、現段階で開示可能な情報を話し協力を仰ぐと共にこちら側も行動に差し障りない程度に手を貸す形にすれば、少なくとも敵にはならないだろう。なっても負ける事はまず無いが。

 

 

「じゃあ明日に備えて俺達は早めに休むぞ。と……その前に」

 

 

レジェンドのみならず卯ノ花やグレイフィアも部屋の入り口を見ると自動扉が開き、そこには……

 

 

「今日もいい湯だったにゃー!」

 

「まさに心の洗濯じゃな!」

 

 

襖だったらスパーン!と勢い良く開けてそうなテンションで黒歌と夜一が入ってきた。

 

バスタオル一枚で腰に手を当て堂々と。

 

いくら今いる男がレジェンドだけでも羞恥心がないのかオメーらは。

 

 

「「「アーシア(さん)(様)はああならないように」」」

 

「は、はい……」

 

 

ここはレジェンド一家。大黒柱含めて色々強烈かつ個性的な面々の一家である。かくしてアーシアは駒王学園へと通う事になった。

 

 

 

 

 そして、翌日―

 

 

「今日からこの学園に通う事になった、アーシア・アルジェントです。まだこちらに来て日が浅いのでご迷惑かけるかもしれませんが、これからよろしくお願いします!」

 

「そういう訳で今日から彼女もこのクラスの仲間だ!ちゃんと仲良くするんだぞ!」

 

 

 一誠はポカンと口を開けていた。矢的がいきなり転入生を紹介するとその転入生がまさかのアーシアだったとは。

あの後、個人的に話しに言った時は「近々、胡蝶と一緒にオカルト研究部に顔を出すから」とは言っていたがその前に凄いサプライズが舞い込んで来るとは思いもしていない。

 

 

「それじゃアルジェント、席は兵藤の隣だ。兵藤!彼女を知っていたみたいだし、困った時はちゃんと手助けしてやれよ!」

 

「え……あ……はい!」

 

 

「一緒に顔を出す」と言っていたしカナエから聞いたであろう矢的が自分とアーシアが少しでも緊張しないようにと細やかな配慮をしてくれた事を心の中で感謝した。たった一度、ほんの少しの間しか一緒に居なかったが、それでも友達になった。アーシアも同じだ。返事に満足した矢的も笑っている。

既にアーシアには心に決めた人がいる、というのはちょっと残念だったが、こうして異性の友達がいるだけでも十分だ。オカルト研究部にはリアス達もいるし。

 

但し、三人はともかく他の男子が反応しないわけなかった。特に松田と元浜が。

 

 

「「おい一誠ェェェェェ!!お前なんであんな可愛い子と知り合いだったんだァ!?」」

 

「「「「「リアス先輩と登校してるだけでも万死に値するってのによォォォ!!!」」」」」

 

「ちょおっ!?まだホームルーム中だぞ!?席につけ!」

 

『すいません矢的先生!今だけは見逃して下さい!兵藤一誠ェェェェェ!!!』

 

「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!?」

 

「イ、イッセーさぁぁぁん!?」

 

「兵藤ぉぉぉ!?ちょ、御門先生に連絡だ!!保健室までの道を開けてくれ!!」

 

 

まさに一揆もかくやと言った状態(男子限定)になった教室で一誠がフルボッコにされている。女子はアーシアを連れて退避済み。そして矢的は必死に男子を止めようと奮闘中。たぶん自力で来れないだろう、と連絡を受けた涼子が直接教室まで赴いたのだがその結果……

 

 

「ちくしょおおお!今度は保健室のマドンナ御門先生に治療されるだと!?俺だってされたいのに!」

 

「最近お前美味しい思いをし過ぎだろ!ちったあその幸運分けやがれ下さい!」

 

「ふざけんなこっちは総リンチで色々折れそうだボケェ!!」

 

『いっそ折れちまえコノヤロー!!』

 

 

やっぱりこうなった。引き続き奮闘する矢的に、一誠や男子より矢的が酷い目に合わないか心配する女子、オロオロするアーシア、そして楽しそうにその光景を見ている涼子。少なくとも退屈な学園生活にはならなそうだ。

 

 いよいよ宇宙警備隊、そして銀河遊撃隊のウルトラマン達も地球へとその足を運ぶ。数多の侵略者達からこの星を、この世界を守る為の力が集結し始めた。

 

そして時を同じくして、異変の手掛かりを探るべく一人の超神がこの世界へと降り立つ。

 

『神話』の名を持つ、『伝説』が認めた存在が。

 

 

 

〈続く〉




というわけでいよいよ焼き鳥ライザーの登場が近くなり、漸く書きたかったあのキャラとの絡みが書ける!

既に話には少しだけ出てますが、ライザーと同じ子安さんボイスの超強キャラです。
フェニックス以上に厄介な能力を持ってて、かつ桁違いの実力者ってヤベーやつでしかないんですが。

それではまた次回、お待ち下さいませ。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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