夜 (午後9時ごろ)
とりあえず村の中心に来たけど…まず犯人が何で、どんな殺し方をしてるのかがわからないから…中心で露骨に狙いやすくしたら、狙ってくるでしょう。全力で気配を察知できるようにしておけば…おそらくは、殺られない…はず。本当に好き勝手していいなら、歩いている奴等片っ端から殺していくのがてっとり早いんだけど…流石にそれは辞めたいから、できれば早めに見つけたいな〜…とりあえず、あそこにいる女性に聞くとするか。
「こんな夜に失礼します。最近この里で起きている殺人事件について、知っていることはありませんか?」
「…そうねぇ…。私が知ることは、ここよりも西側でそれは起きているってことぐらいかしら。毎日毎日西側の住民が死んでるのよ…」
「……それは本当ですね…?」
「そ、そうよ、私を疑うというのかしら。」
「いや、一応気になっただけです。私とて、無駄な血を流したくもない。故にできるだけ正確な情報をすばやく集めたいから…。だからこそ、確認をとった。それだけ。」
「そう。ならいいのだけど。頑張って解決してね。」
「頑張りますね。」
西側ねぇ…少し年収が少ない人がいる場所だったっけ。たしかに起こりそうなものだ。行ってみようか。
???「…甘いね。そんなのじゃ、私は捕まらないよ。人間共と速さも違う、ましてや感覚も私より弱い人間ごときが私を捕まえられるもんか。この里は私によって壊滅させられる。」
一方西側
来てみたけど、人全くいないよ…これだと少し動くものが見つかったらすぐにバレてむしろ危険じゃないのかな…。今日のところはこっちに張り込みするけど、明日は東側だね。全然歩いている人見つからないし、本当にここで起きてるの…?とか3時間ほど考えてた時、事態が動いた。
キャー!
やっぱり真反対…さっきの女性が?
「何だ何だ?」
「またよ!誰なの!」
「知らねぇよ!お前じゃないのか?」
「違うわよ!」
案の定大混乱。これじゃ死因調べようにも調べられんよ…
「すいませーん。私今日の昼に依頼されたなんでも屋なんですけど、死因確認のためにどいてもらってもいいですか?」
「お前か、依頼を受けたというのは、頼むぞ。」
やっとどいてもらえた…さて…死因を確認だ。
死因は…首筋を噛まれてる…!?いや、すごく露骨だからよくわかるけど、これ狼じゃん。そしてこの里に狼が入った痕跡ないから人狼もしくはそれに類する妖怪じゃん。疲れるな…これは。相手私の全力とほぼ変わらないスピード出せるよ…というか今集まってる人たちの中に犯人が…いるんだよね多分…質問したときと同じ変装な訳がないし…難しいな…
「これだけ集まってる中におそらく犯人がいると考えられます。とりあえず手がかりのない中では犯人探しはできません。とりあえずのところは、隣近くの家の人と5世帯づつで『組』を作って帰ってください。違反者は発見次第殺害します。では、ご帰宅ください。」
なにせこの人数。わかるわけないし、集団で帰らせるに限る。変に被害者出ても困るし。私はパトロールと殺害の準備かな…。とりあえず朝までパトロール。
朝
結果的に違反者が出なかったことはいいことだと思うよ。とりあえず昨日の依頼主は店の中に来るように張り紙をしてある。聞きたいのは被害者について。被害者から共通点を見つけられれば、簡単に捕まえられるかもしれない。そんな淡い希望を持ちつつ。昨日の被害者は女性。家族構成は終わったあと遺族に聞いた。つい最近第2子が生まれたところらしい。
ガランガラン…
あっ、来たね。
「昨日はすいませんでした。」
「犯人の手がかりもなしに防げるわけないからいいのよ…可愛そうだけど…」
「総力を尽くします。」
「お願いするわね。ところで、何のようかしら。」
「なくなった方の家族構成を聞きたいです。」
「う〜ん…あ、そういえば亡くなった方の家、殆ど直前に出産してたわね…」
「出産…」
「どう、こんなものしかわからないのだけど、役に立ちそう?」
「はい、ありがとうございます。今日釣りをしたいと思います。」
「頑張ってね。」
簡単な話、出産した人は一般に母乳を出すために胸が大きくなる傾向にある。だから、その脂がのった肉を犯人さんは何故か好んでいる、と。何で…?今日できる対策は、ここ1ヶ月以内に子供が生まれたもしくは妊娠している人を集めて隔離しておくこと。でも問題はおそらく犯人もその中に変装してる可能性があるってことだよね…。とりあえず幻想郷で河童が作ってた、触れた物質に反応して形状変化するシートを使って胸大きくして誤魔化すしかないかな…というかよくこんなもの作れるよね…。河童の技術力怖い。隔離したら隔離先で全滅するのが容易にわかるから、外出自粛してもらってわざと私が引っかかるのが一番手っ取り早いかな…。はまるかは分かんないけど。さて、今日は俗に言う里の長、まぁあれだ、影響力のある人とブン屋に依頼して外出自粛を要請するかね…
里の長の家割と近いし、ブン屋捕まえる前に行こうかな。
歩いてすぐのところの家
「ごめんくださ〜い。」
「誰だ!と思ったら、昨夜いた小娘ではないか。この私になんのようだ。」
「一つお願いがあります。(何だこのジジイ高圧的すぎるだろ。)」
「言ってみろ。」
「今日の夜の女性の外出自粛要請を出していただきたいのです。」
「断る。」
「人が死んでも良いと。」
「違う。それは困るが、私は自由を最も大事に考えている。」
「そうですか。解決できるように尽力はしますけど、貴方が要請を出さなかったことにより人が出て死人が出ても責任は負いません。これに約束してもらいます。その旨の契約書作ったので、拇印か印鑑をください。」
「ぐぬぬ…よかろう。押してやる。」
その後は印鑑もらって2つのうち1つは保管用においてもらった。というかあの様子だと私に責任被せようとしてたのか…。確かによそ者だし、歳の割に若い見た目なことは自覚してるけど。それで怖がられてたなら悲しいなぁ…。とりあえずブン屋を捕まえないといけないね、夕方までに。妖怪の山に行けば会える…よね。すごく面倒くさいしそこそこ遠いんだけど…。でも、依頼はこなさないといけないし。やれることはやらないとね。
書くの難しい…。拙い文章で本当に申し訳ないです。