きゅー
てってってって…
「あら。あんた、また来たのね。いつも飽きないわ
ねぇ」
わたしはすくすく。いつから
「掃除中に来ないでほしいんだけど…はぁ」
わたしの居場所は霊夢の頭である。陽があたるし、揺さぶられる感じが心地よい。今日の朝ごはんはなんだろう。
「きゅー」
「そんな声出しても何考えてるのか分からないわよ。朝ごはんはあげません」
そんな殺生な。
「きゅ〜」
「ぐっ…しょうがないわね。少しだけよ」
「きゅー!」
やっぱり霊夢は優しい。でも、もらってばかりだと紫って人みたいになるって誰かに言われたような気がする。わたしはかしこいから、もらったらちゃんと返すのだ。
「きゅーっ」
さあ、このもふもふを味わうがいい。
「あー。やっぱりあんた気持ちいいわね。いっそこのまま飼おうかしら?」
「きゅー」
わたしはいいよ、という意味を込めて返事する。でも、霊夢のことだから、きっとお金がないって飼わないだろう。
「うっ、でもお金がないのよねぇ…そもそもこいつご飯いるのかしら」
「きゅっ」
「…はぁ。まあ、そんなことはいいわ。さあ、こっちに来て。一緒に朝ごはんを食べましょう」
「きゅー!」
霊夢だいすき!
「…いつも疑問に思うんだけど。あんた、その手でどうやって箸を掴んでるわけ?」
「きゅー」
「だからわからないわよ」
「きゅっきゅーきゅ〜」
「あっ、こら!それはわたしのものよ!返しなさい!」
「きゅ〜」
「ぐぬぬ。あんた、覚えておきなさいよ。いつか焼いて食ってやるからね」
「きゅっ!?」
「さーて、朝ごはんも済んだし、お皿を洗って縁側にでも行きましょうか」
「きゅーっ!?」
ぐすん。霊夢がひどいの。
「あーも〜。冗談に決まってるじゃない。謝るから、ほら、ここにおいで」
ホントに食べない?
「そんな変な顔しなくても大丈夫だから…」
「きゅー」
霊夢のお膝にだーいぶ!
ぽすっ
「きゅっぅ〜……」
「気持ちいいわねぇ。このまま寝ちゃおうかしら」
「きゅっ」
ぱちっと目が覚める。外はまだ明るいだろうか?…なんだか空が紅い。それに暗い。暗いのだからもうすぐ夜だろう。霊夢を起こさないと。えいっえい。
「…そんな頭突きしなくたって起きてるわよ。」
わわ、ごめんなさい。もう、夜みたいだからお布団に入ろうよ。
「夜?いくらなんでも早くないかしら。」
でも、暗いよ?空は紅いけれども。
「空が紅い?…異変かしら。これじゃあ陽が当たらないじゃない。洗濯物が乾かないわ。面倒ね」
きゅー。それはたいへんだぁ。
「あんた実は結構余裕でしょ…どうしようかしら。」
「おーい!!霊夢ー!異変だぜ!早く早く、置いていくぞー!」
「魔理沙?なんでこんな時に?」
「おいおい、私もスペルカードを持ってるんだぜ?異変解決に決まってるだろ!」
おや、魔理沙ちゃん。元気にしてた?久しぶり。
「ん?何だこの変な生き物?霊夢、非常食か?」
ひじょっ!?
「きゅー!!」
「違うわよ。ただの動物。…動物よね?」
「私に聞かれても知らないぜ。そんなことより、異変だ!急がないと先に行くぞ!」
「はいはい、準備するから少し待ってなさい。」
「了解っと。その間わたしはこいつと遊んでおくぜー」
あれ、魔理沙ちゃん、わたしのこと覚えてない?がーん。
「おお、すげーフワフワだな!くぅ〜っ気に入った!家に来るか?」
まえ行ったとき、部屋が散らかってたからいや。ぷい。
「きゅー」
「そうかそうか!家に来たいか!異変が終わったらつれてかえってやるよ!」
きゅっ!?