人柱達   作:小豆 涼

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感無量!!!!

でもカナエさんの圧倒的ヒロイン力…恐れ入ったぜ…。


ワシは斬らずに今日を過ごす。

「御免!!杏寿郎!杏寿郎はおるか?」

 

煉獄邸。

参座は、槇寿郎引退後の炎柱任命のため、訪れていた。

 

「はい!兄上は道場で鍛錬中です。お呼びいたしますので、しばしお待ちください」

 

出迎えたのは、弟の千寿郎だった。

 

「おお、千寿郎。息災か?なに、ワシが出向く。案内を頼んでもよいか?」

 

「天羽様も、お元気そうで何よりでございます。それではご案内いたします」

 

ぱたぱたと歩く千寿郎についていく参座。

流石、炎柱の屋敷とだけあって広い。

 

「千寿郎、ヌシは稽古をつけてもらわぬのか?」

 

「…私は、才能がなくててんでダメなのです。炎の呼吸もまともに使えません」

 

「ああ、ワシが言っておるのは、剣術の方だの。なに、ヌシに継子の才能がないのは見えておる。それを悲観する必要はない。ヌシはヌシの生き方を模索すればよい」

 

「…そう…なのでしょうか」

 

「よいか、千寿郎。人を斬る才能なぞ、ないほうがいいのだ。そしてないのであれば、ワシに任せればよい。ワシがヌシの想いの分も斬ろう。ヌシは優しいのう。兄のために刀を握ろうとするのか」

 

千寿郎には、呼吸の才能がなかった。

そのことに槇寿郎は落胆した。

 

しかし、杏寿郎はそれでも変わらずに接してくれる。

 

偉大な兄。

 

その期待に応えたい。

だが、叶わぬ。

 

そんな歯がゆさを、千寿郎は抱えていた。

 

「なに、だれもヌシに人斬りの期待なぞしておらん。期待しておるのは、ヌシが笑って生き、そして誰かを笑顔にしていくことなのだ」

 

千寿郎は、天羽参座という男を、優しい男なのだとおもった。

槇寿郎が柱を引退するとき、一度だけ引き留めようと煉獄邸に訪れたことがある。

 

その時は頭ごなしに槇寿郎に否定されていたが、参座は怒ることも声を荒げることもなく。

ただただ槇寿郎に頭を下げていた。

 

帰り際、頭に手のひらを乗せられ、父を支えてやってくれと優しい顔で言われたことだけは忘れすに覚えていた。

 

「こちらです。それでは、私はこれで」

 

道場前の襖につき、千寿郎はその場を後にしようとする。

 

「のう、千寿郎。槇寿郎殿は息災か?」

 

哀しそうな顔で、問いかけられた。

 

「…少しお酒を飲みすぎではございますが、変わりなく…です」

 

「そうか…もし伝えることができれば、ご自愛くださいと」

 

「お気遣い…痛み入ります」

 

そうして、千寿郎は廊下を歩いて行った。

 

参座は風切り音のする道場へ入っていった。

そこには、鬼気迫る表情の杏寿郎が炎の呼吸を通しており、誠見事な太刀筋だった。

 

─炎の呼吸 玖ノ型 煉獄─

 

炎の呼吸奥義。

それをみた参座は、ほお…と声を漏らした。

 

「おお!これは!天羽殿ではないか!今日はどうされた?なにかご用か?」

 

はきはきとした話し方。

まぶしい髪色。

 

「杏寿郎、息災かの?」

 

「もちろんです!上弦の弐の討伐、誠に見事です!私も天羽殿に並べるよう、精進いたします!」

 

「ヌシはまっすぐで話していて気持ちがいいのう。なに、すぐだろうて。玖ノ型…奥義というにふさわしい太刀筋だの。よくここまで鍛え上げた」

 

「ありがたきお言葉!」

 

「して、杏寿郎よ。鬼の討伐が五十を超えたとな。なればヌシには柱となる権利がある。さらには今の玖ノ型…まこと申し分ない実力だとワシは感じておる。受けてくれるな?」

 

「はっ!私が炎柱となり、人々を鬼から護る覚悟はとうにできています!」

 

参座は自然と笑顔になった。

このように強い男が柱に加わってくれれば、鬼殺隊としても心強い。

 

「杏寿郎よ。ヌシの心は、いかように折れる?」

 

「折れません!たとえ四肢がちぎれようとも!この命ある限り、人々を護るという誓いは、決して折れません!」

 

目頭が熱くなる。

まっすぐで、熱くて、強い。

 

このように気持ちのいい男、果たして会ったことがあるだろうか。

 

「よし、杏寿郎。稽古をつけよう。ヌシの目指す場所をはっきりと示しておく。真剣を抜け」

 

「誠ですか!?それは何ともありがたい!ではこちらは殺す気で挑んでもよろしいでしょうか!?」

 

「よい。ヌシのすべてをワシに見せよ」

 

二人は向かい合った。

杏寿郎は自らの日輪刀を抜いた。

 

対して参座は木刀。

 

しかし、参座の実力を知る杏寿郎は、決して冒涜だとは思わない。

 

─炎の呼吸 壱ノ型 不知火─

 

炎の呼吸最速の型。

一太刀目。

この一太刀ですら、雑魚鬼では知覚できまい。

 

しかし参座はひらりとかわし、的確に顎に一撃入れる。

 

杏寿郎の意識はまだはっきりしている。

 

「見事!!見事だ杏寿郎!!もっと打ってくるがよい!」

 

とにかく型を打つ。

自らの目標である、参座という柱。

 

その男に、己の刃を届かせたい。

 

─炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり─

 

太刀筋がうねる。

炎の渦を、そこに見た。

 

「よくそこまで鍛え上げた。柱として申し分ない。なれば、ワシを斬ってみろ。討つべき敵と思い、護って見せよ!」

 

そこからは一方的だった。

参座が現れ、そちらへ意識を向けるや否や、死角からの一撃。

たったの一撃で、意識を持っていかれそうにる。

 

しかし。

 

もしも、鬼が。

もしも鬼がこれほどの強さであれば。

 

何一つ護ることなどできない。

 

母との誓い。

弟の未来。

 

そして、父の哀しみ。

 

それらすべてを背負い、それでも前へと足を動かす。

まさに、修羅。

 

たとえどんなにこの男と差があろうと。

目の前が暗く、闇に遮られようと。

 

命が燃え続ける限り。

 

「俺は、負けられん!!」

 

「よくぞ言った!杏寿郎!」

 

─炎の呼吸 玖ノ型 煉獄─

 

その一撃は、音を超えた。

参座はその奥義を、木刀で受けた。

 

半ばから斬れる木刀。

そしてその切っ先が参座に届くと思われたその時。

杏寿郎の集中力が極限を超え、世界が時を刻むの緩めたとき。

 

信じられないものを見た。

 

半ばで折れた木刀で、杏寿郎の日輪刀を真横から叩いた。

正面に構えていた日輪刀は、杏寿郎の身体から外れる。

 

そして、木刀は首に届く。

 

「これが、ヌシの目指すところよ」

 

二人は止まった。

 

杏寿郎の喉笛に、木刀がひたり…と付く。

 

「うむ!参った!!これが境地か!少し垣間見たような気がする!感謝します!」

 

「杏寿郎、ヌシはこれからまだまだ強くなる。そして、必ず多くの者に希望を与える。ワシはそう感じておる」

 

参座は満面の笑みを浮かべた。

 

「ワシは行く。柱の就任式については追って連絡が行くだろう」

 

「天羽殿、本日は貴重な経験、誠に感謝いたします!」

 

「参座でよい。ヌシはもう立派な柱だからの」

 

「では参座殿!また手合わせ願ってもよろしいでしょうか?」

 

ニヤリと笑う。

 

「当たり前よ。ヌシの成長は誠たのしいからの」

 

そういって参座は消えた。

 

 

 

ーーー

 

 

 

「おおう、匡近。息災かの?」

 

訪れたのは、不死川邸。

ここでは、鬼殺へ行けなくなった匡近が屋敷の手入れなどをしている。

 

「これはこれは、天羽様。本日はどうされました?」

 

「お館様の命でな、杏寿郎のところに行ったのだが。新たな柱を見るとのう、はて実弥は息災かと気になっての」

 

「それはそれは、ご足労おかけいたしました。実弥でしたら三日ほど前に屋敷を発ちまして、昨日任務がおわった旨が鴉で送られてきたところなので、もうしばしすれば帰宅するかと思います」

 

「そうか…では待たせてもらおう。ヌシとも話したかったしの。それと参座でよい。ヌシは立派な男だからの」

 

匡近はきょとんとした。

最強の男に、まさか立派な男だと思われていたとは、予想もつかなかった。

 

匡近は茶を入れ、縁側に腰掛ける参座のもとへと座った。

 

「どうぞ、粗茶ですが」

 

「うむ、いただこう。して、匡近よ。実弥の様子はどうだ?」

 

匡近は、ここ最近の実弥の成長が著しいだとか、弟の心配をいまだにしているだとか、もう少ししたらこの屋敷を出ていくことにしている匡近に態度にはださぬがさみしがっているだとか。そんな他愛もないことを話した。

 

「少し曲がってはいるが、平和…だのう」

 

「ええ。確かにあの時、俺は死ぬ気でした。そして俺が死ねば、実弥はどんな手を使ってでも鬼を殺し、自分の命を早めたでしょう。そうならなくてよかった…参座殿には頭が上がりません」

 

「なに、ワシは鬼を斬っただけ。…だがまあ、素直にその感謝は受け取っておこうかの」

 

「ありがとうざいます。それで、これから実弥の屋敷を出たらアイツの弟を探そうと思っています。名前は、不死川 玄弥。参座殿も、もし見つけたら実弥の前に俺に連絡をいただいてもよろしいですか?」

 

「ヌシは優しいの。さて、漢の頼みとあればこの参座。違えぬよう肝に銘じよう。玄弥…玄弥だな。確と覚えた」

 

できた人だと思った。

命を救い、さらには頼み事まで快諾してくれた。

 

さらにこの様子では、自らの足でも玄弥を探してくれるような勢いだ。

 

「参座殿には助けられてばかりですね…」

 

「ワシは…ワシは、誰かの想いに応える時が、この人生で最も心休まるときであり、幸せなときなのだ。故に、もろ手を振って頼ってくれるかの?」

 

匡近は笑った。

 

「おーい匡近ァ。誰か来てんのかァ……ご無沙汰です」

 

そこへ実弥が帰ってきた。

 

「おお、実弥。息災じゃったかの?顔を拝みに来たぞ」

 

「参座さん、人が悪いぜ。文の一つでもくれりゃあ、馳走を用意したってのに」

 

「はっはっは。よいよい。ヌシらの元気な顔を見れただけで、腹いっぱいだの。さて実弥よ、柱の責務はどうだ?」

 

「はい、滞りなく。ここら一帯の鬼も少しずつ減ってはきています」

 

「うむ、よきかな。ところで、煉獄家の跡継ぎである煉獄杏寿郎が、此度炎柱を就任することとなった。まごうことなき立派な漢よ。機会があれば稽古をつけてみよ」

 

「煉獄…ですか」

 

「…というかヌシ、しゃんとした言葉遣いもできるんだの」

 

実弥の粗暴な言葉遣いしか頭にない参座はつい口に出してしまった。

匡近は我慢できないとばかりに笑いだし、参座もそれにつられて笑う。

 

「おいおい…参座さんといえど笑いすぎだぜェ…」

 

困り果てた実弥をみた参座は、暖かい気持ちで屋敷を後にした。

 

 

 

ーーー

 

 

 

それから、杏寿郎に継子ができた。

名は、甘露寺 蜜璃という。

 

炎の呼吸を派生させ、恋の呼吸を確立した。

炎の呼吸の継子…というわけにはいかなかったが、その活躍はめざましい。

 

さらには、伊黒 小芭内という男が、蛇柱となった。

この男、太刀筋に関しては右に出る者はいない。

あまりに見事な太刀筋に、参座も感嘆の息を漏らしたほどだ。

 

「ある兄妹を見てきてほしい」

 

産屋敷の命を受け、やってきたのは狭霧山。

元水柱、鱗滝 左近次の住まう山。

 

ここに、鬼になった妹を携えた少年が修行をしているという。

 

「御免。鱗滝殿はおられるか?」

 

山の麓にある小屋の戸をたたけば、天狗の面をした壮年の男が現れる。

 

「わしが、鱗滝左近次だ」

 

「うむ。ワシはお館様より命を受け、兄妹の様子を見に伺った人柱。名を天羽 参座という。二人は息災かの?」

 

「これはわざわざご足労いただき…どうぞ中へ」

 

「邪魔する。して鱗滝殿、鬼になった妹とやらは…ここで寝ている幼子か。…このように年端もいかぬ子たちが鬼となり、肉親を襲ってしまうとはなんと痛ましいか」

 

「天羽殿の言う通りですな…」

 

「して、鱗滝殿。妹の様子は?」

 

それから鱗滝は、炭治郎のこと、禰豆子のことを話した。

禰豆子は少し前から眠ったまま起きないだとか、岩を斬れたら最終選別へ行かせるだとか。

 

しかし、岩なぞ斬れぬから、選別へは行かせないともいう。

 

参座は鱗滝もまた優しく強い人間なのだと思った。

 

「お館様は禰豆子とやらの特異性に目をかけておられる。もし、炭治郎が鬼狩りになったときは、この参座も後ろ盾すると伝えておきたかった」

 

参座の噂は、鱗滝のところまで届いていた。

曰く、鬼殺隊の歴史でも最強の剣士だとか。

 

そんな男が、鬼をかばう隊士の後ろ盾とは何事かと。

鱗滝は戦慄した。

 

「なに、人を食わぬのだろう?なれば、その幼子は人じゃろうて。人を護るのもまた、鬼殺隊の使命であろう」

 

鱗滝は恐れ入った。

禰豆子を人だといったこの男。

なんと人ができているのか。

 

「さて、その炭治郎とやらにも挨拶してこようかの」

 

参座は小屋から出て、人の気配のするほうへ走った。

 

茂みの深い森の中。

その中で、不自然に開けたとこで、しめ縄の付いた岩に刀を振る少年が一人。

 

「ヌシが、炭治郎か?」

 

鱗滝と同じ羽織に袖を通した、額に痣のある少年が眼に入った。

 

「…はい、そうですけど。どちら様でしょう?」

 

突然現れた白髪の男に、炭治郎は驚いた。

その男、突然動いたと思ったら、炭治郎の目と鼻の先に立っていた。

 

そして、頭に手のひらを置く。

 

「ワシは、天羽 参座。炭治郎よ、ヌシはすごいの。そんなになるまで刀を振るか。妹想いのいい兄であるな。斬って見せるのだ、岩を。そして、ヌシが多くの鬼を斬り人々の助けになることを、願っておる」

 

急に現れて、急に頭を撫でられ、炭治郎は混乱する。

 

しかし、目の前の男からは、とても優しいにおいがする

そして、それに混ざって哀しいにおいがする。

 

「泣いて…いるのですか?」

 

炭治郎は思わず声に出してしまった。

 

「…ヌシも、優しいのう。ワシはな、強い。誰よりも強い。だから炭治郎…最終選別を生き抜き、鬼殺隊に入ることがあれば、ワシを頼れ。さすれば必ず応えん」

 

そういうや否や、目の前に参座の姿はなく。

そのあとすぐに錆兎がきて、炭治郎は稽古をつけてもらうのだった。

 

 

 

ーーー

 

 

 

胡蝶カナエは全快した。

呼吸は使えなくなったが、生活には何の支障もなくなった。

 

参座が炭治郎のもとへ行き、帰ってくると玄関前にはカナエが座っていた。

 

「…カナエ殿?なにをしておられるか…?」

 

参座に気が付いたカナエは、表情をぱっと明るくした。

 

「参座くん!アオイがお昼ご飯作りすぎたから、参座くんにおすそ分けしようと思って!」

 

「はあ…わざわざ待っておったのか?」

 

「すぐに帰ってくるかなあって虫の知らせがね…。迷惑だったかな?」

 

「そのようなことはないが…ワシは家におることがほとんどないのでな…茶の一つも出ぬがよいのか?」

 

「そんなの気にしないわよ。せっかくだから、温めて振舞っていこうかなって」

 

参座は家の戸を開ける。

それに続いたカナエは戦慄した。

 

何もなかったのだ。

ただの部屋。

 

畳が敷かれた、何もない部屋だった。

囲炉裏をおくためのぽっかりと空いた穴。

鍋もなければ、薪もない。

 

「参座くん…あなたは…」

 

「家にあまり帰らんでな…寝ることくらいしかせんのだ。幸い、金はたらふくもらっておるし、街の宿屋や食事処に投げたほうが、皆笑うというものだしのう」

 

カナエは胸が苦しくなった。

とうとう我慢の限界が来た。

 

「参座くん!今日という今日は!もう許しません!!」

 

「うおっどうしたカナエ殿、そんなに声を荒げるでない」

 

「いつもいつもそう!参座くんは自分を蔑ろにしすぎなのよ!これからは、私がこの家を機能させますからね!!」

 

蝶屋敷には、愛する妹たちがいる。

毎日食卓を囲み、団らんする。

 

それは、当たり前で、普通だった。

 

だがこの男はどうだ。

 

誰もいない、何もない部屋で眠り。

日が沈んだ頃に、鬼殺に赴く。

 

疲れ果てることがあるのかどうかわからないが、家に帰るとまた眠るだけ。

 

「そんなのって…そんなのってないじゃない…」

 

先ほどまで怒髪天怒っていたカナエも、この家で過ごす参座の姿を想像して、泣き出してしまった。

 

「か、カナエ殿!?ど、どうされた??」

 

おそらく参座の人生で一番うろたえた瞬間だった。

 

「とにかく、これから私は参座くんが、家に帰りたいと思える家を作るまで、蝶屋敷の面々と話し合って通います」

 

「!?」

 

もう声にならなかった。

なぜそこまでするのか。

 

参座には理解ができなかった。

 

「そうと決まれば、街へ買い出しに行きます!ほら、参座くん行くよ!」

 

しかし、この家に人がいるというのは変な感覚で。

 

でもこの満面の笑みを浮かべる女性なら、きっとそれは楽しいのかもしれないと。

 

そう、思い始めていた。

 

 

 




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ほな、また。

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