まどマギに三体危機をぶちかましてみたwww 作:ryanzi
この危機紀元においては、毎日のように速報テロップやら速報番組が割り込んでくる。
そして、大体その内容はろくでもないものだった。今回もそうだった。
PDCはベトナムとフィリピンを除く東南アジア各国政府およびインド諸国の解体を宣言。
それに伴い、旧東南アジア諸国とインド諸国は旧宗主国の委任統治下に移行。
旧宗主国は東インド会社の設立を宣言
これまた最悪のニュースだ。世界情勢は百年前に少しずつ退行しつつある。列強が復活しつつあるのだ。世界を効率よく統制するために。
南米はどうなるだろうか?アメリカが管理するのか、それともスペインやポルトガルか?
これから世界は極度の抑圧化に置かれることになるだろう。
「まったく、ほんとうに退屈な時代になったな」
羅輯は残った杏仁豆腐をかきこむと、席を立ち、会計を済ませる。
外に出ると、まだデモ隊が大声を上げていた。よく見ると、中学生や高校生ぐらいの少女たちが多いことがわかる。政治に比較的関心が薄いとされる日本の少年少女たちも、今回ばかりは立ち上がったらしい。
「・・・ばかばかしい」
羅輯は誰にも聞こえないような声でつぶやくと、駅に向かった。
もうすぐ、旅行も制限されるような時代が来てしまうだろう。
だから、こんな街をぶらぶらと歩くよりも、日本の温泉を堪能した方がいい。
こういったのは楽しめるうちに楽しまなければならない。
-Crisis Era 3 東インド会社宇宙軍設立式-
東インド艦隊はヨーロッパ旧宗主国と東南アジア諸国とインド諸国で構成されるはずである。
しかし、式典に参加しているのは自分を除けば、ほとんどがヨーロッパ人将校である。
これは東インド会社艦隊の実態を表しているといえるだろう。
さらに付け加えると、一匹だけ不審な生物が参加していた。章北海は極秘ファイルでその存在は知っていた。その生物は正確に言えば端末であり、以前から地球に訪れていた。
そして、地球はずっとその端末を管理する文明の支配下に置かれていた。
どちらにせよ、地球は永遠に独立することはないだろう。
だからこそ、章北海はある決意を固めていた。
「ボクと協力して、魔法艦隊を設立しようよ!」
誰もがその生物の発言に拍手した。それ以外の選択肢はない。
会場の外側は魔法少女たちに包囲されている。拍手しなかったら・・・。
羅輯は駅名を見る。神浜駅。
もう二度とここに来ることはないだろう。
その時、大声が聞こえてきた。
「そこの人、早く逃げてください!」
デモ団体の叫びではなさそうだった。振り向くと、トラックが羅輯に向かってきていた。
羅輯の頭は一瞬で真っ白になった。