夕焼け道を君と歩いて   作:赤瀬紅夜

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陽菜との帰り道の翌日。
2人で事務所に向かうことに。


朝に事務所へと向かう。

陽菜と夕焼けの道を帰った翌日。

 

陽菜の住んでいる一軒家まで迎えに行く。

本当は車できてもよかったけれど、今日は事務所以外で収録やレッスンがあるわけじゃないから電車で2、3駅乗り継いできた。

インターホンを押して、陽菜がいるか確認する。

 

「陽菜ー?起きてる?」

 

しばらくすると、バタバタと音を立てながら玄関の扉が開いた。 

 

「マネージャーさん!おはようございます」

 

私服に身を包んだ陽菜がにこりと笑みを浮かべて挨拶をしてくれる。

「おはよう、陽菜。それじゃあ、支度も出来てるみたいだし行こうか」

はい、そう返事をして隣を歩いてくれる。

今日のスケジュールだったり、やるべきレッスンを教えながら事務所に向かう。

一通り伝えると、陽菜は腕に抱きついてきた。

 

「今日は大胆だね」

 

陽菜は普段からこんなにくっつく事はないので少し疑問を持ってしまう。

すると、少し意地悪っぽい笑みを浮かべてこう答えた。

 

「実は昨日、私の家にマネージャーさんを泊まらせなかった事をちょっとだけ後悔してるんです」


 

それで今日は朝からこんなにじゃれついてきているのか。

分かった分かった、と言って陽菜の頭を撫でる。

長い髪と今日も結んできたリボンが風に揺れる。

数分ほど道端で頭を撫でた後、パッと手を離す。

 

「ほら、そろそろ急がないと遅れちゃうよ」

 

「そうですね」

 

少しだけ距離をとって事務所まで歩く。

 

隣を歩く彼女の横顔は、少しだけ大人びて見えた。

 

事務所に入ると、入り口に志穂がいた。

 

「ジャーマネ、久しぶりだな」

 

髪を伸ばして大人げな志穂に、挨拶をされる。

 

「そうだね、最近合わなかったし」

 

「志穂ちゃん!元気だった?」

 

「ああ、一人暮らしは気ままなモノだな」

 

そう言って、陽菜と志穂は話に花を咲かせる。

2人も積もる話もあるだろう。

 

2人をその場に残し、事務所の上のフロアへ向かう。

 

社長室……の隣に入り、りおさんに挨拶する。

 

「おはようございます、りおさん」

 

「おー、おはよう!」

 

書類を何個か受け取って雑談をする。

 

「そういえば、新人の子たちは慣れましたかね」

 

「そうだねー、大分慣れてきて新人マネージャーとも仲良くなってるよ」

 

新しいマネージャー、ってあの子か。

 

自分が一時期居なかった時によく働いてくれたと聞いた。

 

「そろそろ陽菜のところに行きますね」

 

「了解ディース、頑張ってきてねカップルさん!」

 

「あはは、弄らないで下さいよ」

 

志穂と話しているであろう陽菜と会うために、下のフロアに降りる。

 

「マネージャーさん!今日もお仕事頑張りましょうね!」

 

そう言って浮かべた笑顔を糧に、今日も頑張れる。




こんな感じで、今回の更新を終えます!

明日も更新するのでお楽しみに〜!
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