それでもOKな方どうぞ。
袁紹「きいいいーーーー。なぜ私の完璧な策でなぜ落ちませんの?」
袁紹は策というが実際は攻城兵器を持って突撃させただけ。
攻城兵器を持っていた分まだましだがそんな策で落とせるわけがない。
そんなことこの場にいる者達は分かっているが言えない。
迂闊なことを言って袁紹を怒らせるとどんな目に合うかわからない。
過去にもそんな事があった。だから苦言は言わず黙っている。
顔良と文醜も今でこそ袁紹の側近だが元は青州の出身で両親は既に高いしており
二人とも頼れる人間がおらずここを追い出されると行く場所がない。
その為袁紹に対して強く言えないところがあった。
二人は黙っているが他の者達はご機嫌取りをする者もいる。
顔良(真直ちゃんが居ればこんなことにはならないのになあ。)
顔良が言う真直とは田豊という女性の真名だ。
彼女は筆頭軍師ではないが幼いころから袁紹に仕えてきたことも有り、
袁家で唯一袁紹に遠慮なく意見できる存在だった。
だからこそ袁紹には嫌われている節もあったのだが。
普段は出陣すれば絶対についてくる彼女だが今回はこの場にはいない。
何故かと言えば出陣前に袁紹に大量に仕事を任せられてしまい出陣どころではなくなってしまったのだ。
だからこそ袁紹は好き勝手出来るし誰も彼女を止める事が出来ない。
許攸「袁紹様ではこのような策はいかがでしょう。」
袁紹「何かありまして?」
許攸「はい。少々お耳をよろしいいでしょうか?」
軍師の一人である
袁紹「良いですわね。許可します。直ぐにやりなさい。」
許攸「はっ。」
袁紹の許可を得た許攸は数人の将の名を呼び指示を出していく。
この時顔良の名は呼ばれなかった為、彼女は作戦内容を特に気にすることは無く流した。
この時流したことを翌日に深く後悔することを彼女はまだ知らない。
翌日袁紹軍の前衛には妙な袋と棒が配備された。
顔良と文醜は参陣しなくていいと命じられたので部下と共に遠くから不思議に思いながら見ていた。
周りには各勢力の主だった将や当主達がいて今度はどうするのかと話し合っている。
複数の兵士が棒の先端で何か作業をしているのが見えた。
文醜「なあ、斗詩。姫と許攸の奴は何をしているんだ?」
顔良「さあ?」
不思議に思いながら見ていると棒が立てられる。
そこで二人は信じられない者を目にした。
棒の先端に人が括り付けられはりつけにされていたのだ。
はりつけにされている者達は皆傷だらけでぐったりしている。
全員が明らかに生きている者もいる。
言葉が出なかった。普段から自分たちの主が他の人間を過度に見下しているのは知っていた。
だがここまでするとは思わなかったのだ。
それは他の勢力の人間も同じようで各勢力の当主達が動き出す。
孫策「何なのあれ。ふざけてる。あんなのもはや戦ではないわ。」
周瑜「全くだな。それに策としても最低だ。」
黄蓋「公瑾。あれは策ではない。単なる侮辱だ。」
孫策「全くだわ。冥琳、直ぐに全軍に後退を指示して我々はこの件に一切関係ない事を
内外に示す必要があるわ。祭も協力お願い。利晏は私についてきて。」
太史慈「分かったよ。雪蓮。」
周瑜「分かった。任せろ。黄蓋殿まずは程普殿を探してください。」
黄蓋「直ぐに探してくる。」
周瑜と黄蓋は行動を開始する。
孫策はそれを見送った後太史慈を伴い袁紹のいる天幕へと向かっていった。
他の勢力の当主達も同じ行動をとっていた。
曹操「麗羽、昔から他人を見下した態度を取っていたけどここまで落ちたか。
稟、直ぐに全軍を後退させなさい。あと袁紹からの申し出はすべて断るように。
例外は認めないわ。いいわね。秋蘭(夏侯淵の真名)も協力なさい。」
郭嘉・夏侯淵「はっ。」
郭嘉も行動を始め夏侯淵も付いて行く。
曹操「春蘭、ついてきて。」
夏候惇「はっ。」
曹操もまた行動を開始する。
劉備軍の共同代表である一刀は少し困惑していた
一刀「なんだよあれ?あれが人間のすることか?愛紗、皆、これは俺がおかしいのか?」
一刀は隣にいる仲間に問いかける。
戦争を経験したことが他の仲間より少ない自分がおかしいのかと
一刀自身戦争というものの悲惨さは知識として分かっているつもりでいたし実際此方に来てから
何度も経験していた。だがまさかここまでの事をするとは思っていなかったのだ。
目に見えて困惑する一刀に即座に関羽と孔明が否定する。
関羽「いえ、あれは違います。あんなもの人がすることではありません。」
孔明「はい。それに策としては愚策。敵をあおる事しか出来ません。
ご主人様、直ぐに全軍を後退させ無関係であることを内外に示すべきです。
それに直ぐに虎牢関の水燕将軍が報復に出るかと。下手をうてば巻き込まれます。」
一刀「そうだな。直ぐ動こう。軍の事は朱里に任せるよ。
愛紗、手助けしてあげて。鈴々は僕についてきて。」
孔明「お任せを。愛紗さん。よろしくお願いします。」
関羽「ああ。直ぐ行おう。」
張飛「分かったのだ。」
劉備軍また行動を開始した。
困惑していたのは虎牢関側も同様だった。
攻撃範囲外で何か作業をしていると思っていたら急に棒が立ちその先端には
第四師団の先の追撃戦で殿を務めた部隊の部隊長とその部下数名、
そして第三師団の部下数名がはりつけにされている。
殆どが死んでいるようだがわずかだが生きている者もいる。
見れば拷問を受けたであろう傷が無数に見える。
生きてはいるようだが今すぐ治療しなければ死んでしまうだろう。
張遼「なんやねん、あれ?あれが人間のすることか?」
華雄「あれは私の部下だ。それに隣は総司の部下だろ。」
総司「ああ。殿についてくれた奴らだ。
美花から数人生きているとは聞いていたがまさかこんなことになるするとは。」
その時袁紹から警告が発せられた。
袁紹「反乱軍のゴミの皆さん。今すぐ降伏なさい。さもなくばこの場にいる者を
一人残らず皆殺しにします。そうなりたくなければ今すぐ降伏なさい。
皆やっておしまい。」
そういうと袁紹は後ろに下がっていった。
袁紹軍の兵士達は一斉に石を投げだす。
これを見ていた董卓軍兵士たちが騒ぎ出す。
兵士1「水燕将軍。打って出ましょう。奴らに自分達が何をしたのか
身をもって分からせるべきです。」
兵士2「そうです。彼らを取り戻し奴らに思い知らせましょう。」
兵士3「将軍!」
兵士4「将軍!」
張遼「総司やるで。うちも賛成や。」
華雄「部下の無念思い知らせてやる。」
呂布「やる。」
朱儁「やるべきだ。ここで動かなければいつ動く?」
総司「ああ。やるぞ。だが忘れるな。我々の勝利は彼らを取り戻し、奴らを皆殺しにすることだ。
生死を問わず全てを救え。そして奴らに自分たちが何をしたか、思い知らせてやれ!」
全員「おおおおーーーーーー。」
その場にいた全員が武器を掲げて叫ぶ。
この日袁紹は最も触れてはならない者の逆鱗に触れてしまったのだった。
第十三話いかがだったでしょうか?
袁紹ファンの方には結構辛い話です。
書いてて自分でもこれはやばいかなと思いましたが初期構成でもこの話は
入れようと考えていたので入れる事にしました
後は他にも同じ感じのストーリーの方がいない事を祈るのみです。
次回も読んでもらえれば幸いです。
では次回もよろしくお願いします。