反董卓連合軍議用天幕
その場には袁紹以外の各陣営の代表者が集まっていた。
袁紹はあれ以来自身の天幕に引きこもってしまい震えながら何やらぼそぼそと
つぶやいてばかりで指揮どころではなく生き残った五千程の兵士も
ほったらかしのままだ。指揮は今顔良が代理でとっている。
そんな彼女に代わり現在は曹操が指揮を執っている。
曹操「では始めましょうか?今回の攻撃で董卓軍情報収集が出来たわ。
御使い殿が言うその銃?は使ってこなかったけどあの二つの兵器の威力は
はっきり言ってあれを越えるためにはそれ相応の犠牲を覚悟しなければならない。
よく汜水関を超える事が出来たわね。」
孫策「まあね。でもどちらかといえば引いてもらったって感じだわ。
これはおそらくだけど董卓軍は時間を稼いでいるだけだと思うわ。」
曹操「それはあるかもしれないわね。でもそれはいいわ。
でもさすがとしか言いようがないわね。あの防御力
元々鉄壁だった要塞が彼のせいで難攻不落要塞と化しているわ。」
劉備「よくそんな所に攻め込んで砦に取り付けましたね。」
曹操「夏候惇隊の全てを犠牲にしてだけど。
数千の兵士を引き換えに分かったことがあの砦は難攻不落でしたなんて
割に合わなさすぎるわ。そこら辺もあの必勝の神使殿の策略かもしれないわね。」
劉備「ごめんなさい、必勝の神使ってなんですか?」
劉備のこの言葉にその場に参加していた全員が驚く。
公孫瓚「おい桃香、何で知らないんだ。有名な話だぞ。」
黄祖「全くだな世間知らずにもほどがある。」
馬超「まあ、黄巾の乱の前まで政治にかかわらなかったんだ仕方ないよ。
必勝の神使っていうのは水燕白英の異名だよ。負けかけていた戦闘に援軍として
現れて戦況をひっくり返したことが何度もあるんだ
それから味方から自然と必勝の神使といわれるようになったんだ。
他にも漢の狼って言うのもある。」
劉備「漢の狼?」
孫策「敵となれば息の根が止まるまで徹底的につぶされることから付いたあだ名よ。
水燕は決して仲間の死を許さないの。勿論戦闘での討死は別よ。
でも暗殺や騙し討ちは決して許さない。関係者は全て殺しつくした。
で、着いたのが漢の狼。」
曹操「戦死者にはとても丁寧な対応をするけど一度でも他者の尊厳を汚せば
どんな手を使おうとも地獄を見せる。前にそう言ってたわ。」
劉備「実は怖い人なんですね。」
曹操「あらそう?こんな時代だもの。つまりは不正なんかは一切やらないってことじゃない。
そういう人材は貴重よ。」
劉備「そうですか?」
曹操「上に立つ人間にとって優秀な人間は一人でも多いに越したことは無いの。
特に戦えば必ず勝てると言える人材はね。」
孫策「孟徳ちゃんの言うとおりね。でどうするの?」
曹操「とにかく敵にあの矢を使わせ続けて減らすしかないわ。
そして時期を見て総攻撃を仕掛けるしかないわ。
幸い今回の攻撃でかなり使ってくれたみたいだしやれないことは無いわ。
とにかくこちらは全軍で波状攻撃を仕掛けるしかない。」
孫策「兵士には多くの犠牲を払う事になるけど仕方ないわね。
疲労は出てくるだろうからもしかしたら出てきてくれるかもしれないし。」
曹操「なら明日からやるわよ。ただ私たちの軍は再編成が終わってないから
できれば後にしてほしいの。」
劉備「それは仕方ないと思います。」
孫策「なら先手は私たちがやるわ。」
袁術「なら次手はわらわじゃな。」
黄祖「では三手目はわあれ我が引き受けよう。」
馬超「なら次は私たちだ。」
公孫瓚「その次は私達が引き受けるよ。」
劉備「白蓮ちゃんの次は私ですね。」
曹操「なら最後は私たちね。それで行きましょう。
次に攻撃の感覚だけれど早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜の感覚で
行きましょう。担当がずれるけどそこら辺は注意するように。」
曹操以外全員「おう。」
そうして軍議は終わりそれぞれ準備のためにそれぞれの陣へと帰っていった。