時皇始劇   作:G・himagin

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Prolog
PrologⅠ


──強い衝撃と共に前方に吹っ飛ばされる。身体の節々から血が吹き出し電柱にぶつかって勢いが止まる

 

『──ちゃん!』

 

──近寄る■を血で濡れていない指で触れる

 

『大丈夫、だよ……■■■■■に、任せなさ、い…♪』

 

──周囲の色が消えていき、泣いている■に微笑む

──そ■て…色が消■て……

 

 


 

 

「……はっ!」

 

何時もの朝、しかし、何時もと違う夢を見た

 

「なんだ、あれ……」

 

誰かの視点で始まり、事故にあい、少女に看取られて死ぬ……そんな夢を見た

 

「変な夢…」

 

無論俺ではない、俺……()()()はこうして桐生家の長男として生きている

 

「……なんなんだ?」

 

だが何故、既視感を覚えるんだ?

何処かで見たことある光景だと言えるんだ?

 

「彼女は一体……」

 

あの少女について、ベッドの上でウンウンと考えていると父さんが部屋に入ってきた

 

「零、良いのか?高校受験1週間切ってるんだろ」

「うん、もう先々月からガッチガチに勉強してるよ」

「おう、合格しろよー?」

「もっちろん!」

 

この学校に行けば夢の次世代ISの開発や研究に携われる!

 

「よーし!ますます勉強しなきゃな!」

 

【必勝!】と書かれたハチマキを巻いて勉強に取り掛かる俺

 

 

3時間後……

 

 

「零、ご飯よー!」

「うーい」

 

母さんが呼ぶので一旦勉強に一区切りを付けてリビングへと向かう

 

「そういえば零、とんでもないニュースが来たわよ?」

「とんでもないニュース?」

「そ、とんでもないニュース。どのニュース番組でもしてるから見ましょっか」

「時間は割けねえんだけどなぁ」

「五分くらいなら大丈夫だと思うわよ?」

 

母さんがテレビを付けるとニュース番組になり、【初の男性IS操縦者の誕生か!?】と出てくる

 

「……今日ってエイプリルフールだっけ、母さん」

「残念まだ2月よ。というか織斑一夏って事はブリュンヒルデの弟なのよね。つくづくトンデモ家系だと思うわ」

「だよな……」

 

男性がISに乗るってそりゃ世界的ニュースになるわな、んで……はぁ!?

 

「全男性にIS適性調査ァ!?地球上に35億人居るって言われてる全男性を、全部!?正気かよ!」

「そりゃこんなイレギュラーな自体が起きたんだもの、IS委員会だって同じような人を探すでしょ」

「……てことは俺も?」

「そりゃ勿論、明日の3時にこの地区はするっぽいわよ?」

「うへぇ……んじゃ、明日かぁ……」

「頑張りなさいよ?」

「なにを?」

「IS適性来ませんようにって祈るのよ」

「安心して母さん、普通の男性はIS適性なんて欠片もないから」

 

まあ俺がやっても起動しないだろうし、織斑一夏君にはIS学園で結果を残して革命を起こして欲しいものである

 

──なんて、呑気に構えていた俺だが翌日に激しく後悔することになる

 

 

翌日 15:50

 

「次は父さんだよ?」

「その次は零だけどな」

 

父さんがISに触れるが……何も起きない

 

「残念ながら父さんは持ってない人間だったよ」

「それが普通だからな?」

「お前は持ってるかもしれないぞ?」

「それは……身近な環境でISに触れられるからアリなのか?」

「アリじゃないか?」

 

そう言いながら俺もISに触れる

 

「……ん?」

 

父さんや他の人と何かが違う

なんかISが光ってきてないか!?

 

「IS適性B-……ッ!?ふ、2()()()!?」

「はぁぁぁぁぁっ!?」

 

こうして俺はISを起動してしまった

……いやなんでだよ!?

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