ジオウとなった一夏にアナザーライダー達は雷の魔法と火炎を放つ
しかし一夏に接触する寸前、一夏が瞬間移動でもしたかのように魔法と火炎を全て躱し、更にその直後にはまた消えてジカンギレードを握った状態でアナザー龍騎の前に現れ、ジカンギレードを振るう
「ハァッ!」
アナザー龍騎はジカンギレードに切り裂かれる寸前に青龍刀を盾にしてなんとか防ぐが、青龍刀は粉々に砕かれ、砕かれた青龍刀の破片を突っきるように一夏の拳がアナザー龍騎に命中し、アナザー龍騎は吹っ飛ばされる
アナザーウィザードは我に返ったかのように一夏に魔法を放とうとするが、龍砲が命中して後退させられる
「アンタの相手は私よ!」
アナザーウィザードに向かい龍砲を放ちつつ接近する鈴を迎撃するべくアナザーウィザードが魔法陣を展開する中、一夏はアナザー龍騎の龍型の篭手を躱し拳を叩き込む
『グゥゥ……!』
アナザー龍騎は獣のような声をあげると篭手を突き出す
すると東洋の龍のようなエネルギーが一夏に向かって飛び、ジカンギレードで防ぐが超高熱なのか胸部の装甲やジカンギレードの刀身が溶け始める
「くっ……!」
ジカンギレードをずらしてエネルギーを受け流すも、龍型のエネルギーはアリーナの壁に激突し、壁の一部に大穴が空く
「あんなん長時間喰らったら溶けて消えちまう……」
『ガァァァァッ!』
アナザー龍騎は勝利を確信したか跳躍して蹴りを放つ、その足にも火炎が纏われており、周囲の景色が歪んで見えてくる
「……よし!」
何かを決意した一夏は腕に着いていたライドウォッチを取り出す
KUUGA!
それはアナザークウガを倒す際に使用したライドウォッチ、ジクウドライバーの右側のスロットに装填しロックを解除して反時計回りに回転させる
するとジクウドライバーから装甲が現れてバラバラになり一夏に装着させられる
ARMOR TIME!
KUUGA!
瞬間、アナザー龍騎の上空に一夏が現れて拳を喰らわせて叩き落とす
赤い装甲とクワガタを思わせる額にある金の角、そして複眼は【クウガ】に変わった
「やっぱり……姿が変わった!」
一夏は着地し、自分の姿を見て呟く
「このスロットにライドウォッチを入れると強化アーマーが装着されるのか……コイツには、これかな!」
一夏はクウガライドウォッチを外し手首のホルダーにある銀と赤のライドウォッチを起動し、ジクウドライバーに装着、逆回転させる
RYUKI!
ARMOR TIME!
ジクウドライバーを回転させるとクウガアーマーが外れ、代わりに龍騎アーマーが現れ、バラバラになり装着される
ADVENT!RYUKI!
両肩には龍騎の契約モンスターのドラグレッダーの頭部を模した装甲が、顔の複眼部分には格子があるものの、隙間から【リュウキ】の文字が読み取れる
ドラグセイバーに似た武器、ドラグセイバーZが握られており、ジカンギレードと共に構えることで二刀流となる
「なんか……いける気がするぜ!」
接近し炎を纏った篭手で殴ろうとするアナザー龍騎の攻撃を横にズレることで回避しドラグセイバーZで切る
更にジカンギレードに炎を纏わせ、反撃の隙を与えずにジカンギレードで一閃、そして苦戦している鈴にジカンギレードを投げ渡す
「うわっと!」
「使え!あのバカでかい武器の代用品になるだろ!」
「そうね!」
そして空いた手を使い拳を振るいながらジクウドライバーのライドウォッチのボタンを押す
フィニッシュタイム!
RYUKI!
一夏の拳に当たり後退したアナザー龍騎だが先程のように篭手を突き出し東洋の龍のようなエネルギーを一夏に向けて放つ
FINAL!タイムブレーク!
一夏は両肩のドラグレッダー型のアーマーから出てくるエネルギーをドラグセイバーZに纏わせ、横に一閃、するとドラグレッダーに似たエネルギーがアナザー龍騎の放った龍のエネルギーを丸呑みにし、そのままアナザー龍騎を喰らって上昇、そして上空十数メートルを超えたあたりでアナザー龍騎を吐き出す
フィニッシュタイム!
RYUKI!
一夏は足を大きく広げて開き気味の四股立ちをし、左手を開いて大きく広げ、右手を下に構えて拳を握りこんで体全体を沈み落として跳躍、落下したアナザー龍騎とすれ違うように高く跳躍し、空中で体を捻ってムーンサルトをしてライダーキックの形となる
「オリャァァァァ!」
背後のドラグレッダー型のエネルギーと共に落下するアナザー龍騎に突っ込み、一夏の蹴りが命中した直後にドラグレッダー型のエネルギーがアナザー龍騎を喰らい、そのままアナザー龍騎は空中で爆散した
「よっと……鈴!」
着地した一夏は鈴の元へと飛び、魔法で未だ圧倒していたアナザーウィザードに蹴りつける
「大丈夫か?」
「まあね……それにしても重力が歪んだり鉄槍を生成したりやりたい放題よ……」
「想像以上にえげつないな……」
アナザーウィザードの攻撃をかいくぐりながらも状況報告をする鈴、その時、はっと気付いたように一夏にジカンギレードのライドウォッチを装填するスロットに指さす
「一夏、あの時計ってこの剣にも使えるのよね?」
「おう、使えるぞ?」
「……一か八か、これであの怪物をぶった斬るわよ」
「おう……はぁ!?」
「それでやつをぶっ潰す!」
「いやでも、お前何が起こるか」
「私を信じて!」
「……わかった!」
そういうと一夏はウィザードのライドウォッチを投げ渡す
受け取った鈴はウィザードライドウォッチをジカンギレードに埋め、トリガーを引く
フィニッシュタイム!
WIZARD!ギリギリスラッシュ!
途端に炎が纏われ刀身が伸び、キングギリギリスラッシュ時のサイキョージカンギレード程の大きさまで伸び、鈴が振り下ろす
アナザーウィザードは咄嗟に土で壁を作るも巨大な刀身から放たれる斬撃には意味をなさず、両断され爆散、ジカンギレードはサイズが元通りになり、一夏の元へと帰り、戦闘は終了を迎えた