3日後
結局俺と織斑一夏君以外のIS操縦者は居なかった
そして俺は……
「IS学園行きかぁ……」
研究機関に持ってかれて解剖!……なんて事にならなかったのは奇跡と言うべきか、俺もIS学園の保護対象として入学することが決まった
まあ女性権利団体やIS委員会の1部過激派やらからすれば目の上のたんこぶみたいな存在だから保護対象になったのだろう
「んにしても何だこの分厚さは……」
ISの基礎マニュアルやら何やらの詰まった辞書3冊分くらいの分厚さの本を見て机につっ伏す
電話帳かよ……こんなん間違えて捨てるヤツ絶対いるわ!
「えーっと……?ISの構成のページは──」
「──お前が桐生零?」
「え?」
俺が本を読もうとした時、背後から声が聞こえ、驚いて振り返ると、髪は薄紫、機械ウサミミ、服は不思議の国のアリスと言ったツッコミどころの多い姿の女性がいた
「……え、誰?」
「……お前、私の名前知らないの?」
「いやそもそもあんたどうやって入ったんだ?」
「ガバガバセキュリティなのに突破出来ないの?」
「えぇ?」
割と厳重なハズのセキュリティをガバガバ呼ばわりされて困惑していると、女性が自己紹介を始める
「
「……なっ!」
「あと声出すなよ。ここで見つかるのは面倒くさい」
「あ、はい……」
「とりあえず、お前について色々と聞きに来た」
「色々?」
「なんでお前IS起動出来るの?」
「……わからないです」
「
「……ん?」
なんか色々と聞き捨てならない言葉聞こえたぞ?【いっくん】ってのは織斑一夏君だとして、持たせた筈はない?
「……男もISに乗れるんですか?」
「は?……あー、私が許可を出せば誰でも乗れるよ」
「なんでISを男に使わせないんですか?」
「答えると思う?ちなみにいっくんはこの問いに5歳の時点で150点満点の回答をしたよ」
「……」
……なぜだ?
なんで男にIS適性を持たせなかった?
「……ま、お前なんかにわかられても困るけどさ」
「……」
「それよりも、だ。お前がISを起動したのは想定外だけど、一応聞いておくよ。いっくん……織斑一夏くんに着いてどう思う?」
「どう、ですか……」
……色々あるけど、やっぱりこれだな
「
「どういう意味?」
「初の男性IS適性者であり、結果を残して女尊男卑の風潮を消すであろう革命を起こす人…って意味です」
「……ふぅん」
腕を組んで目を瞑る篠ノ之束博士、心なしか嬉しそうにしている
「そっか……」
「不正解でしたか?」
「70点」
「そっすか」
「私がどう思っているか、は別として……いっくんからの渡し物」
「え?」
篠ノ之束博士がスカートのポケットから時計のような物を俺に渡す
「なんすかこれ?」
「良いから持ってて」
「は、はい」
暫く握っていると、時計のような物が光り始める
「え!?」
直ぐに光は消え、俺は驚いてしまうが、それ以上に
「な、なんで……」
篠ノ之束博士が驚いていた
「なんでお前が
「え、何をですか!?」
「わかんないのか……!こんなちゃらんぽらんになんで……!」
悔しさのような、嫉妬のような、そんな感情が瞳の中に映っている
「あぁもう!ムカつく!」
そう言って篠ノ之束博士は何処かへと消えた
「なんだったんだ……?」
そんな篠ノ之束博士の行動に俺は困惑してしまった
物語の運命は定められた