俺は早速、形だけとはいえ受験の為にIS学園のアリーナに向かっている
とはいえ実技のみで、受けさえすれば合格する、本当に形のみのものだ
俺の機体があるピットに向かうと既に女性教師が居て、俺にスーツを渡してくる
「桐生零さんですね?それじゃあ、このスーツを着て下さい」
「わかりました」
スーツを着た俺が部屋に戻ると、教師はISに乗るように指示をする
そして乗ると動かし方や武器の使い方等が視界に表示される
「……これが、IS」
「初めてだとやはり困惑しますか?」
「しますね。そもそもまだ乗れるって実感がないので……」
「なるほど……とりあえず試合の前に一通りの稼働方法等も説明します。それに従って下さいね」
「わかりました」
そしてピットからアリーナに着くと、教師から指示を出される
『まずは武器の取り扱いから始めましょう。ISの武器召喚は基本的にイメージが必要となります。ですので、今から画像を出すので、この武器を召喚して下さい』
そしてアリーナのディスプレイにはハンドガン、ライフル、マシンガン、アサルトライフルや剣の載った画像が添付される
「イメージ、か…」
そうして剣をイメージをすると、粒子のようなものが集まり、2秒後には剣が実体化して俺の手に握られていた
「おぉぉ……こうやって召喚されるのか…!」
ISのテクノロジーに感動しつつも、アサルトライフルやマシンガンなどを召喚する
一通り武器を召喚し終えると、アリーナに緑色の髪で眼鏡をかけた教師が来た
「ししし、試験を担当します!山田真耶でしゅっ!」
「あ、はい。よろしくお願いします」
噛んだことには突っ込まない方がいいな、うん
『山田先生大丈夫ですか?先程も織斑一夏君相手に壁に激突して倒れてましたが』
「だだだ大丈夫ですっ!2度も同じヘマはしませんっ!」
『なら良いのですが……それでは試験を始めます。評価は私が付けさせて頂きます。』
すると電子音声が流れる
『
自然と武器を握りしめ、山田先生を見る
『
山田先生も先程までとは雰囲気が変わり、戦うものの瞳をしていた
『
お互い、身体をかがめ、飛び出せるようにする
『BATTLE START』
その直後、山田先生の手元から閃光が迸り、同時に俺の身体に衝撃が走る
「ぐぅっ……!?」
仰け反ってしまうが山田先生の手に握られたものはわかった
ハンドガンだった。しかも2丁持ち
「容赦無さすぎだろ…っ!」
近接戦に持ち込むのは無理だ。というか持ち込もうと考えた瞬間に蜂の巣にされる
「……」
完全に狩人の目をした山田先生はサブマシンガンに武器を変えるとドカドカとぶち込んでくる
弾幕を張られたことで俺は避けるのが精一杯であり、必死に弾丸を回避する
「くっ…!」
『あ、山田先生、ハンドガンしか使っちゃ行けませんよ?』
「ふぇ!?」
ここだ!
一瞬弾幕が途切れた隙を突いてライフルを召喚して放つ
「当たれッ!」
そして迫った弾丸は
「よっと」
山田先生が首を傾げるように傾けた事で呆気なく外れた
「うっそだろ…!?」
「ふー……」
息を吐き出した山田先生は二丁ハンドガンを俺に向ける
そして先程のような弾幕を張ってきた
「くそっ……!」
負けじとマシンガンを放つが山田先生はダンスでも踊るかのように回避し、逆にこちらは行動が把握されているかのように弾丸が命中する
そして残り
『そこまで!試験を終了します』
試合は終了した
「……ハッ!す、すみません!大丈夫ですか!?」
「大丈夫ですよ、えっと…合格か不合格かって何時伝えられますか?」
「来週に結果書類等が送られます。そこにIS操縦に関するマニュアルが同封されますのでキチンと目を通しておいてくださいね」
「まだあるんですか………」
「はい。あと、アリーナの貸し出しですが、どうしますか?」
「アリーナの貸し出し?」
「はい。ここはISの訓練で一般生徒も使えるんですよ。空きが一枠ありますがどうしますか?」
「じゃあそこを使わせて下さい」
「わかりました♪」
こうして翌週、俺の元には合格したという封書とこれまた分厚いマニュアルが送られてきた
入学前日、
『お前ほんっと羨ましいぜ!あのIS学園に入学出来るなんてさ!』
「そんな事ないぞ?というか女性しか居ない環境ってのもどうかと思うがな。プレッシャーで胃が持ってかれるかもしれないし」
『そんな事ないだろ!あともう1人入学するんだっけ?桐生零って奴が』
「らしいな」
『そいつも滅茶苦茶羨ましいんだが!?』
「羨むな羨むな」
『たーっく、羨ましい限りだぜ!あと自宅通学ならちょくちょく来いよ?』
「わかってるって!じゃあな」
『おうじゃーな』
電話を切った青年…
「これを桐生零に渡したのは正解だと思いたいな」
彼がISを起動した翌日には桐生零がISを起動し、その写真を見た時に一夏は運命めいたものを感じた
自分と似たようなモノを持っているような、そんなモノを感じ、一夏は束に連絡を取り、この時計のような物を渡すのように頼んだのだった
「いい加減、そろそろ目覚め時だろうな?」
自身の中に眠る力が、もう時期目覚めるような、そんな気がして一夏は顔を綻ばせた