少女達の歌は過去を知らない……   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

1 / 3
ふとまた物語が書きたくなった。投稿頻度は正直出来たら投稿って感じかな?(˙꒳˙ )


【雪】のような少女

「なぁ…なんであたし達が呼ばれたんだ?」

「分かんないデスよ」

「でも師匠が私達を呼ぶなんて珍しいよね」

 

この日、あたし達装者は風鳴弦十郎に呼び出されて本部の研究室に向かっていた。一体どうゆう要件で呼ばれたんだ全く……。

 

「マリアや翼さんも呼ばれるなんて珍しいですね」

「そうだな。私やマリアも呼ぶとなると相当な何かがあったんだろうな……」

「えぇ、そうね……って着いたわね」

 

そしてあたし達はその研究室の部屋に入るとそこにはおっさんと緒川、エルフナインがそこに立っていた。あれは……時計か?随分古い時計だな……。

 

「……来たか」

「叔父様、今日は何があったんですか?」

「まずはこれを見てくれ」

 

そうして映し出されていたのは全く知らない男のプロフィールだった。それを出すと同時に目の前にある時計の情報もそこには載っていた。あの男は……誰だ?

 

「彼の名前は津島弾、年齢23歳。聖遺物の最初の第一人者であり、風鳴訃堂の駒と呼ばれた人です。しかし、40年前に突如姿を消しています」

「……風鳴訃堂の駒」

「…それで私達と何か関係があるのでしょうか?」

「実は今回、風鳴屋敷の物を押収する際、金庫からこの時計が隠されていました。そしてその時計の中にある研究レポートと資料、そして日記が出てきまして……その中に……」

「なんだよ。勿体ぶるなよ」

「……貴方の名前が入っていました」

「……はぁ!?」

 

よ、40年前だぞ!?有り得ねえだろ!!

 

「た、確かに雪音の名前が載っている……」

「でも、それ以外ほとんどページが破れているか文字が掠れて読めないわね」

 

そして、今度はエルフナインがその資料とさっきの時計について説明し始めた。ど、どうなってんだよ……。

 

「僕がこの資料を調べた結果……この時計の資料だと判断しました。この時計の名前は古時計、別名……とゆうより歌で良く聞く名前です」

「それって……おおきなのっぽのふるどけいって奴だよね?」

「響さんそれであっています」

「おおきなのっぽのふるどけい……って何デスか?」

「大きな古時計って歌の事よ切歌。アメリカにもあったわよ?」

「……まさかその時計が……」

「多分その時計です」

「へー本当にあったんだ〜私知らなかったよ〜」

 

するとあのバカが古時計に普通触った……って何してんだ!?

 

「おいバカ何触ってんだよ!!」

「え!?触っちゃダメだった!!」

「響さん気をつけてください。その古時計は津島博士が既に完全聖遺物として覚醒させ」

 

カチッ…チクタクチクタク……

 

「へ?」

「お、おい動いてねぇか?」

「ま、間違いなく動いているな……」

 

エルフナインが喋っている途中に急に止まっていた針が動き始めた。それを見たエルフナインは驚きあのバカはめちゃくちゃ慌てていた。

 

「ひ、響さん何やってるデスか!?」

「ど、どうしよ〜」

「とりあえず下がれ!!立花!!」

「もう動く事はないはずなのにどうして!?」

【認証確認……成功。立花響】

「「「「「「「「「しゃ、喋った(デス)!?」」」」」」」」」

 

するとあの時計から窓らしき扉が開いて謎の入口が出てきてあのバカを吸い込み始めた。

 

「うぇ!?ちょっ、吸い込まれる!!」

「お前達今すぐ離れるんだ!!」

「立花掴まれ!!」

「は、はい!!」

 

そしてあのバカは何とか先輩とマリアに手を握ってもらってまだ吸い込まれていない状態だったが、吸い込みは勢いを増して行くばかりだった。

 

「皆さんこっちに移動してください!!」

「お前達こっちだ!!」

「急いでください!!」

 

おっさんやエルフナイン、緒川が出口の方であたし達を呼んでそっちに向かっていく……。あたしも早く向かわないとそろそろ動け

 

「雪音避けろ!!」

「へ、な!?痛!!」

 

あたしは吸い込まれて行く本が当たり体制を崩して転けた。するとあたしの体は宙に浮かび、そのまま古時計に吸い込まれてゆく。う、嘘だろ!?

 

「ちょっ!!ま」

「く、クリスちゃん!!」

【2045→2005にタイムスリップします。尚タイムスリップの際に身体に影響が出る場合がございます。ご注意ください。】

 

そこからあたしは意識を失った。

 

チクタクチクタク……

 

* * * * *

 

カチカチカチカチ……

 

俺は今日もこの古時計を研究……いや起動させようと今からエネルギーを発生させ、起動させようとしていた。

 

「……起動するかなぁ?」

【マスターそれは大丈夫です。魔力供給は十分に許容範囲に収まっています】

「いやだって、この時計人工聖遺物だし……俺が作った訳だし……爆発するんじゃね?」

【仮想実験開始……起爆の可能性32.68%を確認。実行しますか?】

「馬鹿野郎!!起動させようとする時にリアルに数字を出すんじゃありません!!」

【早く起動してください。……起動を開始します】

「いや勝手にはじめんな!!!!!」

 

俺が作った人工知能のB2は古時計を起動させる。その時にパソコンの画面を見て魔力供給の確認をしながら様子を伺っていた。これ失敗したらデウス・エクス・マキナの歯車1つしかないからもう実験出来ないんだよな〜……クビは嫌だなぁ。

 

【起動中……起動成功しました】

「やっとこの自宅研究が終わる……よかっ【緊急事態発生・緊急事態発生】ん?」

【古時計に高エネルギーを確認爆発します】

 

……今B2は何と言ったのだろうか。爆発?今起動したよね?

 

【直ちに避難してください……good luck】

「え、ちょっ!!ま」

 

そして俺の部屋が爆発した。俺は爆発の衝撃波で壁に思いっきり頭をぶつけた。部屋の中は煙で周りが見えない状態になっていた。

 

「ッ〜〜!!いってぇ……あ〜やべぇどうしよ……」

【マス……ター……大丈……】

「とりあえずB2携帯の方に移動してく【終わりました】……早いな」

「とりあえず……片付けないとな……」

 

俺はとりあえず爆発した部屋の片付けをしようとした時、B2がある何かに反応した。

 

【マスター……】

「なんだよB2。歯車は大丈夫か?全く……」

【DEMclockに生命反応を確認】

「生命反応?……」

 

そして俺は煙で見えない状態の中何とか古時計の近くに来ると煙の隙間から銀髪の髪の毛が見えた。

 

「……女の子?」

【情報確認中……この少女のデータが存在しません。DEMclockから出て来たと思われます】

「……とりあえず保護するか」

【……事案ですね。通報します】

「やめい」

 

俺はその女の子を持ち上げ自分のベッドに寝かせてあげた。女の子……正確には年齢が多分小3か小4ぐらいの年齢だと見た限り俺は思った。

 

「とりあえず持ってた持ち物は……なんだ?この四角い液晶の機械は?……B2」

【何でしょうかマスター】

「この端末の調査を……後自動人形に片付けを頼む」

【了解しましたマスター……襲わないでくださいよ?】

「やめろ」

 

爆発してから1時間後……俺はとりあえず少女が起きるのを待っていると、やがてその少女は目を覚ました。

 

「……ん…あ、あれ?あたしは……」

「起きた?」

「な!?だ、誰だよお前!!」

 

その少女は起き上がるとそのまま壁を背にして俺を睨んでいた。

 

「誰て……そういえば名前言ってなかったね。俺は津島弾だ一応研究者だ」

「……はぁ?何言ってんだ?そいつは40年前に行方不明じゃねえのか?」

「……行方不明?いや俺死んでないんだが……そもそも少女よ見た目からして何歳なんだ?9…いや10歳ぐらい?」

「ふ、ふざけんな!!あたしは18だ!!」

「いやそんな訳ないやろ」

 

そして俺はポケットから携帯を取り出して写真を撮った。

 

「……それってガラケーだろ?古いな」

「え?何言ってんの?今の最新の携帯ってこれだろ。ほら、お前の写真だ見てみろ」

「別に何も…………はぁ!?こ、これがあたしか」

「いや合成疑っても今撮ったばっかりだから。無理だからね」

 

* * * * *

 

あたしは今、ベッドの上で正直今の状況がよく分かっていなかった……。目が覚めたら変な男がいて、そいつの名前が津島弾で40年前の行方不明者がここにいる事……そして何よりもあたしの体が子供になっている事だった。

 

「どうしてあたしが子供になってんだよ!!」

「いやそんな事いわ【それは私が説明しましょう】……B2」

【そこのロr……いえ、雪音クリスさん】

「B2今ヤバい事言わなかった?」

【気のせいです。雪音さん、貴方はタイムスリップをしたんです】

「タイムスリップ……」

 

あたしはその時、時計に吸い込まれた事を思い出した。

 

「確かにあたしは吸い込まれて……でもあたしの体はなんで子供のままなんだよ」

【時間旅行中に何らかの身体に影響が及ぼされたと思われます】

「……なぁ、あたしは帰れるのか?」

【……およそ10%もいかないかと】

「……」

「……はぁ。時をかける少女……ね」

 

するとあの男はあたしの頭を不器用に撫でて優しく言った。

 

「大丈夫だ。俺が元の時間に帰してやる」

「……本当か?」

「任せろ。……所で俺は何者だと思う?」

「……研究者じゃねえのか?」

「いやそうなんだけど……僕はね魔法使いなんだ」

「魔法使い?胡散臭いな」

【正確には現代魔法です。マスター】

「……と、とにかくよろしくなえっと……「雪音」え?」

「雪音クリスだ」

「分かった。よろしく雪音」

 

こうしてあたしとあの男との生活が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回【音】は弱々しく
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。