アスナ体験   作:のっちっの

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大まかな流れを知ってるだけで細かいとこはぐだぐだだから、間違いや矛盾や意味わからん言動などは許して!


アスナ体験

 

 

「!!??......はぁ...はぁ...」

 

 

...酷い...夢をみていた気がする。

 

 

それこそ夢の中で死んでしまったり、何か恐ろしいモノに追いかけ回されると言った代表的な悪夢のトップ5には入る様なモノをさらに上回る恐怖が睡眠から覚醒した頭に残っている。

 

(...どんな夢だっけ...?)

 

 

自らの生命に関わるモノより怖い夢ならばここまですぐ忘れることはないと思うのだが、まるで最初からそんな夢などみていないかのごとく、恐怖だけを残し記憶にない。

 

しばらくぼんやりした意識のままでいたら違和感を覚えた。猛烈な違和感だ。

 

 

(どこだ?ここ...?)

 

 

そこは不潔ではないが味気もないただ寝るだけのベッドが占領している狭い部屋であった。見るからに安価であろう部屋、唯一ある家具のベッドも寝心地は良くない。窓からは朝から昼の時間帯の眠気に刺すような光が燦々と入り込んでいる。

 

 

思考し始めると心臓の音が鳴り響く。それもそのはず、寝ていて起きたら全く覚えのない場所にいるのだ。あまりの不安に身体中の血液が一気に凍った気がした。

 

 

誘拐?なんの取り柄のない俺を誰が誘拐するのだ。誘拐ってのは富豪だったり、優れた人物だったり、人に恨まれる人物にあるイメージで、平々凡々の自分に起きるはずはないだろう。

 

ドッキリ?何のために?俺は芸能人ではないし、自慢ではないが友達も少ない。......い、いや!少ないだけだから!全くの0じゃないからね!勘違いしないで!

 

 

......ゴホン!で、では...

 

......では...異世界転移?...それこそありえない。創作物としてはありふれているが現実にそんなこと起きるわけない。あまりに非科学的過ぎる。それならばまだ誘拐の方が納得がいく。

 

 

まぁ、まずは部屋から出てみるか。現状把握しなければ。

 

誘拐犯も近くにいなさそうなので、恐る恐る寝ていた体を起こす......と......??頭が重い?というより頭皮を軽く引っ張られてる...ような?

 

 

...

 

 

......

 

 

............

 

 

 

......................,髪...長すぎない?!なんだこれ!?

 

 

そこにはさらさらとした滅多に見ないほど綺麗な栗色の髪があった。普段であれば見惚れていただろう、()()()()()()()()()()()()()()

 

 

嫌な予感がする。...確認のため身体中を弄る。

 

 

 

 

 

ふにゃん。つるん。

 

 

 

 

 

い、いやいや(笑)

 

んなわけない、非科学非科学www

 

 

これは胸部が腫れてるだけ。そして知らぬ間に去勢されてただけ。

 

 

 

 

......い、一応確認するまではわからない。シュレディンガーの猫だ。確認するまではこの限りなく女性に近い身体でも男の場合と女の場合があるかもしれない。

 

いや、きっとそうだ!おそらく、寝ていたら外で事故かなにかが起き意識不明、そして治療のため簡素な部屋型治療カプセル?みたいなもので治療していたのだろう。

 

ならば髪が伸びているのも納得だし、悪夢を見て寝汗の一つもないのも高性能カプセルなら理解できる。

.........治療のため去勢、後遺症で胸部の腫れは、まぁ、う〜ん、よくわからないが必要だったのなら仕方ないのかもしれない。うんうん、この線かな。

 

 

そ、そうだ!鏡はどこだ?!鏡に写せば顔はパッとしない()が映るはずだ。

 

 

深めの現実逃避をしながら鏡を探すもベッドしかない部屋には何もない。残念なような、ホッとしたような複雑な気持ちでいると見た。

 

見てしまった。

 

 

 

窓ガラスに映る自分(女の子)を。

 

 

 

 

綺麗な栗色の髪、はしばみ色の瞳はパッチリしていて愛らしい。大きすぎず小さすぎない乳房は明らかに就寝用と思われるシンプルなキャミソールに収まっており、同じくシンプルなショートパンツからは今まで人生で見た中で最も美しいと言っても過言ではない美脚が通っている。

 

端的に言おう。女の子になってる(TSしてる)

 

 

 

......そしてその瞬間、さらなる問題が発生した。誘拐(間違い)や去勢(なくなったが間違っている)諸々で、人生でこれ以上驚くことは金輪際ないと思ったのが秒で否定された。

 

 

......窓ガラスに映る女の子の姿に既視感がある。

 

 

 

 

 

 

...あーーー、まぁ、その〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アスナやん」

 

 

 

 

窓ガラスに映るアニメで見たSAO《ソードアート・オンライン》の【正妻】と呼ばれる堂々たるメインヒロイン。

【閃光】のちに【バーサクヒーラー】と言われるほどの傑物。

アスナこと結城明日奈が瞳をまんまるにして驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

×××××××××××××××××

 

 

 

「確か...こう?」

 

 

右手の人差し指を虚空で上下するとピロリ♪と爽快な(SE)を響かせながらメニュー画面が開く。そこに映された時刻は『2022.11.19(SAT) AM10:56』

 

 

記憶が正しかったらこのSAOというゲームが始まったのが11月ちょい過ぎだったような気がするから、デスゲームが始まってから約2週間経過したことになる。

 

ゲーム内で死ぬと現実世界でも死ぬことになる悪魔のゲームが始まり、この時点で絶望や根拠のない憶測による自殺、単純に危機感が麻痺し敵モンスターにやられてしまうなどで既に1万人いる中の2000人近くがこの世界からいなくなった。

 

 

 

 

「なるほど、これがアイテム欄に装備画面、こっちはスキル画面ね......ログアウトボタンは...やっぱグレーアウトしてるかー」

 

 

二次創作系異世界TSという出来事から軽めの現実逃避をしつつメニュー画面を確認していく。俺は問題はギリギリまで溜めておく方だ。夏休みの宿題とかは夏休みが終わるまで手をつけずに最終日に泣きながらやって、後日先生に忘れましたとお茶を濁すタイプである。まぁ、この世界がデスゲームならばこういう思考は文字通り命取りになる、直さなければならない。

 

 

装備画面から選択した《アイアンレイピア》を手に持ちながら考える。

 

 

 

 

...そろそろ向き合わなければならない。

 

 

まずアスナになったとわかったときに一番はじめに考えなければいけない問題は、現在はアスナに転生したのか、憑依しているのかだ。

 

転生だとしたら自分=アスナなのでなにがどうなっても最悪大丈夫だが、憑依だとするとなんらかの要因で明日奈の意識が表に浮上していないだけなので言動や身体を自分以上に大切にしなきゃいけない。

 

 

 

 

(んー、前の記憶がないということは憑依の可能性が高いかなぁ)

 

 

大抵は前世を思い出す系転生は、転生体のそれまで生きていた記憶を継承、あるいは融合して昇華している場合がほとんどだ。かなり大穴でアスナ(17歳)の体に神様転生し、その際の記憶を消された説もなくはないが、違ったとき間違いなく後悔するし、取り返しがつかないかもしれない。

 

明日奈はかなりエリートの家で産まれ本人も様々なジャンルの知識知り得ている博識エリートだ。

流石に平凡を地で行く俺には無理だが、アスナ雰囲気ロールプレイならまだ出来そう...多分。...メイビー。

 

 

 

後はアスナが俺のせいで劣化版になってしまったことで、主人公キリトの死によるバッドエンドの危険性もあるだろう。

 

 

原作キリトは高い仮想世界適正を持ち、その天性の才能と本人のゲーマー気質で、デスゲームを開発した諸悪の根源でありゲーム内でもチートキャラを倒すなど、冗談抜きでキリトがいなきゃクリアは不可能だろうキャラクターだ。

 

そしてその主人公はアスナの影響をかなり受けておりアスナがいたからこそ、本来ある100層までいかないと開放されないのを75層でクリアという快挙を成せたと言っていい。

 

 

つまり、アスナ(完璧)がアスナ(ポンコツ)になることでSAOに囚われた1万人(現8千人)が丸々逝っちゃうことになる可能性があるのだ。

これはヤバい。なにがヤバいって自分だけが自覚している1万人分の重石を背負っているのだ。

 

バーチャルなので胃に穴は開かないが常人ならストレスマッハだぞ...

 

 

 

キリトはソロを貫くのか、ポンコツアスナが相棒となるのか、サブヒロイン達がパートナーの座につくのか。

 

 

それはわからないが、パートナーになるにしろ、生き残るにしろ最低限度の強さは必要だ。

 

今後、一般プレイヤーを害するオレンジプレイヤーや、あまつさえプレイヤー()キル(殺害)するレッドプレイヤーなども出てくる。狡猾で卑怯な彼らは、純然にクリアを目指す最強集団たる《攻略組》すら手こずる。

 

 

 

 

生き残るなら攻略組以上、パートナーとしてはキリトに並ばずとも支えることが出来るほどに強くならねばならない。

 

 

 

 

 

 

強く...ならなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

それは平凡な中身に対して不釣り合いなほど強い光。

 

高潔な身体に影響されたのか、手に持つ《アイアンレイピア》に映る瞳は決意の光に満ちていた。




ただただ感情のままに書いたので駄文すぎる〜
さらに遅筆すぎる......スマホで書いたからか?!途中でプログレッシブ読み返したからか?!



TSメス堕ちは大好物です。
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