流石に廊下で話すのもアレだろうと蓉子さまが、部屋の中へとみんなを導いた。祥子さま突然の姉妹宣言にみんな驚いているけれど、一番驚いているのはソレを告げられたツインテールの子本人だろう。薔薇さま方をはじめとする山百合会のメンバーに囲まれ、緊張しているのが目に見えてわかってしまう。蔦子さんは平然としているようだけれど、内心は何を考えているのやら。
こうして外側から見ると、山百合会を手伝って欲しいと薔薇さま方から言われ、一度保留にした私は確かに珍しいのかも知れない。傍から眺めていると、圧迫面接にしか見えないのは三年生たちのオーラ故なのだろうか。
とはいえこの話について私は部外者なのだし、口を出す理由はない。祥子さまとツインテールの一年生との問題であり、将来薔薇の称号を背負うのならば、山百合会の人たちの問題なのだ。山百合会の人たちはツインテールの子の名を知らず、何故か祥子さまが自己紹介を求めそれに答えるツインテールの子は『フクザワユミ』と名乗ると、蓉子さまが漢字でどう書くのかまで聞いたのだった。
「福沢諭吉の福沢、しめすへんに右を書いて祐、それと巳年の巳です」
「目出度そうでいいお名前」
律義に答えるツインテールの子改め祐巳さんに聖さまが冗談を吹かすのだけれど、場の空気を和らげたかったのかどうかは分からず仕舞い。蓉子さまも蓉子さまで、何故漢字の書き方まで問うたのかは謎である。祥子さまの妹となるのだから、学校にあるはずであろう身上表でも手に入れるつもりなのだろうか。一生徒がそんなことが出来るはずがないと思うけれど、祐巳さんの姉になるその人は小笠原グループ代表のご令嬢なのだ。蓉子さまに開示されなくても、小笠原家の方には情報は渡りそうだ。
ふと思う、それだと志摩子さんも私も情報がいった可能性が浮上してくるのだけれど、やましいことなどしていないし、バレた所で問題がある訳でもない。精々、住所、出身、年齢、学歴に両親の職業や家族構成くらいだろう。何か問題があったと判断されたならば、物理的に近寄ることが出来なくなるだろうし。
そもそも私が平然としていられるのは、祥子さまが小笠原グループのご令嬢だと知った時期が、山百合会を手伝い始めて暫くした頃だったから。珍しい苗字ではあるけれど普通に一般家庭の人も居るのだから、良いところのお嬢さまなのだろうと位にしか考えておらず、聞いて吃驚し周りにドン引きされたのは腑に落ちない事態だった。
まあ祥子さまに平然とした態度を取っていたので、納得されてはいたけれど。一人称が『わたくし』の時点で気付くべきだったのかもしれないけれど、江利子さまも普通に使っている時があるし違和感がどこかに行ってたのだから。
薔薇さま方の反応に困り果てている祐巳さんを祥子さまが庇い、蓉子さまが話を聞こうと江利子さまに告げ、長くなりそうだなあと眺めていると、唐突に祥子さまが祐巳さんと姉妹の絆を結ぶとはっきりと口にしたのだった。
「取り合えず、座ってお話ししましょうか」
祥子さまの突然の告白に驚いているのは、私を含む一年生組だけで他の人たちは案外落ち着いている。蓉子さまの意見に全員が頷き、各々の席へと向かう。お客さんである祐巳さんと蔦子さんには、新たに椅子を引っ張り出してきてそれに座ってもらうのだった。由乃さんと一緒に用意したお茶をそれぞれに配膳して、指定席へと座る。いつもより狭く感じる会議室は、興味と困惑の空気がありありと流れていて。
「祐巳さん」
「は、はいっ!」
緊張した声で蓉子さまの言葉に返事をする祐巳さん。まあこのメンバーに囲まれれば、誰だってそうなるよねと眺めながら紅茶を啜る。お客さんが来ているので、今回は全員同じものを淹れてある。ああ、渋い緑茶が飲みたいと微妙な顔をしていると、隣に座る由乃さんが私を見やり苦笑いをしていたので、どうやら心の中はバレバレらしい。
「よろしければいつでも薔薇の館に遊びにいらっしゃい。貴女は祥子の妹だというのだから」
祐巳さんを見たあとで、祥子さまに意味ありげな視線を向けた蓉子さまに、江利子さまがさっきの姉妹宣言を姉として認めるのかと問う。どうやら姉としては妹である祥子さまの意思を尊重したいようだけれど、何か含みがあるような。
「あ、あの……」
おお、この場で言葉を発する勇気があるとは思わず、祐巳さんを見た。緊張しているようではあるが自分の意思が主張できるならば、そんなに心配はしなくてもいいかもともう一度紅茶を啜る。以前話したときに上級生相手だと緊張すると言っていたから気にしていたのだけれど、どうやら無用のようだった。
「貴女は黙ってらっしゃい」
祥子さまの言葉にツインテールがしゅんとなる。未来の姉の言葉には逆らえないのだろうか。割と理不尽で意地悪なものに感じてしまうけれど、そう告げられた祐巳さんは何も言えず。当事者が流石にこれでは不味いだろうと、助け船をだそうと口を開いた時だった。
「結論はもう少し先じゃないと出せないんじゃない?」
椅子から立って志摩子さんの横に腰に手を充てて立っていた聖さまがそう述べてくれたので、口をつぐむ。もう少し聖さまの言葉が遅ければ、私が言わないといけなかったので正直助かったし、薔薇さまである聖さまの言葉の方が重いのだから、その方が良いに決まっている。
聖さまの言葉に同意した蓉子さまと江利子さまだったのだけれど、部外者である祐巳さんや蔦子さん、ついでに私ももう少し詳しい状況は知りたいところだ。一応、周囲の人たちの間では未だに私は祥子さまの妹候補でもあるのだから、新たな候補、というよりも本命である祐巳さんと私が噂の渦中に放り込まれるのは必然で。
「はい」
「何かしら、武嶋蔦子さん」
「お見知りおきとは光栄です。白薔薇さま」
「祐巳さんはともかく貴女を知らない生徒は居なくてよ」
後ろ手で頭を掻く蔦子さんに、名前を突然呼ばれて引き合いに出されてしまった祐巳さんがあからさまに落ち込んだ。私も蔦子さんのことは体育祭後までは知らなかったのだから、割と胸に刺さる。当の蔦子さんは、今のこの状況が見えていないようで遠回しに理解できるように説明を求めると、それに答えたのは蓉子さまだったのだが。
「説明なんて必要ありません、私が妹を決めた。それだけのことなのだから、今日はもう解散」
立ち上がり話を無理矢理終わらせようと立ち上がったのは祥子さまで。
「なに勝手なこと言ってるの、解散したければ一人でお帰りなさい。もちろん祐巳さんはここへ置いていってね」
祥子さまが話に割り込み中断させそれを蓉子さまが一蹴するのだけれど、祐巳さんがモノ扱いになっているような気がするのは何故だろう。三年生故のジャイアンオーラを醸し出している蓉子さまの言葉に従うことなく、祥子さまが椅子へ座り、祐巳さんを見て微笑んだ。それを見た祐巳さんは照れている。
いきなりぶつかり、いきなり姉妹宣言をした祥子さまの第一印象は良くはなさそうなものだけれど、祐巳さんの中ではどうやら好印象だったのだろうか。女心はよく分からないと頭を捻っていれば、蓉子さまが今回の顛末を知らない祐巳さんと蔦子さんに話したのだった。
祥子さまの相手役が令さまではなく花寺の生徒会長だったこと、男嫌いを直せと言われたこと、妹一人も作れない人に発言権はないこと、それならば妹を作ればいいと部屋から出ていこうとしたこと。
「だからといって誰でも良いから妹にしろとは言っていないわ。部屋から出て一番初めに出会った一年生を捕まえて妹にするなんて」
「わらしべ長者じゃあるまいし」
蓉子さまと祥子さまの話を目を白黒させながら聴いていた祐巳さんに、聖さまが興味を示したのか話しかけていた。基本他人には自ら近づくことはない聖さまが珍しい。こりゃ明日雨でも降るかもなあと失礼なことを考えていると、蓉子さまが祥子さまに苦言を呈す。曰く『そんな関係は認められない、姉である私の品位まで疑われる』のだと。
初対面で姉妹の絆を結んだ人たちも居るのだから、そんなに気にする必要はない気もするけれど、山百合会という生徒会に所属している故なのだろうか。他の生徒の手本となるようにと、きっとそうして過ごしてきたのだろう。
蓉子さまらしいといえばらしいのだけれど、疲れはしない――疲れるかもしれないが、それを表に出すような人でもないし、気にしていないのだろう。全く、真面目過ぎだと苦笑が漏れそうになるけれど我慢する。ここで笑うと場違い感が半端ないし、突っ込まれるので堪えていると話が随分と進んでいたようで。
「――本当はさっきまで祐巳さんの名前も知らなかったのでしょう」
「それは……」
蓉子さまの言葉に言いよどむ祥子さま。この様子だと話の決着がつくかなと、また紅茶を啜ると意外な人が助け舟を出したのだった。
「待ってください。お二人は先ほど初めてお会いになったのではないと思うのですが。――だって祐巳さんは祥子さまを訪ねてここにいらしたのですもの」
立ち上がって声を上げたのは志摩子さんだった。誰かと誰かが話している最中に、こうして志摩子さんが割って入るのは珍しい。おそらく、伝えておかなければならない大事なことだったのだろう。このまま蓉子さまと祥子さまだけの会話が続けば、先程の姉妹宣言はなかったことになるだろうから。
「それは本当なの?」
「……はい」
「証拠もありますっ」
自信がなさそうに蓉子さまの言葉に答える祐巳さんを援護したのは蔦子さんだった。写真を差し出して三人の薔薇さま方に見せると、それぞれに思い思いに声を上げ。
「それは失礼したわ」
同じ言葉が三人分重なり、写真が祥子さまへと渡ると息を吹き返したように祐巳さんの肩を抱いて、親しい関係だと主張する。すると蓉子さまは机を指で叩きながら、何か考えている様子を見せる。
「いいわ、認めましょう。――ただしシンデレラの降板までも認めた訳ではないのよ」
確かに今まで妹にするかどうかの話だったから、シンデレラの事までは口にしていない。歯噛みしている祥子さまに蓉子さまが落としにかかる。
「帰ります」
「待って、一つ確認させて。祐巳さんは貴女の何。今でも貴女は祐巳さんを妹と思っているのかしら?」
「勿論、祐巳は私の妹です」
祥子さまと蓉子さまの姉妹喧嘩のようなものが始まったけれど、周りの人たちは動じていないので本気という訳ではないようだ。仕事、やらなくていいのかなあと遠い目になり、また紅茶を啜る。もうすぐ空になるのだけれど、この空気で淹れなおすのは勇気が必要で。仕方ない諦めるかと、用意されていたクッキーを一枚口の中に放り込み咀嚼して飲み込むと、余計に喉が渇いたのだった。
「樹さん、助けてよ」
「ん、無理」
蔦子さんが私に声をかけてきたけれど、到底この状況から抜け出すのは無理である。部外者だからと言い張っても、仕事がまだあるのだから駄目と言われるのは目に見えているし、蔦子さんも写真関係でここを訪れているのだから本題を切り出せていないので、帰れない。なら静観をするしかないわけで。仕事しなくていいなら帰りたいんだけれどなあと、残っていた紅茶を飲み干した。
「――それもいいわね」
上の空で時間を食っていると、いつの間にかみんなの前で祥子さまと祐巳さんの姉妹の絆の儀式を行うことになったのだった。祐巳さんの意見が全く反映されていないまま、祥子さまの意思だけでこの展開になっているのだけれど、本当にいいのだろうか。祥子さまが困っていると、それを助けようと薔薇さま方の会話に割って入れる優しい子だ。もしかしたら祥子さまを助ける為にと、ロザリオを受け取ってしまいそうなのだけれど、そこから先でキチンとした姉妹として過ごせるのか。何か、心に靄がかかったような気分に陥り、祐巳さんと祥子さまを見る。ロザリオを首にかけようとする祥子さまを見る祐巳さんは、何かを考えているようで。
「お待ちください」
「まっ――」
「祥子さまもお姉さま方も大切なことをお忘れになっていませんか、祐巳さんのお気持ちです」
私よりも志摩子さんが先に口にしてくれた。良かったという安堵と私の声に気付いた人が居たら恥ずかしいなあという気持ちが湧いてくる。
取り合えずは志摩子さんに任せて、何かあれば援護すればいいだろうと黙っていると、どうやら蓉子さまは志摩子さんの主張に納得したみたいだけれど随分と含みを持たせた言い方で言葉を返していた。その言葉に一切表情を変えない志摩子さんは、強いのか鈍いのか、話が脱線してしまうから黙っているだけなのか。皆思い思いに口にしながら、祐巳さんが祥子さまのファンであることを確認して。
「貴女は祥子のロザリオを受け取る気持ちがあって?」
最後に確認の為だろう、蓉子さまがそう祐巳さんへと質問を投げかけた。
「申し訳ありません。私は祥子さまの妹にはなれません」
「どうして、と聞く権利が私にはあるわよねえ」
祥子さまのあとを蓉子さまが継ぎ、祐巳さんが答えやすいように質問をしていた。それに精一杯誠実に答えようとする祐巳さんの顔は晴れない。
いきなりぶつかり、いきなり姉妹宣言をされた挙句、それはシンデレラを降板したいからという理由だったのだから、仕方ないだろう。ファンだというのなら余計に。どこかで偶然知り合い仲を深め、姉妹の契りを結べたのならば、そっちの方がよっぽど良かっただろうし。乙女心は複雑で何時までも輝くものだ。憧れの存在からぞんざいな理由で姉妹の絆を結ぼうとしているのだから、その心境は複雑なものだろうから。
薔薇さま方が振られた祥子さまをからかっていると、祐巳さんがシンデレラ役がどうにかならないかと声を上げたけれど、祥子さまがそれを優しく止める。それを見ていた薔薇さま方が急な方向転換を見せた。曰く、後輩が納得できていないことを強要する人間に生徒会を引っ張っていくことは出来ないし、と。江利子さま、生徒会を引っ張っていく気があったのかと驚きつつも、今更変更するなんて可能なのだろうか。
「ひとつ、賭けをしましょう」
茜色に染まり始めた空を背に、聖さまが一つの提案をしたのだった。どうやら『祥子が祐巳さんを妹にできるのかどうか』で勝負をするらしい。一度フラれているのだから難しいけれど、祥子さまはその勝負を受けることにした。祐巳さんが驚いているけれど話はとんとん拍子で進んでいき、結局、学園祭の前日までに祐巳さんを妹に出来れば祥子さまはシンデレラ役を降りることができ、祐巳さんは祥子さまが抜けた穴を埋めないといけないようだ。なんだかなあとと思いつつも、本人たちが納得しているのならば私は口出しする理由はない訳で。
「蔦子さんの用事はどうするの?」
「この状況じゃあ言い出せないわね」
目的と違う方向へと話が進んでしまったものの丸く収まりかけているので、どうやら蔦子さんは口に出せないらしい。小声で聞いてみたのだけれど、諦めているのか溜息を吐いていた。取り合えず、お客さんである祐巳さんと蔦子さんは薔薇の館から去っていったのだった。
「祥子も随分と大胆な行動に出たものね」
「本当。まさか最初に出会った一年生を妹にするだなんて」
「樹ちゃんは、さっき何も言わなかったけれど良いの?」
お客さんが居なくなったあと、口々に思い思いに考えていたことを口にする三年生は、先程よりも軽い口調で。
「良いも何も、私は祥子さまと何の関係もありませんよ」
そう言って苦笑いをしながら祥子さまの方を見ると、怪訝な顔をしつつ口を開く。
「そうね。樹さんとは周囲の方々が私の妹候補だと仰っているだけなのだし、あるとするなら先輩と後輩の関係なのでしょうね」
その言葉に納得して私は一つ頷く。祐巳さんのように祥子さまに特別な感情を抱いているわけでもないし、妹になりたいとも思わない。祥子さまが祐巳さんを選んだというのなら、応援するだけだ。山百合会は人手が足りていないのだし、学園のイベントがあれば一気に忙しくなってしまう。手伝いは多い方が良いし、正式に祥子さまの妹に祐巳さんがなれば、私は必要なくなるだろうし。反対する理由など一つもない訳で。
「さ、遅くなってしまったのだし、最低限の仕事を済ませて今日は終わりにしましょう」
蓉子さまの声でそれぞれ持っていた仕事を捌く。そうしていくらもしないうちに祥子さまが今日は予定があるからと、珍しくみんなより先に帰っていったのだった。どこからともなく響いてくる歌声。どこかで聞いた曲だと気になり、耳を傾けているとようやくその曲のタイトルを思い出した。
――マリア様のこころ。
おそらく合唱部の人が歌っているのだろう。この学園に編入してから知った曲で、聖母讃美唱歌のひとつらしい。 典礼聖歌四百七番や典礼聖歌第七編一般賛歌四百七とかなんとか言われているそうで、聖母マリアの心を『青空』『樫の木』『うぐいす』『サファイア』に例えて謳っているそうだ。
「……サファイアねえ」
「サファイアがどうかしたの?」
「すみません、独り言です」
えらく抽象的で適当であり、サファイアなんて金目のものが出た所為で、やはり最後はお金か……といいんちょについ言ってしまった事があったのだけれど、その時は凄い冷たい視線で見られたものだ。
「えー気になるじゃない。マリア様のこころが聞こえてきたからでしょう?」
あの時と同じ過ちは繰り返すまいと誤魔化したのだけれど、興味を持ってしまったのか江利子さまと聖さまが突っ込んでくる。
「まあ、そうなんですけど……」
さて、どう逃げたものかと頭をフル回転させてみる。サファイアの宝石言葉には『誠実』『慈愛』『徳望』といった意味合いがあるそうで、ほかにも平和を祈り一途な想いを貫くというメッセージが込められているとか。枢機卿や司教がもつ指輪にはサファイアがはめられ、その指輪をした手で信者に触れることは、誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みや苦しみから救うと言われているそうだ。そんなことで救われるなら、いくらでも跪くんだけれどなあと遠い目をする。
「で?」
「サファイアよりダイヤの方が価値があるし、なんでそっちにしなかったんでしょうね」
お金儲けをしたいならサファイアよりダイヤモンドの方が高価である。産地やカット数によって値段が変わってくるので、一概には言えないけれども。寄付として譲り受けるなら高い方が良いだろうし、ダイヤの方が換金しやすいんだけれどなあと、結局のところ同じような思考になってしまったのだった。
「そんなこと考えたことなかったよ」
私の言葉に少し引きながら聖さまが言葉を返してくれた。この話題は終わりとばかりに蓉子さまが仕事を促し、ようやく帰路へとつくのだった。
7541字
すみません、話が進まず……orz