荷物を纏め席を立ち通学鞄を持って教室の出入り口を目指しながら、クラスメイトと挨拶を交わす。
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないように、と一年藤組の教室を抜け、さらに一年生の教室が並ぶエリアも抜けてほどなく中庭へと進む。人が少ないことを確認した後、ぐんと大股開きになって歩けばスカートのプリーツを乱し、白いセーラーカラーが波打つ。そうしてたどり着いた先は薔薇の館である。今日の生徒会の仕事はないから誰も居ないので、軋む階段をいつもより軋ませて二階へと昇り、いつもの部屋の扉をおもいっきり開いて一歩部屋の中へと入って直ぐ。
「はあああああああ」
開けた扉を閉めながら大きな溜息を長く吐き出し、下を向く。溜まっていたものが少しだけではあるがマシにはなったなと、顔を上げ目を開けた。
「随分と大きな溜息ね」
「本当、どうしたのかしら?」
何事かと言わんばかりの表情をすぐに潜めさせ、上級生としての余裕ある笑みを浮かべて凛とした声で私に問いかける蓉子さまと、その隣でくつくつと笑っている江利子さま。この部屋には誰も居ないと思い込んでいた為にバツの悪い顔になったことを自覚しつつ、目の前の人たちにならば見られても問題はないかと開き直る。
「済みません、失礼しました。……ちょっと疲れることがありまして」
「あら、珍しいわね。貴女がそんな事を言うだなんて」
「そうね」
ふふ、と小さく笑って手元の紙に視線を向けなにかを書き込んでいる二人。おそらく急に雑務が舞い込み、量もそんなに多くはないから手近にいた江利子さまを蓉子さまが取っ捕まえて、
「お茶を淹れますが、お二人ともおかわりは?」
ならば取り合えず仕事をしている彼女たちを横目に流し台へと立って声を掛ける。
「まだ残っているから大丈夫よ、ありがとう」
「私もまだいいわ。――それで、どうしたのかしら?」
仕事を続ける蓉子さまと仕事の手を止める江利子さま。先ほどの答えでは納得が出来ず、興味が湧いたようでまじまじとこちらを見ている彼女の姿に、答えるまで解放されることはないとはぐらかすことを諦め、いつもより渋いお茶を淹れて指定席へと座る。
「仕事は良いんですか?」
「蓉子が捌くから平気よ」
「江利子、貴女が良くても私が良くはないのだけれど?」
いいから話しなさいと言わんばかりの江利子さまと、そんな彼女に振り回されている蓉子さま。いつものことだと呆れつつ蓉子さまに私に出来る仕事はあるのか確認すると、数枚の紙をこちらへと寄越されたので目を通す。山百合会の仕事を始めて数か月、何度もこなしたことがあるものだったので鞄から筆箱を出してペンを持つ。
「ほら江利子。話なら終わったあとでゆっくり聞けばいいじゃない」
「……仕方ないわね」
なんだろう、勉強を後回しにしようとする子とそれを諫める母の会話のようなやり取りに『子供かっ!』という突っ込みを盛大に入れたくなるけれども、二人ともまだ未成年だった。それでも堪え切れずぷっと笑うと、それを目ざとく見つけた江利子さまが一瞬目を細め持っていたペンのおしりの先で私のおでこにぐりぐりと軽く突き立てる。
「痛い」
込められた力は軽く痛くはないけれど、私で遊んでほしくないので声に出して抗議すると、何が面白いのかにやりと笑う江利子さま。
「えーりーこ。いい加減になさい」
「わかったわよ」
蓉子さまの言葉に遊ぶことを諦め、手を動かし始めた江利子さま。量はないし内容は簡単なので三人で取り掛かれば直ぐに終わってしまう。
なるほど、江利子さまに仕事のやる気が見られないのは蓉子さま一人ででも余裕で捌けてしまえるからか、と一人納得しながらまだ冷めていないお茶を啜り。取り掛かり始めてからものの五分で、手元にあった仕事を終えてたので先程の続きを話すことになったので、昨日の放課後に本屋さんで手に入れた『いばらの森』とタイトルが書かれた文庫本を鞄から取り出し、二人の目の前にそっと置く。
「……」
「ああ」
「お二人はこの本が噂になっていることはご存じですか?」
一年生の間でにわかに騒ぎになっている本である。
曰く、白薔薇さまである佐藤聖さまが執筆したと噂が噂を呼び、興味を持ち本を読んだ子たちが話の内容からどうしてあんな悲しいことが、と物語に胸を打ち感動する子が多数。噂が立ちはじめてからというもの一年藤組の教室はこの話題で持ちきりだった。上級生の間ではどうなっているのかは知らないが、リリアン女学園高等部のまとめ役である薔薇さまという任に就いている彼女たちならば、ある程度は知っているだろう。
「ええ、そうね」
「知ってはいるけれど、どうして樹ちゃんが疲れる羽目に合うのかしら?」
こういう事、しかも聖さまが関わっているというのに話の主導権を握っているのは江利子さまだった。いつもならば蓉子さまが主導しそうなものなのにと二人の様子を窺いつつ、昨日の夕方から今朝にかけての私の身に降りかかった難儀を語るのだった。
◇
本屋さんに立ち寄り、普段寄り付かないコーナーの一角へと行き目的のものを探し当て会計を済ませて帰路へ着く。そうして夕飯を終え授業の予習復習も終え、本屋で包んでもらった紙袋の封を切って中身を出し読み始め。活字の恋愛ジャンルはあまり読まないので、少し新鮮に感じながらも文庫本というライトなものの為、一晩で読み終えた。
そのことが明日のくたびれてしまった原因となることは、この時は露程も思わず。
そうして朝を迎え、学園へと赴き自身のクラスへと足を踏み入れると、噂を知り興味を持った子たちが本を手に入れて読んだのか、聖さまの名前が何度も聞こえる。教室の自席に座り、クラスメイトが私の下へと押し寄せ『この本は白薔薇さまが書いたのか?』『内容は真実なのか?』と問い詰められるのだが、彼女の過去を知らないし噂が立ちはじめてから聖さま本人には会っていないのだから答えようがない。だから。
「噂になっているから読んだけれど、どうなんだろうね?」
真実は当事者の証言が無くてもかまわない、表に出ている断片的情報をくっつけるだけでおおよその真実は透けて見れる。噂になった時点で、おそらく聖さまには『いばらの森』という本に書かれている内容に似たことが、彼女の身に降りかかったことは推測できる。
ただ憶測にすぎないので問われた答えはぼかした発言となり、周囲の盛り上がりに拍車を掛けてしまったことは失敗だった。口々に自身の意見を述べ始め、憶測や推測が飛び交うけれど答えはでないまま。聖さまに聞いて欲しいという視線を感じ、苦笑いをしつつ口を開いた。
「知りたいなら、聖さまに渡りを付けるけれどどうする?」
噂の真相を知りたいのならば本人に吶喊するのが一番手っ取り早いのだが、先程まで随分と盛り上がっていたのに流石にそれは……と周囲のテンションが分かりやすいほどに下がる。
いやいや無理無理とそんな空気から一転、どこからともなく『悲しい結末だけれど、燃えるような恋って素敵よね』と声が上がると、その声に呼応してみんなが同意の言葉を口にする。
確かにいばらの森の登場人物である『セイ』の視点で見れば、閉ざされた真っ暗な世界に突然現れた『カホリ』という救いの光。どうしようもなく焦がれ、想いが繋がった。しかし、同性で。多様性とかLGBTなんて言葉が浸透していないこの時代、迎える結末など火を見るよりも明らかだった。
「もっとうまく立ち回ることができたらねえ」
自殺ENDなんて迎えなかっただろうに。若さ故なのか、ひとつのものしか見ずまわりを見ていないのだから仕方ないのかも知れないが。
私の言葉に、じゃあどうすればよかったのと問われる。
「恋愛禁止の女子高なら卒業するまでは隠し通すべきだったよね。自ら追い込まれてるようなものだし」
登場人物がかなり限られているので周りの状況を知ることが出来ないが、二人に手を差し伸べる人が居なかったのも、なんだかなあと微妙な心境になってしまう。物語の結末の余韻を楽しんでいるクラスメイトのみんなと、過程や結末に納得がいかずどうにか二人が幸せになる方法を考えてしまう私とでは、どうしても齟齬が出てくる。
「悲恋物の王道だよねえこの話って。――悪く言えば普通だし」
もう少し話にパンチが欲しい所だけれど、編集部がGOサインを出して出版までこぎつけているのだから、ある程度売れる算段は取れているのだろうが、聖さまのことがなければリリアンでこんなに流行することはなかったのではないかと疑問が湧く。
「ほら、ライバルが登場して寝取られるとか話を面白くする方法っていくらでもあるから。――でも登場人物の性別が逆転したら悲惨だよねえ……」
男と女とでは精神構造が違うから、同じ話でも性別を変えるだけで受け付けられなくなるのが不思議である。私のこの言葉にクラスメイトが拒否感を見せ始め、嗚呼不味い言い過ぎたと気が付いたが後の祭りで。出版されているコスモス文庫の方向性ではないとか、物語の余韻に浸っていたのに読後感が変わってしまったとか非難轟々で。そうして朝からクラスメイトの機嫌を元に戻すことに必死こいていたのだ。
まさか本の話ひとつで、ここまでドン引きされるとは考えていなかった。まあ聖さまが関わっているかもしれないという心理が大いに働いたような気もするが。本当に姦しく散々な一日だった。
◇
私の話を聞いていた蓉子さまと江利子さま。大して面白くなかったのか、江利子さまは私が机の上に置いた本をぱらぱらと捲りながら、蓉子さまは珍しく黙り込んだままである。
「――自業自得、ね」
江利子さまに一言でバッサリと切り捨てられて何も言い返せないまま、二人を見ながら頭を後ろ手で掻きながら笑う。
「いやあ、うっかりしてました」
思春期の女の子の純粋さを舐めていた証拠である。
「それで貴女はこの本を聖が書いたと踏んでいるのかしら?」
にたり、と笑いそう問いかけてきた江利子さまにゆっくりと顔を左右に動かすと、理由はと問われる。なんとなく、とか答えても江利子さまは納得はしてくれないだろうし、理由はいくつかあるのだがどう答えたものか。
「推測ですが、この本の内容に似たことが聖さまの身に起きたんだろうなとは思います。でも筆を執る理由が分からないので、聖さまが書いた可能性って限りなく低そうかな、と……」
早くても中等部、遅くて高等部二年の時に起きたのだろう。流石に初等部の時のことではあるまい。私が聖さまの人となりを知るのは二学期の初めの頃だが『近寄るな、関わるな』という空気を醸し出していた。志摩子さんを妹に迎えて随分とその鳴りは潜めたが、昼休みや放課後に遠目で一人彼女が居る所を見つけ、どこか物思いにふける姿を偶に見ることがあった。立ち入るべきではないと判断してその場を去ったが、こういうことがあったのならば無理矢理にでも声を掛けるべきだったのかもしれない。
おそらくその出来事をまだ消化しきれていないのだ。そんな人が文庫本一冊分を文字に起こすなんて苦行にしかならないし、いくら頭脳明晰とはいえ受験生の身で執筆活動にその比重をおけるのか謎である。
「ねえ、樹ちゃん」
「はい」
「もしもその本の中の話に貴女が関われるとしたら、どう動いたかしら?」
「どう動く、とは?」
「そうね。二人が一緒に居られる方法かしら、ね」
「無理じゃないですか。前しか見えていない人に周りを見ろって言っても、見ませんからね」
作中の時間軸は短いので出来ることは限られてくる。破滅することが分かっていながら夢中になっている人を諭すのはかなり難しい。
「それじゃあ見限るの?」
「見限るというより、何を言っても無駄だろうから熱が冷めるまで待つしかないって感じ……――ああ、ひとつ方法があるかも」
ふと気づいて少し頭の中で整理をしていると、江利子さまが早く言えと言わんばかりの顔をしている。未だにだんまりの蓉子さまが不思議でならないが、こういう日もあるのだろう。
「相手の人を説得すれば、ワンチャン……でもその本の主人公の性格からすれば、状況がややこしくなって喧嘩別れでもして引き籠りコースとかもあり得るのか……んー、難しいなあ」
誰も寄せ付けずただ二人で居ることだけを願う主人公だものなあ。相手の気持ちが自分から離れていっていると思えば、相手すら責めかねない人物像だった。恋愛部分にスポットを当てている小説からの情報だから、作者がどういうつもりでそのキャラを作ったのか分からないし。
「まあ、創作物なので作者自身の事実なのか妄想なのか分からないですし、深く考えても仕方ないような気もしますが」
「それもそうね」
ふっと江利子さまが笑い話を切り上げる。私は渋いお茶を飲みたくなり薔薇の館へと赴いただけだし、仕事も終わったようなので退室を告げてその場を後にしたのだった。
◇
薔薇の館の二階の窓から、この場を今しがた去り中庭を歩く彼女の背を見つめる。愚痴を吐いてすっきりしたのか、部屋に入った時よりも軽い足取りだった。
「ねえ、蓉子」
「……なに、江利子」
『いばらの森』という本が聖が書いたのではという噂が流れたのはつい最近だ。先ほど彼女が見せてくれた本を中を覗いて軽く流し読みをしてみたが、確かに去年の状況と酷似していた。
「貴女、分かりやすいくらいに顔に出ていたわよ」
「――仕方ないでしょう。聖だって触れて欲しくはないでしょうに、彼女の預かり知らぬところで盛り上がっているんだもの」
「蓉子の心配も理解できるけれど、樹ちゃんに見せる態度ではなかったのではないのかしら――
「江利子、今
深い溜息を吐き現状を憂う蓉子を横目に見ながら苦笑いを浮かべる。生真面目でお節介焼の彼女らしいが、もう終わったことなのだし当事者である聖も、ある程度心の区切りを付けているだろう。付いていないのならば、彼女は去年のような態度のままであるはずだ。その辺りのことに気付けない蓉子ではないだろうが、心配なものは心配らしい。過保護ともいうのだろうか。
「でもまあ、蓉子の心配も分からなくはないけれどね。本当、狙いすましたようなタイミングよね」
「そうね、一体誰が書いたというの……」
「さあ? 聖やあの子ではないのは確かかしら」
聖があんなものを書くようなタマには思えないし、去年クリスマスにリリアンから姿を消してしまったあの子でもないだろう。
「分からないということが悩ましいわね。可能性としては周りで見ていた人たちも含まれるでしょうし……お姉さまたちが居れば抑止力になってくれていたでしょうけれど、卒業されてしまっているから頼る訳には……」
蓉子が言った通り可能性の話ならば、今の二年生と三年生に卒業した去年の三年生に教諭陣やシスターたちも含まれる。珍しく弱気な姿を見せどうにかしようと悩んでいる彼女には申し訳ないが、噂を鎮める方法などありはしない。リリアンで注目されている薔薇さまの一角を担う人間の話なのだ。去年を知らない一年生が喰いつくのも仕方ないといえよう。
「そう心配しなくても大丈夫なんじゃない、蓉子」
「貴女は気楽でいいわね」
「そういうつもりはないけれど、でもね一年という時間が経って状況は変化しているのよ。聖自身もなにか見つけて変わろうとしているんだし、放っておいても平気じゃないかしら」
「言いたいことは分かるけれど……」
「聖には甘いものね、貴女は」
心配なのは理解できるが、あまり干渉しすぎると聖が怒ってしまうのは身を以て体験しているだろうに。それでも手を差し伸べる根性は褒めるべきだろうけれど、蓉子の場合無駄になる事が多い。それでも彼女は苦笑いをしつつ嫌われちゃったと言いながら、またお節介を焼いている。全く懲りないが彼女らしいと、私が持ちえないものを備えていることを羨ましく思えるくらいには、付き合いが長くなった。
「まあ何かあったとしても、蓉子以外も動いてくれるわよ。だからそんな顔をしなくてもいいのではなくて?」
真面目な蓉子は卒業した姉たちを頼る訳にはいかないと考えるだろうが、最終手段として相談するくらいなら構わないだろう。そして聖が構っている一年生、特に祐巳ちゃんならば黄薔薇革命の時のようにあわあわと狼狽えながらも真っ直ぐに突っ走ってくれそうだし、我が孫である手術から復帰したばかりの由乃ちゃんも興味と好奇心で周りを巻き込みながら突き進んでくれそうだ。志摩子はどうでるか分かり辛いが、聖が落ち込んでいれば真っ先に気付いて聖の側に居るだろう。
そうして今しがたこの場から去っていた子も、きっと。
去年の状況を知っている祥子や令が動く可能性は低いが、どうしようもなくなれば何かしらの行動には出てくれるはずである。だから蓉子のような心配を私はしないし、しても仕方がない。いつも損な役回りを演じる長年の友人に笑みを向けて『ごきげんよう』と言い残し、薔薇の館を去るのだった。
◇
いつもの事ではあるが江利子は全く勝手なことを言ってくれるものだ。人の気持ちを他所に、言いたい事だけを言って薔薇の館を出ていったのだから。去年のあの出来事に、後悔することが沢山ある。もっとうまく動いていれば聖とあの子は離れ離れにならずに済んでいたのではないか、と思えて仕方ない。一年という時間は経ったが、まだ一年しか経っていないのだ。志摩子という存在を見つけたとはいえ、彼女のことを忘れたわけではあるまいに。
その傷がどこまで塞がっているのかなんて聖本人にしか分からないのだから、心配になっても仕方ないではないか。頼れる姉は卒業してしまったのだから、相談をするのは憚られる。そして一番頼りになるであろう黄薔薇を担う江利子は、あの調子なのだから溜息しか出ない。
「前しか見えてない、か」
誰も居ない薔薇の館で一人呟く。本当に噂の本はどこまで核心をついているのやら。去年の聖は一つのものに拘りすぎて周りが見えていなかった。そんな聖を説得して話を穏便な方向へと持っていくことは難しいことだと理解しながら、それしか出来なかった。確かに聖だけではなくあの子とも話を付けて説得すれば、もしかすれば何かが変わり聖とあの子が姉妹となり、志摩子を祥子が妹として迎えた未来だってあり得たのだろうか。
「深く考えても仕方ない……ね」
過去を悔いてもしかたない。聖の妹は志摩子で、祥子の妹は祐巳ちゃんだ。大きく変わった事といえば青薔薇が存在することだろうか。一年生らしくない彼女が、今回の噂をどう立ち回るのか気になる所ではある。黄薔薇革命では教師たちに根回しだけして、結果的には無駄に終わったと笑っていたが。
今回の噂は一年生の間で広まっている。学年の違う人間に出る幕はないなと、溜息を吐き、確りと施錠を確認して帰路へとつくのだった。
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ちょっと助長だったかも、反省。