ガリア生まれの男ウイッチが501に着任しました!   作:喜多見 健

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雨天飛行

――――早朝、滑走路――――

 

 

 太陽が昇り、また一日が始まる。天気予報によれば本日は雨、そしてネウロイ予報によれば本日は敵襲。最悪の一日だ。

 

 無論、自らは天候など気にしない。なぜなら自らはただ一つの武器であるのだから。

 

 敵を打ち倒すために、コンディションは重要ではない。常に万全であることなど、無いのだから。

 

 だからこそ、どんなときでも変わらない冷静な判断力と、心の強さが必要とされる。

 

 背後から足音が聞こえると、男は視線を足音の主に向けた。

 

「お? ヴァレリーじゃないか。こんな朝早くからどうした?」

 

 基地からは扶桑刀を持った坂本が歩み出、滑走路に腰掛ける男に言葉を投げる。まだ起床の時間にはずいぶん早い。

 

「坂本少佐? おはようございます。私は――眼が覚めたので、日の出を眺めていました」

 

「そうか。どうだ、ヴァレリーも訓練に付き合わんか? 宮藤とリーネ、ペリーヌも来るだろう。お前ほどの奴でも何か新しい物を見つけられると思う」

 

 その言葉に、男は首を縦に振る。他人に稽古をつけてもらうのは久しぶりだったし、あまり話したことの無い二人と多少でも打ち解けられれば、と考えたからだ。

 

 そしてあわよくば、この腐って糸を引いた考えが少しでも断ち切れれば良いと考えたからだ。

 

「そういえば、ヴァレリーの撃墜数はどれくらいだ?」

 

「確か……ここに来る前の公式記録は125程度のはずです」

 

「125!? すごいな!」

 

「激戦区ばかりでしたから。それに、6回落とされています。私と同じく無茶苦茶な飛び方をすれば、誰でも私以上のスコアにはなるはずです」

 

 被撃墜、それは死と同義である。ストライカーから放りだされて地面に叩きつけられ、生きているものはおよそ四割、再び空へ飛び立てるのはその中でも五割と言われている。

 

 もちろん、空中で味方が回収すれば生存率は上がるが、回収した味方機へのネウロイの攻撃や撃墜時のトラウマによって、空に戻れる者は決して多くはない。

 

 ネウロイの攻撃にさらされ、十分な補給も届かぬ前線で、この男は生にしがみついたのだ。おそらくは、ネウロイへの復讐のために。

 

「おはようございます坂本さん……あれ? ヴァレリー大尉?」

 

「どうして貴方がここに?」

 

「ひょっとして、お話中でしたか?」

 

 靴音を響かせ、宮藤にペリーヌ、リーネの三人が現れる。夜闇は既に溶け落ちている。空はまだ、快晴だ。

 

「ん、いや、ヴァレリーも訓練に参加するそうだ」

 

 坂本の言葉に、三人は驚いたように一様に顔を見合わせる。

 

「よし! では早速基礎訓練だ! 滑走路十往復! ヴァレリー! お前は二十往復だ! 扶桑男児たるもの常に前に出れるようでなければならぬ!」

 

「坂本さん! ヴァレリー大尉はガリアの生まれです! ガリア男児です!」

 

「はっはっは! 細かいことを言うな! その、アレだ! れでぃーふぁーすとと言う奴だ!」

 

「坂本少佐、それは途方も無く意味が異なりますわ……」

 

 ペリーヌと宮藤の意見を豪放磊落に笑い飛ばした坂本を気にする様子は無く、男は柔軟を開始する。コートに手をかけ脱ごうとしたようだがその手を止める。どうやら暑苦しいアフリカ熱帯仕様のままでのランニングとなるようだ。

 

「よーしヴァレリーの準備も出来たみたいだからはじめるぞ! ほら行け!」

 

 両足に力を込め、男は走り出した。軽いステップだが、歩幅が大きいため距離はどんどん離れて行く。そもそも男と女は体格からなにからが違うため、長距離においては倍ほどの距離でもほとんど問題にはならない。

 

 四人は滑走路を走る。朝日が眩しく周囲を包む。

 

 また、一日が始まる。

 

 

――――談話室――――

 

 

「うわー、結構降ってるねー」

 

 エーリカは窓を眺め、つぶやく。ほんの数分前から崩れた天気はあっという間に土砂降りへと変わっていた。 

 

 薄暗がりの天気のなか、談話室にいる面々は各々時間を消費してゆく。

 

「今日はネウロイ予報の危険日だ。この天気の中空を飛ぶのはあまり良いことではないな」

 

 バルクホルンも窓を見つめ、言葉に応える。雨粒は容赦なく窓を叩き、雨音を響かせている。 

 

「とはいえ、ネウロイは水を嫌うっていうじゃないか。ひょっとしたらこの雨が上がるまで待ってくれるかもしれないぞ?」

 

 シャーリーが軽口をはさんだ瞬間、けたたましい警報が響く。

 

「おいおい、マジかよ」

 

「敵襲だ!」

 

「あー、面倒臭いー」

 

 三人は小走りにブリーフィングルームへと移動する。談話室の面々も、ブリーフィングルームへの移動を開始した。

 

 

――――ブリーフィングルーム――――

 

 

 作戦の内容を知らされたペリーヌは唇を噛む。敵の進軍速度は遅いが、アフリカから地中海を飛びぬけ、ガリアとロマーニャの同時攻撃を狙っているのだ。

 

「――今回われわれの任務は、ロマーニャへのネウロイの防空です。ガリアのネウロイは、ブリタニアやガリアのウィッチに任せることにします」

 

「中佐!? しかし――」

 

 立ち上がろうとしたペリーヌの背後から、男が肩を押さえつける。彼の顔にも、悔しさが滲んでいた。

 

「これは任務だ。私達の戦力が減れば、それだけロマーニャを危機にさらすことになる」

 

 その言葉にペリーヌは強く唇を噛み、そして小さく頷いた。

 

「何、こちらが早く片付ければ援軍に行けるかもしれないさ。私達は私達の任務を果たそう」

 

 男はミーナに向け、軽く頭を下げる。ミーナは一つうなづくと、全員に指示を下した。

 

「全機作戦開始!」

 

 慌しく、エイラとサーニャ、そして坂本とミーナを除いた八人が走り出す。空になった部屋の中で、坂本はミーナに言葉を投げた。

 

「ペリーヌはガリアへの援軍に行くと思ったんだがな」

 

「彼女も、心に余裕が生まれたのよ。ひょっとしたら、それだけじゃないかもしれないけれど」

 

 ミーナの言葉に合点が行かないように疑問を浮かべる坂本を尻目に、ミーナは司令室へ歩き出す。坂本は我に帰り、ハンガーへと走り出した。

 

 

――――土砂降り、空――――

 

 

「敵機確認! 数は最悪なことに情報通りらしい!」

 

 坂本の声がインカムを震わせる。速度は遅いし、今までに何回も見たことのあるタイプだ。おそらくは物量攻めに出たのだろう。

 

 もしくは、ネウロイの老朽化のための大安売りか。もっとも、奴らにそのような概念があれば、だが。

 

 容赦なく叩きつける雨粒が体温を、そして体力を奪う。

 

「撃墜数を競うぞ、ハルトマン!」

 

「負けたほうは今度の休暇にプレゼントねー」

 

 バルクホルンはハルトマンを連れ、編隊から離れて広がる。それを合図に、いくつかのペアが出来上がりつつある。

 

「宮藤! お前はリーネの直衛につけ! ペリーヌはヴァレリーの僚機に入れ! 全機散開! 攻撃開始!」

 

 その言葉に、四名はロッテを組み直す。高火力、長距離狙撃のリーネを、巨大シールドの宮藤が守る位置だ。ペリーヌは男と一緒に遊撃に回るのだろうか。

 

 そのとき、坂本のインカムに男の声が響く。

 

「失敬。こちらエクスキャリバー。レーザーの射出用意完了、少佐、指示を」

 

「うむ、了解した。全機上昇! 光の矢が放たれるぞ!」

 

 まるで曲芸飛行のように、敵に突っ込んでいた面々は高度を上げる。

 

 その瞬間、青白い光の矢が空を、雨粒を、雨雲を、引き裂いた。

 

 ネウロイは小爆発を起こしながら白い破片となったもの、すっかりと蒸発したもの、大損害のまま何とか飛び続けているものがいる。25機の敵機はすでに10機ほどに数を減らしていた――はずであった。遠距離から小型のネウロイが高速で飛来し、赤いビームを放ちながら戦列を蹂躙して行く。

 

「この小型ネウロイ……まさか!?」

 

「なんて事だ……遠距離に敵空母捕捉! 敵はあの空母を守るように空中艦隊を組んでいる!!」

 

 先日撃墜したはずの空中空母が、切り裂かれた雲間に浮いていた。まるで幕を切り落としたように青空が覗くその場所には、いくつかの芥子粒が浮かんでいた。

 

「各機散開して戦闘態勢! バルクホルンとハルトマン、それにシャーリーとルッキーニは護衛ネウロイの掃討! 残りは敵空母を叩け!」

 

 編隊が広がり、二人組を作って軌道を引く。灰色のキャンバスに飛行機雲が流れる。

 

「行くぞペリーヌ。今回は自由に飛べ」

 

「っ……え、ええ、了解しましたわ! 行きますわよ!」

 

 男はモーゼルを構え、空母に突っ込む、周囲にまとわり着く黒い点は、白い破片となって空中に溶ける。バルクホルンの援護だ。

 

「ダンケシェーン、フロイライン」

 

 男は軽く顔を向け、敬礼のポーズを作る。バルクホルンはふんと鼻を鳴らすとそっぽを向いて別の敵めがけて弾幕を張る。

 

 坂本は魔眼を露出し、コアの位置を探る。その間宮藤とリーネは坂本に寄り添い、各々の役目を果たしていた。

 

「ペリーヌ、後ろ――」

 

 パキンという音とともに、ペリーヌの背後のネウロイは砕け散る。

 

「今の狙撃は?」

 

「リーネさんですわ。さあ私達も」

 

 ペリーヌは空母にブレンガンを放つが、やはり効果は薄いようだ。男も長銃身のモーゼルから銃弾を放つが、表面にめり込んでいるだけ、という印象だ。

 

「やはり通常弾では効果が無いか」

 

 銃弾を撃ちつくした男は、マガジンに弾丸を込め、そして次の弾丸を放った。

 

 爆発音とともに、空母の左舷に小さな穴が開き、その場所は炎を纏う。

 

「『7.63mm爆裂鉄鋼焼夷弾』。これを食らって無事なネウロイはいない」

 

 射撃音が響き続ける中、男は冷静に言葉を紡ぎ、坂本へ質問を行う。護衛機をひきつけていてくれるおかげか、空母攻撃の際には妨害が無い。

 

「少佐、コアの位置はまだ分かりませんか?」

 

「待て、もう少し――捕らえた! 甲板の中央部を狙え! コアは敵の中心部だ!」

 

 その言葉に、攻撃が集中する。まるで雷鳴のように響き渡る射撃音が空に溶けてゆく。

 

 ボーイズの射撃が甲板中央部に命中すると、敵空母は大きく揺れ、空中でひっくり返る。そこには、まるで船底に張り付くフジツボのように、びっしりと赤い色が配備されていた。

 

「まずい! 高度を下げろ! シールドを張れ!あいつよりも高くとぶな!!」

 

 まるで空自体が赤く染まったように思えるような赤い光線が空を貫く。何とか回避や防御を成功させたようだが、空母は徐々に高度を下げ続ける。中を空にしたのか、もう護衛機や小型のネウロイは放出されていない。

 

「やむをえん……あいつの下側にもぐりこんでコアを……」

 

「だめだ少佐! 海に落ちる!」

 

 その報告に、ウィッチーズは皆悔しそうな表情を浮かべる。圧倒的に、火力が足りていないのだ。

 

 だが、男は大きく息を吐くと、インカムへ向けて言葉を紡いだ。

 

「こちらは『エクスキャリバー』。全機、聞こえているか?」

 

 その無線に、力の無い声で返事が届く。

 

「全機私の指示とともに高度を上げてくれ。それまでは待機だ。ペリーヌ、私の横に来い。奴を地獄に叩き落とす」

 

 その言葉に、部隊から疑問の声が聞こえる。だが、バルクホルンと坂本、シャーリーとルッキーニ、そしてペリーヌは、その意図が分かったようだった。

 

 男が両手に持つモーゼルをしまうと、ロッテを組んだ二人は、どちらからでもなく手を握る。

 

「覚悟は良いか?」

 

「そちらこそ、髪の毛がぼさぼさになる覚悟は良くて?」

 

「そうか、君の固有魔法は雷撃だったな」

 

 二人はくす、と笑い声を漏らすと、一気に高度を上げる。

 

「馬鹿!!」

 

 誰かがそう叫んだが、二人は気にならないようだ。二人はひらりひらりと、まるで踊るように空を舞う。皮一枚のところをレーザーが飛ぶが、二人はシールドを張る気配が無い。

 

「なんて飛び方だ……」

 

「あいつには恐怖が無いのか?」

 

 バルクホルンとシャーリーが言葉を紡ぐ間に、ブレンガンとモーゼルが火を噴きコアへの距離を縮める。船底に炎が咲く。

 

「ペリーヌ、ブチかませ」

 

「ええ! トネール!!」

 

 雷鳴が空を揺らし、雷撃が船底を削る。一時的に火砲は沈黙したようだ。男は手を離すと錐揉みに高度を下げる。まるでそれは、槍のように。

 

 そして男は開いた左手を炎が燃え盛る場所へと向けた。

 

「全機上昇!」

 

 その言葉にストライクウィッチーズは一気に空へと上る。そして、男の掌が光った。

 

「火を噴いて落ちろ!!」

 

 青白い光の柱が銃弾で穿たれた船底を貫き、海面に落ちる。

 

 海面から巻き上がったしぶきが、雨と混じる。

 

 熱エネルギーによって炎を生んだネウロイは、小爆発を繰り返しながらさらに海面へと近づき、そして――墜ちた。

 

 歓声が空に響き渡り、ペリーヌは眼下の男に向けて満面の笑みを浮かべる。

 

 穏やかな顔で、男は笑う。寝顔や、夜の食堂で見せたときと同じ、幼い笑みで男は笑い、そして……。

 

 男のストライカーが外れ、海面に向かって生身のまま自由落下していった。

 

 

――――医務室――――

 

 

 ひどく体がだるい。まるで粘液の中にいるように、体が動かない。

 

 やっとの事で瞼を開け、眼に入ったのは一人の少女だった。

 

 金色の髪に、金色の瞳の少女。青い軍服をまとうその姿は――。

 

「ペリーヌ……?」

 

「大尉!? 良かった……!」

 

 ペリーヌ・クロステルマンは安堵したように息を吐く。その様子に、自らは記憶をたどる。

 

 二発目のレーザーで空母を撃墜して、目の前が真っ暗になって、そして……。

 

「魔法力切れで墜落……新兵か私は!」

 

 男はよろよろと体を起こすが、ペリーヌに押さえつけられてしまう。

 

「大尉は安静にしていてくださいまし。何しろ丸一日寝込んでいたんですから」

 

 その言葉に、男は目を見開くとペリーヌを跳ね除けて起き上がり。ペリーヌの細い両肩を掴んだ。

 

「きゃっ?!」

 

「ガリアは!? 戦況はどうなった!?」

 

 そして男は気づく。自らのコートがベッドの脇の棚の上にたたまれている事を。

 

 ふと、自らを見下ろす。幸い、長いダークグリーンのズボンは無事だ。しかし今は上半身裸なわけで。そんな状態でペリーヌに問い詰めているのだから、これは第三者が見れば不純以外の何物でも――。

 

 がらりと、扉が開く。運命とはえてして皮肉なものである。

 

 扉の向こうから現れたのは、宮藤であった。

 

「ペリーヌさん、ヴァレリー大尉の様子は――」

 

 硬直する、当然だ。大男が上半身裸で少女の肩をつかんでいるのだから。

 

「――お邪魔しました」

 

 ぺこりと頭を下げ、宮藤は脱兎のごとき速度で逃げ出す。ペリーヌは自らの眉間に手を当て、頭痛をこらえているようなジェスチャーをしている。

 

 一瞬沈黙が部屋を覆い、男は落ち着いたように、いそいそとたたまれているコートを羽織り始める。指先が震え、ボタンがうまくかけられないようだ。

 

「……先ほどの質問ですけれど、ガリアは無事ですわ。どうやら、こちらの艦隊が本隊で、あちらは陽動だったようですわ。復興最中のガリアに警戒を向けさせるうちにロマーニャを攻撃するつもりだったみたいですわ」

 

 男はコートを着終えると、内ポケットを探る。あるはずの感覚にたどり着けない男は、見るからに慌ててさらにコートの内側を探す。

 

「って、聞いていませんわね。探し物はこちらでして?」

 

 ペリーヌは細い鎖につながれた白いものを男の前に取り出す。それを見た瞬間、男の顔はありありと驚愕を浮かべた。

 

「見たところサンゴの欠片のようですけれど、どうしてこんなものを?」

 

「……それは、サンゴではない」

 

 男はペリーヌからその白い物体を受け取ると、愛しげにそれを見つめた。

 

「これは、『肋骨』だよ。カプチェンコ中佐の」

 

 その言葉に、わずかにペリーヌはおびえを含んだ表情を作る。無理も無い、人の骨をアクセサリーにするなんて、スプラッタ以外の何物でもないのだから。

 

「まあ、今はどうでも良いことだ。宮藤軍曹の誤解を解いてくる」

 

 そういうと、男は白い物体を内ポケットにしまい、歩き出す。ペリーヌは引き止めるための言葉を口にしようとしたが、口をつぐんだ。

 

 部屋にはペリーヌ一人だけが残される。

 

 ずきりと、ペリーヌの心が痛む。カプチェンコ中佐、その言葉を反芻するたびに、胸が痛む。

 

「嫉妬、なのかしら」

 

 ペリーヌは、自らの感情に薄々気が付きつつあった。いったいどこで彼を意識し始めたのか分からないが、今は確かに、彼への特別な好意がある。

 

 少なくとも、坂本に向けるものとは、何かが違っているものだ。

 

 ひょっとしたら、あの笑顔なのかもしれない。彼が時折見せる、幼い、無邪気な笑みが、彼女は気に入ったのかもしれない。

 

 大きく息を吐き、ペリーヌは真っ白い天井を見つめる。

 

 まばゆい電灯に眼を焼かれそうになりながら、彼女は自らの心を紐解いていた。

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