前回からのあらすじぃ(CV:若本)
ドイツ軍にて教官をしていた男、通称シグルズ……
様々な不幸(主にドイツ軍からの攻撃)により無一文となり渋々教官をやっていたシグルズはいつの間にか教官からIS学園の普通授業の教師となっていた。
そう、所謂左遷であるぅ!
「し、シグルズ!?何故ここに?」
教員達との顔合わせの場にて、私は奇妙な体験をしていた。
これは最近見た光景だ……所謂デジャブ?
いや、確か夢の中で……ブリュンヒルデ 織斑?
確かに教員紹介では彼女の名前は織斑だった。
だがブリュンヒルデではなかった、只の偶然の重なった夢だろう。
……そう自己完結した私は当たり障りのない言葉をチョイスした。
「………何処かでお逢いしましたかね?」
彼女に関する記憶は少しもない、あるとすれば珍妙な夢での彼女との会話。
しかしながらそんな会話をしたのなら少なからず私の脳裏には記憶として残っている筈だ。
それがないということはつまり彼女とは知り合いでも何でもないということで……
まわりくどくなっているので簡素に言うと、私は彼女を知らない。
「そう……か」
少々残念そうな顔をした後、織斑は私を担当クラスへと連れて行くと申し出てきた。
私としてはありがたい話なのでお願いし、案内してもらう事にした。
私の担当クラスは……一年一組と。
「私は一年一組の担任だ」
「おや奇遇、私も一年一組が担当です」
「そ、そうか……よろしくたのむ」
「はい、よろしくお願いします」
改めてする挨拶もそこそそに、一年一組とやらが見えてきた。
私は今日からしばらく、扱いは教育実習生と同等、つまるところ普通授業でなくとも他の先生、織斑や副担任の……そう、山田さんの授業を見学しなければならない。
教室の一番後ろの端に私の特設席がある、私はそこで特に興味もないISとかいう【ヘンなの】の授業を見なければならないわけだ。
IS……正直私にしてみれば産廃もいいところだ。
シールドは3連装パイルですぐ突き破ることができるし、センサーが良すぎてジャマーに影響されやすい。
飛ぶのか……と期待してみれば私の【シグルズ】(ACの名前)の方が飛行速度が速かったり……
弾は当たらない、当たっても然程ダメージにならない、動きがノロイ……正直お偉いさん達がなんでそこまでしてISに夢中になっているのかが理解できない。
そもそもパイロットが女性しかいないってのも……仕様上仕方ないとは言えよろしくない。
そりゃあドーリーとか強いやつも……ん?ドーリーって誰?何言ってるんでしょうかね私……
そんなことはさておき、私は教室の後ろの端の特設席で教師と生徒のジャパニーズマンザイを鑑賞している。
なるほど、あれがツッコミか……面白い。
そんなこんなでそこそこエンジョイできるのではないだろうか……
私、セルゼン・時雨はそう思うのであった。
ん?あぁ、あの二人は姉弟だったのか……通りで息ピッタリのマンザイがあんなに即興でできるわけだ……
次回予告ぅ(CV:若本)
左遷させられIS学園の普通授業担当の教師となったシグルズ、本名セルゼン・時雨、日系二世のドイツ人。
教師人生スタート早々近所の国のおバカさんに喧嘩を吹っ掛けられてしまうのであったぁ……
次回、新訳シグルズとブリュンヒルデ第三話【喧嘩は結構高いので買いません】
君は新しい神話を目撃するぅ……
3/7誤字修正……