新訳 シグルズとブリュンヒルデ   作:604技術開発隊

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#3 喧嘩は結構高いので買いません

前回からのあらすじぃ(CV:若本)

 

左遷により教官から教師になってしまったシグルズ、本名セルゼン・時雨。

運命かどうなのか……夢に登場した織斑千冬に遭遇するぅ……

織斑千冬はどことなくシグルズを知っている風なのだが、当のシグルズは覚えていないのか本当に知らないのか……

織斑千冬に案内されシグルズは自分の担当するクラスに辿り着いたのであったぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISの授業……量産機だかなんだかの打鉄、ラファールとかいうISの映像が流れている。

 

「お偉いさん方もなんで【あんなもの】に熱中するんだか……」

 

まぁ、私のACも上の人間から言わせてみれば寿命が縮んでしまう自殺的パワードスーツなんだそうだが。

殺人的加速(トップスピードがISよりも数百倍速い程度だ)だとか、対G機能がない(お前ら貧弱過ぎだ)だとか、センサー性能が低い(センサーは低い位が良いんだ)だとか、シールドがないから安全性に欠ける(バカ言え、アセンブルによっては衛星ミサイルの直撃にも耐えられる)だとか、粒子変換機能がない(贅沢言い過ぎだ)だとか、操作性が悪い(お前らは重機に何を期待してるんだ?)だとか……

 

【あんなもの】みたく特別なコアは必要ないので量産性に優れているし、ブロックパーツシステムでアセンブルも簡単、ジャマーに影響されにくいときた……これ以上何を高望みしている?

 

「てか色白女が戦うって……」

 

………おかしくね?

そこら辺私はあんまり納得していない……私の可愛い教え子達は皆まだ小さい少女ばかりだった。

私の妹と言っても差し支えない少女もいた。

いつからそんな世界になってしまったのか……どこもかしこもこんなものだ。

 

「………?」

 

私は何を?まるでここではない場所を知っているかのような………ふむ、ある意味知っているのかもしれないな。

夢の世界だ、傭兵が雇われ殺し合う戦場……夫婦で傭兵をやっている人間もいた。

私は【企業】の課長……

【主任】と人間という生物の面白さを語らい主任に人間という生物の標本をしてみせた。

 

「………?」

 

はて、こんなこと夢で見ただろうか………まぁ、覚えてないだけかもしれないな。

 

「イギリスだってお国自慢ねぇじゃねぇか!!!」

 

にしても騒がしいな……煩ぇ……

 

「私の国を侮辱するのですか!?」

 

知らね~よんなこと……てかイギリスって……近いじゃねぇか……日本も遺伝子上近ぇよ……

 

「何やってんだよ恥ずかしいじゃねぇかよ……!!」

 

国的ご近所と遺伝子上近所がくだらない小競り合いで喧嘩って……アホじゃね?

いや、もう……ほら……生徒皆見てんじゃん……注目されちゃってるじゃん。

ん?注目されてんの……私?

 

「あ、あなた……さっきから黙っていると思ったら……」

 

ん?何だろうか……このやっちまった感は。

いや、だって正直雑兵が小競り合いしてても煩いだけだし」

 

ん?………あ、おお……見事に口から核ミサイルが……

 

「あ、あなた……ISにも乗れない癖にバカにしましたわね!!!」

 

………いや、正直私は勝てると思うな、賭けても良い」

 

また口が……いかんな……朝にコロッケパンを食べたから口が滑りやすくなってるのか?

 

「言いましたわね!!!いいでしょう、決闘ですわ!!!」

 

「あ、結構です」

 

ここでAC出してどんな気分悪い輩が出てくるかわかったもんじゃない。

それに……悪いけどまだ人殺しはしたくない。

以前も言ったと思うが私のACのパイルはISのシールドを意図も容易く突き破る。

人が乗ったISに撃ち込んだらどうなるか……それこそミンチより酷いことになる。

犯罪者は勘弁願いたい。

 

「所詮口先ですのね!」

 

「はいはい、そうですねぇ」

 

周りが笑っているが気にしない。

ここは徹底すべきだ。

私は犯罪者になりたくない。

私は普通に教師としての役職を果たし、再び可愛い教え子達の元へと戻るのだ。

私は左遷になどには屈しはしない、必ずや教え子達の教官という役職に返り咲くのだ!!

そして高らかにこう叫ぼう、『黒兎よ、私は帰ってきた!!!』と……

そう言えばあいつらに結局何も言わずにここへ来てしまった。

上司が通達しておいてくれただろうか……案外あれで心配性と言うか、私を頼りにしている連中だ。

特にラウラ……あいつは私に大きく影響されたのかISの装備に二連装パイル×2を追加し、機動戦に向いたパワーバランスにしていた。

パイルを追加するやつは他にもいたが、二連装を二機追加する教え子は彼女以外いなかった。

何でも二連装パイルを二機追加するとぱすすろっと(……だったか?)を半分以上消費するらしい。

嬉しいが……大丈夫なのだろう「ふん、貴様らなぞ奴の足元にも及ばんさ……」ん?

 

「お、織斑先生……し、しかし」

 

「二度も言わせるな、いいか、お前たちが笑った人間はお前達が束になって相手にしても誰一人奴に触れることすらできん」

 

「………逢って一日も経過してないのに過大評価しますね……Ms.織斑」

 

「そう言うな、シグルズ……ここではセルゼン・時雨か」

 

あっさりと日本混じりをばらしやがった……こりゃ面倒なことになるぞ……

 

「あなたもなのですか!?日本というのは立場をわきまえ「三度も言わせるな」

 

何だろうか……これは……

 

「よし良いだろう、来週、オルコットにはセルゼンと決闘してもらう、セルゼン、良いな」

 

話が飛躍しすぎている……ここはNO一択だ。

 

「………いや、良くない、私はまだ犯罪者にはなりたくない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし努力もむなしく、私は決闘することになってしまった。

仕方ないので私は人間に当たらないようにパイルをISに撃ち込むように戦闘することにした。

こうしてパイルの威力を少しでも減らそうと炸裂薬の量を減らしたりしているのは少しでも楽をするため……

 

それにしても………私は何をしているのだろうか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告ぅ(CV:若本)

 

タイトルに喧嘩は買わないと豪語しておきながらものの見事喧嘩の叩き売りに買わされてしまったシグルズ、本名セルゼン・時雨……

手痛い出費に悶絶しつつ妙な夢の続きを見るのであったぁ……

本来の使い方から逸れつつあるAC……何処となくISと似ているのかもしれない……

 

次回新訳シグルズとブリュンヒルデ第四話【財布が軽くなった……しかし懐は寒くはなかった】

 

君は新しい神話を目撃するぅ……

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