Sunshine!!&ORB   作:星宇海

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今回から、一眞のメンタルにも負荷をかけたいと思います。(筋トレ並感)


第19話 降りかかる挫折と最悪

「この街、1300万人も人が住んでいるのよ」

 

「そうなんだ……」

 

ライブ後、東京観光を始めたAqoursだったが、その声には……楽しさゆえの弾んだ雰囲気はなかった。むしろ落ち込みの感情が勝っていた。

 

「……」

 

一眞もその姿を横で見ながら、自分はどうすべきか頭を悩ませる。Saint Snowのパフォーマンスから始まったライブ。それ以降も圧巻のステージだった。レベルの高さ、格の違いを見せられ、意気消沈してしまうのも無理はなかった。

 

(俺は……)

 

だが、こういう時になんて声を掛ければいいのだろうか……。それがわからなかった。励ますことなんて下手すれば逆効果だ。でもかといって何も声を掛けないのも良くない。モヤモヤとした正解のない問題に、一眞は拳を握る。

 

(マネージャーとしての役割も碌にできないのかよ……)

 

心底嫌になった。ウルトラマンとしての務めも、マネージャーとしての務めもこなすことができない自分に……。

 

「どこまで言ってもビルずら」

 

「アレが富士山かなぁ……」

 

花丸とルビィは双眼鏡で街を見渡す。人工物に覆われた世界。コンクリートジャングル。沼津や内浦とは違う景色を見ている2人すらも、少々沈んだ声色だったのは確かであった。

 

「最終呪詛プロジェクト、ルシファーを解放……」

 

善子は黒いマントを羽織り、呪文を呟いていた。そしてルビィや花丸に弄られる……。いつも通りにやっている彼女のおかげで、幾分かは空気がマシになったから感謝しなくてはいけない。口には出さないが。

 

 

 

「おまたせ~なにこれすごい!?」

 

するとアイスを買いに行っていた千歌が戻ってきた。そのいつものようなテンションが、彼女が”気にしていない”という、嘘で塗り固められた仮面をしているように感じれた。

 

「千歌、おま――――」

 

「はい、カズくんもアイス!」

 

「あ、ああ」

 

 

遮られるように渡されてしまったせいか、はたまた一眞が言いたくなかったせいなのか、すぐに黙って受け取った。

 

「全力で頑張ったんだよ? わたしね、今日のライブ、今まで歌ってきたなかで出来は一番よかったって思った。声も出てたし、ミスも一番少なかったし……」

 

一番よかったと、できていたと、聞かれてもいないことを彼女は語りだした。みんなを励ますため……よりは、自分に言い聞かせるため、の方が強かったのかもしれない。

 

「それに、周りはラブライブ本戦に出場してるような人たちでしょ? 入賞できなくて当たり前だよ」

 

語った後の笑顔が、やけにぎこちなく見えた。

 

「私ね、Saint Snowのステージを見た時、これがトップレベルなんだって思た。でも、あの人たち……入賞すらしてなかった。あのレベルでも無理なんだって……」

 

ラブライブに出て、決勝に行くということ。それは入賞すらできていなかったAqoursにはまだまだ遠い、まるで夢の話のように思えてしまっている。今日のライブでそれを強引に、強制的に、認識してしまったのだ。

 

「なによ、あれは偶々でしょ? 天界からはなたれた魔力によって……」

 

「なにがたまたまなの?」

 

「何が魔力ずら?」

 

必死に励まそうとする善子だったが、ルビィと花丸の問いにあっけなく撃沈されてしまう。

 

「なによ! 人がせっかくき聞かせてあげたのにーー!!」

 

「そう。今はそんなこと考えてもしょうがないよ。それよりさ、せっかくの東京だし、みんなで――――」

 

千歌が言い終わる前に、彼女の携帯に着信が入った。

 

「はい、高海です……はい、まだ近くにいますけど……」

 

電話を貰い、一同はライブ会場まで戻っていくのであった。

 

 

 

 

 

「呼び戻しちゃってごめんなさいね~。これ渡し忘れちゃってたから……」

 

先ほどもお世話になった眼鏡をかけた女性が、なにやら封筒を手渡してくれた。なんでも、お客さんの投票を集計したものが書いてあるらしい。

 

「正直、どうしようかなって思ったんだけど、出場してもらったグループには全員に渡すようにしてるから……」

 

その言葉に、ぐっと息を呑む。口ぶり的に、渡さない選択肢も考えていたってことだろう。面倒だったからではなく、こっちに何か影響しそうだからと考えるのが正しいだろう。

 

どっちにしろ、あまり期待はできないということだ。

 

「上位入賞したグループだけじゃなくて、出場したグループ全部の投票数が書いてある……」

 

その順位と投票数に目を凝らしてみていく千歌。その背後から曜たちも覗くようにしてみている。

 

「Aqoursはどこずら……?」

 

「えっと……Saint Snow?」

 

自グループを探す前に目に入ったのは、パフォーマンスを間近で見たSaint Snowの文字であった。入賞にはあと一歩という9位にその名を置いてある。それでもまだ上に8グループいるのかと、格の違いを嫌でも理解させられる。

 

「Aqoursは……!?」

 

花丸は急かすように聞いてくる。上位にいた彼女らを見てしまい、自分たちがどの位置にいるのかと、焦るのは当たり前だった。

 

「あ……30位……」

 

それはあまりにも残酷な真実であり、現実であった。

 

「30組中、30位……」

 

「ビリってこと!?」

 

「わざわざ言わなくていいずら!」

 

投票数に目をやると……

 

「……0」

 

「私たちに入れなかった人は誰もいなかったってこと……?」

 

一眞は投票には参加していない。彼が参加すれば、Aqoursに肩入れしたしまう。1マネージャーに参加する権利などないと、一眞は決めていたからであった。

 

文字として、数字として、記録として……紙に書かれた”0”という数字が、千歌に……彼女たちに重く圧し掛かる。

 

「お疲れさまでした」

 

声をかけたのは、Saint Snowの2人であった。

 

「素敵な歌でとても良いパフォーマンスだったと思います。ただ……」

 

それは、今の彼女たちのには今は聞きたくなかった言葉なのかもしれない。

 

「μ’sのようにラブライブ出場を目指しているのであれば、諦めた方がいいのかもしれません」

 

現実的に見て正しかったその言葉に、彼女たちはショックを受けてしまった。沈んだ心が、さらに下へと沈んでいく。

 

「バカにしないで……ラブライブは……遊びじゃない!」

 

目に涙をため、言い放つ。何も言えなかった一眞は、手から血が出るのではないかというほどに、拳を握りしめていた。

 

 

 

 

 

最悪の空気の中、駅へと向かう途中に、遠方で雷が落ちた。

 

「な、なに……?」

 

「天気は晴れてるのに……」

 

「天界からの刑罰!?」

 

梨子やルビィは、突然のことに声を震わせていた。善子もいつも通りの口調ではあるものの、やはり得体のしれない事象に恐怖していた。

 

すると、先ほど雷が落ちた場所から紫色のような光を発し始めていた。それを見た街の人々の悲鳴が上がり始めていく。「早く逃げるずら!」と花丸に押されるように、近くの警察関係の人間が誘導する方向へと走っていく。その時には誰も気付いていなかったが、この時にはもう、一眞の姿は消えていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ……はあ……」

 

肩で息をする一眞。彼は雷が落ち、謎の光が見えた場所へと向かったのだった。そこはまるで、来る人を拒むような森が広がっていた。一度入ってしまえば迷ってしまうほどに……薄暗い森。

 

「来たね……」

 

その聞き覚えのある声に一眞は怒りをもって振り向く。

 

「お前ェ……何してんだ……」

 

得意気味に笑うアオボシに、一眞は憤慨の視線を送る。

 

「遂に計画の第一段階ってのが終わりそうでね。君にも感謝しなくちゃと思って。あんなドデカい雷でもだしときゃあ、君も来てくれるだろうって。そして見事に来たわけさ」

 

「全部お前の筋書き通りってことか……?」

 

その問いに対してはいいやと首を振る。そして彼は語った。「君がいることがイレギュラーだったのさ」と。むしろイレギュラー過ぎて大変だったらしい。しかし、一眞にその言葉の意味はわからない。

 

「でも、そのおかげで僕のやりたいことも増えたから苦じゃないんだけどね」

 

「なんだと……」

 

彼の一言一言が、一眞の神経を刺激する。なぜ自分でもこれほどまでに、怒りの感情が湧いてくるのか不思議にもう程に。

 

「それと、Aqours……ダメだったみたいだね」

 

「……ッ、それが何の関係があるんだ!?」

 

触れられたくない話題に、一眞は激昂する。

 

「いいや。でも君と彼女らとの間には、関係がある。君の大事なもの、守りたいものだろうけど、その気持ちが互いに離れていっているように見える。君たちの言う絆は案外脆いものなんだよ」

 

そこで一眞は察する。何故善子が宇宙人に狙われたのか、花丸の近くに怪獣が現れたのか、そして今回……。

 

「全部、お前が裏で糸を引いていたのか……?」

 

「全部……とはいかないけど、ある程度は……かな。オーブとAqoursの間に溝ができた時、どれほど弱くなるかを見たかった。君がまたしても僕の前で無力を嘆く姿を見たかった。いろいろやってみたけど、まさか手を下さずとも、ここまで落ち込むとはお――――」

 

 

 

刹那、一眞が信じられないスピードの蹴りを放った。アオボシがその足を躱したせいで、空を捉えることしかできなかったが。

 

「おいおい、いきなりは無いだろ? 前は――――っと」

 

一眞は無言で蹴りや殴打を浴びせようと、脚や腕を振るったが、一回も当てることは叶わなかった。

 

「ふざけんな! お前の勝手な都合で……千歌たちを巻き込むな!!」

 

「巻き込んでいるのはそっちだろ?」

 

動きが止まる。見ようとしなかった、目を背けた事実に、胸を撃たれる。

 

そうだ、彼らの狙いはいつだってオーブだった。であれば、自分があの場所からいなくなれば彼女たちに魔の手が忍び寄ることもないのではないか? と、考えてしまう。しかし……けど、でも……そんなことは……したくない。あの場所を離れるなんて自分には――――

 

「……ッ!? がはっ……」

 

腹を突き破るかのような衝撃が一眞の体に走る。意識が強制的に戻されたと思ったら、痛みでまた意識が飛びそうになる。肺にある空気が、全て外に出ていく。

 

「……ぁ……ぁぁぁ……」

 

地面に四肢をつき、額から冷や汗を流す。痺れたように体が動かない。

 

「なんかお前……弱くなった?」

 

その煽りに、一眞は再び闘志を燃やした。

 

「お前に、俺の何がわかる!?」

 

いつも、一眞を知っているような口ぶりのアオボシに、拳を振るった。だが、脚をとられ地面に倒れこんでしまう。

 

「何って……結構いろいろ知ってるよ。昔からの付き合いだしね」

 

「……!?」

 

一眞とアオボシは、昔からの知り合い。その信じがたい告白に、一眞は目を見張る。

 

「さて、僕はそろそろ本来の役割を果たさなくちゃ。知っているかい、ここ東京は複数の龍脈と結びつく地点なんだ。そこにはとある存在が封印されている」

 

倒れる一眞に背を向け、ダークリングを構えた。彼の右手にはフュージョンカードと似た怪獣のカードを持っていた。

 

 

《マガタノゾーア》

 

 

「はるか昔、ある銀河から飛来した卵は、地球に産み落とされた。それは成長しながら星のエレメントと結びつき、分身を生み出した。でも、ウルトラマンの力によって封印されていた……」

 

《マガゼットン》

 

 

 

3年前に現れた怪獣……否、魔王獣。

 

 

「でも僕たち……いや、君のおかげでカードが揃ったんだ。礼を言うよ。暁一眞」

 

 

《マガバッサー》

 

 

スペシウムゼペリオンで倒した魔王獣。

 

 

《マガグランドキング》

 

 

カードをリードしていくたびに、地中にエネルギーが流れ込んでいく。そして強くなっていく地鳴りに一眞は今まで以上の脅威を感じていた。

 

 

《マガジャッパ》

 

 

 

 

 

《マガパンドン》

 

 

6体の魔王獣のカードが空へと飛んでいく。円のように並んだそれは、強大なエネルギーを放射していく。

 

「そして、この黒き王の力で……」

 

黒いウルトラマンのような姿が描かれたカードをダークリングへ通す。

 

 

《ウルトラマンベリアル》

 

 

それと同時に迸る紫色の雷撃は、呼び起こしたクリスタルの中心にあるとある勇者の封印を打ち壊した。

 

 

「さあ、目覚めよ!! 魔王獣の頂点に立つ大魔王獣…………マガオロチッ!!!!」

アオボシの発した声音共に、ダークリングの羽上のパーツが展開した。

 

《マガオロチ》

 

 

強大な雷撃が降り注ぐと、地面が吹き飛ぶほどの大爆発と共に、大魔王獣はその姿を現した。

 

赤黒い体表で覆われ、背中には翼のように広がる巨大な二対の突起。さらに頭には赤い一本角を生やし、目も赤く光らせている。胸の部分には6つの目を思わせる器官をもった、その魔王獣は人の金切り声を思わせるような咆哮をとどろかせ、街へと進行していく。

 

「さあ、アイツを止めて見ろ」

 

「くっ……このぉぉぉ!!」

 

 

《ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン》

 

 

オーブは光となり、マガオロチの前へと飛んでいく。

 

「君も僕と同じように、闇に堕ちるのさ。こんどこそ……ね?」

 

 

 

 

 

マガオロチへと近づこうとするオーブだったが、口から放たれた電撃光線『マガ迅雷』を受けてしまう。その威力はすさまじく、オーブの巨体を軽々と持ち上げてしまうほどであった。そのまま抗えず、ビルをなぎ倒しながら倒れてしまった。

 

(これが……大魔王獣の力……)

 

マガオロチは光線を撃つのをやめず、周りのビル群や道路にも攻撃をしていく。爆発し、全てが作り物のように崩れ落ちてしまう。

 

(……ッッ!!!)

 

最悪のコンディションから来た焦りからか、スペリオン光線の発射準備に入ってしまう。

 

(スペリオン光線ッッ!!)

 

いつもより倍のエネルギーを腕へと送り込んで放った光線であったが、マガオロチは防ぐ動作などせず、その身で受け止めながらこちらに向かってくるのだった。

 

(この……もっと強く! もっと……もっと……!!!)

 

弾かれた光線の残滓が周りに飛び散り、小規模の爆発を起こす。こんなことすれば、街の被害が拡大することは間違いなしだが、今の一眞にそれを考える余裕はなかった。

 

 

「花丸ちゃん……怖いよぉ……」

 

「大丈夫ずら」

 

非難した先では、凶悪な見た目の怪獣が街を襲っている様子を見たルビィが体を震わせていた。

 

「なに怯えてんのよルビィ。ここは何キロか離れてるし、地下から逃げる道もある。それに、オーブが何とかしてくれるわよ」

 

善子も不安を抱えながらそう口にした。だが、彼女たちは知らなかっただろう。そう言った期待が、一眞……オーブへの重圧になっていることに。

 

 

 

(なんで怯まねぇんだよ!? 効けよ! 効いてくれぇぇ!!)

 

だが無慈悲にもマガオロチに光線は通じず、オーブは首を掴まれてしまう。その強力な腕力で、オーブは飛ばされ、地面を転がる。

 

「■■■■■ーー!!」

 

受け身をとって立ち上がろうとすると、すでにその長い尻尾が体に巻き付いた。

 

「ウウ、ウアアア……」

 

身体を砕こうとするほどの締め付けに、苦悶の声を漏らす。さらに尻尾を伝わらせ、マガ迅雷を直接体に流し込まれてしまう。

 

(うああああああああああ……!?!??!?!)

 

激痛に声を上げ、反撃する気力を失いかけるも即座に形態を変える。

 

 

《ハリケーンスラッシュ》

 

 

オーブスラッガーを投擲し、尻尾に当てることでなんとか逃れることに成功する。すぐさまオーブスラッガーランスを生成し、技を発動させる。

 

『オーブランサーシュート!!』

 

至近距離からの発射された高エネルギーの光線は、マガオロチの背中から火花を飛び散らせ、ふらつかせることができた。

 

(まだ……これからだっ……)

 

腕の攻撃をかわし、胸元へ斬撃を加える。リング状のエフェクトが何も当たることなく、消えていく。ヤツは避けたのだ。今までの怪獣とも、魔王獣とも違う……攻撃を避けるほどの知性をもっているのだ。だからと言って「倒せない」なんて言い訳は通じないし、するつもりもない。倒さなくてはいけないのだ。

 

マガオロチの猛攻に、オーブは疲弊していく。さらにスラッガーランスを飛ばされてしまったのだ。

 

(なくたって……!)

 

一旦距離を離し、頭を押さえ蹴り上げる。そのよろけた隙にまわし蹴りを食らわせた。再び手に取ったオーブスラッガーランスのレバーを3回引き、必殺技を発動させる。

 

『トライデントスラッシュッ!!』

 

まるで子どもが泣き、投げやりになるような声で発動させたそれは、マガオロチのクリスタルの一部を破壊することに成功した。

 

(このまま……!)

 

だが、その腕が切っ先を掴んだのだ。強制的に技が止められたことで動きが鈍くなり腹部に、そして脇腹にも蹴りを入れられてしまい、苦しむオーブ。

 

最後の一手と言わんばかりに、赤く点滅するカラータイマーから光があふれ出す。

 

 

(ストビューム……ダイナマイトォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!)

 

バーンマイトにチェンジしたオーブの、やけくそじみた叫び。

 

(俺がやらなきゃ……俺が……俺がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)

 

それはマガタノオロチに肉薄すると同時に巨大な爆発を起こした。

 

 

 

 

 

力も限界に近付き、片膝をついたオーブの目の前には灰化したマガオロチ。ついに倒したかと……倒れてくれと、願ってしまっていた。

 

しかしその灰をぶち壊し、中から現れたマガオロチは未だに健在……無傷であった。仕返しとばかりにフルチャージで放ったマガ迅雷は、オーブの張ったバリアをいとも容易く貫通。彼とその周りにダメージを与えたのだった。

 

ダメージとエネルギーが限界に達したオーブは、その体を光と粒子に変えて消滅してしまった。

 

 

 

「フフフフッ、アハハハ! どうだ、これがマガオロチの力だ。さて、コイツは預からせてもらうよ」

 

気絶した一眞からカードホルダーを奪ったアオボシは、靴の爪先で蹴るようにしてその場を後にした。

 

「またもや君は自分の無力さを呪うがいいさ……。フフフッ、アハハハハ、アーッハハハハハハハ」

 

彼が去っていく中、自分を止める者が消えたことを確認したマガオロチは、目の前に広がった街に向けてマガ迅雷を飛ばし、尻尾を振るい、次々に破壊していく。逃げ惑う人々や崩壊していく建物。そして火の海となっていく東京……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪獣無法地帯。それが今の東京のありさまだったのだ。




Aパート、Bパートでわかれたような構成になりましたね。
さらに一眞とアオボシが結構因縁ありそうでしたが、いったいどういう事……。一眞とAqours。どちらも最悪メンタル状態で放り込まれるマガオロチ。私だったら精神壊れるね。

次回……おそらくアレです。アレ。
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