先日、ボーダー所属の時代年表に関して、水谷がボーダーにいる時代に公式設定だとまだボーダーに所属していないキャラクターがボーダーにいるというキャラ設定ガバカバだというご指摘を頂きました。
すいません、普通にガバガバでした。
そこで、誠に勝手ですが、水谷のいなくなった時期を二年前近くから一年前近く、それと共に水谷のオラリオでの年齢を16歳から17歳へと変更させていただきました。
一応、これまで投稿した作品を全てチェックして改訂しましたが、もしまだ直っていなかったという部分があれば、ご連絡ください。
ちなみに、今のところその改訂によるストーリーの大幅変更や不都合は無いと思われます。強いて言うなら、ヒロイン(未定)の年齢差ぐらいかな笑?
というわけで、長くはなりましたが本編をどうぞ!
アストレアファミリアホーム『星屑の庭』前にてアストレアファミリア12番目の団員である水谷とモーモスファミリアが対峙した所で、水谷の右耳に付けられた通信機に通信音声が流れ、水谷はそれに耳を傾ける。
『こちら側からも見える爆煙だったけど、其方はどうやら始まったようだね』
「はい、フィンさん」
通信の相手は別動隊のリーダーとしてアジトを襲撃している筈のフィン・ディムナ。爽やかな声の主は続けて水谷と音声通話を続ける。
『ミズヤ、其方には何人いるかい?』
「先程の
『成る程……10と40。その計算だと奴等のアジトには20人ぐらいがいるというわけか。まさか、ホームの襲撃にここまで力を入れてくるとは僕も予想外だったよ。まぁ、その分こちらの仕事が楽なんだけど』
「笑って楽観視しないでくださいよ、フィンさん。俺の方が逆にその分とてもキツいんですから」
通信を通してフィンが爽やかな笑顔を振り撒いて笑っているのが容易に理解できる水谷。流石の水谷もこちら側と向こう側の戦力差に文句を言いたいぐらいだ。
『はっはっは。流石にこれは僕もミズヤに文句を言われても仕方がない。勿論分かっているよ、こちらから人数を割いて増援を送るつもりだ。指名はあるかい?』
そう言ってフィンは水谷に増援を送る旨を伝え、さらにはどういった人選が良いかを訊ねる。
「そうですね……自分どちらかというと中衛的なポジションなので、前衛が2,3人欲しいですね。輝夜とライラ……それと、リューをこちらにください」
『分かった。彼女達にはすぐにそちらへ向かわせるように指示するよそれにしても…………』
「はい?」
『君がくれた
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「フィンさん、これを持っていてください」
アストレアファミリアホームにフィン達が訪れた日。フィンは水谷と二人っきりになった帰り際のタイミングで水谷からあるものを受け取っていた。
「ミズヤ、何だいこれは?」
「通信機です。これを片耳に着けて話すことで、俺が持つもう一個を通じて遠距離でも会話ができるようになります」
水谷がフィンに渡したのはボーダー時代に使用していた通信機のスペアだった。けれど元々オラリオには通信機というものは普及しておらず、通信機という初めての物に触れるフィンに水谷は詳しくその使い方を説明する。
「驚いた……これがあれば、互いの戦場の情報を遠くでも共有できる。これはミズヤが作った
「えっ、あー……まぁ、そういった感じです。俺の発展アビリティに【神秘】が顕現してて、それで作った感じですね。あ、フィンさんに渡したそれに関してはなるべく秘密にしてくれると嬉しいです」
流石に水谷も素直にこの通信機は異世界から持って来ましたよとは言えないだろう。そこで水谷は自分の発展アビリティを利用し、何とか話を噛み合わせようと努力するが、フィンにとって通信機の件に加えて水谷が【神秘】というレアアビリティを持っていることの方に驚きを隠せなかった。
「君は【神秘】を持っているのか……この通信機の説明を受けた時点で察しはしていたが……今からでもロキファミリアに改宗して欲しいぐらいの人材だよ……うん、もちろんだとも。この通信機の件については秘密にするし、後で君に返すつもりだ。流石にこれが出回れば冒険者業だけでなくオラリオに大きな影響が出る。魔道具っていうのは秘密にしておくぐらいが十分だよ」
そう言ってフィンは受け取った通信機を水谷の目の前で自分のポーチへと大事そうにしまうのだった。
「それじゃあ、お互いの戦場で頑張ろう。ミズヤ」
「はい!フィンさん」
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(さてと……輝夜達のスピードを考えたら、到着は10分ぐらいか。それまでには数を半分にでも減らしておきたいな。ホームには今もアストレア様がいるし……)
そう思いつつ、水谷は後ろの自分のファミリアへと目を向ける。本当なら水谷は主神であるアストレアを何処かへ避難させたかったのだが、アストレアが『私は聡人を信用する。
主神に信用されるのは良いが、少しは自分の身分も考えてもらいたい。これはアリーゼ達がアストレア様に対して過保護になるのも理解できると、水谷は複雑な気持ちになる。
「くっ……!ひ、怯むな!う、撃てぇ!」
そんな水谷の気持ちを他所にモーモスファミリアの連中は襲撃に戸惑いながらも本来の目的を果たすために『星屑の庭』へと攻撃を開始する。
魔導士らによる炎の魔弾、弓兵らによって放たれた火矢などが水谷の後ろにある建造物へと飛んで行くが、水谷がそれを見逃す筈がなかった。
「なっ!?こちらの攻撃が……!?」
モーモスファミリアの放った攻撃が全て『星屑の庭』に直撃する前に爆散する。その原因は『星屑の庭』を守るように螺旋状に緑色の軌道を描く無数の
変化弾を放った主、水谷は改めて両手にトリオンキューブを作り、それはバラけるように分割される。そして、その内の数個は先程『星屑の庭』を守ったように水谷の周りを螺旋状に公転するのだった。
「いきなり大将は駄目だな、モーモスファミリア。俺がまとめて片付けてやる」
水谷がそう言うと、螺旋状に回転していた変化弾は時計回りに外側へと範囲を広げるように動き、それによって生まれる
「水谷式
かつてボーダー最強のバイパー使いと呼ばれた男がその力を発揮する…………