幼女が魔改造されたクマに乗って時獄と天獄を生き抜く話   作:アキ山

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 超絶繁忙期でこの一月あまり小説を書くこともできませんでした!

 だがそれも乗り切った!

 これからは小説を書きながらスパロボ30をプレイするんだ!!


 前書きオマケ(絶望のゲームブック)

 旧ジオン残党軍の旗艦グワダンの格納庫で、君は共に戦場を駆ける相棒と相対していた。

 ジオン軍人にとっては慣れ親しんだ禿頭に桃色のモノアイ、そして全身を覆う数多のミサイルを内包した分厚く強固な装甲。

 さらには身の丈程の巨大なビームトマホーク。

 その紫紺の巨人の名は『スーパーカスタムザクF2000』といった。

 ジオン軍が生み出した傑作機ザクⅡF2型を1000倍強くしたという触れ込みの高性能モビルスーツだ。

「来たな! 外じゃフィフスが化け物に変わったって大騒ぎだぜ!!」

 ザクの足元から跳んできた整備班長は宇宙焼けした厳つい顔に焦りを見せている。

 どうやら事態は君が思っている以上に深刻らしい。

 ならばこんなところで油を売っている場合ではない。

 何故なら君には父母から受け継いだ連邦を倒すという使命があるからだ。

 整備班長への挨拶もそこそこにコクピットへ乗り込んだ君は機体のシステムを立ち上げる。

 コンディションはオールグリーン、推進剤や弾薬も満タンだ。

 これならガンダムだって相手どれるだろう。

『行ってこい! 帰ってきたらビールを奢ってやるからな!!』 

 通信モニター越しに男臭い笑みを浮かべる整備班長に親指を立てて、君は愛機と共に宇宙へと飛び出した。

 全身にズシリと圧し掛かるGに耐えながらスロットルを開くと、それほど進まない内に攻撃対象が見えてくる。

 暗色の装甲を纏い、こちらに真紅の視線を向ける巨大な蜂。

 機体に積まれた計測機から知らされた全長10㎞という途方もない相手の大きさに気圧されるものの、君は心に張り付こうとしていた弱気を払って宇宙に大きく羽を広げる化け物へ挑みかかる。

 さて初手はどう動くか?

1.『ああいうデカ物は懐に入れば脆いモノ、スーパーザク自慢のデッドエンドGで叩き斬ってやる!!』

2.『要塞並みの巨大さは侮れない。まずは横に動いてザクマシンガンで牽制だ!』

3.『あんな化け物と戦っていられるか! 俺は逃げるぜ!!』

4.『実は出撃していない。死にたくなーい! いやだ! 死にたくなぁぁぁぁぁぁいっ!!』

 君は生き残る事が出来るか?

 運命の結果は後書きで!


幼女と魔の蜂

 静かな、それでいて誰の耳にも明瞭に告げられた旧ジオン軍への死刑宣告。

 

 それは巨蜂の登場に混乱する戦場へひと時の沈黙をもたらした。

 

 前代未聞の超ド級機動兵器を盾にして告げられた言葉は確かに重い。

 

 しかしジオンに属するのは一年戦争から戦い抜いてきた歴戦の勇士たちだ。

 

 彼等は自分の娘ほどの子供の声で告げられたそれに怒りを露にした。

 

『舐めるなよ クソガキがぁ!!』

 

『戦場を遊び場にしたらどうなるか、思い知らせてくれるわっ!!』

 

 そう気炎を吐きながら挑みかかる旧ジオン残党軍達。

 

 彼等は一年戦争から今まで地球を牛耳る連邦軍を相手に戦い続けてきた。

 

 第一次多元戦争と呼ばれる地球圏を巻き込んだ戦乱ではベガ帝国の円盤獣やSー1星からの侵略軍アルデバロンが駆るアルデバロンメカ、同じく侵略者であるエルダー軍のコスモザウルスとも矛を交えていたのだ。

 

 今更図体がデカい相手に怯む彼等ではない。

 

 多元戦争の時のような旧式のМSではなく、最新鋭機をも超える技術で作りだされたジオニックのモビルスーツに乗っている今なら猶更だ。

 

 しかし、その判断は誤りと言わざるを得ない。

 

 目の前にいるものは彼等が今まで仕留めてきた量産型の破壊兵器など歯牙にも掛けぬ化け物なのだから。

 

 各方位から挑みかかったМS総勢28機、彼等はそのツケを払わされる事になる。

 

『だだだだだだだだだだだだー!』

 

 通信機越しに響く明るい少女の声。

 

 しかし旧ジオン兵の前に広がるのは、そら恐ろしいモノだった。

 

『チッ! 相手の弾で宇宙が見えやしねえ!!』

 

 あり得ない密度で吐き出されたビームや実弾、それにミサイル。

 

 それ等によって塞がれたモニターの前面に古参の兵は舌打ちを漏らす。

 

 しかし彼とて伊達に様々な戦場を渡り歩いていない。

 

 モニターを敵の弾で塞がれるなど、ア・バオア・クーの戦いでもあった事だ。

 

『だが、こういう時は一度軸をずらせ…ば……』

 

 そうしてアームレストのコントロールボールを操作しようとした彼は、全天周囲モニターの左側に映るモノに我が目を疑った。

 

 なぜなら弾幕は彼が進もうとしていた側も埋め尽くしていたのだ。

 

 否、左だけではない。

 

 右はもちろん上も下も、自分が進んでいたはずの後ろすらアリの這い出す隙間もない程にビッシリと、自分の命を奪う殺意の光に埋め尽くされている。

 

 信じられない事にあの巨蜂はビーム、実弾、ミサイルなど弾速の違う武装、さらには曲射や誘導兵装までもを巧みに使い分けて弾幕の檻を作り上げていたのだ。

 

『あ…ああぁ……うわああああああっ!?』

 

 逃れられない絶対的な死を前にした時、人間は真の絶望を知る。

 

 その魂切るような絶叫と共に28の命が宇宙の光の中に消えた。

 

 だが、巨蜂が吐き出した殺意はその程度の生贄で満足などしない。

 

 宙域を埋め尽くさんばかりに吐き出される破壊の種子はその惨状に足を止めたジオン兵、そしてケツに帆を立ててトンズラをこいているネオジオン兵たちへ容赦なく襲い掛かる。

 

『チクショウ! やっぱり厄ネタだったじゃねえかッ!?』

 

『だから幼女をいじめるなとあれほど……!』

 

『あのマユ無し野郎、死ね! 氏ねじゃなくて死ね!!』

 

『我が守護神不動明王よ、我らを襲う災禍から守り給え! ノウマク・サンマンダバザラダン・カンッ!!』

 

 旧ジオン兵が次々と火花と散る中、口々に悲鳴を上げつつ必死の形相でスロットルペダルを踏み込むネオジオンの兵士たち。

 

 さすがは魔神の怒りから生還した猛者だけあり、彼等は巨蜂の姿を見た瞬間に全力で戦域から離脱を開始していたのだ。

 

 それでも超音速で飛んでくる鉄杭や流れ弾にМSの武装や手足がもげる事があったものの、早期の判断のお陰で今回は犠牲者を出す事無く撤退する事が出来たのだ。

 

 これもひとえに地獄を潜ってきた経験の差だろう。

 

『これではミネバさまが……! シャアはギレン総帥が復活したと言っていた。ええい、いったい何が起こっているのだ!?』

 

 そして同時期、戦いのドサクサにZ-BLUEから要人を奪い返そうとしていたハマーンもまた、それどころではないとミラージュコロイドを施した小型艇を後退させていた。

 

 ギョロリと赤紫に光る複眼に見つめられた時は、さしもの鉄の女も死を覚悟したという。

 

 一方のZ-BLUEの面々だが、こちらは事前に陽蜂から警告が飛んでいたので全部隊を指定された安全圏まで後退させていた。

 

 もっとも一人だけ『奴は倒さないといけないんだ! 俺は撃っていいと言われたんだ!!』と司令部の指示を拒む者がいたが、あの弾幕を見て完全にビビっていたアマタが強制変型で主導権を取って無理やりに引っ込めた。

 

 そして蜂が産声を上げた宙域から少し離れた場所にいるアムロをはじめとするエースパイロットたちは、陰蜂の馬鹿げた戦闘力とそれが引き起こした惨劇に唖然としていた。 

 

『なんだ、あの戦闘力は』

 

『弾幕で…宇宙が埋め尽くされた?』

 

『なんだよ、あの化け物は! お前ら、アレで何をするつもりなんだ!?』

 

 呆然とするカミーユとアムロに通信で噛みつくギュネイ。

 

 Z-BLUEが連邦の中でも正義を重んじると認識している彼であっても問い詰めずにはいられない。

 

 それほどまでに戦域に陣取る魔虫の力は圧倒的すぎた。

 

 自らの駆るヤクト・ドーガと同等、下手をすれば上回る性能のМSが文字通り虫けらのように虐殺される光景を見て危機感を抱かないのは阿呆と言うべきだ。

 

 そしてこの惨状に一人だけ笑みをこぼしている者がいた。

 

 事の仕掛人と言っても過言ではないギレン・ザビだ。

 

『ギレン! これが貴様の望んだことか!?』

 

『フン、さてな。だが、あの戦闘力は素晴らしい。ビーストとは別系統の管制システムを積んでいるようだが、ここまでの進化を見せるとは存外の幸運だ。02の完成を以て01は不要という意見も出ているが、やはり奴も確保しておくべきだな』

 

『お前、まだミユの事を!!』

 

 怒りのままにグレート・ジオングの頭部へ向けて腰から展開したヴェスバーを向けるシン。

 

 しかしその砲口が光弾を吐き出す事は無かった。

 

 何故なら、それより早く音速で宙を駆ける鉄杭がジオングの眉間に突き刺さったからだ。

 

『ぬおおっ!?』

 

『何をのんきにおしゃべりしてるのかな。もしかしてそこなら逃げられると思ってた?』

 

 アンカーのように陰蜂と有線で繋がれたダインスレイブの弾頭は、頭部のみならずグレート・ジオングの残存パーツ全てを捉えていた。

 

 陽蜂の嘲りの声と共にそれ等が低い振動音を発すると、グレート・ジオングの頭部からギレンの悲鳴が聞こえ始める。

 

『ぐ…ぐおおおおっ!?』

 

『やっぱり、データ生命体だったね』

 

『なに?』

 

 陽蜂の声にカミーユから疑問の声が漏れる。 

 

『調べてみたらアンタって軍の司令官で、最後の決戦まで戦場に出た事なかったんでしょ。そんなのがМSに乗って前線に出てくるからおかしいと思ってたんだ』

 

『き…キ…きサま……』

 

『データ生命体なら重要なのはマスターであり身体は器に過ぎない。その身体に宿ってるのもコピーだから撃墜されたって痛くも痒くもない。だから、そんなところでふんぞり返っていられたんだよね』

 

『や…やめ……』

 

『うん、順調順調。抵抗しても無駄だよ。こっちはアンタのマスターが入っている量子コンピューターを上回る性能のモノが12基あるんだもん。それにエレメント・ドールである私と過去の人物の再現データに過ぎないアンタ、どっちが電脳世界で上かなんて言うまでも無いよね』

 

 いったい陽蜂とギレンの間で何が行われているのか?

 

 それを知るすべもないアムロ達は息を呑んで見守るしかなかった。

 

『知りたい事は大方引っ張り出せた。むこうの作業も終わったし、これでアンタに用はなくなっちゃったね』

 

『あ…ぎ……』

 

『それはね、対データ生命体用の確殺ウイルス。データ生命体ならどんな高度なプロテクトだろうと必ず抹消する私の毒。その効果は打ち込んだのがコピーでもリンクを伝ってマスターデータにまで確実に届く』

 

 もはや言葉も発する事の出来ないギレンに冷酷に死刑宣告を告げる陽蜂。

 

 如何に人並外れた天才とはいえ、電子の海の中では究極のエレメント・ドールとして生み出された彼女の相手は分が悪かったのだ。

 

『ああ、最後にお礼を言っておくよ。アンタは人間の魂と言うべき物をデータ化したサンプルとして、すっごく参考になったから』

 

『О…6NP…VQ……』 

 

『バイバイ、ヒットラーの尻尾さん。ライトニング・スティンガー』 

 

 その宣告と共に鉄杭に繋がれたケーブルを通して電撃が送り込まれる。

 

 否、それはもはや電撃などという生易しい物ではない。

 

 五月・陰蜂の体内で吼える10基のバスターマシン式縮退炉が生み出す超エネルギーによって放たれたそれは宇宙を奔る神の雷だった。

 

『~~~~~!?』

 

 10億ギガVという空前絶後の電撃は、ジオン歴代の技術を結集したグレート・ジオングと言えど耐えられるモノではない。

 

 ギレン・ザビは愛機と死後も利用され続けてきた少女と共に、文字通り塵も残さず消滅したのだ。

 

 

 

 どうも、お友達に色々と任せているミユです。

 

 先ほどギレンのおっちゃんをやっつけた訳なんですが、何故かホクホク顔な隣のひーちゃん。

 

 会話を聞くに色々とギレンから情報を吸い出したみたいだけど、その中にミウの居場所とかないかな?

 

『ごめんね。アイツ、コピーだったみたいで、奴等の本拠地までは分からなかったんだ』

 

 サイコフレーム越しに私の期待を察したのだろう、ひーちゃんがペコリと頭を下げてくる。

 

「……きにしないで」

 

 うん、敵のボスを倒しただけでも十分な成果だもん。

 

 それ以上を求めるのは欲張りだよね。

 

 そんな事を考えていると、コクピットの中にピーと警告音が鳴った。

 

 映し出されたレーダーを見ると、旧ジオン軍の戦艦達から出撃したМSがワラワラとこちらに向かってきている。 

 

 ザクやらグフやらゲルググやら、その数50機ほど。

 

 よくもまあ、こんなに連れてきたもんだ。

 

『思った以上に戦力が残ってたなぁ……。よし! こうなったらお助けロボを呼ぼう!!』

 

「……おたすけ?」

 

『うん。ミーちゃんも手伝ってね』

 

 ひーちゃんがそう言うと背中のカッチンから情報が送られてくる。

 

 なるほど、こんなのもあるのか。

 

『それじゃあ呼ぶよ。せ~の』

 

『「ハシュマルく~ん!」』

 

 私達が声を合わせると、陰蜂の胸が開いて鳥みたいなシルエットのロボットが次々に飛び出してくる。

 

 その数10機。

 

 データによるとあの子達は大きさが350メートルくらいあるらしい。

 

 あれがお助けロボなのか。

 

『それじゃあハシュマル君たち、私と同時に一斉攻撃だ!』

 

 ひーちゃんの号令で、陰蜂の弾幕と共にくちばしから極太ビームを吐き出すハシュマル君たち。

 

『うわああああああっ!?』

 

『な…なんだこ…ばぁっ!?』

 

『お…おかあちゃぁぁぁぁぁん!?』

 

 ビームや弾で出来た壁と言っても過言じゃない陰蜂の弾幕に足を止めた旧ジオンのМS達は、ハシュマル君たちのビームや弾幕を物ともせずに振るわれる尾っぽで次々と叩き潰されていく。

 

 やり過ぎなように見えるんだけど、これでも十分手加減してるんだよね。

 

 だってフレイヤ弾頭っていう武器やジェネシス、あとはえっとビッグキャノンなどなどの宇宙怪獣用の武器は使ってないし。

 

 陰蜂の全身に3000ある砲門も5分の1くらいしか稼働させてないんだもん。

 

 これって十分有情……だよね? 

 

 まあ、ひーちゃんに任せてるからコクピットを外すとかはないんだけどさ。

 

 それだって仕方がないと思っている。

 

 私だって聖人君子じゃないんだ、いくら人死にはダメだからって姉妹にあんなひどい扱いをした奴の仲間にまで掛ける情けはない。

 

 そもそもコクピットを外していたのだってこっちのエゴにひーちゃんが付き合ってくれていただけだもん。

 

 私を護る事を最優先にしている彼女がそれをする理由はないのだ。

 

 そんな事を考えていると、いつの間にやら敵のМS達は全滅していた。

 

 そして残る戦艦も戦況の不利を察してか、撤退するために反転を始めている。

 

 だけどそれを黙って見過ごす程ひーちゃんは甘くない。

 

『ターゲットロックオン! バスタービーム、いっくよーーー!!』

 

 ひーちゃんの掛け声とともに、陰蜂の胸部装甲の奥からせり出したビーム発射口から放たれる漆黒の閃光。

 

 それは光の刃となって船団を横から一文字に切り裂いた。

 

 断末魔を上げる間もなく火球となって消える旧ジオン残党軍。

 

 妙なモビルアーマー? がハシュマル君の尾っぽに八つ裂きにされた時、誰かの思念を感じたような気がしたけど、それも微かに心を撫でるくらい。

 

 たぶん、ひーちゃんが私の心を守る為に感応能力を最低まで抑えてくれたんだと思う。

 

 所詮は顔も知らない赤の他人だ、気にする必要はないよね。 

 

 さて、先ほどまで戦火が飛び交っていた戦場は静けさを取り戻し、残っているのはシャアと黄色と緑の指揮官機、あとはZ-BLUEのみんなだけになった。

 

『ミーちゃん、どうしよっか。シャア達もやっちゃう?』

 

「……ううん、にがしてあげて」

 

 我ながら上から目線な物言いだけど、シャアがいくら赤い彗星って呼ばれる凄腕パイロットでも陰蜂やハシュマル君たちが相手では手も足も出ないと思う。

 

 乗っている機体がどこかで聞いた『竹槍VS核兵器』ってフレーズ以上の戦力差があるだろうし。

 

『ミーちゃん、連邦の船が近づいてきてる。これって私達の成果を横取りに来た地球至上主義の連中だよ』

 

 ひーちゃんの言葉にレーダーを見ると、船の識別番号や名前、そのうえ誰が乗ってるかまで表示されている。

 

「……すごい。どうしてわかるの?」

 

『連邦のデータベースがすっごいザルだったから、クラックして必要な情報を全部抜き出しちゃった!!』

 

 バッチリ犯罪なんだけどいいのかな……

 

 まあ、やってしまった物は仕方がない。

 

 ここはバレないように祈りながら有効利用させてもらおう。

 

「……シャア、いって」 

 

 通信を開いた私は、モニター越しに険しい表情を浮かべる彼にこう言った。

 

『なに?』

 

「……もうすぐ、ちきゅうだいいちなひとたちがくる。シャアがいたらたいへん」

 

『待つんだ、ミユ。今、奴を逃がすのは……』

 

「……シャアはちきゅうをまもるつもり。これはほんとう」

  

 止めようとするアムロ大尉に私はそう返す。

 

『シャア、お前の真意はそうなのか?』

 

『私にも立場がある、ここで全ては語れん。今言えるのは私は常に人類の事を考えているという事だけだ』

 

『クワトロ大尉、あなたは……』

 

『ギュネイ、帰還するぞ。フロンタルを逃がすなよ』

 

『了解しました』 

 

 カミーユさんの言葉を遮って、コクピットハッチを抑える形でダルマになった変態の機体を抱えて飛び去って行くシャア達。

 

『ああ、地球を守る為にも訴訟は勘弁してくれないか、お嬢さん』

 

 でも、最後にこんな事を言うのは本当にしまらないと思うなぁ……

 

 こうして全てのジオンが姿を消したので一息ついていたら、ハシュマル君がダンゴムシみたいなロボットを生み出している事に気が付いた。

 

 藍色の身体をした彼等は宇宙に漂う残骸たちを回収して、次々にハシュマル君へと運んでいる。

 

 なんていうか、まるで働きアリみたい。

 

「……あれ、なに?」

 

『あれはプルーマっていってね、ああして宇宙にゴミが残らないようにするお掃除ロボットなんだよ』

 

 おお、それは環境にも優しいエコな機体だ。

 

『うん。ああして運ばれたゴミは再利用されて、陰蜂の自己修復やハシュマル君を生み出す材料になるんだ!』

 

「……プルーマくん、えらい」

  

 さて、こうして戦いが終われば目を背けていた事と向き合わないといけない。

 

 それは私がギレン達の道具だったという事だ。

 

 奴の言葉通りなら、私はクマさんを進化させるために皆を利用していたことになる。

 

 それに他にもどんな形で奴等に与する仕掛けを施されているか、分かったモノじゃない。

 

 そう考えたら、私はZ-BLUEにとってお荷物どころか害悪って言えるだろう。

 

 ただでさえ扱いが微妙な子供なのに、そうなっては置いておくメリットなんてないのではなかろうか。

 

 ギレンには自分は自分だと啖呵は切ったけど、やっぱりZ-BLUEの皆に拒絶されると考えるのは怖い。

 

 それに私がいる所為で、彼等を厄介事に巻き込んでしまうかもしれない。

 

 地球が大変な時期でそれを何とかする為に戦っている皆に、そんな負担を強いていいのだろうか……

 

『ミーちゃん』 

 

「……ひーちゃん、こわい。みんなにきらわれるのいや」

 

 湧き上がってくる恐怖に、私はシートの傍にいるハロ・ビーをギュッと抱きしめる。

 

 その赤いボディにぽたぽたと落ちるのは私の涙。

 

『大丈夫だよ、ミーちゃん。誰がミーちゃんを嫌いになっても、私はずっと傍にいるから』

 

 そう言って、ハロ・ビーから伸ばした手で頭を撫でてくれるひーちゃん。

 

 ごめんよ、こんな情けない友達で。

 

 そんな風にひーちゃんに慰められていると、地球至上主義者達の船が到着した。

 

『ご苦労だった、Z-BLUE』

 

『サイガス准将……』

 

 モニターに現れた厳ついオジサンを見て、サブモニターのブライト艦長が顔をしかめる。

 

『またあの人が……』

 

『あの男、嫌な感じがする』

 

『サイガス・エイロニー准将。彼は連邦軍総司令部の対ネオ・ジオンにおける責任者だ。そしてゼロの集めた情報では奴は地球至上主義、クロノの手先という話だが……』

 

 カミーユさんの後ろに座っているファさんが不安そうな顔をすると、カミーユさんとアムロ大尉も警戒を露にする。

 

『戦況の報告もある。Z-BLUE各艦はこちらと合流し、以後は私の指揮下に入ってもらう。そして───』

 

 サイガスってオジサンが言葉を切ると、私は自分へ嫌な視線が向けられたのを感じた。

 

『そこの大型機動兵器も我らが接収させてもらう。あれは一独立部隊が所持するには過ぎた物だ』

 

 ───イマ、アノ男ハ何ト言ッタ?

 

『待ってください、准将! あれは……』

 

『あれは明らかに戦略級の兵器だ。その管理は連邦軍上層部が担わねばならん。大統領の肝いりとはいえ越権に過ぎる事は分かっているだろう』

 

 ブライト艦長が抗議の声を上げるけど、サイガスというオジサンは聞く耳を持たない。

 

 つまり、このまま行けば私は陰蜂と下手をすればひーちゃんまで取り上げられるという事だ。

 

 Z-BLUEの皆に拒絶されるかもしれない今、私を受け入れてくれているのはひーちゃんだけ。

 

 彼女と離れ離れになるなんて、絶対に嫌だ!

 

『あれさえあればネオジオンは勿論の事、プラントや他のコロニー群も黙らせることができる。地球連邦の威光は確固たる物となるのだ! ブライト大佐、君も連邦軍人なら従いたまえ!』

 

『ですが……』

 

 陰蜂が手に入ると皮算用を踏んで好き勝手言っているサイガスのオジサンと、苦虫を噛み潰した表情で言葉を返せないブライト艦長。

 

 その光景は見ていて本当にイライラする。

 

 ブライト艦長が虐められているみたいなのもそうだけど、ひーちゃんをただの道具のように語る奴の言葉と心が気に入らない。

 

 ギレンにあのクロクマ、そしてコイツといい、どうして人を利用する事しか考えないんだ!

 

 下がっていた血がまた頭に登るのを感じながら、私は上機嫌で好き勝手に言っているオジサンへ通信を繋ぐ。

 

「……ひーちゃんもいんばちもミユのおともだち。かっていわないで」

 

『子供だと? ブライト大佐、どういう事だ!』

 

『そ…それは……』

 

 オジサンがブライト艦長へ何か言ってるけど、そんなの関係ない。

 

 私は続けて確認の言葉を紡ぐ。

 

「……おじさん、ミユからひーちゃんをとるの?」

 

『そうだ! それは我々連邦軍が使ってこそ価値がある! だから大人しくそれを渡せ!!』

 

「だったら、おまえはミユのてき」

 

 そう、連邦だろうとジオンだろうと宇宙人だろうと関係ない。

 

 私が戦うのは自分の好きな人を守る為だ。

 

 地球の平和だって結果的に皆を守れるから目指しているにすぎない。

 

 だから私から友達を取り上げようとするのなら、Z-BLUEの上司だろうと私の敵だ!

 

「だから───しぬがよい」

 

 私の怒りを吸って陰蜂が甲高い咆哮を上げる。

 

 赤黒い光を放つサイコフレームの光の中、UGセルがさらに活性化しているのが分かる。

 

『やめろ、ミユ! 落ち着くんだ!!』

 

『憎しみに捕らわれてはいけない! そんな事では自滅する事になるぞ!!』

 

『ミユちゃん、一度深呼吸をして気を静めるんだ!!』

 

『ダメだ、ミユ! 憎しみで力を振るったら後悔する事になる!!』

 

 アムロ大尉、カミーユさん、バナージさん、にぃに、ごめんね。

 

 でも、私はコイツ等を許せない!

 

「ひーちゃん。てつだって」

 

『OK! ミーちゃんの敵は私の敵だよ!』

 

 プルーマ君たちが集めたゴミや宙域を漂う隕石達は、陰蜂から延びたケーブルが繋がると移植されたUGセルによって形を変えていく。

 

 変化を終えたその姿は500メートルほどの大きさの陰蜂に似た紅い緋い蜂、その数十機。

 

 そして緋蜂達は私の意思を受けて超高速で飛び立つと連邦の艦隊へ向けて襲い掛かった。

 

『げ…迎撃! 迎撃だ!! 護衛のモビルスーツは奴等を足止めしろ!!』

 

 サイガス達は艦隊の前に展開していた護衛のジェガン隊をけしかけたけど、そんな量産機に負けるほど彼等は甘くない。

 

『な…なんだこの手数は!?』

 

『宇宙が見えない!?』

 

『うわああああああっ!?』

 

 飛び回る蜂の群れが吐き出した弾幕によって一瞬で胴体だけになった。

 

 さらに緋蜂達は戦艦の武装や推進装置を破壊して足と抵抗する力を奪うと、カチカチと牙を鳴らしてサイガスの艦隊を包囲する。

 

『き…貴様ッ! この私に…地球連邦軍に逆らってただで済むと思っているのか!?』

 

「……えらんで。ひーちゃんをあきらめるか、それともここできえるか」

 

 私の言葉に息を呑むサイガス。  

 

 するとひーちゃんが向こうへ何かのデータを送信し始めた。

 

『オジサンって随分汚い事してるねー。賄賂に汚職、捕虜への拷問や虐待。あ、婦女暴行まである。マジでサイテー』

 

 向こうの通信モニターへ次々と浮かぶサイガスの犯罪歴と証拠映像に、怒りで真っ赤だった奴の顔は一気に青くなった。

 

『このデータさ、全部世界中に送っちゃった!』 

 

『な……なにぃ!?』

 

 サイガスの絶叫を聴いて、ひーちゃんはケラケラと笑っている。

 

『26万5675通りの方法で拡散させてるから絶対に止められないよ。これでオジサンは偉い軍人さんから犯罪者に大変身ってワケ』

 

 『そんな奴が消えても、誰も悲しまないよね!』というひーちゃんの言葉に、絶望の顔でその場にへたり込むサイガス。

 

『最後にオジサン達にいいことを教えてあげる。女王に手を出そうとするお馬鹿さんは───兵隊蜂に刺し殺されるんだよ』 

 

 そしてひーちゃんの言葉を合図にして緋蜂達は一斉に尾っぽの毒針を艦隊へ向ける。

 

 そこに内蔵されているのは必殺の一射、フレイヤ弾頭内蔵型ダインスレイブだ。

 

『待ってくれ! 君にはもう手は出さない!! 我々はここから撤退する!!!』

 

 けれど、最後の一刺しが放たれる事は無かった。

 

 サイガスが乗っていた艦の艦長が命乞いの言葉を上げたからだ。

 

「……やくそくできる?」

 

『する! 約束する!!』

 

 私の問いかけに壊れた玩具みたいに必死に首を縦に振る艦長。

 

『この映像と交信記録、ちゃんと保存してあるからね。わかった、アンドリュー・バウムマン大佐?』

 

 ひーちゃんがそう声を掛けると、艦長さんはビクリと肩を跳ね上げた。

 

 初対面でいきなり自分の名前を言い当てられたんだから当然だろう。

 

『アンタだけじゃなく、艦隊のスタッフ全員の個人情報や秘密はすべて握ってる。馬鹿な事をしたら、本人だけじゃなくて家族や親類まで社会的に破滅しちゃうぞ』

 

 モニターに映る艦長だけじゃない、他のスタッフ達まで顔色が紙みたいになった。

 

 それから脱出艇を使ってサイガス達が離脱するのを見届けたあと、私はハシュマル君や緋蜂を収納した。

 

 事が終わって頭から血が下がれば、自分のした事が如何に拙いか理解できる。

 

 ひーちゃんがサイガスを犯罪者に仕立て上げなかったら、Z-BLUEは反逆者にされていた可能性もあった。

 

 そうしたら皆は地球圏で満足な活動ができなくなっていただろう。

 

 あぁ……怒りに任せてなんて馬鹿な真似をしてしまったんだろうか……

 

『ミユ、それに陽蜂。いったいどういうつもりだ?』

 

 自分の馬鹿さ加減に頭を抱えていると、通信モニターにジェフリー艦長をはじめとする責任者が現れる。

 

 みんなの表情や視線は一様に厳しい物で、それを見た私の頭に過ったのは見捨てられたという確信だった。

 

「ひっ…ひぐ…うあぁ……」

 

 堪えようとするこちらの思いとは裏腹に漏れる涙と嗚咽。

 

 こちらが悪いのは分かっている。

 

 本当は戻って沙汰を受けなきゃならないんだろう。

 

 でも…でも……大好きな皆に冷たい目で見られるのは耐えられない!

 

「……ひーちゃん、とらんすあむ」

 

『え!?』

 

「とらんすあむ!!」

 

『わ……わかった!』

 

 赤い燐光に包まれると同時に爆発的な加速で飛び立つ陰蜂。

 

『ま…待て、ミユ!』

 

 通信から聞こえてくるシン兄の声に耳を塞ぎながら、私はさらにスピードを上げる。

 

 こうして、私はZ-BLUEから逃げ出してしまったのだ。




ゲームブック答え合わせ

1.君は背中に担いだ剛斧の柄を両手に持ってスラスターを全開にする。

『先手必勝ぉぉぉぉぉっ!!』

 そう明らかに火力と大きさが勝る相手に君が選んだ策はこれだった。

 全天周囲モニターを流れる宇宙の中で動かない巨蜂に勝機を確信したその瞬間、君の視界を色とりどりの光が覆った。

 それは巨蜂が吐き出した無数のビーム弾だった。

 まるで箱の底いっぱいに敷き詰められたビーズのようにモニターの前面を覆う死の光。

 躱そうとレバーとフットペダルを操作するが、装甲によって増えた重量が慣性となって進路を変える事が出来ない。

『うわあああああああっ!?(CV島田兵)』

 せっかくの増加装甲も蜂の巣にされ、飛んできた血のようなビーム光を最後に君の意識は消滅した。


2.猪突猛進で突っ込もうなんて馬鹿のすることだ。

  まずはマシンガンで牽制し、装甲の薄い場所を見つけたらミサイルで食い破ればいい。

  大物を食らわせるのはその後だ!

  そんな事を考えていた君は気が付かなかった。

  進行方向に実弾とビームで出来た死の壁がある事に。

『ば…ばかなぁぁぁぁっ!?』

  自身の加速も相まって、その壁に突っ込んだ瞬間に君の愛機はバラバラとなり、そして宇宙を刹那の間照らす火球となった。


3.他の仲間が巨蜂へと挑む中、君は機体を反転させると一気にスロットルペダルを踏んだ。

  勝てるワケが無い!
 
  勝てるワケが無い!!

  あの蜂を間近で君は見て確信した。
 
  あれはМSがどうにかできる代物ではない事を。

  だからこそ逃げるのだ。

  ジオンだの連邦への恨みだの、そんな物ぜんぶ生きてこそじゃないか。

  自分の命を捨ててまでどうにかするような事じゃない!

  自分一人だけ助かる後ろめたさに振り返ると、巨蜂へと挑んだ戦友たちが近づくこともできずに火球と散る様が見えた。

  その末路に罪悪感と共に自分の勘は間違っていなかったと納得する。
 
  被っていたヘルメットを外した君は、胸いっぱいに空気を吸い込んで生きている事を実感する。

  ああ、この戦場を離れたら何をしようか?

  ジャンク屋? 更生して普通に生きる? 顔には自信があるからホストもいいかもしれない。

  そう、生きてさえいれば何とでもなる。

  未来は君の手の中だ!!

  しかしそんな希望も蜂から放たれた一針によって脆くも打ち砕かれた。

  かつて悪魔の名を冠するガンダムを葬った魔剣と同じ名を持つ超高速特殊弾頭。

  必死に宇宙を行く君を嘲笑うように奔るそれは、君の駆るザクの胴体を背後から串刺しにした。

『ぬふぅっ!?』

  そして次の瞬間には弾頭に込められた衝撃によって、君の愛機はバラバラになってしまったのだ。

  そう、君の命と共に。 
 
 
4.『いやだぁぁぁっ!! 死にたくなぁぁぁい! 死にたくなぁぁぁぁい!!』

  一機を除いてすべての機体が出払った格納庫の中、君は一縷の望みを込めて必死に声を上げていた。

  ハッキリ言おう。

  核兵器で傷一つ付かない相手にモビルスーツで勝てるワケが無い。

  こんな戦いは無駄死にだ。

  なんの意味も無く藁のように死ぬなんて君は絶対に嫌だった。

  そうやって駄々をこねる君に一人の男が歩み寄る。

  その男はずんぐりとした体格に黒髪を中央で左右に分け、抜けるような白い肌に覆われた顔には三白眼と団子鼻、そして笑っているかのような大きな口が張り付いている。

  君の記憶が確かならば、彼は整備班の一人だったはずだ。

『いけませんねぇ』

 ねっとりと身体に絡みつくような低い声に、君は思わず上げていた声を止めてしまう

『あなたはいの一番で戦場へ出るパイロットだからこそ、他のクルーよりも優遇されてきたのです。特権だけを使って義務を果たさないなど、筋が通らないじゃないですか』

 正論を吐かれて思わず言葉を詰まらせる君。

 男の言う通りパイロットはコンディション維持の為に個室や各施設の使用などで優遇を受けてきた。

『だけど、あんな化け物と戦うなんて割に合わない! あんなのを相手にすると知っていたら、特権なんて使わなかった!!』

『それは結果論です。そもそも化け物と言うなら今回標的になったZ-BLUEも同じでしょう』

 まさにぐうの字の出ない正論。

 しかし命が掛かっている以上、君は首を縦に振るわけにはいかない。

『いやだ…ぜったいにいやだ!』

 そう返すと男は右手の太い人差し指であなたを指さした。

『ダメです。貴方は義務を果たさねばならない。出撃してください』

『死にたくない…死にたくない……』

 男の指先を見た瞬間、君はまるで銃口を突き付けられたような圧を感じた。

『出撃してください!』

『い…いやだ……いや』

『出撃するんだ!』

『ひぃぃ……』

『ドーン!!!!』

『うぎゃあああああああっ!?』


 
 流れる宇宙の中、君はザクのコクピットで『星間飛行』を口ずさみながら巨蜂へと向かっている。

 先ほどの恐怖は嘘のように存在しない。

 何故なら自分は何度も夢想していたスーパーパイロットになったからだ。

 相手の射程へと飛び込むと同時に、君は口ずさむのをやめて気合を入れ直す。

 目標は眼前で荒れ狂う巨蜂。

 他の人間には無理でも、自分なら奴の首を獲れるに違いない!

『お前にラブハァァァァァァトッ!!』

 意味不明の気合と共に突撃した君は、次の瞬間に星となって散った。



 若きパイロットが光となる様を艦から拝借した脱出艇の窓から例の整備員は見ていた。

『思い込みと言うのは自信を付けるカンフル剤になるが、過信となれば己を滅ぼす毒となる……なんともままならないものですな』

 最後まで怯えていた青年を思い返しながら、彼は手にしたワインで舌を潤す。

『しかし余っていたザクを再利用するために適当な装甲財と廃棄予定のミサイルポッド積んだのですが、所詮ザクはザク。あんな化け物には勝てませんな』

『パイロットというモノは殉職率の高い職業。彼ら程度では遅かれ早かれこうなっていたという事でしょう。ホーッホッホッホ!』 

 巨蜂の攻撃で両断された自分の乗艦だったものを背後に、謎の男は宇宙の中へと消えた。
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