幼女が魔改造されたクマに乗って時獄と天獄を生き抜く話   作:アキ山

62 / 84
ある日のネオジオン(Z-BLUEとの停戦前)

シャア「フロンタルは営倉にブチ込んだし、Z-BULEには停戦の意志を伝えた。あとはあの暴露系YOUTUBERゾルたんを何とかするだけか」

ナナイ「ハマーン外相の退院は来週になるそうです」

シャア「そうか……彼女の実務能力が使えんのは痛いな」

ナナイ「その分は私が支えて見せますわ」

シャア「すまないな、ナナイ。例の組織の立ち上げもあるというのに」

ギュネイ「失礼します」

シャア「どうした、ギュネイ?」

ギュネイ「以前より打診していたドーリアン外務次官との会談の件です」

シャア「ああ。彼女にはエタニティフラットを破った後に色々と協力してもらわねばならんからな。それで先方は何と言っている?」

ギュネイ「それが……性犯罪で告訴されている組織の長との対談は、兄から禁止されていると断られてしまいました」

シャア「…………」

ナナイ「大佐! クビに…クビに縄を掛けないで下さい!!」

ギュネイ「メンタル弱えな、この人!」

 この後、ナナイのパフパフでシャアは正気を取り戻したものの、ギュネイが彼に向ける視線は汚物を見るようなモノになったという。





幼女+魔神VS地球最強の部隊

【第二の人生】過酷な世界を生きる転生者を応援するスレ【地獄変】

 

 

165 名無しの転生者

 

この掲示板に書き込むのは初めてだけど、マジでヤバい!

 

助けて!!

 

 

166 名無しの転生者

 

何がなんだか分からんが落ち着け

 

 

167 名無しの転生者

 

まずはテンプレがあるからそれを書いてくれ

 

あと長くなるならコテハンも

 

 

168 姉さま命

 

わかった

 

コテハンはこれで

 

 

169:名無しの転生者

 

なんだそのコテハンw

 

 

170:名無しの転生者

 

シスコンなのかww

 

 

171:姉さま命

 

以下テンプレ

 

転生先:大惨事…じゃなかった、第三次SRWZ(ミユルート)

 

自分の状態:同ルートのメンヘラ妹に転生して敵のアジトで訓練中

 

悩み事:世界がヤバい

 

どうしたい:平和な世界に生き残って姉さまとイチャイチャ

 

原因:多数

 

 

172:名無しの転生者

 

スパロボ、しかもZシリーズか

 

 

173:名無しの転生者

 

あの悪名高い幼女ルートでメンヘラ妹とは……お悔やみ申し上げます

 

 

174:名無しの転生者

 

え…スパロボZにこんなルートあったっけ?

 

 

 

175:名無しの転生者

 

そういや配信されてない世界もあるんだった

 

 

 

175:名無しの転生者

 

>>174

 

ミユルート・別名幼女イジメルート

 

有料DLCで配信されたコンテンツ

 

主人公はマユ・アスカのクローンで4歳の女の子

 

初期値でNTカンストという優遇キャラ

 

参戦作にGジェネが加わった事から乗機はベアッガイⅢ(魔改造)

 

シンに拾われて、半ばマスコット的な扱いで部隊入り

 

 

176:名無しの転生者

 

なにそれ! 面白そう!!

 

 

177:名無しの転生者

 

俺もプレイするまではそんな風に思っていた事もありました

 

 

178:名無しの転生者

 

別名をよく見ろ

 

『幼女イジメルート』だ

 

 

179:名無しの転生者

 

>>176

 

これの所為で幼女はセツコ・スクコマ2のケイジと並んで不幸主人公と呼ばれているんだぞ

 

 

180:名無しの転生者

 

>>178・179

 

なん…だと……?

 

 

181:名無しの転生者

 

幼女が辿る不幸の軌跡

 

①実はジェネレーションシステムがガンダム世界存続の為に開発した対御使い用兵器の一つ。ベアッガイにもサイコフレームやエイハブ・リアクター・UG(アルティメットガンダム)セルが仕込まれており、自己シンカを繰り返して最凶の機動兵器になる事を強いられている

 

②Gシステムは監視員(ギレン・シロッコ・ギンガナムなどのコピー体)を送り込んでおり、その行動はベアッガイを通して常に見張られていた

 

③ニュータイプ能力の高さから序盤でジェミニスの活動の中で暗躍(いがみ合えの呪い)していたガドライトを見つけてしまい、ジェミニアにボコられる。(数少ない自軍の退却案件)

 

④絶望予知で幼女が部隊を壊滅させるビジョンを見たカイエンに何かと因縁を付けられる。

 

⑤ベアッガイ(正体はビーストという超巨大MA)の暴走を促されて、アクエリア市をほぼ壊滅させる。

 

⑥⑤の戦いによってGシステムがビーストのパイロットとして不適格と判断、2号機のヤンデレ妹が造られる。また同原因により部隊によってベアッガイを封印される。

 

⑦ベアッガイが最後に代替え機(ブルーデスティニー2号機・フェネクス・ペイルライダーなど)を用意するも危険と禁止される。その為シンのサブパイ生活が続く

 

⑧フィフス・ルナ戦闘時にテコ入れで介入したギレンによって、仲間の前で出生と自身が専用機の生体パーツである事を暴露されたショックで気絶。

 

⑨⑧の影響でシンから捨てられないかと怯えるようになる

 

⑩メンヘラ妹が封印されていた愛機をパチって命を狙ってくる

 

⑪なんとか妹と和解しようとジェガンで出撃するも、捕まってビーストへ変形した愛機の生体コアにされる

 

⑫シンカによってベアッガイを奪回するも、その戦いの結果自らの手で妹を殺してしまう

 

⑬妹殺しのトラウマで半ば原作ラストのカミーユ化。仲間の危機に増大したニュータイプ能力とサイコフレームを酷使してオカルトパワー全開で奇跡を起こしまくる

 

⑭オカルトパワー連発+生体コアにされた反動で体調がドンドン悪くなる。そのタイミングで天獄編に突入。サイデリアルの侵略で地球が荒廃したことで満足な治療を受けれらない

 

⑮ハーデスの言で負のシンカ存在に片足を踏み込んでいる事が判明、その後医師から余命半年を言い渡される

 

⑯部隊から外れて養生していたのに怒りのドクトリンが襲来。なんとかドクトリンを倒し、対御使い兵器の本分を果たすも力の使い過ぎで昏睡状態に

 

⑰部隊のピンチに目を覚ましてカオスコスモスまでテレポート。バインド・スペルを使用していたアドヴェントに重傷を負わせるも、進行するシンカに身体が付いて行かず寿命をさらに削る

 

⑱最終決戦で宇宙消滅を望むアドヴェントに、最後の力を振り絞ってUGセルで干渉。超神Zを器にサイコフレームで宇宙に生きる者達の願いをかき集める事で超時空修復を成し遂げる。しかしその代償に8つのスフィアと喜びクズを道連れに消滅する

 

ちなみにこれ、生後1歳の女の子に降りかかった事な

 

 

182:名無しの転生者

 

酷過ぎる……(´;ω;`)

 

 

183:名無しの転生者

 

改めて見てもエグいわ

 

当時のプレイヤーからはシナリオ担当は鬼か脚本家アマゾンのどっちかって言われてたからな

 

 

184:名無しの転生者

 

カイエンの絶望予知の所為でエレメントが幼女に塩対応だったから、アクエリオンファンからのクレームがすごかったらしいね

 

 

185:名無しの転生者

 

けど、これってよくメアリー・スーとかクレーム来なかったよな

 

 

186:名無しの転生者

 

幼女がマジで命と正気度を削って救ってたからな

 

プレイするとそんな事は思えんわ

 

 

187:名無しの転生者 

 

さて全員に基礎知識が行き渡ったところで話を戻そう

 

姉さま命よ、お前の言う危機ってなんだ?

 

 

188:姉さま命 

 

すまないがこれを見てくれ

 

【ミケーネ軍団と睨み合うクソコテ様の画像】

 

これをどう思う?

 

 

189:名無しの転生者

 

 

190:名無しの転生者

 

 

191:名無しの転生者

 

 

192:名無しの転生者

 

すごく……絶望です

 

 

193:名無しの転生者

 

待て待て待て!

 

姉さま命、お前が転生したの第三次Zなんだよな?

 

VやXじゃないんだよな!?

 

 

194:姉さま命

 

……残念ながらZだ

 

 

195:名無しの転生者

 

うわあああああああああっ!?

 

 

196:名無しの転生者

 

ぎゃあああああああああっ!?

 

 

197:名無しの転生者

 

くぁwせdrftgyふじこlp!?

 

 

198:名無しの転生者

 

カイザーもエンペラーGもいねえじゃねえか!

 

どうすんだ、これ!?

 

 

199:名無しの転生者

 

世界滅亡という原作再現で草

 

 

200:名無しの転生者

 

草枯れるわ、こんなモン!!

 

 

201:姉さま命

 

どうしよう?

 

おまいら、妙案をくれ

 

 

202:名無しの転生者

 

諦めて来世にワンちゃんダイブ

 

 

203:名無しの転生者

 

ミネルバX(女の子)を探して、光子力ルストハリケーンで記憶を並行世界の自分に送る

 

 

204:名無しの転生者

 

落ち着け、ここはスパロボだ!

 

可能性の光攻撃でクソコテ様も倒せるかもだぞ!

 

 

205:名無しの転生者

 

それだ! Z-BLUEの勝利に賭けよう!

 

 

206:姉さま命

 

あと姉さまの軌跡を辿ったらこんなの出て来たんだけど、何のロボだろ?

 

姉さまの乗機にこんなのナイです

 

【オールドモビルを大虐殺する陰蜂とハシュマル】

 

 

207:名無しの転生者

 

これって陰蜂じゃねーか!?

 

 

208:姉さま命

 

陰蜂? 

 

私の知らないスパロボのオリユニット?

 

 

209:名無しの転生者

 

ケイブ開発ってメーカーが作った『怒首領蜂最大往生』ってシューティングゲームの隠しボス

 

極悪過ぎる弾幕で日本全国のシューターが挑戦してクリアに7年半かかったっていう最終鬼畜兵器だ

 

 

210:名無しの転生者

 

そんなんが現実に出て来たのかよ!?

 

しかも回りのって鉄血のハシュマルじゃねーか!

 

しかも何匹いんだよ!?

 

 

211:名無しの転生者

 

つーか、この蜂デッカ!?

 

いったい何メートルあるんだ?

 

 

212:姉さま命

 

全長10km超だって

 

なんか姉さまがフィフスを変えたらしい

 

 

213:名無しの転生者

 

10km!?

 

 

214:名無しの転生者

 

もう機動兵器じゃなくて要塞だろ、コレ

 

 

215:名無しの転生者

 

クソコテ様といい蜂といい、こんなの原作じゃ出てないよな

 

 

216:名無しの転生者

 

もしかして姉さまも転生者じゃね?

 

217:姉さま命

 

それはないと思う

 

 

218:名無しの転生者

 

どうしてそう言える?

 

 

219:姉さま命

 

妙なロボット達が出てる事を除いたら姉さまの行動や事件はシナリオ通りなんだ

 

もし姉さまが転生者なら、エレメントとの関係改善やベアッガイの暴走なんかは手を打たないとおかしい

 

 

220:名無しの転生者

 

けど幼女は戦場に出てるじゃん

 

普通の4歳児にはできねえぞ

 

 

221:姉さま命

 

私達には任務遂行の為に基礎人格を脳に刻み込まれてるんだ

 

だから姉さまが幼女らしくないのはその所為だと思う

 

 

222:名無しの転生者

 

基礎人格って…姉さま命は大丈夫なのか?

 

 

223:姉さま命

 

私は大丈夫

 

基礎人格と上手く融合したから普段の会話がお嬢様言葉で怒るとガラが悪くなるだけだから

 

 

224:名無しの転生者

 

基礎人格が誰か分かったw

 

 

225:名無しの転生者

 

なんちゃってお嬢様かw

 

 

226:姉さま命

 

誰がお嬢の皮を被ったシーマ様じゃ!

 

ほっとけぇ!!

 

 

227:名無しの転生者

 

基礎人格が出てる出てるw

 

 

228:名無しの転生者

 

じゃあ幼女って誰が基礎人格で入ってるんだ?

 

 

229:姉さま命

 

姉さまは試作体だったからネームドキャラは入ってない

 

なんの変哲もない女子高生だったはず

 

 

230:名無しの転生者

 

普通の女子高生って…そんなの戦えんのかよ

 

 

231:姉さま命

 

ビーストの進化には殺意と憎悪が必要なの

 

だから姉さまに精神的負荷を掛ける事も計画の内だったんだ

 

胸糞悪いけどさ

 

 

232:名無しの転生者

 

幼女は転生者の可能性は薄いか……

 

けど、それならどうしてゼロとかが現れたんだ?

 

 

233:名無しの転生者

 

さっぱりわからん

 

 

234:名無しの転生者

 

この世界はどうなってんだ?

 

 

 

 

 どうも、皆様こんにちわ。

 

 神様の翻訳機となった幼女です。

 

 ミケーネ……というか、グレートマジンガーの出現で本気を出してしまった神様。

 

 あっという間にミケーネの神々とドクターヘルがパチったグレートを倒したのはいいんだけど、何故かZ-BLUEに喧嘩を売ってしまった!

 

 私はいったいどうしたらいいんだろうか!?

 

【巫女よ、そなたが彼奴等を大事に思っているのは承知している。だが、今回ばかりは目を瞑るがいい。今の彼奴等ではこれから先を生き抜くことは叶わぬ】

 

 神様は言葉と共にテレパシーでビジョンを送ってくる。

 

 そこにはジェミニアのようなスフィアを積んだロボットや要塞に戦艦。

 

 宇宙怪獣やインベーダーなどの悪意に満ちた生物。

 

 さらにはガドライトを倒した銀の巨人、そして強大な力を持った人のようで人じゃないナニカが結晶で出来た怪獣や黒いオーラを纏ったジェミニスの使うボウズ頭のロボットを無数に連れていた。

 

 わかる、きっとアレが天使なんだろう。

 

 私達がエタニティフラットを解除して、地球を守るには彼等に勝たなくてはいけないのだ。

 

「……だからみんなをつよくする?」

 

【そうだ。何人かはそうではないが、多くの者は力を封じられている。それを解かねば話にならぬ】

 

 ……そういう事なら反対とは言えないか。

 

「……てかげん、してね」

 

【任せよ】

 

 神様の言葉に満足した私は気を取り直してZ-BLUEに意識を向ける。

 

『可能性の光…だと?』

 

『つまり、ミユを返して欲しかったら力を示せってこと?』

 

『ふん。あの小娘も随分と厄介なモノに目を付けられたものだ。気を引き締めろよ、お前達。あのマジンガーは私達を潰す気だぞ』

 

 神様が放った宣言に戸惑うゼロとカレンお姉さん、一方C.C.オババ様は割と余裕っぽい。

 

『マサキ、この威圧感はただ事じゃニャいわ』

 

『まるで本気を出したグランゾンを前にしてるみたいニャ』

 

『サイバスターを通してサイフィスが警戒しているのが分かる。あれもラングランの予言にあった世界を滅ぼす魔神ってことかよ!』

 

『だが、あれには兜君とミユちゃんが乗っているんだろう。となれば撃墜はできないぞ』

 

『ゴオちん、どうするの?』

 

『なんにせよ、奴の力は途轍もない。ダンナー単体じゃあ歯が立たん。杏奈、ツインドライブだ!』

 

 警戒を露にするマサキさん達の隣で、ゴーダンナーが杏奈お姉さんの機体を身体に納める。

 

『ミユ! 大丈夫なのか?』

 

『すぐに助け出す。独り占め、厳禁』 

 

『綾波、そんなこと言ってる場合じゃないよ!』

 

 にぃにもメッチャ心配してるし、レイお姉さんは斜め上の方向で抗議の声を上げている。

 

 今、私をモフりたいって思いが凄く伝わって来たよ!

 

 あとでやっていいから、今は戦いに集中してね!

 

『ミーちゃん返せって言ってんだろうが! この幼女誘拐クソコテヤロウ!!』

 

 そしてトンデモない暴言を吐いているのが、一人でサイコハロを操縦しているひーちゃんだ。

 

 心配してくれるのはありがたいけど、もうちょっと落ち着こう!

 

「……ミユはだいじょうぶ。あと、こうじおにいさんも───」

 

 一度言葉を切って前のメインシートでコンソールに突っ伏している甲児お兄さんに目を向ける。

 

 ……あれ?

 

 今お兄さんの姿がブレて見えたような……

 

 しかも感じる生命力もさっきより全然増えてるみたい。

 

 これって怪我が治ってる?

 

「……こうじおにいさんもぶじみたい。いまはきぜつしてるけど」

 

 なんとか私達が心配ない事を伝える事が出来た。

 

 トンデモ展開の連続だったから、最低限これは連絡しておかないと皆心配するもんね。

 

『ミユ。さっきのメッセージはどういう事だ?』

 

「……あれはミユじゃない」 

 

 ブライト艦長の問いかけに答えると、またしても神様がメッセージを飛ばしてきた。

 

【我が名はマジンガーZERO、最終にして原初の魔神なり】

 

『ま…マジンガー……ゼロだと?』

 

『マジンガーが意志を持っているっていうのか?』

 

 神様の声を中継するとジェフリー艦長やオットー艦長は驚いていた。

 

【今までZの中で見ていたが、貴様等の脆弱さには呆れ果てんばかりであった】

 

『俺達がぜい弱だと!?』

 

『テメエ、もう一度言ってみやがれ!!』

 

 神様の挑発に怒りの声を上げたのは竜馬さんと忍さんだ。

 

 あぅ…私が言ってるわけじゃないからね。

 

 通信越しでも、そんな怖い目で睨まれたら幼女は泣くぞ!?

 

【偽神に竦み、宇宙に巣食うゴミムシすら満足に駆逐出来ぬ。それを脆弱と言わずに何と言う。宇宙にいた者達なら分かっておろう。我が巫女がおらねば、貴様等はあの石ころがこの地に落ちるのを防ぐ事もままならなかったではないか】

 

『石ころと言うのはフィフス・ルナのことか』 

 

『ちょっと待て! じゃあ巫女ってのはミユの事かよ!?』

 

 カミーユさんの苦い声に続いてにぃにが慌てたように問いを投げてくる。

 

【然り。我をZの器に降ろしたのはこの娘だ。故に我が巫女と定めた】

 

 ごめんよ、にぃに。

 

 チビを貰った時点で私は神様の巫女になっていたらしい。

 

【偽神とはいえ彼奴らが目覚めた以上、これからの戦は宇宙の覇権を懸けた神魔の領域に入ろう。そのような場で貴様等に大事な巫女を預けてはおけぬ】 

 

 そう厳かに語る神様。

 

 神魔の領域の戦い、それはきっとミカゲさんが言っていた天使と刃を交える最終戦争を指すのだろう。

 

 あの時に感じたビジョンと神様が見せたモノを思えば、Z-BLUEが…ううん、人間が勝つのは難しいと思う。

 

 それでも私は皆の可能性に賭けたい。

 

 きっと、この部隊にはそんな不利をひっくり返す可能性がある気がするんだ。

 

【だが我は知っている。貴様等は我から生まれた可能性の光であるという事を。なれば今一度我にそれを示すがいい】

 

『つまり、お前と戦えって事だな?』

 

 シモンの兄貴の言葉に神様は大きく頷く。

 

【然り。しかし我が本気を出せば貴様等もこの星も瞬く間に零へ還ろう。故にハンデをくれてやる】

 

『ハンデだと?』

 

【この試しで我が武器は一切使わぬ。この五体のみで相手をしよう。そしてこの身に一筋の傷をつける事ができたなら、貴様等の可能性を認めてやる】

 

 相良軍曹の問いかけに神様はトンデモない事を言ってしまった。

 

 皆相手に格闘だけで戦うつもりなの? それはいくらなんでも……

 

 けど、ミケーネの神を倒したのって神様の使うナンとか空手だったしなぁ……

 

『ワイ等相手にハンデと来たか。神か仏か知らんけど、随分とナメ腐ってくれよんなぁ!』 

 

 そして、こんな風に侮られる事を死ぬほど嫌う人達がZ-BLUEにはかなりの数いたりする。

 

 その筆頭が現役番長のミチルさんだ。

 

 彼の駆るバンカランは皆の中から前に出ると、神様の前に立って思い切りメンチを切って来た。

 

『しかも素手ゴロで勝負か。おもろいやんけ! そこまで言うんやったらワイがタイマン張ったらぁ!!』

 

 そう吼えるとバンカランは思い切り拳を振りかぶる。

 

『このいちびりが! デカい口叩いとったらイテまうぞ、コラァ!!』

 

 関西弁丸出しの叫びと共に放たれる特殊合金の右拳。

 

 けれど、それは神様の顔を打つ事は無かった。

 

機械道魔神空手・破魔独指!!

 

 それよりもはるかに速く、神様の人差し指がバンカランの喉を撃ち抜いたからだ。

 

『ごあぁっ!?』

 

 まるで玩具のように吹き飛ばされるバンカラン。

 

 彼等は宙を浮いていたクォーターの甲板に叩き付けられると、その動きを止めてしまった。

 

【一つ忠告してやろう。死力を尽くせ、でなければ貴様等はこの場で零に還る事になるぞ】 

 

 その言葉が引き金だった。

  

 Z-BLUEの皆から強烈な戦意が吹き込んできた。

 

 これが世界最強の部隊の本気……

 

 しまったっ!? ちょっとチビっちゃった!!

 

 クッ……さすがに幼女にあの圧はキツ過ぎたか!

 

 でも時と場合と言うのを考えて下さい、私の膀胱!!

 

 パイルダーのシートを汚すのは拙いと焦っていると、チビのキャノピーが開いた。

 

 そしてマジックハンドが取り出したのは、なんとパンツ。

 

 それって私のモノ?

 

 でもお尻の部分にデカデカと『Z』って書かれたパンツなんてあったかなぁ。

 

 小さな疑問が頭をよぎるけど、そんな事を考えている場合じゃない。

 

 もうファンネルとかミサイルとかビームが飛んできているのだ。

 

【心配は無用。巫女よ、安心して身を清めるがいい】

 

 神様はそう言うと襲い来る凶悪な弾丸たちを前に剛腕を身体の前に出した。

 

機械道魔神空手・強羅旋迅受け!! 

 

 そして綺麗な円を描く両腕は次々とミサイルやビームを撃ち落としていく。

 

 これだけ腕を振り回しているのにパイルダーに振動が全くないのは凄い。

 

 私はその隙にペロンとパンツを脱いでしまった。

 

 よかった、出たのがちょっとだったから服は汚れてないや。

 

 ホッとした私は脱いだ方でお股を拭くと新しいパンツを素早く穿いた。

 

 そして洗濯物をどうしようかと思っていると、それはチビが再びキャノピーへ入れてしまった。

 

「……せんたくできる? ありがと」

 

 何時の間にやら洗濯機能まで追加されているらしい。

 

 ひーちゃんといい、チビといい、みんな進歩しすぎじゃないかな?

 

 そんな事を考えていると、今度は神様を包囲するかのようにファンネルたちがランダムに動き回る。

 

 フィンファンネルにネオジオンにいた緑の人の黄色いファンネル、あの青いのはキラさんのドラグーンで緑色はロックオンさんのシールドビットか。

 

 さすがはアムロ大尉、即興にしては連携がすごく上手い。

 

 どのファンネルから口火を切るかな……あ!

 

 何かと繋がる感覚に驚いていると、円を描いていた神様の腕が素早く動いた。

 

機械道魔神空手・ヘルカッター!! 

 

 縦横無尽に振り抜かれた両の手刀、それが生み出す衝撃波は瞬く間に包囲していたファンネル達を粉砕してしまう。

 

 神様、今私と感覚を共有してファンネルの軌道を読んだ?

 

【うむ、高次予測の代わりにな】

 

 まあ、手加減してくれているんだから、少しくらいお手伝いしてもいいか。

 

 99%神様任せでも、みんなとの戦いを経験したら私もレベルアップするかもだし!

 

 そう考えた私は深く息を吐くと意識を切り替える。

 

 キャノピー越しに映るのはダンクーガを始めとして大剣を構えて突っ込んでくるスーパーロボット達。

 

 今回の役割は人間レーダーと光子力収集器だ!

 

 そんなワケで魔神・ゴー!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。