━━━━出会いは突然であった
それは小学生の時、両親共に仕事で居なかった為に、暇をもて余していた俺は、暇潰しにテレビをつけた時、俺の目に映った少女を見て、━━━瞬きを、呼吸することを忘れ、ただただ彼女に釘付けになっていた。彼女の声に酔いしれ、彼女の仕草にときめき、彼女の行動に憧れ、そして……彼女の笑顔に見惚れていることで、俺は恋を知ったのであった。
二次元に恋をした。それは多くの人々が一度は経験したことがあるだろう。しかし、時が経つにつれて、二次元との恋が叶わないと知り、
…
……
………
目が覚めた時、真っ白な空間に私はいた。そこには胡散臭い中年とその後ろにいる秘書のような美女が何やら話をしていた。私が起きたことに気がついた彼らは━━━
「━━━というわけで転生時間です」
「……説明も無しに何を言うんですかあなたは」ハァ
「えぇーだって、だって前に転生させた時はふざけすぎだって怒っていたじゃーん!」プリプリ
「だからと言って、説明しないでいきなり「というわけで」とかおかしいと思いますよ流石に。後その反応キモいです」
「部下からの悪口に傷ついた私はsan値チェックです」
━━━まるで夫婦漫才のようなやり取りを見せられるのであった。どうしたものかと考えていると
『……待たせてしまったことは謝罪しますが、夫婦漫才という点に関しては訂正を求めます』
私の頭の中に声が直接流れ込んできた。
『ふふ驚いているようだな、まぁ私たちからしたら君の頭の中なんて、まるっとお見通しなのだよな!!』ドヤァ
「そこにいる
「ちょっと今私に変なルビ振ってなかったかな!?」
彼女から説明受けて、此処が死後の世界であるという事と、彼らは神様とその部下であるという事、そして死んだ私を新たな世界へと転生させてくれるという事らしい。転生できるということはもしかして彼女の元に━━━━
「残念ですが、あなたの転生先についてもう決まっています。ですので」
「悪いけど、君の愛しの彼女の元には行けないのよね。」
「っう……な、ならば転生特典というもので」
「それも無理、特典は武器や容姿、そして能力を与える物だからね」
バッサリと切り捨てられてしまった。新たなる人生か……フッ
「……彼女の居ない世界に私は生きる意味を見出だせない。なので私には━━━」
行けないと伝えようとした時
「ハァ……君の愛には負けたよ。しょうがない転生させてあげるよ」
そんな声が聴こえてきた
「いいんですか!? ありがとうございます神様!!」
「な、何を言い出しているのですかあなたは!? そんな事は━━━━」
「ステイ、ステイ落ち着きなさいな。話は最後まで聞きなさいよ君たち」ヤレヤレ
「……よし、落ち着いたね。転生させてあげるけど条件がある。それを君がクリア出来たのなら、そのときは君の愛しの彼女の元に連れて行ってあげるよ」
「どんな条件であろうと私は……俺は乗り越えて見せる!!」
さぁ来い!!何だって乗り越えてやるそう思っている俺に神様は言った。
「いいかお前が今から転生する世界で彼女以外の女性に恋をしてはいけないよ。それが達成された時は約束通りに次の転生先は彼女がいる世界に行かせてやろう!!」
「どうだ出来るか?」ゴゴゴゴゴ
何を言い出すかと思えば……
「俺の全ては彼女為にあるんだ、そんな事は余裕だぜ!!」
「うむでは転生時間だよ……君がこの事を思い出すのは小学生の卒業式の夜だよ。それまでに恋をしたとしてもノーカウントだから安心してね。安心院だけ━━━
その声を最後まで聴き取る前に意識を失ってしまうのであった。
「……一度転生した者がもう一度転生出来るという話、私は一度も聞いたことはありませんが出来るのですか?」
「……」
「……」
「……だ、大丈夫あの世界なら、誰だって恋をするはずだよ!!」
「……」ハァ
「そうだ彼の転生特典をアレにすれば問題解決だ」
(失敗しそうですね)
果たして彼は、この試練を乗り越えることが出来るだろうか?そして彼の転生特典とは一体?次回に続く!!
次回キャラ紹介とこの小説進み方について説明させて頂きます。