というわけで遅れて本当に申し訳ありません。次のアマゾン回は今より速く投稿します!!
注意!
この回、3人以上辛い目に合います(ネタバレ)
葉隠ちゃんは透明です
:場所を移して2回戦
Bトリオのメンバーは遠距離にも対応している轟と探知能力とパワー特化の障子君、近距離オールランダー尾白君の3人で実にバランスが取れている。
私はそう考えながら今回の相棒に向き直る。
葉隠透ちゃん、個性は見ての通り
なんと手袋とブーツ以外付けてないのである(重要)
実にマーベラス!!だが、それ以上に風邪とか引かないか心配である。
さっきも椅子が冷たいのか、お尻?辺りを擦っていた(それを見かねて、みのるが巻いていたスカーフを葉隠ちゃんに差し出して下に敷いていた)
今度お父さんにどうにか出来ないか相談してみるとしよう。
「さあ少女達!時間は有限、隣の建物に行ってさっきのチーム同様、5分間の時間を与える!どう使おうと自由だ!そして5分間過ぎたらスタートだからね!?はい、地図と小型無線」
『はい、じゃあ行ってきますね』ウィーガシュガシュ
「行ってきまーす!!」ブンブン!
地図を渡されたIチームは新しい建物にむかう。リンドウはその鉄に覆われた体特有の重い足音を立てながらのっしのっしと進む。もう1人は透明さを感じさせない程に騒がしく腕をブンブンと元気にふりながら天水粘に着いていった。
「君達も隣の部屋で待機して4分後、隣の建物に向かってくれ!はい、これ地図と小型無線ね。…その……うん、がんばれ…!」
「?はい、ありがとうございます」
さっきとは打って変わり、オールマイトはトリオに対して最後、重苦しい雰囲気で地図などを轟に渡し、隣の待機部屋に行かせた。
皆、オールマイトの歯切れの悪さに疑問を抱いたが思い当たる節は無い。
だが、一人だけそれに気づけた者がいた。天水粘の幼馴染みで長年の相棒、峰田である。
葉隠にスカーフを返してもらってまき直した後、
「ズズッ、あのオールマイト先生…ズッ!もしかしてリンが作ったシリーズ物見たんですか?ズゥーッ」スンスン
「…うん、そうなんだよ峰田少年。ちなみにV3とクウガ、龍騎などを見せてもらったんだ。どれも素晴らしかったのだが…ねぇ?」
「あっ…(察し)」スン…
峰田は即座に理解した。オールマイトはクウガのメ・ギャリド・ギによるピーピーバックシマスや龍騎に出てくるサイコパス犯罪者王蛇筆頭、あのシリーズの過激な回の数々を見て懸念しているのだと。
実際、リンドウが手がけている仮面ライダーシリーズは本来の原作とは微かに違い、この世界基準に強くしたアクションや過激さ等を違和感なく落とし込んでいる。
「だ、大丈夫ですよね?」オロオロ
「う~ん…どうかな、
峰田の心配を他所に、天水粘と葉隠の準備はどんどん進んでいった──
─────────────────────
あれから5分後、2回戦は始まった。今は正面入り口に入ってすぐの所で、Bトリオの障子は個性:複製腕の先端を耳に変え、情報収集をしている。
「……」ピクピクッ<(『フフフ、インビジブルドーパント(葉隠)!左の方の階段は潰してきた?』ウィーン
「うん、ばっちりだよ仮面ライダー(天水粘)!2~4階フロアの椅子とか机とか全部積んできた!これで退かすのにも時間は掛かるし、相手は遠い右の方の階段を使うしかなくなるね!そっちの罠の方は?」ヒタヒタ
『各階に仕掛けて来たよ!あっちは私が体の一部をちぎって操作出来るなんて思わないだろうからね、時間まで粘らせてもらおうか…!』ガシュンガシュン)
障子の複製腕は以外にも高性能。天水粘達の会話、罠、足音、会話している位置は丸わかりであった。障子はそれを他の2人に話して情報を共有。
「なるほど、天水粘と葉隠は4階フロアか、どうする?天水粘の罠はわかるかぎり進路方向に5つはあるんだろ?いちいち相手してたら時間が…」
「関係ねえ…2人とも、危ねぇから外に出てろ。向こうは防衛戦のつもりだろうが…」
轟はそう言って障子と尾白を一旦外に退避させる。入り口近くにいた見たことのないバッタも冷気を感じ取ったのか、ぴょんぴょんとどこかに跳んでいく。
パキィ…パキパキ…
「俺には関係ない…もう入ってきていいぞ」
「建物全体が凍った…!(敵の方じゃなくてよかったぁ~)」
「4階フロアは…」ピクピクッ<(「あ…足が、痛タタタタ……!!」『か、体が!罠まで凍って動けな…!……ハァ、結局こうかい?……』ウィ-ン)
障子が複製腕の耳で確認したところ、最後はよく聞き取れなかったが、どうやら2人は無力化されているようだ。彼は複製腕を口に変え、そのことを伝える。
「轟、尾白。向こうの方は無力化できたよu
ドシャッ…
ん?…!!?」
「な!!!」
「……ぁさん…?」
障子の言葉を切るように生々しいナニカが叩きつけられる音が響き渡る…
2人が見ている方向に障子は目を向ける──
そこには、仰向けで大量の血を滲ませている、妙齢で長く青み掛かった白髪の女性が倒れていた。その女性は、時々思い出したようにピクリと動くだけ…
顔を青くさせて突然のことで動けない2人を他所に、2人以上に顔を真っ青にし、どこかふらついた足取りの轟はその女性に近づく。
女性は気がついたのか、轟や尾白達に顔を向ける。苦痛と恐怖に震え、助けを求めているのか、涙を溜めながら口を開く。
「ヒー…ろぉ…おお…
お…
お前…ちの……せい……!!…早く……ゆる……さ………」
否、その口から漏れたのはは助けを求める声でなく、憎悪と怨嗟の声。女性は悪鬼の如き眼で轟達を睨みつけ、
「う…」
「…轟!
「違う…俺は……」
この空気の中、すぐに正気に戻った障子は女性に近づいていた轟に注意を促す。しかし彼は一層顔を青くしながら震え、只の水たまりになった
「あっ…うん(諦め)」
「お、オールマイト先生これは」
「やめさせた方がいいのでは?」
「いや……いいかい、少年少女達…しっかり見て学んでおくんだ。彼女が演じる、真に小賢しいヴィランのやり方を!」──
『(おや、あの適当に作った人形…轟が一番効くとは以外だったね。予想では尾白君や障子君が一番ダメージ受けると思ったんだけど…)』
窓側にいた葉隠ちゃんに人形を落としてもらった後、私は予め開けておいた窓から音無く違う階に滑り込んだ。そしてBホッパーの映像を見ながら、初手の精神攻撃の結果と始まる前に話し合って決めたプランBの決行を葉隠ちゃんにL○NEで音を立てないように送る。
さっきのやりとりや音はダミー。本当は私が持っている2台のスマホ(1つは普段用、もう1つは撮影仲間とバイト等で使う用。)で始まった瞬間からやりとりをしていた。まあ、もう使わないんだけどね…
『(…轟も正気に戻った。そろそろ3人がA地点にくる…)』スッ
「(離れて待機だね?了解!…寒い)」
私はA地点である1階の真ん中のドア前に来た轟達に奇襲を仕掛ける──
『オイゴルァ!!…ってあれ?!ちょちょっ、開かない!??』ガチャガチャ
「「……」」「……ええ~…」
辺りに微妙な空気が流れる…。尾白君に至っては呆れている様子。
…いやいや、大丈夫だよ!?尾白君、今行くからね!!?そう思いながら私は握り直す。
ガチャガチャ『こ、この…ドアめ!全然引いても開かないんだが!?』
「いや、押すんだよ…」「ハァ……」「……(さっきのは所詮虚仮威しだったか。……だが…俺はあの時)」
『え?押す?あ……こ、こうかな?』ガチャン
そう言われた私は、尾白君に言われた通り、私は堂々と
『ロボパンチィ!!!』ボゴォ
「ふお!!?!ぐえア゙ア゙ァアァァ!!」
「な…!?なんだと!!」「…ハッ!尾白ォ!」パキパキィ!
轟は咄嗟に私を壁越しに凍らせて来たが、スーツの表面に纏わせておいた私の濃い粘液でそれを回避。
『フフフ…見たか
「クソ、離せ…ファ!?な、なんだよソレ!??た、助」
『まあまあまあ尾白君!安心して♡身を任せて♡私は(自称)触手縛り1級の資格を持ってるんだ!だから暴れないでほら大人しくして?大人し…いいから逝けオラッ!縛られながら気絶しろ!!』ウジョルルル
素早く尻尾すら動けなくさせるようにスーツの隙間から出した触手(千翼仕様)で縛り上げた後、口にも触手を這わせる。
「
「(右端の部屋までだよね?よいしょっと!うう、ちょっと重いなぁ…ああ^~尾白君暖か~い)」ズルズル
よし、堕ちたな(確信)
「この中は…ロッカーと段ボールだけ…(ロッカー等の中を凍らせても反応無し。後は
「尾白、今助ける!」
「待て!…上の穴は狭い。もし天水粘がそこで待ち伏せをしていたら俺達までやられる…階段から行くぞ」
「~~!!…クソっ…わかった!」
「なんで?…なんで?…(なんでBトリオには女がいないんだー!!)くうっ!(血涙)」
「ひ、ひでぇ…」 「人の所業に非ず」<「ヒクワー…」
「入試の時もそうだったけど…リンちゃん、やることが派手だなぁ(
「ケロ?リンちゃん、今なら確保テープを巻き付けられたのにどうしてやらないのかしら?」
「…もしやっ!天水粘君は尾白君を使って…」
「うむ!嫌がらせで十中八九、人質にするだろうね!…おや?……な!!こ、この声は…」ガタッ
「?」「どうしました?」
「…いや、気のせいだっだよ!(まさかな…うん、ナイナイ…そんなはずないよな…そうさ、そうに決まってる)」
あちらは葉隠ちゃんと私が積んだバリケードを越えて(結局両方の階段に積んでおいた)2階に来た。今は右端の部屋を過ぎて今見えた所だ。
残り8分、私の1番得意な声優と漢方中国人のおじさんから教えて貰った気あたりで出迎えてやろう!
縛り付けたのを傍に置いて…さあ、ショータイムだ!
「見つけたぞ!」
「天水粘、尾白を離せ…」
『おやおやぁ…お急ぎのようで…どうされましたかなヒーローの方々?…ああ、もしかして上にある
「……(尾白…なんて姿に…)」
「…ッ(なんだアレ?…どうやって縛られてんだ?)」
ソロリ「(来た!白い息が出ないように浅く!)」
障子君と轟は俺の殺気に当てられたからか、脂汗を流すだけで口を開かない。よし、徐々に殺気を増やしていこう…
『だんまりかぁ…(ネットリ)まあ、最初の質問には答えてあげよう。何故こんな惨いことを…だっけ?それはね、最初の大規模氷結で
「ん?……??」
「何を…言ってるんだ…?」
『うん、そこら辺のチンピラだったら効いただろうが、
「ッ、それは『そんなヴィランに対して、女性に自由はなかった…女性に選択肢などなかった!君のせいであの人は!!悲惨な末路を辿ったのだ…』
ソロリソロリ…「(後2m!口の中のテープを準備!)」
「──っ、違……そんな…ことは……!」
「轟!!耳を貸すな、天水粘の思う壺だ!それに時間が後6分しかない!」
「!!……すまねえ、障子。もう大丈夫だ」
『ほう…』ピカッ
ササッ「(っ!目が光った!範囲攻撃の合図…ちょっと後ろの角で待ち伏せよう)」
…くっ!後もう少しで捕まえられたのに!仕方ない…
ドサッ「こ奴は後ろに置いてっと!』シャコッ!
俺はベルトの青い歯車をスライドさせ、その中のスイッチを押して歯車を戻す。そうすることで私は今の状態から
ピッ!シャコンッ『キャストオフ…』キャストオフ
作動したことによりロボ装甲の繋ぎ目は次々と緩んでいく…そして体の圧縮を前方だけ解放してロボライダーの装甲をベルトの一部以外、全て弾き飛ばす!…が、全て氷結によって防がれてしまう。
「すまない轟。天水粘め…どれも卑怯な戦法ばかりを」
「…あいつはそれだけヴィランに徹しているってことだ。障子、隙を作ってくれ。天水粘全体を凍らせる。そしたら尾白を頼む」パキパキ…
「わかった」
「卑怯と言うか…ならばそれが君達の敗因だ…!私は怒りの
お母さんの意見を取り入れたせいで女性らしい体付きのバイオライダーになった俺は、早速バイオライダーの武器を出すためにベルトバックルの真ん中に両手をかざした後、左側にあるボタンを叩きながら居合いの体勢をとる。
カチッ「バイ゙オ゙ブレ゙ード!」
今回は訓練のため、相手に必要以上にダメージを与えないよう一回だけボタンを押してセーブモードのバイオブレードを出す。
こっちでは青い鞘に収まっていて相手を斬ることはなく、必殺:スパークカッターも出せない。
ちなみに抜いた状態を出すには連続でボタンを押すことで出る。
「覚悟!!」
ソロリ「(轟君の近くに!…早くう!寒いよ~!)」
俺がバイオブレードを取り出したその隙に、障子君は駆け出した!後ろでは轟が氷結の準備をしている。ならば…!
ガシッ「障子君、はいパス!」ブンッ!
「…ンモ?フォ、モオォオオ!?」
「うお!?」
突然、俺が人質を投げ渡してきたことで障子君は驚き、攻撃の体勢をやめてしまう。
「よっ」
「オ゛ヴっ!」
そして人質に付けておいた触手を引っ張り、人質と互い違いになって前に出た俺は、障子君の腹辺りにバイオブレードをそっと当て、痺れた所で腹に軽い掌底を打ち込む。
バチチッ「があぁああぁ!!」
「そら!」
「うぐッ!」
バイオブレードはセーブモードでも改造したスタンガン並みの電気が流れている。そりゃあ叫ぶのも仕方ない。私も最初の頃はその程度の電流で泣き叫んでたものだ…
押した後、人質の傍に足を密着させるように着地して転がっている人質を踏みつける。
「天水粘、お前!」
「へぇ…
「(早く、息が辛くなってきた!)」フッ
「やめろ!!よせ!」「くっ…!(近すぎる!今
「!…ハハハ!守る物が多いと大変だなァヒーロー!!」
さてぇ…
「コレの命が惜しいのだろぅ?大人しく確保テープを自分でつけてもら「むゔゔん゙!!!」おぉおお゛う!?」ベチャッ
「(よ、ようやく来た!)」
「尾白!」
「っ!!!(今!)」パキパキパキパキ!
「Guaaaaaaaa!!!!!」パキパキン…
しかし俺は動けなくなる。いつの間にか解けてしまった人質の尻尾により足払いをかけられ、轟によって顔以外全て氷結されてしまったからだ。
悪の手から脱した人質は、障子君によって触手の拘束を解かれている
「ふう…(何とか天水粘を拘束できたな…)」
「(油断した!巻き付ける!うおおおおお!)」シュルン
「ガ…アガ…」
「尾白、大丈夫か!」
「げほ、げは!すまん2人共、俺…」
「いや、気にするな。天水粘は拘束した。後は上の核を確保すればいい」
「けど障子、俺…俺!」
ザザ『轟少年!確保テープにより行動不能だ!』
「なっ…」
「ブハーー!!ハア-ハア-!やったあ!轟君を捕まえたよ!!リンちゃん、ハア-ハア-!はあ゙あ゙…さ、寒いいぃ…」ガタガタガタ
轟は突然のことで理解が追いついてない様子。彼は声がする左下に目を向けると足首には確保テープが巻かれていた
ヨロヨロ「俺のせいで、ごめん…本当に…!
すまないなぁ
「クソッ…囮か…(畜生!!!…こんなんじゃクソ親父を越える以前の問題だ…!!)」ギリリ…
「天水粘?…なら尾白はどこに」
ザ『尾白少年!確保テープにより行動不能!』
「!!」
「触手はテープを巻き終えたか……そうそう、彼なら葉隠ちゃんが右端の部屋に運んでくれたんだ。君達が通り過ぎた右端の部屋にね?」
「なん…だと…?」
そりゃあ今は敵役とはいえ、同級生を盾に使ったり足蹴にするわけにはいかないからね…
え?触手?あ、あれは必要なことだったのだよ!コラテラルダメージというものです(メソラシ
…俺はバイオブレードは仕舞ってBトリオ最後の1人、障子君に向き直り少し半身になりながら構える。
障子君には敬意を表して、もっとギリギリを攻めていこう。
シュン!「後は障子君…君1人だけだ。降参は…しないのだね?」
「(負ければ俺は、尾白のように…)む、無論だッッ」
「そうか…なら俺はもう変形はしない。君が1人でも戦うと言うなら、こちらも1人で戦ってやろう…!!」
「面白い…受けて立ってやる!!(震え声)」
聡明な彼は直ぐに理解し、拳と複製腕を構える。
残り3分、彼1人で時間までに場所の分からない核兵器を探し出すことは難しい。
たとえ目星が付いていたとしても
ならば探すよりも、俺達を倒した方が効率的だ。
「(何より天水粘は変形させないと言った。嘘かもしれないが、本当なら勝てる可能性があるかもしれない…!)」
「「(それに…)」」
「なあ…大丈夫か?…上着、貸すか?」
「へッ……げげ元気…イッパイ……ダゼ…ヘッ…ヘッ…ヘッブシュ!!!」ガチガチガチ…
直ぐに終わらせて
「…!」ダッ!
俺が葉隠ちゃんの方を見た隙に障子君は駆け出す。
俺もそれに合わせて体を横回転させながら飛び上がり、障子君に蹴り込む!
「ライダァー!スクリューキィック!」ギャリィ!!
障子君は予想通り、俺のキックを軽く体を引くことで回避。代わりに床が綺麗な螺旋状に削れる。
直ぐに障子君は右複製腕で後ろの壁に手を付きながら左複製腕ごと三連続計九発同時の変則ジャブを放ってくる。
「ヒッ……ジャッ!!!」
「ふっ、せいはぁっ」
そちらは最小限の回し受けで対処、反撃で左複製腕の一部にダメージを与えるために左膝と右肘による
サァ「ッ!!~ア゙ア゙!!!」ひゅ…「ふん゙ん゙ン!!」ガギン!!
…1コンマ遅く、素早く手を引かれて攻撃失敗。
早いなあ障子君、巨体の割には動けてるね。←
障子目蔵の身長:187cm
「(ぐぐぐ…いや、怖じ気づくな俺!)…うおぉおおおぉお!!」ブオ!!!
俺が体勢を戻したと同時に頭から行くような3本の同時右ストレートを障子君は放ってくる。ふーん……
っしゃあこい!!!
ドゥン!!!「…」
「(!!…しまった、つい全力で!…だがこれなら!!)はあはあ…やっ」
「……軽いな、困惑と恐怖が多く混じっていたぞ?それに個性で物を言わせ過ぎている。」
「…(そんな…痛がってすら…)」
「だから…本物のパンチというものを教えてやる──」ギシィ…!
「あ…ああ…(絶望)」
障子君は後ずさりし、首を横にふるふるとわずかに振ふっている。そんな彼の目には、信じられない物を見たような様子が伺える。なんかひぐ○らしの小○比木みたい。
う~ん、腰は少し乗ってはいたし身体全体も恵まれているのになあ…これでは宝の持ち腐れだ。よし、今お手本を見せてあげるね!
俺は少し離れ、腰を少し落とす。左手は前構え、右手は腰辺りに手の甲を付けるように置く。
「らい…!だあああああああ……!!」
そして左手を引くと同時に右を出しながら重心と力を、足先、踵、足首、膝、腰、脇、肘、手首と瞬時にいれていく。最後の拳に伝わった時、彼の眼前に放つ!!
「う…お(強……!…速…避……動か)」
「マッハパンチャァ!!!!」パァンッ!
「──」ズルズル…
何かを叩いたような音が響き渡る…
だが崩れ落ちた障子君にはダメージはない。拳は障子君の目と鼻の先で止まっていたからだ。
精々、今の音速の壁を殴った時に出た破裂音で耳が少し痛い位だろう。
さて、じゃあ今の内に葉隠ちゃんに預けてあった確保テープを渡してもら…あれ?インナー姿の轟だけで葉隠ちゃんがいない?いったいどこにい
「り、リリリンちゃんんん!今巻きき付けるね…!ズズズッ!」シュル!
「っっあ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙!(cv:叫ぶマーモット)えっ?!!」
「ちちチームでっヘッブシュっ!!」
振り返ると、そこには轟の上着を
葉隠ちゃん……
それを視認した俺は起き上がろうとした障子君の足を捻り上げ、複製腕の反撃が葉隠ちゃんに来ないように両足で複製腕をがっちり掴み、捻り上げている膝を葉隠ちゃんに向ける。
「よっしゃい!そら!!」ミシミシ…
「がああああ!!!1人じゃないのかあ!!」
「1人で戦ってあげたでしょ!捕まえるのは1人じゃない!チームでだ!!」
ええい!
「今だ!葉隠ちゃん!!」
「ズズッおおお!ライダアアアア!!」
『(散々相手を追い詰めた挙げ句、探索パワータイプに探索パワー+αで勝ってまだ幾つも策を残しているとか…)障子少年、確保テープにより行動不能。うん…敵コンビ
─────────────────────
放課後:1-A教室
ズゥーン…「(この俺が…エロスの申し子のこの俺が…女と二人きりで訓練の会話しかしないなんて…女体すら触ってないなんて…)」
シーン…「(この私が為す術もなく捕まってしまいそうになる上峰田さんが解決され、私が半分以上何もしないで勝利なされるなんて…こんなことではトップヒーローはおろかプロにすらなれないかも…)」
「さっきからあの調子ね。二人とも、私達に勝ったのにどうしたのかしら」
「わからん」<「ドウシタンダロナー」
他のコンビ達も訓練を終えた放課後、1-Aの教室では反省会をやっていた。もちろん私もいるぞ!
「午後のヒーロー基礎学、緑谷達と天水粘達のが一番凄かったな!」
「おう!緑谷達の訓練を見せられたらこっちまで気合いが入ったぜ!」
もう~切島君と砂藤君!照れちゃって体が維持できなくなっちゃうからよせやい!
「天水粘達の奴は別の意味で気合いが入ったな…」
「気合いってより、覚悟とか考え方を改めさせられたよね」
「まあ、あれハ葉隠ちゃんが半分以上考えてくれタおかげだヨ」
「もう、謙遜しちゃってー!リンちゃんがいなかったらとりあえず脱ぐだけであんなに考えつかなかったよ!」
…まあ、そうなんだよな。彼女は同世代より身体能力が上なのと見えないというアドバンテージはあるがそれだけ。言うなればまだ一芸タイプだ。
だからこそ、私は彼女に考えさせたり思考誘導した。
「『轟君の氷結範囲や障子君の性能、尾白君の強さがわからない今、それだけでは負ける。籠城しつつ各個撃破とかどうかな?』って言われてあっ!確かに!って思ったんだ~!」
そこから彼女はバリケードの設置を発案したり、ロボパンチの所では切れ込みを入れて穴を狭くしたらどうだろうと提案したりとよく考えて行動していた。
どうしてそんなに考えてついたのか聞いたら彼女曰く、“ホームア○ロン”を見ていたかららしい。
「つーか最初の5分の時にベルトに差し込んでた注射器?ってなんだ?あれ打ち込んだ後、ものすげえデカくなったけど…」
「ん?ああ、“アマゾンインジェクター(仮)”のこト?あれは私をパワーアップさせる栄養剤とかガ入ってるんダヨ」
ちなみに今回使ったインジェクターの中身は昼間、はちめちゃんからもらったローヤルゼリー(500mlくらい)が入っていた。
それで増やした細胞は人形生成や音出しの他、1階のロッカールームの向こう側に置いた核兵器が見えないように壁を作ったり、バリケードの家具を運ばせたり、拘束した尾白君を寝かせるベッドを作ったりした(葉隠ちゃんは最初ここに乗って氷結を回避した)
それを説明した時のBトリオはポカンとした顔をしていた(特に轟)
「おお緑谷来た!!!おつかれ!!」
切島君の声がした入り口の方を振り返ると、右手にギブスを付けた緑谷君が教室に入ってきた。
緑谷君に気がついた子達もわらわらと集まってきてる。
…あっそうだ。
「ん…もうこんな時間ダ。私お母さんに買い物頼まれてるから帰るワ(大嘘)」
「そうなの?じゃあねリンちゃん!また明日!!」ブンブン
「うん、じゃあネ~!葉隠ちゃん、皆~」ヒラヒラ~
そう言ってカバン型のキャリーバックを担いで教室を出た後、急いで学校を出て木の陰に隠れる。体の中に仕舞っていたビデオカメラ(撮影でも使う最新式)を準備し終わって少し後、近くまで来た目的の人物達がやり取りを始めた。
「かっちゃん!!!」
「ああ?」
「これだけは君には言わなきゃいけないとおもって…!」
そう、緑谷君と小僧のあの会話である。これも撮っておかなきゃと思ってね!
私が撮影しているとはつゆ知らず、二人は会話を続ける。
……あ゙あ゙~!!!いつまで引っ張るんだクソ焦れってえな緑谷君はぁ!小僧もイライラしてるぞ!!もう俺イヤラシイ雰囲気にしてウコチャヌp──
「だから──」
お!
「いつかちゃんと自分のモノにして、“僕の力”で君を超えるよ」
よし来たぁ!
緑谷君の発言に一瞬ポカンとした後、小僧は歯を食いしばり、ダムが崩壊したように感情が溢れ出す。
「だからなんだ!?今日…俺はてめェに負けた!!!それだけだろが!それだけ……」
「氷の奴見てっ!敵わなねえんじゃって思っちまった…!!クソ!!!ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった…それにあのクソスライム女にも恐ッ勝てねえって3度も…何度も思っちまった…!!!!クソが、クッソ!!!」
うんうん…うん?最後の私か?おい小僧!私のことなんつった許さんぞ!?
「なあ!!てめェもだデク!!こっからだ!!俺は…!!こっから…!!いいか!?俺はここで、一番に
「(うん、超許すぅ! ンハァ~~青くっさぁ♡…くっさ~ありえない♡…最高、青春(語彙力喪失))」ドロォ…
私は犬やサボテン、サッカーボール等を抱えて爆発小僧に飛んでいってるオールマイトを横目にビデオカメラの撮影を終える。
「「ふぅ~…(恍惚)…ん?」」
撮り終えてため息をついた時、隣の木からもため息が聞こえた。
そちらの方を見るとそこには恍惚な表情をしたミッドナイト先生が。エッチダ…
手には私が持っている奴と同じ機種の最新のビデオカメラが握られている。あっ、ふーん…(察し)
「ミッドナイト先生」
「あなたは、0Pアームズの…(そして…あの3位のと同じ中学の…)ハッ…」
私の持っているビデオカメラを見てミッドナイト先生も察しがついたようだ。
「「ふっ……」」スタスタ
「「……フフフフ」」ガシィッ!!
「私、好きなのよねェ…あーゆー青いの…!」
「フフ…かく言ウ私も青臭い青春好きでネ!」
その後、お母さんに「お友達と食べに行く」と電話をし(ヒーちゃんが抗議していた。すまん!)、ミッドナイト先生の住んでいるタワマンに遊びに行くと、さっき撮った映像やBホッパーで撮った物を説明しながら見て
結果──
「アオいいよネ…」ドロォ…
「いい…」ウンウン
多くを語らずとも通じ合う友となったのである!
だが時間は有限。外はもう五時間もすれば
「あ…それでハ、ミッドナイト先生。そろそろ私帰りまス」
「あら、もうそんな時間?は~楽しかったァ!ン~~ッ!!じゃあ、家まで送ってあげるわ」
「そんな、悪いですヨ」
「もう、いいのよ
「フフッ、そうだったネ…!それじゃあお願イ
「ええ、任されたわ!」
こうして地元まで
主人公装備紹介!(一部)
【ロボライダー(お父さんが意見した結果)】
・ベルト(キャストオフすると変わる。両側面には、計6本のインジェクターを入れる板が付いている)
・オールマイトの80%に1回耐える程に超頑丈
・熱に強く、耐える温度は3000度
・しかも熱をある程度吸収して電力に変えることができる(キャパを越えると使えなくなる)
・手の甲内のスイッチを押すとロボライダーお馴染みのあの武器が現れる(弾は電力で賄っている)
・キャストオフ(緩むだけ。主人公が圧縮を解放して遠距離武器としても使える。)
【バイオライダー(主人公とお母さんの発案)】
・ベルト以外は付けてない
・ベルトの信号により変形等をやめた途端、瞬時にバイオライダーの形を取れる
・体を変形させたりすると一緒にナノマシンの集合体であるバイオベルトも変形する
・熱に弱い(2000度以上で焼ける)
ちなみにミッドナイト先生は青春のこと以外でもリンドウに色々聞いている模様(同じ中学の同級生のこと等)
次回、ようやく私も待ちに待ったアマゾンズ回!!